JP2014151814A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】似通った種類の操作レバーが複数個ある場合でも、操作レバーの誤操作を確実に防止する。
【解決手段】シートとして、シートバックとオットマンとを備える。このシートバックとオットマンとは連動作動されると共に遮断機構により遮断可能に構成されている。そして。操作レバーとして、前記遮断機構を操作する一方の操作レバー28とオットマンの回動角度を操作する他方の操作レバー32を備える。該操作レバーは、一方の操作レバー28の操作移動軌跡の一部の範囲に他方の操作レバー32の操作移動軌跡が干渉する配置構成とされ、該干渉する状態では他方の操作レバー32の操作作動が一方の操作レバー28により阻止される構成となっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、オットマンを備えた自動車等車両用シートにおいて、オットマンとシートバックとを連動作動させるタイプのシートに関する。
車両用シート等乗物用シートにあっては、シートへの着座状態における安楽姿勢を確保するためにシートクッションの前部にオットマンを備えるものがある。そして、このオットマンの使用角度調整をシートバックのリクライニング角度調整と連動させて行なわせるため、オットマンとシートバックを連動作動連結させる構成が提案されている。なお、このような構成において、オットマンとシートバックの連動の遮断機構を設けて、シートバックのみを単独でリクライニング調整可能とすることも提案されている。これにより、オットマンとシートバックの連動作動及び個別作動を可能とし、使い勝手の向上を図っている。
特開平8−24067号公報
上記した構成においては、その操作するための操作レバーとして、オットマンとシートバックの連動作動を遮断する遮断機構を操作する操作レバーと、シートバックをリクライニングさせるためのリクライニング操作レバーとが設けられる。
そして、上記構成におけるオットマンの利便性を高めるために、連動状態におけるオットマンの使用角度を調整可能とする場合には、更にそのために別のオットマン角度調整用の操作レバーを設けることになる。
かかる場合には、似通った種類の操作レバーがシート近辺に3個あることになり、使用選択が煩わしくなり、操作が複雑化すると共に、誤操作する虞がある。特に、遮断機構の連動状態においてのみオットマンの使用角度を調整可能とする場合には、遮断機構の遮断中にオットマンの使用角度を調整可能とする操作レバーを誤って誤操作すると、オットマンに備えさせる使用角度を調整可能とする機構に損傷を与え、当該機構を不良ならしめる問題を生じることが懸念される。
而して、本発明は、上記に鑑みて創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、似通った種類の操作レバーが複数個ある場合でも、操作レバーの誤操作を確実に防止することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかる乗物用シートは次の手段をとる。
本発明に係る乗物用シートの基本となる発明の前提構成は、シートクッションの後部には着座者の背部を支持するシートバックが傾動可能に配置されると共に、前部には着座者の脚部を載置支持するオットマンが回動可能に備えられており、前記シートバックの傾動作動と前記オットマンの回動作動は連動して行なわれる構成である。そして、かかる構成の乗物用シートの特徴構成として、前記シートバックとオットマンとの連動作動を遮断する遮断機構を備えると共に、オットマンには当該オットマンの角度を調整可能とする角度調整機構を備えており、前記遮断機構及び角度調整機構を操作するそれぞれの操作レバーを備えており、該操作レバーは、一方の操作レバーの操作移動軌跡の一部の範囲に他方の操作レバーの操作移動軌跡が干渉する配置構成とされており、該干渉する状態では他方の操作レバーの操作作動が一方の操作レバーにより阻止される配置構成とされる構成をとる。
本発明は上記の手段をとることにより、一方の操作レバーの操作移動軌跡と他方の操作レバーの操作移動軌跡が干渉する範囲では、他方の操作レバーの操作作動が一方の操作レバーにより阻止される。これにより当該干渉する範囲では、仮に、誤って他方の操作レバーを操作しようとしても一方の操作レバーによりその操作作動が阻止される。したがって、他方の操作レバーの誤操作を確実に防止することができる。
