JP5857775B2 - 導電性酸化物およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スパッタリング法のターゲットに用いる導電性酸化物およびその製造方法に関する。
従来は、液晶表示装置、薄膜EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置、有機EL表示装置等の薄膜トランジスタ(TFT)のチャネル層に、非晶質シリコン膜等の半導体膜を使用していた。
近年、TFTのチャネル層には、In−Ga−Zn系複合酸化物(IGZO)を主成分とする酸化物半導体膜を用いている。IGZOは、非晶質シリコン膜よりもキャリアの移動度が大きいという利点を有する。たとえば特開2008−199005号公報(特許文献1)では、導電性を示す酸化物粉末の焼結体をターゲットに用いて、スパッタリング法によって酸化物半導体膜を作製している。また、特開2008−163442号公報(特許文献2)では、結晶相InGaZnO4と結晶相Ga2ZnO4とを含む焼結体を用いて、スパッタリング時のターゲットの異常放電を抑制している。
特許文献1では、まず、スパッタリング装置内のターゲットに電圧を印加する。そして、ターゲット表面を真空槽内で希ガスイオンを用いてスパッタリングすることにより、ターゲットの構成原子が基板に向けて飛び出して、基板上に堆積される。このようにして、基板上にIGZOを主成分とする酸化物半導体膜を形成する。
特開2008−199005号公報 特開2008−163442号公報
上記の半導体酸化物膜は、In、Ga、Zn等のレアメタルを含むが、これらのレアメタルは供給不安があるため、レアメタルの使用量を極力減少させておきたい。しかし、レアメタルの使用量を減らすと、TFTのサブスレッショルドスウィング(Sub-threshold swing)値(以下、「S値」とも記す)が上昇し、TFTのスイッチング速度が低下することが危惧される。
上記レアメタルの供給不安を回避すべく、レアメタルを代替する材料を検討した。その結果、Ga等のレアメタルをAlに代えて特定組成としたときには、In−Ga−Zn−Oからなる半導体酸化物膜と同等またはそれよりも低いS値の半導体酸化物膜を作製し得る導電性酸化物を得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の導電性酸化物は、結晶質InAl1-mZn1-q4-p(0<m<1、0<q<1、0≦p≦3m/2+q)と、結晶質Al2ZnO4とを含むことを特徴とする。上記の導電性酸化物において、Znの原子濃度比を1とした場合に、Alの原子濃度比が1.1以下(ただし、0を除く)であることが好ましく、Alの原子濃度比が0.9以上であることがより好ましい。
上記の導電性酸化物において、Znの原子濃度比を1とした場合に、Inの原子濃度比が0.9以上1.1以下であることが好ましい。
上記の導電性酸化物の断面積に占める結晶質Al2ZnO4の割合が、50%以下(ただし、0を除く)であることが好ましい。
上記の導電性酸化物は、N、Ga、Mg、Si、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Sn、およびBiから選ばれた少なくとも1種の元素をさらに含むことが好ましい。上記の導電性酸化物は、スパッタリング法のターゲットに好適に用いることができる。
本発明は、上記の導電性酸化物の製造方法でもあり、結晶質Al2ZnO4からなる第1粒子を準備する工程と、結晶質InAl1-mZn1-q4-p(0<m<1、0<q<1、0≦p≦3m/2+q)からなる第2粒子を準備する工程と、第1粒子と第2粒子とを混合して焼結する工程とを含むことを特徴とする。
本発明は、上記構成を有することにより、レアメタルの使用量が少なく、スパッタリング用のターゲットに好適な導電性酸化物およびその製造方法を提供する。
以下、本発明の導電性酸化物を説明する。本発明の導電性酸化物は、結晶質InAl1-mZn1-q4-p(0<m<1、0<q<1、0≦p≦3m/2+q)と結晶質Al2ZnO4とを含むことを特徴とする。本発明の導電性酸化物は、結晶質InAl1-mZn1-q4-pおよび結晶質Al2ZnO4に加え、さらに結晶質In2Zn47等の他の結晶質を含んでもよい。
