JP2014151983A - 搬送コンベア用取付具及び収納棚 - Google Patents

搬送コンベア用取付具及び収納棚 Download PDF

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Abstract

【課題】構成及び組立て作業を簡易化できる搬送コンベア用取付具及び収納棚を提供する。
【解決手段】搬送コンベア用取付具100は、部品棚及びローラコンベアに取り付けられるアタッチメント10を具備し、アタッチメント10は、本体部11、立設部12及び挟持部13を備えている。本体部11は、ローラコンベアに対し外挿されるようにして取り付けられ、部品棚のアングル材上に載置される。立設部12は、本体部11の端部に立設するように設けられている。挟持部13は、立設部12の上端側に設けられ、立設部12と協働して部品棚のアングル材を挟み込む。このアタッチメント10では、ボルト及びナット等の締付け構造によらずに、ローラコンベアを部品棚に容易に取り付け可能となり、これにより、部品点数を低減し、且つ、組立てに際して工具の使用を不要にできる。
【選択図】図3

Description

本発明は、搬送コンベア用取付具及び収納棚に関する。
部品棚等の収納棚としては、例えば特許文献1に記載されたように、ローラコンベア等の搬送コンベアが利用されたものが知られている。この特許文献1に記載された収納棚では、その投入側から被収納物を投入することにより、被収納物を搬送コンベアで搬送して数珠繋ぎに順次保管し、そして、その排出側から当該被収納物を作業者へ順次に供給することが図られている。このような収納棚に搬送コンベアを取り付ける場合、従来では、収納棚のフレーム部材に搬送コンベアをボルト及びナットによる締付けで固定されている。
特開2010−126338号公報
ここで、上記従来技術では、前述のように、搬送コンベアが収納棚のフレーム部材に対して締結具による締付け構造で取り付けられることから、その部品点数が多くなると共に、例えば収納棚の組立て(以下、単に「組立て」ともいう)に際して工具が必要となり、組立て作業が煩雑となるおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、構成及び組立て作業を簡易化することができる搬送コンベア用取付具及び収納棚を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る搬送コンベア用取付具は、被収納物を収納する収納棚において、当該被収納物を所定方向に沿って搬送する搬送コンベアを取り付けるための搬送コンベア用取付具であって、収納棚及び搬送コンベアに取り付けられるアタッチメント部材を具備し、アタッチメント部材は、搬送コンベアに対し所定方向に外挿されるようにして取り付けられ、収納棚のフレーム部材上に載置される本体部と、本体部における所定方向の端部に立設するように設けられた立設部と、立設部の上端側に設けられ、立設部と協働して収納棚のフレーム部材を挟み込む挟持部と、を備えたこと、を特徴とする。
この搬送コンベア用取付具では、ボルト及びナット等の締付け構造によらずに、搬送コンベアを収納棚に容易に取り付けることが可能になる。すなわち、アタッチメント部材の本体部を搬送コンベアに外挿するようにして取り付けてフレーム部材上に載置させると共に、挟持部でもってフレーム部材をクランプするだけで、搬送コンベアが収納棚に取り付けられることとなる。これにより、部品点数を低減し、且つ、組立てに際して工具の使用を不要にすることができる。従って、構成及び組立て作業を簡易化することが可能となる。
また、本体部は、所定方向と交差する水平方向の一方向において収納棚のフレーム部材に係合可能な係合部を有することが好ましい。この場合、当該一方向におけるアタッチメント部材のずれを抑制することが可能となる。
また、アタッチメント部材とは別の他のアタッチメント部材を具備し、アタッチメント部材は、搬送コンベアにおける所定方向の一端側に取り付けられ、他のアタッチメント部材は、搬送コンベアにおける所定方向の他端側に取り付けられ、アタッチメント部材における立設部の上端は、搬送コンベアの一端側よりも上方に位置し、他のアタッチメント部材における立設部の上端は、搬送コンベアの他端側よりも下方に位置することが好ましい。これにより、アタッチメント部材を収納棚の排出側にして使用する場合、このアタッチメント部材の立設部の上端側を、搬送コンベアによる被収納物の搬送を停止させるストッパとして機能させることができる。これと共に、他のアタッチメント部材を収納棚の投入側にして使用する場合、他のアタッチメント部材の立設部に対する被収納物の接触を抑制し、搬送コンベアに被収納物をスムーズに投入させることができる。
