JP2012010432A - 電力平準化制御装置、電力平準化制御方法及び電力平準化制御プログラム - Google Patents

電力平準化制御装置、電力平準化制御方法及び電力平準化制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電力平準化において、確率に基づいたマージンを含んだ閾値を設定することを目的とする。
【解決手段】記憶手段と、理想閾値算出手段と、統計分布算出手段と、正規分布モデル化手段と、設定閾値算出手段と、を備える。記憶手段は、例えばデータベースなどであり、消費電力データを記憶する。理想閾値算出手段は、消費電力データを基に、所定の周期毎に電力平準化を行うことが可能な理想閾値を算出する。統計分布算出手段は、一定期間内における理想閾値の統計分布を算出する。正規分布モデル化手段は、理想閾値の統計分布を正規分布でモデル化する。設定閾値算出手段は、モデル化された正規分布を基に、予め決められた所定の確率に応じて、電力平準化を行う平準化装置の設定閾値を算出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電力平準化を行う電力平準化制御装置、電力平準化制御方法及び電力平準化制御プログラムに関する。
一般に消費電力は日中に増加し、夜間に減少する。電気料金は系統電源の消費電力のピークに比例する。そのため、日中の系統電源の消費電力のピークを抑制すべく、一日を通して系統電源の消費電力を均一にする電力平準化を行うことが提案されている。例えば、夜間に充電された蓄電装置を用いて、日中の消費電力の一部をその蓄電装置から供給すれば、一日の系統電源の総消費電力を減少させなくとも電力平準化が可能である(特許文献1)。電力平準化によってピーク電力が抑制されれば、電気料金を削減できるだけでなく、配電設備規模の縮小、夜間電力利用率向上によるCO排出量の削減なども可能になる。
特開2001−258176号公報
ところで、電力平準化の具体的な方法としては、負荷の消費電力が閾値よりも大きくなった場合に、大きくなった分の電力を蓄電装置より放電し、負荷の消費電力が閾値よりも小さくなった場合に、小さくなった分の電力を蓄電装置に充電する方法が挙げられる。
ここで、閾値は、蓄電装置の容量と予測される消費電力パターンとに応じて事前に設定される。実際の消費電力パターンが完全に予測と一致する場合には、予測消費電力パターンに対し最適となる閾値を用いることで、電力平準化の適切な運用を行うことができる。
しかしながら、完全な予測は困難であり、負荷の消費電力の予測値と実測値との間にはずれが生じる。負荷の消費電力の実測値が予測値を超えた場合には、電力切れが生じて平準化が不可能となり、系統電源の消費電力が跳ね上がってしまう可能性がある。そこで、電力切れを防ぐために、ある程度のマージンを取って閾値を設定する方法が考えられる。これによれば、後で閾値を調整する方法と比較して、結果として閾値を低く抑えられるものの、マージンを含んだ閾値を算出する具体的な方法については知られていない。
開示の装置は、消費電力データを記憶する記憶手段と、前記消費電力データを基に、所定の周期毎の電力平準化を行うことが可能な理想閾値を算出する理想閾値算出手段と、一定期間内における前記理想閾値の統計分布を算出する統計分布算出手段と、前記理想閾値の統計分布を正規分布でモデル化する正規分布モデル化手段と、モデル化された前記正規分布を基に、予め決められた所定の確率に応じて、電力平準化を行う平準化装置の設定閾値を算出する設定閾値算出手段と、を備える。
開示の装置は、記憶手段と、理想閾値算出手段と、統計分布算出手段と、正規分布モデル化手段と、設定閾値算出手段と、を備える。記憶手段は、例えばデータベースなどであり、消費電力データを記憶する。理想閾値算出手段は、消費電力データを基に、所定の周期毎に、即ち、平準化周期毎に電力平準化を行うことが可能な理想閾値を算出する。統計分布算出手段は、一定期間内における理想閾値の統計分布を算出する。正規分布モデル化手段は、理想閾値の統計分布を正規分布でモデル化する。設定閾値算出手段は、モデル化された正規分布を基に、予め決められた所定の確率に応じて、電力平準化を行う平準化装置の設定閾値を算出する。
