JP5494082B2 - 導電性酸化物とその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は導電性酸化物に関し、特に酸化物半導体膜をスパッタリングで形成するためのターゲットとして好ましい導電性酸化物に関する。
液晶表示装置、薄膜EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置、有機EL表示装置などにおいて、薄膜トランジスタ(TFT)のチャネル層として、従来では主として非晶質シリコン膜が使用されてきた。
しかし、近年では、そのような半導体膜として、In−Ga−Zn系複合酸化物(IGZO)を主成分とする非晶質酸化物半導体膜が、非晶質シリコン膜に比べてキャリヤの移動度が大きいという利点から注目されている(例えば、特許文献1の特開2008−199005号公報参照)。この特許文献1においては、非晶質酸化物半導体膜が、ターゲットを使用するスパッタリング法によって形成されることが開示されている。そして、そのターゲットは、導電性を示す酸化物粉末の焼結体である。
特開2008−199005号公報
上述の特許文献1に開示のターゲットを使用するスパッタリング法で酸化物半導体膜を形成する場合には、酸化物焼結体のターゲットに電圧を印加して、ターゲット表面の近傍にプラズマを発生させる。このとき、ターゲットの温度が上昇するので、ターゲットの裏面に低融点金属で貼り付けた銅製のバッキングプレートを介して、循環水でターゲットの冷却が行われる。ここで、ターゲットの熱伝導率が低ければ、ターゲットが過熱されて、安定に成膜を進行させることができない。したがって、ターゲットの熱伝導率が低い場合には、ターゲットの厚さをなるべく小さくしかつバッキングプレートの厚さを大きくすることによって、冷却効率を向上させることが一般に行われる。
一方、真空槽内において、スパッタリングによってターゲットの表面原子が飛び出し、これによってターゲットが消耗する。このターゲットの消耗量が過大になればバッキングプレートとの貼り合わせに使用している低融点金属が露出するので、安全率を考慮してターゲットの使用深さが決められている。したがって、決められた使用深さに到達した時点がターゲットの寿命となるので、ターゲットは厚ければ厚いほどその寿命が長くなり、成膜の生産性の観点から好ましい。
しかし、ターゲット厚みを大きくするためには、ターゲットの熱伝導率を上げることが必要である。また、非晶質酸化物半導体膜を利用する例えばフラットパネルディスプレイの製造過程などにおいては、酸化物半導体膜を部分的にエッチング除去してパターニングする後工程が含まれることが多く、この工程においてはエッチング速度を高めることも生産性の観点から望まれている。
そこで、本発明は、導電性酸化物の熱伝導率を向上させることによって、ターゲットの厚さの増大を可能にして寿命を増大させることを目的としている。本発明はまた、そのターゲットを用いることによって、スパッタリングによって堆積された酸化物半導体膜のエッチング速度の向上を可能にすることをも目的としている。
本発明による導電性酸化物は、In、ZnおよびGaを含み、かつ結晶質InZnを含み、結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−p(0≦m<1、0≦q<1、0≦p≦3m+q)または結晶質In1−mGaZn1−qO4−p(0≦m<1、0≦q<1、0≦p≦3m/2+q)をさらに含み、粉末X線回折法を適用したときに、結晶質In Ga ZnO 中の回折面に対応する結晶質In 2(1−m) Ga Zn 1−q 7−p 中の回折面の少なくとも1つによる回折ピークの回折角度位置または結晶質InGaZnO 中の回折面に対応する結晶質In 1−m GaZn 1−q 4−p 中の回折面の少なくとも1つによる回折ピークの回折角度位置が、JCPDSカードに示された結晶質In Ga ZnO または結晶質InGaZnO の当該対応する回折面による回折ピークの回折角度位置に比べてそれぞれ高角度側にシフトしており、導電性酸化物の断面積に占める結晶質In Zn の割合が、5%以上30%以下であることを特徴としている。