このとき、アタッチメント部材及び他のアタッチメント部材の少なくとも一方には、当該アタッチメント部材及び他のアタッチメント部材の少なくとも一方を識別するための識別部が設けられていることが好ましい。これにより、例えば組立ての際に、アタッチメント部材及び他のアタッチメント部材の取違い(誤組立て)を防止することができる。
また、本体部は、上方に開口する断面コの字状の基台板と、基台板の開口端に設けられ当該開口を塞ぐように内側に延びるフランジと、を含み、立設部は、本体部の所定方向側の端面に当設する背板を含み、挟持部は、背板の上端側に連設されてなるクランプ構造を含んでいる場合がある。
また、本発明に係る収納棚は、上記搬送コンベア用取付具によって搬送コンベアが取り付けられたこと、を特徴とする。この収納棚においても、構成及び組立て作業を簡易化できるという上記作用効果が奏される。
本発明によれば、構成及び組立て作業を簡易化できる搬送コンベア用取付具及び収納棚を提供することが可能となる。
第1実施形態に係る部品棚を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿った概略断面図である。 第1実施形態に係る搬送コンベア用取付具のフロントアタッチメントを示す斜視図である。 (a)は図3のフロントアタッチメントを示す左側面図、(b)は図3のフロントアタッチメントを示す正面図、(c)は図3のフロントアタッチメントを示す右側面図である。 (a)は図3のフロントアタッチメントを示す平面図、(b)は図3のフロントアタッチメントを示す底面図、(c)は図3のフロントアタッチメントを示す背面図である。 第1実施形態に係る搬送コンベア用取付具のリアアタッチメントを示す斜視図である。 (a)は図6のリアアタッチメントを示す左側面図、(b)は図6のリアアタッチメントを示す正面図、(c)は図6のリアアタッチメントを示す右側面図である。 (a)は図6のリアアタッチメントを示す平面図、(b)は図6のリアアタッチメントを示す底面図、(c)は図6のリアアタッチメントを示す背面図である。 (a)は図3のフロントアタッチメントによるローラコンベアの取付けを説明するための図、(b)は図9(a)の続きを示す図である。 (b)は図9(b)の続きを示す図、(b)は図10(a)の続きを示す図である。 第2実施形態に係る搬送コンベア用取付具のフロントアタッチメントを示す斜視図である。 (a)は図11のフロントアタッチメントを示す左側面図、(b)は図11のフロントアタッチメントを示す正面図、(c)は図1のフロントアタッチメントを示す右側面図である。 (a)は図11のフロントアタッチメントを示す平面図、(b)は図11のフロントアタッチメントを示す底面図、(c)は図11のフロントアタッチメントを示す背面図である。 第2実施形態に係る搬送コンベア用取付具のリアアタッチメントを示す斜視図である。 (a)は図14のリアアタッチメントを示す左側面図、(b)は図14のリアアタッチメントを示す正面図、(c)は図14のリアアタッチメントを示す右側面図である。 (a)は図14のリアアタッチメントを示す平面図、(b)は図14のリアアタッチメントを示す底面図、(c)は図14のリアアタッチメントを示す背面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、「X方向」、「Y方向」及び「Z方向」の語は、図面の状態に基づいており便宜的なものである。
[第1実施形態]
図1は第1実施形態に係る部品棚を示す斜視図であり、図2は図1のII−II線に沿った概略断面図である。図1及び図2に示すように、部品棚(収納棚)1は、例えば小型パーツ、中型パーツ、大型パーツや、これらが収容されたバスケット又は部品箱等の被収納物Bを収納するものであって、ローラコンベア2が搬送コンベアとして利用されたもの(いわゆる、流動棚)である。この部品棚1では、そのアングル材1xにローラコンベア2が搬送コンベア用取付具100によって取り付けられている。
