JP2014148827A - 吊りボルト連結金具 - Google Patents

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Abstract

【目的】略90度異なる面方向のスパン間における連結に対しても吊り状態を容易に且つ良好な作業性にて補強可能な吊りボルト連結金具を提供する。
【構成】 隣接する2本の吊りボルト同士間である1つのスパン間に架渡した長尺ボルト吊りボルトとの各接続部の各々を連結する吊りボルト連結金具において、
内側L字部材と、外側L字部材と、内側L字部材と外側L字部材とを一辺部分側と他辺部分側で各々接続するボルト・ナットと、を有し、
内側L字部材と外側L字部材間の角部に吊りボルトを挿通し、ボルト・ナットの緊締により吊りボルトを挟着固定する構成であり、
一辺部分側のボルトに一辺側長尺ボルトの端部を固定する一辺側固定手段が螺合取付られ、他辺部分側のボルトに他辺側長尺ボルトの端部を固定する他辺側固定手段が螺合取付られる構成であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は吊りボルト連結金具に関し、詳しくは天井スラブ・デッキプレートの如き天板部より垂設された吊りボルトによる吊り状態を補強する構成に用いる吊りボルト連結金具に関する。
天井スラブ・デッキプレートの如き天板部より垂設される吊りボルトによって各種設備機器・空調機器・電気設備・天井化粧板等を吊下げ固定する構成において、垂設された複数本の吊りボルトの隣接する2本の吊りボルト同士間である1つのスパン間に対して長尺ボルトを架渡し、この架渡した長尺ボルトによって隣接する吊りボルト同士を連結して吊りボルトによる吊り状態を補強する構成が知られている。
上記した吊り状態の補強構成において、吊りボルトと長尺ボルトとを連結する金具が種々提案されている(例えば、特許文献1〜6参照)。
特許文献1の技術は、板材をU字状に折曲形成して連結金具を形成し、U字状板材の円弧部分内に吊りボルトを挿通し、全ネジ棒から成る長尺ボルトの端部を固定手段に螺合取付し、前記U字状板材の両端部分においてボルト・ナットを挿通し緊締して前記吊りボルトを挟着固定すると共に前記固定手段をボルト・ナット固定することにより吊りボルトと長尺ボルトとを連結する構成である。
特許文献2、3の技術は、連結金具に形成された凹部に長尺ボルトを嵌入し、嵌入した長尺ボルトと連結金具の内側面との間に吊りボルトを挟着することにより吊りボルトと長尺ボルトとを連結する構成である。
特許文献4、5の技術は、連結金具に形成された2組の凹部の一方に吊りボルトを嵌入し、他方に長尺ボルトを嵌入することにより吊りボルトと長尺ボルトとを連結する構成である。
特許文献6の技術は、吊りボルトを挿通する挿通部と長尺ボルトを挿通する挿通部とを接続した連結金具により連結する構成である。
特開2002−339918号公報 特公昭61−026286号公報 実公昭62−002883号公報 特許4457154号公報 特許4741946号公報 特開2009−215716号公報
特許文献1〜6の技術は、いずれも連結金具に対する長尺ボルトの取付方向が一方向のみに限定されているため、2本の吊りボルト同士間である一つの面方向のスパン間のみに架渡される長尺ボルトを連結する構成であり、この一つの面方向のスパン間とは略90度異なる面方向に位置するスパン間に架渡される長尺ボルトの連結に際しては、別なる連結金具を用いることが行われている。
即ち、1本の吊りボルトに対して二つの面方向のスパン間に架渡される2本の長尺ボルトを一箇所で連結するには、二つの連結金具を吊りボルトに対して並べて取付けて、この二つの連結金具の各々に長尺ボルトを接続することによって異なる面方向の2本の長尺ボルトの架渡しを行っている。
1本の吊りボルトに対して一箇所毎に二つの連結金具を取付けた場合、二つの連結金具の取付位置は吊りボルトの軸方向にズレるため、各々に取付固定される2本の長尺ボルトも異なる長さに調整しなければならず、余分な手間がかかるだけでなく煩雑であるという不都合が生じている。
そこで本発明の課題は、一つの面方向のスパン間における連結だけでなく、略90度異なる面方向のスパン間における連結に対しても吊り状態を容易に且つ良好な作業性にて補強可能な吊りボルトと長尺ボルトとの連結に用いて有効な吊りボルト連結金具を提供することにある。
上記課題を解決する本発明は下記構成を有する。
