JP2014153875A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者が真に認識している視認対象物を検出し、移動体と障害物との衝突危険性を正確に判断するための情報を提供する。
【解決手段】移動体の周辺に位置する障害物を検出する障害物検出部10と、移動体の運転者の両目の視線方向を示す視線ベクトルを特定する視線特定部20と、障害物検出部10が検出した障害物と、視線特定部20が特定した運転者の両目の視線ベクトルとに基づいて、運転者の両目の視線ベクトルの交点に位置する障害物を運転者が視認する障害物と判断し、当該運転者が視認すると判断した障害物および障害物検出部10が検出した障害物に関する視認情報を生成する視認情報生成部30とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両などの移動体と、歩行者や自転車、二輪車などの障害物との衝突危険性を示す情報を提供する技術に関するものである。
従来より、道路上を走行する車両などの移動体と、歩行者や自転車、二輪車などの障害物との衝突の危険を検知し、移動体の運転者に対して警告を行う運転支援装置が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、車両を運転する運転者の眼球位置から運転者の視線方向を検出し、歩行者の位置と運転者の視線方向とに基づいて運転者が歩行者を認識しているか否か判断し、運転者が認識していない歩行者が所定の警告範囲内に進入した場合に運転者に警告を促す物体警告装置が開示されている。
特開2006−27481号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術では、運転者の視線方向を運転者の単眼のみから検出しているため、視線方向に複数の障害物が存在した場合に、当該全ての障害物を認識していると誤った判断を行う場合が存在し、運転者が真に認識している視認対象物を高精度に検出することができないという課題があった。さらには、運転者が認識していない障害物に関して適切な警告を実施することができないという課題があった。
また、近年ではHUD(Head Up Display)や携帯端末の普及によって、運転者が様々な情報表示領域に視線を移動させる場面が多々存在し、当該情報表示領域と障害物との視線方向が重なった場合にも、重なった障害物を認識していると誤った判断を行い、運転者が真に認識している視認対象物を高精度に検出することができないという課題があった。さらには、実際には運転者が認識していない障害物に関して適切な警告を実施することができない事態につながるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、運転者が真に認識している視認対象物を検出し、移動体と障害物との衝突危険性を正確に判断するための情報を提供することを目的とする。
この発明に係る運転支援装置は、移動体の周辺に位置する障害物を検出する障害物検出部と、移動体の運転者の両目の視線方向を示す視線ベクトルを特定する視線特定部と、障害物検出部が検出した障害物と、視線特定部が特定した運転者の両目の視線ベクトルとに基づいて、運転者の両目の視線ベクトルの交点に位置する障害物を運転者が視認する障害物と判断し、当該運転者が視認すると判断した障害物および障害物検出部が検出した障害物に関する視認情報を生成する視認情報生成部とを備えるものである。
この発明によれば、運転者が視認している対象物を精度良く検出することができ、移動体と障害物との衝突危険性を正確に判断するための情報を取得することができる。
実施の形態1による運転支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1による運転支援装置の視線情報を用いた視認対象物の特定を示す説明図である。 実施の形態1による運転支援装置が生成する視認情報の一例を示す図である。 実施の形態1による運転支援装置の視認情報に基づく3次元ベクトルを示す図である。 実施の形態1による運転支援装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2による運転支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2による運転支援装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3による運転支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3による運転支援装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3による運転支援装置のその他の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による運転支援装置の構成を示すブロック図である。
運転支援装置100は、障害物検出部10、視線特定部20および視認情報生成部30で構成されている。
障害物検出部10は、センサ情報取得部11および通信部12を備え、道路上を走行する車両などの移動体に対して障害となりうる歩行者や自転車、二輪車などの障害物に関する情報を検出する。検出された障害物に関する情報に基づいて障害物のID、位置、移動速度、加速度を示す障害物情報を生成し、視認情報生成部30に対して出力する。
センサ情報取得部11は、例えば車両の前方に位置する障害物に係る情報を取得するカメラやミリ波レーダなどで構成される前方障害物検出センサである。通信部12は、外部通信機器と通信を行い、例えば車両の前方に位置する障害物に係る情報を取得する。外部通信機器としては、例えば障害物が保有する携帯端末、路上に設置された路上機、車両に搭載された車載機などが想定される。通信部12の通信方式は種々適用可能であり、例えば5.8GHzや700MHzの無線通信、無線LAN通信、携帯電話通信、BlueTooth(登録商標)、Wimax通信、テレマティクス通信などが適用可能である。
