JP2016063720A - 給電支援装置、給電支援方法及びプログラム - Google Patents

給電支援装置、給電支援方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電力系統に接続される蓄電装置を適切に配置する。【解決手段】給電支援装置は、負荷部に供給する電力の一部を蓄電する蓄電装置の配置を、負荷部の電力需要に係る情報の重みづけによって定まる位置に基づいて提案する提案処理部を備える。なお、電力需要に係る情報は、負荷部の電力使用量と電力使用量の変動量とのうちの少なくともいずれかの情報を含み、提案処理部は、負荷部の電力使用量と電力使用量の変動量とのうちの少なくともいずれかの情報の重みづけによって定まる位置に基づいて、蓄電装置の配置を提案する。【選択図】図1

Description

本発明は、給電支援装置、給電支援方法及びプログラムに関する。
近年、電力系統に蓄電装置を接続し、蓄電装置に蓄電された電力を利用することにより、安定化した電力を給電する給電システムが知られている。また、このような給電システムにおいて、蓄電装置を制御することによって、電力系統を安定化させる技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2010−233353号公報
しかしながら、上述のような技術では、既に配置されている蓄電装置を有効に利用する制御を行うものであり、例えば、蓄電装置の配置によっては電力系統を安定化できないことがあった。すなわち、上述のような技術では、電力系統に接続する蓄電装置を適切に配置することが困難であった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、電力系統に接続される蓄電装置を適切に配置することができる給電支援装置、給電支援方法及びプログラムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、負荷部に供給する電力の一部を蓄電する蓄電装置の配置を、負荷部の電力需要に係る情報の重みづけによって定まる位置に基づいて提案する提案処理部を備えることを特徴とする給電支援装置である。
また、本発明の一態様は、上記の給電支援装置において、前記電力需要に係る情報は、
前記負荷部の電力使用量と前記電力使用量の変動量とのうちの少なくともいずれかの情報を含み、前記提案処理部は、前記負荷部の電力使用量と前記電力使用量の変動量とのうちの少なくともいずれかの情報の重みづけによって定まる位置に基づいて、前記蓄電装置の配置を提案することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電支援装置において、前記提案処理部は、少なくとも前記電力需要に係る情報を重みづけとして定まる重心である前記情報の重心の位置に応じて、前記蓄電装置の配置を提案することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電支援装置において、前記負荷部は、電力需要家であり、前記電力需要に係る情報は、前記電力需要家に属する人数を示す前記電力需要家の人口と前記電力需要家が電力を使用している土地の利用種別とのうちの少なくともいずれかの情報を含み、前記提案処理部は、前記電力需要家の人口と前記利用種別とのうちの少なくともいずれかの情報の重みづけによって定まる位置に基づいて、前記蓄電装置の配置を提案することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電支援装置において、前記電力需要に係る情報に前記電力需要家の人口の情報を含む場合、前記提案処理部は、少なくとも前記電力需要家の人口の重心の位置に応じて前記蓄電装置の配置を提案することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電支援装置において、前記蓄電装置を配置する場所の第1の候補が予め定められており、前記第1の候補のうちから、前記蓄電装置を配置する第2の候補を選択する候補選択部を備え、前記提案処理部は、前記候補選択部によって選択された前記第2の候補に基づいて前記蓄電装置の配置を提案することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電支援装置において、前記候補選択部は、前記第1の候補のうちから、前記負荷部に電力を供給する商用電力系統に関連付けられる位置に応じた場所を前記第2の候補として選択することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電支援装置において、前記候補選択部によって選択された前記第2の候補を含むように、前記蓄電装置の配置を提案する対象範囲を所定の領域に分割する領域分割部を備え、前記提案処理部は、前記領域分割部によって分割された前記所定の領域ごとに、前記所定の領域内に電力を供給する前記蓄電装置の配置を提案することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電支援装置において、前記蓄電装置を配置する場所の第1の候補が予め定められており、前記第1の候補を含むように、前記蓄電装置の配置を提案する対象範囲を所定の領域に分割する領域分割部を備え、前記提案処理部は、前記領域分割部によって分割された前記所定の領域ごとに、前記所定の領域内に電力を供給する前記蓄電装置の配置を提案することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、取得部が、負荷部の電力需要に係る情報を取得する取得ステップと、提案処理部が、前記負荷部に供給する電力の一部を蓄電する蓄電装置の配置を、前記電力需要に係る情報の重みづけによって定まる位置に基づいて提案する配置提案ステップとを含むことを特徴とする給電支援方法である。
また、本発明の一態様は、コンピュータに、負荷部の電力需要に係る情報を取得する取得ステップと、前記負荷部に供給する電力の一部を蓄電する蓄電装置の配置を、前記電力需要に係る情報の重みづけによって定まる位置に基づいて提案する配置提案ステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、電力系統に接続される蓄電装置を適切に配置することができる。
第1の実施形態による給電支援装置の一例を示すブロック図である。 蓄電装置の配置提案を行う対象範囲の一例を示す図である。 本実施形態による蓄電装置の配置結果の一例を示す図である。 本実施形態による蓄電装置と交流の電力系統との接続例を示す図である。 本実施形態による電力系統情報の一例を示す図である。 本実施形態による可能位置情報の一例を示す図である。 本実施形態による電力需要家情報の一例を示す図である。 第1の実施形態による給電支援装置の動作の一例を示す第1の図である。 第1の実施形態による給電支援装置の動作の一例を示す第2の図である。 第1の実施形態による給電支援装置の動作の一例を示す第3の図である。 第1の実施形態による給電支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態による電力需要家情報の別の一例を示す図である。 第2の実施形態による給電支援装置の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態による給電支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態による給電支援装置の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態による給電支援装置の動作の一例を示す第1の図である。 第3の実施形態による給電支援装置の動作の一例を示す第2の図である。 第3の実施形態による給電支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態による給電支援装置の一例を示すブロック図である。 給電支援装置が適用可能な給電システムの一例を示すブロック図である。 本実施形態による蓄電装置と直流電力系統との接続例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態による給電支援装置について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態による給電支援装置1の一例を示すブロック図である。
