JP2014152369A - 導電性酸化物および半導体酸化物膜 - Google Patents

導電性酸化物および半導体酸化物膜 Download PDF

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美紀 宮永
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Abstract

【課題】レアメタルの含有量がより少なく、かつ均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成することが可能な導電性酸化物および当該導電性酸化物を用いて形成される半導体酸化物膜を提供する。
【解決手段】導電性酸化物は、InAlZnOと同じ結晶構造である基本構造からなる結晶相を有する導電性酸化物である。上記導電性酸化物は、インジウムと、アルミニウムと、2価の金属との複合酸化物からなっている。上記結晶相におけるインジウムに対するアルミニウムの原子濃度比は0.8以上1未満となっている。また、上記結晶相におけるインジウムに対する上記2価の金属の原子濃度比は0.8以上1未満となっている。
【選択図】なし

Description

本発明は、導電性酸化物および半導体酸化物膜に関するものであり、より特定的には、レアメタルの含有量がより少なく、かつ均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成することが可能な導電性酸化物および当該導電性酸化物を用いて形成される半導体酸化物膜に関するものである。
従来、液晶表示装置、薄膜EL(Electro Luminescence)表示装置または有機EL表示装置などにおいて、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)のチャネル層には非晶質シリコン膜が用いられてきた。しかし、近年では、インジウム(In)−ガリウム(Ga)−亜鉛(Zn)系複合酸化物(IGZO)などの導電性酸化物を主成分とする半導体酸化物膜が、非晶質シリコン膜に代わりTFTのチャネル層として注目されている。IGZOは、非晶質シリコンに比べてキャリア移動度がより大きいという利点を有している。
たとえば特開2008−199005号公報(以下、特許文献1という)では、導電性酸化物の粉末の焼結体をターゲットとして用いたスパッタリングにより、IGZOを主成分とする半導体酸化物膜を形成する技術が開示されている。以下、特許文献1に開示されている半導体酸化物の形成について説明する。まず、スパッタリング装置内においてターゲットと基板とが互いに対向するように配置される。そして、ターゲットに電圧を印加して、ターゲット表面を希ガスイオンによりスパッタリングする。これにより、ターゲット表面から構成原子が飛び出して基板上に堆積する。このようにして、基板上にIGZOを主成分とする半導体酸化物膜が形成される。
特開2008−199005号公報
特許文献1に開示されているIGZOからなる導電性酸化物は、インジウム、ガリウムまたは亜鉛などのレアメタルを含んでいる。このようなレアメタルは供給量が不安定であるため、導電性酸化物を安定して得るためにはレアメタルの含有量をより少なくすることが必要となる。また、レアメタルの含有量を少なくした場合でも、IGZOからなる導電性酸化物により形成した半導体酸化物膜と同等の性能を有する半導体酸化物膜を形成することも必要となる。
これに対して、IGZOのガリウムに代えてアルミニウムを含ませることによりレアメタルの含有量をより少なくした導電性酸化物も提案されている。しかし、この導電性酸化物は、単一の結晶相を有するIGZOとは異なり、InAlZnOやInAlMgOの結晶相の他にIn、Al、ZnOまたはMgOなどの複数の結晶相を有している。このように複数の結晶相が混在する導電性酸化物の焼結体をターゲットとしてスパッタリングする場合、結晶相ごとにスパッタリング速度が異なることに起因して半導体酸化物膜の組成にばらつきが生じる。その結果半導体酸化物膜の電子移動度やオン電流などの電気特性にもばらつきが生じ、液晶表示装置などのTFTのチャネル層として半導体酸化物膜を用いることが困難になる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、レアメタルの含有量がより少なく、かつ均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成することが可能な導電性酸化物および当該導電性酸化物を用いて形成される半導体酸化物膜を提供することである。
