JP2014147025A - 表示制御装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スライドショーに用いる画像を、より簡単で効率的な操作によって選択できるようにする。
【解決手段】 スライドショーにおいて表示すべき画像の分類と表示期間とが対応づけられた割り当てデータを読み込む読込手段と、
前記読込手段で読み込んだ前記割り当てデータに基づいて、前記分類毎に複数の画像を選択させる選択画面を表示する表示制御手段と、
前記選択画面においてユーザー操作に基づいて、前記分類に割り当てる画像を、分類毎に選択する選択手段と、
前記選択によって各分類に割り当てられた画像と前記割り当てデータとに基づいて複数の画像を順次再生する再生手段と
を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像を切替えて表示するスライドショーを作成するための表示制御装置、表示制御装置の制御方法、プログラム及び記録媒体に関するものである。
デジタルカメラ等で撮影された画像などを、BGMとなる音楽と共に切替えて再生する音楽付スライドショーが知られている。音楽付スライドショーでは、音無しでのスライドショーよりもユーザーにとって面白みのあるスライドショー再生を行うことができる。
特許文献1には、音楽付スライドショーの作成方法として,音楽か画像のいずれか一方を選択すると,他方は自動的に選択することが提案されている。例えば、ユーザーがBGMに使いたい音楽を選択すると、音楽データの特徴量を抽出し、音楽の特徴に合わせて自動的に表示すべき画像が選択されることが開示されている。
特開2005−204021号公報
特許文献1のように、装置が自動的に画像を選択する方法では、必ずしもユーザーが所望とする画像がスライドショーで表示されない可能性がある。かといって、ユーザーが音楽データの再生期間に合わせて手動で表示すべき画像を割り当てて行くのでは、作業が膨大になってしまい、簡単に見応えのあるスライドショーを作成することができない。
本発明は上記課題に鑑み、スライドショーに用いる画像を、より簡単で効率的な操作によって選択することができる表示制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の表示制御装置は、
スライドショーにおいて表示すべき画像の分類と表示期間とが対応づけられた割り当てデータを読み込む読込手段と、
前記読込手段で読み込んだ前記割り当てデータに基づいて、前記分類毎に複数の画像を選択させる選択画面を表示する表示制御手段と、
前記選択画面においてユーザー操作に基づいて、前記分類に割り当てる画像を、分類毎に選択する選択手段と、
前記選択によって各分類に割り当てられた画像と前記割り当てデータとに基づいて複数の画像を順次再生する再生手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、スライドショーに用いる画像を、より簡単で効率的な操作によって選択することができる。
本発明の表示制御装置の構成ブロック図である。 本発明のスライドショー作成に係る各表示例である。 本発明のスライドショーの作成に係る全体フローチャートである。 スライドショーデータ作成処理のフローチャートである。 画像選択受け付け処理のフロータチャートである。 スライドショー再生処理のフローチャートである。 ファイル操作処理のフローチャートである。 実施例1の割り当てデータの例である。 実施例2の割り当てデータの例である。 詳細編集画面の表示例である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
<実施例1>
図1に、本発明を適用可能な表示制御装置100の構成の一例を示す。表示制御装置100は、パーソナルコンピュータ(以下、PC)などを用いて構成可能なものである。
図1において、内部バス150に対してCPU101、メモリ102、不揮発性メモリ103、画像処理部104、ディスプレイ105、操作部106、記録媒体I/F107、外部I/F109、通信I/F110が接続されている。内部バス150に接続される各部は、内部バス150を介して互いにデータのやりとりを行うことができるようにされている。
メモリ102は、例えばRAM(半導体素子を利用した揮発性のメモリなど)からなる。CPU101は、例えば不揮発性メモリ103に格納されるプログラムに従い、メモリ102をワークメモリとして用いて、表示制御装置100の各部を制御する。不揮発性メモリ103には、画像データや音声データ、その他のデータ、CPU101が動作するための各種プログラムなどが格納される。不揮発性メモリ103は例えばハードディスク(HD)やROMなどで構成される。
画像処理部104は、CPU101の制御に基づいて、不揮発性メモリ103や記録媒体108に格納された画像データや、外部I/F109を介して取得した映像信号、通信I/F110を介して取得した画像データなどに対して各種画像処理を施す。画像処理部104が行う画像処理には、A/D変換処理、D/A変換処理、画像データの符号化処理、圧縮処理、デコード処理、拡大/縮小処理(リサイズ)、ノイズ低減処理、色変換処理などが含まれる。画像処理部104は特定の画像処理を施すための専用の回路ブロックで構成しても良い。また、画像処理の種別によっては画像処理部104を用いずにCPU101がプログラムに従って画像処理を施すことも可能である。
ディスプレイ105は、CPU101の制御に基づいて、画像やGUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面などを表示する。CPU101は、プログラムに従い表示制御信号を生成し、ディスプレイ105に表示するための映像信号を生成してディスプレイ105に出力するように表示制御装置100の各部を制御する。ディスプレイ105は出力された映像信号に基づいて映像を表示する。なお、表示制御装置100自体が備える構成としてはディスプレイ105に表示させるための映像信号を出力するためのインターフェースまでとし、ディスプレイ105は外付けのモニタ(テレビなど)で構成してもよい。
操作部106は、キーボードなどの文字情報入力デバイスや、マウスやタッチパネルといったポインティングデバイス、ボタン、ダイヤル、ジョイスティック、タッチセンサ、タッチパッドなどを含む、ユーザ操作を受け付けるための入力デバイスである。なお、タッチパネルは、ディスプレイ105に重ね合わせて平面的に構成され、接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにした入力デバイスである。
