JP3179840U - ウォーキング用ポール - Google Patents

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Abstract

【課題】夜間でもウォーキング用ポールを用いて安全なウォーキングを行うことができ、使用者の身長に合わせて長さ調整が可能であり、さらに、腕や肩に衝撃が伝わりづらいウォーキング用ポールを提供する。
【解決手段】シャフト10と、前記シャフト10の上端部に設けられたグリップ2と、前記シャフト10の下端部に設けられた石突3からなるウォーキング用ポールであって、前記シャフト10にライト5が取り付けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

考案の詳細な説明
本考案は、ウォーキング時に用いるウォーキング用ポールに関するものである。
近年、運動不足の解消、痩身等を目的として、年齢、性別等に応じて種々のウォーキングが盛んに行われている。
これらのウォーキングの中でもノルディックウォーキングと呼ばれるウォーキングが、エクササイズやフィットネスの1つとして広がりを見せている。
ノルディックウォーキングは、もともとスキーヤーのオフシーズンのトレーニング法として考案されたものであり、両手にスキーのストック様のポールを持ってウォーキングを行うものである。
このノルディックウォーキングは、一般的なウォーキングとは異なり、下半身のみでなく、上半身の筋肉がより積極的に使われるため、首や肩の血行も促進され全身を効率よく鍛えることができる。
また、ノルディックウォーキングでは、下肢への負担を減らしたり、転倒防止の役割を有するポールを用いるため、年齢、性別を問わず行うことができ、特に高齢者に好適なウォーキングとされている。
このようなノルディックウォーキングに用いるウォーキング用ポールにおいては、これまでに種々のものが提案されており、特にグリップ部分に改良を加えて保持しやすくしたものが提案されている(例えば、特許文献1〜3を参照)。
特表2008−525061号公報 特開2008−529566号公報 特開2009−544374号公報
一方、ウォーキングは場所や時間を選ばず、誰でも手軽に行える運動であるため、例えば夜間にノルディックウォーキングを行う場合には、前方の視認性が悪いことにより、ウォーキング用ポールがものや人に接触するなど、事故につながる危険性があった。
また、使用者の身長に合った長さのウォーキング用ポールを用いる必要があるため、メーカーは長さの異なるウォーキングポールを複数用意する必要があった。
さらに、地面の状況が確認しづらいために、ウォーキング用ポールからの衝撃により腕や肩を痛めるといった危険性も指摘されていた。
本考案は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、夜間でもウォーキング用ポールを用いて安全なウォーキングを行うことができ、使用者の身長に合わせて長さ調整が可能であり、さらに、腕や肩に衝撃が伝わりづらいウォーキング用ポールを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための本考案は、以下の技術的手段から構成される。
第1に、シャフトと、前記シャフトの上端部に設けられたグリップと、前記シャフトの下端部に設けられた石突からなるウォーキング用ポールであって、前記シャフトにライトが取り付けられていることを特徴とする。
第2に、上記第1の考案のウォーキング用ポールにおいて、前記シャフトが、1本の外パイプと、前記外パイプの内径より小さい外径の1本の内パイプと、前記外パイプと前記内パイプを固定する固定部から構成され、内パイプが外パイプの内壁に沿って摺動可能に挿入され、前記固定部により所定の位置で固定することにより、長さ調整が可能であることが好ましい。
第3に、上記第1又は第2の考案のウォーキング用ポールにおいて、前記シャフトの中間部に、クッション部材が設けられていることが好ましい。
第4に、上記第1から第3の考案のウォーキング用ポールにおいて、前記石突又は石突近傍に、着脱可能なポールキャップが取り付けられていることが好ましい。
本考案のウォーキング用ポールによれば、夜間でもウォーキング用ポールを用いて安全なウォーキングを行うことができ、さらに、腕や肩に衝撃が伝わりづらいウォーキング用ポールを提供することができる。
本考案のウォーキング用ポールの概略正面図である。 本考案のウォーキング用ポールのライトの使用状態を示す概略正面図である。 着脱可能なポールキャップの取り付け状態を示す斜視図である。(A)は標準タイプのポールキャップを取り付けた状態、(B)は斜めタイプのポールキャップを取り付けた状態、(C)はバスケットタイプのポールキャップを取り付けた状態を示す。
本考案のウォーキング用ポールは上記のとおりの特徴をもつものであるが、以下に図面を用いて、本考案の実施の形態について詳細かつ具体的に説明する。
本実施の形態によるウォーキング用ポールは、図1に示すように、シャフト10と、シャフト10の上端部に設けられたグリップ2と、シャフト10の下端部に設けられた石突3から構成されている。グリップ2には、手を挿入する輪状のストラップ4が取り付けられており、このストラップ4は輪の大きさを調整することができるようになっている。
また、石突3又は石突3近傍には、図3(A)〜(C)に示すような平型タイプ60、斜めタイプ61、バスケットタイプ62等の形状のポールキャップを取り付けることができ、これらは使用状況に応じて適宜選択して用いることができる。
例えば、通常の舗装道路で使用する場合には、石突3のままでは舗装を傷つける可能性があるため、石突3に被せるように平型タイプ60や斜めタイプ61のポールキャップを取り付けるのが好ましい。
特に、斜めタイプ61のポールキャップは、接地した時のウォーキング用ポール先端のグリップ力を効果的に発現するような形状となっているため特に好ましい。
また、舗装道路以外の芝、砂地、土、ぬかるみ等では、石突3を地面に刺してウォーキングができるように、石突3が露出した状態で取り付けるために、石突3より少し上方寄りの近傍にバスケットタイプ62を取り付けるのが好ましい。