上記の本発明の導電性酸化物をスパッタリングのターゲットに用いて、TFTにおけるチャネル層を作製することにより、TFTのS値を低くすることができる。
この理由は、結晶質InAl1-mZn1-q4-pが、結晶質InAlZnO4よりも電子の捕獲準位密度が小さいため、結晶質InAl1-mZn1-q4-pを含む半導体酸化物膜をチャネル層に用いることにより、TFTにおけるチャネル層と絶縁層との界面の捕獲準位密度が小さくなり、S値が低下することによるものと推察される。
上記の「結晶質InAl1-mZn1-q4-p」は、結晶質InAlZnO4に対し、AlおよびZnの一部が欠損した状態の結晶質である。これらの欠損に伴い、酸素原子比の化学量論比が「4」よりも小さい値をとる場合(すなわち0<p)もある。つまり、本発明の導電性酸化物は、公知の結晶質InAlZnO4からAlおよびZnの一部が欠損した結晶質InAl1-mZn1-q4-pと、結晶質Al2ZnO4とを所定の条件で混合して改質して得られた焼結体である。
上記結晶質InAl1-mZn1-q4-pにおけるmおよびqの値を直接算出することは困難であるため、本発明では、導電性酸化物全体の組成をICP(誘導結合プラズマ)発光分光により求めてから、X線回折を用いて結晶相を同定することにより、導電性酸化物中の結晶質InAl1-mZn1-q4-pの存在を確認する。
たとえば、ICP発光分析によって求められた導電性酸化物のIn:Al:Znの原子濃度比が1:1:1であるにもかかわらず、X線回折でInAlZnO4およびAl2ZnO4の存在が確認された場合、導電性酸化物にAl2ZnO4と結晶質InAl1-mZn1-q4-p(0<m<1、0<q<1、0≦p≦3m/2+q)とが含まれると判断する。
本発明の導電性酸化物において、Znの原子濃度比を1とした場合に、Alの原子濃度比が2未満であることが好ましく、より好ましくは、Alの原子濃度比が1.1以下である。このような導電性酸化物を用いて酸化物半導体膜を作製することにより、TFTのS値をさらに低くすることができる。
本発明の導電性酸化物において、Znの原子濃度比を1とした場合に、Alの原子濃度比が0.8以上1.2以下であることが好ましく、より好ましくは0.9以上1.1以下である。また、本発明の導電性酸化物において、Znの原子濃度比を1とした場合に、Inの原子濃度比が0.8以上1.2以下であることが好ましく、より好ましくは0.9以上1.1以下である。上記Zn、Al、およびInの原子濃度比を満たす導電性酸化物を用いてTFTのチャネル層を作製することにより、TFTのS値をさらに低下させることができる。なお、上記のIn、AlおよびZnの原子濃度比は、ICP発光分析によって測定される各元素の原子濃度値(単位:at.%)を、Znの濃度値で規格化したものである。
本発明の導電性酸化物の断面積に占める結晶質Al2ZnO4の割合は、50%以下であることが好ましい。このような結晶質Al2ZnO4の断面積の割合を満たすことにより、その導電性酸化物を用いて作製した酸化物半導体膜をチャネル層に用いたTFTのS値を低くすることができる。上記の断面積に占める結晶質Al2ZnO4の面積比は、20%以下であることがより好ましく、さらに好ましくは10%以下である。中でも、導電性酸化物の断面積に占める結晶質Al2ZnO4の断面に占める割合が0.5%以上であることが好ましい。
導電性酸化物の断面に占める結晶質Al2ZnO4の断面積の割合は、エネルギー分散型蛍光X線分析を付帯した走査型電子顕微鏡によって求める。具体的には、導電性酸化物の試料断面に入射電子ビームを照射したときに、その断面から反射された電子(反射電子像)を観察し、コントラストの異なる領域に対し、蛍光X線分析によって結晶質Al2ZnO4の領域を特定することにより、断面に占めるAl2ZnO4の面積割合を算出する。また、透過型電子顕微鏡によっても、同様の方法で求めることができる。
上記断面積の割合や、導電性酸化物中のIn、Al、およびZnの原子濃度比は、後述する第1粒子と第2粒子との混合比によって調節する。また、上記結晶質の断面積の割合は、結晶質In2Zn47等の他の結晶質からなる粉末を添加して調節してもよいし、導電性酸化物を作製するときの焼結条件、たとえば焼結温度によって調節してもよい。