記憶媒体I/F107は、メモリーカードやCD、DVDといった記録媒体108が装着可能とされ、CPU101の制御に基づき、装着された記録媒体108からのデータの読み出しや、当該記録媒体108に対するデータの書き込みを行う。外部I/F109は、外部機器と有線ケーブルや無線によって接続し、映像信号や音声信号の入出力を行うためのインターフェースである。通信I/F110は、外部機器やインターネット111などと通信して、ファイルやコマンドなどの各種データの送受信を行うためのインターフェースである。
音声出力部112は、音を増幅するアンプ、発音するスピーカー、音声信号を外部出力するイヤホンジャックなどからなる。音声出力部112は、記録媒体108や不揮発性メモリ103などに記録された音声データ(音楽ファイルなど)の再生音を出力する。本実施形態の音楽付スライドショーの再生では、CPU101は、音声出力部112から音楽データ(音楽以外の音でもよい)を出力するとともに、それに同期してディスプレイ105に画像を切り替え表示する。
なお操作部106にタッチパネルが含まれる場合、CPU101はタッチパネルへの以下の操作。あるいは状態を検出できる。
・タッチパネルを指やペンで触れたこと(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)。
・タッチパネルを指やペンで触れている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)。
・タッチパネルを指やペンで触れたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)。
・タッチパネルへ触れていた指やペンを離したこと(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)。
・タッチパネルに何も触れていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)。
これらの操作・状態や、タッチパネル上に指やペンが触れている位置座標は内部バスを通じてCPU101に通知され、CPU101は通知された情報に基づいてタッチパネル上にどのような操作が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。またタッチパネル上をタッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル上に指を触れたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる。また、所定距離以上を、所定速度未満でタッチムーブしたことが検出された場合はドラッグが行なわれたと判定するものとする。また、タッチムーブを伴わない短い時間のタッチをタップと称する。タッチダウンを検出した後に所定時間以内にタッチアップが検出されると、タップされたと判定する。タッチパネルは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。
図2(a)〜図2(h)に、本実施形態における音楽付スライドショーの作成から再生(play)、保存までの一連の動作においてディスプレイ105に表示される各表示例を示す。
図2(a)は、音楽付スライドショーの作成及び視聴を行うプログラムを起動した際の初期画面の表示例である。タッチボタン(所定の機能が割り当てられており、タッチされると割り当てられた機能が実行される表示アイテム)として、「新しく作る」ボタン201、「前につくった動画を見る」ボタン202が表示されている。「新しく作る」ボタン201がタップされると図2(b)の画面に遷移する。
図2(b)は、複数の割当データのうちいずれかを選択する割当データ選択画面である。割当データとは、音楽データと、音楽データを再生した場合の各期間において表示すべき画像の分類(カテゴリー)とが対応付けて記録されたデータである。初期状態の割当データには、表示すべき画像の分類だけが対応付いており、具体的にどの画像を対応づけるかは、後述するユーザー操作に基づいて決定される。割当データの詳細については図8を用いて後述する。図2(b)では、それぞれ異なる割当データを表す選択肢アイテム211と選択肢アイテム212が表示されている。選択肢アイテムの何れかがタップされると割当データが選択され、図2(c)の画面に遷移する。
図2(c)は、選択された割当データに対して画像を割り当てていくためのスライドショー作成画面である。スライドショー作成画面には、各分類に対して、ユーザーが選択すべき画像の分類名称221(すなわち、カテゴリーのキーワード)、必要な枚数222、分類に対して画像を割り当てていくための画像入力欄223を表示する。
画像入力欄223は、分類に対して必要な枚数の画像が選択されていない場合はアクティブ状態の表示形態(例えば白)で表示され、分類に対して必要な枚数が選択され終えるとグレーアウトして非アクティブ状態の表示形態(例えばグレー)で表示される。図2(c)はスライドショー作成画面の上側の一部である。スクロールバー224を操作することにより、図2(d)に示すスライドショー作成画面の下側を表示させることができる。図2(d)において、文字入力欄231は、スライドショーを再生した際のある期間に表示すべき文字列を入力するための欄である。文字入力欄231に入力された文字列を表示すべき期間は選択された割当データに定義されている。スライドショー作成ボタン232は、スライドショー作成画面で選択された画像と割り当てデータに基づいて音楽付きのスライドショーを再生する指示を受け付けるためのタッチボタンである。スライドショー作成ボタン232は初期状態ではグレーアウトしており、タップを受け付けない。スライドショーに必要な枚数の画像の選択と、文字入力欄への文字入力が終了するとアクティブ表示となり、タップを受け付けるようになる。
