JP2014152664A - 燃料改質システム - Google Patents

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Abstract

【課題】バックファイヤの抑制を図った燃料改質システムを提供する。
【解決手段】燃料改質システムは、燃料の性状を触媒上で改質する改質器34と、改質器34で改質された改質燃料を、内燃機関10の燃焼室10aへ導く燃料管13fと、を備える。そして、改質燃料が吸気と混合せずに燃焼室10aへ直接流入することとなるよう、燃料管13fの通路出口10fが燃焼室10aに接続されている。これによれば、改質燃料が吸気と混合せずに燃焼室10aへ直接流入するので、改質燃料と吸気の混合気が吸気管13in内に存在しないようにできる。よって、吸気管13in内で混合気が燃焼するバックファイヤの発生を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、改質した燃料を内燃機関の燃焼室で燃焼させる燃焼システムに関する。
従来より、燃料の性状を改質器の触媒上で改質させ、その改質した燃料を吸気管に噴射して燃焼室で燃焼させる技術が知られている(特許文献1)。これによれば、燃焼エネルギを増加させることができ、燃費向上(燃料消費率の低下)を図ることができる。
特開2004−190586号公報
しかしながら、この種の改質燃料は最小着火エネルギが低い成分を含むので、着火し易くなる。そのため、吸気管のうち改質燃料の噴射位置より下流側の部分において、吸気と混合した改質燃料が、燃焼室内の残り火やホットスポット等を火種として吸気管内で燃焼するといった、バックファイヤの発生が懸念されるようになる。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、バックファイヤの抑制を図った燃料改質システムを提供することにある。
開示されたひとつの発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、開示された発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、燃料の性状を触媒上で改質する改質器(34)と、前記改質器で改質された改質燃料を、内燃機関(10)の燃焼室(10a)へ導く燃料管(13f)と、を備え、前記改質燃料が吸気と混合せずに前記燃焼室へ直接流入することとなるよう、前記燃料管の通路出口(10f)が前記燃焼室に接続されていることを特徴とする。
これによれば、改質燃料が吸気と混合せずに燃焼室へ直接流入するので、改質燃料と吸気の混合気が吸気管内に存在しないようにできる。よって、吸気管内で混合気が燃焼するバックファイヤの発生を抑制できる。
本発明の第1実施形態を示す、燃料改質システムの概略図。 図1に示す燃焼室を上方から見た模式図。 第1実施形態において、成層燃焼の状況を説明する図。 第1実施形態において、燃料バルブと吸気バルブの開閉タイミングを示す図。 本発明の第2実施形態を示す、燃料改質システムの概略図。
以下、本発明を具体化した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
(第1実施形態)
以下に説明する燃焼システムは、定置式の内燃機関に適用されることを想定したものであり、例えば、発電機を駆動させる駆動源として設置された定置式内燃機関が具体例として挙げられる。
図1に示す内燃機関10は複数の気筒を有した多気筒エンジンであり、これらの気筒は、シリンダブロック11内にピストン12を収容して燃焼室10aを形成する。シリンダブロック11に組付けられたシリンダヘッドには、吸気管13inが接続される吸気ポート、排気管13exが接続される排気ポート、および燃料管13fが接続される燃料ポートが形成されている。
吸気管13inにより形成される吸気通路Rinは、図示しないエアフィルタを通じて外気から取り込まれた空気(吸気)を、燃焼室10aまで流通させる。排気管13exにより形成される排気経路Rexは、燃焼室10aで生じた排気を排出する。燃料管13fにより形成される燃料通路Rfは、後述する改質器34で改質された燃料(改質燃料)を燃焼室10aまで流通させる。