ここで、導電性酸化物が結晶質In2Zn47を含む場合、以下の方法により、導電性酸化物中に含まれる結晶質InAl1-mZn1-q4-pの存在を確認する。
まず、X線回析法により、Al2ZnO4、およびIn2Zn47の存在を確認する。続いて、エネルギー分散型蛍光X線分析を付帯した走査型電子顕微鏡で観察される導電性酸化物の任意の断面に基づいて、結晶質Al2ZnO4と、結晶質In2Zn47とのそれぞれの面積を算出し、各結晶質に含まれるAl、In、Znの原子濃度を算出する。また、ICP発光分光により、導電性酸化物中の原子濃度を求める。そして、ICP発光分光により求めたAl、In、Znの原子濃度から、結晶質Al2ZnO4に含まれるAl、およびZnの原子濃度を引いた値が、1:1:1よりも少ない場合、すなわち、AlおよびZnの各比がInの比よりも小さい場合には、導電性酸化物中に結晶質InAl1-mZn1-q4-p(0<m<1、0<q<1、0≦p≦3m/2+q)が存在すると判断する。
本発明の導電性酸化物は、N、Ga、Mg、Al、Si、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Sn、およびBiから選ばれた少なくとも1種の元素をさらに含むことが好ましい。このような元素を含む導電性酸化物を用いて作製した酸化物半導体膜は、TFTのオン電流を大きくすることができる。これらの元素の含有量は、ICP発光分析または2次イオン質量分析法(SIMS)によって測定することができる。
上記の導電性酸化物は、スパッタリングに用いるターゲットに好適に用いられる。ここで、「ターゲット」とは、スパッタリングで成膜するための材料をプレート状に加工したものや、当該プレート状の材料をバッキングプレート(ターゲット材を貼り付けるための裏板)に貼り付けたものなどの総称である。バッキングプレートは、無酸素銅、鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、モリブデン、チタンなどの素材に基づいて作製される。ターゲットに用いる導電性酸化物の形状は、たとえば、径が1cmの円板状(平板丸型)であってもよいし、大型LCD(液晶表示装置)用のスパッタリングターゲットのように径が2mを超える角型(平板矩形)であってもよい。
<導電性酸化物の製造方法>
以下、本発明の導電性酸化物の製造方法の一例を説明する。本発明の導電性酸化物の製造方法は、結晶質Al2ZnO4からなる第1粒子を準備する工程と、結晶質InAl1-mZn1-q4-p(0<m<1、0<q<1、0≦p≦3m/2+q)からなる第2粒子を準備する工程と、第1粒子と第2粒子とを混合して焼結する工程とを含むことを特徴とする。以下に各工程を説明する。
(第1粒子を準備する工程)
まず、通常のボールミル、遊星ボールミル、ビーズミル等を用いて、乾式または湿式のいずれかの混合方式によって、酸化アルミニウム(Al23)粉末と酸化亜鉛(ZnO)粉末とを混合することにより第1混合物を作製する。湿式の混合方式を用いる場合、第1混合物を自然乾燥やスプレードライヤなどの乾燥方法を用いて乾燥することが好ましい。また、酸化アルミニウムの粉末および酸化亜鉛の粉末は、99.9%以上の高純度の粉末であることが好ましい。
次に、上記第1混合物を800℃以上1200℃以下の温度で仮焼することにより、結晶質Al2ZnO4からなる第1粒子を作製する。仮焼温度が800℃未満であると、仮焼後の第1粒子に、ZnO、Al23などの未反応の粒子が残存する可能性がある。仮焼温度が1200℃を超えると、仮焼後の粉末の粒径が過剰に大きくなり、仮焼後の粉末を粉砕しにくくなる。
また、上記仮焼は、大気雰囲気、酸素雰囲気、窒素−酸素混合雰囲気等で行なうことが好ましく、より好ましくは大気雰囲気または酸素雰囲気である。ここで、酸素雰囲気とは、酸素が雰囲気全体の40%以上を占める雰囲気をいう。また、ZnOの蒸発を抑制するという観点から、加圧ガス中の焼結、ホットプレス焼結、HIP(熱間静水圧処理)焼結などを利用してもよい。
上記の第1粒子の平均粒径は、0.1μm以上1.5μm以下が好ましい。第1粒子の平均粒径は、光散乱法により求めることができる。
(第2粒子を準備する工程)