図2(e)は、画像入力欄223がタップされたことに応じて表示される分類別画像選択ウインドウ241の表示例である。分類別画像選択ウインドウ241は、タップされた画像入力欄223の分類に対して割り当てる画像をユーザーに選ばせるためのウインドウである。分類別画像選択ウインドウ241には、アルバムボタン242、OKボタン243、ある画像保存領域に保存された画像のサムネイル一覧が表示される。アルバムボタン242がタップされると分類別画像選択ウインドウ241に表示させる画像の保存領域を選択する画面を表示する。OKボタン243がタップされると、分類別画像選択ウインドウ241の表示を終了する。分類別画像選択ウインドウ241に表示された複数のサムネイルの何れかがタップされると、選択中の分類に対してタップされたサムネイルが表す画像が割り当てられる。分類別画像選択ウインドウ241に表示されたサムネイルが選択されると(タップされると)、図2(f)に示すように選択された画像のサムネイルが、選択中の分類の画像入力欄223の空き領域の1つに表示される。また、分類別画像選択ウインドウ241において、選択済みとなったサムネイルに対して選択済マーク244を重畳して表示する。また、画像選択操作中の分類に対して必要な枚数の画像が選択されると(すなわち選択中の分類の画像入力欄223の空き領域が無くなると)、選択中の分類の画像入力欄223は図2(g)の画像入力欄251のようにグレーアウトされる。
図2(g)は、画像入力欄252における選択済み画像の修正受け付け表示の表示例である。画像入力欄に表示された選択済みの画像を示すサムネイルが所定時間以上タッチされると、画像入力欄252は選択済み画像の修正受け付け状態となり、選択済み画像のサムネイルのそれぞれに対して削除領域253が表示される。この状態ではサムネイルのドラッグを受け付ける。ドラッグ操作に応じて、同一分類内での画像の入れ換えを行い、スライドショーにおいて表示される順番を変更することができる。また、削除領域253がタップされると選択済みの画像の選択が解除され、サムネイルが削除されて空白領域に戻る。空白領域に対して、ユーザーは前述の分類別画像選択ウインドウ241を表示させて再度割り当てる画像を選択し直すことができる。
全ての分類に対して必要な枚数の画像が選択され、かつ、文字入力欄231への文字の入力も行われるとスライドショー作成ボタン232がアクティブになる。アクティブになったスライドショー作成ボタン232がタップされると、スライドショーが再生される。スライドショーの再生途中でスライドショーの停止指示をユーザーから受け付けるか、スライドショーの再生が最後まで終了すると、図2(h)のファイル操作指示画面が表示される。ファイル操作指示画面では、ユーザーは、スライドショーをもう一度見る、少し修正する、画像が割り当てられた割り当てデータを保存する、スライドショーを動画ファイルとして書き出す、等の指示を行うことができる。
このようにして再生されるスライドショーでの画像の登場順(表示時間順)は、割り当てデータに基づいて決まり、前述のスライドショー作成画面における画像の並び順とは必ずしも一致はしない。すなわち、上述のスライドショー作成画面において、「ねこのベストショット」の画像入力欄に表示された画像を左から順に3枚表示した後に、次に並んでいる「ねこの写真」のベストショットの画像入力欄に表示された画像を左上から順に表示してくのではない。例えば、「ねこのベストショット」の画像入力欄に表示された1枚目の画像を1枚表示した後に、「ねこの写真」のベストショットの画像入力欄に表示された1枚目の画像を表示する。その後、その他の分類の画像を表示した後に、「ねこのベストショット」の画像入力欄に表示された2枚目の画像を表示する、といった順番になり得る。このように、上述のスライドショー作成画面では、ユーザーは、スライドショーの再生で登場する順番に沿って画像を選択するのではなく、分類毎に画像を複数選択することとなる。このようにすることで、音楽付スライドショーの時間進行上の別の箇所で表示すべき同じ分類観点の画像を、同一の分類の観点でまとめて一度に探すことができ、効率的である。
上述の表示例で説明した音楽付スライドショーの作成から再生(play)、保存までの一連の動作を実現する処理のフローチャートを、図3〜図7を用いて説明する。図3〜図7の処理は、不揮発性メモリ103に記録されたプログラムを、メモリ102をワークメモリとしてCPU101が実行することで実現する。
音楽付スライドショーの作成及び視聴を行う本実施形態のプログラムが起動されると、CPU101は図3の処理を開始する。
S301では、CPU101は、図2(a)の初期画面を表示する。
S302では、CPU101は、「新しく作る」ボタン201がタップされたか否かを判定する。「新しく作る」ボタン201がタップされたと判定するとS308に進み、そうでない場合はS303に進む。
S303では、CPU101は、「前に作った動画を見る」ボタン202がタップされたか否かを判定する。「前に作った動画を見る」ボタン202がタップされた場合はS304に進み、そうでない場合はS302に戻る。
S304では、CPU101は、記録媒体108に記録されたスライドショーデータを読み出し、ディスプレイ105に一覧表示する。スライドショーデータはスライドショー作成画面におけるユーザーの画像選択に基づいて生成されたデータであり、前述の割り当てデータに対して画像が割り当てられたデータである。すなわち、割り当てデータに追加して、割り当てられた画像のファイル名と格納場所が記述されたデータである。
S305では、CPU101は、ディスプレイ105に表示された複数の割り当てデータの何れかがタップするなどによってユーザーに選択されたか否かを判定する。スライドショーデータが選択された場合はS306に進み、そうでない場合はスライドショーデータが選択されるのを待つ。
S306では、CPU101は、スライドショーデータに基づいてスライドショーを再生する。この処理は図6を用いて後述する。
S307では、CPU101は、スライドショーデータに基づくファイル操作処理を行う。この処理は図7を用いて後述する。
一方、初期画面で「新しく作る」ボタン201がタップされた場合は、S308において、CPU101は、記録媒体108に予め記録されていた割り当てデータを読み出し、図2(b)の割り当てデータ選択画面を表示する。
S309では、CPU101は、ディスプレイ105に表示された、割当データを表す選択肢アイテムのいずれかがタップされたか(選択されたか)否かを判定する。いずれかの選択肢アイテムがタップされるとS310に進み、そうでない場合は何れかの選択肢アイテムがタップされるのを待つ。
S310では、CPU101は、スライドショーデータ作成処理を行う。
図4に、スライドショーデータ作成処理のフローチャートを示す。この処理は、前述の図3のS310の処理の詳細である。
S401では、CPU101は、S309で選択された割り当てデータを記録媒体108からメモリ102に読み出す(読込む)。
S402では、CPU101は、S401で読み出した割り当てデータに記述された内容に基づき、分類(カテゴリ)毎の必要枚数を集計する。
