JP2016059199A - 需要電力の目標値算出方法及び目標値算出装置 - Google Patents

需要電力の目標値算出方法及び目標値算出装置 Download PDF

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【課題】時間帯にかかわらず蓄電池の容量が足りないという事態の発生を防止することができる需要電力の目標値算出方法及び目標値算出装置を提供する。【解決手段】需需要家の需要電力量と前記需要電力量の仮目標値とに基づいて蓄電池の電力の充放電を制御する際に用いられる前記目標値を算出する方法であって、負荷予測データ取得部が、需要家の時間毎の需要電力量の予測値を時系列に示す負荷予測データを取得する過程と、設定部が、前記負荷予測データの中で最も高い前記需要電力量の予測値を仮目標値に設定する過程と、算出部が、前記仮目標値から前記需要電力量を差し引いた差分値と前記蓄電池の残蓄電容量との比較結果に基づいて仮目標値を調整し、前記目標値を算出する過程とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、需要電力の目標値算出方法及び目標値算出装置に関する。
近年、需要家に蓄電池を設置し、その蓄電池の電力を電気機器などの負荷に放電することで需要家の消費電力のピークカット及びピークシフトが行われている(非特許文献1)。
例えば、需要家における需要電力量(例えば30分単位の平均電力)が、予め設定された需要電力量の目標値になるように、蓄電池の充放電量を制御することで、需要家の需要電力量を平準化する方法が提案されている(特許文献1)。すなわち、需要電力量が目標値を上回る場合、蓄電池の電力を負荷に放電し、需要電力量が目標値を下回る場合、商用電源からの電力を蓄電池に充電する。
特開2012−205454号公報
サンケン電気株式会社、[平成26年4月1日検索]、インターネット<URL:http://www.sanken-ele.co.jp/prod/powersp/ups/what_ups/ups_w65.htm>
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、目標値を越えた分の需要電力量を蓄電池の電力で補うため、昼間などの需要家の電力が目標値を大きく上回る場合、蓄電池の容量が足りなくなる事態が発生する場合が発生する。したがって、時間帯にかかわらず需要家の電力に対応できる大容量の蓄電池が必要であるが、大容量の蓄電池は非常に高価であるためコストがかかる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、時間帯にかかわらず蓄電池の容量が足りなくなる事態の発生を防止することができる需要電力の目標値算出方法及び目標値算出装置を提供することである。
本発明の一態様は、需要家の需要電力量と前記需要電力量の仮目標値とに基づいて蓄電池の電力の充放電を制御する際に用いられる前記目標値を算出する方法であって、負荷予測データ取得部が、需要家の時間毎の需要電力量の予測値を時系列に示す負荷予測データを取得する過程と、設定部が、前記負荷予測データの中で最も高い前記需要電力量の予測値を仮目標値に設定する過程と、算出部が、前記仮目標値から前記需要電力量を差し引いた差分値と前記蓄電池の残蓄電容量との比較結果に基づいて仮目標値を調整し、前記目標値を算出する過程と、を含む需要電力の目標値算出方法である。
また、本発明の一態様は、上述の需要電力の目標値算出方法であって、前記差分値が前記蓄電池の容量値を超える場合、前記仮目標値から所定の検索幅を差し引いた値を仮目標値に再設定し、前記差分値が前記蓄電池の容量値未満である場合、前記仮目標値から所定の検索幅を加算した値を前記目標値とする。
また、本発明の一態様は、需要家の需要電力量と前記需要電力量の仮目標値とに基づいて蓄電池の電力の充放電を制御する際に用いられる前記目標値を算出する装置であって、需要家の時間毎の需要電力量の予測値を時系列に示す負荷予測データを取得する負荷予測データ取得部と、前記負荷予測データの中で最も高い前記需要電力量の予測値を仮目標値に設定する設定部と、前記仮目標値から前記需要電力量を差し引いた差分値と前記蓄電池の残蓄電容量との比較結果に基づいて仮目標値を調整し、前記目標値を算出する算出部と、を有する需要電力の目標値算出装置である。