開示の装置によれば、電力平準化において、確率に基づいたマージンを含んだ閾値を設定することができる、即ち、蓄電装置の電力切れが生じてしまう確率を定量的に設定した所望の超過確率に応じて、閾値を設定することができる。
実施形態に係る電力供給システムの装置構成の一例を示すブロック図である。 電力平準化の概念を示す模式図である。 実施形態に係る閾値設定装置の装置構成の一例を示すブロック図である。 設定閾値算出方法を説明するための模式図の一例である。 理想閾値のデータの分布図の一例である。 1年間の理想閾値の統計分布を示すグラフの一例である。 設定閾値のグラフの一例である。 設定閾値算出方法を示すフローチャートである。 1年間の理想閾値の統計分布、及び、理想閾値とトレンド成分との差分を示すグラフの一例である。
以下、実施形態の一例について図面を参照しつつ説明する。
[装置構成]
まず、実施形態に係る電力供給システム100の装置構成の一例について図1を用いて説明する。図1において、実線は電力が供給される電力線を示し、破線矢印は制御信号の流れを示している。
図1は、電力供給システム100の概略構成の一例を示すブロック図である。電力供給システム100は、系統電源10と、蓄電装置20と、負荷30と、平準化装置40と、消費電力測定装置50と、閾値設定装置60と、データベース(DB)70とを有する。データベース70は、消費電力DB70aと閾値DB70bとを有する。
系統電源10は、電力会社が保有する商用の配電線網から電力が供給される電源である。蓄電装置20は、充電及び放電可能ないわゆる蓄電池やキャパシタなどを含む装置である。負荷30は、1台または2台以上の家電製品といった電力を消費する装置の集合である。系統電源10及び蓄電装置20は、平準化装置40を介して負荷30に接続されている。平準化装置40は、負荷30の消費電力に応じて、蓄電装置20を放電又は充電させる電力平準化を行う。電力平準化の概念を図2に示す。図2に示すように、平準化装置40は、負荷30の消費電力が閾値よりも大きくなった場合には、蓄電装置20を放電させ、負荷30の消費電力が閾値よりも小さくなった場合には、蓄電装置20を充電させる。図2において、ハッチングされた面積部分Ad、Acがそれぞれ蓄電装置20の放電量及び充電量に相当する。
消費電力測定装置50は、負荷30の消費電力を単位時間(例えば1分)毎に測定し、測定した消費電力のデータを閾値設定装置60に送信する。閾値設定装置60は、受信した消費電力データを消費電力DB70aに記憶させる。閾値設定装置60は、消費電力DB70aに記憶された消費電力データの平準化周期(例えば1日)分のデータを基に、平準化周期毎の理想的な閾値である理想閾値を算出し、算出した理想閾値を閾値DB70bに記憶させる。閾値設定装置60は、一定期間(例えば1年)における理想閾値を基に、設定閾値を算出し、算出した設定閾値を平準化装置40に設定する。
つまり、実施形態に係る電力供給システム100では、閾値設定装置60が、消費電力データに基づいて設定閾値を算出し、平準化装置40が、当該設定閾値に基づいて電力平準化を行う。
次に、閾値設定装置60について具体的に図3を用いて説明する。
図3は、閾値設定装置60の概略構成の一例を示すブロック図である。閾値設定装置60は、理想閾値計算部61と、閾値統計分布作成部62と、正規分布モデル化部63と、設定閾値計算部64とを有する。これらの構成要素は、例えば、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより実現される。また、消費電力DB70aおよび閾値DB70b、即ち、データベース70は、例えば当該コンピュータのハードディスクに記憶されている。
理想閾値計算部61は、消費電力測定装置50より受信した負荷30の消費電力のデータを消費電力DB70aに記憶させる。また、理想閾値計算部61は、1日分の消費電力のデータを基に、理想閾値を算出し、算出した理想閾値を閾値DB70bに記憶させる。閾値統計分布作成部62は、一定期間内における理想閾値の分布を作成する。正規分布モデル化部63は、閾値統計分布作成部62にて作成された理想閾値の分布を正規分布でモデル化する。設定閾値計算部64は、正規分布モデル化部63にてモデル化された正規分布を基に、設定閾値を算出し、算出した設定閾値を平準化装置40に設定する。
