JP2014147613A - 歩行補助用ポールのキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】ポール本体の先端部に取付けられるキャップの地面と接触する底面部の摩耗状態を使用者が外部から一目で確実に認識できて、当該キャップの交換時期を簡単かつ的確に把握することが可能な歩行補助用ポールのキャップを提供する。
【解決手段】ポール本体の基端部にグリップが取付けられると共に、ポール本体の先端部に可撓性を有するキャップが取付けられ、歩行者がグリップを手で握ってポール本体を持ち、キャップを地面に接触させながら歩行する歩行補助用ポールのキャップであって、キャップは、ポール本体の先端部に交換可能に取付けられるポール取付部と、該ポール取付部に一体成形され地面と接触する底面部とを備え、底面部に該底面部の摩耗度合いを外部から視認し得る例えば色彩からなる摩耗状態表示手段を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ポール2本を両手で持ってウォーキングするノルディック・ウォークに使用したり、あるいは高齢者が歩行する際に杖として使用する歩行補助用ポールのキャップに関する。
一般的に、ノルディック・ウォーク等のウォーキングに使用する歩行補助用ポールは、ポール本体の基端部にグリップが取付けられると共に、ポール本体の先端部には地面と接触する例えばゴム製等の可撓性を有するキャップが取付けられている。従来、このようなポール本体の先端部に取付けられるキャップとしては、例えば特許文献1に開示されているように、地面に接触する底面部(接地面)が平坦な平型タイプや、全体がブーツ形状を呈して底面が斜めのブーツタイプ等が使用され、これらのキャップでポール本体の先端部を覆うようになっている。
実用新案登録第3179840号公報
しかしながら、このようなキャップにあっては、平型タイプやブーツタイプのキャップが、いずれも所定色(一般的には黒色)のゴム材の一体成形で形成されているため、ポール本体の所定期間の使用により地面に接触するキャップの底面部が摩耗すると、アルミ製等のポール本体の先端部がキャップの底面部外側に露出して直接地面に接触することになる。その結果、歩行時にポール本体に所定の弾力性(地面からの反撥力)が得られず、十分な歩行補助効果を得ることが困難になると共に、尖った形状のポール本体の先端部で地面(路面等)を傷付ける虞もある。
そこで、このような不都合を解消するためには、摩耗したキャップを定期的に交換する必要があるが、従来、このようなキャップの交換時期は、使用者が例えば歩行開始前に一々キャップの摩耗状態を目視で確認したり、あるいは歩行時の異変に気づいてキャップの底面部を目視確認すること等で行っており、使用者がキャップの摩耗状態を外部から一目で確実に認識して、キャップの交換時期を簡単かつ的確に把握することが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ポール本体の先端部に取付けられるキャップの地面と接触する底面部の摩耗状態を使用者が外部から一目で確実に認識できて、当該キャップの交換時期を簡単かつ的確に把握することが可能な歩行補助用ポールのキャップを提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ポール本体の基端部にグリップが取付けられると共に、前記ポール本体の先端部に可撓性を有するキャップが取付けられ、歩行者が前記グリップを手で握ってポール本体を持ち、前記キャップを地面に接触させながら歩行する歩行補助用ポールのキャップであって、前記キャップは、前記ポール本体の先端部に交換可能に取付けられるポール取付部と、該ポール取付部に一体成形され前記地面と接触する底面部とを備え、前記底面部に該底面部の摩耗度合いを外部から視認し得る摩耗状態表示手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記摩耗状態表示手段が、色彩で形成されていることを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、前記キャップが、取付け方向が特定され全体形状がブーツ形状を呈したブーツ型、あるいは取付け方向が特定されず底面部が円錐形状を呈したフィット型もしくは取付け方向が特定されず底面部が球状を呈した丸型であることを特徴とする。