JP2014151788A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】表皮端末部における所定部位の皺、弛みの発生を防止して、表皮の取り付けの作業性を良好にし、且つ、剛性を確保可能な車両用シートを提供する。
【解決手段】車両用シート1は、シート底板2と、シート底板2上に載置されるクッション材5と、クッション材5を被覆する表皮3と、を備え、表皮3の端末である表皮端末部3aがシート底板2の裏面に取付部材で取り付けられる車両用シートである。シート底板2は、表皮端末部3aと対向する裏面におけるフランジ部21に表皮案内部を備え、表皮案内部は、シート底板2の内側から外周端部に向けて延出する突状リブ22により形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シートに係り、特に取付部材で基材に表皮端末部を取り付ける表皮取付構造を有する車両用シートに関する。
従来、車両用シートのシート底板への表皮の取り付けにおいて、シート底板に表皮端末部を覆う際に、表皮端末部におけるステイプルを固定する部位に発生する皺、弛みを防止して外観が良好となるように、また、取付作業性が良好となるように、リブをシート底板に形成する技術が知られている(例えば特許文献1)。
具体的に、特許文献1に記載の車両用シートの表皮取付では、シート底板に形成されたリブによって表皮端末部の皺、弛みが吸収された状態で、タッカーを用いてステイプルでシート底板に表皮を取り付けるというものである。
実公平1−20232号公報
しかし、特許文献1の車両用シートでは、基材に肉厚が一定の凹凸形状を設けてリブを形成していたので、基材の剛性の確保のために、リブの形状や大きさが制限される場合があった。
よって、リブの形状や大きさが制限される場合には、シート底板の大きさの異なる車両や、シート底板の大きさが同じであってもシート底板と車両フレームとの固定領域が異なる場合には、リブを皺、弛みを吸収するのに適当な数だけ設けることができない場合があり汎用性が低かった。
リブを形成できない場合には、表皮端末部におけるステイプルで固定する部位に皺、弛みが発生することを避けることができず、熟練者でなければ、シート底板と表皮端末部とを位置、間隔について適当且つ迅速にステイプルによって固定することができず、作業効率が低下していた。
そこで、熟練者でなくても、表皮端末部におけるステイプルで固定する部位の皺、弛みの発生を防止でき、表皮の取り付けの作業性が良好であり、且つ、リブの形状や大きさの設計の自由度が高い車両用シートが望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、表皮端末部における所定の箇所の皺、弛みの発生を防止して、表皮の取り付けの作業性を良好にし、且つ、基材の剛性を確保可能な車両用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用シートによれば、基材と、該基材上に載置されるクッション材と、該クッション材を被覆する表皮とを備え、該表皮の端末である表皮端末部が前記基材の裏面に取付部材で取り付けられる車両用シートにおいて、前記基材は、前記表皮端末部と対向する前記裏面における外周部に表皮案内部を備え、該表皮案内部は、前記基材の内側から外周端部に向けて延出する突状リブにより形成されていることにより解決される。
このように、突状リブによって、表皮端末部における所定の箇所の皺、弛みの発生を防止して、表皮の取り付けの作業性を良好にし、且つ、基材の剛性を確保可能な車両用シートを提供することができる。ここで、突状リブとは、基材の一般面(突状リブが形成されていない突状リブ近傍の面)の厚みより厚い肉厚部からなるものをいう。
また、前記突状リブは、前記基材の前記外周端部を避けた位置に形成されているようにしてもよい。
このように構成されていれば、基材の外周部における表皮端末部の外周端部への張り出しを抑制できる。
また、前記取付部材は、隣り合う前記突状リブの間に設けられ、前記表皮端末部は、前記突状リブの内端まで延出して、前記取付部材によって前記基材に固定されていると好ましい。
このように構成されていれば、突状リブの上面全域を表皮で覆うことができる。
また、前記突状リブは、前記基材の取付面に略平行な方向の厚さよりも、前記基材の取付面に略垂直な方向の高さが大きいと好ましい。
このようにすると、表皮端末部を突状リブに沿わせる面積を確保しつつ、限られたスペース内で突状リブを多く設けることができるので、表皮端末部の一層安定した取り付けが可能となる。
また、前記突状リブにおける前記基材の取付面に略垂直な方向への突出量は、外端よりも内端の方が大きいと好ましい。
このようにすると、表皮端末部を安定して取り付けることができると共に、乗員からの荷重負荷が大きいシート内側の基材の剛性を向上できる。
また、前記突状リブは、前記基材のフランジ部の内端よりも外側に設けられていると好ましい。