以上に述べたことから分かるように、閾値設定装置60及びデータベース70が電力平準化制御装置に相当する。即ち、データベース70が記憶手段として機能し、理想閾値計算部61、閾値統計分布作成部62、正規分布モデル化部63及び設定閾値計算部64がそれぞれ、理想閾値算出手段、統計分布算出手段、正規分布モデル化手段及び設定閾値算出手段として機能する。以下では、閾値設定装置60による設定閾値算出方法について具体的に説明する。
[設定閾値算出方法]
上述したように、閾値設定装置60は、平準化周期分の消費電力のデータを基に理想閾値を算出し、算出された理想閾値を正規分布でモデル化する。そして、閾値設定装置60は、モデル化された正規分布を基に設定閾値を算出する。以下、この設定閾値算出方法について順を追って説明する。
図4(a)〜(e)は、設定閾値算出方法を説明するための模式図の一例である。
まず、図4(a)に示すように、理想閾値計算部61は、消費電力DB70aに記憶された消費電力データを基に、平準化周期毎の理想閾値を算出する。具体的には、理想閾値算出部61は、平準化周期毎に、放電量が蓄電装置20の容量に等しく、かつ、充電量が蓄電装置20の容量以上となるような閾値を理想閾値として算出する。
次に、図4(b)に示すように、閾値統計分布作成部62は、一定期間を設定し、その一定期間内での理想閾値の統計分布を算出する。具体的には、図4(b)に示すように、閾値統計分布作成部62は、理想閾値のヒストグラムを作成する。ここで、一定期間は、算出された理想閾値の変化を基に設定される適合値である。一定期間が短すぎると統計分布の誤差が季節などの影響により大きくなり、長過ぎるとトレンド、即ち、変化傾向に対応できなくなる可能性がある。そこで、平準化周期が1日の場合には、一定期間は例えば1年に設定される。
次に、正規分布モデル化部63は、得られた理想閾値の統計分布について、正規性を検証する。一般的には、電力消費条件に対し、例えば負荷機器の急増や使用人数の急減などの大きな変化がない限り、理想閾値の統計分布は正規分布と大きく異ならないと考えられる。従って、正規性が認められれば、理想閾値分布は対応する正規分布でモデル化可能といえる。具体的には、正規分布モデル化部63は、例えばコルモゴロフ・スミルノフの1標本検定を用いて、正規性の検証を行う。正規分布モデル化部63は、理想閾値の統計分布の正規性の検証の結果、正規性が認められると判定した場合には、理想閾値の統計分布を正規分布でモデル化する。図4(c)に、モデル化された正規分布のグラフが記載されている。
設定閾値計算部64は、正規分布モデル化部63にてモデル化された正規分布を基に、超過確率に応じた設定閾値を算出する。ここで、超過確率とは、平準化周期当たりの実際の理想閾値が設定閾値を超過する確率であり、予め決められた適合値である。具体的には、設定閾値計算部64は、モデル化された正規分布のグラフの面積を基に、設定閾値を算出する。図4(d)に示すように、設定閾値から+∞まで正規分布のグラフを積分した値が超過確率に相当する。従って、正規分布のグラフが分かっていれば、設定閾値計算部64は、超過確率を基に、設定閾値を算出することができる。ここで、超過確率は、例えば「10年に一度の割合」のように設定される。即ち、超過確率の値は、1日/3650日=2.7×10−4となる。また、平均値をμとし、標準偏差をσとすると、超過確率が2.7×10−4となるのは設定閾値がμ+3.4σとなるときである。つまり、平準化周期(ここでは1日)当たりの実際の理想閾値が、μ+3.4σで規定される設定閾値を超過するのは、10年に一度の割合ということになる。別の言い方をすると、負荷の消費電力の予測値と実測値とに基づいて、閾値をリアルタイムで変動させる場合に、当該閾値がμ+3.4σで規定される設定閾値を超過するのは、10年に一度の割合ということになる。
この後、閾値設定装置60は、算出した設定閾値を平準化装置40に設定してから1平準化周期が経過した後、理想閾値の統計分布を更新する。例えば、図4(e)に示すように、閾値統計分布作成部62は、1平準化周期分だけずらして、理想閾値の統計分布を更新する。この後、閾値設定装置60の各構成要素は、更新された理想閾値の統計分布を基に、上記の操作を繰り返す。