本発明の一の局面に従った導電性酸化物は、InAlZnOと同じ結晶構造である基本構造からなる結晶相を有する導電性酸化物である。上記導電性酸化物は、インジウムと、アルミニウムと、2価の金属との複合酸化物からなっている。上記結晶相におけるインジウムに対するアルミニウムの原子濃度比は0.8以上1未満となっている。また、上記結晶相におけるインジウムに対する上記2価の金属の原子濃度比は0.8以上1未満となっている。
本発明者は、導電性酸化物に含まれるレアメタルの量を少なくし、かつ導電性酸化物を用いて形成される半導体酸化物膜の組成を均一にするための方策について詳細な検討を行った。その結果、インジウムとガリウムと亜鉛との複合酸化物からなる従来の導電性酸化物においてガリウムに代えてアルミニウムを含ませた場合でも、結晶相における金属原子の濃度を特定の範囲とすることにより均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成可能であることを見出し、本発明に想到した。
本発明の一の局面に従った導電性酸化物は、インジウムとアルミニウムと2価の金属との複合酸化物からなっているため、インジウムとガリウムと亜鉛との複合酸化物からなる従来の導電性酸化物に比べてレアメタルの含有量がより少なくなっている。また、上記導電性酸化物は、InAlZnOと同じ結晶構造である基本構造からなる結晶相を有し、かつ上記結晶相におけるインジウムに対するアルミニウムおよび上記2価の金属の原子濃度比がそれぞれ0.8以上1未満となっている。より詳細には、上記原子濃度比のそれぞれが1未満となっているため、インジウムがアルミニウムおよび上記2価の金属に対して過剰に存在した状態、またはアルミニウムおよび上記2価の金属がインジウムに対して不足した状態となっている。また、上記原子濃度比のそれぞれが0.8以上となっているため、上記導電性酸化物に対して上記結晶相が占める割合の低下が抑制されている。このため、上記導電性酸化物では、インジウムとアルミニウムと2価の金属とが同比率で存在した結晶相を有する従来の導電性酸化物に比べて複数の結晶相の混在が抑制されている。複数の結晶相が混在する導電性酸化物の焼結体を用いて半導体酸化物膜を形成した場合、結晶相ごとに形成速度が異なることに起因して半導体酸化物膜の組成にばらつきが生じる。これに対して、上記導電性酸化物では複数の結晶相の混在が抑制されているため、半導体酸化物膜の組成のばらつきを抑制することができる。したがって、本発明の一の局面に従った導電性酸化物によれば、レアメタルの含有量がより少なく、かつ均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成することが可能な導電性酸化物を提供することができる。また、上記導電性酸化物では、上記原子濃度比のそれぞれが0.9以上1未満であることがより好ましい。
上記導電性酸化物において、上記2価の金属は亜鉛であってもよい。また、上記2価の金属はマグネシウムであってもよい。このように上記導電性酸化物においては、上記2価の金属として種々の金属を採用することができる。
本発明の他の局面に従った導電性酸化物は、InAlZnOと同じ結晶構造である基本構造からなる結晶相を有する導電性酸化物である。上記導電性酸化物は、インジウムと、アルミニウムおよび3価の金属と、一種または複数種の2価の金属との複合酸化物からなっている。上記結晶相におけるインジウムに対するアルミニウムおよび上記3価の金属の合計の原子濃度比は0.8以上1未満となっている。また、上記結晶相におけるインジウムに対する上記2価の金属の合計の原子濃度比は0.8以上1未満となっている。
本発明の他の局面に従った導電性酸化物は、インジウムと、アルミニウムおよび3価の金属と、一種または複数種の2価の金属との複合酸化物からなっているため、インジウムとガリウムと亜鉛との複合酸化物からなる従来の導電性酸化物に比べてレアメタルの含有量がより少なくなっている。また、上記導電性酸化物は、InAlZnOと同じ結晶構造である基本構造からなる結晶相を有し、かつ上記結晶相におけるインジウムに対するアルミニウムおよび上記3価の金属の合計の原子濃度比、ならびに上記2価の金属の合計の原子濃度比がそれぞれ0.8以上1未満となっている。このため、上記導電性酸化物では、上記本発明の一の局面に従った導電性酸化物と同様の理由から、半導体酸化物膜の組成のばらつきを抑制することができる。したがって、本発明の他の局面に従った導電性酸化物によれば、レアメタルの含有量がより少なく、かつ均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成することが可能な導電性酸化物を提供することができる。