以上説明したように、本発明によれば、時間帯にかかわらず蓄電池の容量が足りなくなる事態の発生を防止することができる需要電力の目標値算出方法及び目標値算出装置を提供することができる。
本実施形態に係る目標値算出装置100を備える平準化システムの構成例を示す図である。 本実施形態に係る単位時間毎に需要家の1日の需要電力量を示した図である。 本実施形態に係る目標値算出装置100の構成例である。 本実施形態に係る負荷予測データの一例を示している。 本実施形態に係る目標値算出装置100の目標値を決定する動作を示す図である。 本実施形態の目標値算出装置100の目標値を決定する方法を説明する第1の図である。 本実施形態の目標値算出装置100の目標値を決定する方法を説明する第2の図である。 本実施形態の目標値算出装置100の目標値を決定する方法を説明する第3の図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る目標値算出装置100を備える平準化システムの構成例を示している。平準化システムは、需要家の需要電力量を平準化するシステムである。この図に示す平準化システムは、電力管理エリア1において、蓄電池20、電力経路切替部30、負荷40及び目標値算出装置100を備える。なお、電力管理エリア1は、例えば1つの家庭や建物などに該当する。
蓄電池20は、充電のために入力される電力を蓄積し、また、蓄積した電力を放電して出力する。蓄電池20には、例えばリチウムイオン電池などを採用することができる。
電力経路切替部30は、需要電力量に基づいて、蓄電池20と負荷40との間で電力経路の切り替え行う。図2は、単位時間毎に需要家の1日の需要電力量を示した図である。
電力経路切替部30は、需要電力量が目標値未満の場合、商用電源2の電力を負荷40に供給するように電力経路を切り替える。また、電力経路切替部30は、商用電源2の電力が蓄電池20に充電されるように電力経路を切り替える。この際、商用電源2から蓄電池20に充電される電力は、目標値から需要電力量を差し引いた値(例えば、図2の電力量A)である。
電力経路切替部30は、需要電力量が目標値を超える場合、蓄電池20の出力(放電電力)を負荷40に供給するように電力経路を切り替える。この際、蓄電池20から負荷40に供給される電力は、需要電力量から目標値を差し引いた値(例えば、図2の電力量B)である。
負荷40は、電力管理エリア1において電力供給を受けて動作する機器や設備などを一括して示したものである。
目標値算出装置100は、需要電力量の目標値を算出する。目標値算出装置100は、算出した目標値を電力経路切替部30に出力する。目標値算出装置100が算出する需要電力量の目標値は、1日の終わり(負荷40の1日の終了動作時刻)まで蓄電池20の蓄電容量が残るように設定された値の中で最も低い値である。
図3は、目標値算出装置100の構成例を示している。目標値算出装置100は、負荷予測データ取得部101、負荷予測データ記憶部102、設定部103、蓄電容量推定部104、第1判定部106、第2判定部107、第3判定部108及び算出部109を備える。
負荷予測データ取得部101は、例えば、外部のサーバ内に記憶してある需要家の日毎の需要電力の履歴から最も需要電力が高かった過去日を選択する。そして、負荷予測データ取得部101は、選択した過去日の時間毎(デマンド時限毎)の需要電力を負荷予測データとして外部のサーバ内から取得する。また、負荷予測データ取得部101は、気温、休日又は平日、天気などの情報から、この条件に類似する過去日を外部のサーバ内から選択する。そして、負荷予測データ取得部101は、選択した過去日のデマンド時限毎の需要電力を負荷予測データとして外部のサーバ内から取得する。ただし、本発明は負荷予測データの取得方法には限定されない。負荷予測データ取得部101は、取得した負荷予測データを記負荷予測データ記憶部102に記憶する。
負荷予測データ記憶部102は、負荷予測データ取得部101が取得した負荷予測データを時間毎(デマンド時限毎)に時系列に記憶する。図4は、負荷予測データの一例を示している。例えば図示するように、負荷予測データは、1日における制御開始時刻9:00から制御終了時刻18:00までの時間が30分ずつ区分され、30分の区分ごとに時刻と需要電力量(kW)とが対応付けられている。すなわち、負荷予測データは、制御開始時刻9:00から制御終了時刻18:00までの需要電力量Pを単位時間30分毎に示されている。