S403では、CPU101は、S401で読み出した割り当てデータに基づいてスライドショー作成画面をディスプレイ105に表示する。スライドショー作成画面は図2(c)〜図2(g)で説明した画面である。なお、分類毎の必要な枚数222はS402の集計に基づいて表示される。
S404では、CPU101は、分類毎に表示された画像入力欄(例えば図2(c)の画像入力欄223)の何れかに対するタップがあったか否かを判定する。何れかの画像入力欄がタップされると、これからユーザーが画像を割り当てる(選択する)分類として、タップされた画像入力欄に対応する分類が選択されたこととなる。画像入力欄に対するタップがあったと判定するとS405に進み、そうでない場合はS406に進む。
S405では、CPU101は、画像選択受け付け処理を行う。画像選択受け付け処理では、図2(e)、図2(f)で説明したような分類別画像選択ウインドウを表示して、ユーザーから、選択している分類についての画像選択を受け付ける。この処理の詳細は図5を用いて後述する。
S406では、CPU101は、文字入力欄(例えば図2(d)の文字入力欄231)がタップされたか否かを判定する。文字入力欄がタップされたと判定するとS407に進み、そうでない場合はS408に進む。
S407では、CPU101は、ディスプレイ105にソフトキーボードを表示し、ユーザーからの文字列(テキスト)の入力操作を受け付ける。文字列が入力されると、S408において、CPU101は、スライドショー作成画面の文字列入力欄に、入力された文字列を表示するとともに、入力済みを示すように文字入力欄をグレーアウト表示する。
S408では、CPU101は、スライドショー作成画面に表示された画像入力欄、文字入力欄の全てに対しての入力が完了したか否かを判定する。全ての分類項目(カテゴリ)について必要枚数分の画像が選択され、文字入力欄への文字列の入力も行われたと判定するとS410に進み、そうでない場合はS411に進む。
S410では、CPU101は、スライドショー作成ボタン232の表示形態をグレーアウトの状態からアクティブを示す表示形態に変更する。これによってスライドショーの再生開始指示を受付けるスライドショー作成ボタン202が、スライドショーの再生開始指示受付可能状態となる。このようにすることによって、選択された画像の枚数や文字列が不足した不完全な音楽付きスライドショーが作成されるのを防ぎ、高品位なスライドショーの作成を促進することができる。なお、S410の処理ではグレーアウトされていたスライドショー作成ボタン232の表示形態をアクティブにするものとしたが、初期状態ではスライドショー作成ボタン232は非表示としておき、S409でYesとなったことに応じて表示させても良い。
S411では、CPU101は、少なくとも1枚の画像が選択済みである画像入力欄の何れかに対する長押し(所定時間以上のタッチ)があったか否かを判定する。少なくとも1枚の画像が選択済みである画像入力欄の何れかに対する長押しがあった場合にはS412に進み、そうでない場合にはS417に進む。なお、1枚も画像が選択されていない画像入力欄に対する長押しがあってもS411はYesとはならないものとする。
S412では、CPU101は、選択済み画像の修正受け付け表示をする。すなわち、図2(g)で説明したように、画像入力欄に表示された選択済み画像のサムネイルのそれぞれに対して削除領域253を表示する。
S413では、CPU101は、削除領域253の何れかがタップされたか否かを判定する。削除領域253の何れかがタップされるとS414に進み、そうでない場合はS415に進む。
S414では、CPU101は、タップされた削除領域253に対応する選択済みであった画像について、選択を解除(キャンセル)する。これによって、画像表示欄に表示されていたサムネイルが非表示となって空きスペースの表示となる。また、メモリ102上で割り当てデータに対応付けて記憶されていた、タップされた削除領域253に対応する選択済み画像に関する情報をクリアする。
S415では、CPU101は、削除領域253が付されたサムネイル画像の何れかをドラッグする操作があったか否かを判定する。ドラッグされたと判定するとS416に進み、そうでない場合はS417に進む。
S416では、CPU101は、ドラッグ操作に応じて同一分類内での画像の並び順を入れ換える。より詳しくは、ドラッグされた画像が、同一分類内の他の画像の上でドロップされた場合に、ドラッグされた画像と、ドロップ先の画像との並び順を入れ換える。このようにすることで、スライドショーにおける同一分類内での画像の登場順を入れ換えることができる。例えば、「ねこの好きなもの」の画像入力欄の左端に表示された画像が、割り当てデータにおいて、スライドショーの開始後、2枚の他の分類の画像を表示した後に、45秒から1分0秒までの期間(期間3と称する)に表示されると定義されていたものとする。また、「ねこの好きなもの」の画像入力欄の左端から2番目に表示された画像が、割り当てデータで、スライドショー開始後、4枚の他の画像を表示した後に、1分10秒から1分25秒までの期間(期間5と称する)に表示されると定義されていたものとする。すなわち、「ねこの好きなもの」の画像入力欄に表示された画像の中では、左端の画像がスライドショーで最初に表示され(出現し)、他の分類の画像の表示を経てから、「ねこの好きなもの」の画像入力欄での左端から2番目の画像が次に表示されるものとする。このようなケースにおいて、S415,S416のドラッグ操作による処理によって、例えば期間1で表示される画像と期間2に表示される画像を入れ換えることができる。また、ドラッグされた画像が割り当てられた分類とは異なる分類に割り当てられた画像との入れ替えはできないようになっている(操作受付しない)。このようにすることで、分類毎に選んだ画像が(すなわち同一の観点で選んだ画像が)、スライドショーにおいて別の分類(別の観点)の画像を表示すべき期間で表示されてしまい、スライドショーの品位を損なうのを防いでいる。
S417では、CPU101は、スライドショー作成ボタン232がタップされたか否かを判定する。スライドショー作成ボタン232がタップされたと判定するとS418に進み、そうでない場合はS404に戻る。
S418では、CPU101は、スライドショー作成ボタン232がS410の処理によってアクティブになっていたか否かを判定する。アクティブであって場合はS419に進み、アクティブになって否かった場合はスライドショー作成ボタン232に対するタップは受け付けずにS404に戻る。