さらに、請求項4に記載の発明は、前記キャップが、前記摩耗状態表示手段と、該摩耗状態表示手段以外の底面部及び前記ポール取付部とが色彩の異なる樹脂材により多色成形で一体成形されていることを特徴とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、ポール本体の先端部に交換可能に取付けられるキャップの地面と接触する底面部に、摩耗度合いを外部から視認し得る摩耗状態表示手段が設けられているため、摩耗状態表示手段によりキャップの底面部の摩耗度合いを使用者が外部から一目で確実に認識できて、当該キャップの交換時期を簡単かつ的確に把握することができ、最適な歩行補助効果を安定かつ確実に得ることができると共に、ポール本体先端部のキャップ底面部外側への露出を防止して地面等への傷付きを防ぐことができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、摩耗状態表示手段が色彩で形成されているため、底面部の摩耗状態表示手段の色彩として使用者に視認され易い色彩を使用することにより、底面部の摩耗度合いを使用者に一層確実に認識させることができると共に、摩耗状態表示手段自体の構成を簡略化してキャップを安価に形成することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、キャップが、ブーツ型あるいはフィット型もしくは丸型であるため、摩耗状態表示手段を例えば各種のキャップに適用することにより、底面部の摩耗度合いを確実に認識できて、各種キャップの交換時期を的確に把握できると共に、取付け方向が特定されないフィット型や丸型に適用することにより、底面部の摩耗状態に応じてキャップのポール本体に対する位置を変化させる回動操作で、キャップ自体の寿命を延ばすことができる。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、キャップが、摩耗状態表示手段と、該摩耗状態表示手段以外の底面部及びポール取付部とが色彩の異なる多色成形により一体成形されているため、摩耗状態表示手段の色彩の変化でキャップの摩耗度合いをより一層確実に認識できると共に、摩耗状態表示手段を含めたキャップ自体の成形自体を簡単に行うことができて、より安価なキャップを得ることができる。
本発明に係わるキャップを取付けた歩行補助用ポールを示す正面図 同そのキャップの半断面図 同その底面図 同平面図 同摩耗状態表示手段を示す図 同摩耗状態表示手段の変形例を示す図 同キャップの他の実施形態を示す正面図 同キャップのさらに他の実施形態を示す正面図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に係わる歩行補助用ポールのキャップの一実施形態を示している。図1に示すように、歩行補助用ポール1(ポール1という)は、例えばアルミニウム、カーボン等の伸縮可能なパイプで形成されたパイプ本体1aを有し、このパイプ本体1aの基端部にはグリップ2が取付けられると共に、パイプ本体1aの先端部にはゴム等の弾性材により成形されて可撓性でポール本体1aに対して取付け方向が特定されないフィット型のキャップ3が取付けられている。
前記キャップ3は、図2〜図4に示すように、内部にポール本体1aの先端部が嵌合される嵌合孔4aを有するポール取付部4と、このポール取付部4の図2に示す下面側に一体成形されて地面と接触する底面部5を有している。前記ポール取付部4は、その軸芯位置に、ポール本体1aの先部端の外径や形状に応じてストレート(もしくはテーパ状)の前記嵌合孔4aが形成され、この嵌合孔4aの内径は、ポール本体1aの先端部の外径と略同一か僅かに小さく設定されている。
また、嵌合孔4aの底面には、該嵌合孔4aの内径よりその内径が小さい凹部4bが形成され、この凹部4bにポール本体1aの先端凸部等が嵌挿されるようになっている。そして、このポール取付部4の嵌合孔4a及び凹部4bにポール本体1aの先端部が取り外し可能に嵌合されるようになっている。なお、ポール本体1aの先端部とキャップ3のポール取付部4との位置決めは、例えば嵌合孔4aの周面や凹部4bにポール本体1aの先端部が当接することで行われるようになっているが、ポール本体1aの先端部形状によっては、嵌合孔4aの底面等にポール本体1aの先端部が軸方向に当接する構成としても良い。