なお、上記本発明の手段は、次のような形態とするのが好ましい。
先ず、前記一方の操作レバーは前記遮断機構を操作する操作レバーであり、前記他方の操作レバーは前記オットマンの角度調整機構を操作する操作レバーである構成とするのが良い。
かかる構成とすることにより、遮断機構の所定状態では角度調整機構の作動を禁止する場合において、仮に、誤って角度調整機構を操作する操作レバーを操作しようとする場合でも、その操作は阻止されて、誤操作を防止することができる。
次に、更に上記に加えて、前記オットマンの角度調整機構は、当該オットマンの格納状態をロックする格納ロック機構と、当該角度調整機構により調整した角度をロックする調整角度ロック機構とを備えており、該格納ロック機構と角度調整ロック機構は前記遮断機構を操作する操作レバーと連動連結操作され、前記遮断機構の遮断状態では格納ロック機構はロック状態、調整角度ロック機構はアンロック状態とされ、前記遮断機構の連動状態では格納ロック機構はアンロック状態、調整角度ロック機構はロック可能状態とされる連結構成とされている構成とするのが良い。
かかる構成とすることにより、遮断機構を操作する操作レバーの遮断機構を遮断する操作位置状態では、角度調整機構を操作する操作レバーの操作移動を阻止するため、角度調整機構を操作する操作レバーの誤操作を防止することができる。そして、角度調整機構を操作する操作レバーの誤操作を防止する遮断機構を操作する操作レバーの位置状態(遮断機構の遮断状態)では、角度調整ロック機構の格納ロック機構はロック状態とされてオットマンを格納された位置状態とする。なお、角度調整機構を操作する操作レバーの操作位置から遮断機構を操作する操作レバーの操作位置が外れた位置状態(遮断機構が連動状態)では、角度調整機構の調整角度ロック機構は作動可能とされて、シートバックと連動作動状態のオットマンの使用角度調整を行うことができる。これによりシート着座者の好みに応じたオットマンの使用角度とすることができて、利便性を向上させることが可能となっている。
本発明は上述した手段とすることにより、似通った種類の操作レバーが複数個ある場合でも、操作レバーの誤操作を確実に防止することができる。
本発明の実施形態のオットマンを備えた自動車用シートの基本配置構成を示す模式図である。 遮断機構用操作レバーとオットマン角度調整用操作レバーの配置状態を示す斜視図である。 同上各操作レバーの配置状態を示す側面視図である。 同上各操作レバーの配置状態を示す前面視断面図である。 各操作レバーの操作位置とオットマンの角度調整機構と作動位置との連結関係を示す配索図である。 オットマンの角度調整機構の格納ロック機構と調整角度ロック機構の作動状態を説明するための図である。
以下に、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。なお、この実施形態では、乗物用シートの代表例として自動車用シートの場合を例にして説明する。自動車用シートにあっては、本発明が対象とするオットマンを備えたシートは、2列目シートに設定されることが多い。
図1は本実施形態のオットマンを備えた自動車用シートの基本配置構成を示す模式図である。自動車用シート(以下、単にシートと称することもある)10は、基本構成として、着座者の座部となるシートクッション12と、背もたれとなるシートバック14、頭部を支持するヘッドレスト16とから構成されている。シートバック14はシートクッション12の後部位置にリクライニング機構18により連結されて配置されており、リクライニング機構18により、前後方向にリクライニン傾動回動可能とされている。ヘッドレスト16はシートバック14の上部位置に配置されている。
本実施形態のシート10では、上記の基本構成においてシートクッション12の前部に、シートクッション12を延長する形態のオットマン20が連結配置されている。オットマン20は回動可能にシートクッション12と連結されており、図1に実線で示す格納位置と、仮想線で示す上方に回動した展開位置とをとることができるようになっている。このオットマン20の格納位置と展開位置との作動はオットマン20に備えられた角度調整機構22により行われるようになっている。オットマン20の配置位置は、シートクッション12に着座者が着座した際における脚部位置となっており、そのため、オットマン20の展開位置では着座者の脚部はオットマン20により支持された状態となり、脚部を安楽な支持状態とすることができる。