図1に示す給電支援装置1は、負荷部に電力を供給する電力系統に、蓄電装置を配置位置の候補を提案(立案)する。なお、本実施形態では、負荷部の一例として、電力需要家に電力を供給する場合について説明する。また、ここで、電力需要家とは、電気事業者などから電力の供給を受けて使用している者、又は電力の供給を受けている建物のことである。ここでは、電力需要家は、例えば、一般家庭、世帯、店舗、企業など、又はその建物、もしくはその建物の利用者などである。また、本実施形態では、交流の電力系統に蓄電装置を接続する場合の一例について説明する。
図2は、蓄電装置3の配置提案を行う対象範囲の一例を示す図である。
また、図3は、本実施形態による蓄電装置3の配置結果の一例を示す図である。
給電支援装置1は、例えば、図2に示すような対象範囲A1における電力系統L1の情報、電力需要家2(2−1〜2−4)に関する情報、及び蓄電装置3の設置可能場所(P1〜P3)の情報などに基づいて、図3に示すように、蓄電装置3の配置位置の候補を提案する。
なお、図2に示す例では、対象範囲A1は、電力系統L1を介して電力が供給される電力需要家2(2−1〜2−4)を有している。また、図2において、丸印は、蓄電装置3の設置可能場所(P1〜P3)を示している。
ここで、蓄電装置3は、例えば、リチウムイオン電池や鉛蓄電池などを含み、電力需要家2(負荷部)に供給する電力の一部を蓄電する。
また、図3に示す例では、給電支援装置1が、蓄電装置3の配置として、設置可能場所(P1〜P3)のうちから場所P1の位置に蓄電装置3を配置する提案結果を出力したことを示している。ここで、破線の丸印は、蓄電装置3の配置位置として提案されなかった設置可能場所を示している。なお、給電支援装置1が蓄電装置3の配置を提案する動作の詳細については後述する。
また、図4は、実施形態による蓄電装置3と交流の電力系統L1との接続例を示す図である。
図4に示すように、蓄電装置3は、双方向AC/DCコンバータ4を介して交流の電力系統L1に接続される。
双方向AC/DCコンバータ4は、蓄電装置3に電気(電力)を蓄電する場合に、電力系統L1に流れる交流電力を直流電力に変換して、蓄電装置3に供給する。双方向AC/DCコンバータ4から蓄電装置3に供給された電力は、蓄電装置3に充電(蓄電)される。また、双方向AC/DCコンバータ4は、蓄電装置3に電気(電力)を放電する場合に、蓄電装置3が出力する直流電力を交流電力に変換して、電力系統L1に交流電力を供給する。
図1の説明に戻り、給電支援装置1は、入力部10と、表示部20と、記憶部30と、制御部40とを備えている。
入力部10は、例えば、キーボードやマウスなどの入力装置であり、入力部10には、給電支援装置1の各種処理を実行するための各種操作を示す情報、及び各種処理をするための情報を使用者の操作によって入力される。すなわち、入力部10は、使用者の操作によってこれらの情報を取得し、取得した情報を給電支援装置1に出力する。例えば、入力部10は、蓄電装置3の配置提案を行う配置提案処理の際に、対象範囲、配置する蓄電装置3の数などの提案条件を取得する。
表示部20は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示装置であり、給電支援装置1の各種処理の操作メニューや各種処理の処理結果などを表示する。表示部20は、例えば、給電支援装置1が提案した蓄電装置3の配置結果を表示して使用者に提示する。すなわち、表示部20は、例えば、図3に示すような情報を表示する。
記憶部30は、給電支援装置1の処理で利用する各種情報を記憶する。記憶部30は、電力系統情報記憶部31と、可能場所情報記憶部32と、需要家情報記憶部33と、配置情報記憶部34とを備えている。
電力系統情報記憶部31は、蓄電装置3を接続する電力系統の情報を記憶する。電力系統情報記憶部31は、例えば、図5に示すような電力系統の配線経路を示す情報(電力系統情報)を記憶する。
図5は、本実施形態による電力系統情報の一例を示す図である。
この図において、電力系統情報は、対象範囲A1における電力系統L1の経路情報を示している。電力系統情報記憶部31は、このような電力系統情報を記憶する。
再び図1に戻り、可能場所情報記憶部32は、蓄電装置3を設置することが可能な場所に関する情報である設置可能場所情報を記憶する。可能場所情報記憶部32は、例えば、設置可能場所の位置を示す位置情報(例えば、座標情報)と、その場所の設置コストと、電力系統までの接続配線長とを関連付けて記憶している。ここで、設置コストには、例えば、設置場所の土地の借用費用、蓄電装置3の設置費用、メンテナンス及び維持に掛かる費用などが含まれる。このように、可能場所情報記憶部32は、予め定められた蓄電装置3を配置する場所の候補(第1の候補)を示す情報を記憶する。
図6は、本実施形態による可能位置情報の一例を示す図である。
図6に示す例では、可能場所情報記憶部32は、「候補場所ID」と、「位置情報(X,Y)」と、「設置コスト(円/年)」と、「接続配線長(m(メートル))」とを関連付けて記憶している。ここで、「候補場所ID」は、蓄電装置3の設置可能場所を識別する識別情報を示し、「位置情報(X,Y)」は、設置可能場所の位置情報を示している。例えば、「候補場所ID」は、図2に示す設置可能場所P1〜P3を識別する情報であり、「位置情報(X,Y)」は、図2に示す設置可能場所P1〜P3の対象範囲A1における位置座標である。
また、「設置コスト(円/年)」は、蓄電装置3を当該設置可能場所に設置(配置)した場合に掛かる費用(例えば、土地の借用費用、メンテナンス費用など)を示している。また、「接続配線長(m)」は、電力系統に蓄電装置3を接続する場合に必要となれる配線長を示している。
この図に示す例では、例えば、「候補場所ID」が“P001”である場合に、「位置情報(X,Y)」の「X座標」が“XXX3”であり、「位置情報(X,Y)」の「Y座標」が“YYY1”であることを示している。また、この場合、「設置コスト(円/年)」が、“XXXX”であり、「接続配線長(m)」が“5”であることを示している。
再び図1に戻り、需要家情報記憶部33は、電力需要家2に関する情報である需要家情報を記憶する。需要家情報記憶部33は、例えば、電力需要家2の位置を示す位置情報、電力系統との接続位置である接続系統位置を示す情報、電力使用量、電力変動量などを記憶する。なお、本実施形態において、電力需要家2の電力使用量及び電力変動量は、電力需要に係る情報に含まれる。
なお、需要家情報記憶部33が記憶する情報は、例えば、制御部40によって給電支援装置1の外部から取得されるとともに記憶される。
図7は、本実施形態による電力需要家情報の一例を示す図である。
図7に示す例では、需要家情報記憶部33は、「需要家ID」、「位置情報(X,Y)」、「接続系統位置」、「電力使用量(kWh(キロワット時))」及び「電力変動量(kWh)」を関連付けて記憶している。ここで、「需要家ID」は、電力需要家2を識別する識別情報を示し、「位置情報(X,Y)」は、電力需要家2の位置情報を示している。