なお、結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−pまたは結晶質In1−mGaZn1−q4−pにおいて最大の回折強度を有する回折ピークの位置の高角度側へのシフト量は、0.05°以上0.3°以下であることが好ましい。
また、本発明による導電性酸化物に粉末X線回折法を適用したときに、最大の回折強度を有するaピークの回折角2θが30.00°以上32.00°以下の範囲内にあり、第2位の回折強度を有するbピークの回折角2θが33.00°以上36.00°以下にあり、aピークに対するbピークの回折強度比Ib/Iaが0.1以上1.0以下であることが好ましい。
さらに、本発明による導電性酸化物においてZnの原子濃度比を1として規格化した場合に、Inの原子濃度比が1.5以上4以下であり、またはGaの原子濃度比が0.5以上3以下であることが好ましい。また、導電性酸化物は、N、Al、Si、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Sn、およびBiから選ばれた少なくとも1種の元素をさらに含むことも好ましい。
このような本発明による導電性酸化物は、スパッタリング法のターゲットとして好ましく用いられ得る。
本発明による導電性酸化物を製造するための方法においては、酸化亜鉛粉末と酸化インジュウム粉末を含む第1の混合物を調製し、この第1の混合物を800℃以上1200℃未満の温度で仮焼してInZn粒子を作製し、その後にInZn粒子、InGaOまたはInの粒子、およびGa粒子を混合または粉砕して混合することによって第2の混合物を調製し、この第2の混合物の成形体を作製し、その成形体を焼結する工程を含むことが好ましい。
以上のような本発明によれば、導電性酸化物のターゲットの熱伝導率を向上させることによって、そのターゲットの厚さを増大させることが可能となって寿命を増大させることができる。また、本発明による導電性酸化物のターゲットを用いることによって、スパッタリングで堆積された酸化物半導体膜のエッチング速度の向上が可能となる。
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。上述のように、本発明による導電性酸化物は、In、GaおよびZnを含み、かつ結晶質InZnを含み、結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−p(0≦m<1、0≦q<1、0≦p≦3m+q)または結晶質In1−mGaZn1−q4−p(0≦m<1、0≦q<1、0≦p≦3m/2+q)をさらに含んでおり、導電性酸化物の断面積に占める結晶質In Zn の割合が、5%以上30%以下である
ところで、結晶質InGaZnO、結晶質InGaZnOおよび結晶質InZnは、すでに知られている結晶体である。本発明では、導電性酸化物が結晶質InZnを含む焼結体の場合に、その熱伝導率が高くなることが見出された。そして、この結晶質InZnを含ませることによって導電性酸化物の熱伝導率が高くなる効果は、特にその導電性酸化物が結晶質InGaZnOまたは結晶質InGaZnOの粉末をも含めて混合された焼結体である場合に、より顕著になる。
すなわち、本発明による導電性酸化物は、結晶質InZnと結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−p(0≦m<1、0≦q<1、0≦p≦3m+q)または結晶質In1−mGaZn1−q4−p(0≦m<1、0≦q<1、0≦p≦3m/2+q)とを含んで0<mおよび/または0<qであることがより好ましい。ここで、結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−pは、知られている結晶質InGaZnOに比較してInおよびZnが欠損した状態を意味している。また、結晶質In1−mGaZn1−q4−pも、知られている結晶質InGaZnOに比較してInおよびZnが欠損した状態を意味している。そして、このような欠損によって、化学量論比で考えたときに、酸素原子比が変化してIn2(1−m)GaZn1−q7−pの場合に「7」より小さい値またはIn1−mGaZn1−q4−pの場合に「4」よりも小さい値(すなわち0<p)をとることもある。