1.天井スラブ・デッキプレートの如き天板部より垂設された複数本の吊りボルトの隣接する2本の吊りボルト同士間である1つのスパン間に対して長尺ボルトを架渡し、各吊りボルトと長尺ボルトとの各接続部の各々を連結する構成の吊りボルト連結金具において、
板材を略90度に折曲げて一辺部分と他辺部分とを形成した略L字状板材から成る内側L字部材と、
板材を略90度に折曲げて一辺部分と他辺部分とを形成した略L字状板材から成ると共に前記内側L字部材の外側に間隔を設けて積層する外側L字部材と、
前記内側L字部材の一辺部分に形成される透孔と前記外側L字部材の一辺部分に形成される透孔との二つの透孔に、内側L字部材の内側方向から貫通挿通して内側L字部材と外側L字部材とを一辺部分側で接続するボルト・ナットと、
前記内側L字部材の他辺部分に形成される透孔と前記外側L字部材の他辺部分に形成される透孔との二つの透孔に、内側L字部材の内側方向から貫通挿通して内側L字部材と外側L字部材とを他片部分側で接続するボルト・ナットと、
を有し、
前記内側L字部材のL字の角部の外側と前記外側L字部材のL字の角部の内側との間に前記吊りボルトを挿通し、前記一辺部分側のボルト・ナットと前記他辺部分側のボルト・ナットとを緊締することにより前記吊りボルトを2枚のL字部材で挟着固定する構成であり、
更に、前記一辺部分側のボルトに、前記一辺部分と同一方向側に位置するスパン間である一辺側スパン間に架渡される一辺側長尺ボルトの端部を固定する一辺側固定手段が螺合取付られると共に、
前記他辺部分側のボルトに、前記他辺部分と同一方向側に位置し前記一辺側スパンに対して略90度異なる方向に位置するスパン間である他辺側スパン間に架渡される他辺側長尺ボルトの端部を固定する他辺側固定手段が螺合取付られる構成であること、
を特徴とする吊りボルト連結金具。
2.前記外側L字部材の一辺部分又は他辺部分の端部と、前記内側L字部材の一辺部分又は他辺部分の端部とを相互に掛止する掛止部が設けられ、該掛止部が第1掛止部と該第1掛止部に掛止される第2掛止部から成り、前記第1掛止部が前記外側L字部材又は内側L字部材のいずれか一方に形成され、前記第2掛止部が他方に形成されていることを特徴とする上記1に記載の吊りボルト連結金具。
3.前記第2掛止部が透孔又は切欠部であり、前記第1掛止部が前記透孔又は切欠部に引っ掛かるように前記端部を鈎状に延伸した構成であることを特徴とする上記2に記載の吊りボルト連結金具。
4.前記外側L字部材の一辺部分及び他辺部分に形成されたボルト挿通用の透孔と、前記内側L字部材に形成された透孔のうち前記掛止部が設けられていない辺部分に形成されたボルト挿通用の透孔とが、各々ボルトを遊動状態に挿通する遊動透孔であり、
内側L字部材に形成された透孔のうち前記掛止部が設けられた辺部分に形成された透孔が、該透孔に挿通するボルトが螺合する雌ネジ孔であること、
を特徴とする上記2又は3に記載の吊りボルト連結金具。
5.前記内側L字部材の前記掛止部が設けられていない辺部分であって、且つ該辺部分に形成されたボルト挿通用の透孔乃至は該透孔の近傍に、該透孔に挿通するボルトの供回り防止手段が設けられていることを特徴とする上記2〜4のいずれかに記載の吊りボルト連結金具。
6.前記内側L字部分の一辺部分及び他辺部分に形成されたボルト挿通用の透孔乃至は該透孔の近傍に、該透孔に挿通するボルトの供回り防止手段が設けられていることを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載の吊りボルト連結金具。
7.前記外側L字部材のL字の角部の内側であって前記吊りボルトの挟着固定時に該吊りボルトの側面に接する部分に、前記吊りボルトのネジ山が係合する食込部が形成されていることを特徴とする上記1〜6のいずれかに記載の吊りボルト連結金具。
8.前記一辺側長尺ボルトの端部を固定する一辺側固定手段が前記外側L字部材の一辺部分の外側に取付けられ、
前記他辺側長尺ボルトの端部を固定する他辺側固定手段が前記外側L字部材の他辺部分の外側に取付けられる構成であること、
を特徴とする上記1〜7のいずれかに記載の吊りボルト連結金具。
9.前記一辺側固定手段が、前記一辺部分側のボルトが挿通する透孔を有する取付板状部と、該取付板状部に対して屈曲部又は折曲部を介して略直角方向に連設されると共に前記一辺側長尺ボルトの端部を螺合するナット部が設けられた固定板状部と、を有して構成され、
前記他辺側固定手段が、前記他辺部分側のボルトが挿通する透孔を有する取付板状部と、該取付板状部に対して屈曲部又は折曲部を介して略直角方向に連設されると共に前記他辺側長尺ボルトの端部を螺合するナット部が設けられた固定板状部と、を有して構成されること、