内燃機関10は以下に説明する過給器20を備える。過給器20は、タービン21、第1シャフト22、吸気コンプレッサ23、第2シャフト24および燃料コンプレッサ25を有して構成されている。タービン21は、排気管13ex内に配置され、排気の流速エネルギにより回転駆動する。吸気コンプレッサ23は、排気管13in内に配置されるとともに、第1シャフト22によりタービン21と連結されている。燃料コンプレッサ25は、燃料管13f内に配置されるとともに、第2シャフト24により吸気コンプレッサ23と連結されている。
これにより、タービン21、吸気コンプレッサ23および燃料コンプレッサ25は連結されて一体に回転する。タービン21の回転駆動力により吸気コンプレッサ23が回転すると吸気が圧縮され、その圧縮吸気が燃焼室10aへ供給されて過給される。また、タービン21の回転駆動力により燃料コンプレッサ25が回転すると改質燃料が圧縮され、その圧縮燃料が燃焼室10aへ供給される。
シリンダヘッドには、吸気ポートを開閉する吸気バルブ14in、排気ポートを開閉する排気バルブ14ex、および燃料ポートを開閉する燃料バルブ14f(図3参照)が取り付けられている。これらのバルブ14in、14ex、14fは、内燃機関10の出力軸によりカムシャフトを回転駆動させてその駆動力で開閉作動させるように構成してもよいし、電動アクチュエータにより開閉作動させるように構成してもよい。
また、シリンダヘッドには燃料噴射弁15が取り付けられている。そして、第1燃料タンクTaに貯蔵された液体燃料が、図示しない燃料ポンプにより燃料噴射弁15へ圧送され、燃料噴射弁15を開弁作動させると液体燃料が燃焼室10aへ直接噴射される。第1燃料タンクTaには、自着火性の高い自着火燃料(例えば軽油)が貯蔵されており、燃焼室10aへ噴射された軽油は、ピストン12により圧縮されて自着火燃焼する。
一方、第2燃料タンクTbには、軽油に比べて自着火性が低い燃料(例えばメタノールやエタノール等のアルコール)が液体の状態で貯蔵されている。このアルコール燃料は燃料ポンプ31により熱交換器32へ送り込まれる(符号f1参照)。熱交換器32は、吸気コンプレッサ23で断熱圧縮昇温した吸気でアルコールを加熱して気化させるものでる。
熱交換器32で気化したアルコールガスf2は、プレヒート装置33により加熱された後、改質器34が有する触媒上で改質される。改質器34は、排気管13exに接続されており、かつ、触媒が配置されたガス通路(図示せず)を内部に形成している。このガス通路には、高温の排気とアルコールガスf2が別々の通路で流通するように構成されており、流通する高温排気との熱交換により触媒は活性化温度以上にまで温度上昇する。
例えばアルコールガスf2がメタノールCH3−OHである場合、加熱と触媒の作用により、水素(H2)と一酸化炭素(CO)に変換(改質)される。つまり、これらの水素および一酸化炭素が改質燃料となる。このように、改質器34は、最小着火エネルギの低下を招きつつも単位量当りの燃料から出力される燃焼エネルギが増加するよう、燃料の性状を触媒上で改質するものである。
また、アルコールガスf2がエタノールの場合は、排気中に含まれる水とメタノールとの混合が必要となるため、ガス通路とアルコールガスf2とが流通する構成にすればよい。
改質器34から流出した改質燃料f3は、プレヒート装置33により冷却される。つまり、プレヒート装置33内では、改質前のアルコールガスf2と改質燃料f3とが熱交換することにより、アルコールガスf2は加熱され、改質燃料f3は冷却される。その後、改質燃料f3は燃料コンプレッサ25により圧縮され、燃料通路Rfを流通して燃焼室10aへ直接流入する(符号f4参照)。