なお、オットマン20による着座者の脚部の安楽な支持と共に、シートバック14による着座者の背部の支持も安楽な状態とすることが好ましいことから、本実施形態では、オットマン20の展開位置角度を調整する角度調整機構22とシートバック14とをリンク機構等の連結構成24により連結させて、シートバック14とオットマン20を連動作動させる構成となっている。この両者14、20を連結するリンク機構等の連結構成24は、図1に示すように、リクライニング機構18によるシートバック14が実線で示す通常の着座姿勢の起立位置状態から仮想線で示す後方へのリクライニング(傾動)移動に連動して、オットマン20が格納位置(実線位置)から展開位置(仮想線位置)に作動移動するように連結されている。この連結構成は公知の連結構成により構成することができる。
図1に仮想線で示すオットマン20とシートバック14の位置状態では、着座者はシート10に比較的伸びた姿勢状態での着座姿勢となり、安楽な姿勢をとることができる。そして、この安楽な姿勢をとる際にシートバック14とオットマン20が連動して行われるため、シートバック14とオットマン20を別々に操作する煩わしさがない。
しかし、シート10はシートバック14が起立した位置状態の通常の着座姿勢状態でも、着座者の個々の身体の特徴に合わせて、シートバック14を独自に多少の前後範囲にリクライニング傾動させたいときがある。この様な時のために、本実施形態では、前述のシートバック14とオットマン20との連動作動を遮断する遮断機構26が前述のリンク機構構成24に配置されている。この遮断機構26により連結構成24の連結状態が遮断されてシートバック14はリクライニング機構18を作動させて、独自にリクライニング角度の調整を行うことが可能となっている。なお、遮断機構26は、後述する遮断機構用操作レバー28の操作によって、リンク機構構成24を遮断状態と連結状態に切り替え可能な構成とされている。
また、シートバック14とオットマン20の連動作動状態における、シートバック14のリクライニング角度に対するオットマン20の展開角度の連動角度関係は、着座者の個々の身体の相違に応じて調整可能とすることが必要とされる。このため、本実施形態では、シートバック14とオットマン20の連動作動状態において、オットマン20の展開位置の角度調整をオットマン20が備える角度調整機構22により行えるように構成されている。角度調整機構22は図1に模式的に示すように、格納ロック機構22Aと調整角度ロック機構22Bを備えており、連動状態におけるオットマン20の展開位置の回動角度調整は調整角度ロック機構22Bにより行うことができるようになっている。なお、格納ロック機構22Aは遮断機構26の遮断状態においてオットマン20を格納位置に格納状態とするものである。
上記したシートバック14のリクライニング角度を調整可能とする操作は、リクライニング機構18に付設されるリクライニング操作レバー30で行われるようになっている。シートバック14とオットマン20の連動関係を遮断したり連動状態とする遮断機構26は遮断機構用操作レバー28により行われるようになっている。オットマン20の角度調整機構22はオットマン角度調整用操作レバー32で行われるようになっている。遮断機構用操作レバー28とオットマン角度調整用操作レバー32は図1に示すようにシートクッション12の側部位置の同じ位置に重ね合わされる状態として配置されている。この実施形態における遮断機構用操作レバー28が本発明の遮断機構を操作する操作レバーに相当し、オットマン角度調整用操作レバー32が本発明の角度調整機構を操作する操作レバーに相当する。
図2は遮断機構用操作レバー28とオットマン角度調整用操作レバー32の配置状態を斜視図状態で示している。シート10の側部位置に配置された枠体(ベゼル)34内にオットマン角度調整用操作レバー32が配置されている。オットマン角度調整用操作レバー32は操作部32Aとなる前方がやや斜め下方に湾曲形成されているが全体的に長方形の平板形状として形成されている。このオットマン角度調整用操作レバー32は図2で見て右方の後方位置が回動中心となって左方の湾曲形成された操作部32Aが上方に引き上げ回動操作されるようになっている。
遮断機構用操作レバー28は門型形状に形成されており、オットマン角度調整用操作レバー32を跨ぐ格好で配置されている。門型形状の遮断機構用操作レバー28は側部の柱状部28Bに設けられた回動軸部36を回動中心として操作部28Aがオットマン角度調整用操作レバー32の上方位置から前方位置の間を回動可能とされている。
