JP2014147216A - システム制御装置、電力供給を制御する方法、電力供給システムによる制御内容を表示する方法、および、プログラム - Google Patents

システム制御装置、電力供給を制御する方法、電力供給システムによる制御内容を表示する方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】負荷における商用電源からの電力供給のピーク値をより確実に抑える技術を提供すること。
【解決手段】コントローラ100は、第1の期間における消費電力量の予測値の目標値を超える部分の総量が、蓄電池300の放電量以下となるように、目標値を算出する。そして、コントローラ100は、負荷600の消費電量量を計測しながら、目標値に基づいて、蓄電池300の放電を制御する。
【選択図】図1

Description

本開示は、電力供給の制御に関し、特に、負荷に対して商用電源および充電池から電力を供給する電力供給システムにおける電力供給の制御に関する。
一般的に、電気料金は、基本料金と消費電力量に応じた料金とによって構成される。或る期間の基本料金は、たとえば、当該或る期間における消費電力量のピーク値(最大値)に基づいて決定される。
上記基本料金を抑えるために、消費電力量のピーク値を抑えるための技術が提案されている。たとえば、特許文献(特開2006−158146号公報)は、段落0019において、電力用供給管理システムにおいて予測デマンドが契約レベルを超えると予測される場合に、予め定められた負荷を抑制する制御を行う技術を開示している。
特開2006−158146号公報
しかしながら、電力の供給先によっては、負荷の抑制が困難な場合も考えられる。
本開示の目的は、負荷における商用電源からの電力供給のピーク値をより確実に抑える技術を提供することである。
ある局面に従うと、負荷に対して、第1の電源および第2の電源から電力を供給する電力供給システムを制御するためのシステム制御装置が提供される。システム制御装置は、第1の期間において第1の期間より短い第2の期間ごとに負荷によって消費されることが予測される第1の電力量を保持するメモリと、第1の期間に第2の電源によって供給されることが予定されている第2の電力量とメモリに保持された第1の電力量とに基づいて、負荷によって第2の期間ごとに消費される電力量に対する目標値を算出するプロセッサとを備える。プロセッサは、第1の期間における第1の電力量の目標値を超える部分の総量が第2の電力量以下となるように、目標値を算出し、目標値に基づいて第2の電源の放電を制御するように構成されている。
好ましくは、システム制御装置は、第2の期間ごとに第1の電源から負荷へ供給された第3の電力量を、負荷に放電がなされた期間と負荷に放電がなされていない期間とが異なる態様で出力されるように出力するためのインターフェースをさらに備える。
好ましくは、プロセッサは、第2の電源の充電および放電の電力量の時間変化を出力装置に出力するように構成されている。
好ましくは、プロセッサは、第3の電力量が目標値に対して予め定められた値に到達した場合に、当該第2の期間の次の第2の期間に第2の電源に放電させるように構成されている。
好ましくは、プロセッサは、第2の期間における第2の電源の放電量が、当該第2の期間における目標値と第1の電力量との差と等しくなるように、第2の電源の放電を制御するように構成されている。
他の局面に従うと、負荷に対して、第1の電源および第2の電源からの電力の供給を制御するコンピュータによって実行される、電力供給を制御する方法が提供される。当該方法は、コンピュータのプロセッサが、第1の期間において第1の期間より短い第2の期間ごとに負荷によって消費されることが予測される第1の電力量をコンピュータのメモリにロードすることと、プロセッサが、第1の期間に第2の電源によって供給されることが予定されている第2の電力量と第1の電力量とに基づいて、負荷によって第2の期間ごとに消費される電力量に対する目標値を算出することと、プロセッサが、目標値に基づいて第2の電源の放電を制御することとを備える。目標値を算出することは、第1の期間における各第1の電力量の目標値を超える部分の総量が、第2の電力量以下となるように、目標値を算出することを含む。
さらに他の局面に従うと、第1の電源および第2の電源から負荷に対して電力を供給する電力供給システムによる制御内容を表示装置に表示する方法が提供される。当該方法は、電力供給システムのプロセッサが、第1の期間において第1の期間より短い第2の期間ごとに負荷によって消費されることが予測される第1の電力量を算出し、第1の電力量を表示装置に表示することと、プロセッサが、第1の期間における第1の電力量の目標値を超える部分の総量が第2の電源に充電されている第2の電力量以下となるように目標値を算出することと、プロセッサが、目標値を表示装置に表示し、目標値に基づいて第2の電源の放電を制御することと、プロセッサが、第2の期間ごとに第1の電源から負荷へ供給された第3の電力量を、第2の電源から負荷へ放電がなされた期間と第2の電源から負荷へ放電がなされていない期間とを異なる態様で表示することとを備える。