図2に示すように、吸気通路Rinの通路出口(つまり燃焼室10aへの吸気流入口10in)は、シリンダ内周面11aに沿って吸気が環状に分布するように配置されている。要するに、図中の矢印に示すように、ピストン12の軸線周りに吸気が環状に流れるスワール流となるよう、吸気流入口10inは配置されている。燃料通路Rfの通路出口(つまり燃焼室10aへの燃料流入口10f)は、環状に分布される吸気の環状中央部分に向けて改質燃料f4が流入するように配置されている。因みに、図2中の符号10exは、燃焼室10aからの排気流出口10exを示す。
また、図3に示すように、燃料噴射弁15はピストン12の軸線上に配置されており、その軸線に沿って軽油を噴射する。したがって、軽油は、符号A2に示すように燃焼室10aの中央に分布する。改質燃料f4は、符号A3に示すように軽油の周りに濃く分布する。吸気は、符号A1に示すように改質燃料の周りに濃く分布する。換言すれば、シリンダ内周面11aに沿って環状に濃く分布する。
中央に分布する軽油は、燃焼室10aにて断熱圧縮されて自着火燃焼する。一方、軽油の周りに分布する改質燃料は、軽油の自着火燃焼を火種として着火し、燃焼する。要するに、軽油は改質燃料に比べて自着火温度が低いため自着火しやすい。その一方で、点火による着火に必要な最小エネルギは、改質燃料の方が軽油よりも小さい。そこで本実施形態では、先ず軽油を自着火させ、その燃焼を火種として改質燃料を燃焼させている。
図4に示すように、吸気バルブ14inの開弁期間t1〜t2と、燃料バルブ14fの開弁期間t3〜t4とは完全に一致するものではなく、各々独立して設定されている。本実施形態では、両開弁期間t1〜t2、t3〜t4が重複するオーバラップ期間が無くなるように設定されている。
そして、吸気バルブ14inの開弁期間t1〜t2は燃料バルブ14fの開弁期間t3〜t4よりも前であり、したがって、吸気バルブ14inの開弁開始時期t1は燃料バルブ14fの開弁開始時期t3よりも早く、かつ、吸気バルブ14inの閉弁開始時期t2は燃料バルブ14fの閉弁開始時期t4よりも早い。
図中の符号BTDCは、ピストン12が上昇を開始するタイミングであり、下死点位置にある時のタイミングである。そして、燃料バルブ14fの閉弁開始時期t4は、ピストン12が上昇を開始するBTDCよりも先である。つまり、圧縮行程が開始される前に、燃料バルブ14fを閉弁させている。
以上説明した本実施形態によれば、以下に列挙する特徴を備えるので、各々の特徴による以下の作用効果が発揮される。
<特徴1>
ここで、本実施形態に反し、燃料管13fを吸気管13inに接続し、改質燃料を吸気と混合させた状態で吸気管13inの通路出口10inから燃焼室10aへ混合気を流入させる構造にすると、吸気管13in内に混合気が存在することとなり、燃焼室内の燃焼を火種として吸気管内で燃焼するといった、バックファイヤの発生が懸念されるようになる。
この懸念に対し、本実施形態では、改質燃料が吸気と混合せずに燃焼室10aへ直接流入することとなるよう、燃料管13fと吸気管13inとを別々に備え、燃料管13fの通路出口10fを吸気管13inに接続させることなく、燃焼室10aに接続している。そのため、改質燃料が吸気と混合せずに燃焼室10aへ直接流入するので、改質燃料と吸気の混合気が吸気管13in内に存在しないようにできる。よって、前記バックファイヤの発生を抑制できる。
<特徴2>
ここで、吸気を圧縮する過給器20が搭載された内燃機関の場合、改質燃料を加圧して燃焼室10aへ流入させないと、燃焼室10a内の混合気が燃料管13fの通路出口10fから逆流して、燃料管13f内でバックファイヤが発生することが懸念されるようになる。この点を鑑み、本実施形態では、過給器20が搭載された内燃機関10において、改質燃料を圧縮する燃料コンプレッサ25を備えるので、上述した燃料管13f内でのバックファイヤ発生を抑制できる。
しかも、本実施形態に係る過給器20は、タービン21、吸気コンプレッサ23および燃料コンプレッサ25を有して構成されており、吸気コンプレッサ23を回転させるタービン21により燃料コンプレッサ25も回転させている。そのため、燃料コンプレッサ25専用のタービンを備える場合に比べて、改質燃料を圧縮するための構成を簡素にできる。特に、第1シャフト22および第2シャフト24を同軸上に配置しているので、上記構成をより一層簡素にできる。なお、両シャフト22、24は別体に形成してもよいし、共通する1本のシャフトで形成してもよい。