上記導電性酸化物において、上記3価の金属はガリウムであり、かつ上記2価の金属は亜鉛およびマグネシウムであってもよい。このように上記導電性酸化物においては、上記3価の金属および2価の金属として種々の金属を採用することができる。
上記導電性酸化物において、上記結晶相の面積の割合は95%以上100%以下であってもよい。このように上記導電性酸化物における結晶相の混在を抑制することにより、均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成することがより容易になる。
上記導電性酸化物は、窒素、シリコン、チタン、バナジウム、クロム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、ハフニウム、タンタル、タングステン、錫およびビスマスからなる群より選択される少なくとも一の元素を含んでいてもよい。これにより、上記導電性酸化物における結晶相の混在を抑制しつつ、上記導電性酸化物を用いて形成される半導体酸化物膜の電気特性をより向上させることができる。
本発明に従った半導体酸化物膜は、均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成することが可能な上記本発明に従った導電性酸化物を用いて形成される。したがって、本発明に従った半導体酸化物膜によれば、均一な電気特性を有する半導体酸化物膜を提供することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明に従った導電性酸化物によれば、レアメタルの含有量がより少なく、かつ均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成することが可能な導電性酸化物を提供することができる。また、本発明に従った半導体酸化物膜によれば、均一な電気特性を有する半導体酸化物膜を提供することができる。
導電性酸化物の製造方法を概略的に示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
(実施の形態1)
まず、本発明の一の実施の形態である実施の形態1に係る導電性酸化物および半導体酸化物膜について説明する。本実施の形態に係る導電性酸化物は、結晶質InAlZnOと同じ結晶構造である基本構造からなる結晶相を有している。上記導電性酸化物は、インジウム(In)と、アルミニウム(Al)と、2価の金属である亜鉛(Zn)との複合酸化物(InAlZnO)からなっている。このように上記導電性酸化物は、In、ガリウム(Ga)およびZnの複合酸化物(IGZO)からなる従来の導電性酸化物のGaに代えてAlを含むものである。そのため、上記導電性酸化物では、従来の導電性酸化物に比べてレアメタルであるIn、GaおよびZnの合計濃度がより小さくなっている。
上記基本構造は菱面体構造であって、In原子が占有すべきInサイトと、Al原子などの3価の金属が占有すべきAlサイトと、Zn原子などの2価の金属が占有すべきZnサイトと、酸素(O)原子が占有すべきOサイトとを有している。上記導電性酸化物では、Inサイト、Alサイト、ZnサイトおよびOサイトは、In原子、Al原子、Zn原子およびO原子によりそれぞれ占有されている。なお、上記基本構造は、PDF(Powder Diffraction File)のNo.40−0258により明らかにされている構造である。
上記結晶相においては、Inに対するAlの原子濃度比は0.8以上1未満となり、かつInに対するZnの原子濃度比は0.8以上1未満となっている。すなわち、上記結晶相においては、InがAlおよびZnに対して過剰に存在した状態、またはAlおよびZnがInに対して不足した状態となっている。InがAlおよびZnに対して過剰に存在した状態では、Inサイトを占有するIn原子以外の原子が結晶格子間に侵入し、またはAlサイトおよびZnサイトを占有するAl原子およびZn原子を置換した状態となっている。一方、AlおよびZnがInに対して不足した状態では、上記基本構造のAlサイトおよびZnサイトのそれぞれにおいてAl原子およびZn原子が欠損した状態となっている。
上記導電性酸化物におけるIn、AlおよびZnなどの金属原子の濃度(単位:atom%)は、ICP(Inductively Coupled Plasma)発光分析により定量することができる。そして、Inに対するAlおよびZnのそれぞれの原子濃度比は、定量されたAlおよびZnの原子濃度をInの原子濃度によって規格化することにより算出することができる。なお、金属原子の濃度はたとえば有効数字3桁で定量され、原子濃度比はその3桁目を四捨五入することにより有効数字2桁で評価される。
