JP2014147562A - 走行ボード用シャフト装置及び走行ボード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ノーズDa側に前輪部10を有しテールDb側に後輪部20を有したデッキDのノーズDa側に装着され、基端部31がベース50を介して支持され先端部側がライダーにより把持可能な棒状のシャフト30を備え、このシャフト30の基端部31を支点としてシャフト30を傾動可能にするとともに旋回可能にした。また、シャフト30を起立方向に付勢する付勢手段としての弾性部材40を設け、その付勢力を、ライダーの操作による力により、デッキDの面方向Qaに対してシャフト30の頭部33の傾動角度θが、20°以下になるまで傾動できるように設定した。
【選択図】 図3
Description
詳しくは、図12に示すように、サーフィンにおいて、旋回の際には、サーフィンボードBが旋回(図中R2方向)する前に、ライダーの上半身、特に、両腕(手)を広げてバランスを取りながらこの両腕(手)を先行させて旋回(図中R1方向)させる先行動作を行う。ところが、このようなサーフィンにおける両腕(手)の先行動作を上記従来の走行ボードSaで行おうとしても、シャフト装置103のシャフト102はデッキDに直立に固定されているので、これを把持して行うことができないのである。
ライダーの操作による力によるモーメントがシャフトにかからないときは、シャフトは起立しており、ライダーの操作による力によるモーメントがシャフトに所定以上かかると、シャフトは傾動を始める。シャフトの長さや、ライダーの体重,遠心力等の種々の要素にもよるが、あまりに付勢力が強すぎて、ライダーの力をどんなに出しても20°以下に傾動しないものは好ましくない。
この場合、必要に応じ、上記弾性部材の下端側に係合部を設け、上記ベースの一方保持部に上記係合部が係合する被係合部を設け、上記係合部と被係合部との係合を解除可能にロックするロック部材を設けた構成としている。係合部と被係合部との係脱により、シャフトの取付け取外しを行うことができるので、作業性を向上させることができる。
図1乃至図8に示すように、本発明の実施の形態に係る走行ボードSは、所謂スケートボードといわれるものであり、ノーズDa及びテールDbを有した板状のデッキDと、デッキDのノーズDa側の裏面であって平面状の前側取付面1に設けられ1つの前輪Waを有した前輪部10と、デッキDのテールDb側の裏面であって平面状の後側取付面2に設けられ2つの後輪Wbを有した後輪部20とを備えている。走行ボードSにおいては、デッキDのノーズDa側表面に、本発明の実施の形態に係る走行ボード用シャフト装置Tが取り付けられる。走行ボード用シャフト装置Tは、デッキDのノーズDa側表面に基端部31が支持され先端部側がライダーにより把持可能な棒状のシャフト30と、デッキに取り付けられシャフト30の基端部31を保持するベース50とを備えている。
デッキDは、例えば、メイプル(楓)やマホガニーなどの比較的固い木材を使用して作成されている。
後輪部20は、図2に示すように、車軸21両端にローラ状の後輪Wbを備え、車軸21を回転可能に保持する軸受管22を有し後側取付面2に固定される周知のトラック部材24を備えて構成されている。トラック部材24の取付位置は、ライダーの条件等により適宜設定される。
ライダーの操作による力によるモーメントがシャフト30にかからないときは、シャフト30は起立しており、ライダーの操作による力によるモーメントがシャフト30に所定以上かかると、シャフト30は傾動を始める。シャフト30の長さや、ライダーの体重,遠心力等の種々の要素にもよるが、あまりに付勢力が強すぎて、ライダーの力をどんなに出しても20°以下に傾動しないものは好ましくない。
次に、試験例を示す。図10に示すように、上記のように組み立てた走行ボードSを、シャフト30の角度θが、θ≦20°になるようにして、走行試験を行った、その結果、例えば、円周(s)=8.478m,半径(r)=1.35m,角速度(ω)=0.0523599rad/s,速度(v)=1.178442km/hの走行が得られ、上記のスラローム走行を行うことができることが確認できた。
T シャフト装置
D デッキ
Da ノーズ
Db テール
Wa 前輪
Wb 後輪
1 前側取付面
2 後側取付面
3 回転軸
4 回動軸
10 前輪部
20 後輪部
30 シャフト
31 基端部
32 シャフト本体
32a 基端杆
32b グリップ杆
33 頭部
34 クリック機構
40 弾性部材
41 軸部
42 係合部
43 鍔部
44 挾持板
45 接合体
50 ベース
51 ベース本体
52 一方保持部
53 ボルト挿通孔
54 ボルト
55 ナット
60 被係合部
61 板体
62 脚体
63 凹所
64 凹部
65 開口縁部
66 ロック部材
70 他方保持部
Qa デッキDの面方向
θ 傾動角度
Claims (12)
- ノーズ及びテールを有した板状のデッキと、該デッキのノーズ側の裏面に設けられた前輪部と、上記デッキのテール側の裏面に設けられた後輪部とを備えた走行ボードに装着され、上記デッキのノーズ側に基端部が支持され先端部側がライダーにより把持可能な棒状のシャフトを備えた走行ボード用シャフト装置において、
上記シャフトの基端部を支点として該シャフトを傾動可能にするとともに旋回可能にしたことを特徴とする走行ボード用シャフト装置。 - 上記シャフトを起立方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の走行ボード用シャフト装置。
- 上記シャフトを、起立時にデッキの面方向に垂直な垂直軸に対して前傾させたことを特徴とする請求項2記載の走行ボード用シャフト装置。
- 上記付勢手段の付勢力を、ライダーの操作による力により、上記デッキの面方向に対して上記シャフトの先端の傾動角度θが、20°以下になるまで傾動できるように設定したことを特徴とする請求項2または3記載の走行ボード用シャフト装置。
- 上記付勢手段を、上記シャフトの基端部を構成し下端側が上記デッキに固定される弾性部材で構成したことを特徴とする請求項2乃至4何れかに記載の走行ボード用シャフト装置。
- 上記シャフト自体を付勢手段としても構成される弾性部材で構成したことを特徴とする請求項2乃至4何れかに記載の走行ボード用シャフト装置。
- 上記デッキに取り付けられ上記シャフトの基端部を保持するベースを設け、該ベースを上記デッキに対して着脱可能にしたことを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載の走行ボード用シャフト装置。
- 上記シャフトの基端部を上記ベースに対して着脱可能にしたことを特徴とする請求項7記載の走行ボード用シャフト装置。
- 上記シャフトを、シャフト本体と、該シャフト本体に連設される弾性部材とを備えて構成し、上記デッキに固定され弾性部材の下端側を保持する一方保持部を有したベースを設け、上記シャフト本体の下端に上記弾性部材の上端側を保持する他方保持部を設け、上記ベースを上記デッキに対して着脱可能にするとともに、上記弾性部材の下端側を上記ベースの一方保持部に対して着脱可能にしたことを特徴とする請求項5記載の走行ボード用シャフト装置。
- 上記弾性部材の下端側に係合部を設け、上記ベースの一方保持部に上記係合部が係合する被係合部を設け、上記係合部と被係合部との係合を解除可能にロックするロック部材を設けたことを特徴とする請求項9記載の走行ボード用シャフト装置。
- 上記シャフトを伸縮可能にしたことを特徴とする請求項1乃至10何れかに記載の走行ボード用シャフト装置。
- 上記請求項1乃至11何れかに記載の走行ボード用シャフト装置が装着されたことを特徴とする走行ボード。
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2013
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