ここで、あるオフィスフロアの一領域を電力平準化対象としたときの例について図5、図6を用いて説明する。
図5のグラフは、2008年1月から2009年11月にかけて測定された消費電力のデータを基に、AM8時からその翌日のAM8時までの1日を平準化周期として平準化周期毎に計算した理想閾値のデータの分布を示している。ここで、蓄電装置20の容量が1日平均消費電力量の10%程度である14.5kWhとして、理想閾値が算出されている。図5に示す理想閾値の分布を見ると、5000〜10000Wの間に分布しており、突発的な傾向の変化は見られない。そこで、一例として、統計分布を取る一定期間を1年に設定した。
図6は、1年間の理想閾値の統計分布を示すグラフである。図6のグラフにおいて、折れ線グラフは、図5に示した理想閾値の統計分布のグラフを示し、曲線グラフは、当該理想閾値のモデル化された正規分布のグラフを示している。
正規分布モデル化部63は、例えばコルモゴロフ・スミルノフの1標本検定を用いて、理想閾値の統計分布の正規性の検証を行う。具体的には、正規分布モデル化部63は、理想閾値の統計分布及びモデル化された正規分布のそれぞれについて累積分布関数を算出し、両者の累積分布関数の値の差の最大値である最大乖離Dを算出する。正規分布の場合、最大乖離Dの許容範囲は2.5パーセント点で1.358/√N以下(Nはデータ数)である。従って、正規分布モデル化部63は、最大乖離Dが1.358/√N以下となっているか否かを判定することにより、理想閾値の統計分布に正規性が認められるか否かを判定する。図6に示す例では、最大乖離Dは0.056と算出される。また、図6に示す例において、一定期間内、即ち、ここでは1年間の理想閾値のデータ数が200であるとすると、2.5パーセント点の値L2.5%は0.097と算出される。従って、D≦L2.5%の関係が成立するので、正規分布モデル化部63は、図6に示す理想閾値の統計分布に正規性が認められると判定する。
設定閾値計算部64は、正規分布モデル化部63にてモデル化された正規分布を基に、超過確率に応じた設定閾値を算出する。ここで、先にも述べたように、超過確率を10年に1度の割合、即ち、2.7×10−4であるとすると、設定閾値はμ+3.4σで算出される。2008年1月からの理想閾値のデータを基に、一定期間内における理想閾値の統計分布を更新しつつ、2009年1月から同11月までの設定閾値を算出した結果を図7に示す。図7において、実線で示すグラフLp1は算出された設定閾値の変化を示し、破線で示すグラフLp2は平均値μの変化を示している。上述した方法によれば、例えば2009年11月の最終日における設定閾値は10930Wとなる。
以上に述べたようにすることで、蓄電装置を用いた電力平準化において、確率に基づいたマージンを含んだ閾値を設定することができる、即ち、蓄電装置の電力切れが生じてしまう確率を定量的に設定した所望の超過確率に応じて、閾値を設定することができる。
次に、上述の設定閾値算出方法について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。以下のフローチャートに示す設定閾値算出処理は、閾値設定装置60のCPUがプログラムを実行することにより繰り返し実行される。
まず、ステップS101において、閾値設定装置60は、消費電力DB70aに記憶された消費電力のデータを基に、平準化周期毎の理想閾値を算出する。この後、閾値設定装置60はステップS102の処理に進む。
ステップS102において、閾値設定装置60は、一定期間内での理想閾値の統計分布を算出する。具体的には、閾値設定装置60は、理想閾値のヒストグラムを作成する。この後、閾値設定装置60はステップS103の処理に進む。
ステップS103において、閾値設定装置60は、得られた理想閾値の統計分布について、例えばコルモゴロフ・スミルノフの1標本検定などを用いて正規性を検証する。この後、閾値設定装置60はステップS104の処理に進む。