上記導電性酸化物は、たとえばスパッタリングのターゲットに好ましく用いることができる。ここで、ターゲットとは、スパッタリングにより成膜する材料をプレート状に加工したものや、プレート状に加工された材料をバッキングプレート(ターゲットを貼り付けるための裏板)に貼り付けたものの総称である。バッキングプレートは、たとえば無酸素銅、鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、モリブデンあるいはチタンなどの素材を用いて作製することができる。また、ターゲットの形状は特に限定されるものではなく、たとえば径が1cmの円板形状(平板丸型)であってもよいし、大型液晶表示装置用のスパッタリングターゲットのように径が2mを超える角型(平板矩形)であってもよいし、あるいは長さが30cm、直径が8cmの円筒形状であってもよい。そして、本実施の形態に係る半導体酸化物膜は、上記導電性酸化物をターゲットとして用いたスパッタリングにより形成することができる。
次に、本実施の形態に係る導電性酸化物の製造方法について説明する。本実施の形態に係る導電性酸化物の製造方法では、以下に説明するように上記本実施の形態に係る導電性酸化物が製造される。
図1を参照して、まず、工程(S10)として、原料粉末準備工程が実施される。この工程(S10)では、原料粉末としてたとえばIn粉末、Al粉末およびZnO粉末が所定量準備される。そして、準備された原料粉末を混合することによりIn−Al−ZnO混合物が得られる。このとき、In−Al−ZnO混合物におけるInに対するAlの原子濃度比が0.8以上1未満となり、かつInに対するZnの原子濃度比が0.8以上1未満となるようにそれぞれの原料粉末が準備され、混合される。
次に、工程(S20)として、成形工程が実施される。この工程(S20)では、上記工程(S10)において得られた混合物に対してプレス成形などの成形加工が施される。これにより、上記混合物が所望の形状に成形された成形体が得られる。
次に、工程(S30)として、焼結工程が実施される。この工程(S30)では、上記工程(S20)において得られた成形体が大気雰囲気中において所定温度で加熱される。これにより、上記原料粉末の焼結体である導電性酸化物が形成される。以上のように工程(S10)〜(S30)が実施されることにより、上記本実施の形態に係る導電性酸化物が製造され、本実施の形態に係る導電性酸化物の製造方法が完了する。
以上のように、本実施の形態に係る導電性酸化物は、InとAlとZnとの複合酸化物(InAlZnO)からなっているため、InとGaとZnとの複合酸化物(IGZO)からなる従来の導電性酸化物に比べてレアメタルの含有量がより少なくなっている。また、上記導電性酸化物は、InAlZnOと同じ結晶構造である基本構造からなる結晶相を有し、かつ上記結晶相におけるInに対するAlおよびZnの原子濃度比がそれぞれ0.8以上1未満となっている。より詳細には、上記原子濃度比のそれぞれが1未満となっているため、InがAlおよびZnに対して過剰に存在した状態、またはAlおよびZnがInに対して不足した状態となっている。また、上記原子濃度比のそれぞれが0.8以上となっているため、上記導電性酸化物に対して上記結晶相が占める割合の低下が抑制されている。このため、上記導電性酸化物では、InとAlとZnとが同比率で存在する結晶相を有する従来の導電性酸化物に比べて複数の結晶相の混在が抑制されている。InAlZnOやInAlMgOなどの結晶相の他にIn、Al、ZnOまたはMgOなどの複数の結晶相が混在する導電性酸化物の焼結体をターゲットとしてスパッタリングする場合、結晶相ごとにスパッタリング速度が異なることに起因して半導体酸化物膜の組成にばらつきが生じる。これに対して、上記導電性酸化物では、InAlZnOやInAlMgOなどの結晶相を主に有しているため、複数の結晶相の混在が抑制されている。このため、上記導電性酸化物をターゲットとした場合には均一な速度でスパッタリングを行うことが可能となり、その結果半導体酸化物膜の組成のばらつきを抑制することができる。したがって、本実施の形態に係る導電性酸化物によれば、レアメタルの含有量をより少なくし、かつスパッタリングのターゲットとして用いた場合に均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成することができる。また、本実施の形態に係る半導体酸化物膜は、均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成することができる上記本実施の形態に係る導電性酸化物をターゲットとして用いたスパッタリングにより形成される。したがって、本実施の形態に係る半導体酸化物膜によれば、電子移動度やオン電流などの電気特性をより均一化することができる。