設定部103は、負荷予測データ記憶部102に記憶された負荷予測データの1日における9:00から18:00までの時間の中で、最も高い需要電力量Pmxを仮目標値Sとする。また、設定部103は、蓄電池20の残蓄電容量(充電可能容量)Csを蓄電池20の最大容量Cmxとする。蓄電池の最大容量Cmxは、需要家に設けられた蓄電池20の最大容量であり、予め設定されている。
蓄電容量推定部104は、以下に示す式(1)を用いて、時刻tにおける蓄電池20の残蓄電容量Csの暫定値(以下、「容量暫定値」という。)Csを算出する。蓄電容量推定部104は、負荷予測データ記憶部102に記憶された負荷予測データから時刻tにおける需要電力量P(t)を読み出す。蓄電容量推定部104は、仮目標値Sから読み出した需要電力量P(t)を差し引く。蓄電容量推定部104は、差し引いた値(以下、「容量差分値」という。)(S−P(t))を残蓄容量Csに加えた値を時刻tにおける容量暫定値Csとする。
Cs=Cs+(S−P(t))…(1)
第1判定部106は、時刻tにおける容量暫定値Csが蓄電池20の最大容量Cmxから減少したか否かを判定する。すなわち、第1判定部106は、時刻tにおける需要電力量P(t)が仮目標値Sを越えたか否かを判定する。
第2判定部107は、時刻tにおける容量暫定値Csが正の値か否かを判定する。すなわち、第2判定部107は、蓄電池20から負荷40に(S−P(t))の電力を放電した場合、蓄電池20の残蓄電容量Csの電力が残っているか否かを判定する。よって、時刻tにおける容量暫定値Csが負である場合、蓄電池20の残蓄電容量Cs電力は不足していることを示す。
第3判定部108は、時刻tにおける容量暫定値Csが正の値か否かを判定する。すなわち、第2判定部107は、蓄電池20から負荷40に(S−P(t))の電力を放電した場合、蓄電池20の残蓄電容量Csの電力が残っているか否かを判定する。
算出部109は、仮目標値から需要電力量を差し引いた差分値と蓄電池の残蓄電容量との比較結果に基づいて仮目標値を調整し、目標値を算出する。具体的には、算出部109は、仮目標値から需要電力量を差し引いた差分値をデマンド時限毎に計算し、計算した差分値を積算する。算出部109は、積算した差分値と残蓄電容量とを比較し、積算した差分値が残蓄電容量を超える場合、仮目標値から所定の検索幅αを差し引いた値を仮目標値に再設定する。一方、算出部109は、積算した差分値が残蓄電容量未満である場合、仮目標値から所定の検索幅αを加算した値を目標値とする。
算出部109は、仮目標値算出部110及び目標値算出部111を有する。
仮目標値算出部110は、時刻tにおける容量暫定値Csに基づいて、仮目標値Sを新たに算出し設定する。仮目標値算出部110は、現在の仮目標値から目標の検索幅αを差し引くことで新たな仮目標値Sを算出する。そして、仮目標値算出部110は、新たな仮目標値を仮目標値Sとして設定する。目標値の検索幅αは、需要電力量Pのサンプリングの最小単位であり、例えば1kWである。
目標値算出部111は、時刻tにおける容量暫定値Csに基づいて、最終目標値Dを算出する。目標値算出部111は、仮目標値Sに目標の検索幅αを加えることで最終目標値Dを算出する。
次に、本実施形態の目標値算出装置100の目標値を決定する動作について、図を用いて説明する。図5は、本実施形態の目標値算出装置100の目標値を決定する方法を示す図である。
ステップS201において、負荷予測データ取得部101は、需要家の1日の電力の負荷予測データを取得する。負荷予測データ取得部101は、取得した負荷予測データを記負荷予測データ記憶部102に記憶する。
ステップS202において、設定部103は、負荷予測データ記憶部102に記憶されている負荷予測データを読み出す。設定部103は、読み出した負荷予測データにおいて、9:00から18:00までの時間の中で、最も高い需要電力量Pmxを仮目標値Sとする。また、設定部103は、蓄電池20の残蓄電容量Csを蓄電池20の最大容量Cmxとする。