ステップS104において、閾値設定装置60は、理想閾値の統計分布について、正規性が認められるか否かについて判定する。閾値設定装置60は、正規性が認められると判定した場合には(ステップS104:Yes)、ステップS107の処理へ進む。一方、閾値設定装置60は、正規性が認められないと判定した場合には(ステップS104:No)、ステップS105の処理へ進む。
ステップS105において、閾値設定装置60は、一定期間の長さを変更して正規性が認められるか否かの再検証を繰り返し行う。この後、閾値設定装置60はステップS106の処理へ進む。ステップS106において、閾値設定装置60は、正規性が認められるか否かについて判定する。閾値設定装置60は、正規性が認められると判定した場合には(ステップS106:Yes)、ステップS107の処理へ進む。一方、閾値設定装置60は、正規性が認められないと判定した場合には(ステップS106:No)、本算出処理を終了する。
ステップS107において、閾値設定装置60は、理想閾値の統計分布を正規分布でモデル化し、予め決められた所望の超過確率から設定閾値を算出するとともに、平準化装置40に設定閾値を設定する。続くステップS108において、平準化装置40は、設定閾値を用いて、電力平準化を実行する。
ステップS109において、閾値設定装置60は、消費電力のデータを消費電力DB70aに記録し、一定期間を更新する。この後、閾値設定装置60は、本算出処理を終了する。
以上に述べたように、閾値設定装置60は、消費電力データを基に、平準化周期毎の理想閾値を算出し、一定期間内における当該理想閾値の統計分布を正規分布でモデル化するとともに、モデル化された正規分布を基に、超過確率に応じた設定閾値を算出する。このようにすることで、蓄電装置を用いた電力平準化において、確率に基づいたマージンを含んだ閾値を設定することができる、即ち、蓄電装置の電力切れが生じてしまう確率を定量的に設定した所望の超過確率に応じて、閾値を設定することができる。
また、閾値設定装置60は、設定閾値を平準化装置40に設定してから1平準化周期が経過した後に、1平準化周期分だけ一定周期をずらして理想閾値の統計分布を更新する。これにより、超過確率を常に一定に保持することができる。
なお、閾値設定装置60は、リアルタイムに設定閾値を調整する調整部を有するとしても良い。調整部は、フェイルセーフ機能として、負荷の消費電力の予測値と実測値とを比較し、実測値の方が予測値よりも大きくなる場合には、設定閾値を上昇させる。ここで、例えば、予測値は、過去の一定期間での各日における、実測値が計測されたのと同時刻の消費電力の平均値として算出される。これにより、理想閾値が設定閾値を極まれに超過することがあっても、即ち、超過確率で生じた場合であっても、設定閾値の増加を抑制することができる。
[変形例]
次に、実施形態の変形例に係る設定閾値算出方法について説明する。
図9は、理想閾値の統計分布を示すグラフである。図9に示すグラフB1は、図5に示したグラフと同じグラフである。グラフB1より分かるように、2009年において、理想閾値が緩やかに増加する変化傾向(以下、「トレンド」と称する)があることが分かる。変形例に係る設定閾値算出方法では、このトレンドを考慮した設定閾値算出方法について説明する。
まず、変形例に係る設定閾値算出方法では、一定期間におけるトレンド成分を算出する。ここで、トレンド成分とは、最小二乗法などを用いて理想閾値の統計分布を線形近似した値である。図9において、破線で示す直線グラフA1が線形近似されたグラフを示している。直線グラフA1は、一年分の理想閾値の統計分布を線形近似したものである。この直線グラフA1上の値がトレンド成分となる。例えば、2009年11月の最終日におけるトレンド成分Tは8990Wとなる。
図9に示すグラフB2は、グラフB1に示す理想閾値とグラフA1に示すトレンド成分との差分の値を示すグラフである。変形例に係る設定閾値算出方法では、閾値設定装置60は、理想閾値とトレンド成分との差分の統計分布を算出して正規分布でモデル化し、当該正規分布を基に、超過確率となるときの差分の値を算出する。そして、閾値設定装置60は、超過確率となるときの差分の値をトレンド成分Tに加えた値を設定閾値とする。