さらに他の局面に従うと、コンピュータに、上記方法を実行させるためのプログラムが提供される。
電力供給システムの構成の一例を示す図である。 コントローラ100のハードウェア構成を模式的に示す図である。 コントローラ100の少なくとも一部の機能の構成を示す図である。 需要予測取得部51の機能を説明するための図である。 「基本量」と「季節変動量」と「生産による変動量」とを利用した予測消費量の算出の一具体例を説明するための図である。 コントローラ100によって、電力供給システムを制御するために、第1の期間ごとに実行される処理のフローチャートである。 モニタ150において表示される情報の一例を示す図である。 モニタ150において表示される情報の一例を示す図である。 モニタ150において表示される情報の一例を示す図である。 モニタ150において表示される情報の一例を示す図である。 モニタ150において表示される情報の一例を示す図である。 モニタ150において表示される情報の一例を示す図である。 比較例による電力供給システムの挙動の一例を示す図である。
以下、電力供給システムの制御装置の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。同一の構成要素には各図において同一の符号を付し、詳細な説明は繰返さない。
[電力供給システムの構成]
図1を参照して、本実施の形態の電力供給システムの構成を説明する。図1は、電力供給システムの構成の一例を示す図である。図1において、要素間を結ぶ線のうち、細線は計測結果または予測情報の流れを示し、太線は電力の流れを示し、そして、破線は制御情報の流れを示す。
図1に示された電力供給システムは、工場等の負荷600に電力を供給するためのシステムである。負荷600は、たとえば、製品の生産工場において電力を使用する複数の設備を含む。電力供給システムは、負荷600への電力の供給を制御する。
電力供給システムのコントローラ100は、第1の期間(たとえば、「1日」)ごとに、当該第1の期間における第2の期間(たとえば、「30分」)ごとの負荷600における消費電力量を予測する。本明細書において、第2の期間ごとの消費電力量の予測値は、「予測消費量」とも呼ばれ、「第1の電力量」に相当する。そして、コントローラ100は、各第2の期間について予測された消費電力量に基づいて、第2の期間ごとの商用電源から供給される電力の消費量のピークの値がより低く抑えられるように、蓄電池300の放電の態様を制御する。なお、蓄電池の最大容量は、「第2の電力量」に相当する。
より具体的には、コントローラ100は、蓄電池300の放電の制御に利用する「目標値」を導出する。そして、負荷600によって消費される電力が商用電源と蓄電池300とによって賄われる場合、コントローラ100は、商用電源から供給される電力の使用量が目標値以下となるように、蓄電池300を負荷600に対して放電させる。「目標値」は、第2の期間ごとの負荷600による消費電力量についての指標である。コントローラ100は、第1の期間における、各第2の期間の予測消費量において当該目標値を上回る量の総量が、蓄電池300が第1の期間に放電できる電力量以下となるように、「目標値」を設定する。目標値Wtは、たとえば以下の式(1)〜式(3)の条件を満たすように設定される。式(1)〜式(3)において、予測消費量Wnは、第1の期間におけるn番目の第2の期間の予測消費量である。関数Fnは、予測消費量Wnと目標値Wtの関数である。関数Fnは、上記nの関数である。電力量Wbは、第1の期間に蓄電池300が放電できる電力量である。なお、関数Fnは、第2の期間ごとの、負荷600の予測消費量の、目標値を超える部分に相当する。式(3)で示されるように、Wn−Wtが負である場合、つまり、予測消費量が目標値に満たない場合、関数Fnの値は0である。定数Aは、0より大きく1以下の予め定められた値である。電力供給システムの管理者は、システムの管理方針に応じて、定数Aの値を設定できる。定数Aの値が「1」に設定された場合、第1の期間に蓄電池300が放電可能な電力量は、第1の期間に予測消費量のうち目標値を上回る部分の総量に等しくなる。
Figure 2014147216
式(1)において、変数Nは、第1の期間に含まれる第2の期間の数である。たとえば、第1の期間が「1日」であり、第2の期間が「30分」である場合、変数Nは「48」である。
