JP3775385B2 - 情報が付加された動画の再生方法および再生用プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

情報が付加された動画の再生方法および再生用プログラムを記憶した記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は動画に関し、特に、一部のフレームに情報を付加した動画に関する。
【0002】
【従来の技術】
動画の典型例である映画は一連の画像(フレーム)と音声とで構成されている。また、個人がビデオカメラで動画を撮影するときにも、音声を記録する。これらの動画は、全てのフレームに、音声という形態の情報が付加されていることになる。動画には、映画のように鑑賞を主たる目的とするものもあれば、科学、美術、スポーツ等、様々な分野についての解説を目的とするものもある。後者の動画では、全てのフレームに付加されている音声情報が、解説としての機能を果たしてきた。
【0003】
近年では、ビデオカメラで撮影した動画をパーソナルコンピュータで再生したり編集したり、さらに、パーソナルコンピュータ自体で動画を生成したりすることが行われている。パーソナルコンピュータでは、文字という形態の情報を動画に付加することも行われており、画像に重ねて表示される文字情報も、解説として有用である。
【0004】
動画の中の一部のフレームに情報を付加すること、および一部のフレームの一部の領域に情報を付加することが特開2000−69442号公報にて提案されている。この技術を解説を目的とする動画に採用して、任意のフレームの任意の領域に情報を付加し得るようにすると、動画の中のどの部分に対する情報であるかが明確になって、動画に情報を付加することの意義が一層高まると期待される。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−69442号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公報では、動画に含まれるフレームにどのような情報を付加するかについては開示されているものの、情報を付加するフレームをどのようにして選択するか、および、情報を付加するフレーム内の領域をどのように指定するかについては、説明されていない。動画は多くのフレームで構成されるのが一般的であり、情報を付加するフレームの選択には効率のよい方法が必要である。
【0007】
動画の再生に際しては、先頭のフレームから再生表示を開始して情報が付加されているフレームを再生するときにその情報を再生するのが、最も単純で容易に採用できる方法である。ただし、この方法では、情報の再生を必要としない場合でも情報を再生することになる、また、情報が付加されているフレームの再生が終了すると、もう一度先頭から再生を行わなければ、情報の再生を繰り返すことはできなず、より柔軟な再生方法が望まれる。さらに、一部のフレームに情報が付加されている動画であるか否かを判り易くして、再生する動画の選択や動画の再生方法の選択を容易にすることが望ましい。
【0008】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、フレームに情報が付加されている動画の柔軟な再生方法及びその動画を再生するためのプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明では、いずれかのフレームに情報が付加されている動画を再生する方法は、動画ファイルの指定を受け付け、指定された動画ファイル内の先頭のフレームから順に再生して、情報が付加されているフレームを再生するときにその情報を再生しない第1のモードと、指定された動画ファイル内の、情報が付加されているフレームのみを再生して、情報が付加されているフレームを再生するときにその情報も再生する第2のモードと、指定された動画ファイル内の先頭のフレームから情報が付加されているフレームの前のフレームまでを順に再生し、当該フレームに続く情報が付加されている一連のフレームを繰り返し再生し、再生を繰り返している間に再開の指示が与えられると、現在繰り返し再生している一連のフレームの後続のフレームの再生を順次行い、情報が付加されている一連のフレームに至るごとに前記繰り返し再生を行うとともに、情報が付加されている一連のフレームを再生するときにその情報再生する第3のモードのいずれかの指定を受け付け、指定されたモードで動画を再生するものとする。