実際の結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−pにおいて、mおよびqの値を直接的に求めることは困難である。本実施形態では、焼結体全体の組成をICP(誘導結合プラズマ)発光分光により求め、同時にX線回折によって結晶相を同定し、それによって結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−pの存在が確認される。より具体的には、ICP分析によって求めたIn:Ga:Znの原子濃度比が2:2:1であるにも拘らず、X線回折によってInZnの存在が確認された場合、InGaZnO中のInとZnが欠損したIn2(1−m)GaZn1−q7−p(0<m<1、0<q<1、0≦p≦3m+q)とInZnとが存在していると判断される。
同様に結晶質In1−mGaZn1−q4−pの存在を確認する場合においても、焼結体全体の組成をICP発光分光により求め、同時にX線回折により結晶相を同定する。すなわち、ICP分析によって求めたIn:Ga:Znの原子濃度比が1:1:1であるにも拘らず、X線回折によってInZnの存在が確認された場合、InGaZnO中のInとZnが欠損したIn1−mGaZn1−q4−p(0<m<1、0<q<1、0≦p≦3m/2+q)とInZnとが存在していると判断される。
また、本発明による導電性酸化物に粉末X線回折法を適用したときに、結晶質InGaZnO中の回折面に対応する結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−p中の回折面の少なくとも1つによる回折ピークの回折角度位置または結晶質InGaZnO中の回折面に対応する結晶質In1−mGaZn1−q4−p中の回折面の少なくとも1つによる回折ピークの回折角度位置が、JCPDSカードに示された結晶質InGaZnOまたは結晶質InGaZnOの当該対応する回折面による回折ピークの回折角度位置に比べてそれぞれ高角度側にシフトする。
ここで、回折角度位置が高角度側にシフトするということは、結晶の格子定数が小さくなることを意味している。すなわち、結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−pまたは結晶質In1−mGaZn1−q4−pに関して、0<mまたは0<qにおいてInまたはZnが欠損した結晶構造となるので、格子定数が小さくなったと考えられる。あるいは、結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−pまたは結晶質In1−mGaZn1−q4−pと結晶質InZnとの熱膨張係数の相違によって、結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−pまたは結晶質In1−mGaZn1−q4−pにおいて格子が圧縮される方向に力が負荷されているとも考えられる。なお、回折角度位置のシフトに関して、全ての回折ピークの位置が高角度側にシフトする訳ではなく、少なくとも1つのピークの位置がシフトしていればよい。これは、結晶のそれぞれの回折面によって、原子欠損または応力の量が違うと考えられるからである。
発明による導電性酸化物について検討した結果では、上述の回折角度位置の高角度側へのシフト量が0.05°以上0.3°以下であった。回折角度位置のシフト量が0.05未満の場合、導電性酸化物の熱伝導率は高くならなかった。また、本発明者が作製した導電性酸化物の範囲内では回折角度位置のシフト量が0.3°以上の焼結体を得ることができなかった。
また、本発明による半導体酸化物においては、粉末X線回折法を適用したときに、最大の回折強度を有するaピークの回折角2θが30.00°以上32.00°以下にあって、第2位の回折強度を有するbピークの回折角2θが33.00°以上36.00°以下にあり、そしてaピークに対するbピークの回折強度比Ib/Iaが0.1以上1.0以下であることが好ましい。本発明に関して、回折強度比Ib/Iaが0.1未満の導電性酸化物焼結体は得ることができず、他方において回折強度比Ib/Iaが1.0以上の場合には導電性酸化物の熱伝導率が向上しなかった。