なお、負荷600によって消費される電力が商用電源と太陽電池210と蓄電池300とによって賄われる場合、目標値Wtは、以下の式(4)〜式(6)に従って導出される。式(4)〜式(6)において、第1の期間におけるm番目の第2の期間の予測消費量がWmで表され、予測消費量と目標値の差についてのmの関数がFmで表され、第1の期間に蓄電池300が放電できる電力量がWbで表され、各第2の期間に太陽電池210において生成されることが予測される電力量がWsで表される。
Figure 2014147216
式(6)で示されるように、Wn−Ws−Wtが負である場合、つまり、予測消費量から太陽電池210によって生成される電力量を差し引いたものが目標値に満たない場合、関数Fnの値は0である。
蓄電池300が第1の期間内に放電できる電力量は、蓄電池300の蓄電の能力や態様によって決定される。コントローラ100は、予測された消費電力量の多い第2の期間ほど蓄電池300の放電の電力量が多くなるように、第1の期間内に放電できる電力量を配分する。蓄電池300が放電する電力量の配分の態様については、図6等を参照して後述する。
本実施の形態では、電源として、商用電源、太陽電池210、および、蓄電池300が例示される。商用電源および太陽電池210は、第1の電源を構成する。蓄電池300は、第2の電源を構成する。
パワーコントローラ200は、太陽電池210において生成される電力を、蓄電池300に蓄積する。パワーコントローラ200は、また、太陽電池210において生成される電力を、分電盤400を介して負荷600へ送る。高圧受電設備500は、商用電源から供給される電力を、分電盤400を介して負荷600および蓄電池300へ送る。
図1に示された電力供給システムは、電力計410〜440を含む。電力計410は、商用電源から負荷600および蓄電池300へ供給された電力量を計測する。電力計420は、負荷600へ供給された電力量を計測する。電力計430は、蓄電池300の放電量を計測する。電力計440は、太陽電池210から負荷600に供給された電力量を計測する。
コントローラ100は、蓄電池300の蓄電/放電を制御する。コントローラ100は、センサ710およびセンサ720に接続されている。センサ710は、負荷600が設置された場所等の温度および湿度を計測する。センサ720は、太陽電池210が設置された場所等の照度を計測する。コントローラ100は、センサ710およびセンサ720の計測結果を取得する。コントローラ100は、さらに、負荷600が設置された場所等の温度および湿度の予測情報、および/または、太陽電池210が設置された場所等の照度の予測情報を、外部サーバ800から取得し得る。
[コントローラ100のハードウェア構成]
図2に示されるように、コントローラ100のハードウェア構成を説明する。図2は、コントローラ100のハードウェア構成を模式的に示す図である。コントローラ100は、出力装置の一例であるモニタ150に接続されている。
図2を参照して、コントローラ100は、CPU(Central Processing Unit)10と、ROM(Read Only Memory)11と、RAM(Random Access Memory)12と、蓄電池インターフェース13と、表示インターフェース14と、操作部15と、記憶装置16と、メディアコントローラ17と、通信装置18とを含む。
CPU10は、コントローラ100の動作を制御するために、特定のプログラムを実行する演算装置の一例である。ROM11は、CPU10によって実行されるプログラムなどを記憶する。RAM12は、CPU10がプログラムを実行する際の作業領域であり、CPU10による演算結果を少なくとも一時的に保持する。蓄電池インターフェース13は、コントローラ100と蓄電池300との間の通信のためのインターフェースである。表示インターフェース14は、コントローラ100とモニタ150との間の通信のためのインターフェースである。コントローラ100は、モニタ150に対して、画像データを送信する。操作部15は、キーボードやマウスなどの入力インターフェースである。記憶装置16は、CPU10によって実行されるプログラム等を格納する。
メディアコントローラ17は、コントローラ100とコントローラ100に対して着脱可能な記憶媒体900との間のインターフェースである。CPU10は、記憶媒体900に格納されたプログラムを実行し得る。記憶媒体900は、たとえば、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にプログラムを格納する媒体であり得る。CPU10は、ネットワーク上の記憶装置に格納されたプログラムを実行する場合がある。また、CPU10は、ネットワークからコントローラ100にダウンロードされたプログラムを実行する場合も有り得る。