視線特定部20は、運転者の両目の眼球情報に基づいて運転者の視線方向を示す視線ベクトルを特定し、視線情報を生成する。まず視線特定部20は、眼球に赤外光を照射し、照射した赤外光の反射波が返ってくるまでの時間を用いて、眼球に映るプルキンエ像の位置から両目の眼球位置を特定する。次に、特定した眼球位置から両目の視線方向を示す視線ベクトルをそれぞれ演算し、演算結果を視線情報とする。
図2は、この発明の実施の形態1による運転支援装置の視線情報を用いた視認対象物の特定を示す説明図である。図2に示すように、視線特定部20が運転者の両目Oa,Obの視線ベクトルOa´,Ob´を演算する。演算した視線ベクトルから、運転者は前方に位置するHUD(Head Up Display)Pを視認しておらず、視線ベクトルOa´,Ob´の交点Qに位置する歩行者Rを視認していると特定することができる。
視認情報生成部30は、視認判断部31、視認情報更新部32および視認情報記憶部33を備え、障害物検出部10から入力される障害物情報および視線特定部20から入力される視線情報に基づいて視認情報を生成し、外部機器200に対して出力する。
図3は、この発明の実施の形態1による運転支援装置が生成する視認情報の一例を示す図である。視認情報は、「ID」、「累積視認時間」、「位置(x,y,z)」、「位置(前回値)」、「速度V(x,y,z)」、加速度A(x,y,z)」で構成されている。図3の視認情報に基づいて、図4に示す3次元ベクトルを表現することができる。図4では、原点を運転者Oとし、障害物の位置を3次元ベクトル座標(x,y,z)で表現し、障害物の速度Vを3次元ベクトルV=(Vx,Vy,Vz)で表現し、障害物の加速度Aを3次元ベクトルA=(Ax,Ay,Az)で表現している。
視認判断部31は、運転者の片目毎に視線ベクトル上に位置する障害物を検出し、両目に対して共通する障害物を運転者が視認していると判断する。なお、運転者の片目毎に視線ベクトル上に位置する障害物の検出には、上述した特許文献1に示された手法を適用することができる。視認判断部31は、運転者と障害物との相対関係(位置・速度・加速度)の演算も併せて実施する。
視認情報更新部32は、視認情報記憶部33に記憶された視認情報を参照し、視認情報の更新を行う。具体的には、まず視認情報記憶部33の視認情報のリストに存在しない新規な障害物が存在する場合には、累積視認時間を「0」として当該障害物を新たに追加する。一方、前回更新時から連続して同一の障害物を視認していた場合には、累積視認時間を前回値に規定時間(例えば、処理周期など)を加算した値として更新する。また、所定時間以上視認されていない障害物の累積視認時間を「0」に更新し、さらに所定時間以上累積視認時間が更新されない場合はリストから削除する。視認情報記憶部33は、視認情報更新部32によって更新された視認情報を記憶するメモリである。
外部機器200は、視認情報生成部30から入力された視認情報から参照することができる、運転者が視認している障害物、あるいは運転者が視認していない障害物を示した情報に基づいて衝突危険性を推定し、運転者に衝突危険性があることを通知するなどの運転支援を行う。また、外部機器200をドライブレコーダなどで構成した場合、自車両の周辺状況と運転者の運転状況とを合わせて取得することができ、事故後の現場検証などに有益となる情報として利用することができる。
次に、運転支援装置100の動作について説明する。
図5は、この発明の実施の形態1による運転支援装置の動作を示すフローチャートである。
障害物検出部10は、センサ情報取得部11および通信部12を介して障害物の位置、移動速度、加速度を検出し(ステップST1)、検索結果に対して障害物IDを付加して障害物情報を生成する(ステップST2)。次に視線特定部20は、運転者の両目の視線情報を取得する(ステップST3)。視認情報生成部30の視認判断部31は、ステップST3で取得された視線情報に基づいて運転者が視認している障害物を検出し(ステップST4)、さらにステップST2で生成された障害物情報を用いて、運転者とステップST4で検出された障害物との相対関係を演算し、視認情報を生成する(ステップST5)。視認情報更新部32は、ステップST5で生成された視認情報に基づいて視認情報記憶部33に記録された視認情報を更新する処理を行う(ステップST6)。その後、視認情報生成部30は、ステップST5で生成された視認情報を外部機器200に出力し(ステップST7)、処理を終了する。
以上のように、この実施の形態1によれば、運転者の左右両目の視線ベクトルの交点に位置する障害物を視認対象物であると判断する視認判断部31を備えるように構成したので、運転者が視認している障害物を精度よく判断することができる。
また、この実施の形態1によれば、障害物検出部10が生成した障害物情報と、視線特定部20が取得した視線情報とに基づいて、運転者が視認している障害物を検出し、運転者と検出した障害物との相対関係を示した視認情報を生成する視認情報生成部30を備えるように構成したので、運転者が視認している障害物に関して精度のよい視認情報を生成し、外部機器200に提供することができる。これにより、外部機器200において適切な運転支援を実施することができる。
また、この実施の形態1によれば、視認情報生成部30が生成した視認情報をドライブレコーダなどの外部機器200に出力するように構成したので、当該ドライブレコーダにおいて周辺状況および運転者の運転状況を合わせて確認することができ、事故後の現場検証などにおいてより有益な情報として利用することができる。
実施の形態2.