また、「接続系統位置」は、電力需要家2が給電を受ける電力系統の接続位置を示している。また、「電力使用量(kWh)」は、電力需要家2が使用する電力の使用量(消費する電力消費量)を示している。なお、「電力使用量(昼間)」は、昼間の期間(例えば、午前6時から午後6時までの期間)に、電力需要家2が使用する電力使用量を示し、「電力使用量(夜間)」は、夜間の期間(例えば、午後6時から午前6時までの期間)に、電力需要家2が使用する電力使用量を示している。また、「電力変動量(kWh)」は、電力需要家2が使用する電力使用量の変動を示しており、例えば、「電力使用量(昼間)」と「電力使用量(夜間)」との差である。
このように、需要家情報記憶部33は、少なくとも電力需要家2の位置情報と、電力需要に係る情報とを関連付けて記憶する。
また、図7に示す例では、例えば、「需要家ID」が“001”である場合に、「位置情報(X,Y)」の「X座標」が“XXX1”であり、「位置情報(X,Y)」の「Y座標」が“YYY1”であることを示している。また、この場合に、「接続系統位置」の「X座標」が“PXX1”であり、「接続系統位置」の「Y座標」が“PYY1”であることを示している。また、この場合に、「電力使用量(昼間)」が“10”であり、「電力使用量(夜間)」が“100”であり、「電力変動量(kWh)」が“−90”であることを示している。
再び図1に戻り、配置情報記憶部34は、例えば、給電支援装置1が配置提案処理した結果である蓄電装置3の配置案を示す情報などを記憶する。
制御部40は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含むプロセッサであり、給電支援装置1を統括的に制御する。また、制御部40は、需要家情報取得部41と、配置出力部42と、提案処理部50とを備えている。
需要家情報取得部41(取得部)は、配置提案処理に用いる需要家情報を取得する。すなわち、需要家情報取得部41は、電力需要家2の電力需要に係る情報を取得する。需要家情報取得部41は、例えば、需要家情報記憶部33が予め記憶する需要家情報を取得し、取得した需要家情報を提案処理部50に出力する。なお、需要家情報取得部41は、給電支援装置1の外部から需要家情報を取得してものよい。また、需要家情報取得部41は、給電支援装置1の外部から需要家情報を取得して、取得した需要家情報を需要家情報記憶部33に記憶させてもよい。
配置出力部42は、提案処理部50の出力結果である蓄電装置3の配置案などの情報を表示部20に出力して表示させる。配置出力部42は、例えば、図3に示すような情報を表示する。
提案処理部50は、電力需要家2に供給する電力の一部を蓄電する蓄電装置3の配置を、電力需要家2の電力需要に係る情報の重みづけによって定まる位置に基づいて提案する。ここで、電力需要家2の電力需要に係る情報の重みづけによって定まる位置とは、例えば、電力需要に係る情報を重みづけとした重心の位置(加重平均値)のことであり、下記の式(1)により表される。すなわち、提案処理部50は、少なくとも電力需要に係る情報を重みづけとして定まる重心である情報の重心の位置に応じて、蓄電装置3の配置を提案する。
Figure 2016063720
なお、上記の式(1)は、2次元座標における電力需要に係る情報の重心G(x、y)を示す。この式において、変数iは、各電力需要家2に対応し、変数wは、各電力需要家2に対応する電力需要に係る情報を示す。
また、本実施形態において、電力需要に係る情報は、例えば、電力需要家2の電力使用量とこの電力使用量の変動量とのうちの少なくともいずれかの情報を含む。つまり、提案処理部50は、電力需要家2の電力使用量と電力使用量の変動量とのうちの少なくともいずれかの情報の重心に基づいて、蓄電装置3の配置を提案する。
また、提案処理部50は、配置選定部51と、配置検証部52とを備えている。
配置選定部51は、蓄電装置3の設置可能場所のうちから、電力需要に係る情報の重心の位置に基づいて、蓄電装置3の配置を選定する。配置選定部51は、例えば、需要家情報取得部41が取得した電力需要家2の電力使用量と電力使用量の変動量とのうちの少なくともいずれかの情報に基づいて、電力需要に係る情報の重心(例えば、電力使用量の重心、又は電力使用量の変動量の重心)を算出する。
また、配置選定部51は、算出した電力需要に係る情報の重心に基づいて、可能場所情報記憶部32が記憶する蓄電装置3の設置可能場所のうちから、蓄電装置3を配置する位置を選定する。なお、配置選定部51は、蓄電装置3を配置する位置を1箇所のみ選定してもよいし、複数の箇所を選定してもよい。例えば、配置選定部51は、電力需要に係る情報の重心の種類に応じて、それぞれの重心に基づく位置(複数の箇所)を選定してもよい。
配置選定部51は、例えば、選定結果を配置情報記憶部34に記憶させる。
配置検証部52は、配置選定部51が選定した蓄電装置3の配置の検証を行う。配置検証部52は、例えば、配置選定部51が選定した位置に、蓄電装置3を配置した場合に、各電力需要家2に蓄電装置3から供給されるに電力の品質が所定の基準が得られるか否かを検証する。配置検証部52は、需要家情報記憶部33が記憶する需要家情報、電力系統情報記憶部31が記憶する電力系統の情報などに基づいて、電力の品質が所定の基準が得られるか否かを検証する。
なお、配置検証部52は、検証により蓄電装置3のベストの配置を決定してもよいし、検証により優先順位を決定してもよい。また、配置検証部52は、電力の品質の他に、設置コスト、蓄電装置3を配置することによる節電効果、停電時における電力の供給可能時間などを指標に検証してもよい。
また、配置検証部52は、例えば、配置の検証結果を上述した蓄電装置3の配置の選定結果と対応付けて、配置情報記憶部34に記憶させてもよい。
次に、本実施形態による給電支援装置1の動作について説明する。
図8〜図10は、本実施形態による給電支援装置1の動作の一例を示す図である。
図8に示す状態は、対象範囲A1において、給電支援装置1が配置提案処理を実行する前の状態を示している。対象範囲A1において、電力系統L1には、電力需要家2(2−1〜2−4)が接続されており、蓄電装置3の設置可能場所には、場所P1〜場所P3が予め定めされている。なお、これらの情報は、記憶部30の電力系統情報記憶部31、可能場所情報記憶部32、及び需要家情報記憶部33のそれぞれに記憶されている。
まず、制御部40の需要家情報取得部41は、需要家情報記憶部33から、例えば、電力需要家2(2−1〜2−4)に対応する位置情報と電力使用量とを取得する。
次に、提案処理部50の配置選定部51は、需要家情報取得部41が取得した電力需要家2(2−1〜2−4)に対応する位置情報と電力使用量とに基づいて、図9に示すような電力使用量の重心G1を算出する。配置選定部51は、算出した電力使用量の重心G1に基づいて、可能場所情報記憶部32が記憶する設置可能場所(P1〜P3)のうちから、蓄電装置3を配置する位置を選定する。例えば、配置選定部51は、図9に示すように、電力使用量の重心G1から所定の範囲内にある設置可能場所(P1、P3)を選定する。すなわち、配置選定部51は、電力使用量の重心G1との距離が近い設置可能場所(P1、P3)を選定する。
次に、配置検証部52は、配置選定部51が選定した蓄電装置3の配置の検証を行う。配置検証部52は、例えば、配置選定部51が選定した設置可能場所(P1、P3)それぞれに蓄電装置3を配置した場合における電力需要家2(2−1〜2−4)に供給される電力の品質を検証する。配置検証部52は、検証結果に基づいて、場所P1及び場所P2のうちから一方を選択する。すなわち、配置検証部52は、場所P1及び場所P2のうちから電力の品質が良い方を選択する(図10を参照)。配置検証部52は、検証結果を含み配置提案処理の結果を配置情報記憶部34に記憶させる。
配置出力部42は、配置情報記憶部34が記憶する配置提案処理の結果を表示部20に出力して、配置提案処理の結果を表示部20に表示させる。これにより、表示部20は、例えば、図10に示すような配置案を使用者に提示する。