[コントローラ100の機能構成]
図3を参照して、コントローラ100の機能構成を説明する。図3は、コントローラ100の少なくとも一部の機能の構成を示す図である。コントローラ100は、需要予測取得部51と、目標値算出部52と、放電制御部53と、表示情報出力部54とを含む。需要予測取得部51と、目標値算出部52と、放電制御部53と、表示情報出力部54とは、たとえば、CPU10が特定のプログラムを実行することによって、実現される。
需要予測取得部51は、第1の期間(たとえば、「1日」)ごとの、負荷600において消費されることが予測される電力量(以下、「予測消費量」ともいう)を算出する。需要予測取得部51は、たとえば、第1の期間における、第2の期間(たとえば、「30分」)ごとの予測消費量を算出する。本実施の形態の電力供給システムでは、予測消費量の算出のための情報が、記憶装置16等の、CPU10がアクセス可能な記憶装置に格納されている。予測消費量の算出のための情報は、たとえば、負荷600における過去の消費電力量の履歴(図3中の「消費電力」)、過去の気温および/または湿度の履歴(図3中の「気温・湿度」)、予測対象の第2の期間に対する気温および/または湿度の予測情報(図3中の「気温・湿度予測」)、ならびに、負荷600における製品の生産計画(図3中の「生産情報」)を含む。需要予測取得部51は、上記履歴から、たとえば、予測の対象となる第2の期間と同じまたは近い条件(日付、曜日、行事、等)に関連付けられた履歴を選択して、予測消費量の算出に利用する。
図4を参照して、予測消費量の算出方法を説明する。図4は、需要予測取得部51の機能を説明するための図である。需要予測取得部51は、図3中の「消費電力」「気温・湿度」「生産情報」の履歴を格納する履歴記憶部61を含む。履歴記憶部61は、記憶装置16(図2)であっても良いし、記憶媒体900(図2)であっても良いし、CPU10(図2)がネットワークを介してアクセス可能な記憶装置であっても良い。
また、需要予測取得部51は、基本消費演算部62と、季節変動演算部63と、生産変動演算部64と、消費量演算部65とを含む。基本消費演算部62が「基本量」を算出し、季節変動演算部63が「季節変動量」を算出し、生産変動演算部64が「生産による変動量」を算出する。消費量演算部65は、算出された「基本量」と「季節変動量」と「生産による変動量」を組み合わせることにより、予測消費量を算出する。以下、予測消費量の算出方法をより具体的に説明する。
基本消費演算部62は、「消費電力」で示される履歴に基づいて、「基本量」を算出する。「基本量」は、負荷600が第2の期間ごとに最低限消費することが予測される電力量に相当する。基本消費演算部62は、たとえば、履歴記憶部61から、負荷600の消費電力量の履歴を第1の期間ごとに区分けし、各第1の期間の履歴をさらに第2の期間ごとに区分けし、各第1の期間での第2の期間ごとの消費電力量の最低値を取得し、当該最低値の平均を算出することによって、「基本量」を算出する。
季節変動演算部63は、「気温・湿度」で示される履歴に基づいて、「季節変動量」を算出する。「季節変動量」は、時期的な要因に基づく、負荷600の消費電力量の変動量に相当する。季節変動演算部63は、たとえば、次のように「季節変動量」を算出する。まず、季節変動演算部63は、履歴記憶部61から、予測の対象となる第1の期間と同じまたは近い条件(日付、曜日、行事、等)に関連付けられた消費電力量の履歴を取得する。取得される履歴は、1つであっても良いし、複数であっても良い。複数の履歴を取得した場合、季節変動演算部63は、第2の期間ごとに、消費電力量の履歴の平均を算出する。そして、季節変動演算部63は、第2の期間ごとに、消費電力量の履歴(の平均)と、基本消費演算部62によって算出された最低値の平均との差を算出する。ここで算出される、第2の期間ごとの履歴(の平均)と最低値の平均との差が、「季節変動量」である。
生産変動演算部64は、「生産情報」で示される履歴に基づいて、「生産による変動量」を算出する。「生産による変動量」は、負荷600における製品の生産数の変動によって影響を生じる消費電力量の変動量に相当する。履歴記憶部61には、負荷600の第1の期間ごとの消費電力量の履歴が、予め区分された製品の生産数の実績のそれぞれに関連付けられて記憶されている。生産変動演算部64は、予測対象の第1の期間に予定されている製品の生産数を取得し、また、当該取得した生産数に関連付けられて記憶されている消費電力量を取得する。そして、生産変動演算部64は、取得した消費電力量と、基本消費演算部62によって算出された「基本量」との差を算出することにより、「生産による変動量」を算出する。