次に、通常のボールミル、遊星ボールミル、ビーズミル等を用いて、乾式または湿式のいずれかの混合方式によって、酸化インジウム(In23)の粉末と、酸化ガリウム(Al23)の粉末と、酸化亜鉛(ZnO)の粉末とを混合することにより第2混合物を作製する。これらの各原料粉末は、99.9%以上の高純度であることが好ましい。
上記第2混合物を1200℃以上1400℃以下の温度で仮焼することにより、結晶質InAl1-mZn1-q4-pからなる第2粒子を作製する。仮焼温度が1200℃未満であると、仮焼後の第2粒子に、酸化インジウム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛などの未反応の粒子が残存する可能性があるため好ましくない。また、仮焼温度が1400℃を超えると、仮焼後の粉末の粒径が過剰に大きくなり、仮焼後の粉末を粉砕しにくくなる。なお、仮焼の雰囲気や仮焼条件は、上述の第1粒子を作製する工程と同様である。
上記の第2粒子の平均粒径は、0.1μm以上1.5μm以下が好ましい。第2粒子の平均粒径は、光散乱法により求めることができる。
なお、第2混合物を作製するときの各原料粉末の混合割合は、完成する導電性酸化物のIn、Al、Znの原子濃度比に応じて決定する。また、第1粒子と第2粒子との混合割合を調整することにより、完成する導電性酸化物のIn、Al、Znの原子濃度比を調製してもよい。
たとえば、Xmol(X≦0.5)の第1粒子と(1−X)molの第2粒子とを混合して、In、AlおよびZnを等モル比で含む導電性酸化物を作製する場合、第2粒子を作製する原料粉末は、In:Al:Zn=1:1−2X:1−Xのモル比の第2粒子を作製できるように、酸化インジウムの粉末、酸化アルミニウムの粉末、および酸化亜鉛の粉末の混合割合を調整する。
(第1粒子と第2粒子とを混合して焼結する工程)
次に、第1粒子と第2粒子とを所定の混合比率で混合することにより、第3混合物を作製する。第1粒子と第2粒子との混合比率は、作製する導電性酸化物に含まれるIn、AlおよびZnの原子濃度比、および第2粒子を構成するIn、AlおよびZnの原子濃度比に基づいて決定する。
また、第1粒子と第2粒子とを均一に混合するという観点から、第1粒子および第2粒子をボールミルなどで粉砕した後に混合することが好ましい。
上記の第3混合物に対し、Al23、SiO2等の酸化物粉末を添加することにより、N、Ga、Mg、Si、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Sn、およびBiから選ばれた少なくとも1種の元素を混入してもよい。このような元素を含む酸化物半導体膜をTFTのチャネル層に用いると、TFTのオン電流を大きくすることができる。
また、上記の酸化物粉末とは別に、結晶質In2Zn47等からなる第3粒子を第3混合物に混合してもよい。たとえば、第1粒子および第2粒子を用いても、所望のIn、Zn、Alの原子濃度比の導電性酸化物を作製できない場合に、第3粒子を添加することにより、所望の原子濃度比の導電性酸化物を作製することができる。第3粒子の平均粒径は、第1粒子および第2粒子と同様に0.1μm以上1.5μm以下であることが好ましい。
次に、第3混合物を所定の形状に成形して焼結することが好ましい。このように先に成形してから焼結することにより、焼結効率を高めることができる。焼結時の温度は、焼結体の密度を向上させる観点から、1000℃以上であることが好ましい。このような高密度の焼結体を用いて作製された酸化物半導体膜をTFTのチャネル層として用いると、TFTのS値をさらに低下させることができる。また、焼結温度を1500℃以下とすることにより、結晶質InAlZnO4の単相が成長しにくくなる。なお、焼結時の雰囲気や、焼結条件は、上述の第1の混合物を準備する工程と同様とすることができる。
以上の工程により、結晶質InAl1-mZn1-q4-pと結晶質Al2ZnO4とを含む導電性酸化物を製造することができる。このようにして製造した導電性酸化物をターゲットに用いて、スパッタリングによってTFTのチャネル層を作製すると、TFTのS値を低くすることができる。また、第3混合物の焼結の温度を調節することにより、導電性酸化物の断面積に占める結晶質Al2ZnO4の割合を調整することができる。
以下の方法により、各実施例および比較例1の導電性酸化物を作製した。
(実施例1)