前記キャップ3の底面部5は、その全体形状が前記ポール取付部4より径大な略円盤形状に形成され、その下端となる接地面側には、中心部分に所定直径の平坦面5aが形成され、この平坦面5aの外周外側には、円環状の傾斜面5bが形成されている。この傾斜面5bは、平坦面5aに対して所定の傾斜角度に設定されると共に、傾斜面5bには、滑り止め用の複数条(図では3条)の円環状の突条6が一体成形されている。また、前記キャップ3の底面部5とポール取付部4とは、所定アールの角部7を介して連設されると共に、前記ポール取付部4の嵌合孔4aの底面は、角部7の位置よりキャップ3の基端部側(図2において上方でポール取付部4側)に位置するように設定されている。
そして、このように構成されたキャップ3の底面部5には、摩耗状態表示手段8が設けられている。この摩耗状態表示手段8は、底面部5の平坦面5aから所定高さ寸法h1までの色を、ポール取付部4と底面部5の高さ寸法h1よりポール取付部4側部分(以下、その他部分という)の色と異ならせことで形成されている。すなわち、摩耗状態表示手段8の色を黒色としその他部分の色を赤色(もしくは黄色や青色等)とすることにより、摩耗状態表示手段8がキャップ3の外部から使用者に一目で明瞭に認識できるようになっている。
このとき、摩耗状態表示手段8の高さ方向の幅である前記高さ寸法h1の上端は、ポール取付部4の凹部4bの底面より所定寸法h2下方に位置するよう設定されている。なお、このような摩耗状態表示手段8とその他部分の色の異なるキャップ3は、ゴム材に所定色の顔料を混入した2種類(2色)の材料(樹脂材)を使用して2色(多色)同時成形することで、摩耗状態表示手段8とその他部分とが一体成形されている。したがって、摩耗状態表示手段8は、底面部5の表面を含めその内部までその他部分と色が異なるように設定されている。この摩耗状態表示手段8の摩耗、すなわち摩耗状態表示手段8の高さ寸法h1の減少によりキャップ3の底面部5の摩耗状態が一目で認識できることになる。
このように構成されたキャップ3は、ポール本体1aの先端部に嵌合状態で取付けられて使用される。すなわち、基端部にグリップ2が取付けられたポール本体1aの先端部に、キャップ3のポール嵌合部4の嵌合孔4aをその弾性を利用して嵌め込むことにより、キャップ3がポール本体1aに取付けられる。このとき、ポール本体1aの先端部がポール取付部4の嵌合孔4aの周面に当接することで、ポール本体1aとキャップ3が位置決めされ、また、ポール本体1aの先端部の例えば図示しない先端保護用の凸部が、キャップ3の嵌合孔4の凹部4b内にフリーで位置した状態で取付けられる。なお、このフィット型のキャップ3のポール本体1aへの取付けは、傾斜面5bが円錐状に形成されていることから、その方向性に気を使うことなく行うことができる。
そして、ポール本体1aの先端部にキャップ3が取付けられた左右のポール1は、歩行者が両手でグリップ2を持ち各ポール1の先端部を地面に接触させつつ歩行することにより、ノルディック・ウォークに使用することができる。このウォーク時に、ポール1の先端部が地面に対して斜めになる場合は、キャップ3の傾斜面5bが地面に所定幅の線接触状態で接触すると共に、傾斜面5bに設けられている突条6により地面に対する滑り等が抑制される。
また、ウォーク時にポール1を地面に押し付ける力等が作用することにより、キャップ3の角部7を介してポール取付部4が底面部5に対して弾性変形する。この角部7による弾性変形や傾斜面5bの突条6の弾性変形により、底面部5が地面を確実に捉えた状態となり、ポール取付部4の弾性変形力が反発力となって、ポール取付部4を介してポール本体1aに伝達されると共に、突条6の弾性変形で地面との滑り等もより確実に抑制されることになる。
また、キャップ3の底面部5が地面に略垂直状態で接触する場合は、キャップ3の平坦面5aが地面に略面接触状態で接触することになる。これらにより、前記キャップ3の場合、キャップ3自体の弾性変形等により、ウォーク時のキャップ3の底面部5と地面との接地面積(地面への接触面積)を大幅に拡大することが可能になる。
そして、このようなノルディック・ウォークを所定期間行うと、地面との接触でキャップ3の底面部5が摩耗し、底面部5に設けた摩耗状態表示手段8の高さ寸法h1が徐々に少なく(小さく)なり、高さ寸法h1がなくなる(0mmになる)と、黒色からなる底面部5にその他部分の色である赤色が露出した状態となる。この色の変化を使用者がウォーク前やウォーク後に目視で確認することで、キャップ3の交換時期を把握できることになる。