図3及び図4は上記した遮断機構用操作レバー28とオットマン角度調整用操作レバー32の配置構成の詳細構成を示すものであり、図3は側面視図、図4は前方視の断面図である。この図3及び図4に基づき詳細構成を説明する。オットマン角度調整用操作レバー32は、図3に示すように、同図3で見て右方の後部位置に設けられた回動軸部38を中心として前方の操作部32Aが実線で示す位置と仮想線で示す位置との間を回動可能とされている。本説明ではオットマン角度調整用操作レバー32の実線で示される位置を第1位置X1とし、仮想線で示される位置を第2位置X2とする。なお、このオットマン角度調整用操作レバー32の配設は、図4に示されるように、逆ハット型断面形状の枠体(ベゼル)34の上部開口部を塞ぐ格好で配設されており、前述の第1位置X1状態では枠体34の上面と面一状態となるように配設されている。
遮断機構用操作レバー28は、図3に示す側面視で見て、オットマン角度調整用操作レバー32の中央位置で立設状態で配設されている。遮断機構用操作レバー28は図2でも説明したように、柱状部28Bに設けられた回動軸部36を中心に、図3で見て実線で示す第1位置Y1と仮想線で示す第2位置Y2との間を回動可能とされている。回動軸部36の詳細構成は、図4に示すように間隔を置いて左右に配置されたレバー固定ブラケット40間に溶接等により固定されたヒンジピン42の両端部に、柱状部28Bに設けられた丸孔を段付きボルト44を挿通させて取付けることにより構成されている。
図3及び図4に示すように、遮断機構用操作レバー28の柱状部28Bとレバー固定ブラケット40との間にはコイルスプリング46が引張りバネとして配設されており、遮断機構用操作レバー28の第1位置Y1と第2位置Y2をバネ作用により保持するようにしている。詳細には、コイルスプリング46の掛止端部である柱状部28Bの掛止ピン48と、レバー固定ブラケット40の掛止ピン50は回動軸部36を挟んだ位置にあって、両掛止ピン48,50を結ぶコイルスプリング46のバネ作用線C1,C2は第1位置Y1と第2位置Y2とでは回動軸部36を跨いで移動する配置関係とされている。これによりコイルスプリング46のバネ作用は回動軸部36を超えるとターンオーバして作用することになり、そのバネ作用により遮断機構用操作レバー28を図示を省略したストッパ位置に第1位置Y1と第2位置Y2を保持する。
図3に示すように、遮断機構用操作レバー28の操作部28Aの配設形態は、断面長楕円形状とされた把持断面が、図3の第1位置Y1の位置状態で見て、前方から後方に向けて下方に急傾斜した形態として配設されている。この結果、仮想線で示す第2位置Y2では操作部28Aの把持断面はほぼ水平状態となる配置状態となる。これにより遮断機構用操作レバー28を第1位置Y1から第2位置Y2に操作する際には、後方に向けて傾斜した把持断面を前方に向けて押すことにより容易に回動操作することができる。また、第2位置Y2から第1位置Y1に操作する際には、ほぼ水平位置状態とされた把持断面の前部を容易に把持することができて、後方に向けて容易に回動操作することができる。
図4に示されるように、これら操作レバー28,32の側部はアウタシールド52で覆われており、見栄えを良好なものとしている。
上述した遮断機構用操作レバー28とオットマン角度調整用操作レバー32の操作位置関係は次のような位置関係として配設されている。すなわち、図3に示すように、オットマン角度調整用操作レバー32の第1位置X1から第2位置X2への回動軌跡に、遮断機構用操作レバー28の第1位置Y1から第2位置Y2の回動軌跡の一部が干渉(オーバラップ)する位置関係として配置されている。本実施形態の場合には、遮断機構用操作レバー28の第1位置Y1の回動位置状態でオットマン角度調整用操作レバー32の回動操作が干渉する位置関係として配設されている。この結果、遮断機構用操作レバー28が第1位置Y1にある状態では、オットマン角度調整用操作レバー32の第1位置X1から第2位置へのX2への操作移動が阻止される。言い換えれば、かかる位置状態では、オットマン角度調整用操作レバー32を誤って操作しようとする場合でも、その回動操作は遮断機構用操作レバー28の操作部28Aにより阻止されて、誤操作を防止することができる。