実施例1では、以下の各工程によって、結晶質InAl1-mZn1-q4-pおよび結晶質Al2ZnO4を含む導電性酸化物を作製した。
(第1粒子を準備する工程)
まず、Al23粉末(純度:99.99%、BET比表面積:11m2/g)と、ZnO粉末(純度:99.99%、BET比表面積:4m2/g)とを等モル混合比で混合した。この混合物に対し、分散溶媒として水を加えてビーズミル装置で30分間粉砕混合することにより、Al23−ZnO混合物(第1混合物)を作製した。
次に、上記第1混合物をスプレードライヤで乾燥させて、アルミナ製ルツボに入れ、大気雰囲気中で900℃で5時間の仮焼を行なうことにより、結晶質Al2ZnO4からなる第1粒子を作製した。
(第2粒子を準備する工程)
次に、In23粉末(純度:99.99%、BET:比表面積5m2/g)と、Al23粉末(純度:99.99%、BET比表面積:5m2/g)と、ZnO粉末(純度:99.99%、BET比表面積:4m2/g)とを、In23:Al23:ZnO=0.5:0.25:0.75のモル混合比で混合した。次に、これらの混合物に対し、分散溶媒として水を加えてビーズミル装置で30分間粉砕混合することにより、In23−Al23−ZnO混合物(第2混合物)を作製した。
上記第2混合物をスプレードライヤで乾燥させて、アルミナ製ルツボに入れて、大気雰囲気中で1200℃で5時間の仮焼を行なうことにより、結晶質InAl1-mZn1-q4-p(0<m<1、0<q<1、0≦p≦3m/2+q)からなる第2粒子を作製した。
(第1粒子と第2粒子とを混合して焼結する工程)
上記で作製した第1粒子および第2粒子に対し、分散溶媒として水を加えて、ビーズミル装置で30分間粉砕することにより、第3混合物を作製した。このとき、第3混合物のIn、AlおよびZnの原子濃度比がIn:Al:Zn=1:1:1となるように第1粒子と第2粒子との混合比率を調製した。この第3混合物の粒径を光散乱法で測定したところ、第3混合物の平均粒径は0.8μmであった。
上記の第3混合物をスプレードライヤで乾燥させて、プレスによって成形し、さらにCIPによって加圧成形することにより、直径100mm、厚さ9mmの円板状の成形体を作製した。この成型体を大気雰囲気中において、1350℃で5時間焼結することにより、本実施例の導電性酸化物を作製した。
(実施例2〜4)
実施例1に対し、第2粒子を準備する工程において、混合するIn23粉末、Al23粉末、およびZnO粉末のモル混合比を表2のようにし、第3混合物を焼結するときの温度が、表1の「焼結温度」の欄に示すように異なる他は、実施例1と同様の方法により、実施例2〜4の導電性酸化物を作製した。
Figure 0005857775
Figure 0005857775
(比較例1)
本比較例では、Al23粉末(純度:99.99%、BET比表面積:5m2/g)と、ZnO粉末(純度:99.99%、BET比表面積:4m2/g)と、In23粉末(純度:99.99%、BET:比表面積5m2/g)とを、In23:Al23:ZnO=0.5:0.5:1のモル比で混合した。次に、この混合物に対し、分散溶媒として水を加えてビーズミル装置で30分間粉砕混合することにより、In23−Al23−ZnO混合物を作製した。
上記In23−Al23−ZnO混合物をスプレードライヤで乾燥させて、大気雰囲気中において1200℃で5時間の仮焼を行なうことにより、結晶質InAlZnO4からなる仮焼粉末を作製した。この仮焼粉末の粒径を光散乱法により測定したところ、平均粒径は1.4μmであった。
上記仮焼粉末を一軸加圧成形を用いて、直径100mm、厚さ9mmの円板状の成形体に成形した。この成形体を大気雰囲気中で1550℃として5時間焼結することにより、比較例1の導電性酸化物を作製した。
(実施例5)
本実施例では、結晶質InAl1-mZn1-q4-pおよび結晶質Al2ZnO4とを含み、さらに窒素を含む導電性酸化物を作製した。以下に本実施例の導電性酸化物の製造方法を具体的に説明する。
まず、実施例3で作製した第1粒子および第2粒子に、AlN粉末(純度:99.99%、BET比表面積:2m2/g)を加えて混合した。この混合物に対し、分散溶媒として水を加え、ボールミル装置で6時間粉砕混合することにより、Al2ZnO4−InAl1-mZn1-q4-p−AlN混合粉末からなる第3混合物を作製した。