<特徴3>
吸気バルブ14inの開弁期間t1〜t2と、燃料バルブ14fの開弁期間t3〜t4とのオーバラップを無くしている。そのため、吸気バルブ14inの開弁期間t1〜t2中に燃料室10aから改質燃料が吸気管13in内へ逆流してくるおそれを抑制でき、同様にして、燃料バルブ14fの開弁期間t3〜t4中に燃料室10aから燃料管13f内へ吸気が逆流してくるおそれを抑制できる。よって、バックファイヤ回避の確実性を向上できる。
<特徴4>
ここで、本実施形態に反し、燃料バルブ14fを開弁させた後に吸気バルブ14inを開弁させると、燃焼室10a内に流入した改質燃料が、燃焼室10a内に吸入される吸気でかき乱されることになるので、燃焼室10a内の所定箇所に改質燃料を分布させるといった成層燃焼が困難になる。
この点を鑑みた本実施形態では、吸気バルブ14inを開弁させた後に燃料バルブ14fを開弁させるので、燃焼室10a内の所定箇所に改質燃料を分布させることを実現させやすくなる。よって、成層燃焼の実現性を向上できる。
<特徴5>
ここで、従来の内燃機関は、BTDCを僅かに超えたタイミングで吸気弁14inを閉弁させて、燃焼室10aへ吸入される吸気量の増大を図り、吸気効率を向上させることが一般的である。しかし本実施形態では、吸気期間t1〜t2および燃料流入期間t3〜t4を、BTDCよりも前に終了させている。そのため、燃料室10aから改質燃料が吸気管13in内へ逆流することや、燃料室10aから燃料管13f内へ吸気が逆流するおそれを抑制できる。よって、バックファイヤ回避の確実性を向上できる。
<特徴6>
燃焼室10a内において、吸気をスワール流で環状に分布させ、その中央に改質燃料を分布させるよう、吸気管13inの通路出口10inおよび燃料管13Fの通路出口10fを配置する。そのため、改質燃料の燃焼炎とシリンダ内周面11aとの間に吸気の層が介在することになるので、改質燃料の燃焼熱がシリンダ内周面11aからシリンダブロック11へ伝達されて逃げていくことを抑制できる。よって、内燃機関10の熱効率を向上できる。
<特徴7>
改質燃料に比べて自着火性の高い軽油(自着火燃料)を圧縮自着火燃焼させ、かつ、その圧縮自着火燃焼を火種として改質燃料を着火燃焼させる。これによれば、点火装置を用いることなく改質燃料を燃焼させることができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、燃料改質システムを、過給器20を備えた内燃機関10に適用させているのに対し、図5に示す本実施形態では、過給器20を備えていない内燃機関10に適用させている。そのため、改質燃料を加圧する手段(燃料コンプレッサ25)も不要になる。
また、本実施形態では、改質燃料に点火するための点火装置16を備えており、改質燃料を点火燃焼させることが可能である。この場合、軽油を噴射する燃料噴射弁15Aは、シリンダブロック11に搭載すればよい(図5参照)。また、点火装置16を備えた場合、軽油による着火が不要となるため燃料噴射弁15Aを廃止することも可能である。なお、本実施形態では、図1に示す熱交換器32を廃止している。
このように、過給器20を備えていない内燃機関10に対しても、燃料管13fと吸気管13inとを別々に備え、燃料管13fの通路出口10fを吸気管13inに接続させることなく、燃焼室10aに接続する、といった構成にすることは可能である。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、成層燃焼させる内燃機関10に本発明を適用させているが、燃焼室10a内で改質燃料と吸気を撹拌させて燃焼させる内燃機関に本発明を適用させてもよい。