さらに、本発明では、導電性酸化物の断面積において結晶質InZnが占める割合は、5%以上30%以下であることが熱伝導率高くする上で好ましいことが分かった。より具体的には、導電性酸化物の断面積において結晶質InZnが占める割合が5%未満の場合には、導電性酸化物の熱伝導率が向上しなかった。逆に導電性酸化物の断面積において結晶質InZnが占める割合が30%を超える場合には、その導電性酸化物をターゲットとするスパッタリングで堆積された酸化物半導体膜のエッチング速度が向上しなかった。
このような結晶質GaZnOの断面積割合は、分析型走査電子顕微鏡を用いて求めることができる。より具体的には、導電性酸化物の試料断面に照射された入射電子ビームに起因してその断面から反射された電子(反射電子像)を観察する。そして、コントラストの異なる領域の蛍光X線分析を行なってGaZnO領域を特定することによって、断面に占めるGaZnO領域の面積割合を測定することができる。
本発明の導電性酸化物に含まれるIn、GaおよびZnの原子濃度比において、Znの原子濃度比を1.0とて規格化した場合に、Inの原子濃度比が1.5以上4以下の範囲内またはGaの原子濃度比が0.5以上3以下の範囲内であることが望ましい。Inの原子濃度比が1.5未満またはGaの原子比が3.0より大きい場合、導電性酸化物の電気抵抗が高くなりすぎて、スパッタリングのターゲットとしての実用に適さなかった。他方、導電性酸化物におけるInの原子濃度比が4より大きくまたはGaの原子濃度比が0.5未満の場合には、その導電性酸化物をターゲットとして用いてスパッタリングで堆積された酸化物半導体膜の電気特性が経時変化し、その酸化膜は表示装置中の酸化物半導体膜としての実用に適さなかった。ここで、上述のIn、GaおよびZnの原子濃度比は、ICP発光分析により測定される濃度値(単位:atom%)を基にZnの濃度値で規格化したものである。
また、本発明による導電性酸化物は、N、Al、Si、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Sn、およびBiから選ばれた少なくとも1種の元素をさらに含めば、その導電性酸化物をスパッタリングすることによって堆積された酸化物半導体膜のエッチング速度が速くなることから好ましかった。
そして、本発明による導電性酸化物は、スパッタリングで酸化物半導体膜を堆積する場合のターゲットとして好ましく用いることができる。
本発明による導電性酸化物は、酸化亜鉛粉末と酸化インジュウム粉末とを含む第1の混合物を調製し、この第1の混合物を800℃以上1200℃未満で仮焼してInZn粒子を作製し、その後にInZn粒子、InGaOまたはInの粒子、およびGa粒子を混合または粉砕して混合することによって第2の混合物を調製し、この第2の混合物の成形体を作製し、そしてその成形体を焼結して製造することができる。こうして製造された導電性酸化物は高い熱伝導率を有し、それをターゲットとしてスパッタリング堆積された酸化物半導体膜は高速でエッチングされ得る。
なお、本発明による導電性酸化物において付加的に含まれるN、Al、Si、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Sn、またはBiの原子濃度は、堆積された膜についてのSIMS(2次イオン質量分析)で測定され得る。
前述のように、本発明による導電性酸化物層は結晶質であり、その酸化物はスパッタリングのターゲットとして好ましく用いることができる。そして、本発明の導電性酸化物をターゲットとしてスパッタリングで酸化物半導体膜を堆積する場合、熱伝導率向上によってターゲット厚さを増大させることができ、ひいてはターゲット寿命を長くすることができるとともに、堆積されたIn−Ga−Zn−O膜のエッチング速度の増大が可能となる。
ここで、「スパッタリングのターゲット」とは、スパッタリングで成膜するための材料をプレート状に加工したものや、当該プレート状の材料をバッキングプレート(ターゲット材を貼り付けるための裏板)に貼り付けたものなどの総称である。バッキングプレートは、無酸素銅、鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、モリブデン、チタンなどの素材を基に作製することができる。