S419では、CPU101は、ユーザーに選択されてスライドショー作成画面の各画像入力欄に表示された画像、及び文字入力欄に表示された文字列に基づいてスライドショーデータを作成する。すなわち、メモリ102に保持している割り当てデータの各再生位置に対し、画像の保存領域とファイル名を割り当てたデータを作成する。S419の処理を行うと、前述した図3のS306に進み、スライドショーを再生する。S306の処理については図6を用いて後述する。
図5に、画像選択受け付け処理のフローチャートを示す。この処理は、前述の図4のS405の処理の詳細である。
S501では、CPU101は、図2(e)に図示したように、スライドショー作成画面に追加して、分類別画像選択ウインドウ241をディスプレイ105に表示する。分類別画像選択ウインドウ241が表示される前に表示していた画像入力欄は、画像選択ウインドウ241を表示するスペースを確保するために左に移動する。
S502では、CPU101は、分類別画像選択ウインドウ241に一覧表示されたサムネイル画像のいずれかがタップされたか否かを判定する。サムネイル画像がタップされたと判定するとS503に進み、そうでない場合はS505に進む。なお、現在選択している分類について、必要画像枚数分の画像が既に選択されていた場合は、サムネイル画像がタップされても選択を受け付けず、S502はNoと判定されるものとする。
S503では、CPU101は、図2(f)に図示したように、タップされた画像に選択済みマーク244を表示する。続いてS504で、CPU101は、タップされて選択済みマーク244が付けられたサムネイルと同じサムネイルを、現在選択中の分類の画像入力欄で空白領域であった場所に表示する。
S505では、CPU101は、現在画像を割り当てている分類について、必要画像枚数分の画像が選択されたか否かを判定する。必要画像枚数分の画像が選択されたと判定するとS506に進み、そうでない場合はS507に進む。
S506では、CPU101は、現在選択中の分類に対応する画像入力欄を、必要枚数分の画像が既に選択済みであることを示す表示形態に変更する。例えば、図2(g)の画像入力欄251のようにグレーアウトする。
S507では、CPU101は、分類別画像選択ウインドウ241の上部に表示されたアルバムボタン242がタップされたか否かを判定する。アルバムボタン242がタップされたと判定するとS508に進み、そうでない場合はS510に進む。
S508では、CPU101は、画像が格納されたアルバムの一覧を表示し、アルバムの選択を受け付ける。アルバムに限らず、ユーザー任意の保存領域を指定することもできる。指定できる保存領域は、CPU101が画像を取得することのできる保存領域であればよく、記録媒体108、不揮発性メモリ103、通信I/F110に接続された外部機器やインターネット上の保存領域を指定することが可能である。また、検索条件をユーザーが指定して、検索にヒットした画像を分類別画像選択ウインドウ241に表示できるようにしてもよい。
S509では、CPU101は、分類別画像選択ウインドウ241に表示に表示されるサムネイル画像を、S508で指定された保存領域の画像のサムネイル画像に置き換えて表示を更新する。
S510では、CPU101は、分類別画像選択ウインドウ241の上部に表示されたOKボタン243がタップされたか否かを判定する。OKボタンがタップされた場合はS511に戻り、そうでない場合はS502に戻って処理を繰り返す。
S511では、CPU101は、分類別画像選択ウインドウ241を閉じて非表示とし、現在選択している分類についての画像の割り当て(選択)を終了し、図4のS408に進む。
図6に、スライドショー再生処理のフローチャートを示す。この処理は、図3のS306の処理の詳細である。
S601では、CPU101は、図3のS305で選択されたスライドショーデータあるいは図4のS419で作成されたスライドショーデータに関連付けられた音楽データに関連付けられた音楽データを読み込む。
S602では、CPU101は、音楽データの音楽(音楽以外の音であることもあり得る)を再生してからの時間を計測するためのタイマーをスタートする。
S603では、CPU101は、S603でのタイマーのスタートとほぼ同時に、S601で読み込んだ音楽データを再生し、音声出力部112から音楽データを再生した音声を出力する。
S604では、CPU101は、音楽付スライドショーで表示される画像の順番を表す変数Nを1で初期化する。
S605では、CPU101は、S603での音楽データの再生開始に同期して、スライドショーデータに記述されているIDがNである画像をディスプレイ105に表示する。最初はN=1、すなわちIDが1の画像を表示する。こうして音楽付スライドショーの再生が開始される。その後は、時間の経過に従ってインクリメントされるNが示すIDの画像に順次切り替えて表示する。
S606では、CPU101は、ユーザーからの停止指示を受け付けたか否かを判定する。停止指示は例えば、音楽付スライドショーが再生されている間に、ディスプレイ105の任意の位置をタップすることで行える。停止指示があったと判定するとスライドショー再生処理を終了し、停止指示が無い場合はS607に進む。
S607では、CPU101は、S802でスタートしたタイマーを参照し、現在表示しているID=Nの画像の表示期間が終了する時間になったか否かを判定する。ID=Nの画像の表示期間は、スライドショーデータに予め定義されている。表示期間が終了するとS609に進む。
S609では、音楽付スライドショーの全期間の再生が終わったか否かを判定する。全期間の再生が終了していないと判定すると、S609で変数Nを1つインクリメントしてS605に戻る。音楽付スライドショーの全期間の再生が終わったと判定するとスライドショー再生処理を終了し、図3のS307へ進む。
このような図6の処理によって、各分類に割り当てられた画像と割り当てデータとに基づいて(より詳しくは割り当てデータに基づいて作成されたスライドショーデータに基づいて)、複数の画像を音楽に合わせて順次再生するスライドショーが行われる。
続いて、図7に、ファイル操作処理のフローチャートを示す。この処理は、前述した図3のS307の処理の詳細である。
スライドショー再生が終了するとまず、S701で、CPU101は、ファイル操作指示画面をディスプレイ105に表示する。図2(h)に、ファイル操作指示画面の表示例を示す。ファイル操作指示画面には、音楽付スライドショーの代表画像261、「もう一度見る」ボタン262、「少し直す」ボタン263、「保存する」ボタン264、「書き出す」ボタン265、「最初に戻る」ボタン266が表示される。