このようにすると、突状リブ及び突状リブを覆う表皮端末部をコンパクトに形成することができる。
前記突状リブから内側に延出する補強部を備えるようにすると好ましい。
このようにすると、補強部により、突状リブの剛性が向上するので、突状リブの一層の薄肉化が可能となる。
また、前記基材に設けられたボス部と、前記突状リブと前記ボス部とを連結する第1補強リブと、を備えるようにしてもよい。
このようにすると、一層、基材の剛性が向上し、表皮の安定した取り付けが可能となる。
また、前記基材に設けられた車両フレームへの突き当て部と、前記突状リブと前記突き当て部とを連結する第2補強リブと、を備えるようにしてもよい。
このようにすると、一層、基材の剛性が向上し、表皮の安定した取り付けが可能となる。
また、前記突状リブは、前記基材の複数箇所に設けられ、一方の突状リブの内端と他方の突状リブの内端を連結する第3補強リブを備えるようにしてもよい。
このようにすると、一層、基材の剛性が向上し、表皮の安定した取り付けが可能となる。
また、前記基材は、車両フレームへの固定部を備え、前記補強部は、前記固定部と前記突状リブとの間を避けた位置に設けられているようにしてもよい。
このようにすると、シートを車両フレームに取り付ける固定部について、補強部を設けたことによる大型化を抑制でき、また、シート取付作業時に突状リブが邪魔にならない。
また、前記突状リブは、前記基材のフランジ部の内端よりも外側に設けられ、前記突状リブから内側に延出する補強部を備え、該補強部は、前記フランジ部の内端を越えて内側に延出しているようにしてもよい。
このようにすると、一層、基材の剛性が向上し、表皮の安定した取り付けが可能となる。
請求項1の発明によれば、突状リブによって、表皮端末部における所定の箇所の皺、弛みの発生を防止して、表皮の取り付けの作業性を良好にし、且つ、基材の剛性を確保可能な車両用シートを提供することができる。
請求項2の発明によれば、基材の外周部における表皮端末部の張り出しを抑制できる。
請求項3の発明によれば、突状リブの上面全域を表皮で覆うことができる。
請求項4の発明によれば、表皮端末部を突状リブに沿わせる面積を確保しつつ、限られたスペース内で突状リブを多く設けることができるので、表皮端末部の一層安定した取り付けが可能となる。
請求項5の発明によれば、表皮端末部を安定して取り付けることができると共に、乗員からの荷重負荷が大きいシート内側の基材の剛性を向上できる。
請求項6の発明によれば、突状リブ及び突状リブを覆う表皮端末部をコンパクトに形成することができる。
請求項7の発明によれば、補強部により、突状リブの剛性が向上するので、突状リブの一層の薄肉化が可能となる。
請求項8〜10の発明によれば、一層、基材の剛性が向上し、表皮の安定した取り付けが可能となる。
請求項11の発明によれば、シートを車両フレームに取り付ける固定部について、補強部を設けたことによる大型化を抑制でき、また、シート取付作業時に突状リブが邪魔にならない。
請求項12の発明によれば、一層、基材の剛性が向上し、表皮の安定した取り付けが可能となる。
表皮が被せられた状態の図2のI−I断面含む本実施形態に係る車両用シートの斜視図である。 表皮が車両用シートに被せられる前のシート底板を示す底面図である。 シート底板に表皮を被せる作業を示す模式図である。 シート底板に形成された突状リブを示す斜視図である。 シート底板に形成された突状リブを示す側面断面図である。 突状リブに表皮を被せた状態を示す模式的な側面図である。 車両用シートのシート底板の前側における突状リブを表皮で覆った状態を示す底面図である。 突状リブの配置を示す模式的な底面図である。 補強部の配置を示す模式的な底面図である。 表皮が被せられた状態の図9のX−X断面であり、突状リブと補強部を示す模式的な側面断面図である。 第1補強リブ、第2補強リブ及び第3補強リブを示す模式的な底面図である。 第1変形例に係る突状リブを示す側面断面図である。 第2変形例に係る突状リブを示す模式的な側面図である。 厚さ方向よりも高さ方向に大きい突状リブを示す模式図である。
図1は、表皮が被せられた状態の図2のI−I断面含む本実施形態に係る車両用シートの斜視図である。図2は、表皮が車両用シートに被せられる前のシート底板を示す底面図である。図3は、シート底板に表皮を被せる作業を示す模式図である。図4は、シート底板に形成された突状リブを示す斜視図である。図5は、シート底板に形成された突状リブを示す側面断面図である。図6は、突状リブに表皮を被せた状態を示す模式的な側面図である。図7は、車両用シートのシート底板の前側における突状リブを表皮で覆った状態を示す底面図である。図8は、突状リブの配置を示す模式的な底面図である。図9は、補強部の配置を示す模式的な底面図である。図10は、表皮が被せられた状態の図9のX−X断面であり、突状リブと補強部を示す模式的な側面断面図である。図11は、第1補強リブ、第2補強リブ及び第3補強リブを示す模式的な底面図である。図12は、第1変形例に係る突状リブを示す側面断面図である。図13は、第2変形例に係る突状リブを示す模式的な側面図である。図14は、厚さ方向よりも高さ方向に大きい突状リブを示す模式図である。