また、上記導電性酸化物は、Inと、Alと、Znとの複合酸化物(InAlZnO)からなるものに限定されず、たとえばInと、Alと、2価の金属であるMgとの複合酸化物(InAlMgO)からなっていてもよい。この場合、上記基本構造のZnサイトはMg原子により占有され、また上記結晶相におけるInに対するMgの原子濃度比は、Znと同様に0.8以上1未満となっている。
(実施の形態2)
次に、本発明の他の実施の形態である実施の形態2に係る導電性酸化物および半導体酸化物膜について説明する。本実施の形態に係る導電性酸化物は、上記実施の形態1と同様に、結晶質InAlZnOと同じ結晶構造である基本構造からなる結晶相を有している。そして、本実施の形態に係る導電性酸化物は、Inと、Alおよび3価の金属であるガリウム(Ga)と、複数種の2価の金属であるZnおよびマグネシウム(Mg)との複合酸化物からなっている。
上記基本構造は、上記実施の形態1と同様にInサイトと、Alサイトと、Znサイトと、Oサイトとを有している。本実施の形態では、Alサイトは3価の金属であるAlおよびGaにより占有され、またZnサイトは2価の金属であるZnおよびMgにより占有されている。Alサイトを占有する3価の金属としては、Ga以外にもたとえばタリウム(Tl)などを採用することができる。また、Znサイトを占有する2価の金属としては、ZnおよびMg以外にもたとえばカルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)、カドミウム(Cd)または水銀(Hg)などを採用することができる。また、上記導電性酸化物を構成する2価の金属は複数種であってもよいが、一種であってもよい。
上記結晶相においては、Inに対するAlおよびGaの合計の原子濃度比は0.8以上1未満となり、かつInに対するZnおよびMgの合計の原子濃度比は0.8以上1未満となっている。すなわち、上記結晶相においては、上記実施の形態1と同様に、Inが3価の金属(Al、Ga)および2価の金属(Zn、Mg)に対して過剰に存在した状態、または3価の金属(Al、Ga)および2価の金属(Zn、Mg)がInに対して不足した状態となっている。また、上記導電性酸化物は、上記実施の形態1と同様にスパッタリングのターゲットに好ましく用いることができる。そして、本実施の形態に係る半導体酸化物膜は、上記導電性酸化物をターゲットとして用いたスパッタリングにより形成される。
以上のように、本実施の形態に係る導電性酸化物は、Inと、AlおよびGaと、ZnおよびMgとの複合酸化物からなっているため、InとGaとZnとの複合酸化物からなる従来の導電性酸化物に比べてレアメタルの含有量がより少なくなっている。また、上記導電性酸化物は、InAlZnOと同じ結晶構造である基本構造からなる結晶相を有し、かつ上記結晶相におけるInに対するAlおよびGaの合計の原子濃度比、ならびにZnおよびMgの合計の原子濃度比がそれぞれ0.8以上1未満となっている。このため、上記導電性酸化物では、上記実施の形態1に係る導電性酸化物と同様の理由から、均一な速度でスパッタリングを行うことが可能となり、その結果半導体酸化物膜の組成のばらつきを抑制することができる。したがって、本実施の形態に係る導電性酸化物によれば、レアメタルの含有量をより少なくし、かつスパッタリングのターゲットとして用いた場合に均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成することができる。
また、上記実施の形態1および2に係る導電性酸化物において、上記結晶相の割合は、90%以上100%以下であることが好ましく、95%以上100%以下であることがより好ましい。このように上記導電性酸化物において結晶相が混在する割合を低減することにより、その粒界において不可避的に存在する異なる結晶相や非晶質成分などを低減することができる。その結果、上記導電性酸化物を用いて均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成することがより容易になる。
また、上記導電性酸化物における結晶相の割合は、たとえば透過電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)およびこれに付帯するエネルギー分散型X線分析(EDX:Energy Dispersive X−ray Spectrometry)を用いて測定することができる。具体的には、まず、TEMによる透過像とEDXによる元素の分布像により、導電性酸化物の主成分(InAlZnO)と異なる組成(In、Al、ZnOなど)を有する粒子を抽出する。次に、当該異なる組成の粒子に関して透過電子線回折を行い、結晶構造の同定を行う。そして、同定された結晶構造が導電性酸化物の主成分の結晶構造である上記基本構造と異なる場合には、当該異なる組成の粒子を抽出し割合を算出する。そして、上記導電性酸化物全体から当該異なる組成の粒子の割合を減じて得た割合を上記結晶相の割合とする。なお、これらの割合はTEM像により算出されるものであるため、占有面積による割合を意味する。