消費量演算部65は、たとえば、基本消費演算部62による「基本量」と、季節変動演算部63による「季節変動量」と、生産変動演算部64による「生産による変動量」とを足し合わせることにより、予測消費量を算出する。
そこで、図5を参照して、予測消費量の算出の一具体例を説明する。図5は、「基本量」と「季節変動量」と「生産による変動量」とを利用した予測消費量の算出の一具体例を説明するための図である。この具体例では、第1の期間の一例として「1日」が採用され、第2の期間の一例として「30分」が採用されている。
図5において、横軸は予測対象となる日における時刻を示し、縦軸は電力量を示す。図5の線L0は、基本消費演算部62によって算出される「基本量」を示す。上記したように、「基本量」は第1の期間に含まれる全ての第2の期間において一定である。このことは、図5の全域において、線L0によって示される値が一定であることによっても理解される。
線L1は、上記「基本量」に、夏の期間に含まれるある一日の「季節変動量」を加えた電力量を示す。また、線L2,L3は、上記「基本量」に、春または秋,冬のそれぞれの期間に含まれるある一日の「季節変動量」を加えた電力量を示す。「季節変動量」は、第1の期間内の第2の期間ごとに算出される。このことは、図5において、30分ごとに、線L1〜L3によって示される値が変化することによっても理解される。この具体例では、冬の期間に含まれるある一日の予測消費量を算出する。このことから、線L1〜L3のうち、線L3が採用される。
線LPは、線L3と上記「生産による変動量」とを組み合わせることによって得られる電力量を示す。この具体例では、「生産による変動量」は負の値である。したがって、線LPは、線L3よりも全体的に低い値を示す。また、「生産による変動量」は、第1の期間内の第2の期間ごとに算出される。この要因の一つとしては、生産数の変動が消費電力量に与える影響が、負荷600が稼働する時間帯と稼働しない時間帯とで異なることが挙げられる。
以上説明した線LPが、予測消費量である。需要予測取得部51(図3,図4)は、消費量演算部65(図4)によって導出される線LPを、予測消費量として、目標値算出部52に出力する。
次に、図3を参照して、目標値算出部52(図3)による目標値の算出について説明する。目標値算出部52は、需要予測取得部51から、上記のように算出された第2の期間ごとの予測消費量を取得する。また、目標値算出部52は、予測対象となる第1の期間に利用可能な蓄電池300の蓄電量を取得する。蓄電池300の蓄電量は、たとえば、蓄電池300が蓄電(放電)できる最大の電力量である。また、目標値算出部52は、予測対象となる第1の期間における第2の期間ごとの太陽電池210の発電量の予測に必要な情報を取得する。
太陽電池210の発電量の予測に必要な情報は、たとえば、太陽電池210の発電履歴(図3の「発電電力」)、センサ720によって計測される照度(図3の「照度」)、および/または、予測対象となる第1の期間における太陽電池210の設置場所についての照度の予測情報(図3の「照度予測」)を含む。発電履歴は、たとえば、記憶装置16等に予め格納されている、太陽電池210の過去の発電量の履歴のうち、予測対象となる第1の期間と同じまたは近い条件(日付、曜日、行事、等)に関連付けられた履歴を含む。
式(1)〜式(3)を用いて説明されたように、コントローラ100(目標値算出部52)は、関数Fnと第1の期間に蓄電池300が放電できる電力量Wbとを利用して、目標値Wtを求めることができる。また、コントローラ100(目標値算出部52)は、式(4)〜式(6)を用いて説明されたように、関数Fmと第1の期間に蓄電池300が放電できる電力量Wbとを利用して、目標値Wtを求めることができる。
目標値算出部52は、上記のように取得した情報を式(1)〜式(3)または式(4)〜式(6)に適用することによって、目標値を算出する。
次に、放電制御部53による蓄電池300の放電の制御について説明する。放電制御部53は、ある第2の期間の負荷600の消費電力量に基づいて、次の第2の期間の蓄電池300の放電量を決定する。より具体的には、放電制御部53は、目標値算出部52から目標値を取得し、また、第2の期間ごとの実際の負荷600の消費電力量(「第3の電力量」)を取得し、そして、当該消費電力量が目標値を越えたか否かを判断する。放電制御部53は、消費電力量が目標値を越えていないと判断すると、次の第2の期間では、蓄電池300の放電を停止させる。蓄電池300が放電を行っていない場合には、放電制御部53は、その状態を維持する。一方、放電制御部53は、消費電力量が目標値を越えたと判断すると、次の第2の期間に、当該「次の第2の期間」についての予測消費量と目標値のと差を算出することによって取得される電力量だけ、蓄電池300を放電させる。