次に、上記第3混合物を用いて、実施例1と同様の方法により、直径100mm、厚さ9mmの円板状の成形体を作製した。この成型体を1気圧の窒素雰囲気中で1450℃で5時間焼結することにより、本実施例の導電性酸化物を作製した。
(実施例6〜19)
実施例6〜19では、結晶質InAl1-mZn1-q4-pおよび結晶質Al2ZnO4を含み、さらに添加元素(Ga、Zn、Si、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Sn、Bi)を含む導電性酸化物を作製した。
これらの各実施例では、第1粒子および第2粒子に加え、添加元素を含む酸化物粉体(Ga23、ZnO、SiO2、TiO2、V25、Cr23、ZrO2、Nb23、MoO2、HfO2、Ta23、WO3、SnO2、Bi23)を混合したこと、および焼結温度を1450℃としたことが異なる他は、実施例3と同様の方法で、実施例6〜19の導電性酸化物を作製した。
(実施例20)
実施例20においては、Zn:In:Alの原子濃度比が1:0.92:0.85の割合の導電性酸化物を作製した。以下に実施例20の導電性酸化物の製造方法を説明する。
第1粒子は、実施例1で作製したものを用い、第2粒子は、In23:Al23:ZnO=0.72:0.65:1のモル混合比で作製した結晶質InAl1-mZn1-q4-pからなる粉末を用いた。上記の第1粒子および第2粒子に加え、結晶質In2Zn47からなる仮焼粉末を用いた。
上記の結晶質In2Zn47からなる仮焼粉末は、以下のようにして作製したものを用いた。すなわち、まず、In23粉末(純度:99.99%、BET:比表面積5m2/g)と、ZnO粉末(純度:99.99%、BET比表面積:8m2/g)とを、In23:ZnO=1:4のモル混合比で混合し、分散溶媒として水を加えてビーズミル装置で30分間粉砕混合することにより、In23−ZnO混合物を作製した。次に、上記のIn23−ZnO混合物をスプレードライヤで乾燥させて、アルミナ製ルツボに入れて、大気雰囲気中において800℃で5時間の仮焼を行なうことにより、結晶質In2Zn47からなる仮焼粉末を作製した。
上記の第1粒子、第2粒子、および結晶質In2Zn47からなる仮焼粉末を、In:Al:Zn=0.92:0.85:1の原子濃度比となるように混合し、さらに、これらの混合物を1450℃の焼結温度で焼結することにより、本実施例の導電性酸化物を作製した。
(実施例21)
実施例21においては、Zn:In:Alの原子濃度比が1:1.1:1.1となる導電性酸化物を作製した。以下に実施例21の導電性酸化物の製造方法を説明する。
実施例20と同様に、第1粒子は、実施例1で作製したものを用いた。第2粒子は、In23:Al23:ZnO=0.9:0.9:1のモル混合比で作製したIn23−Al23−ZnO混合物からなる粉末を用いた。また、結晶質In2Zn47からなる仮焼粉末は、実施例20で作製したものと同一のものを用いた。
そして、第1粒子、第2粒子、および結晶質In2Zn47からなる仮焼粉末を原子濃度比がIn:Al:Zn=1.1:1.1:1となるように混合し、さらに、これらの混合物を1450℃の焼結温度で焼結することにより、本実施例の導電性酸化物を作製した。
Figure 0005857775
<焼結体中の結晶相>
実施例1〜19の導電性酸化物に対し、ICP分析を用いて原子濃度比を算出したところ、In:Al:Znの原子濃度比が1:1:1であった。一方、実施例1〜19の導電性酸化物に対し、X線回折を行なったところ、InAlZnO4およびAl2ZnO4の存在が確認された。以上のICP分析およびX線回析による結果から、実施例1〜19の導電性酸化物は、結晶質Al2ZnO4と結晶質InAl1-mZn1-q4-p(0<m<1、0<q<1、0≦p≦3m/2+q)とを含むと判断した。ICP分析およびX線回析に基づく結晶相の組成の分析の結果を表1および表3の「焼結体中の結晶相」の欄に示す。
一方、比較例1の導電性酸化物に対するX線回析で、InAlZnO4のピークのみが見られ、ICP分析では、In:Al:Zn=1:1:1の原子濃度比であった。比較例1では、実施例1と第2粒子の混合比が異なるため、結晶質InAl1-mZn1-q4-p(0<m<1、0<q<1、0≦p≦3m/2+q)は形成されず、InAlZnO4であった。