また、本考案のウォーキング用ポールでは、グリップ2近傍のシャフト10に、図2に示すように着脱自在のライト5が取り付けられている。このライト5は電池を内蔵し、手元でのスイッチのON、OFFにより点灯、消灯ができるものである。
本考案では、上記のようなライト5であれば、特に形状や性能についての制限はないが、小型、軽量であることや、電池の寿命、明るさを考慮した場合、LEDライトを好適に採用することができる。
ライト5のライティング方向は、手元で自由に変更、調整することが可能であり、夜間等の暗いときには、やや下向きにセットして、ウォーキング時に前方の地面を照らすように用いるものである。
また、ライティング方向を地面と平行方向に照らすようにセットすることにより、自転車や自動車からの認識用の照明としても用いることができる。
また、ライト5を用いないときには、ウォーキングの邪魔にならないようにライト5をシャフト10と略平行になるように下方に向けて収納することもできる。
また、本考案で用いるライト5においては、ウォーキング中の振動により、ライト5のライティング方向が下方にずれることを考慮して、一定の角度以上にライティング方向が下方に傾かないように傾斜ストッパー機構を採用することもできる。
このような傾斜ストッパー機構を採用した場合に、ライト5を使用しないときに収納するためには、シャフト10に対するライト5の取り付け方向を上下逆にすることにより、ライト5を下向きにしてシャフトに略平行に折り畳んで収納することができる。
また、本考案のシャフト10は、1本の外パイプ11と、前記外パイプ11の内径より小さい外径の1本の内パイプ12と、前記外パイプ11と前記内パイプ12を固定する固定部材13から構成され、内パイプ12を外パイプ11の内壁に沿って摺動可能に挿入し、固定部材13により所定の位置で固定することにより、長さ調整を可能にすることができる。
この固定部材13は、外パイプ11と内パイプ12を所定の位置で固定できる機構のものであれば特に制限なく採用することができる。
このような固定部材13の具体例としては、内パイプ12の外パイプ11挿入部分に設けられ、内パイプ12を回転することにより傘のように広がって外パイプ11の内壁を押圧、固定する固定部材13を挙げることができる。
上記の固定部材13を設けた場合には、外パイプ11と内パイプ12をスライドして所望の長さにした後、内パイプ12を回転させることにより容易に外パイプ11と内パイプ12を固定させることができ、シャフト10の長さを調整可能とすることができる。
このようにシャフト10の長さを調整可能とすることにより、身長に合った最適な長さのウォーキング用ポールとすることができる。
さらに、本考案のウォーキング用ポールでは、シャフト10の中間部に、図示しないクッション部材を介在させることによりダンパー機能を付与したシャフト10とすることもできる。
クッション部材は、シャフト10の中間部であれば設ける位置に制限はなく、シャフト10の先端部近傍、あるいはグリップ2近傍のシャフト10に設けることができる。
クッション部材は、シャフト10の長手方向に対して衝撃を緩和できるものであれば特に制限はなく、長さ調整用の外パイプ11及び内パイプ12とは別に、図示しないクッション部材用の外パイプ及び内パイプの構成を設けて、その挿入部分にバネ等のクッション部材を内蔵してダンパー機能を付与させることができる。
このようにシャフト10にダンパー機能を付与することにより、石突3から伝達してシャフト10に伝達した衝撃をダンパーで吸収させることにより、グリップ2に伝達させないようにできるため、使用者の腕や肩を痛めることを防止することができる。
以上、本考案を一実施形態に基づいて説明したが、もちろん本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、ライト5を着脱自在に取り付けるようにしたが、取り外しができないように固定することもできる。
また、ライト5の位置はグリップ2近傍ではなく、ポールキャップの取り付け部近傍とすることも可能である。
10 シャフト
11 外パイプ
12 内パイプ
13 固定部材
2 グリップ
3 石突
4 ストラップ
5 ライト
60 平型タイプ(ポールキャップ)
61 斜めタイプ(ポールキャップ)
62 バスケットタイプ(ポールキャップ)

Claims (4)

  1. シャフトと、前記シャフトの上端部に設けられたグリップと、前記シャフトの下端部に設けられた石突からなるウォーキング用ポールであって、前記シャフトにライトが取り付けられていることを特徴とするウォーキング用ポール。
  2. 前記シャフトが、1木の外パイプと、前記外パイプの内径より小さい外径の1本の内パイプと、前記外パイプと前記内パイプを固定する固定部材から構成され、内パイプが外パイプの内壁に沿って摺動可能に挿入され、前記固定部材により所定の位置で固定することにより、長さ調整が可能であることを特徴とする請求項1に記載のウォーキング用ポール。
  3. 前記シャフトの中間部に、クッショシ部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のウォーキング用ポール。
  4. 前記石突又は石突の近傍に、着脱可能なポールキャップが取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のウォーキング用ポール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014147613A (ja) * 2013-02-04 2014-08-21 Hatachi Kogyo Kk 歩行補助用ポールのキャップ
WO2017039076A1 (ko) * 2015-09-02 2017-03-09 주식회사 도그토토 모듈식 애완동물용 배변기 청소장치

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