次に、図11を参照して、給電支援装置1の動作について説明する。
図11は、本実施形態による給電支援装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
この図に示すように、制御部40は、配置提案の条件を取得する(ステップS101)。すなわち、使用者の操作によって、入力部10から入力された配置提案の条件を取得する。ここで、配置提案の条件は、例えば、対象範囲や蓄電装置3の仕様(容量など)や個数などである。制御部40は、配置提案の条件を取得して、配置提案処理を開始する。
次に、制御部40の需要家情報取得部41は、需要家情報を取得する(ステップS102)。すなわち、需要家情報取得部41は、需要家情報記憶部33から対象範囲に対応する電力需要家2に対応する需要家情報を取得する。
次に、提案処理部50の配置選定部51は、蓄電装置3の設置可能場所情報を取得する(ステップS103)。すなわち、配置選定部51は、可能場所情報記憶部32から対象範囲に対応する設置可能場所情報を取得する。
次に、配置選定部51は、取得した需要家情報に基づいて、電力需要に係る情報の重心を算出する(ステップS104)。例えば、配置選定部51は、上述したように、式(1)により、電力需要に係る情報の重心(例えば、電力使用量の重心)を算出する。
次に、配置選定部51は、算出した電力需要に係る情報の重心に基づいて、設置可能場所のうちから、配置候補場所を選定する(ステップS105)。
次に、配置検証部52は、配置選定部51が選定した蓄電装置3の配置候補場所の検証を行う(ステップS106)。例えば、配置検証部52は、上述したように電力需要家2に供給される電力の品質を指標に、配置候補場所を検証する。
次に、配置検証部52は、検証結果に基づいて、配置案を提案する(ステップS107)。すなわち、配置検証部52は、検証結果に基づいて、最終の配置候補(配置案)を決定する。配置検証部52は、配置提案処理の結果を配置情報記憶部34に記憶させる。
次に、表示部20が、配置案を表示する(ステップS108)。すなわち、配置出力部42が、配置情報記憶部34に記憶されている最終の配置候補(配置案)を読み出し、読み出した最終の配置候補(配置案)を表示部20に出力する。これにより、表示部20が、配置案を表示して処理を終了する。
なお、上述した実施形態では、配置選定部51は、電力使用量の重心に基づいて、配置案を提案する一例を説明したが、電力変動量の重心に基づいて配置案を提案してもよい。また、電力需要に係る情報は、この電力使用量と電力変動量とに限定されるものではなく、例えば、図12に示すように、電力需要家2に所属する人数(人口)や土地の利用種別を含んでもよい。
図12は、本実施形態による電力需要家情報の別の一例を示す図である。
図12に示す例では、需要家情報記憶部33は、「需要家ID」と、「位置情報(X,Y)」と、「接続系統位置」と、「所属人数」と、「土地の利用種別」とを関連付けて記憶している。ここで、「需要家ID」は、図7と同様に、電力需要家2を識別する識別情報を示し、「位置情報(X,Y)」は、電力需要家2の位置情報を示している。また、「接続系統位置」は、図7と同様に、電力需要家2が給電を受ける電力系統の接続位置を示している。
また、「所属人数」は、電力需要家2に所属する人数(電力需要家の人口)を示し、「土地の利用種別」は、電力需要家2が電力を使用している土地の利用種別を示している。なお、「土地の利用種別」は、例えば、病院、民家、コンビニエンスストア(以下、コンビニという)などの利用種別であり、例えば、電力需要家2使用している土地の公共性や重要度に応じて、重心を算出する際の重みづけを変更するために利用する。
このように、電力需要に係る情報は、電力需要家2に属する人数を示す電力需要家2の人口と電力需要家2が電力を使用している土地の利用種別とのうちの少なくともいずれかの情報を含んでいてもよい。そして、この場合、提案処理部50は、電力需要家2の人口と利用種別とのうちの少なくともいずれかの情報の重みづけによって定まる位置に基づいて、蓄電装置3の配置を提案する。また、提案処理部50は、電力需要に係る情報に電力需要家2の人口の情報を含む場合に、少なくとも電力需要家2の人口の重心の位置に応じて蓄電装置3の配置を提案する。
また、図12に示す例では、例えば、「需要家ID」が“001”である場合に、「位置情報(X,Y)」の「X座標」が“XXX1”であり、「位置情報(X,Y)」の「Y座標」が“YYY1”であることを示している。また、この場合に、「接続系統位置」の「X座標」が“PXX1”であり、「接続系統位置」の「Y座標」が“PYY1”であることを示している。また、この場合に、「所属人数」が“10”であり、「土地の利用種別」が“コンビニ”であることを示している。
また、上述した実施形態では、配置検証部52は、最終の配置候補(配置案)を決定する一例を説明したが、配置検証部52は、複数の配置候補の検証結果を出力して、最終の配置候補(配置案)を決定しなくてもよい。また、配置検証部52は、電力の品質、設置コストなど複数の指標を組み合わせて検証してもよいし、複数の指標それぞれについても検証結果を出力してもよい。また、配置検証部52は、複数の候補がある場合は、優先順位を示す情報とともに、検証結果を出力してもよい。
また、配置検証部52は、複数の配置候補のうちから、最終の配置候補(配置案)を決定する際に、例えば、蓄電装置3の接続配線長が短い場所や電力系統の供給元の近い場所を優先させてもよい。
以上説明したように、給電支援装置1は、電力需要家2(負荷部の一例)に供給する電力の一部を蓄電する蓄電装置3の配置を、電力需要家2の電力需要に係る情報の重みづけによって定まる位置に基づいて提案する提案処理部50を備えている。
これにより、本実施形態による給電支援装置1は、電力系統に接続される蓄電装置3を適切に配置することができる。すなわち、本実施形態による給電支援装置1は、蓄電装置3を適切な配置(例えば、蓄電装置3を有効利用可能な配置)を使用者に提案することができる。そのため、使用者は、本実施形態による給電支援装置1を利用することにより、信頼性の高い給電システムを実現することができる。
また、本実施形態では、電力需要に係る情報は、電力需要家2の電力使用量と電力使用量の変動量とのうちの少なくともいずれかの情報を含む。そして、提案処理部50は、電力需要家2の電力使用量と電力使用量の変動量とのうちの少なくともいずれかの情報の重みづけによって定まる位置に基づいて、蓄電装置3の配置を提案する。
例えば、電力需要家2の電力使用量を利用した場合、本実施形態による給電支援装置1は、電力需要家2の電力使用量を考慮して、電力消費量の大きい電力需要家2の近くに、蓄電装置3の配置を提案することができる。また、例えば、電力使用量の変動量を利用した場合、本実施形態による給電支援装置1は、電力使用量の変動量を考慮して、蓄電装置3を電力需要のピークシフトに適した蓄電装置3の配置を提案することができる。このように、本実施形態による給電支援装置1は、蓄電装置3の適切な配置(例えば、蓄電装置3を有効利用可能な配置)を使用者に提案することができる。
また、本実施形態では、提案処理部50は、少なくとも電力需要に係る情報を重みづけとして定まる重心である電力需要に係る情報の重心の位置に応じて、蓄電装置3の配置を提案する。
これにより、本実施形態による給電支援装置1は、重心を算出するという簡易は方法により、蓄電装置3のより適切な配置を提案することができる。
また、本実施形態では、電力需要に係る情報は、電力需要家2に属する人数を示す電力需要家2の人口と電力需要家2が電力を使用している土地の利用種別とのうちの少なくともいずれかの情報を含んでもよい。そして、提案処理部50は、電力需要家2の人口と利用種別とのうちの少なくともいずれかの情報の重みづけによって定まる位置に基づいて、蓄電装置3の配置を提案してもよい。