ステップS203において、設定部103は、仮目標値Sに目標値の検索幅αを減算する。ただし、初回時において、設定部103は、仮目標値Sに目標値の検索幅αを減算せずにステップS204に進む。目標値算出装置100は、以下に示すステップS204〜ステップS212の処理(Sループ処理)を仮目標値Sが0(ゼロ)になるまで繰り返す。
ステップS204において、設定部103は、負荷予測データ記憶部102に記憶されている負荷予測データを読み出し、制御開始時刻Tstを取得する。設定部103は、取得した制御開始時刻Tstに時間単位、例えば30分を加算する。ただし、初回時において、設定部103は、制御開始時刻Tstに時間単位を加算せずにステップS205に進む。目標値算出装置100は、以下に示すステップS205〜ステップS209の処理(tループ処理)を、時刻tが制御開始時刻Tstから制御終了時刻に時間単位を加算した時刻Tedになるまで繰り返す。
ステップS205において、蓄電容量推定部104は、式(1)を用いて、時刻tにおける容量暫定値Csを算出する。
ステップS206において、第1判定部106は、時刻tにおける容量暫定値Csが蓄電池20の最大容量Cmxから減少したか否かを判定する。すなわち、第1判定部106は、時刻tにおける容量暫定値Csが蓄電池20の最大容量Cmxを超えるか否かを判定する。第1判定部106は、時刻tにおける容量暫定値Csが蓄電池20の最大容量Cmxを超える場合(S206:YES)、ステップS209に進む。一方、第1判定部106は、時刻tにおける容量暫定値Csが蓄電池20の最大容量Cmx以下である場合(S206:NO)、ステップS207に進む。
ステップS207において、第2判定部107は、時刻tにおける容量暫定値Csが0(ゼロ)未満の場合(S207:YES)、ステップS213に進む。一方、第2判定部107は、時刻tにおける容量暫定値Csが0(ゼロ)以上の場合(S207:NO)、ステップS208に進む。
ステップS208において、設定部103は、蓄電池20の残蓄電容量Csを容量暫定値Csの値に設定する。
ステップS209において、設定部103は、時刻tが時刻Tedでない場合、ステップS204に進む。一方、設定部103は、時刻tが時刻Tedである場合、ステップS210に進む。
ステップS210において、第3判定部108は、制御開始時刻Tstから時刻Tedまで単位時間毎に計算した蓄電池20の残蓄容量Csにおいて、電力が残っているか否かを判定する。すなわち、第3判定部108は、容量暫定値Csが0(ゼロ)未満の場合(S210:YES)、ステップS213に進む。一方、第3判定部108は、時刻tにおける容量暫定値Csが0(ゼロ)以上の場合(S210:NO)、ステップS211に進む。
ステップS211において、仮目標値算出部110は、容量暫定値Csに基づいて、仮目標値Sを新たに算出し設定する。仮目標値算出部110は、現在の仮目標値から目標の検索幅αを差し引くことで新たな仮目標値Sを算出する。そして、仮目標値算出部110は、新たな仮目標値を仮目標値Sとして設定し、ステップS203に進む(ステップS212)。
ステップS211において、容量暫定値Csが負となっている。つまり、現在の仮目標値Sでは、蓄電池20の残蓄容量Csが不足する。よって、目標値算出部111は、仮目標値Sに目標の検索幅αを加えることで、最終目標値Dを算出する。
次に、上述した本実施形態の目標値算出装置100の目標値を決定する方法を、図を用いて説明する。図6は、本実施形態の目標値算出装置100の目標値を決定する方法を説明する図である。ここで、仮目標値Sが20kWであり、蓄電池20の最大容量Cmxが30kWとする。
図に示すように、目標値算出装置100は、制御開始時刻9:00から単位時間30分毎に、その時刻tに対応する容量暫定値Csを計算する。例えば、図6に示すように時刻tが9:00である場合、容量暫定値Csは、40kWとなる。よって、蓄電池20は、蓄電容量を放電しない。
ただし、時刻tが10:00である場合、容量差分値が−3kとなるため、容量暫定値Csは、27kWとなる。つまり、蓄電池20は、3kWの電力を負荷40に放電したことになる。ただし、その後、需要電力量P(t)は、時刻Tedまでのすべての時刻tにおいて、仮目標値Sを下回る。よって、容量暫定値Csが正、つまり蓄電池20の蓄電容量に余裕がある状態であるため、目標値算出装置100は、現在の仮目標値から目標値の検索幅αを差し引くことで新たな仮目標値Sを設定し、再度tループ処理を行う。