しかし、遮断機構用操作レバー28の第2位置Y2の回動位置状態ではオットマン角度調整用操作レバー32の回動操作の回動軌跡は干渉していないため、オットマン角度調整用操作レバー32は第1位置X1と第2位置X2との間を回動操作することが可能となる。
なお、リクライニング機構18を操作するリクライニング操作レバー30は、本実施形態においても通常のシートと同様に単独で配置されている。したがって、リクライニング操作レバー30は独自に操作可能となっている。
次に、上述した各操作レバー28,30,32と、これにより操作される各機構機器との連結関係を、模式的に示す図1に基づいて説明する。
先ず、リクライニング操作レバー30は、リクライニング機構18に直に付設されており、リクライニング機構18を直接に操作するようになっている。そして、周知の通りリクライニング機構18をロック状態と解除状態に操作する。解除状態でシートバック14のリクライニング傾動が可能とされており、所定の回動角度への調整が可能となっている。調整後、ロック状態としてシートバック14を固定する。
次に、遮断機構用操作レバー28は遮断機構26とワイヤケーブル54等により連結されており、その操作によりシートバック14とオットマン20との連動関係を遮断状態としたり連動状態とする。本実施形態の場合は、遮断機構用操作レバー28の第1位置Y1状態で遮断機構26を遮断状態とし、第2位置Y2状態で連動状態とする連結関係とされている。
また、詳細は後述するが、遮断機構用操作レバー28はオットマン20が備える角度調整機構22の格納ロック機構22A及び調整角度ロック機構22Bとも連結されている。なお、これらの連結もワイヤケーブル56,58等により行われる。
次に、オットマン角度調整用操作レバー32も、オットマン20が備える角度調整機構22の調整角度ロック機構22Bと連結されている。この連結もワイヤケーブル60等で行われており、図2及び図3に当該ワイヤケーブル54のオットマン角度調整用操作レバー32への取付け状態が図示されている。このオットマン角度調整用操作レバー32の操作により調整角度ロック機構22Bによるオットマン20の使用角度の調整を可能としたり、ロック状態とする。本実施形態の場合は、オットマン角度調整用操作レバー32の第2位置Y2状態で調整角度ロック機構22Bによる調整を可能状態とし、第1位置Y1状態でロック状態とする連結関係とされている。
図6はオットマン20が備える角度調整機構22の作動原理を模式的に示す。オットマン20には格納用ロックプレート62と調整角度用ロックプレート64の2種類の円弧形状のプレートが備えられている。この格納用ロックプレート62と調整角度用ロックプレート64はオットマン20の幅方向の左右位置にそれぞれ別個に設けられている。格納用ロックプレート62には1個の係合凹部62aが設けられており、この係合凹部62aに係合ピン62bが係合状態となったり、非係合状態となる。図1にオットマン20を実線状態で示す格納位置状態では係合ピン62bが係合凹部62aに係合した状態にあって、オットマン20を格納位置状態にロックする。図1にオットマン20を仮想線状態で示す展開位置状態では係合ピン62bは係合凹部62aから外れた非係合状態にあって、オットマン20の使用角度調整を調整角度ロック機構22Bにより可能とする。
調整角度用ロックプレート64には、複数個の係合凹部64aが連続形成されており、この係合凹部64aの何れかに係合ピン64bが係合状態となったり、非係合状態となって、オットマン20の使用角度を調整可能としている。この使用角度の調整は、シートバック14との連動状態におけるシートバック14に対する相対的な使用角度の調整である。
係合ピン64bが係合凹部64aから外れた非係合状態でオットマン20と一緒に調整角度用ロックプレート64を回動させて使用角度を調整し、調整した角度状態の係合凹部64aに係合ピン64bを係合させて固定状態とする。