この実施の形態2では、実施の形態1の構成に加えて、視認情報生成部30が生成した視認情報を用いて自車両の衝突危険性を判断する構成を示す。
図6は、この発明の実施の形態2による運転支援装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態2の運転支援装置100´では、図1で示した運転支援装置100に未確認障害物特定部40、衝突危険判断部50、制御部60および報知部70を追加して設けている。なお、実施の形態1による運転支援装置100の構成要素と同一または相当する部分には実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
この実施の形態2では、運転支援装置100´が移動体である車両に搭載され、自車両の運転者に対して運転支援を行うものとして説明を行う。
未確認障害物特定部40は、視認情報生成部30が生成した視認情報を用いて自車両の運転者が視認していない障害物(以下、未確認障害物と称する)を特定する。具体的には、視認情報に示された累積視認時間を参照し、当該累積視認時間が閾値以下の障害物を抽出し、未確認障害物と特定する。
衝突危険判断部50は、未確認障害物特定部40が特定した未確認障害物と、自車両とが衝突する危険性があるか否か判断を行う。具体的には、衝突危険判断部50が、センサ情報取得部11から未確認障害物の相対位置情報を取得し、未確認障害物の進行方向と速度とから予測される進路が自車両の進行方向上に位置する場合には、衝突する危険性があると判断する。未確認障害物の相対位置情報は、センサ情報取得部11、または、未確認障害物または未確認障害物の運転者が保有する携帯端末からGPS位置情報を、通信部12から取得する。さらに、視認情報に記録された加速度情報の履歴および位置情報の履歴に基づいて、一定時間経過後の未確認障害物の位置が、自車両の進行方向と重なる場合には衝突する危険性があると判断する。
また、衝突危険判断部50は、通信部12を介してGPS位置情報に加えて、未確認障害物または未確認障害物の運転者が保有する携帯端末から三軸加速度センサの三軸加速度情報を取得し、未確認障害物の進行方向と速度とから未確認障害物の進路を予測するように構成しても良い。三軸加速度センサを用いて取得した情報を用いる場合、未確認障害物の動き出しをいち早く検知することができるので、急な飛び出しなどによる衝突危険性をリアルタイムに警告することができる。
制御部60は、衝突危険判断部50の判断結果を参照し、衝突する危険性がある場合には、報知部70あるいは外部機器200´を介して衝突する危険性がある旨を通知する制御を行う。通知対象者は、自車両の運転者や、自車両外部の歩行者や二輪車および自転車の運転者などである。また、制御部60は、衝突する危険性がある場合に、外部機器200´である自車両のブレーキ制御を行うように構成しても良い。報知部70は、例えばスピーカやディスプレイなどで構成され、制御部60からの要求に応じて、自車両の運転者に衝突の危険性がある旨を報知する。運転支援装置100´が自車両に搭載されている場合、報知部70は搭載された既存のナビゲーション装置のディスプレイなどを利用することが可能である。
外部機器200´は、運転支援装置100´から衝突する危険性を通知する要求が入力された場合に、自車両以外の歩行者や二輪車、自転車などに対して衝突の危険性を報知する機器で構成される。例えば、クラクションやヘッドライトなどで構成され、衝突の危険性を報知するためにクラクションを鳴らす、あるいはヘッドライトを点灯または点滅させる、ハイビームで点灯させる、点灯方向を変化させて歩行者に向けて点灯するなどの動作を行うなどが考えられる。また外部機器200´を、未確認障害物が保有する携帯端末とした場合には、当該携帯端末が運転支援装置100´の制御部60と通信を行って衝突危険性を示す情報を受信し、衝突危険性を示す音声や映像表示を行う。また、制御部60が自車両の制御を行う場合には、外部機器200´は自車両のブレーキなどで構成される。
次に、運転支援装置100´の動作について説明する。