アングル材1xは、部品棚1のフレーム部材を構成する梁材である。アングル材1xは、部品棚1の両側部においてY方向に延び、Y方向視において内側に突き出すような断面L字状を有している。このアングル材1xにおいては、少なくとも、水平方向に延びる水平部1x1に貫通孔1yが複数形成されている(図10参照)。
ローラコンベア2は、被収納物BをX方向(所定方向)に沿って搬送するものであり、X方向に長尺状(レール状)を呈している。このローラコンベア2は、Y方向に沿った回転軸を有するローラがX方向に並設されて構成されている。ローラコンベア2としては、例えば樹脂で形成されたプラスチックローラコンベアが用いられている。ローラコンベア2の両側面には、搬送コンベア用取付具100のフランジ11y(後述)が差し込まれて係合されるものとして、X方向に沿って延びる溝2xがそれぞれ設けられている。
ここでのローラコンベア2では、その延在方向一方側(図中右側)が、被収納物Bをローラコンベア2へ投入する投入側2iとされ、また、その延在方向他方側(図示左側)が、被収納物Bをローラコンベア2から排出する排出側2eとされている。このローラコンベア2は、部品棚1の両側部における一対のアングル材1xに架け渡されるように複数配置されると共に、当該一対のアングル材1xに搬送コンベア用取付具100で着脱可能に固定されている。
ここで、本実施形態の搬送コンベア用取付具100は、上述したように、被収納物Bを収納する部品棚1(収納棚)において、被収納物BをX方向(所定方向)に沿って搬送するローラコンベア2(搬送コンベア)を着脱可能に取り付けるために用いられる。搬送コンベア用取付具100は、部品棚1及びローラコンベア2に取り付けられるアタッチメント部材として、フロントアタッチメント10及びリアアタッチメント20を具備している。以下、フロントアタッチメント10及びリアアタッチメント20の具体的構成について、詳説する。
図3〜図5は、図1の部品棚に用いられた搬送コンベア用取付具のフロントアタッチメントを示す各図である。図2〜図5に示すように、フロントアタッチメント10は、ローラコンベア2における排出側2eの一端側に取り付けられるものであり、折曲げ板状を有している。フロントアタッチメント10は、例えば冷間圧延鋼板及び鋼帯等の金属で形成され、本体部11と立設部12と挟持部13とを備えている。
本体部11は、上方に開口する断面コの字状の基台板11xと、基台板11xの開口端である上端に設けられたフランジ11yと、を有している。基台板11xはその内部にローラコンベア2を収容するものであり、Y方向における基台板11x内の幅は、ローラコンベア2の外形幅に対応するように設定されている。フランジ11yは、ローラコンベア2の溝2xに入り込み、当該ローラコンベア2にY方向及びZ方向に係合するものである。このフランジ11yは、基台板11xの上端それぞれにおいて基台板11xの開口を塞ぐように内側に所定長延びている。
このような本体部11は、そのフランジ11yがローラコンベア2の溝2xに差し込まれるようにして、ローラコンベア2に対しX方向に外挿されて取り付けられる。そしてこの状態で、本体部11は、アングル材1xの水平部1x1上に載置される(図2参照)。
立設部12は、本体部11におけるX方向の端部に立設するように設けられており、背板12x及び底板12yを有している。背板12xは、Y方向及びZ方向に延びる板状を呈している。この背板12xは、本体部11のX方向側を塞ぐように本体部11端面に当接した状態で、当該本体部11に固定されている。
背板12xは、その高さがリアアタッチメント20の背板22x(後述)の高さよりも高くされており、具体的には、ローラコンベア2の搬送面よりも上方へ突出するように延びている。これにより、背板12xの上端(先端)は、ローラコンベア2の排出側2eよりも上方に位置することになり、その結果、背板12xの上端側については、被収納物Bの搬送を停止させるストッパとして機能する。また、背板12xには、フロントアタッチメント10を識別するため(換言すると、リアアタッチメント20と区別するため)のものとして、円形貫通孔である識別孔(識別部)14が形成されている。