図5は上述したオットマン20の角度調整機構22と遮断機構用操作レバー28及び オットマン角度調整用操作レバー32との操作連結関係を示す。この図5において、角度調整機構22として示す各回動レバー66,68,70は、それぞれの回動軸66a,68a,70aを中心として回動する部材であり、この回動レバー66,68,70の回動により前述した係合ピン62b、64bを係合凹部62a、64aに係合させたり、外したりする。なお、遮断機構用操作レバー28へのワイヤケーブル56,58の取付け構成は図3及び図4に良く示されている。角度調整機構22の格納ロック機構22Aに連結するワイヤケーブル56と、調整角度ロック機構22Bに連結するワイヤケーブル58は共に柱状部28Bに形成された係止孔72,74に係止されて取付けられている。格納ロック機構22Aに連結するワイヤケーブル56は柱状部28Bの回動軸部36より操作部28A方向の位置で取付けられているため、遮断機構用操作レバー28の第1位置Y1から第2位置Y2方向への操作によって押し操作(プッシュ操作)された状態にある。逆に、調整角度ロック機構22Bに連結するワイヤケーブル58は柱状部28Bの回動軸部36に対して操作部28A方向とは反対方向で取付けられているため、遮断機構用操作レバー28の第1位置Y1から第2位置Y2方向への操作によって引張り操作(プル操作)された状態にある。
図5(A)は遮断機構用操作レバー28が第1位置Y1にある場合の操作状態を示す。この図5(A)の第1位置Y1状態は、遮断機構26は当該遮断機構用操作レバー28の当該操作位置により遮断状態とされている状態である。この遮断機構用操作レバー28の第1位置Y1状態では、格納ロック機構22Aに連結するワイヤケーブル56はプッシュ操作された状態にあって、格納ロック機構22Aの回動レバー66は図5(A)で見て下方に回動している。これにより図6に示す格納用ロックプレート62は係合ピン62bが係合凹部62aに係合してロックされた状態にあり、オットマン20は図1に実線で示す格納位置で固定された状態となる。なお、この時、調整角度ロック機構22Bに連結するワイヤケーブル58はプル操作された状態にあって、調整角度ロック機構22Bの回動レバー68は図5(A)で見て上方に回動している。これにより図6に示す調整角度用ロックプレート64は係合ピン64bが係合凹部64aから外されたアンロック状態にある。この回動レバー68の上方回動に伴ってオットマン角度調整用操作レバー32とワイヤケーブル60で連結される回動レバー70も追従して上方に回動する。
図5(B)は遮断機構用操作レバー28が第2位置Y2にある場合の操作状態を示す。この図5(B)の第2位置Y2状態は、遮断機構26は当該遮断機構用操作レバー28の当該操作位置により連動状態とされている状態である。この遮断機構用操作レバー28の第2位置Y2状態では、格納ロック機構22Aに連結するワイヤケーブル56はプル操作された状態にあって、格納ロック機構22Aの回動レバー66は図5(B)で見て上方に回動している。これにより図6に示す格納用ロックプレート62は係合ピン62bが係合凹部62aから外れた状態のアンロック状態にあり、オットマン20は図1に仮想線で示す展開位置への移動が可能となる。そして、この時、調整角度ロック機構22Bに連結するワイヤケーブル58はプッシュ操作された状態にあって、調整角度ロック機構22Bの回動レバー68は図5(B)で見て下方に回動している。これにより図6に示す調整角度用ロックプレート64は係合ピン64bが係合凹部64aに係合した状態にあって、オットマン20はシートバック14と連動作動する。この係合ピン64bと係合凹部64aの係合状態は、オットマン角度調整用操作レバー32を第1位置X1から第2位置X2に操作することにより回動レバー70が図5(A)に示すように上方に回動して外れ、調整角度用ロックプレート64を回動させて相対的位置関係を調整して、再びオットマン角度調整用操作レバー32を第2位置X2から第1位置X1に戻し操作することにより係合状態となる。なお、この際におけるオットマン20の相対的位置変更は手動または電動モータにより行うことができる。
次に、上述した構成よりなるオットマン20を備えたシート10の各操作レバーの操作による作動内容を説明する。
先ず、図2及び図3に示す遮断機構用操作レバー28の第1位置Y1状態では、遮断機構26は遮断状態にある。この状態では、シートバック14は独自にリクライニング作動が可能とされており、通常通りリクライニング操作レバー30の操作によりリクライニング機構18をロック状態及びアンロック状態に操作してシートバック14のリクライニング角度を独自に調整することができる。なお、この状態ではオットマン20は、角度調整機構22の格納ロック機構22Aにより格納位置にロックされた状態にある。