S702では、CPU101は、「もう一度見る」ボタン262がタップされたか否かを判定し、タップされたと判定すると前述の図3のS306に戻り、音楽付スライドショーを再度再生する。「もう一度見る」ボタン262タップされていないとS703に進む。
S703では、CPU101は、「少し直す」ボタン263がタップされたか否かを判定し、タップされたと判定すると前述の図3のS310のスライドショーデータ作成処理に戻り、各分類に対する画像割り当ての修正を受け付ける。なお、S703からスライドショーデータ作成処理に進んだ場合は、S302で「新しく作る」ボタンが押下されてスライドショーデータ作成処理に進んだ場合とは異なり、選択済み画像の修正が行われることが前提となる。そのため、S703からスライドショーデータ作成処理に進んだ場合は、「修正したい画像を長押しして下さい」といったガイダンスを表示し、選択済み画像の修正受け付け状態になるための操作方法をガイドしてもよい。「少し直す」ボタン263がタップされていない場合はS704に進む。
S704では、CPU101は、「保存する」ボタン264がタップされたか否かを判定する。「保存する」ボタン264がタップされた場合はS705に進み、そうでない場合はS707に進む。
S705では、CPU101は、ソフトキーボードをディスプレイ105に表示し、スライドショーデータのタイトルの入力をユーザーから受け付ける。タイトルが入力され、保存決定の操作がされると、S709に進む。S709では、CPU101は、入力されたタイトルで、スライドショーデータを記録媒体108に記録する。なお、記録媒体108以外の保存先を指定して保存できるようにしても良い。このようにして保存されたスライドショーデータが、前述した図3のS304で、前に作った動画として選択可能なスライドショーデータの選択肢として表示されることとなる。
S707では、CPU101は、「書き出す」ボタン265がタップされたか否かを判定する。「書き出す」ボタン265がタップされたと判定するとS708に進み、そうでない場合はS266に進む。
S708では、CPU101は、書き出す動画データの画質の選択肢をディスプレイ105に表示し、ユーザーからの書き出し画質の選択を受け付ける。選択肢としては例えば、フルHD画質(画素数1920×1080相当、アスペクト比16:9)、DVD画質(画素数640×480相当、アスペクト比4:3)がある。また個々で、動画ファイルのファイル名の入力をユーザーから受け付けても良い。スライドショーデータに既にタイトルがついている場合には、スライドショーデータのタイトルが、書き出す動画ファイルのファイル名として初期表示される。S708で画質が選択され、保存決定の操作がなされるとS709に進む。
S709では、CPU101は、スライドショーデータに基づいて、音楽付スライドショーを動画ファイルで、S708で選択された画質で記録媒体108に記録する。なお、記録媒体108以外の記録先を指定して記録できるようにしても良い。スライドシーデータは本実施形態によるプログラムによって解釈できなければ再生できず、また、参照する画像や音楽データが取得できないと再生できない。ただし、スライドショーデータの状態であれば画像を入れ替えるなどの編集が可能である。一方、S709で記録された動画ファイルは一般的な動画ファイルであるため、他の機器に移動してもこの動画ファイル単体と動画再生機能があれば再生することができる。
S710では、CPU101は、「最初に戻る」ボタン266がタップされたか否かを判定する。「最初に戻る」ボタン266がタップされたと判定すると、前述した図3のS301に進み、そうでない場合はS711に進む。
S711では、CPU101は、本実施形態に係るプログラムを終了させる指示があったか否かを判定する。終了が指示されていない場合はS702に戻って処理を繰り返し、終了が指示されると処理を終了する。
図8に、前述した割り当てデータの一例を示す。情報801はこの割り当てデータに関連づけされた音声データの情報であり、音楽ファイルの記録領域及びファイル名が記述されている。情報802は画像を参照する記憶領域の情報である。情報803には、各IDにおける、画像の表示を開始する時間の804、表示を終了する時間の情報805、表示効果806と、各画像が属する分類(カテゴリ、グループ)の情報807が記述される。なお、図8では、データ構造形式としてXML(EXtensible Markup Language)形式で記述されたものを表示しているが、データの記述方式としてこの形式に限られるものでない。
前述のスライドショーデータ作成処理によって、割り当てデータの分類毎の画像が選択されると、S419のスライドショーデータ作成では、選択された画像を、選択された分類に属するIDの何れかに自動的に割り当てていき、スライドショーデータを作成する。すなわち、スライドショーデータは、上述の割り当てデータに対して、各IDにどの画像が割り当てられたかを示す参照情報(格納領域及びファイル名)が追加されたデータとなる。ある分類について選択された画像を、同一の分類に属するIDのうちどのIDに割り当てるかは、前述の例では、画像入力欄での表示の配置順である例を説明した。しかしこれに限られるものではなく、同一分類内での割り当ては、ランダムでも良いし、画像の解析を行って、その結果に応じて適したIDに割り当てるように制御してもよい。
図8で説明した割り当てデータは、例えば、制作者の手作業よって予め制作されたものであり、音楽データの曲のテンポやメロディー、音量、歌詞に合うように、音楽データとID毎の表示期間、エフェクトなどが決められている。すなわち、どんな分類の画像が、音楽のどのタイミングでどのように表示されるべきかが予め決められたテンプレートである。この割り当てデータに、上述の実施例のように分類毎に画像を割り当てることで、エンドユーザーは、自分で画像の表示タイミングや効果を指示するよりも遙かに簡単に高品位なスライドショーを作成することができる。なおかつ、表示される画像は、分類別にユーザーが選択したものであるため、完全に自動でスライドショーを作成するよりも、よりユーザーの意図に合ったスライドショーを作成することができる。また、本実施形態では、画像の選択方法が、スライドショーで出現する順番で頭から1枚ずつ画像を探しては割り当てるという方法ではなく、1つの分類についてまとめて選択するという方法となっている。このようにすれば、1つの分類についての同一の観点で複数の画像を探せるため、画像を選択する操作を効率的に行うことができる。