また本発明は、動画処理装置でいずれかのフレームに情報が付加されている動画を再生するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、動画ファイルの指定を受け付ける工程と、指定された動画ファイル内の先頭のフレームから順に再生して、情報が付加されているフレームを再生するときにその情報を再生しない第1のモードと、指定された動画ファイル内の、情報が付加されているフレームのみを再生して、情報が付加されているフレームを再生するときにその情報も再生する第2のモードと、指定された動画ファイル内の先頭のフレームから情報が付加されているフレームの前のフレームまでを順に再生し、当該フレームに続く情報が付加されている一連のフレームを繰り返し再生し、再生を繰り返している間に再開の指示が与えられると、現在繰り返し再生している一連のフレームの後続のフレームの再生を順次行い、情報が付加されている一連のフレームに至るごとに前記繰り返し再生を行うとともに、情報が付加されている一連のフレームを再生するときにその情報再生する第3のモードのいずれかの指定を受け付ける工程と、指定されたモードで動画を再生する工程とを前記動画処理装置に実行させるプログラムを記憶した記憶媒体である。
【0018】
この方法およびこのプログラムを記憶した記憶媒体は、3つのモードのうち使用者が指定したモードによって動画を再生するものである。第1のモードでは情報の再生を伴うことなく動画を先頭から再生表示し、第2のモードでは情報の再生を伴って情報が付加されているフレームのみを再生表示するものである。付加されている情報が必要でないときは、使用者は第1のモードを指定することで、画像のみを表示させることができる。また、情報が付加されていないフレームの再生が不要な場合には、第2のモードを選択することができる。第3のモードでは動画を先頭から再生表示し、情報が付加されている部分を、その情報の再生を伴って繰り返し再生する。単一のフレームに情報が付加されていれば、そのフレームを繰り返し再生し、連続したフレームに情報が付加されていればそれらの全てのフレームを繰り返し再生する。第3のモードを指定することで、情報が付加されている部分の再生を、新たに再生を指示することなく何度でも行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態である動画処理装置1について図面を参照しながら説明する。動画処理装置1の基本的な構成を図1に模式的に示す。動画処理装置1は、動画および操作案内を表示する表示部2、動画に付加する情報の入力を受け付ける情報入力部3、動画に付加された情報を再生する情報再生部4、動画を構成するフレームの選択を受け付ける操作部5、CPU6aを有し装置全体の動作を制御する制御部6、CPU6aが行う制御処理の命令を記したプログラムを記憶するプログラム記憶部7、ならびに、動画および情報を記憶するデータ記憶部8より成る。表示部2は、液晶表示器(LCD)、陰極線管表示器(CRT)等の表示装置で構成される。
【0020】
動画処理装置1は、音声、テキスト(文字の列)および画像のいずれかの形態の情報を取り扱う。情報の形態が音声の場合、情報入力部3は例えばマイクロフォン、情報再生部4は例えばスピーカである。情報の形態がテキストの場合、情報入力部3は例えばキーボード、情報再生部4は例えば表示装置である。また、情報の形態が画像の場合、情報入力部3は例えばデジタルカメラ、情報再生部3は例えば表示装置である。情報がテキストまたは画像のときは、表示部2を情報再生部4として兼用することができる。
【0021】
操作部5は、使用者によって操作され、なされた操作を検出する部材より成り、例えば、キー、ダイヤル等を含む。操作部5の一部である座標指示部5aは、表示部5の表示面に対応する所定範囲の面上での位置(座標)を指示するために使用者によって操作され、指示された位置を検出する部材より成り、例えば、キー、ダイアル、スタイラス、トラックボール、ジョイスティック等を含む。表示部2には、座標指示部5aの操作に連動して移動するポインタ(カーソル)が操作案内と共に表示される。また、操作案内には制御部6に与える指示の名称が含まれる。使用者は、座標指示部5aの操作によりポインタを移動させて指示を選択することにより、処理を進めていく。
【0022】
プログラム記憶部7は、不揮発性で書き換え可能または書き換え不能な記憶媒体より成る。プログラム記憶部7の記憶媒体としては、例えば、半導体ROM、半導体EEPROM、半導体フラッシュメモリ、CD−ROM、ハードディスク等を用いることができる。データ記憶部8は、不揮発性で書き換え可能な記憶媒体より成る。データ記憶部8の記憶媒体としては、例えば、半導体フラッシュメモリ、DVD−RAM、ハードディスク、フレキシブルディスク、半導体フラッシュメモリを内蔵したメモリカード等を用いることができる。音声、テキスト、画像のいずれの形態の情報も、デジタル信号として記憶される。
【0023】
プログラム記憶部7およびデータ記憶部8の記憶媒体は、固定装着されていてもよいし、着脱可能であってもよい。他の装置と通信を行うための通信部を備え、他の装置から動画を受信し、情報を付加した動画を他の装置に送信するようにしてもよい。
【0024】