を特徴とする上記1〜8のいずれかに記載の吊りボルト連結金具。
10.前記一辺側固定手段の取付板状部が重合する2枚構成であり、該2枚の内の一方の取付板状部の端部に屈曲部又は折曲部を介して前記固定板状部の一方の端部が連設されると共に、前記2枚の内の他方の取付板状部の端部に屈曲部又は折曲部を介して前記固定板状部の他方の端部が連設される構成であることを特徴とする請求項9に記載の吊りボルト連結金具。
11.前記一辺側固定手段及び/又は前記他辺側固定手段がタンバックルであり、前記固定板状部に設けられたナット部が該固定板状部に対して回動可能に取り付けられたナット部材であることを特徴とする上記10に記載の吊りボルト連結金具。
請求項1に示す発明によれば、一つの面方向のスパン間における連結だけでなく、略90度異なる面方向のスパン間における連結に対しても吊り状態を容易に且つ良好な作業性にて補強可能な吊りボルトと長尺ボルトとの連結に用いて有効な吊りボルト連結金具を提供することができる。
特に、吊りボルト連結金具を略90度折曲形成したL字状部材とした構成により、このL字状部材の一辺部分に一つの面方向のスパン間に架渡される長尺ボルトを取付固定できると共に、他辺部分に略90度異なる面方向のスパン間に架渡される長尺ボルトを取付固定できることにより、二つの異なる面方向のスパン間に架渡される2本の長尺ボルトの取付固定を吊りボルトの一箇所に対して一つの連結金具で行うことができる。
請求項2に示す発明によれば、内側L字部材と外側L字部材との間に吊りボルトを挿通する際に掛止部が設けられていない辺部分のボルト・ナットを取り外しても、前記内側L字部材と外側L字部材とが分離してしまうことなく間隔を設けて積層状態に接続された構成を維持することができる。従って、現場での取付作業時の作業性が向上する。
請求項3に示す発明によれば、掛止部による内側L字部材と外側L字部材との掛止が極めて容易に可能であるため、吊りボルト連結金具を極めて容易に組み立てることができる。
請求項4に示す発明によれば、内側L字部材と外側L字部材との間に吊りボルトを挿通する際に掛止部が設けられていない辺部分のボルト・ナットを取り外し、更に掛止部が設けられている辺部分のナットを外しても、前記内側L字部材と外側L字部材とが分離してしまうことなく間隔を設けて積層状態に接続された構成を維持することができる。しかも掛止部が設けられている辺部分のボルトはナットが螺合されていない状態であっても脱落することがないだけでなく、雌ネジ孔に対してネジ込むことによって当該ボルトの緊締のみで内側L字部材と外側L字部材とによる吊りボルトの仮状態の挟着固定が可能となる。従って、この1本のボルトの緊締のみで吊りボルト連結金具を手指で押さえることなく吊りボルトに仮固定することができるので現場での取付作業時の作業性がより向上する。
請求項5又は6に示す発明によれば、吊りボルトに吊りボルト連結金具を取付ける際のボルトへのナット螺合作業時に、ナット螺合に伴うボルトの供回りが生じることなくナットを螺合することができるので、現場での取付作業時の作業性が向上する。
請求項7に示す発明によれば、吊りボルトに対する吊りボルト連結金具の挟着固定をより強固にすることができるので吊りボルトの軸方向における位置ズレを抑制することができる。
請求項8に示す発明によれば、吊りボルトを挟着固定した2枚のL字部材の外側に一辺側固定手段・他辺側固定手段を取付ける構成によって、(1)吊りボルトを2枚のL字部材によって挟着固定した後に、(2)外側L字部材の外側に一辺側固定手段・他辺側固定手段を取付けて長尺ボルトを取付固定する、という2段階に分けた取付作業とすることができるので、)吊りボルトへの吊りボルト連結金具の取付固定と長尺ボルトの取付固定とを同時作業とする場合に比して作業性が極めて良好となるだけでなく、現場で長尺ボルトの長さ調整を行う場合に、調整すべき該長尺ボルトの長さ確認が極めて容易になる。
特に、前記(2)の長尺ボルトの取付固定については、長尺ボルトの取付及び調整(位置調整・長さ調整・テンション調整等)が吊りボルト連結金具の外側から可能であるので作業性が著しく向上する、エアコン等の機器類を吊下げた後であっても一辺側固定手段・他辺側固定手段・長尺ボルトの取付及び調整が可能である、等の効果を有する。
請求項9に示す発明によれば、簡易な構成の一辺側固定手段と他辺側固定手段により一辺側長尺ボルトと他辺側長尺ボルトの固定が可能である。