例えば、グラフB2に示す差分の正規分布における平均値をμ´とし、標準偏差をσ´とし、超過確率を2.7×10−4とすると、当該超過確率となるときの差分の値はμ´+3.4σ´として求められる。例えば、図9に示すグラフB2の例では、μ´=0、σ´=610Wとして求められるので、μ´+3.4σ´=2074Wとなる。従って、例えば、2009年11月の最終日における設定閾値は、当該最終日におけるトレンド成分の値Tが8990Wとなるので、T+μ´+3.4σ´=8990W+2074W=11064Wとなる。このようにすることで、トレンド成分をも考慮して設定閾値を算出することができる。
トレンドが例えば業務増加傾向などの何らかの理由に裏打ちされたものであれば、先の実施形態に係る設定閾値算出方法により算出される設定閾値と比較して、変形例に係る設定閾値算出方法により算出される設定閾値の方が、より適切な値と考えられる。つまり、変形例に係る設定閾値算出方法によれば、理想閾値に長期的な変化が存在する場合であっても、その変化に追従して設定閾値を算出することが可能となる。
なお、実施形態は、上述した実施形態の例に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本発明においては理想閾値の統計分布を正規分布でモデル化している。正規分布は様々な複雑な現象を表すことができる統計分布モデルとして、統計学や自然科学、社会科学などで最もよく用いられている.中心極限定理によって、母集団から無作為抽出された標本平均は正規分布に従うことが知られている.我々の分析例でも理想閾値分布が正規分布で良くモデル化できることが示されている。
一方本発明の手法においては、原理的には他の統計分布モデルを使用することも可能である。理想閾値の統計分布を分析した結果、その分布がもしベキ分布やコーシー分布など他の統計分布モデルにより良く従うことが分かった場合には、それらのモデルを用いて同様に設定閾値を算出することが可能である.
以上説明した実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
消費電力データを記憶する記憶手段と、
前記消費電力データを基に、所定の周期毎の電力平準化を行うことが可能な理想閾値を算出する理想閾値算出手段と、
一定期間内における前記理想閾値の統計分布を算出する統計分布算出手段と、
前記理想閾値の統計分布を正規分布でモデル化する正規分布モデル化手段と、
モデル化された前記正規分布を基に、予め決められた所定の確率に応じて、電力平準化を行う平準化装置の設定閾値を算出する設定閾値算出手段と、を備えることを特徴とする電力平準化制御装置。
(付記2)
前記正規分布モデル化手段は、前記所定の周期が経過する毎に、前記理想閾値の統計分布を更新することを特徴とする付記1に記載の電力平準化制御装置。
(付記3)
前記正規分布モデル化手段は、前記理想閾値の統計分布における変化傾向の統計分布を正規分布でモデル化し、
前記設定閾値算出手段は、前記変化傾向の統計分布をモデル化した正規分布を基に、前記所定の確率に応じて、前記設定閾値を算出することを特徴とする付記1又は2に記載の電力平準化制御装置。
(付記4)
消費電力の予測値と実測値とを比較し、前記実測値の方が前記予測値よりも大きくなる場合には、前記設定閾値を上昇させる調整手段を備えることを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項に記載の電力平準化制御装置。
(付記5)
前記正規分布モデル化手段は、前記理想閾値の統計分布を前記正規分布でモデル化可能か否かを検証することを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の電力平準化制御装置。
(付記6)
消費電力データを記憶する記憶手段を有するコンピュータにて実行される電力平準化制御方法であって、
前記消費電力データを基に、所定の周期毎の電力平準化を行うことが可能な理想閾値を算出する理想閾値算出工程と、
一定期間内における前記理想閾値の統計分布を算出する統計分布算出工程と、
前記理想閾値の統計分布を正規分布でモデル化する正規分布モデル化工程と、
モデル化された前記正規分布を基に、予め決められた所定の確率に応じて、電力平準化を行う平準化装置の設定閾値を算出する設定閾値算出工程と、を備えることを特徴とする電力平準化制御方法。