なお、割り当てデータは、記録媒体108に予め記録されているものとして説明したが、これに限るものではない。通信I/F110を介してインターネット上からダウンロードされるものしてもよい。このようにすれば様々な制作者が制作した割り当てデータを使うことができ、エンドユーザーのスライドショー作成の幅が広がる。また、エンドユーザーがスライドショーに使いたい音楽データを指定したことに応じて、CPU101が音楽データを解析して、テンポやメロディー、音量、歌詞情報を抽出し、これに基づいて割り当てデータを自動的に生成するものとしても良い。
<実施例2>
実施例2では、実施例1における分類別画像選択ウインドウ241に初期表示される画像の条件が分類毎に定義された割り当てデータを用いる例を説明する。
図9に、実施例2における割り当てデータの例を図示する。図9の情報801〜803は、図8に図示したものと同じであり、情報901が追加されている点が図8と異なる。情報901には、分類(カテゴリ、グループ)毎に、分類別画像選択ウインドウ241に初期表示されるべき画像の検索条件が記述されている。たとえば、「ねこのベストショット」という分類に関連して、画像認識の結果が「猫」であり、かつ、画像中の被写体数が1で、かつ、評価(レーティング)の値が5であるものを検索する検索条件が記述されている。そして、前述した図5のS501の前に、CPU101は、選択された分類がなんであるかを判定し、選択された分類についての検索条件を割り当て手段から取得する。そして、取得した検索条件で予め定められた保存領域(検索範囲)を検索し、ヒットした画像をS501で表示する。すなわち、選択された分類に応じて、開かれた分類別画像選択ウインドウ241に表示される画像、すなわち選択された分類に割り当てる画像の候補となる画像群が異なる。また、分類別画像選択ウインドウ241にタッチボタンとして「検索条件指定」ボタンを追加で表示する。ユーザーが「検索条件指定」ボタンをタップすることで任意の検索条件を指定できる。そして指定された検索条件で画像を検索し、ヒットした画像群で分類別画像選択ウインドウ241の表示を置き換えることができる。また、検索でヒットした画像に所望の画像が無い場合は、他のプログラム等によって表示された画像を、ドラッグアンドドロップで分類別画像選択ウインドウ241に追加することができる。また、分類別画像選択ウインドウ241に表示された画像に不要な画像がある場合、ユーザーの操作に基づいて分類別画像選択ウインドウ241に表示されないように指定(除外)することもできる。CPU101は、こうしてユーザーによって指定された検索条件、追加画像、除外画像で、割り当てデータに記述された情報901のうち、該当する分類についての情報を更新して記録する。このようにすることで、次回以降に分類別画像選択ウインドウ241を開いた際にも、前回ユーザーが指定した条件の画像を選択肢として表示させることができる。なお、その他の処理については、基本的に実施例1と同様であるものとする。
本実施例によれば、音楽付スライドショーの作成に際して、ユーザーが分類項目ごとに画像を選択する際に、その分類項目に対応した検索条件により画像が絞り込まれて表示されるため、画像選択が容易かつ効率的になる、という効果を奏する。また、当初設定された検索条件に該当しない画像や、当初設定された検索条件に該当するが、ユーザーの分類の意図に適合しない画像をドラッグ&ドロップ等の操作により、画像を選択する画面に追加表示したり除外したりすることが可能である。
<実施例3>
実施例3では、実施例1で説明したファイル操作指示画面に、追加で「詳細編集」ボタンを表示し、スライドショーデータの詳細編集ができるようにした例を説明する。
前述の実施例1の図7のS701で、CPU101は、図2(h)で説明したファイル操作指示画面に、追加で「詳細編集」ボタンを表示する。そして、「詳細編集」ボタンがタップされると、詳細編集画面を開く。詳細編集画面には、スライドショーの再生領域とともに、編集用のタイムラインが表示される。図7についてのその他の処理は実施例1で説明したものと同様である。
図10(a)、図10(b)に、詳細編集画面におけるタイムライン部分の表示例を示す。
図10(a)は、詳細編集画面として初期表示されるタイムラインを図示したものである。タイムラインでは、時間軸に対して、スライドショーデータで割り当てられている画像と音楽データの波形が時間順に左から右へ並んでいる。図示の例では、画像表示欄1001に表示される画像を、図では便宜的に番号で示しているが、実際にはサムネイル画像が表示されるものとする。また、音楽データの内容として、歌詞も時間軸に対応づけて表示される。このような表示をみることで、ユーザーは、どのタイミングで、どの画像が表示され、どの歌詞が発音され、どのような音量であるかを把握することができる。この画面において、何れかのサムネイル画像がタップされると、図10(b)の表示に遷移する。図10(b)は、画像5がタップされた場合の表示例である。
図10(b)では、ウインドウ1002が表示され、ウインドウ1002には、ユーザーによってタップされた画像5が割り当てられているIDと同じ分類のIDに割り当てられた全ての画像が表示される。また、画像表示欄1001は、タップされた画像5と同じ分類のIDに割り当てられた画像(画像3)と、その他の分類のIDに割り当てられた画像(画像10,画像15、画像7)とが識別可能な表示形態で表示される。その他の分類のIDに割り当てられた画像(画像10,画像15、画像7)は、グレーアウトした表示形態となっている。この状態で、ユーザーはタップされてアクティブになっている画像と同一の分類の画像の位置を、同一分類内で入れ替えることができる。例えば、ユーザーが画像表示欄1001の画像5をドラッグして画像表示欄1001の画像3の位置にドロップする操作を行うと、これらの画像が入れ替わって表示される。また、ウインドウ1002に表示された画像をドラッグして、画像表示欄1001に表示された画像5の位置でドロップすると、ウインドウ1002からドラッグされた画像と画像5とを入れ替えることができる。ドロップした画像を、グレーアウトしている画像10,画像15、画像7の位置でドロップしても、その操作は無効である旨が表示され、画像の入れ替えは発生しない。すなわち、別の分類のIDに割り当てられた画像との入れ替えはできないようになっている。
本実施例によれば、ユーザーは同一の分類項目に属する画像同士を、スライドショーにおける進行位置を確認しながら入れ替えが可能となる。したがって、分類の観点の異なる画像が割り当てられることなく、容易かつ効率的に音楽付スライドショーの作成。編集を行うことが可能となる。