請求項10に示す発明によれば、一辺側固定手段と他辺側固定手段の各々の固定板状部が、その両端部において2枚の取付板状部に両持ち構成で連設された構成となるので、この固定板状部のナット部に螺合取付される一辺側長尺ボルトと他辺側長尺ボルトに大きな荷重や振動等の負荷がかかったとしても、変形・損傷・破断等の発生を著しく抑制することができる。従って、大規模地震等における安全性向上に寄与することができる。
請求項11に示す発明によれば、支持金具としてタンバックルを使用することにより、高い強度の補強をより容易に提供することができる。しかも、回動可能なナットが取付けられたタンバックルを用いることにより、ナットの緩みを著しく抑制することができるので、より高い強度の補強を得ることができる。特に、タンバックルは引張力に対する耐性が高いので地震時や余震時の変形・損傷・破断等が生じるおそれが極めて低い。
本発明に係る吊りボルト連結金具の一実施例を用いた吊り状態の一例を示す概略斜視図 図1に示す吊り状態の要部拡大正面図 本発明に係る吊りボルト連結金具の一実施例を示す7面図(正面図、背面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図、A−A線断面図(ボルト・ナットは省略)) 図3に示す吊りボルト連結金具の組立て順序の一例を示す概略説明図 図3に示す吊りボルト連結金具の施工順序の一例を示す概略説明図
次に、添付の図面に従って本発明を説明する。
本発明に係る吊りボルト用連結金具(以下、単に連結金具と言うこともある。)は、天井スラブ・デッキプレートの如き天板部より垂設された複数本の吊りボルトの隣接する2本の吊りボルト同士間である1つのスパン間に対して長尺ボルトを架渡し、この架渡した長尺ボルトによって隣接する吊りボルト同士を連結して吊りボルトによる吊り状態を補強する構成の吊りボルト補強金具に用いるものであり、1つの面方向のスパン間に架渡される長尺ボルトを取付固定できると共に、前記1つの面方向とは略90度異なる方向のスパン間に架渡される長尺ボルトを取付固定できるという一つの連結金具で、二つの異なる面方向のスパン間に架渡される2本の長尺ボルトの取付固定が可能な構成である。
図1に示す吊り状態の実施例では、天板部(図示は省略)から垂設される複数本の吊りボルトは符号2AB・2AD・2BC・2CDで示す4本の態様となっている。
また、図1に示すように吊りボルト2が4本の場合には、隣接する2本の吊りボルト2・2同士間であるスパンは4つとなり、スパンA・B・C・Dで示すこととする。
具体的には、吊りボルト2ABと2ADとの間であるスパン間をスパンAとして示し、吊りボルト2ABと2BCとの間であるスパン間をスパンBとして示し、吊りボルト2BCと2CDとの間であるスパン間をスパンCとして示し、吊りボルト2ADと2CDとの間であるスパン間はスパンDとして示す。
更に、隣接する2本の吊りボルト2・2同士間である1つのスパン間に交差状態に架渡される2本の長尺ボルトは符号3として示し、より詳細には、吊りボルト2AB・2AD間であるスパンA間に架渡される2本の長尺ボルトは符号3A・3a、吊りボルト2AB・2BC間であるスパンB間に架渡される2本の長尺ボルトは符号3B・3bとして示す。
図1に示す実施例では、4本の吊りボルト2AB・2AD・2BC・2CDの各々に対して、その上方部分と下方部分の2箇所に連結金具1を取付固定することにより計8つの連結金具1を取付け、4つのスパンA・B・C・Dに各2本ずつの計8本の長尺ボルト3を架渡す構成となっている。4つのスパンA・B・C・Dの各々に交差状態に架渡された各2本ずつの長尺ボルト3は、その各スパン間において交差部分を長尺ボルト交差連結金具9により連結する構成となっている。尚、長尺ボルト交差連結金具9としては、図1に示すように2本の長尺ボルト3の各々であって且つ交差部近傍に掛止することでこの2本を連結する構成のものの他、クリップ式の連結具やタイラップ等の締付部材等、2本の長尺体をその交差部で連結する交差連結手段として公知公用の構成のものを特別の制限なく用いることができる。
以上の構成によって、4本の吊りボルト2AB・2AD・2BC・2CDによる吊り状態の補強が可能となっている。吊り状態が補強された4本の吊りボルト2AB・2AD・2BC・2CDにより、例えば、エアコン等の機器類ACを安定した状態で確実に吊下げることが可能となる。
次に、図2〜図5に基づき連結金具1の詳細について説明する。尚、図2に示す連結金具1の詳細説明に際しては、図1に示す吊り状態の構成の吊りボルト2ABの下方部分に取付固定され、スパンAに架渡された長尺ボルト3Aと、該スパンAとは略90度異なる方向に位置するスパンBに架渡された長尺ボルト3bとが取付固定される構成の連結金具1に基づくものとする。尚また、図4及び図5についても図2と同様位置に取付固定される連結金具1に基づくものとする。