図7は、この発明の実施の形態2による運転支援装置の動作を示すフローチャートである。なお、以下では実施の形態1に係る運転支援装置と同一のステップには図5で使用した符号と同一の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
視認情報生成部30の視認情報更新部32が、ステップST5で生成された視認情報を視認情報記憶部33において更新する処理を行うと(ステップST6)、視認情報生成部30は未確認障害特定部40に対して視認情報を出力する(ステップST7´)。未確認障害物特定部40は、ステップST7´で出力された視認情報を参照し、未確認障害物が存在するか否か判定を行う(ステップST11)。未確認障害物が存在しない場合(ステップST11;NO)、処理を終了する。
一方、未確認障害物が存在する場合(ステップST11;YES)、未確認障害物特定部40は未確認障害物の特定を行う(ステップST12)。衝突危険判断部50は、ステップST12で特定された未確認障害物に関する相対位置情報を取得して未確認障害物の進路を予測する(ステップST13)。ステップST13で予測した未確認障害物の進路と、自車両の進行方向とを比較し、衝突の危険性があるか否か判定を行う(ステップST14)。衝突の危険性がない場合(ステップST14;NO)、処理を終了する。
一方、衝突の危険性がある場合(ステップST14;YES)、制御部60は報知部70を介して運転者に対して衝突危険性を報知し(ステップST15)、処理を終了する。なお、ステップST15の衝突危険性の報知は、報知部70を介して運転者に衝突危険性を報知する以外にも、外部機器200を介して自車両外に衝突危険性を報知するように構成することも可能である。
以上のように、この実施の形態2によれば、障害物検知部10が生成した障害物情報と、視線特定部20が取得した視線情報とに基づいて、運転者が視認している障害物を検出し、運転者と検出した障害物との相対関係を示した視認情報を生成する視認情報生成部30と、視認情報に基づいて未確認障害物が存在するか否か判定を行って未確認障害物を特定する未確認障害物特定部40と、未確認障害物と自車両との衝突危険性を判断する衝突危険判断部50とを備えるように構成したので、自車両の運転者が視認していない障害物に関する運転支援のみを行うことができる。これにより、運転者が視認した障害物に関する運転支援を省略することができ、不必要な運転支援を実施することなく、必要な運転支援のみを行うことができる。
また、この実施の形態2によれば、自車両と未確認障害物との衝突危険性が存在する場合に、障害物60が自車両の制御を行うように構成したので、衝突危険性を判断した際にブレーキをかけるなど、自車両の走行の制御に利用することができる。
また、この実施の形態2によれば、衝突危険判断部50が通信部12を介して取得したGPSの測位情報あるいは三軸加速度センサのセンサ情報を用いて未確認障害物の進路を予測するように構成したので、未確認障害物の位置情報の推移に基づいて、未確認障害物の動きを予測することができる。これにより衝突危険性を予め予測することができる。また、三軸加速度センサのセンサ情報を用いた場合には、未確認障害物の動き出しをいち早く検知することができ、急な飛び出しなどの衝突危険性をリアルタイムに警告することができる。
また、この実施の形態2によれば、自車両と未確認障害物との衝突危険性が存在する場合に、制御部60が外部機器200´として未確認障害物が保有する携帯端末に対して、衝突危険性を通知するように構成したので、衝突危険性を通知するように構成したので、未確認障害物自身が危険回避行動を取ることができる。これにより衝突確率をより低減することができる。
また、この実施の形態2によれば、自車両と未確認障害物との衝突危険性が存在する場合に、制御部60が外部機器200´としてヘッドライトやクラクションを介して車外に衝突危険性を通知するように構成したので、ヘッドライトがハイビームで点灯した、あるいはクラクションが鳴らされたなどの状況変化に応じて未確認障害物地震が危険回避行動を取ることができる。これにより衝突確率をより低減することができる。
実施の形態3.