需要予測取得部51と目標値算出部52と放電制御部53の機能をまとめると、コントローラ100によって実行される処理の内容は、図6を参照して、以下のように説明される。図6は、コントローラ100によって、電力供給システムを制御するために、第1の期間ごとに実行される処理のフローチャートである。
図6を参照して、ステップS10で、需要予測取得部51は、第1の期間についての、第2の期間ごとの予測消費量を算出する。次に、ステップS20で、目標値算出部52は、第1の期間についての目標値を算出する。次に、ステップS30で、放電制御部53が、ステップS20で算出された目標値を利用して、蓄電池300の放電を制御する。
図3に戻って、表示情報出力部54の機能を説明する。表示情報出力部54は、需要予測取得部51が算出した予測消費量および/または目標値算出部52が算出した目標値を、モニタ150に表示させる。図7は、モニタ150において表示される情報の一例を示す図である。この例では、第1の期間の一例として「1日」が採用される。第2の期間の一例として「30分」が採用される。
図7には、情報910と情報920が示されている。情報910は、る日の電力供給システムの挙動を表す。情報920は、情報910が対応する日の次の日の電力供給システムの挙動を表す。モニタ150には、一日分ずつ挙動が表示されても良いし、複数日分の挙動が同時に示されても良い。
情報910は、負荷600の電力消費についての情報911と、蓄電池300の充電/放電についての情報912とを含む。情報911のグラフにおいて、縦軸は電力量を示し、横軸は時刻を示す。情報911は、予測消費量を示す線911Aと、目標値を示す線911Bを含む。領域911Cは、線911Aで示される予測消費量のうち、目標値を越える部分を示す。情報911では、第2の期間ごとの実際の負荷600の消費電力量が、棒グラフで示されている。
情報912のグラフにおいて、縦軸は充電/放電の電力量を示し、横軸は時刻を示す。充電の電力量は、正の値で示される。放電の電力量は、負の値で示される。情報912から理解されるように、蓄電池300は、領域912Bで示される時間帯に充電される。次に、蓄電池300は、領域912Aで示される時間帯に放電する。次に、蓄電池300は、領域912Cで示される時間帯に充電される。領域912Aで示される蓄電池300の放電の時間帯は、情報911において予測消費量が目標値を越えた時間帯(領域911C)に対応している。
情報920は、情報910と同様に、負荷600の電力消費についての情報921と、蓄電池300の充電/放電についての情報922とを含む。情報921は、予測消費量を示す線921Aと、目標値を示す線921Bを含む。領域921Cは、線921Aで示される予測消費量のうち、目標値を越える部分を示す。情報921では、第2の期間ごとの実際の負荷600の消費電力量が、棒グラフで示されている。
情報922から理解されるように、蓄電池300は、領域922Bで示される時間帯に充電される。次に、蓄電池300は、領域922Aで示される時間帯に放電する。次に、蓄電池300は、領域922Cで示される時間帯に充電される。領域922Aで示される蓄電池300の放電の時間帯は、情報921において予測消費量が目標値を越えた時間帯(領域921C)に対応している。
蓄電池300が日中放電する電力は、夜間に充電された電力である。つまり、領域912Cと領域922Bで示された時間帯の充電による電力量は、領域922Aで示された時間帯の電力量に対応する。
情報911と情報921では、蓄電池300の放電が行われている時間帯の負荷600の消費電力量は、他の時間帯の消費電力量とは異なる色で表示される。また、本実施の形態の電力供給システムでは、全ての時間帯において負荷600の消費電力量が目標値以下に抑えられる。このことは、情報911と情報921では、棒グラフの値が線911B,921Bで示される値以下に抑えられることから理解される。これにより、電力供給システムの管理者は、蓄電池300の放電により、負荷600の消費電力量のピークが目標値以下に抑えられることを理解できる。
[画面表示の遷移]
図8〜図12を参照して、第1の期間におけるモニタ150の表示内容の遷移の一例を説明する。
コントローラ100は、まず予測値を算出する。当該予測値を利用して、コントローラ100は、図8に示されるように、モニタ150に予測値を示す線921Aを表示する。
次に、コントローラ100は、目標値を算出する。当該目標値を利用して、コントローラ100は、図9に示されるように、モニタ150に目標値を示す線921Bを表示する。