本発明の連結金具1は、
板材を略90度に折曲げて一辺部分4Aと他辺部分4Bとを形成した略L字状板材から成る内側L字部材4と、
板材を略90度に折曲げて一辺部分5Aと他辺部分5Bとを形成した略L字状板材から成ると共に前記内側L字部材4の外側に間隔を設けて積層する外側L字部材5と、
前記内側L字部材4の一辺部分4Aに形成される透孔41Aと前記外側L字部材5の一辺部分5Aに形成される透孔51Aとの二つの透孔に、内側L字部材4の内側方向から貫通挿通して内側L字部材4と外側L字部材5とを一辺部分4A・5A側で接続するボルト6A・ナット7Aと、
前記内側L字部材4の他辺部分4Bに形成される透孔41Bと前記外側L字部材5の他辺部分5Bに形成される透孔51Bとの二つの透孔に、内側L字部材4の内側方向から貫通挿通して内側L字部材4と外側L字部材5とを他片部分4B・5B側で接続するボルト6B・ナット7Bと、
を有し、
前記内側L字部材4のL字の角部42の外側と前記外側L字部材5のL字の角部52の内側との間に前記吊りボルト2ABを挿通し、前記一辺部分4A・5A側のボルト6A・ナット7Aと前記他辺部分4B・5B側のボルト6B・ナット7Bとを緊締することにより前記吊りボルト2ABを2枚のL字部材4・5で挟着固定する構成であり、
更に、前記一辺部分4A・5A側のボルト6Aに、前記一辺部分4A・5Aと同一方向側に位置するスパンA間である一辺側スパン間に架渡される一辺側長尺ボルト3Aの端部を固定する一辺側固定手段8Aが螺合取付られると共に、
前記他辺部分4B・5B側のボルト6Bに、前記他辺部分4B・5Bと同一方向側に位置し前記スパンAに対して略90度異なる方向に位置するスパンB間である他辺側スパン間に架渡される他辺側長尺ボルト3bの端部を固定する他辺側固定手段8Bが螺合取付られる構成であること、
を具体的構成とするものである。
本発明の連結金具1は、前記外側L字部材5の一辺部分5A又は他辺部分5B(本実施例では一辺部分5A)の端部と、前記内側L字部材4の一辺部分4A又は他辺部分4B(本実施例では一辺部分4A)の端部とを相互に掛止する掛止部45が設けられ、該掛止部45が第1掛止部5Cと該第1掛止部5Cに掛止される第2掛止部4Cから成り、前記第1掛止部5Cが前記外側L字部材4又は内側L字部材5のいずれか一方(本実施例では外側L字部材5)に形成され、前記第2掛止部4Cが他方(本実施例では内側L字部材4)に形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、内側L字部材4と外側L字部材5との間に吊りボルト2を挿通する際に掛止部45が設けられていない辺部分(本実施例では他辺部分4B・5B)のボルト・ナット(本実施例ではボルト6B・ナット7B)を取り外しても、前記内側L字部材4と外側L字部材5とが分離してしまうことなく間隔を設けて積層状態に接続された構成を維持することができるため、現場での取付作業時の作業性が向上する。
更に本実施例では、前記第2掛止部4Cは透孔又は切欠部(本実施例では切欠部)であり、前記第1掛止部5Cが前記透孔又は切欠部に引っ掛かるように前記端部を鈎状に延伸した構成となっている。
また本発明の連結金具1は、前記内側L字部材4に形成された透孔41A・41Bのうち前記掛止部45(の第2掛止部4C)が設けられた辺部分(本実施例では一辺部分4A)に形成された透孔(本実施例では41A)が、該透孔41Aに挿通するボルト(本実施例では6A)が螺合する雌ネジ孔であることが好ましい。かかる構成によれば、内側L字部材4と外側L字部材5との間に吊りボルト2を挿通する際に掛止部45が設けられていない辺部分(本実施例では4B・5B)のボルト・ナット(本実施例では6B・7B)を取り外し、更に掛止部45が設けられている辺部分のナット(本実施例では7A)を外しても、前記内側L字部材4と外側L字部材5とが分離してしまうことなく間隔を設けて積層状態に接続された構成(図4の(4)に示す状態)を維持することができる。しかも、この状態であってもナット無しのボルト6Aが脱落することがないだけでなく、雌ネジ孔に対してネジ込むことによって当該ボルト6Aの緊締のみで内側L字部材4と外側L字部材5とによる吊りボルト2の仮状態の挟着固定が可能となる。従って、この1本のボルト6Aの緊締のみで連結金具1を手指で押さえることなく吊りボルト2に仮固定することができるので現場での取付作業時の作業性がより向上する。