ここでは、電力需要家2の人口の増加に応じて、電力使用量が増加することが考えられるので、例えば、電力需要家2の人口を利用した場合、電力消費量の大きい電力需要家2の近くに、蓄電装置3の配置を提案することができる。また、例えば、利用種別を利用した場合、本実施形態による給電支援装置1は、公共性や重要度の高い電力需要家2(例えば、病院や官公庁施設(市役所など)、テレビ局など)に優先して電力を供給可能な蓄電装置3の配置を提案することができる。
なお、電力需要に係る情報は、例えば、電力需要家2の人口の変動量を含んでもよい。この場合、本実施形態による給電支援装置1は、電力使用量の変動量を利用した場合と同様に、蓄電装置3を電力需要のピークシフトに適した蓄電装置3の配置を提案することができる。
また、本実施形態では、電力需要に係る情報に電力需要家2の人口の情報を含む場合、提案処理部50は、少なくとも電力需要家2の人口の重心の位置に応じて蓄電装置3の配置を提案する。
これにより、本実施形態による給電支援装置1は、例えば、より多くの人が利用する電力需要家2を優先して、蓄電装置3の配置を提案することができる。また、本実施形態による給電支援装置1は、例えば、電力消費量の大きい電力需要家2の近くに、蓄電装置3の配置を提案することができる。
また、本実施形態による給電支援装置1は、配置選定部51が選定した配置候補場所を検証する配置検証部52を備えている。
これにより、本実施形態による給電支援装置1は、配置候補場所とともにその検証結果を使用者に提示することができる。そのため、本実施形態による給電支援装置1は、使用者が蓄電装置3の配置を決定する判断材料を提供することがでる。よって、本実施形態による給電支援装置1は、使用者による給電システムの構築を適切に支援することができる。
また、本実施形態による給電支援方法は、取得ステップと、配置提案ステップとを含む。取得ステップにおいて、需要家情報取得部41(取得部)が、電力需要家2の電力需要に係る情報を取得する。そして、配置提案ステップにおいて、提案処理部50が、電力需要家2に供給する電力の一部を蓄電する蓄電装置3の配置を、電力需要に係る情報の重みづけによって定まる位置に基づいて提案する。
これにより、本実施形態による給電支援方法は、給電支援装置1と同様に、電力系統に接続される蓄電装置3を適切に配置することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態による給電支援装置1aについて、図面を参照して説明する。
図13は、本実施形態による給電支援装置1aの一例を示すブロック図である。
この図に示すように、給電支援装置1aは、入力部10と、表示部20と、記憶部30と、制御部40aとを備えている。
また、制御部40aは、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、給電支援装置1aを統括的に制御する。制御部40aは、需要家情報取得部41と、配置出力部42と、提案処理部50aとを備えている。
さらに、提案処理部50aは、配置選定部51と、配置検証部52と、候補選択部53とを備えている。
なお、この図において、図1に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
上述した第1の実施形態では、提案処理部50は、可能場所情報記憶部32に予め記憶されている設置可能場所(第1の候補)をそのまま利用する場合について説明した。これに対して、本実施形態では、提案処理部50aは、設置可能場所(第1の候補)から所定の条件に基づいてさらに絞り込んだ候補場所(第2の候補)のうちから蓄電装置3の配置を提案する。
なお、本実施形態では、提案処理部50aが、候補選択部53を備える点が、上述した第1の実施形態と異なる。
候補選択部53は、可能場所情報記憶部32に予め記憶されている設置可能場所のうちから、蓄電装置3を配置する候補場所(第2の候補)を選択する。候補選択部53は、例えば、所定の判定条件に基づいて、設置可能場所のうちから、蓄電装置3を配置する候補場所(第2の候補)を選択する。ここで、所定の判定条件とは、例えば、設置コストや電力系統までの接続配線長、設置場所の建物の断熱状態などの条件である。また、これらの判定条件は、入力部10を介して使用者によって入力されてもよいし、予め記憶部30などに記憶されていてもよい。また、候補選択部53が、使用者から入力部10を介して、候補場所を示す情報を取得し、取得した候補場所を示す情報に基づいて候補場所を選択してもよい。
また、対象範囲に複数の電力系統がある場合に、候補選択部53は、設置可能場所のうちから、電力需要家2に電力を供給する商用電力系統に関連付けられる位置に応じた場所を候補場所として選択する。
なお、本実施形態における配置選定部51(提案処理部50a)は、候補選択部53によって選択された候補場所に基づいて蓄電装置3の配置を提案する。
次に、本実施形態による給電支援装置1aの動作について説明する。
図14は、本実施形態による給電支援装置1aの動作の一例を示すフローチャートである。
この図に示すように、制御部40aは、配置提案の条件を取得する(ステップS201)。すなわち、使用者の操作によって、入力部10から入力された配置提案の条件を取得する。ここで、配置提案の条件は、例えば、対象範囲や蓄電装置3の仕様(容量など)や個数などの他に、候補場所を選択する選択条件である。制御部40aは、配置提案の条件を取得して、配置提案処理を開始する。
続く、ステップS202及びステップS203の処理は、上述した図11に示すステップS102及びステップS103の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
次に、候補選択部53は、選択条件に合う候補場所を選択する(ステップS204)。すなわち、候補選択部53は、可能場所情報記憶部32が記憶されている設置可能場所のうちから、上述した選定条件に基づいて、蓄電装置3を配置する候補場所を選択する。
次に、配置選定部51は、取得した需要家情報に基づいて、電力需要に係る情報の重心を算出する(ステップS205)。
そして、配置選定部51は、算出した電力需要に係る情報の重心に基づいて、候補選択部53が選択した候補場所のうちから、配置候補場所を選定する(ステップS206)。
続く、ステップS207からステップS209の処理は、上述した図11に示すステップS106からステップS108の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による給電支援装置1aでは、蓄電装置3を配置する場所の第1の候補(例えば、設置可能場所)が予め定められている。また、給電支援装置1aは、第1の候補のうちから、蓄電装置3を配置する第2の候補(例えば、候補場所)を選択する候補選択部53を備える。そして、提案処理部50aは、候補選択部53によって選択された第2の候補に基づいて蓄電装置3の配置を提案する。
これにより、提案処理部50aは、予め絞り込んだ第2の候補のうちから、蓄電装置3の配置を提案するので、第1の実施形態に比べて、効率よく蓄電装置3の配置を提案することができる。
また、本実施形態では、候補選択部53は、第1の候補(例えば、設置可能場所)のうちから、電力需要家2に電力を供給する商用電力系統に関連付けられる位置に応じた場所を第2の候補(例えば、候補場所)として選択する。
これにより、本実施形態による給電支援装置1aは、商用電力系統に対応する候補場所を適切に絞り込むことができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態による給電支援装置1bについて、図面を参照して説明する。