・上記各実施形態とは別に、改質器40へ供給する燃料に排ガスを混合させることで、改質に必要な水成分を燃料に混合させることも可能である。また、燃料タンク38に貯蔵させておく燃料に、予め水を混入させておき、上述した排ガスの混合を廃止するようにしてもよい。要するに、燃料タンク38にアルコールを貯蔵することに替え、アルコール水を貯蔵させるようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、吸気バルブ14inの開弁期間t1〜t2と、燃料バルブ14fの開弁期間t3〜t4とのオーバラップを無くしているが、オーバラップ期間が存在していてもよい。
・上記各実施形態では、本発明にかかる燃焼システムを定置式の内燃機関に適用させているが、車両に搭載された内燃機関に適用させることも可能である。
10f…燃料管の通路出口、10in…吸気管の通路出口、13f…燃料管、13in…吸気管、14f…燃料バルブ、14in…吸気バルブ、15…燃料噴射弁、34…改質器。

Claims (7)

  1. 燃料の性状を触媒上で改質する改質器(34)と、
    前記改質器で改質された改質燃料を、内燃機関(10)の燃焼室(10a)へ導く燃料管(13f)と、
    を備え、
    前記改質燃料が吸気と混合せずに前記燃焼室へ直接流入することとなるよう、前記燃料管の通路出口(10f)が前記燃焼室に接続されていることを特徴とする燃料改質システム。
  2. 排気の流速エネルギにより回転駆動するタービン(21)と、
    前記タービンの回転駆動力により回転して吸気を圧縮する吸気コンプレッサ(23)と、
    前記タービンの回転駆動力により回転して前記改質燃料を圧縮する燃料コンプレッサ(25)と、
    を有して構成された過給器(20)が前記内燃機関に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料改質システム。
  3. 前記燃焼室へ吸気を導く吸気管(13in)の通路出口(10in)を開閉する吸気バルブ(14in)の開弁期間と、前記燃料管の通路出口(10f)を開閉する燃料バルブ(14f)の開弁期間とのオーバラップ期間が無くなるように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料改質システム。
  4. 前記燃焼室へ吸気を導く吸気管(13in)の通路出口(10in)は、前記内燃機関のシリンダ内周面(11a)に沿って吸気が環状に分布するように配置され、
    前記燃料管の通路出口(10f)は、環状に分布される吸気の環状中央部分に向けて前記改質燃料が流入するように配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料改質システム。
  5. 前記燃焼室へ吸気を導く吸気管(13in)の通路出口(10in)を開閉する吸気バルブ(14in)の開弁開始時期(t1)が、前記燃料管の通路出口(10f)を開閉する燃料バルブ(14f)の開弁開始時期(t3)よりも早く、かつ、前記吸気バルブの閉弁開始時期(t2)が、前記燃料バルブの閉弁開始時期(t4)よりも早くなるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の燃料改質システム。
  6. 前記燃焼室へ吸気を導く吸気管(13in)の通路出口(10in)を開閉する吸気バルブ(14in)の閉弁開始時期(t2)、および前記燃料管の通路出口(10f)を開閉する燃料バルブ(14f)の閉弁開始時期(t4)が、前記内燃機関のピストン上昇開始時期以前に設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の燃料改質システム。
  7. 前記改質燃料に比べて自着火性の高い自着火燃料を噴射する燃料噴射弁(15)を備え、
    前記自着火燃料を圧縮自着火燃焼させ、かつ、その圧縮自着火燃焼を火種として前記改質燃料を着火燃焼させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の燃料改質システム。
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