透孔41Aが雌ネジ孔である態様の場合の他の透孔、或いは、掛止部45近傍の透孔が雌ネジ孔構成を採らない場合の全透孔は、ボルトを遊動状態に挿通する遊動透孔であることが好ましい。遊動透孔に挿通されるボルトの供回りを防止するために、遊動透孔である透孔そのものか又はその近傍には、ボルトの供回り防止手段を設けることがより好ましい。ボルト供回り手段としては、この種の支持金具のボルト供回り防止手段として公知公用の構成を特別の制限なく採ることができる。本実施例では、ボルト供回り手段として、ボルト頭の側面に当接する凸部を形成した構成を採っている。
更に本発明の連結金具1は、前記外側L字部材5のL字の角部52の内側であって前記吊りボルト2の挟着固定時に該吊りボルト2の側面に接する部分に、前記吊りボルト2のネジ山が係合する食込部53が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、吊りボルト2に対する連結金具1の挟着固定をより強固にすることができるので吊りボルト2の軸方向における位置ズレを抑制することができる。尚、本実施例では、外側L字部材5の角部52の内側に食込部53を設けた構成としたが、内側L字部材4の角部42の内側に食込部を設ける構成を採ることもできる。
以上の構成の連結金具1は、上記したように吊りボルト2に取付固定することができるが、該連結金具1に長尺ボルト3を取り付けるに際しては、内側L字部材4と外側L字部材5の間に長尺ボルト3の端部を固定する固定手段(本実施例では一辺側固定手段8A・他辺側固定手段8B)を挟着状態でボルト・ナットにより固定する構成を採ることもできるが、好ましくは、一辺側固定手段8Aを外側L字部材5の一辺部分5Aの外側に取付け、他辺側固定手段8Bを外側L字部材5の他辺部分5Bの外側に取付ける構成とすることである。一辺側固定手段8A及び他辺側固定手段8Bの取付けは、各々ボルト6A・6Bの後端部分側に挿通取付した後に、各々ナット7a・7bを螺合緊締することにより固定することができる。
かかる構成によれば、吊りボルト2に連結金具1を予め正しい取付位置に取付固定した後(図5の(6)の状態)に、該連結金具1に長尺ボルト3を取付固定するという2段階に分けた取付作業とすることができるので、吊りボルト2への連結金具1の取付固定と長尺ボルト3の取付固定とを同時作業とする場合に比して作業性が良好となるだけでなく、現場で長尺ボルト3の長さ調整を行う場合に、調整すべき該長尺ボルト3の長さ確認が極めて容易になる。
特に、長尺ボルト3の取付固定については、長尺ボルト3の取付及び調整(位置調整・長さ調整・テンション調整等)が連結金具1の外側から可能であるので作業性が著しく向上する、エアコン等の機器類ACを吊下げた後であっても一辺側固定手段8A・他辺側固定手段8B・長尺ボルト3の取付及び調整が可能である、等の効果を有する。
前記一辺側固定手段8A、前記他辺側固定手段8Bとしては、本実施例では支持金具として公知公用の部材であるタンバックルを用いている。また、一辺側長尺ボルト3A・他辺側長尺ボルト3Bが螺合するナット部としてはタンバックルに回動可能に取付けられたタンバックル用のナットを用いている。
タンバックルを用いた一辺側固定手段8A・他辺側固定手段8Bの構成について下記に詳説する。
図4の(6)に符号を付して示すように、一辺側固定手段8Aは、前記一辺部分4A側のボルト6Aが挿通する透孔を有する取付板状部81と、該取付板状部81に対して屈曲部又は折曲部82を介して略直角方向に連設されると共に前記一辺側長尺ボルト3Aの端部を螺合するナット部84が設けられた固定板状部83と、を有して構成され、
他辺側固定手段8Bは、前記他辺部分4B側のボルト6Bが挿通する透孔を有する取付板状部81と、該取付板状部81に対して屈曲部又は折曲部82を介して略直角方向に連設されると共に前記他辺側長尺ボルト3Bの端部を螺合するナット部84が設けられた固定板状部83と、を有して構成され、
前記一辺側固定手段8Aの取付板状部81が重合する2枚構成であり、該2枚の内の一方の取付板状部81の端部に屈曲部又は折曲部82を介して前記固定板状部83の一方の端部が連設されると共に、前記2枚の内の他方の取付板状部81の端部に屈曲部又は折曲部82を介して前記固定板状部83の他方の端部が連設される構成であり、
前記固定板状部83に設けられたナット部84が該固定板状部83に対して回動可能に取り付けられたナット部材である、
構成となっている。