そして、コントローラ100は、蓄電池300の充電/放電の制御を開始する。また、コントローラ100は、負荷600における消費電力量を監視する。そして、コントローラ100は、蓄電池300の充電量または放電量、および、負荷600の消費電力量の計測結果を、逐次、モニタ150に表示させる。これにより、モニタ150における表示態様は、図10、図11、図12の順に、コントローラ100が計測結果を取得したことに応じて更新される。なお、コントローラ100は、蓄電池300が放電する時間帯の消費電力量を、他の時間帯の消費電力量とは異なる態様で表示する。これにより、図12の値931Xから値931Yで示される時間帯の消費電力量は、他の時間帯の消費電力量と異なる態様で表示される。また、コントローラ100は、領域922Aと領域922B,922Cを異なる態様で表示させることにより、蓄電池300の放電量と充電量を異なる態様で表示させている。「異なる態様」とは、たとえば、互いに色が異なる態様、互いに模様が異なる態様、もしくは、一方が点滅し他方が継続して点灯する態様、または、これらの態様を組み合わされた態様である。
[比較例]
図13は、比較例による電力供給システムの挙動の一例を示す図である。当該比較例では、蓄電池300の放電は、負荷600の予測消費量が利用されることなく、タイマ制御される。図13に示された挙動をより具体的に説明する。
図13には、図7と同様に、情報980と情報990が示されている。情報980は、ある日の電力供給システムの挙動を表す。情報990は、情報980が対応する日の次の日の電力供給システムの挙動を表す。情報980は、負荷600の電力消費についての情報981と、蓄電池300の充電/放電についての情報982とを含む。
情報981において、線981Bは、仮想的な目標値を示す。なお、比較例では、本実施の形態の目標値に相当する値は、制御に利用されない。情報982において、領域982Aは、蓄電池300の放電の時間帯(時刻T11から時刻T12)を示す。領域982B,982Cは、蓄電池300の充電の時間帯を示す。
情報991において、線991Bは、仮想的な目標値を示す。上記したように、比較例では、本実施の形態の目標値に相当する値は、制御に利用されない。情報992において、領域992Aは、蓄電池300の放電の時間帯(時刻T21から時刻T22)を示す。領域992B,992Cは、蓄電池300の充電の時間帯を示す。情報982と情報992は、連続した2日分の情報である。このため、領域992Aで示される電力量は、領域982Aで示される充電量と領域992Bで示される充電量の和に相当する。
情報981から理解されるように、蓄電池300の放電は、消費電力量が線981Bを越える時間帯が終了する前に、終了している。このため、値P1で示されるように、一部の時間帯で負荷600の消費電力量が線981Bを越えている。
また、情報991でも、蓄電池300の放電は、負荷600の消費電力量が線991Bを越える時間帯が終了する前に、終了している。このため、値P2で示されるように、一部の時間帯で消費電力量が線991Bを越えている。
本実施の形態のコントローラ100は、予測消費量と放電が可能な電力量とに基づいて、消費電力量についての目標値を算出している。これにより、蓄電池300の放電によって維持できる、適切な目標値が設定される。一方、比較例では、このような目標値が設定されない。このため、情報981および情報991から理解されるように、比較例は、消費電力量を維持する目標を設定できず、消費電力量のピークシフトに失敗している。
[変形例]
コントローラ100は、蓄電池300が放電することができる電力量の全部ではなく、当該電力量の一部を消費電力量が目標値を越える時間帯に分配するように、目標値を算出しても良い。これにより、蓄電池300の放電量には余裕ができる。したがって、予測できなかった事情により負荷600の消費電力量が上昇した場合でも、当該蓄電池300の放電量の余裕分を充填することにより、消費電力量のピークをより確実に抑えることができる。
この場合、コントローラ100は、たとえば、上記のように目標値を算出した後、当該目標値に対して係数(たとえば「0.8」)を掛けることにより制限値を算出する。そして、コントローラ100は、蓄電池300の放電制御の際に、実際の消費電力量が当該制限値を超えたことを条件として、次の第2の期間に、予測消費量と制限値の差分の電力量だけ蓄電池300に放電させる。
上記係数は、負荷600の挙動に応じて設定されても良い。たとえば、コントローラ100は、記憶装置16等に、負荷600の消費電力量と予測消費量との履歴を蓄積する。そして、消費電力量と予測消費量との差が大きいほど、係数が小さくなるように、つまり、蓄電池300の放電量の余裕分が多くなるように、上記係数を設定する。