遮断機構用操作レバー28が第1位置Y1にある状態で、オットマン角度調整用操作レバー32を操作しようとしても、図3に示すようにオットマン角度調整用操作レバー32の第1位置X1から第2位置X2の操作軌跡上には遮断機構用操作レバー28の操作部28Aがあって操作することができなく、誤操作を確実に防止することができる。したがって、この状態でオットマン20が誤って展開位置に作動されるようなことがない。
次に、図3に示す遮断機構用操作レバー28の第2位置Y2状態では、遮断機構26は連動状態にある。したがって、シートバック14とオットマン20は連動作動される状態にあって、シートバック14の後方へのリクライニング傾動に伴ってオットマン20は格納位置から展開位置に連動移動する。この連動作動は、リクライニング操作レバー30を操作してシートバック14をリクライニング作動させる動作に伴ってオットマン20が連動作動するものである。
遮断機構用操作レバー28の第2位置Y2状態は、オットマン角度調整用操作レバー32の操作作動軌跡から外れた位置となるため、その操作作動が可能とされている。これによりオットマン角度調整用操作レバー32を第1位置X1から第2位置X2に操作することによりシートバック14と連動作動状態にあるオットマン20の相対的な回動角度調整を行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態のほか各種の形態で実施することができるものである。
例えば、上記実施形態では各操作レバーと各機構との連結がワイヤケーブルで行なわれる場合について説明したが、リンク機構等その他各種の機械的連結手段が考えられるものである。
また、上記実施形態ではオットマンを備える代表的シートして自動車用の第2列目シートの場合について説明したが、その他の車両等においてオットマンを備えたシートには広く適用可能なものである。
10 自動車用シート(乗物用シート)
12 シートクッション
14 シートバック
16 ヘッドレスト
18 リクライニング機構
20 オットマン
22 角度調整機構
24 連結構成
26 遮断機構
28 遮断機構用操作レバー(一方の操作レバー)
28A 操作部
28B 柱状部
30 リクライニング操作レバー
32 オットマン角度調整用操作レバー(他方の操作レバー)
32A 操作部
34 枠体(ベゼル)
36、38 回動軸部
40 レバー固定ブラケット
42 ヒンジピン
44 段付きボルト
46 コイルスプリング
48、50 掛止ピン
52 アウタシールド
54,56,58,60 ワイヤケーブル
62 格納用ロックプレート
64 調整角度用ロックプレート
66,68,70 回動レバー
72,74 係止孔

Claims (3)

  1. シートクッションの後部には着座者の背部を支持するシートバックが傾動可能に配置されると共に、前部には着座者の脚部を載置支持するオットマンが回動可能に備えられており、前記シートバックの傾動作動と前記オットマンの回動作動は連動して行なわれる乗物用シートであって、
    前記シートバックとオットマンとの連動作動を遮断する遮断機構を備えると共に、オットマンには当該オットマンの角度を調整可能とする角度調整機構を備えており、
    前記遮断機構及び角度調整機構を操作するそれぞれの操作レバーを備えており、
    該操作レバーは、一方の操作レバーの操作移動軌跡の一部の範囲に他方の操作レバーの操作移動軌跡が干渉する配置構成とされており、該干渉する状態では他方の操作レバーの操作作動が一方の操作レバーにより阻止される配置構成とされていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記一方の操作レバーは前記遮断機構を操作する操作レバーであり、前記他方の操作レバーは前記オットマンの角度調整機構を操作する操作レバーであることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記オットマンの角度調整機構は、当該オットマンの格納状態をロックする格納ロック機構と、当該角度調整機構により調整した角度をロックする調整角度ロック機構とを備えており、該格納ロック機構と角度調整ロック機構は前記遮断機構を操作する操作レバーと連動連結操作され、前記遮断機構の遮断状態では格納ロック機構はロック状態、調整角度ロック機構はアンロック状態とされ、前記遮断機構の連動状態では格納ロック機構はアンロック状態、調整角度ロック機構はロック可能状態とされる連結構成とされていることを特徴とする乗物用シート。
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