このように、上記導電性酸化物中に上記主成分(InAlZnO)からなる結晶相以外に異なる組成からなる結晶相が含まれる場合において、Inに対するAlおよびGaの合計の原子濃度比、ならびにZnおよびMgの合計の原子濃度比を確認する方法を説明する。
まず、上述のように、TEMおよびこれに付帯するEDXを用いて上記主成分からなる結晶相、および上記主成分と異なる組成からなる結晶相の割合を算出する。次に、EDXを用いてIn、AlおよびZnを正確に定量することができるようにするため、上記結晶相の割合をICP発光分析による定量値を用いて補正する。次に、SEM(Scanning Electron Microscope)−EDXまたはTEM−EDXにより、上記主成分からなる結晶相中のIn、AlおよびZnを定量する。そして、定量されたAlおよびZnの原子濃度をInの原子濃度によって規格化することにより、Inに対するAlおよびZnのそれぞれの原子濃度比を算出することができる。なお、各金属原子の濃度はたとえば有効数字3桁で定量され、原子濃度比はその3桁目を四捨五入することにより有効数字2桁で評価される。このようにして、上記原子濃度比を算出することにより、これらの値が0.8以上であり、かつ1未満であることを確認することができる。
また、上記実施の形態1および2に係る導電性酸化物は、窒素(N)、シリコン(Si)、チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、錫(Sn)およびビスマス(Bi)からなる群より選択される一の元素を含んでいてもよい。これにより、上記導電性酸化物における複数の結晶相の混在を抑制しつつ、上記導電性酸化物を用いて形成される半導体酸化物膜のオン電流(Ion)をより向上させることができる。また、このように複数の結晶相の混在を抑制しつつ半導体酸化物膜のオン電流を向上させるためには、上記元素の濃度は1×1021/cm以下であることが好ましい。なお、上記元素の濃度は、2次イオン質量分析法(SIMS:Secondary Ion Mass Spectrometry)により測定することができる。
(実施例1〜4)
まず、原料粉末としてIn粉末(純度:99.99%、平均粒径:1μm)と、Al粉末(純度:99.99%、平均粒径:1μm)と、ZnO粉末(純度:99.99%、平均粒径:1μm)とをそれぞれ所定量準備した。そして、準備した粉末をボールミル装置に入れ、水を分散溶媒として用いて6時間粉砕混合した。その後、スプレードライヤを用いて水を揮発させることによりIn−Al−ZnO混合物を得た。このとき、In−Al−ZnO混合物におけるInに対するAlの原子濃度比が0.8以上1未満となり、かつInに対するZnの原子濃度比が0.8以上1未満となるように原料粉末を準備し、これらを混合した。
次に、上記混合物をプレスして成形した後、さらに冷間等方圧プレス(CIP:Cold Isostatic Press)によって加圧成形した。これにより、直径が100mmで厚さが約9mmの円板状の成形体を作製した。次に、作製した成形体を大気雰囲気中において1500℃以上1600℃以下の温度で加熱して焼結させることにより導電性酸化物を作製した。
(実施例5〜8)
上記実施例1〜4のZnO粉末に代えてMgO粉末を準備し、準備した原料粉末を混合することによりIn−Al−MgO混合物を得た。このとき、In−Al−MgO混合物におけるInに対するAlの原子濃度比が0.8以上1未満となり、かつInに対するMgの原子濃度比が0.8以上1未満となるように原料粉末を準備し、これらを混合した。その他の条件は上記実施例1〜4と同様とした。
(実施例9)
上記実施例1〜4のIn粉末、Al粉末およびZnO粉末に加えて、Ga粉末とMgO粉末とをさらに準備した。そして、準備した粉末を上記実施例1〜4と同様に混合した。このとき、上記混合物におけるInに対するAlおよびGaの合計の原子濃度比が0.8以上1未満となり、かつInに対するZnおよびMgの合計の原子濃度比が0.8以上1未満となるように原料粉末を準備し、これらを混合した。その他の条件は上記実施例1〜4と同様とした。
(実施例10)
上記実施例1〜4のIn粉末、Al粉末およびZnO粉末に加えて窒化アルミニウム(AlN)粉末をさらに準備し、これらの原料粉末を混合した。その他の条件は上記実施例1〜4と同様とした。
(実施例11〜22)