実施例20および21については、X線回析法によりInGaZnO4、Al2ZnO4、およびIn2Zn47のピークを確認した。続いて、ICP分析を用いてIn:Al:Znの原子濃度比を算出したところ、実施例20においては、0.92:0.85:1であることを確認し、実施例21においては、In:Al:Zn=1.1:1.1:1であることを確認した。最後に、エネルギー分散型蛍光X線分析を付帯した走査型電子顕微鏡により、Al2ZnO4とIn2Zn47の存在割合を算出し、ICP分析で求めた原子濃度比のうち、Al2ZnO4とIn2Zn47で存在する割合分を差し引いたところ、In:Al:Zn=1:1未満:1未満となり、すなわちIn=1に対し、AlとZnの割合が少ないことがわかる。したがって、InAl1-mZn1-q4-pが存在すると判断した。
<断面積中のAl2ZnO4割合>
各実施例および比較例1の導電性酸化物に対し、エネルギー分散型蛍光X線分析を付帯した走査電子顕微鏡を用いて蛍光X線分析を行なうことにより、導電性酸化物の断面積に占める結晶質Al2ZnO4の断面積の割合を算出した。その結果を表1および表3の「断面積中のAl2ZnO4割合」の欄に示す。
<In、AlおよびZnの原子濃度比>
各実施例および比較例1の導電性酸化物に対し、ICP発光分析を行なうことにより、導電性酸化物に含まれるIn、AlおよびZnの原子濃度比(単位:at.%)を測定した。そして、Znの原子濃度比を1としたときのInおよびAlの原子濃度比を算出した。その結果を表1および表3の「Zn=1としたときの元素比」の欄に示す。
実施例5〜19の導電性酸化物を用いてIn−Al−Zn−O膜を作製し、このIn−Al−Zn−O膜をSIMSで分析することにより、導電性酸化物中に含まれる添加元素の1cm3当りの原子数(個/cm3)を算出した。その結果を表3の「添加元素濃度」の欄に示す。
<S値およびON電流の評価>
各実施例および比較例1の導電性酸化物を用いて、TFTのチャネル層となる酸化物半導体膜を作製し、さらにTFTのS値を評価することによって、各実施例および比較例1の導電性酸化物の性能を評価した。
まず、各実施例および比較例1の導電性酸化物を、直径3インチ(76.2mm)、厚さ5mmの円板状に加工することにより、スパッタリング用のターゲットを作製した。
次に、上記で作製したターゲットをスパッタリング装置の成膜室内に配置し、水冷されている基板ホルダ上に成膜用基板を配置した。ここで、成膜用基板とターゲットとは100mmの距離を設けて対向して配置した。また、成膜用基板は、25mm×25mm×0.25mmの直方体形状であって、0.02Ω・cm以下の低抵抗のSiウエハの表面に膜厚100nmの熱酸化SiO2を形成した。
次に、成膜室内の圧力を1×10-4Paまで真空引きし、成膜用基板とターゲットとの間にシャッターを配置した状態で、成膜室内にArガスを1.5Paの圧力まで導入することにより、ターゲット表面の直径3インチの部分をプレスパッタした。そして、150Wの直流電力を印加してスパッタリング放電を起こすことにより、ターゲット表面のクリーニング(プレスパッタ)を20分間行なった。なお、スパッタリングには、DC(直流)マグネトロンスパッタ法を用いた。
上記のプレスパッタをした後、流量比で10%の酸素ガスを含むArガスを成膜室内へ所定の圧力まで導入し、150Wのスパッタ電力で成膜することにより、成膜用基板上に、70nmの膜厚のIn−Al−Zn−Oからなる酸化物半導体膜を成膜した。
上記の酸化物半導体膜に対し、所定のチャネル幅およびチャネル長さとなるように、レジストを塗布、露光、現像することにより、所定形状のレジストマスクを形成した。そして、リン酸:酢酸:水=4:1:100の比率で混合して作製したエッチング水溶液に、酸化物半導体膜を浸漬させることにより、レジストマスクで保護されていない部分の酸化物半導体膜をエッチングした。
上記のレジストマスクを除去し、さらに酸化物半導体膜上の電極形成部のみが露出するように、レジストを塗布、露光、現像することにより、所定形状のレジストマスクを形成した。ここで、「電極形成部」とは、酸化物半導体膜の表面のうちのソース電極およびドレイン電極を形成するための表面を意味する。