上述のようなターゲットは、径が1cmのサイズから大型LCD(液晶表示装置)用のスパッタリングターゲットのように径が2mを超えるサイズに至るまで作製可能であり、その形状としては丸型、角型などが例示され得る。
以下においては、本発明の導電性酸化物の製造方法についてより詳細に説明する。まず、導電性酸化物の原料粉末として、酸化インジウム(In)粉末、酸化ガリウム(Ga)粉末、酸化亜鉛(ZnO)粉末などを用いることができる。原料粉末の純度としては、99.9%以上の高純度であることが好ましい。
準備された酸化インジウム(In)と酸化亜鉛(ZnO)の原料粉末が互いに混合されて、In−ZnO混合物が作製される。同様に、InとGaの原料粉末が混合されて、In−Ga混合物も作製され得る。これら原料粉末の混合には、乾式と湿式の何れの混合方式を用いてもよい。具体的には、通常のボールミル、遊星ボールミル、ビーズミルなどを用いて混合され得る。また、湿式の混合方式を用いた場合の混合物の乾燥には、自然乾燥やスプレードライヤなどの乾燥方怯が好ましく用いられ得る。
得られたIn−ZnO混合物とIn−Ga混合物は、それぞれ仮焼される。このときの仮焼温度は、800℃以上1200℃未満であることが好ましい。この仮焼によって、InZn粉体およびInGaO粉体が得られる。
次に、InZn粉体、InGaOまたはInの粉体、およびGa粉体とが混合される。この場合の混合においても乾式と湿式の何れの混合方式を用いてもよく、具体的には通常のボールミル、遊星ボールミル、ビーズミルなどを用いて混合され得る。また、湿式の混合方式を用いた場合の混合物の乾燥には、自然乾燥やスプレードライヤなどの乾燥方怯が好ましく用いられ得る。なお、InZn粉体とInGaO粉体とを混合する場合に、In粉体とGa粉体の一方または両方を併せて混合してもよい。
その後、InZn−InGaO(またはIn)−Ga混合物の成形体を作製し、その成形体が焼結される。この際の焼結温度は、1300℃以上1450℃以下であることが好ましい。
なお、焼結の雰囲気については、大気雰囲気、酸素雰囲気、窒素−酸素混合雰囲気などが好ましく用いられ得る。また、焼結時のZnOの蒸発を抑制するために、CIP(冷間静水圧処理)、加圧ガス中の焼結、ホットプレス焼結、HIP(熱間静水圧処理)焼結などを利用してもよい。
以上のような工程を実施することにより、本発明による導電性酸化物を製造することができる。
本発明による以下の種々の実施例においては、スパッタリングのターゲットとしての種々の導電性酸化物を作製し、それらの熱伝導率が測定された。また、それらの導電性酸化物をターゲットとして用いてスパッタリングで酸化物半導体膜を堆積し、リン酸−酢酸の混酸溶液を用いたウエットエッチングとガスを用いたドライエッチングを実施して酸化物半導体膜のエッチング速度が求められた。
(実施例1〜5)
ステップ1:InZn粉末作製のための原料粉末の粉砕混合
In粉末(純度99.99%、BET比表面積5m/g)およびZnO粉末(純度99.99%、BET比表面積4m/g)が、ボールミル装置を用いて3時間粉砕混合され、In−ZnO混合物が作製された。この際のmol混合比率は、In:ZnO=1:4である。なお、粉砕混合の際の分散媒としては、水が用いられた。粉砕混合後のIn−ZnO混合物は、スプレードライヤで乾燥された。
ステップ2:仮焼
得られたIn−ZnO混合物はアルミナ製ルツボに入れられ、大気雰囲気中で900℃の温度にて5時間の仮焼が行なわれ、こうして結晶質InZnからなる仮焼粉体が得られた。
ステップ1a:InGaO粉末作製のための原料粉末の粉砕混合
In粉末(純度99.99%、BET比表面積5m/g)およびGa粉末(純度99.99%、BET比表面積11m/g)が、ボールミル装置を用いて3時間粉砕混合され、In−Ga混合物が作製された。この際のmol混合比率は、In:Ga=1:1である。この場合も、粉砕混合の際の分散媒としては水が用いられ、粉砕混合後のIn−Ga混合物はスプレードライヤで乾燥された。
ステップ2a:仮焼
得られたIn−Ga混合物はアルミナ製ルツボに入れられ、大気雰囲気中で900℃の温度にて5時間の仮焼が行なわれ、こうして結晶質InGaOからなる仮焼粉体が得られた。
ステップ3:粉末の粉砕混合