この実施の形態3では、実施の形態2の構成に加えて、わき見運転などの運転者の過度な注視に起因される事故、および運転者の注意力散漫などに起因される事故を抑制する構成を示す。
図8は、この発明の実施の形態3による運転支援装置の構成を示すブロック図である。実施の形態3の運転支援装置100´´の構成要素は実施の形態2の運転支援装置100´と同一であるが、視認情報生成部30から制御部60への視認情報の出力を追加している。なお、実施の形態2と同様に、この実施の形態3においても運転支援装置100´´が移動体である自車両に搭載され、自車両の運転者に対して運転支援を行うものとして説明を行う。
制御部60は、実施の形態2の構成に加えて、視認情報生成部30から視認情報が入力されると、当該視認情報の累積視認時間を参照し、累積視認時間が閾値以上となる視認対象物(以下、注視対象物)が存在するか否か判断し、わき見運転など運転者が過度に障害物を注視する動向を検出する。また、制御部60は、視認情報の累積視認時間を参照し、全ての視認対象物の累積時間が「0」であるか否か判断し、運転者が視認対象物を何も認識できていない動向を検出する。制御部60は、累積視認時間が閾値以上となる視認対象物が存在する場合、全ての視認対象物の累積視認時間が「0」である場合、報知部70および外部機器200´を介して危険性を通知する制御を行う。通知対象者は、通常自車両の運転者であるが、状況に応じて自車両外部の歩行者や二輪車および自転車の運転者などとしてもよい。
また、実施の形態2と同様に、制御部60は、衝突する危険性がある場合に、外部機器200´である自車両のブレーキ制御を行うように構成しても良い。
次に、運転支援装置100´´の動作について説明する。
まず、わき見運転など運転者が過度に障害物を注視している動向を検知する動作について説明する。
図9は、この発明の実施の形態3による運転支援装置の動作を示すフローチャートである。なお、以下では実施の形態1および実施の形態2に係る運転支援装置100,100´と同一のステップには図5および図7で使用した符号と同一の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
視認情報生成部30の視認情報更新部32が、ステップST5で生成された視認情報を視認情報記憶部33において更新する処理を行うと(ステップST6)、視認情報生成部30は未確認障害特定部40および制御部60に対して視認情報を出力する(ステップST7´´)。一方の処理として、実施の形態2で示したステップST11からステップST15の処理を実施する。
他方の処理として、制御部60は、ステップST7´´で入力された視認情報の累積視認時間を参照し、当該累積視認時間が閾値以上となる注視対象物が存在するか否か判定を行う(ステップST21)。注視対象物が存在しない場合(ステップST21;NO)、処理を終了する。一方、注視対象物が存在する場合(ステップST21;YES)、制御部60は報知部70を介して運転者にわき見運転などの危険性が存在する旨を報知し(ステップST22)、処理を終了する。
次に、運転者が視認対象物を何も認識できていない動向を検知する動作について説明する。
図10は、この発明の実施の形態3による運転支援装置のその他の動作を示すフローチャートである。なお、以下では実施の形態1および実施の形態2に係る運転支援装置と同一のステップには図5および図7で使用した符号と同一の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
視認情報生成部30の視認情報更新部32が、ステップST5で生成された視認情報を視認情報記憶部33において更新する処理を行うと(ステップST6)、視認情報生成部30は未確認障害特定部40および制御部60に対して視認情報を出力する(ステップST7´´)。一方の処理として、実施の形態2で示したステップST11からステップST15の処理を実施する。
他方の処理として、制御部60は、ステップST7´´で入力された視認情報の累積視認時間を参照し、全ての視認対象物の累積視認時間が「0」であるか否か判定を行う(ステップST31)。全ての視認対象物の累積視認時間が「0」でない場合(ステップST31;NO)、処理を終了する。一方、全ての視認対象物の累積視認時間が「0」である場合(ステップST31;YES)、制御部60は報知部70を介して運転者にいずれの障害物を認識できていない危険運転状態である旨を報知し(ステップST32)、処理を終了する。なお、ステップST32において、運転者に報知する以外に、外部機器200´を介して外部に報知するように構成してもよい。