上記実施例1〜4のIn粉末、Al粉末およびZnO粉末に加えて、SiO、TiO、V、Cr、ZrO、Nb、MoO、HfO、Ta、WO、SnOおよびBiの粉末をさらに準備し、これらの原料粉末を混合した。その他の条件は上記実施例1〜4と同様とした。
(比較例1)
上記実施例1〜4において、In−Al−ZnO混合物におけるInに対するAlおよびZnのそれぞれの原子濃度比が1となるように原料粉末を準備し、これらを混合した。その他の条件は上記実施例1〜4と同様とした。
(比較例2)
上記実施例5〜8において、In−Al−MgO混合物におけるInに対するAlおよびMgのそれぞれの原子濃度比が1となるように原料粉末を準備し、これらを混合した。その他の条件は上記実施例5〜8と同様とした。
<ICP発光分析>
各実施例および比較例の導電性酸化物におけるIn、Al、Ga、ZnおよびMgの原子濃度(atom%)をICP発光分析により測定した。そして、測定した原子濃度の値よりInに対するAl、Ga、ZnおよびMgの原子濃度比をそれぞれ算出した。
<SIMS分析>
実施例10〜22の導電性酸化物についてSIMS分析を行った。これにより、実施例10〜22の導電性酸化物に含まれるN、Si、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、SnおよびBiの1cm当りの原子数(個/cm)を調査した。
<エネルギー分散型X線分析>
各実施例および比較例の導電性酸化物を任意の面において切断し、当該切断面を分析型走査電子顕微鏡によりエネルギー分散型X線分析した。これにより、当該切断面において、結晶質InAlZnOと同じ結晶構造である基本構造からなる結晶相が当該切断面全体に対して占有する割合を調査した。
<オン電流値>
各実施例および比較例の導電性酸化物をターゲットとして用いて、直流(DC:Direct Current)マグネトロンスパッタ法によりTFTのチャネル層となる半導体酸化物膜を形成した。そして、作製したTFTのオン電流の測定を行った。以下、TFTの作製手順およびオン電流の測定について説明する。
まず、各実施例および比較例の導電性酸化物を直径3インチ(76.2mm)、厚さ5mmの円板状に加工することにより、スパッタリング用のターゲットを作製した。また、成膜用基板として、導電性シリコンウェハ(サイズ:25mm×25mm×0.5mm、抵抗率:0.02Ωcm未満)上に熱酸化によりSiO膜(厚さ:100nm)を形成したもの準備した。次に、3インチの直径を有する面がスパッタ面となるように、作製したターゲットをスパッタリング装置内に配置した。また、成膜用基板をスパッタリング装置内の水冷された基板ホルダに配置した。このとき、ターゲットと成膜用基板との距離は40mmとした。
次に、スパッタリング装置の成膜室内を1×10−4Paにまで真空引きした。次に、成膜用基板とターゲットとの間にシャッターを配置した状態において、アルゴンガスを成膜室内に導入し、成膜室内の圧力を0.5Paとした。次に、ターゲットに100Wの直流電力を印加してスパッタリング放電することにより、ターゲット表面のクリーニングを10分間行った。
次に、アルゴンガスを成膜室内に導入し、成膜室内の圧力を0.1Paとした。次に、ターゲットに100Wの直流電力を印加した状態で基板とターゲットとの間のシャッターを外して、成膜基板上に50nmの厚みを有する半導体酸化物膜を形成した。成膜時間は、30時間および130時間とした。なお、基板ホルダは水冷するのみで電圧は印加しなかった。
次に、半導体酸化物膜上にレジストを塗布した。次に、レジストを露光、現像して所定の開口部を有するレジストマスクを形成した。次に、エッチング水溶液(リン酸:酢酸:水=4:1:100)に半導体酸化物膜を浸漬し、レジストマスクにより保護されていない部分の半導体酸化物膜をエッチングした。そして、エッチングが完了した後にレジストマスクを除去した。このようにして、半導体酸化物膜を所定の形状(チャネル幅:50μm、チャネル長さ:20μm)に加工した。そして、加工された半導体酸化物膜を大気中において350℃の温度で熱処理した。
次に、半導体酸化物膜上にレジストを塗布した。そして、レジストを露光、現像し、ソース電極およびドレイン電極を形成すべき部分(電極形成部)を露出させる開口部を有するレジストマスクを形成した。次に、スパッタリングにより上記電極形成部においてAlからなる金属層と、Moからなる金属層とを順に形成し、Al/Moの3層構造を有するソース電極およびドレイン電極(膜厚:100nm)を形成した。その後、半導体酸化物膜上のレジストを剥離した。このようにして、各実施例および比較例の導電性酸化物を用いて形成される半導体酸化物膜をチャネル層とするTFTを作製した。