図15は、本実施形態による給電支援装置1bの一例を示すブロック図である。
この図に示すように、給電支援装置1bは、入力部10と、表示部20と、記憶部30と、制御部40bとを備えている。
制御部40bは、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、給電支援装置1bを統括的に制御する。また、制御部40bは、需要家情報取得部41と、配置出力部42と、提案処理部50bとを備えている。さらに、提案処理部50bは、配置選定部51と、配置検証部52と、領域分割部54とを備えている。
なお、この図において、図1に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
上述した第1の実施形態では、提案処理部50は、対象範囲を1つの範囲として、対象範囲における蓄電装置3の配置を提案する一例について説明した。これに対して、本実施形態では、提案処理部50bは、対象範囲を複数の領域に分割して、分割した領域ごとに、蓄電装置3の配置を提案する。
なお、本実施形態では、提案処理部50bが、領域分割部54を備える点が、上述した第1の実施形態と異なる。
領域分割部54は、設置可能場所を含むように、蓄電装置3の配置を提案する対象範囲を所定の領域に分割する。領域分割部54は、例えば、所定の領域のそれぞれに、複数の設置可能場所が含まれるように、対象範囲を分割する。
本実施形態における配置選定部51は、領域分割部54によって分割された所定の領域ごとに、電力需要に係る情報の重心を算出する。配置選定部51は、例えば、算出した電力需要に係る情報の重心に基づいて、所定の領域ごとに、設置可能情報のうちから蓄電装置3の配置を選定する。
また、本実施形態における配置検証部52は、領域分割部54によって分割された所定の領域ごとに、配置選定部51が選定した蓄電装置3の配置の検証を行う。
次に、本実施形態による給電支援装置1bの動作について説明する。
図16及び図17は、本実施形態による給電支援装置1bの動作の一例を示す図である。
図16に示す状態は、対象範囲A2において、給電支援装置1bが配置提案処理を実行する前の状態を示している。対象範囲A2において、電力系統L2には、複数の電力需要家2が接続されており、蓄電装置3の設置可能場所には、複数の設置可能場所が予め定めされている。なお、これらの情報は、記憶部30の電力系統情報記憶部31、可能場所情報記憶部32、及び需要家情報記憶部33のそれぞれに記憶されている。
本実施形態では、提案処理部50bの領域分割部54が、所定の領域のそれぞれに、可能場所情報記憶部32が記憶する複数の設置可能場所を含むように、対象範囲を分割する。領域分割部54は、例えば、図16に示すように、所定の領域(分割領域SA1〜SA6)に分割する。
次に、配置選定部51は、需要家情報取得部41が取得した電力需要家2に対応する位置情報と電力使用量とに基づいて、例えば、電力使用量の重心を分割領域SA1〜SA6のそれぞれに対して算出する。配置選定部51は、分割領域SA1〜SA6のそれぞれに対して、それぞれの電力使用量の重心に基づいて、蓄電装置3を配置する位置を選定する。
次に、配置検証部52は、配置選定部51が選定した蓄電装置3の配置の検証を、分割領域SA1〜SA6のそれぞれに対して行う。配置検証部52は、例えば、配置選定部51が選定した設置可能場所それぞれに蓄電装置3を配置した場合における電力需要家2に供給される電力の品質を分割領域SA1〜SA6のそれぞれに対して検証する。配置検証部52は、検証結果に基づいて、蓄電装置3を配置する位置を分割領域SA1〜SA6のそれぞれに対して選択する。すなわち、配置検証部52は、図10に示すように、所定の領域(分割領域SA1〜SA6)ごとに、蓄電装置3を配置する位置を選択する。配置検証部52は、検証結果を含む配置提案処理の結果を配置情報記憶部34に記憶させる。
このように、本実施形態による提案処理部50bは、領域分割部54によって分割された所定の領域ごとに、所定の領域内に電力を供給する蓄電装置3の配置を提案する。
次に、図18を参照して、給電支援装置1bの動作について説明する。
図18は、本実施形態による給電支援装置1bの動作の一例を示すフローチャートである。
この図において、ステップS301からステップS303の処理は、上述した図11に示すステップS101からステップS103の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
続く、ステップS304において、領域分割部54は、対象範囲を所定の領域に分割する。すなわち、領域分割部54は、例えば、複数の設置可能場所がふくまれるように、対象範囲を所定の領域に分割する。
次に、配置選定部51は、電力需要に係る情報の重心を、所定の領域ごとに、算出する(ステップS305)。例えば、配置選定部51は、上述したように、式(1)により、電力需要に係る情報の重心(例えば、電力使用量の重心)を所定の領域ごとに算出する。
次に、配置選定部51は、算出した電力需要に係る情報の重心に基づいて、設置可能場所のうちから、配置候補場所を所定の領域ごとに選定する(ステップS306)。
次に、配置検証部52は、配置選定部51が所定の領域ごとに選定した蓄電装置3の配置候補場所の検証を行う(ステップS307)。例えば、配置検証部52は、上述したように電力需要家2に供給される電力の品質を指標に、配置候補場所を所定の領域ごとに検証する。
次に、配置検証部52は、検証結果に基づいて、所定の領域ごとに配置案を提案する(ステップS308)。配置検証部52は、配置提案処理の結果を配置情報記憶部34に記憶させる。
次に、表示部20が、配置案を表示して(ステップS309)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、提案処理部50bは、設置可能場所(第1の候補の一例)を含むように、蓄電装置3の配置を提案する対象範囲(例えば、対象範囲A2)を所定の領域(例えば、分割領域SA1〜SA6)に分割する。そして、提案処理部50bは、領域分割部54によって分割された所定の領域ごとに、所定の領域内に電力を供給する蓄電装置3の配置を提案する。
これにより、対象範囲を所定の領域に分割して、所定の領域ごとに蓄電装置3の配置を提案するので、本実施形態による給電支援装置1bは、処理量(演算量)を低減しつつ、蓄電装置3を適切に配置することができる。また、本実施形態による給電支援装置1bは、分割した所定の領域ごとに蓄電装置3の配置を提案するので、処理時間を低減することができる。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態による給電支援装置1cについて、図面を参照して説明する。
図19は、本実施形態による給電支援装置1cの一例を示すブロック図である。
この図に示すように、給電支援装置1cは、入力部10と、表示部20と、記憶部30と、制御部40cとを備えている。
制御部40cは、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、給電支援装置1cを統括的に制御する。また、制御部40cは、需要家情報取得部41と、配置出力部42と、提案処理部50cとを備えている。さらに、提案処理部50cは、配置選定部51と、配置検証部52と、候補選択部53と、領域分割部54とを備えている。
なお、この図において、図13及び図15に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
なお、本実施形態では、上述した第2の実施形態と第3の実施形態とを組み合わせた実施形態である。本実施形態による提案処理部50cは、設置可能場所を予め絞り込んだ後に、対象範囲を複数の領域に分割して、分割した領域ごとに、蓄電装置3の配置を提案する。本実施形態では、提案処理部50cが、候補選択部53を備える点が、上述した第3の実施形態と異なる。