なお、図9のフローチャートで示した注視対象物が存在するかの判定処理と、図10のフローチャートで示した全ての視認対象物の累積視認時間が「0」であるかの判定処理とを、同時に並列で行うように構成してもよい。
以上のように、この実施の形態3によれば、視認情報の累積視認時間が閾値以上となる視認対象物が存在すると判断した場合に、運転者にわき見運転などの危険性が存在する旨を報知する制御部60を備えるように構成したので、わき見運転など運転者の過度な注視に起因される事故を抑制することができる。
また、この実施の形態3によれば、視認情報の全ての視認対象物の累積視認時間が「0」であると判断した場合に、運転者あるいは自車両外部に危険運転状態を報知する制御部60を備えるように構成したので、運転者の注意力散漫などに起因される事故を抑制することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
10 障害物検出部、11 センサ情報取得部、12 通信部、20 視線特定部、30 視認情報生成部、31 視認判断部、32 視認情報更新部、33 視認情報記憶部、40 未確認障害物特定部、50 衝突危険判断部、60 制御部、70 報知部、100,100´,100´´ 運転支援装置、200,200´ 外部機器。

Claims (9)

  1. 移動体に搭載され、当該移動体と障害物との衝突危険性を示す情報を提示する運転支援装置において、
    前記移動体の周辺に位置する前記障害物を検出する障害物検出部と、
    前記移動体の運転者の両目の視線方向を示す視線ベクトルを特定する視線特定部と、
    前記障害物検出部が検出した障害物と、前記視線特定部が特定した前記運転者の両目の視線ベクトルとに基づいて、前記運転者の両目の視線ベクトルの交点に位置する障害物を前記運転者が視認する障害物と判断し、当該運転者が視認すると判断した障害物および前記障害物検出部が検出した障害物に関する視認情報を生成する視認情報生成部とを備えたことを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記視認情報生成部が生成した視認情報を参照して前記運転者が視認していない未確認障害物を特定する未確認障害物特定部と、
    前記未確認障害物特定部が特定した未確認障害物の位置情報と、前記移動体の進行方向とに基づいて、前記移動体と前記未確認障害物との衝突危険性を判断する危険性判断部と、
    前記危険性判断部が判断した衝突危険性に基づいて運転支援の制御を行う制御部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の運転支援装置。
  3. 前記危険性判断部は、前記未確認障害物のGPS位置情報を用いて前記未確認障害物の進行方向および速度を検出し、検出した前記未確認障害物の進行方向および速度と、前記移動体の進行方向とに基づいて前記衝突危険性を判断することを特徴とする請求項2記載の運転支援装置。
  4. 前記危険性判断部は、前記未確認障害物の三軸加速度情報を用いて前記未確認障害物の進行方向および速度を検出し、検出した前記未確認障害物の進行方向および速度と、前記移動体の進行方向とに基づいて前記衝突危険性を判断することを特徴とする請求項2記載の運転支援装置。
  5. 前記制御部は、前記危険性判断部によって衝突危険性があると判断された場合に、前記未確認障害物が保有する携帯端末に対して前記衝突危険性の通知を行うことを特徴とする請求項3または請求項4記載の運転支援装置。
  6. 前記制御部は、前記危険性判断部によって衝突危険性があると判断された場合に、前記未確認障害物に対して外部機器を介して前記衝突危険性の通知を行うことを特徴とする請求項3または請求項4記載の運転支援装置。
  7. 前記危険性判断部によって衝突危険性があると判断された場合に、前記制御部の制御に従って、前記移動体の運転者に対して前記衝突危険性を報知する報知部を備えたことを特徴とすることを特徴とする請求項2記載の運転支援装置。
  8. 前記制御部は、前記視認情報生成部が生成した視認情報を参照し、前記運転者が前記障害物を視認した時間の累積値を示す累積視認時間が閾値以上であり、前記運転者が注視する障害物が存在すると判断した場合に、前記運転者が前記障害物を注視することによる危険性を報知する制御を行うことを特徴とする請求項2または請求項7記載の運転支援装置。
  9. 前記制御部は、前記視認情報生成部が生成した視認情報を参照し、前記運転者がいずれの前記障害物も視認していないと判断した場合に、前記障害物の未視認による危険性を報知する制御を行うことを特徴とする請求項2または請求項7記載の運転支援装置。
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