作製したTFTについて、以下のようにしてオン電流(Ion)を測定した。まず、ソース電極とドレイン電極との間に10Vの電圧を印加した。そして、ソース電極とゲート電極との間に印加する電圧(Vgs)を−10Vから20Vに変化させて、そのときのドレイン電流(Ids)を測定した。そして、Vgs=5Vにおけるドレイン電流(Ids)の電流値をオン電流(Ion)の値として算出した。表1は、各実施例および比較例の導電性酸化物の組成、結晶相の種類および結晶相の割合、ならびに半導体酸化物膜のオン電流を示している。
Figure 2014152369
表1から明らかなように、比較例では上記基本構造からなる結晶相(InAlZnO、InAlMgO)の割合が90%であるのに対し、実施例では上記結晶相の割合が95%以上であった。これにより、上記結晶相におけるInに対する3価の金属(Al、Ga)および2価の金属(Zn、Mg)の原子濃度比を0.8以上1未満とすることで、導電性酸化物における結晶相の混在が抑制されることが明らかとなった。
また、比較例では30時間成膜した場合と130時間成膜した場合とでオン電流の値が大きく異なったのに対し、実施例では30時間成膜した場合と130時間成膜した場合とでオン電流値が同じになった。これにより、上記原子濃度比を0.8以上1未満とすることにより均一な組成を有する半導体酸化物膜が形成され、その結果半導体酸化物膜の電気特性(オン電流)を均一にすることができることが明らかとなった。
また、実施例1〜4の場合に対して実施例9の場合ではオン電流の値がより大きくなった。これにより、上記結晶相におけるAlの一部をGaにより置換し、かつZnの一部をMgにより置換することで、半導体酸化物膜の電気特性がより向上することが明らかとなった。
また、実施例1〜4の場合に対して実施例10〜22の場合ではオン電流の値がより大きくなった。これにより、導電性酸化物にN、Si、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、SnおよびBiなどの元素を含有させることにより、半導体酸化物膜の電気特性がより向上することが明らかとなった。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の導電性酸化物および半導体酸化物膜は、レアメタルの含有量をより少なくし、かつ均一な組成を有する半導体酸化物膜を形成することが要求される導電性酸化物および当該導電性酸化物を用いて形成される半導体酸化物膜において、特に有利に適用され得る。

Claims (8)

  1. InAlZnOと同じ結晶構造である基本構造からなる結晶相を有する導電性酸化物であって、
    インジウムと、アルミニウムと、2価の金属との複合酸化物からなり、
    前記結晶相における前記インジウムに対する前記アルミニウムの原子濃度比は0.8以上1未満であり、
    前記結晶相における前記インジウムに対する前記2価の金属の原子濃度比は0.8以上1未満である、導電性酸化物。
  2. 前記2価の金属は、亜鉛である、請求項1に記載の導電性酸化物。
  3. 前記2価の金属は、マグネシウムである、請求項1に記載の導電性酸化物。
  4. InAlZnOと同じ結晶構造である基本構造からなる結晶相を有する導電性酸化物であって、
    インジウムと、アルミニウムおよび3価の金属と、一種または複数種の2価の金属との複合酸化物からなり、
    前記結晶相における前記インジウムに対する前記アルミニウムおよび前記3価の金属の合計の原子濃度比は0.8以上1未満であり、
    前記結晶相における前記インジウムに対する前記2価の金属の合計の原子濃度比は0.8以上1未満である、導電性酸化物。
  5. 前記3価の金属は、ガリウムであり、
    前記2価の金属は、亜鉛およびマグネシウムである、請求項4に記載の導電性酸化物。
  6. 前記結晶相の面積の割合は、95%以上100%以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の導電性酸化物。
  7. 窒素、シリコン、チタン、バナジウム、クロム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、ハフニウム、タンタル、タングステン、錫およびビスマスからなる群より選択される少なくとも一の元素を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の導電性酸化物。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の導電性酸化物を用いて形成される、半導体酸化物膜。
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