本実施形態における領域分割部54は、候補選択部53が選択した候補場所を含むように、蓄電装置3の配置を提案する対象範囲を所定の領域に分割する。領域分割部54は、例えば、所定の領域のそれぞれに、複数の候補場所が含まれるように、対象範囲を分割する。
次に、本実施形態による給電支援装置1cの動作について説明する。
本実施形態による給電支援装置1cの動作は、図14に示す第2の実施形態の動作と、図18に示す第3の実施形態の動作とを組み合わせた動作となる。
具体的には、給電支援装置1cの動作は、図18に示すステップS301からステップS309の処理をベースに、ステップS303の処理とステップS304の処理との間に、図14のステップS204の処理を追加したものとなる。各ステップの詳細な処理は、図18及び図14に示す処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による給電支援装置1cは、候補選択部53と、領域分割部54とを備えている。候補選択部53は、蓄電装置3の設置可能場所のうちから、蓄電装置3を配置する候補場所を選択する。領域分割部54は、候補選択部53によって選択された候補場所を含むように、蓄電装置3の配置を提案する対象範囲を所定の領域に分割する。提案処理部50cは、候補選択部53によって選択された候補場所に基づいて、領域分割部54によって分割された所定の領域ごとに、蓄電装置3の配置を提案する。
これにより、本実施形態による給電支援装置1cは、候補場所を絞り込んだ上で、対象範囲を分割した所定の領域ごとに、配置を提案するため、さらに処理時間を低減することができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
上記の各実施形態では、電力を供給する負荷部の一例として、電力系統に電力需要家2が接続される場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、負荷部は、負荷装置であってもよい。
また、上記の各実施形態では、1つの電力系統について蓄電装置3を配置する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、上記の各実施形態は、図20に示すように、複数の電力系統が混在した給電システムに適用してもよい。また、電力系統は、交流系に限定されるものではなく、直流系の電力系統であってもよい。
図20は、上述した給電支援装置1(1a、1b、1c)が適用可能な給電システム100の一例を示すブロック図である。
以下、給電システム100の構成について説明する。
この図において、給電システム100は、スイッチ部6、直交流変換装置70、分電盤(81、84)、発電装置(82、85)、及びPCS(83、86)を備えている。また、給電システム100は、交流系の電力系統である交流バスL3、及び直流系の電力系統である直流バスL4を有している。
スイッチ部6は、商用電源5からの供給線と、直交流変換装置70の入力側(一次側)との間に接続される開閉器である。スイッチ部6は、例えば、商用電源5からの給電を受ける場合にオン状態(閉状態)にされ、給電システム100に接続された蓄電装置3(不図示)から交流系に電力を給電する場合にオフ状態(開状態)にされる。
直交流変換装置70は、商用電源5からの交流電力を交流バスL3に供給するとともに、直流バスL4との間で電力を融通しあう制御を行う。直交流変換装置70は、双方向AC/DCコンバータ71を備えている。
双方向AC/DCコンバータ71は、交流系から直流バスL4に電力を供給する場合に、交流電力を直流電力に変換して、分電盤84に供給する。また、双方向AC/DCコンバータ71は、直流バスL4から交流系からに電力を供給する場合に、直流電力を交流電力に変換して、分電盤81に供給する。
分電盤81は、例えば、交流の分岐開閉器である。直交流変換装置70から出力された交流電力、及び発電装置82からPCS83を介して出力された交流電力は、分電盤81を介して、交流バスL3に供給される。
発電装置82は、例えば、太陽電池などの自然エネルギーを利用して電力を発電する。発電装置82は、発電した電力をPCS83に出力する。
PCS83(パワーコンディショナ)は、発電装置82からの出力を所定の出力電圧の交流電力に変換して分電盤81に出力する。
分電盤84は、例えば、直流の分岐開閉器である。直交流変換装置70から出力された直流電力、及び発電装置82からPCS86を介して出力された直流電力は、分電盤84を介して、直流バスL4に供給される。
発電装置85は、例えば、太陽電池などの自然エネルギーを利用して電力を発電する。発電装置85は、発電した電力をPCS86に出力する。
PCS86は、発電装置85からの出力を所定の出力電圧の直流電力に変換して分電盤84に出力する。
このように、給電システム100は、商用電源5から供給される電力、及び発電装置(82、85)が発電した電力を交流バスL3及び直流バスL4に供給することができるとともに、交流バスL3と直流バスL4との間で電力を互いに融通し合うことができる。
図20に示す例では、交流バスL3には、交流負荷装置91〜93が接続され、直流バスL4には、直流負荷装置94〜97が接続されている。ここで、交流負荷装置91〜93は、交流電力により動作する装置(負荷装置)のことであり、直流負荷装置94〜97は、直流電力により動作する装置(負荷装置)のことである。
また、給電システム100では、交流バスL3及び直流バスL4のそれぞれに、蓄電装置3を配置することが可能であり、上記の各実施形態の給電支援装置1(1a、1b、1c)により、蓄電装置3を適切に配置することが可能である。
例えば、交流バスL3を対象範囲A3として、給電支援装置1(1a、1b、1c)は、交流バスL3の電力系統に、蓄電装置3の配置を適切に提案することができる。
また、例えば、直流バスL4を対象範囲A4として、給電支援装置1(1a、1b、1c)は、直流バスL4の電力系統に、蓄電装置3の配置を適切に提案することができる。
なお、直流バスL4に蓄電装置3を接続する場合には、図21に示すように、双方向DC/DCコンバータ4aを介して、直流バスL4と蓄電装置3とを接続する。
なお、上記の各実施形態において、対象範囲が2次元の平面である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、対象範囲は、3次元であってもよい。例えば、上記の各実施形態は、ビルなどの建物内を対象範囲としてもよい。
また、例えば、対象範囲を3次元のビルに適用した場合には、領域分割部54は、各フロアを所定の領域として分割してもよい。
また、上記の各実施形態において、給電支援装置1(1a、1b、1c)は、蓄電装置3の配置を提案する例を説明したが、蓄電装置3の配置とともに、蓄電装置3の容量、性能などを提案してもよい。この場合、記憶部30は、例えば、蓄電装置3の仕様(電圧・電流、容量など)と、設置可能な条件とを関連付けた蓄電装置情報を予め記憶する。そして、配置検証部52が、蓄電装置情報に基づいて選定された場所の蓄電装置3を変更して検証し、検証結果に基づいて、蓄電装置3の容量、性能などを提案してもよい。
また、提案処理部50(50a、50b、50c)は、既に存在する蓄電装置3の充電回数や使用年数などに基づいて、配置を変更する提案をしてもよい。提案処理部50(50a、50b、50c)は、例えば、既に存在する蓄電装置3の充電回数が所定の回数を超えた場合に、新しい蓄電装置3に置き換える提案をするとともに、既に存在する蓄電装置3をバックアップ電源用の蓄電装置3など充放電の頻度の少ない場所への移動を提案してもよい。