以上の構成によれば、一辺側固定手段8Aと他辺側固定手段8Bの各々の固定板状部83が、その両端部において2枚の取付板状部81・81に両持ち構成で連設された構成となるので、この固定板状部83のナット部84に螺合取付される一辺側長尺ボルト3Aと他辺側長尺ボルト3Bに大きな荷重や振動等の負荷がかかったとしても、変形・損傷・破断等の発生を著しく抑制することができる。従って、大規模地震等における安全性向上に寄与することができる。そして、一辺側固定手段8Aと他辺側固定手段8Bとして、タンバックルを使用することにより、高い強度の補強をより容易に提供することができる。特に、タンバックルは引張力に対する耐性が高いので地震時や余震時の変形・損傷・破断等が生じるおそれが極めて低い。しかも、回動可能なナットが取付けられたタンバックルを用いることにより、ナットの緩みを著しく抑制することができるので、より高い強度の補強を得ることができる。
尚、本発明の吊りボルト連結金具に用いられる一辺側固定手段と他辺側固定手段としては、上記実施例のタンバックルを用いた構成に限定されず、本発明の範囲内において他の態様をとることもでき、例えば、単なる板状部材等を折曲形成することにより上記したタンバックルと同様に固定板状部83が2枚の取付板状部81・81に両持ちされた構成のものを用いてもよいし、或いは固定板状部83が1枚の取付板状部81に片持ちされた構成のものを用いてもよい。
以上、本発明の吊りボルト連結金具について実施例に基づき説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の範囲内において、例えば、下記するような構成を採ることもできる。
図1に示す上記実施例では、4つのスパンA・B・C・Dの各々に各2本ずつを交差状態に計8本の長尺ボルト3を架渡す構成としていたが、各スパンに架渡される長尺ボルト3は交差状態の2本に限定されず、1本のみであってもよいし、3本以上であってもよい。また、架渡しの際の角度についても上記実施例の角度に限定されず、現場に応じて適宜設定した角度に架渡すことができ、また、その架渡し方向についても斜めに限定されず、略水平方向であってもよい。更に、1つのスパンに対して2本以上を架渡す場合に交差させることなく架渡す構成とすることもできる。
また上記実施例では、天井スラブ・デッキプレートの如き天板部より垂設される吊りボルトによってエアコン等の各種設備機器・空調機器・電気設備・天井化粧板等を吊下げ固定する態様について説明したが、本発明は、配管類・配線類を例えば載置状態で吊下げる際のラック等についても用いることができる。
1 吊りボルト連結金具
2 吊りボルト
3 長尺ボルト
4 内側L字部材
4A 一辺部分
4B 他辺部分
41A 透孔
41B 透孔
42 角部
45 掛止部
4C 第2掛止部
5 外側L字部材
5A 一辺部分
5B 他辺部分
51A 透孔
51B 透孔
52 角部
53 食込部
5C 第1掛止部
6A ボルト
6B ボルト
61 ボルト供回り防止手段
7A ナット
7a ナット
7B ナット
7b ナット
8A 一辺側固定手段
8B 他辺側固定手段
81 取付板状部
82 屈曲部又は折曲部
83 固定板状部
84 ナット部
9 長尺ボルト交差連結金具
AC エアコン等の機器類

Claims (11)

  1. 天井スラブ・デッキプレートの如き天板部より垂設された複数本の吊りボルトの隣接する2本の吊りボルト同士間である1つのスパン間に対して長尺ボルトを架渡し、各吊りボルトと長尺ボルトとの各接続部の各々を連結する構成の吊りボルト連結金具において、
    板材を略90度に折曲げて一辺部分と他辺部分とを形成した略L字状板材から成る内側L字部材と、
    板材を略90度に折曲げて一辺部分と他辺部分とを形成した略L字状板材から成ると共に前記内側L字部材の外側に間隔を設けて積層する外側L字部材と、
    前記内側L字部材の一辺部分に形成される透孔と前記外側L字部材の一辺部分に形成される透孔との二つの透孔に、内側L字部材の内側方向から貫通挿通して内側L字部材と外側L字部材とを一辺部分側で接続するボルト・ナットと、
    前記内側L字部材の他辺部分に形成される透孔と前記外側L字部材の他辺部分に形成される透孔との二つの透孔に、内側L字部材の内側方向から貫通挿通して内側L字部材と外側L字部材とを他片部分側で接続するボルト・ナットと、
    を有し、
    前記内側L字部材のL字の角部の外側と前記外側L字部材のL字の角部の内側との間に前記吊りボルトを挿通し、前記一辺部分側のボルト・ナットと前記他辺部分側のボルト・ナットとを緊締することにより前記吊りボルトを2枚のL字部材で挟着固定する構成であり、