底板12yは、X方向及びY方向に延びる板状を呈し、背板12x下端から内側に直角に折れ曲がるように連設されている。この底板12yは、本体部11の底壁においてX方向側を覆うように当設した状態で、当該本体部11に固定されている。また、底板12yの下面には、アングル材1xの水平部1x1の貫通孔1y(図10参照)に内挿されるものとして、下方へ凸状のずれ防止用突起(係合部)15が設けられている。
挟持部13は、立設部12と協働してアングル材1xの垂直部1x2をX方向に挟み込む(クランプする)ものであって、板バネとしての機能を有している。ここでの挟持部13は、立設部12の背板12xの上端側に連設されてなるクランプ構造を含んでいる。具体的には、挟持部13は、背板12xの上端から外側(本体部11とは反対側)の下方へ向けて曲がるように延びた後、背板12xに近づくように下方へ所定長延び、その後、背板12xから遠ざかるように下方へさらに延びている。
また、この挟持部13において上部の曲がり部分の外面には、当該部分を補強するようにリブ16が設けられている。具体的には、Y方向中央位置において背板12xの上部から挟持部13の上部に亘る部分の外面に、その肉厚が厚くなるようにリブ16が形成されている。
図6〜図8は、図1の部品棚に用いられた搬送コンベア用取付具のリアアタッチメントを示す各図である。図2及び図6〜図8に示すように、リアアタッチメント20は、ローラコンベア2における投入側2iの他端側に取り付けられるものであり、上記フロントアタッチメント10と同様な構成を備えている。リアアタッチメント20が上記フロントアタッチメント10と異なる点は、立設部12に代えて、高さが当該立設部12よりも低い立設部22を有する点である。
立設部22は、背板22xを有している。背板22xは、Y方向及びZ方向に延びる板状を呈すると共に、本体部11のX方向側を塞ぐように本体部11端面に当接した状態で、当該本体部11に固定されている。背板22xは、その高さがフロントアタッチメント10の背板12xの高さよりも高くされており、ローラコンベア2の搬送面よりも下方まで突出するように延びている。これにより、背板22xの上端(先端)は、ローラコンベア2における投入側2iよりも下方に位置することになり、その結果、背板22xの上端側については、ローラコンベア2への被収納物Bの投入を妨げない構成となっている。
次に、上記のように構成された搬送コンベア用取付具100を用いて、部品棚1にローラコンベア2を取り付ける場合について、図9及び図10を参照して説明する。
まず、ローラコンベア2の排出側2eにフロントアタッチメント10を取り付ける。具体的には、図9(a),(b)に示すように、ローラコンベア2の端部が背板12xに突き当たるまで、ローラコンベア2の溝2x内にフランジ11yが配されるようにしてローラコンベア2の下部に本体部11をX方向から外挿する。これにより、フロントアタッチメント10を、ローラコンベア2の排出側2eの端部に対し、Y方向及びZ方向に係合させながら着脱可能に装着する。これと共に、このようなフロントアタッチメント10の取付けと同様にして、ローラコンベア2の投入側2iにリアアタッチメント20を取り付ける。
続いて、ローラコンベア2に取り付けられたフロントアタッチメント10及びリアアタッチメント20を、一対のアングル材1xにセットする。すなわち、図10(a),(b)に示すように、一方のアングル材1xの水平部1x1上にフロントアタッチメント10を上方から載置させながら、アングル材1xの垂直部1x2を挟持部13と背板12xとの間に進入させ、当該垂直部1x2を挟持部13でもってX方向にクランプさせる。これにより、ローラコンベア2に取り付けられたフロントアタッチメント10を、アングル材1xに対しても取り付けて固定させる。これと共に、このようなフロントアタッチメント10の取付けと同様にして、他方のアングル材1xにリアアタッチメント20を取り付ける。
このとき、フロントアタッチメント10及びリアアタッチメント20のずれ防止用突起15のそれぞれを、水平部1x1の貫通孔1yに内挿させる。これにより、アングル材1xに対する底板12yの水平方向のずれ、ひいては、フロントアタッチメント10及びリアアタッチメント20の水平方向のずれを規制する。以上により、搬送コンベア用取付具100による部品棚1へのローラコンベア2の取付けが完了される。