本実施形態は、表皮端末部のシート底板への取り付け作業性を良好にするシート底板に設けられた突状リブを備える車両用シートの発明に関するものである。
本実施形態に係る車両用シート1は、主に二輪車用のシートであり、図1〜図3に示すように、PP(Poly Propylene)等から成るシート底板2と、シート底板2上に載置されるウレタン等から成るクッション材5と、クッション材5を被覆する合皮レザー等から成る表皮3とから主に構成されている。
シート底板2は、車両用シート1のベースとなる部材であり、乗員の直下に位置して車両の前後に延出する底部20と、底部20に対して下側に拡がるように底部20の外周部から斜めに形成されたフランジ部21と、から主に構成されている。また、以下において、シート底板2における中央側を内側とし、中央から離間する側を外側とする。
底部20には、下面から突出し、図示せぬ車両フレームに固定するための固定部20aと、下面から突出する肉厚部であるボス部20bと、下面から突出し、車両フレームと当接して、乗員の荷重を車両フレームに伝搬するフレーム突き当て部20cとが形成されている。
フランジ部21には、その裏面から突出する突状リブ22が形成されている。突状リブ22の詳細については、後述する。
表皮3は、その端末部である表皮端末部3aがシート底板2のフランジ部21の裏面の外周に亘って固定されて、クッション材5を被覆するものである。
突状リブ22は、表皮端末部3aにおけるステイプル4を固定する部位の皺、弛みの発生を防止するためのものであり、図4及び図5に示すように、本実施形態では、側面が底辺約20mm、高さ約10mmの略三角形であり、厚みが約2.5mmである形状を成し、底面がフランジ部21の裏面に固定されている。
突状リブ22において、シート底板2の中央に対して外側の端部を外端22o、内側の端部を内端22iとすると、突状リブ22は、外端22oから内端22iにかけてフランジ部21からの突出量が大きくなるように形成されている。つまり、突状リブ22の外端22oのフランジ部21からの突出量は、内端22iのフランジ部21からの突出量よりも小さい。
また、図5に示すように、本実施形態では、突状リブ22は、外端22oがフランジ部21の外端21oから約8mm内側から形成され、内端22iがフランジ部21の内端21iよりも外側に形成されている。つまり、突状リブ22は、底部20の領域上ではなく、フランジ部21の領域上に形成されている。
突状リブ22は、本実施形態においては、シート底板2の底面における前側、後側、中央両側、後端と中央の間の両側、前端と中央の間の両側の主に8箇所に形成されている。このように、シート底板2の底面の周縁に突状リブ22が形成されていることにより、表皮端末部3aの全周に亘って、ステイプル4で固定する部位の皺、弛みの発生を防止することができ、表皮3のシート底板2への取り付けの作業性が向上する。
図3、図6及び図7に示すように、表皮端末部3aは、シート底板2の裏面に形成された突状リブ22の突出端面を覆い、フランジ部21に向かって押さえられることで、ステイプル4を固定する部位の皺、弛みが解消される。さらに、表皮端末部3は、図示せぬタッカー等によってステイプル4で、フランジ部21における隣接する突状リブ22の間、又は一つの突状リブ22の近傍に固定される。
特に、突状リブ22は、図2及び図7に示すように、シート底板2のフランジ部21における略扇形状に形成されている前側に、本実施形態では内端22iのピッチが約22mmとなるように複数形成されている。略扇形状のフランジ部21を表皮3が覆うと、細かい角度範囲で表皮3の余りが生じる。突状リブ22が、フランジ部21の前側に複数形成されている理由は、この表皮3の余りを解消し、略扇形状の細かい範囲で表皮端末部3aにおけるステイプル4で固定する部位の皺、弛みを防止するためである。
また、突状リブ22は、図8に模式的に示すように、シート底板2の外周端部21aを避けてフランジ部21に形成されている。このように突状リブ22が形成されていることで、フランジ部21の範囲で表皮端末部3aのステイプル4で固定する部位の皺、弛みが解消され、シート底板2の外周端部21aへの表皮端末部3aの張り出しを抑制できる。このように、表皮端末部3aの張り出しを抑制することで、表皮3と図示せぬ燃料タンクやサイドカバーとの干渉を避け、外観を良好にすることができる。
また、シート底板2の前側における複数の突状リブ22は、その隣り合う内端22i間の距離は、隣り合う外端22o間の距離よりも短くなるように形成されている。このようにすると、皺、弛みが多く発生するシート底板2のコーナー部等で、ステイプル4の両側に近接して突状リブ22を配置可能となり、より多くの皺、弛みの解消が可能となる。