InZn仮焼粉体;InGaO仮焼粉体またはIn粉末;およびGa粉末が、ボールミル装置を用いて6時間粉砕混合された。この場合も、粉砕混合の際の分散媒としては水が用いられ、粉砕混合後の混合物はスプレードライヤで乾燥された。なお、実施例1〜5および他の実施例のステップ3における混合粉末中の結晶相の種類およびmol混合比率は、表1および表2においてまとめて示されている。
Figure 0005494082
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ステップ4:成形および焼結
次に、得られたInZn−InGaO(またはIn)−Ga混合粉体をプレスにより成形し、さらにCIPにより加圧成形し、直径100mmで厚さ約9mmの円板状の成形体を得た。得られた成形体を酸素雰囲気にて1300℃〜1450℃の範囲内の温度で5時間焼結し、これによって結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−pと結晶質InZnを含む焼結体が得られた。
ステップ5:熱伝導率の測定
得られた焼結体から8mm径で厚さ2mmのサンプルが採取され、レーザフラッシュ法にて熱伝導率が測定された。この測定は大気中で常温にて行なわれ、サンプル表面からレーザを照射して、裏面の温度履歴から熱伝導率が算出された。実施例1〜5および他の実施例6〜19に関して得られた熱伝導率は、後述の比較例1の熱伝導率を1として規格化されて、表1に示されている。
ステップ6:X線回折測定
また、得られた焼結体の一部からサンプルを採取して、粉末X線回折法によって結晶解析が行なわれた。X線としてはCuのKα線が用いられ、回折角2θと回折強度Iが測定された。実施例1〜5および他の実施例に関して得られた回折強度比Ib/Iaおよび最大の回折強度を示す回折ピークの位置シフト(度)が、表1および表2にまとめられて示されている。
ステップ7:ターゲットの作製
得られた焼結体は、直径3インチ(76.2mm)で厚さ5.0mmのターゲットに加工された。
ステップ8:スパッタリング法による成膜
得られたターゲットを用いたスパッタリング法にて、透明酸化物半導体膜が堆積された。スパッタリング法としては、DC(直流)マグネトロンスパッタ法が用いられた。このとき、ターゲットの直径3インチの平面がスパッタ面であった。
まず、スパッタリング装置の成膜室内において、水冷している基板ホルダ上に、成膜用基板として25mm×25mm×0.6mmの合成石英ガラス基板が配置された。このとき、ガラス基板上の一部領域が金属マスクによって覆われた。ターゲットは基板に対向して配置され、基板とターゲットとの距離は40mmであった。その後、成膜室内が、1×10−4Pa程度まで真空引きされ、ターゲットのプレスパッタが行なわれた。具体的には、基板とターゲットとの間にシャッターを入れた状態で、成膜室内へArガスを1Paの圧力まで導入し、30Wの直流電力を印加してスパッタリング放電を起こし、これによってターゲット表面のクリーニング(プレスパッタ)が10分間行なわれた。
その後、成膜室内へ所定の圧力までArガスを導入し、50Wのスパッタ電力で1時間の成膜が行なわれた。なお、基板ホルダに対しては、特にバイアス電圧は印加されておらず、水冷がされているのみであった。成膜後に基板を成膜室から取り出したところ、基板上において金属マスクで覆われていなかった領域のみにIn−Ga−Zn−O膜が形成されていた。そして、基板上において金属マスクに覆われて膜が形成されなかった領域とそれ以外で膜が形成された領域との間の段差を触針式表面粗さ計で測定することによって、堆積された膜の厚さが求められた。
ステップ9:エッチング
その後、リン酸:酢酸:水=4:1:100のエッチング水溶液を調製し、In−Ga−Zn−O膜が形成された石英ガラス基板をそのエッチング液内に浸漬させた。このとき、エッチング液は、ホットバス内で50℃に昇温されていた。浸漬時間を2分に設定し、その間にエッチングされずに残った膜の厚さを触針式の表面粗さ計にて測定した。成膜直後の膜厚とエッチング後に残った膜の厚さとの差をエッチング時間で割ったものが、エッチング速度と判断された。実施例1〜5および他の実施例6〜19におけるエッチング速度は、比較例1のエッチング速度を1として規格化されて表1に示されている。