動画処理装置1の具体例であるパーソナルコンピュータ10とデジタルカメラ20を図2および図3にそれぞれ示す。図2のパーソナルコンピュータ10は、表示部2としてCRT12、情報入力部3としてマイクロフォン13およびキーボード15、情報再生部4としてスピーカ14、操作部5の座標指定部5aとしてマウス16を備えている。CRT12はテキストの形態の情報を表示する情報生部4としても機能する。キーボード15は操作部5としても機能し、また、その一部の座標指示部5aとしても機能するカーソルキー15aを備えている。
【0025】
パーソナルコンピュータ10の本体11には、制御部6、プログラム記憶部7およびデータ記憶部8として機能する各ユニットが内蔵されている。CPU6aの命令を記したプログラムは、製造時に内蔵の記憶媒体に記されているが、着脱可能な記憶媒体17から供給することもできる。動画を表すデータは着脱可能な記憶媒体17から供給され、パーソナルコンピュータ10によって動画に付加された音声、テキストおよび画像の形態の情報は記憶媒体17に記憶される。
【0026】
図3において、(a)はデジタルカメラ20の斜視図、(b)は背面図である。デジタルカメラ20は、静止画を撮影することも、動画を撮影することも可能である。デジタルカメラ20は、画像を撮影するための撮影レンズ28およびCCDエリアセンサ29に加えて、表示部2としてLCD22、情報入力部3としてマイクロフォン23、情報再生部4としてスピーカ24、操作部5としていくつかのキー25を備えている。キー25には座標指示部5aとして機能するカーソルキー25aが含まれている。
【0027】
デジタルカメラ20の内部には、制御部6、プログラム記憶部7およびデータ記憶部8として機能する各ユニットが備えられている。CPU6aの命令を記したプログラムは、製造時に内蔵の記憶媒体に記されているが、着脱可能な記憶媒体27から供給することもできる。動画を表すデータは着脱可能な記憶媒体27から供給され、あるいはデジタルカメラ20自体によって撮影されて記憶媒体27に記憶される。デジタルカメラ20によって動画に付加された音声および画像の形態の情報は記憶媒体27に記憶される。
【0028】
以下、本実施形態の動画処理装置1における動画への情報の付加および動画の再生について詳しく説明する。データ記憶部8に記憶する動画および情報のデータの構成を図4に模式的に示す。動画は、その構成要素である全てのフレームをまとめて、1つの動画ファイル30として記憶される。また、動画に付加される情報は、個別の情報ファイル40として記憶される。
【0029】
動画ファイル30は、ヘッダー31と個々のフレームのデータ32より成る。ヘッダー31には、総フレーム数、各フレームのデータの大きさ等のほか、いずれかのフレームに情報が付加されているか否かの情報、いずれかのフレームに情報が付加されているときは、そのフレームの番号(連続したフレームに情報が付加されているときは、情報が付加されている最初のフレームと最後のフレームの番号)および情報の種類(音声、テキスト、画像の形態の区別)が記される。
【0030】
なお、1つの動画内の異なるフレームに異なる情報を付加することが可能であり、さらに、各情報の形態を相違させることも可能である。種類(形態)の異なる情報が付加されている場合は、それらの全ての種類がヘッダー31に記される。
【0031】
個々のフレームのデータ32は、ヘッダー33、画像を表す画像データ34、音声を表す音声データ35より成る。なお、音声データが表す音声は、動画撮影時に全てのフレームに対して付加されたものであり、本発明によって一部のフレームに付加される情報とは別のものである。ヘッダー33には、そのフレームに情報が付加されているとき、そのフレームにおける情報が付加された領域の形状、位置および大きさ、付加されている情報の種類、ならびに情報を記した情報ファイル40の名前が記される。
【0032】
このように、動画処理装置1では、情報および情報を付加した領域をフレームに対応づけて記憶する。なお、情報ファイル40は、情報の形態が音声、テキストおよび画像のいずれであるかに応じて、それぞれ音声データ、テキストデータおよび画像データより成る。
【0033】
動画処理装置1は、動画の処理に関して2つの動作モードを有する。1つは、動画の一部のフレームの一部の領域に情報を付加する情報付加モードであり、他の1つは、動画を再生する動画再生モードである。使用者が動作モードを選択するために表示部2に表示する操作案内を図5に示す。操作案内は動作モードごとに用意されており、各操作案内のタブには動作モードの名称が記されている。これら2つの操作案内は重ねて表示され、使用者は、座標指示部5aの操作によりポインタPを所望の操作案内のタブ上に位置させて動作モードを選択する。
【0034】
一方の動作モードが選択されると、その操作案内が他方の操作案内の上に位置して全体が見えるようになり、また、動作モードに応じたいくつかの指示が操作案内に現れる。以下、使用者は所望の指示を選択して処理を進めていく。なお、操作案内に現れる指示は処理の段階によって変わる。
【0035】