(付記7)
消費電力データを記憶する記憶手段を有するコンピュータにて実行される電力平準化制御プログラムであって、
前記消費電力データを基に、所定の周期毎の電力平準化を行うことが可能な理想閾値を算出する理想閾値算出手段、
一定期間内における前記理想閾値の統計分布を算出する統計分布算出手段、
前記理想閾値の統計分布を正規分布でモデル化する正規分布モデル化手段、
モデル化された前記正規分布を基に、予め決められた所定の確率に応じて、電力平準化を行う平準化装置の設定閾値を算出する設定閾値算出手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする電力平準化制御プログラム。
10 系統電源
20 蓄電装置
30 負荷
40 平準化装置
50 消費電力測定装置
60 閾値設定装置
70 データベース

Claims (7)

  1. 消費電力データを記憶する記憶手段と、
    前記消費電力データを基に、所定の周期毎の電力平準化を行うことが可能な理想閾値を算出する理想閾値算出手段と、
    一定期間内における前記理想閾値の統計分布を算出する統計分布算出手段と、
    前記理想閾値の統計分布を正規分布でモデル化する正規分布モデル化手段と、
    モデル化された前記正規分布を基に、予め決められた所定の確率に応じて、電力平準化を行う平準化装置の設定閾値を算出する設定閾値算出手段と、を備えることを特徴とする電力平準化制御装置。
  2. 前記正規分布モデル化手段は、前記所定の周期が経過する毎に、前記理想閾値の統計分布を更新することを特徴とする請求項1に記載の電力平準化制御装置。
  3. 前記正規分布モデル化手段は、前記理想閾値の統計分布における変化傾向の統計分布を正規分布でモデル化し、
    前記設定閾値算出手段は、前記変化傾向の統計分布をモデル化した正規分布を基に、前記所定の確率に応じて、前記設定閾値を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の電力平準化制御装置。
  4. 消費電力の予測値と実測値とを比較し、前記実測値の方が前記予測値よりも大きくなる場合には、前記設定閾値を上昇させる調整手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電力平準化制御装置。
  5. 前記正規分布モデル化手段は、前記理想閾値の統計分布を前記正規分布でモデル化可能か否かを検証することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電力平準化制御装置。
  6. 消費電力データを記憶する記憶手段を有するコンピュータにて実行される電力平準化制御方法であって、
    前記消費電力データを基に、所定の周期毎の電力平準化を行うことが可能な理想閾値を算出する理想閾値算出工程と、
    一定期間内における前記理想閾値の統計分布を算出する統計分布算出工程と、
    前記理想閾値の統計分布を正規分布でモデル化する正規分布モデル化工程と、
    モデル化された前記正規分布を基に、予め決められた所定の確率に応じて、電力平準化を行う平準化装置の設定閾値を算出する設定閾値算出工程と、を備えることを特徴とする電力平準化制御方法。
  7. 消費電力データを記憶する記憶手段を有するコンピュータにて実行される電力平準化制御プログラムであって、
    前記消費電力データを基に、所定の周期毎の電力平準化を行うことが可能な理想閾値を算出する理想閾値算出手段、
    一定期間内における前記理想閾値の統計分布を算出する統計分布算出手段、
    前記理想閾値の統計分布を正規分布でモデル化する正規分布モデル化手段、
    モデル化された前記正規分布を基に、予め決められた所定の確率に応じて、電力平準化を行う平準化装置の設定閾値を算出する設定閾値算出手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする電力平準化制御プログラム。
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