また、複数の蓄電装置3を配置する場合、又は複数の候補場所がある場合、配置検証部52は、総当たりの組み合わせにより、蓄電装置3の配置を検証してもよい。また、配置検証部52は、他の検証手法(例えば、モンテカルロ法などの乱数を利用した検証手法)を用いて検証及び配置を提案してもよい。
また、上記の各実施形態において、配置選定部51は、電力需要家2の電力使用量や電力使用量の変動量などの電力需要に係る情報のそれぞれに基づいて、配置を選定する例を説明したが、電力需要に係る情報のそれぞれを組み合わせて用いてもよい。また、配置選定部51は、重心を利用して配置を選定する例を説明したが、電力需要に係る情報の重みづけによって定まる位置であれば、他の手法を用いてもよい。
また、配置選定部51は、設置可能場所のうちから、蓄電装置3を配置する位置を選定する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、設置可能場所に制限のない給電システムに適用する場合などは、例えば、対象範囲内の任意の位置を選定するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、需要家情報取得部41は、需要家情報を需要家情報記憶部33から取得する例について説明したが、給電支援装置1(1a、1b、1c)の外部(例えば、データサーバなど)から取得する形態であってもよい。また、記憶部30又は記憶部30の一部を、例えば、外部の記憶装置が備える形態であってもよい。
また、上記の各実施形態において、配置出力部42は、表示部に配置提案処理の結果を出力する例について説明したが、例えば、外部の記憶装置やプリンタに出力する形態であってもよい。
また、上記の各実施形態において、電力系統に新しく蓄電装置3を配置する場合について説明したが、給電支援装置1(1a、1b、1c)は、この用途での利用に限定されるものではない。例えば、給電支援装置1(1a、1b、1c)は、負荷部(電力需要家2)の経年変更や、負荷部(電力需要家2)の増設又は削減に応じて、蓄電装置3を再配置する場合などに適用してもよい。
なお、上述した給電支援装置1(1a、1b、1c)は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した給電支援装置1(1a、1b、1c)が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述した給電支援装置1(1a、1b、1c)が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に給電支援装置1(1a、1b、1c)が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1、1a、1b、1c 給電支援装置
2、2−1、2−2、2−3、2−4 電力需要家
3 蓄電装置
4、71 双方向AC/DCコンバータ
4a 双方向DC/DCコンバータ
5 商用電源
6 スイッチ部
10 入力部
20 表示部
30 記憶部
31 電力系統情報記憶部
32 可能場所情報記憶部
33 需要家情報記憶部
34 配置情報記憶部
40、40a、40b、40c 制御部
41 需要家情報取得部
42 配置出力部
50、50a、50b、50c 提案処理部
51 配置選定部
52 配置検証部
53 候補選択部
54 領域分割部
70 直交流変換装置
81、84 分電盤
82、85 発電装置
83、86 PCS
91、92、93 交流負荷装置
94、95、96、97 直流負荷装置
100 給電システム

Claims (11)

  1. 負荷部に供給する電力の一部を蓄電する蓄電装置の配置を、負荷部の電力需要に係る情報の重みづけによって定まる位置に基づいて提案する提案処理部
    を備えることを特徴とする給電支援装置。
  2. 前記電力需要に係る情報は、
    前記負荷部の電力使用量と前記電力使用量の変動量とのうちの少なくともいずれかの情報を含み、
    前記提案処理部は、
    前記負荷部の電力使用量と前記電力使用量の変動量とのうちの少なくともいずれかの情報の重みづけによって定まる位置に基づいて、前記蓄電装置の配置を提案する
    ことを特徴とする請求項1に記載の給電支援装置。
  3. 前記提案処理部は、
    少なくとも前記電力需要に係る情報を重みづけとして定まる重心である前記情報の重心の位置に応じて、前記蓄電装置の配置を提案する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給電支援装置。
  4. 前記負荷部は、電力需要家であり、
    前記電力需要に係る情報は、
    前記電力需要家に属する人数を示す前記電力需要家の人口と前記電力需要家が電力を使用している土地の利用種別とのうちの少なくともいずれかの情報を含み、
    前記提案処理部は、
    前記電力需要家の人口と前記利用種別とのうちの少なくともいずれかの情報の重みづけによって定まる位置に基づいて、前記蓄電装置の配置を提案する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給電支援装置。
  5. 前記電力需要に係る情報に前記電力需要家の人口の情報を含む場合、
    前記提案処理部は、
    少なくとも前記電力需要家の人口の重心の位置に応じて前記蓄電装置の配置を提案することを特徴とする請求項4に記載の給電支援装置。
  6. 前記蓄電装置を配置する場所の第1の候補が予め定められており、
    前記第1の候補のうちから、前記蓄電装置を配置する第2の候補を選択する候補選択部を備え、
    前記提案処理部は、
    前記候補選択部によって選択された前記第2の候補に基づいて前記蓄電装置の配置を提案する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の給電支援装置。
  7. 前記候補選択部は、
    前記第1の候補のうちから、前記負荷部に電力を供給する商用電力系統に関連付けられる位置に応じた場所を前記第2の候補として選択する
    ことを特徴とする請求項6に記載の給電支援装置。
  8. 前記候補選択部によって選択された前記第2の候補を含むように、前記蓄電装置の配置を提案する対象範囲を所定の領域に分割する領域分割部を備え、
    前記提案処理部は、
    前記領域分割部によって分割された前記所定の領域ごとに、前記所定の領域内に電力を供給する前記蓄電装置の配置を提案する
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の給電支援装置。
  9. 前記蓄電装置を配置する場所の第1の候補が予め定められており、
    前記第1の候補を含むように、前記蓄電装置の配置を提案する対象範囲を所定の領域に分割する領域分割部を備え、
    前記提案処理部は、
    前記領域分割部によって分割された前記所定の領域ごとに、前記所定の領域内に電力を供給する前記蓄電装置の配置を提案する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の給電支援装置。
  10. 取得部が、負荷部の電力需要に係る情報を取得する取得ステップと、
    提案処理部が、前記負荷部に供給する電力の一部を蓄電する蓄電装置の配置を、前記電力需要に係る情報の重みづけによって定まる位置に基づいて提案する配置提案ステップと
    を含むことを特徴とする給電支援方法。
  11. コンピュータに、
    負荷部の電力需要に係る情報を取得する取得ステップと、
    前記負荷部に供給する電力の一部を蓄電する蓄電装置の配置を、前記電力需要に係る情報の重みづけによって定まる位置に基づいて提案する配置提案ステップと
    を実行させるためのプログラム。
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