以上、本実施形態では、ボルト及びナット等の締付け構造によらずに、ローラコンベア2を部品棚1にワンタッチで容易に取り付けることが可能になる。すなわち、上述したように、各アタッチメント10,20が差込み式とされており、その本体部11をローラコンベア2に外挿するようにして取り付けてアングル材1x上に載置させると共に、その挟持部13でもってアングル材1xをクランプさせるだけで、ローラコンベア2が部品棚1に取り付けられることとなる。
これにより、ローラコンベア2の取付けに係る部品点数を低減し、且つ、部品棚1の組立てに際して工具の使用を不要にすることができる。従って、構成及び組立て作業を簡易化することが可能となる。例えば、作業員二人による棚1台当たり組立てについて、通常の締付け構造でローラコンベア2が取り付けられる場合、作業時間が約1時間弱かかっていたが、本実施形態では、作業時間が約25分で足り、組立のスピードアップ(ここでは、65%(約30分)の作業時間の短縮)を実現可能となる。その結果、海外生産の進展等による環境変化(新モジュール構造、グローバル生産体制、現調化等)に好適に対応することができる。
また、本実施形態では、上述したように、各アタッチメント10,20にずれ防止用突起15が設けられており、各アタッチメント10,20をアングル材1xにセット後において、ずれ防止用突起15がアングル材1xの貫通孔1yと係合可能となっている。これにより、各アタッチメント10,20を位置決めできると共に、その横方向(Y方向)のずれを少なくとも防止することが可能となる。
また、本実施形態では、上述したように、排出側となるフロントアタッチメント10の立設部12の上端が、ローラコンベア2よりも上方に位置している。これにより、立設部12の上端側を、ローラコンベア2による被収納物Bの搬送を停止させる落下防止用のストッパとして機能させることができ、当該ストッパを別部品として取り付けることが不要となる。
また、本実施形態では、上述したように、投入側となるリアアタッチメント20の立設部22の上端が、ローラコンベア2よりも下方に位置している。これにより、立設部22に対する被収納物Bの接触を抑制し、ローラコンベア2に被収納物Bをスムーズに投入させることができる。
また、本実施形態では、上述したように、フロントアタッチメント10に識別孔14が設けられており、これにより、フロントアタッチメント10とリアアタッチメント20との取違いを抑制し、部品棚1の誤組立てを防止することができる。
なお、本実施形態では、ローラコンベア2が樹脂で形成することができるため、作業者の負担が軽減されるように軽量化することが可能となっている。また、上記のように別途の工具が不要になるため、作業の安全性をも向上することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明では、上記実施形態と異なる点について主に説明する。
図11〜図13は、第2実施形態に係る搬送コンベア用取付具のフロントアタッチメントを示す各図であり、図14〜図16は第2実施形態に係る搬送コンベア用取付具のリアアタッチメントを示す各図である。図11〜図16に示すように、本実施形態の搬送用コンベア取付具200が、上記第1実施形態と異なる点は、ずれ防止用突起15が設けられていないフロントアタッチメント30及びリアアタッチメント40を備えた点である。
具体的には、図11〜図13に示すように、フロントアタッチメント30における立設部12は、その下面にずれ防止用突起15が形成されていない平面上の底板32yを有している。図14〜図16に示すように、リアアタッチメント40における立設部12は、その下面にずれ防止用突起15が形成されていない平面上の底板42yを有している。
このような本実施形態においても、部品点数を低減し、且つ、組立てに際して工具の使用を不要にすることができ、構成及び組立て作業を簡易化することが可能となるという上記作用効果が奏される。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
例えば、上記実施形態では、搬送コンベアとしてローラコンベア2を用いたが、ベルトコンベア等のその他のコンベアを用いることもできる。また、搬送コンベアを樹脂で形成したが、金属等のその他の材料で形成することもできる。
また、上記実施形態では、識別部として識別孔14をフロントアタッチメント10に設けたが、識別部はこれに限定されるものではない。識別部は、例えば凸部や刻印(マーク)等としてもよいし、アタッチメント10,20を互いに識別できれば、これらの双方に設けられていてもよいし、リアアタッチメント20に設けられていてもよい。