(実施例6)
実施例6は、実施例1〜5に比べて、ステップ3と4が部分的に変更されたことにおいて異なっている。すなわち、実施例6においては、前述のステップ3と4が下記のステップ3aと4aのように部分的に変更された。
ステップ3a:粉末の粉砕混合
ステプ2で得られたInZn仮焼粉体、In粉末(純度99.99%、BET比表面積5m/g)、Ga粉末(純度99.99%、BET比表面積11m/gおよびGaN粉末(純度99.99%、BET比表面積2m/g)が、ボールミル装置を用いて6時間粉砕混合された。このときのmol混合比率は、InZn:In:Ga:GaN=1:3:4:0.05であった。なお、分散媒には水が用いられ、粉砕混合後の混合物はスプレードライヤで乾燥された。
ステップ4a:成形および焼結
次に、得られたInZn−In−Ga−GaN混合粉体をプレスにより成形し、さらにCIPにより加圧成形し、直径100mmで厚さ約9mmの円板状の成形体を得た。得られた成形体は、1気圧のN雰囲気中において1375℃で5時間焼成することによって焼結体にされた。得られた焼結体は、直径が80mmに収縮し、厚さは約7mmに収縮していた。
その後の実施例6におけるステップ5から9に関する条件は実施例1〜5の場合と同様であり、実施例6に関する結果も表1に示されている。
(実施例7〜19)
実施例7〜19における導電性酸化物のターゲットも、基本的には実施例1〜5におけるターゲットと同様に製造されたが、ステップ3において添加元素を含む酸化物粉体(Al、SiO、TiO、V、Cr、ZrO、Nb、MoO、HfO、Ta、WO、SnO、Bi)が付加されて粉砕混合された点が異なっていた。添加元素の酸化物が、Al、Cr、Nb、Ta、またはBiである場合、mol混合比率はGaZnO:In:添加元素の酸化物=1:1:(0.1以下0.01以上)である。また、添加元素の酸化物が、SiO、TiO、ZrO、MoO、HfO、WO、またはSnOである場合、mol混合比率はGaZnO:In:添加元素の酸化物=1:1:(0.2以下0.02以上)である。以上のような実施例7〜19に関する結果も、表1にまとめて示されている。なお、添加元素の原子濃度は、スパッタリングによって堆積された膜をSIMSで分析することによって、1cm当りの原子数(atom/cc)として求められた。
(比較例1)
従来の導電性酸化物に相当する比較例1においては、その作製方法が少し変更されていた。具体的には、以下のステップ1b〜3bを経て作製された。
ステップ1b:原料粉末の粉砕混合
このステップ1bは、前述のステップ1に比べて、Ga粉末(純度99.99%、BET比表面積5m/g)が最初からIn粉末およびZnO粉末に付加されて粉砕混合されることのみにおいて異なっていた。この場合の粉末のmol混合比率は、In:Ga:ZnO=1:1:1である。
ステップ2b:仮焼
ステップ1bで得られた混合粉末は、前述のステップ2の場合と同様の条件で仮焼され、それによって仮焼粉体が得られた。
ステップ3b:成形および焼結
ステップ2bで得られた仮焼粉体は一軸加圧成形によって成形され、直径100mmで厚さ約9mmの円板状の成形体が得られた。この成形体は酸素雰囲気中において1500℃で5時間焼され、これよってInGaZnO焼結体が得られた。
その後、この比較例1で得られた焼結体においても、前述のステップ5〜9が同様に実行された。比較例1に関する結果も、表1にまとめて示されている。
(実施例20〜38)
実施例20〜38の導電性酸化物は、実施例1〜19にそれぞれ比べて、前述のステップ3および3aにおける混合粉末中の結晶相のmol混合比が変更されたことのみにおいて異なっている。その変更の結果として、実施例20〜38の導電性酸化物は、結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−pではなくて結晶質In1−mGaZn1−q7−pを含んでいる。これらの実施例20〜38に関する結果は、表2にまとめて示されている。
(比較例2)