    更に、前記一辺部分側のボルトに、前記一辺部分と同一方向側に位置するスパン間である一辺側スパン間に架渡される一辺側長尺ボルトの端部を固定する一辺側固定手段が螺合取付られると共に、
    前記他辺部分側のボルトに、前記他辺部分と同一方向側に位置し前記一辺側スパンに対して略90度異なる方向に位置するスパン間である他辺側スパン間に架渡される他辺側長尺ボルトの端部を固定する他辺側固定手段が螺合取付られる構成であること、
    を特徴とする吊りボルト連結金具。
  2. 前記外側L字部材の一辺部分又は他辺部分の端部と、前記内側L字部材の一辺部分又は他辺部分の端部とを相互に掛止する掛止部が設けられ、該掛止部が第1掛止部と該第1掛止部に掛止される第2掛止部から成り、前記第1掛止部が前記外側L字部材又は内側L字部材のいずれか一方に形成され、前記第2掛止部が他方に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吊りボルト連結金具。
  3. 前記第2掛止部が透孔又は切欠部であり、前記第1掛止部が前記透孔又は切欠部に引っ掛かるように前記端部を鈎状に延伸した構成であることを特徴とする請求項2に記載の吊りボルト連結金具。
  4. 前記外側L字部材の一辺部分及び他辺部分に形成されたボルト挿通用の透孔と、前記内側L字部材に形成された透孔のうち前記掛止部が設けられていない辺部分に形成されたボルト挿通用の透孔とが、各々ボルトを遊動状態に挿通する遊動透孔であり、
    内側L字部材に形成された透孔のうち前記掛止部が設けられた辺部分に形成された透孔が、該透孔に挿通するボルトが螺合する雌ネジ孔であること、
    を特徴とする請求項2又は3に記載の吊りボルト連結金具。
  5. 前記内側L字部材の前記掛止部が設けられていない辺部分であって、且つ該辺部分に形成されたボルト挿通用の透孔乃至は該透孔の近傍に、該透孔に挿通するボルトの供回り防止手段が設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の吊りボルト連結金具。
  6. 前記内側L字部分の一辺部分及び他辺部分に形成されたボルト挿通用の透孔乃至は該透孔の近傍に、該透孔に挿通するボルトの供回り防止手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の吊りボルト連結金具。
  7. 前記外側L字部材のL字の角部の内側であって前記吊りボルトの挟着固定時に該吊りボルトの側面に接する部分に、前記吊りボルトのネジ山が係合する食込部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の吊りボルト連結金具。
  8. 前記一辺側長尺ボルトの端部を固定する一辺側固定手段が前記外側L字部材の一辺部分の外側に取付けられ、
    前記他辺側長尺ボルトの端部を固定する他辺側固定手段が前記外側L字部材の他辺部分の外側に取付けられる構成であること、
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の吊りボルト連結金具。
  9. 前記一辺側固定手段が、前記一辺部分側のボルトが挿通する透孔を有する取付板状部と、該取付板状部に対して屈曲部又は折曲部を介して略直角方向に連設されると共に前記一辺側長尺ボルトの端部を螺合するナット部が設けられた固定板状部と、を有して構成され、
    前記他辺側固定手段が、前記他辺部分側のボルトが挿通する透孔を有する取付板状部と、該取付板状部に対して屈曲部又は折曲部を介して略直角方向に連設されると共に前記他辺側長尺ボルトの端部を螺合するナット部が設けられた固定板状部と、を有して構成されること、
    を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の吊りボルト連結金具。
  10. 前記一辺側固定手段の取付板状部が重合する2枚構成であり、該2枚の内の一方の取付板状部の端部に屈曲部又は折曲部を介して前記固定板状部の一方の端部が連設されると共に、前記2枚の内の他方の取付板状部の端部に屈曲部又は折曲部を介して前記固定板状部の他方の端部が連設される構成であることを特徴とする請求項9に記載の吊りボルト連結金具。
  11. 前記一辺側固定手段及び/又は前記他辺側固定手段がタンバックルであり、前記固定板状部に設けられたナット部が該固定板状部に対して回動可能に取り付けられたナット部材であることを特徴とする請求項10に記載の吊りボルト連結金具。
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