特に、突状リブ22は、隣り合う突状リブ22の内端22i間の距離は、シート底板2の外周部の曲率半径が小さい方が短いと好ましい。具体的には、図8におけるシート底板2の外周部の曲率半径は、図面上、中央の突状リブ22の間で大きく、上側及び下側それぞれの突状リブ22の間で小さい。この場合に、突状リブ22は、上側2つ及び下側2つのそれぞれの突状リブ22の内端22i間の距離が、中央の3つの突状リブ22のうち2つの内端22i間の距離よりも短くなるように配設されている。
このように突状リブ22が配設されていると、シート底板2の外周部の曲率が異なることで表皮3の弛み具合が異なる場合であっても、適当に弛みを解消させて、表皮端末部3aを安定して取り付けることが可能となる。
上記のように、車両シート1は、シート底板2の形状に応じた形状、数の突状リブ22を備えることによって、表皮端末部3aのステイプル4を固定する部位に発生する皺、弛みの解消が適切になされる。
さらに、シート底板2は、突状リブ22又はシート底板2の剛性を高めることを目的として、図9及び図10に示すように、シート底板2に、隣接する突状リブ22の内端22iに亘って、一体的に形成された補強部23aを備えるようにしてもよい。
補強部23aは、突状リブ22の内端22iよりも低く形成されて、隣接する突状リブ22の内端22iを連結するように延出するリブである。補強部23aが形成されていることで、一体的に形成された突状リブ22の剛性が向上するため、突状リブ22の厚さをより薄くすることができ、設計自由度が増し、多種の車両への汎用性が高まる。
また、表皮端末部3aが補強部23aにかかる場合には、突状リブ22間における突状リブ22の突出面からフランジ部21への表皮端末部3aの落とし込みが補強部23aによって妨害される場合がある。しかし、補強部23aが突状リブ22の内端22iよりも低く形成されていることで、その干渉を抑制することができる。
さらには、この干渉を完全に回避するため、図9において模式的に示すように、表皮3の内側端部を結ぶ内端ライン3Lが補強部23aよりも外側となるように、表皮端末3aが突状リブ22の一部を覆うようにすると好ましい。
このようにすることで、補強部23aと表皮端末部3aとの干渉を回避することができ、表皮端末3aの一部を突出リブ22間に落としこむことができ、表皮端末部3aにおけるステイプル4を固定する部位の皺、弛みを解消することができる。
上記の補強部23aは、隣接する突状リブ22を連結するものとして説明したが、突状リブ22を補強する構成はこれに限定されない。例えば、図11に示すように、突状リブ22の内端22iと底部20から突出して形成されたボス部20bとを連結する第1補強リブ23b、突状リブ22の内端22iと底部20から突出して形成されたフレーム突き当て部20cとを連結する第2補強リブ23c、離間する2つの突状リブ22の内端22i間を連結する第3補強リブ23dによって、突状リブ22を補強するものでもよい。
なお、補強部23a、第1補強リブ23b、第2補強リブ23c及び第3補強リブ23dは、固定部20aを避けた位置に形成されていることで、シート底板2の車両フレームへの取り付けに干渉することがない。
なお、突状リブ22は、シート底板2のフランジ部21と一体的に形成されるものであっても、別個に形成されてフランジ部21に接着等されるものであってもよい。例えば、突状リブ22aを底部20とともに射出成形によって一体的に形成する場合には、フランジ部21から垂直に突出する内端22iを有する突状リブ22ではなく、図12に示すように、底部20に対して略垂直な方向にフランジ部21から突出する内端22aiを有する突状リブ22aとしてもよい。このようにすれば、底部20に略垂直に内端22aiが形成されておりアンダーカット部がないために突状リブ22aを容易に成形できる。
また、表皮端末部3aの皺、弛みは、被覆するシート底板2の内面と外面の周方向の長さの違いによって生じる。このため、図13に示すように、外端22boの幅よりも、内端22biの幅が大きい突状リブ22bを形成するとより好適である。このようにすると、フランジ部21からの突出量の大きな内端22biの剛性を向上させることができ、且つ、表皮3の弛みの低減量を大きくすることができる。
また、図14に示すように、突状リブ22のフランジ部21からの突出する高さ22hは、厚さ22tよりも大きく形成されている。突状リブ22は、このように断面縦長形状であることで、表皮端末部3aを沿わせる面積を確保しつつ、限られたフランジ部21上に複数設けることが可能となる。このように突状リブ22が形成されることで、表皮端末部3aの安定した取り付けが可能となる。
本実施形態では、主として本発明に係る車両用シートに関して説明した。ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
なお、本発明に係る車両用シートとは、陸上のオートバイ、スクーターだけでなく、スノーモービル、水上バイクを含み、また三輪バギー車等、跨座式乗物、又は建機シートに関する乗物用シート等を含むものとする。