このとき、例え底面部5に赤色が露出しても、摩耗状態表示手段8の最も高い位置(ポール取付部4側の位置)と嵌合孔4aの底面との間に、比較的大きな所定の寸法h2を確保していることから、露出と同時にキャップ3自体がキャップ3の予め設定して機能を失ったり、ポール本体1aの先端部がキャップ3外に直ちに露出することはなく、所定時間今までと同様に使用しつつ、この使用中に新たなキャップ3と交換すれば良いことになる。
ところで、以上の説明においては、底面部5に設けられる摩耗状態表示手段8を、底面部5から高さ寸法h1の位置までの1箇所に設けたが、本発明に係わる摩耗状態表示手段8は、この例に限定されず、例えば次のように構成することもできる。すなわち、図6に示すように、摩耗状態表示手段8を、底面部5の平坦面5a部分と、該部分と所定距離隔てたポール取付部4側部分にそれぞれ、つまり摩耗状態表示手段8を底面部5の複数箇所(図では2箇所)に設けることもでき、この場合は複数箇所の摩耗状態表示手段8で摩耗状態の進行程度を段階的に認識できることになる。
つまり、底面部5の平坦面5aに近い部分の摩耗状態表示手段8を摩耗の予告警告とし、平坦面5aに遠い部分の摩耗状態表示手段8が摩耗した場合に、キャップ3が交換時期であることを使用者に認識させるようにする。この例のキャップ3も、色の異なるゴム材の多色同時成形により形成することができ、また、この例の場合、各摩耗状態表示手段8の位置を底面部5に設けられる突条6の位置と対応させて、摩耗状態の進行度合いをより明確に認識し得るようにすることが好ましい。
また、摩耗状態表示手段8は、底面部5の平坦面5aを含めた部分に設ける構成に限らず、例えば図5の二点鎖線aで示すように、図2に示す摩耗状態表示手段8の上端部分(境界部分)にのみ設けるようにしても良い。さらに、前記キャップ3の場合は、摩耗状態表示手段8を、その表面を含めた内部まで(つまり中実状)に設けたが、例えば図5の二点鎖線bで示すように、底面部5の所定高さ位置までの表面のみに、所定の厚さtで設けるようにしても良い。この場合の摩耗状態表示手段8は、前述した例と同様に、キャップ3自体の成形と同時に形成しても良いし、キャップ3の成形後に、塗料を塗布すること等で形成するようにしても良い。
このように、前記歩行補助用ポール1のキャップ3によれば、地面と接触する底面部5に、該底面部5の摩耗度合いを外部から視認し得る摩耗状態表示手段8が設けられているため、摩耗状態表示手段8によりキャップ3の底面部5の摩耗度合いを使用者が外部から一目で確実に認識できて、当該キャップ3の交換時期を簡単かつ的確に把握することができる。その結果、このキャップ3を取付けた歩行補助用ポール1に最適な歩行補助効果を安定かつ確実に得ることができると共に、ポール本体1aのキャップ3の底面部5外側への露出を防止して地面等への傷付きを防ぐことができる。
また、摩耗状態表示手段8がその他部分と異なる色で形成されているため、底面部5の摩耗状態表示手段8の色として使用者に視認され易い色を使用することにより、底面部5の摩耗度合いを使用者に一層確実に認識させることができると共に、摩耗状態表示手段8自体の構成を簡略化してキャップ3を安価に形成することができる。
さらに、キャップ3のボール取付部4と摩耗状態表示手段8を含めた底面部5とが色の異なる多色成形により一体形成されているため、摩耗状態表示手段8の色の変化でキャップ3の摩耗度合いをより一層確実に認識できると共に、摩耗状態表示手段8を含めたキャップ3自体の成形自体を簡単に行うことができて、より安価なキャップ3を得ることができる。
また、キャップ3が取付け方向の特定されないフィット型で、その円錐形状の底面部5に所定形態の摩耗状態表示手段8が設けられているため、底面部5の摩耗状態に応じてキャップ3のポール本体1aに対する回動位置の操作変更で、例えば摩耗していない部分を所定方向に設定して使用でき、結果としてキャップ3自体の寿命を延ばすことができる。
また、フィット型のキャップ3が、円形の平坦面5aとこの平坦面5aの外周外側に平坦面5aに対して所定角度傾斜した円環状の傾斜面5bを有すると共に、角部7によりポール取付部4と底面部5との間に所望の弾性変形を確保すること等ができるため、底面部5の地面への接触面積を十分に確保できる等、地面への良好な接触状態を容易に得ることができて、ポール1の歩行補助効果をより一層高めることができる。