なお、上記では、搬送コンベア用取付具として説明したが、本発明は、収納棚において搬送コンベアを取り付けるための搬送コンベア取付け方法として捉えることもできる。また、上記では、収納棚として説明したが、本発明は、収納棚の組立方法として捉えることもできる。
ちなみに、フロントアタッチメント及びリアアタッチメント(アタッチメント部材)は、被収納物を収納する収納棚において、被収納物を所定方向に沿って搬送する搬送コンベアを着脱可能に取り付けるために用いられる。フロントアタッチメントは、搬送コンベアの排出側端部に装着され、リアアタッチメントは、搬送コンベアの投入側に装着される。フロントアタッチメントの高さは、リアアタッチメントの高さよりも高くされている。第1実施形態に係るフロントアタッチメント及びリアアタッチメントの底面には、収納棚に係合するものとして、ずれ防止用の突起が形成されている。一方、第2実施形態に係るフロントアタッチメント及びリアアタッチメントの底面には、当該突起が形成されていない。
1…部品棚(収納棚)、2…ローラコンベア(搬送コンベア)、2i…ローラコンベアの投入側(搬送コンベアの他端側)、2e…ローラコンベアの排出側(搬送コンベアの一端側)、10,30…フロントアタッチメント(アタッチメント部材)、11…本体部、12,22…立設部、13…挟持部、14…識別孔(識別部)、15…ずれ防止用突起(係合部)、20,40…リアアタッチメント(アタッチメント部材,他のアタッチメント部材)、100,200…搬送コンベア用取付具、B…被収納物。

Claims (6)

  1. 被収納物を収納する収納棚において、当該被収納物を所定方向に沿って搬送する搬送コンベアを取り付けるための搬送コンベア用取付具であって、
    前記収納棚及び前記搬送コンベアに取り付けられるアタッチメント部材を具備し、
    前記アタッチメント部材は、
    前記搬送コンベアに対し前記所定方向に外挿されるようにして取り付けられ、前記収納棚のフレーム部材上に載置される本体部と、
    前記本体部における前記所定方向の端部に立設するように設けられた立設部と、
    前記立設部の上端側に設けられ、前記立設部と協働して前記収納棚のフレーム部材を挟み込む挟持部と、を備えたこと、を特徴とする搬送コンベア用取付具。
  2. 前記本体部は、前記所定方向と交差する水平方向の一方向において前記収納棚のフレーム部材に係合可能な係合部を有すること、を特徴とする請求項1記載の搬送コンベア用取付具。
  3. 前記アタッチメント部材とは別の他の前記アタッチメント部材を具備し、
    前記アタッチメント部材は、前記搬送コンベアにおける前記所定方向の一端側に取り付けられ、
    前記他のアタッチメント部材は、前記搬送コンベアにおける前記所定方向の他端側に取り付けられ、
    前記アタッチメント部材における前記立設部の上端は、前記搬送コンベアの前記一端側よりも上方に位置し、
    前記他のアタッチメント部材における前記立設部の上端は、前記搬送コンベアの前記他端側よりも下方に位置すること、を特徴とする請求項1又は2記載の搬送コンベア用取付具。
  4. 前記アタッチメント部材及び前記他のアタッチメント部材の少なくとも一方には、当該アタッチメント部材及び前記他のアタッチメント部材の少なくとも一方を識別するための識別部が設けられていること、を特徴とする請求項3記載の搬送コンベア用取付具。
  5. 前記本体部は、上方に開口する断面コの字状の基台板と、前記基台板の開口端に設けられ当該開口を塞ぐように内側に延びるフランジと、を含み、
    前記立設部は、前記本体部の前記所定方向側の端面に当設する背板を含み、
    前記挟持部は、前記背板の上端側に連設されてなるクランプ構造を含んでいること、を特徴とする請求項1〜4の何れか一項記載の搬送コンベア用取付具。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の搬送コンベア用取付具によって前記搬送コンベアが取り付けられたこと、を特徴とする収納棚。
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