しかしながら、図7に示すように、制御開始時刻Tstから時刻Tedまでの間に、容量暫定値Csが負になった場合(時刻14:30)、目標値算出装置100は、現在の仮目標値から目標の検索幅αを加算することで最終目標値Dを算出する。また、図8に示すように、時刻Ted(時刻16:00)に容量暫定値Csが負になった場合においても。目標値算出装置100は、現在の仮目標値から目標の検索幅αを加算することで最終目標値Dを算出する。
このように上述した本実施形態では、目標値算出装置100は、需要家の1日の負荷予測データから最も高い需要電力量を仮目標値Sとし、tループ処理を行う。そのtループ処理の際に、容量暫定値Csが負となった場合、目標値算出装置100は、仮目標値Sに目標の検索幅αを加えることで最終目標値Dを算出する。また、そのtループ処理の際に、容量暫定値Csが負とならなかった場合、目標値算出装置100は、仮目標値Sを目標の検索幅α分下げて、再度tループ処理を行う。これより、1日の終わり(負荷40の1日の終了動作時刻)まで蓄電池20の蓄電容量が残るように設定された値の中で最も低い値を需要電力量の目標値Dとして設定することができる。すなわち、蓄電池20の容量Csを最大限まで使った目標値Dを設定することができる。よって、低コストの蓄電池を使用し、時間帯にかかわらず蓄電池の容量が足りないという事態の発生を防止することができる。
上述した実施形態における目標値算出装置100をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本実施形態では、需要家に設置された蓄電池を対象としたが。これに限られるものではなく、例えば蓄電池は、電気自動者の電池又は定置用蓄電池と電気自動車の電池を組み合せるものでもよい。また、電気自動車の電池だけでなく、燃料電池車の電池でもよい。その際、電気自動車などが接続されたことを示す接続情報を取得し、その接続情報をトリガーとして目標値を再設定する。これにより、電気自動車などに接続された蓄電池の総容量を最大限活用した目標値を設定することができる。
1 電力管理エリア
2 商用電源
20 蓄電池
30 電力経路切替部
40 負荷
100 目標値算出装置
101 負荷予測データ取得部
102 負荷予測データ記憶部
103 設定部
104 蓄電容量推定部
106 第1判定部
107 第2判定部
108 第3判定部
109 算出部
110 仮目標値算出部
111 目標値算出部

Claims (3)

  1. 需要家の需要電力量と前記需要電力量の仮目標値とに基づいて蓄電池の電力の充放電を制御する際に用いられる前記目標値を算出する方法であって、
    負荷予測データ取得部が、需要家の時間毎の需要電力量の予測値を時系列に示す負荷予測データを取得する過程と、
    設定部が、前記負荷予測データの中で最も高い前記需要電力量の予測値を仮目標値に設定する過程と、
    算出部が、前記仮目標値から前記需要電力量を差し引いた差分値と前記蓄電池の残蓄電容量との比較結果に基づいて仮目標値を調整し、前記目標値を算出する過程と、
    を含む需要電力の目標値算出方法。
  2. 前記差分値が前記蓄電池の容量値を超える場合、前記仮目標値から所定の検索幅を差し引いた値を仮目標値に再設定し、
    前記差分値が前記蓄電池の容量値未満である場合、前記仮目標値から所定の検索幅を加算した値を前記目標値とする請求項1に記載の需要電力の目標値算出方法。
  3. 需要家の需要電力量と前記需要電力量の仮目標値とに基づいて蓄電池の電力の充放電を制御する際に用いられる前記目標値を算出する装置であって、
    需要家の時間毎の需要電力量の予測値を時系列に示す負荷予測データを取得する負荷予測データ取得部と、
    前記負荷予測データの中で最も高い前記需要電力量の予測値を仮目標値に設定する設定部と、
    前記仮目標値から前記需要電力量を差し引いた差分値と前記蓄電池の残蓄電容量との比較結果に基づいて仮目標値を調整し、前記目標値を算出する算出部と、
    を有する需要電力の目標値算出装置。
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