比較例2の導電性酸化物は、比較例1に比べて、前述のステップ1bにおける混合粉末中の結晶相のmol混合比率がIn:Ga:ZnO=1:1:2に変更されたことのみにおいてことなっている。その変更の結果として、比較例2の導電性酸化物は、InGaZnOではなくてInGaZnOを含んでいる。比較例2に関する結果も、表2に示されている。
以上のように表1および表2にまとめて示された結果から明らかなように、本発明の条件を満たす実施例1〜38による導電性酸化物のターゲットは、比較例1および2に比べて高い熱伝導率を有し、かつ堆積された膜のエッチング速度を向上させ得ることが分かる。
以上のように、本発明による導電性酸化物は、スパッタリング成膜のターゲットとして好ましく用いることができ、そのターゲットの熱伝導率の向上によって長寿命化が可能であり、またそのターゲットを用いてスパッタリング堆積された酸化物半導体膜のエッチング速度の向上をも可能にすることができる。

Claims (7)

  1. In、GaおよびZnを含み、かつ結晶質InZnを含む導電性酸化物であって、
    結晶質In 2(1−m) Ga Zn 1−q 7−p (0≦m<1、0≦q<1、0≦p≦3m+q)または結晶質In 1−m GaZn 1−q 4−p (0≦m<1、0≦q<1、0≦p≦3m/2+q)をさらに含み、
    粉末X線回折法を適用したときに、結晶質In Ga ZnO 中の回折面に対応する前記結晶質In 2(1−m) Ga Zn 1−q 7−p 中の回折面の少なくとも1つによる回折ピークの回折角度位置または結晶質InGaZnO 中の回折面に対応する前記結晶質In 1−m GaZn 1−q 4−p 中の回折面の少なくとも1つによる回折ピークの回折角度位置が、JCPDSカードに示された結晶質In Ga ZnO または結晶質InGaZnO の前記回折面による回折ピークの回折角度位置に比べてそれぞれ高角度側にシフトしており、
    前記導電性酸化物の断面積に占める前記結晶質In Zn の割合が、5%以上30%以下であることを特徴とする導電性酸化物。
  2. 前記結晶質In2(1−m)GaZn1−q7−pまたは前記結晶質In1−mGaZn1−q4−pにおいて最大の回折強度を有する回折ピークの回折角度位置に関する前記シフト量が、0.05°以上0.3°以下であることを特徴する請求項に記載の導電性酸化物。
  3. 粉末X線回折法を適用したときに、最大の回折強度を有するaピークの回折角2θが30.00°以上32.00°以下の範囲内にあり、第2位の回折強度を有するbピークの回折角2θが33.00°以上36.00°以下にあり、前記aピークに対する前記bピークの回折強度比Ib/Iaが0.1以上1.0以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の導電性酸化物。
  4. 前記導電性酸化物においてZnの原子濃度比を1として規格化した場合に、Inの原子濃度比が1.5以上4以下であり、またはGaの原子濃度比が0.5以上3以下であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の導電性酸化物。
  5. N、Al、Si、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Sn、およびBiから選ばれた少なくとも1種の元素をさらに含むことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の導電性酸化物。
  6. スパッタリング法のターゲットに用いられることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の導電性酸化物。
  7. 請求項1からのいずれかに記載の導電性酸化物を製造するための方法であって、酸化亜鉛粉末と酸化インジュウム粉末を含む第1の混合物を調製し、前記第1の混合物を800℃以上1200℃未満の温度で仮焼してInZn粒子を作製し、その後にInZn粒子、InGaOまたはInの粒子、およびGa粒子を混合または粉砕して混合することによって第2の混合物を調製し、前記第2の混合物の成形体を作製し、前記成形体を焼結する工程を含むことを特徴とする製造方法。
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