例えば、上記実施形態においては、シート底板は、PP等から成るものとして説明したが、鋼製その他の材料から形成されるものであってもよい。鋼製の材料から形成されるものであれば、PP製よりも剛性を確保できるため、より薄く突出リブを形成できる。
また、上記実施形態においては、突状リブは、底部に対して傾斜するフランジ部に形成されるものとして説明したが、これに限定されず、底部まで表皮端末部が長く形成されているものであれば、フランジ部ではなく、底部に形成するようにしてもよい。
また、補強部は、直線的に形成されるものに限定されず、例えば、車両フレームとの取り合いに応じて曲線形や鉤形その他の形状を有するものであってもしてもよい。
1 車両用シート
2 シート底板(基材)
20 底部
20a 固定部
20b ボス部
20c フレーム突き当て部
21 フランジ部(基材の外周部)
21i 内端
21o 外端
21a 外周端部
22,22a,22b 突状リブ(表皮案内部)
22i,22ai,22bi 内端
22o,22bo 外端
22h 高さ
22t 厚さ
23a 補強部
23b 第1補強リブ(補強部)
23c 第2補強リブ(補強部)
23d 第3補強リブ(補強部)
3 表皮
3a 表皮端末部
3L 内端ライン
4 ステイプル(取付部材)
5 クッション材

Claims (12)

  1. 基材と、
    該基材上に載置されるクッション材と、
    該クッション材を被覆する表皮と、を備え、
    該表皮の端末である表皮端末部が前記基材の裏面に取付部材で取り付けられる車両用シートにおいて、
    前記基材は、前記表皮端末部と対向する前記裏面における外周部に表皮案内部を備え、
    該表皮案内部は、前記基材の内側から外周端部に向けて延出する突状リブにより形成されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記突状リブは、前記基材の前記外周端部を避けた位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記取付部材は、隣り合う前記突状リブの間に設けられ、
    前記表皮端末部は、前記突状リブの内端まで延出して、前記取付部材によって前記基材に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。
  4. 前記突状リブは、前記基材の取付面に略平行な方向の厚さよりも、前記基材の取付面に略垂直な方向の高さが大きいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用シート。
  5. 前記突状リブにおける前記基材の取付面に略垂直な方向への突出量は、外端よりも内端の方が大きいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用シート。
  6. 前記突状リブは、前記基材のフランジ部の内端よりも外側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両用シート。
  7. 前記突状リブから内側に延出する補強部を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両用シート。
  8. 前記基材に設けられたボス部と、
    前記突状リブと前記ボス部とを連結する第1補強リブと、を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の車両用シート。
  9. 前記基材に設けられた車両フレームへの突き当て部と、
    前記突状リブと前記突き当て部とを連結する第2補強リブと、を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の車両用シート。
  10. 前記突状リブは、前記基材の複数箇所に設けられ、
    一方の突状リブの内端と他方の突状リブの内端を連結する第3補強リブを備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の車両用シート。
  11. 前記基材は、車両フレームへの固定部を備え、
    前記補強部は、前記固定部と前記突状リブとの間を避けた位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の車両用シート。
  12. 前記突状リブは、前記基材のフランジ部の内端よりも外側に設けられ、
    前記突状リブから内側に延出する補強部を備え、
    該補強部は、前記フランジ部の内端を越えて内側に延出していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両用シート。
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