図7及び図8は、本発明に変わるキャップ3の他の実施形態を示している。以下、前記実施形態と同一部位には同一符号を付して説明する。先ず、図7に示すキャップ3は、全体形状がブーツ形状を呈したいわゆるブーツ型と言われポール本体1aへの取付方向が特定されるキャップ3に適用した例である。この例のキャップ3は、ブーツの底となる底面部5の色を例えば黒色に設定して該部分を摩耗状態表示手段8とし、その他部分を赤色や黄色、青色等で形成したものである。このとき、摩耗状態表示手段8は、ブーツのつま先からかかとまでの底面からの高さ寸法h1を同一としても良いし、図7の二点鎖線で示すように、かかと側の高さ寸法h1を低く(もしくは高く)するようにしても良い。
また、図8に示すキャップ3は、底面部5が略半球状を呈してポール本体1aへの取付方向が特定されないいわゆる丸型と言われるキャップ3に適用した例である。この例のキャップ3は、底面部5の先端(下端)から所定高さ寸法h1までの色を例えば黒色として摩耗状態表示手段8を形成し、その他部分の色が異なる色に設定される。
このブーツ型及び丸型の各キャップ3においても、ポール取付部4の図示しない嵌合孔と摩耗状態表示手段8の位置関係は、前記フィット型のキャップ3と同様に設定されると共に、摩耗状態表示手段8の構成も、フィット型で示した図5、図6等の各例を適用できることは言うまでもない。これらの各実施形態においても、前記フィット型のキャップ3と同様の作用効果が得られると共に、ポール本体1aの先端部に取付られる各種形態のキャップ3に適用できて、キャップ3の汎用性を高めることができる。
なお、前記各実施形態においては、摩耗状態表示手段8の色を黒色としてその他部分の色と異ならせたが、摩耗状態表示手段8の色として黒色以外の他の適宜の色を使用することもできるし、例えば底面部5に設けられる滑り止め用の突条6や溝等の模様の変化で摩耗状態を視認可能な形状としたり、あるいはこれらの模様と色を組み合わせた色彩を摩耗状態表示手段8とすることも可能である。
また、前記各実施形態においては、摩耗状態表示手段8として色を使用してキャップ3を多色同時成形で形成したが、例えば摩耗状態を示す適宜の部材(摩耗状態表示部材)を底面部5の所定位置にインサート成形で埋設する構成としても良い。さらに、前記各実施形態のキャップ3の全体形状、ポール本体1aの形態等は一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜に変更することができる。
本発明は、ノルディック・ウォークあるいはリハビリ用の歩行補助用ポールに限らず、例えば高齢者等が歩行する際に使用する杖等の全ての歩行補助用ポールのキャップに利用できる。
1・・・・・・歩行補助用ポール
1a・・・・・ポール本体
2・・・・・・グリップ
3・・・・・・キャップ
4・・・・・・ポール取付部
4a・・・・・嵌合孔
4b・・・・・凹部
5・・・・・・底面部
5a・・・・・平坦面
5b・・・・・傾斜面
6・・・・・・突条
7・・・・・・角部
8・・・・・・摩耗状態表示手段
h1・・・・・高さ寸法
h2・・・・・寸法

Claims (4)

  1. ポール本体の基端部にグリップが取付けられると共に、前記ポール本体の先端部に可撓性を有するキャップが取付けられ、歩行者が前記グリップを手で握ってポール本体を持ち、前記キャップを地面に接触させながら歩行する歩行補助用ポールのキャップであって、
    前記キャップは、前記ポール本体の先端部に交換可能に取付けられるポール取付部と、該ポール取付部に一体成形され前記地面と接触する底面部とを備え、前記底面部に該底面部の摩耗度合いを外部から視認し得る摩耗状態表示手段を設けたことを特徴とする歩行補助用ポールのキャップ。
  2. 前記摩耗状態表示手段は、色彩で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の歩行補助用ポールのキャップ。
  3. 前記キャップは、取付け方向が特定され全体形状がブーツ形状を呈したブーツ型、あるいは取付け方向が特定されず底面部が円錐形状を呈したフィット型もしくは取付け方向が特定されず底面部が球状を呈した丸型であることを特徴とする請求項1または2に記載の歩行補助用ポールのキャップ。
  4. 前記キャップは、前記摩耗状態表示手段と、該摩耗状態表示手段以外の底面部及びポール取付部とが、色彩の異なる樹脂材により多色成形で一体成形されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の歩行補助用ポールのキャップ。
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