そして、上記の酸化物半導体膜の電極形成部に対し、スパッタリング法を用いてTi、Al、Moをこの順で析出させることにより、Ti/Al/Moからなるソース電極およびドレイン電極を形成した。最後に、レジストマスクを剥離することにより、各実施例および比較例1の導電性酸化物を用いて作製した半導体酸化物膜をチャネル層に備えたTFTを作製した。
各実施例および比較例1のTFTにおいて、ソース電極とドレイン電極との間に5Vの電圧を印加し、ゲート電極とソース電極との間に印加する電圧(Vgs)を−10Vから20Vに変化させて、そのときのドレイン電流(Ids)を測定した。上記で算出したVgsおよびIdsを下記式(1)に代入し、最も小さい値となった数値をS値(mV/dec)として算出した。その結果を表1および表3の「S値」の欄に示す。
S=ln(10)・dVgs/{d[ln(Ids)]}・・・式(1)
また、各TFTのゲート電極とソース電極との間に10Vの電圧を印加し、そのときのドレイン電流をオン電流(Ion)とした。その結果を表1および表3の「ON電流」の欄に示す。
表1に示される結果から、実施例1〜4の導電性酸化物は、比較例1の導電性酸化物に比して、TFTのS値を低くすることができることが明らかである。これは、実施例1〜4の導電性酸化物が結晶質InAl1-mZn1-q4-pを含むのに対し、比較例1の導電性酸化物が結晶質InAl1-mZn1-q4-pを含まないことによるものと考えられる。
表3に示される結果から、実施例5〜19の導電性酸化物は、比較例1の導電性酸化物に比して、TFTのS値を低くすることができることが明らかである。また、実施例5〜19の導電性酸化物は、実施例1〜4の導電性酸化物に比して、TFTのS値を低くすることができ、オン電流を高めることができることが明らかである。これは、実施例5〜19の導電性酸化物が添加元素を一定の割合で含むことによるものと考えられる。
以上のように本発明の実施の形態および実施例について説明を行なったが、上述の各実施の形態および実施例の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の導電性酸化物は、スパッタリングのターゲットに好ましく用いられる。本発明の導電性酸化物をターゲットに用いてスパッタリングにより酸化物半導体膜を成膜すると、TFTのS値を向上させることができる。

Claims (8)

  1. 結晶質InAl1-mZn1-q4-p(0<m<1、0<q<1、0≦p≦3m/2+q)と、結晶質Al2ZnO4とを含む、導電性酸化物。
  2. 前記導電性酸化物において、Znの原子濃度比を1とした場合に、Alの原子濃度比が1.1以下である、請求項1に記載の導電性酸化物。
  3. 前記導電性酸化物において、Znの原子濃度比を1とした場合に、Alの原子濃度比が0.9以上である、請求項1または2に記載の導電性酸化物。
  4. 前記導電性酸化物において、Znの原子濃度比を1とした場合に、Inの原子濃度比が0.9以上1.1以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の導電性酸化物。
  5. 前記導電性酸化物の断面積に占める前記結晶質Al2ZnO4の割合が、50%以下である、請求項1〜4のいずれかに記載の導電性酸化物。
  6. N、Ga、Mg、Si、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Sn、およびBiから選ばれた少なくとも1種の元素をさらに含む、請求項1〜5のいずれかに記載の導電性酸化物。
  7. スパッタリング法のターゲットに用いられる、請求項1〜6のいずれかに記載の導電性酸化物。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の導電性酸化物の製造方法であって、
    結晶質Al2ZnO4からなる第1粒子を準備する工程と、
    結晶質InAl1-mZn1-q4-p(0<m<1、0<q<1、0≦p≦3m/2+q)からなる第2粒子を準備する工程と、
    前記第1粒子と前記第2粒子とを混合して焼結する工程と、を含む、導電性酸化物の製造方法。
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