今回開示された各実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 蓄電池インターフェース、14 表示インターフェース、15 操作部、16 記憶装置、17 メディアコントローラ、18 通信装置、51 需要予測取得部、52 目標値算出部、53 放電制御部、54 表示情報出力部、61 履歴記憶部、62 基本消費演算部、63 季節変動演算部、64 生産変動演算部、65 消費量演算部、100 コントローラ、150 モニタ、200 パワーコントローラ、210 太陽電池、300 蓄電池、400 分電盤、410〜440 電力計、500 高圧受電設備、600 負荷、710,720 センサ。

Claims (8)

  1. 負荷に対して、第1の電源および第2の電源から電力を供給する電力供給システムを制御するための装置であって、
    第1の期間において前記第1の期間より短い第2の期間ごとに前記負荷によって消費されることが予測される第1の電力量を保持するメモリと、
    前記第1の期間に前記第2の電源によって供給されることが予定されている第2の電力量と前記メモリに保持された前記第1の電力量とに基づいて、前記負荷によって前記第2の期間ごとに消費される電力量に対する目標値を算出するプロセッサとを備え、
    前記プロセッサは、
    前記第1の期間における前記第1の電力量の前記目標値を超える部分の総量が前記第2の電力量以下となるように、前記目標値を算出し、
    前記目標値に基づいて前記第2の電源の放電を制御するように構成されている、システム制御装置。
  2. 前記第2の期間ごとに前記第1の電源から前記負荷へ供給された第3の電力量を、前記負荷に放電がなされた期間と前記負荷に放電がなされていない期間とが異なる態様で出力されるように出力するためのインターフェースをさらに備える、請求項1に記載のシステム制御装置。
  3. 前記プロセッサは、前記第2の電源の充電および放電の電力量の時間変化を前記出力装置に出力するように構成されている、請求項2に記載のシステム制御装置。
  4. 前記プロセッサは、前記第3の電力量が前記目標値に対して予め定められた値に到達した場合に、当該第2の期間の次の前記第2の期間に前記第2の電源に放電させるように構成されている、請求項2または請求項3に記載のシステム制御装置。
  5. 前記プロセッサは、前記第2の期間における前記第2の電源の放電量が、当該第2の期間における前記目標値と前記第1の電力量との差と等しくなるように、前記第2の電源の放電を制御するように構成されている、請求項4に記載のシステム制御装置。
  6. 負荷に対して、第1の電源および第2の電源からの電力の供給を制御するコンピュータによって実行される、電力供給を制御する方法であって、
    前記コンピュータのプロセッサが、第1の期間において前記第1の期間より短い第2の期間ごとに前記負荷によって消費されることが予測される第1の電力量を前記コンピュータのメモリにロードすることと、
    前記プロセッサが、前記第1の期間に前記第2の電源によって供給されることが予定されている第2の電力量と前記第1の電力量とに基づいて、前記負荷によって前記第2の期間ごとに消費される電力量に対する目標値を算出することと、
    前記プロセッサが、前記目標値に基づいて前記第2の電源の放電を制御することとを備え、
    前記目標値を算出することは、前記第1の期間における前記第1の電力量の前記目標値を超える部分の総量が、前記第2の電力量以下となるように、前記目標値を算出することを含む、方法。
  7. 第1の電源および第2の電源から負荷に対して電力を供給する電力供給システムによる制御内容を表示装置に表示する方法であって、
    前記電力供給システムのプロセッサが、第1の期間において前記第1の期間より短い第2の期間ごとに前記負荷によって消費されることが予測される第1の電力量を算出し、前記第1の電力量を前記表示装置に表示することと、
    前記プロセッサが、第1の期間における前記第1の電力量の目標値を超える部分の総量が前記第2の電源に充電されている第2の電力量以下となるように前記目標値を算出し、前記目標値を前記表示装置に表示することと、
    前記プロセッサが、前記目標値に基づいて前記第2の電源の放電を制御することと、
    前記プロセッサが、前記第2の期間ごとに前記第1の電源から前記負荷へ供給された第3の電力量を、前記第2の電源から前記負荷へ放電がなされた期間と前記第2の電源から前記負荷へ放電がなされていない期間とを異なる態様で表示することとを備える、方法。
  8. コンピュータに、請求項6または請求項7に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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