なお、上述の各実施例においては、タッチパネルを用いた操作について説明したが、タッチパネルの操作に限らず、他の操作部材での操作によって本発明を実施できるようにしても良い。例えば、マウスを用いた操作で本発明を実施することもできる。その場合、マウスの左クリックを上述のタップ、長押しをマウスの左ボタンの長押しなどに置き換えることで実現可能なのは言うまでもない。また、カーソルを表示し、機械式のボタンである上下左右の4方向ボタンを用いてカーソルを移動させ、決定ボタンを押す操作で上述のタップに置き換えることもできる。
また、上述したCPU101の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をパーソナルコンピュータ(PC)に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず画像を表示させることのできる表示制御装置であれば適用可能である。すなわち、本発明はPCやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダー、撮像センサを備えたデジタルカメラなどに適用可能である。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (14)

  1. スライドショーにおいて表示すべき画像の分類と表示期間とが対応づけられた割り当てデータを読み込む読込手段と、
    前記読込手段で読み込んだ前記割り当てデータに基づいて、前記分類毎に複数の画像を選択させる選択画面を表示する表示制御手段と、
    前記選択画面においてユーザー操作に基づいて、前記分類に割り当てる画像を、分類毎に選択する選択手段と、
    前記選択によって各分類に割り当てられた画像と前記割り当てデータとに基づいて複数の画像を順次再生する再生手段と
    を有する表示制御装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記再生手段による再生の前に、前記選択手段によって選択された画像を、スライドショーにおいて表示される時間の順番ではなく、前記分類毎にまとめて配置した画面を表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示制御手段は、複数の分類のうち、前記割り当てデータに基づく前記分類に必要な枚数の画像が前記選択手段で選択された分類について、前記必要な枚数が選択されたことを示す表示を行うように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 前記割り当てデータには、音声データの情報が関連づけて記録されており、前記再生手段は、前記割り当てデータに関連づけられた音声データを再生するとともに、該音声データの再生に同期して前記複数の画像を順次再生することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  5. 前記再生手段による再生の開始指示を受付ける開始指示受付手段を更に有し、
    前記開始指示受付手段は、前記選択手段によって前記割り当てデータに対して必要な枚数の画像が選択されるまでは前記開始指示を受付けないことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記開始指示受付手段は、前記選択手段によって前記割り当てデータに対して必要な枚数の画像が選択され、前記割り当てデータに対して必要なデータの入力がなされると前記開始指示を受付けつけることを特徴とする請求項5に記載の表示制御装置。
  7. 前記選択手段によって分類に割り当てられた画像の前記再生手段での表示期間を、同一の分類に割り当てられた他の画像の表示期間と入れ替える指示をユーザーから受付ける入れ替え指示受付け手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の表示制御装置。
  8. 前記選択手段によって分類に割り当てられた画像の前記再生手段での表示期間を、他の分類に割り当てられた画像の表示期間と入れ替える指示は受付けないことを特徴とする請求項7に記載の表示制御装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記分類毎の画像の選択肢として、前記割り当てデータで分類毎に関連づけられた検索条件によって検索された画像を表示するように制御することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の表示制御装置。
  10. 前記表示制御手段は更に、前記選択手段で選択された画像を、前記再生手段で再生する順番で並べたタイムラインを表示するように制御し、
    前記タイムラインに表示された画像の表示期間を、該画像が割り当てられた分類と異なる分類が対応づけられた表示期間に変更する操作は受付けず、該画像が割り当てられた分類と同一の分類が対応づけられた他の表示期間に変更させる操作を受付ける操作受付手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の表示制御装置。
  11. 前記表示制御手段は、前記タイムラインに、前記割り当てデータに関連づけられた音楽データの歌詞を表示するように制御することを特徴とする請求項10に記載の表示制御装置。
  12. スライドショーにおいて表示すべき画像の分類と表示期間とが対応づけられた割り当てデータを読み込む読込ステップと、
    前記読込ステップで読み込んだ前記割り当てデータに基づいて、前記分類毎に複数の画像を選択させる選択画面を表示する表示制御ステップと、
    前記選択画面を表示している状態でのユーザー操作に基づいて、前記分類に割り当てる画像を、分類毎に選択する選択ステップと、
    前記選択によって各分類に割り当てられた画像と前記割り当てデータとに基づいて複数の画像を順次再生する再生ステップと
    を有する表示制御装置の制御方法。
  13. コンピュータを、請求項1乃至11のいずれか1項に記載された表示制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  14. コンピュータを、請求項1乃至11のいずれか1項に記載された表示制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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