動作モードの選択における制御部6の処理の流れを図6に示す。まず、図5のモード選択案内を表示する(ステップ#5)。そして、動作モードの選択を受け付け(#10)、選択されたモードに応じて(#15)、情報付加モード(#25)または動画再生モード(#30)に移行する。情報付加モードが選択されたときは、動画ファイルを選択するための所定の案内を表示して、動画の選択を受け付けておく(#20)。動画再生モードが選択されたときは、動画再生モードに移行した後に、動画ファイルを選択するための所定の案内を表示して、動画の選択を受け付ける。
【0036】
情報付加モードには4つのサブモードがある。まず、最初のサブモードである情報付加モード1について説明する。情報付加モード1では、使用者は、動画を再生表示しながら所望のフレームで停止させることによりフレームを選択し、選択したフレーム内の領域を指定し、情報を付加する。情報付加モード1において表示部2に表示する操作案内の例を図7、図8に示す。
【0037】
操作案内には「再生」、「終了」および「フレーム選択」の3つの指示が表示される。使用者は、まず「再生」を選択して、動画の再生表示を開始し(図7(a))、所望のフレームが表示された段階で「フレーム選択」を選択して、再生を停止させる(図7(b))。再生を停止させると、情報を付加する領域の形状および大きさを指定するための案内が表示され、使用者は所望の形状を選択し、大きさを設定する(図7(c))。次いで、表示しているフレーム内にポインタを位置させて情報を付加する領域を指定する(図7(d))。ポインタの位置が領域の中心となる。
【0038】
領域を指定すると、情報を入力するための案内が表示される(図7(e))。この案内には、「テキスト」、「音声」および「画像」の指示が含まれ、使用者は、いずれかを選択して情報の形態を指定するとともに、情報入力部3のうち指定した形態に応じたもの、すなわち、テキストであればキーボード、音声であればマイクロフォンを用いて、情報を入力する。情報の形態が画像の場合は、その画像データを含む情報ファイルの名前を入力し、情報ファイル自体は別途用意する。情報の入力後、「決定」を選択して情報の記憶を指示する。「キャンセル」を選択して入力した情報を取り消すこともできる。
【0039】
なお、ここでは、領域の大きさを数値で設定するようにしているが、図8(a)、(b)に示すように、形状のみを選択しておき、フレーム内に領域の中心を定めた後、ポインタを移動させて大きさを設定するようにしてもよい。この場合、領域が円形であれば半径を定めることになり、矩形または菱形であれば横方向と縦方向の大きさを個別に定めることができる。
【0040】
情報付加モード1における制御部6の処理の流れを図9に示す。まず、「再生」の選択により開始が指示されるの待って(ステップ#105)、動画の再生表示を先頭のフレームから開始する(#110)。そして、最終フレームまで再生したか否かを判定し(#115)、最終フレームまで再生していなければ、「終了」の選択によって再生終了が指示されたか否かを判定する(#120)。
【0041】
終了が指示されていなければ、「フレーム選択」の選択により、その時点で表示中のフレームを選択することが指示されたか否かを判定し(#125)、指示されていなければステップ#115に戻る。
【0042】
フレームの選択が指示されているときは再生表示を一時中止し(#130)、そのフレームの番号を記憶する(#135)。次いで、領域の指定を受け付け(#140)、指定された領域の形状、位置および大きさを、ステップ#135で記憶した番号のフレームのヘッダーに記す(#145)。さらに、情報入力案内を表示し(#150)、情報の入力を受け付けて(#155)、入力された情報を記した情報ファイル40を作成するとともに、そのファイル名をステップ#135で記憶した番号のフレームのヘッダーに記す(#160)。そして、ステップ#110に戻る。なお、情報の形態が画像の場合は、ステップ#155では情報ファイルの名前の入力を受け付け、ステップ#160では情報ファイルの作成はしない。
【0043】
ステップ#115の判定で最終フレームまで再生をしたとき、およびステップ#120の判定で終了が指示されているときは、再生表示を終了する(#165)。なお、ステップ#160の後ステップ#110に戻ることにより、再生表示を1回行う間に複数のフレームに情報を付加することができ、また、各フレームに付す情報の種類(形態)を個別に定めることができる。
【0044】
情報付加モードの2番目のサブモードである情報付加モード2について説明するする。情報付加モード2では、使用者は、動画を再生表示しながら、操作部5の所定の部材(例えばマウス16の左ボタン)を継続して操作することにより、一連のフレームを選択する。また、フレームの選択に際して表示中のフレーム上にポインタを位置させておくことにより、選択したフレームにおける領域の位置を指定する。情報付加モード2において表示部2に表示する操作案内の例を図10、図11に示す。
【0045】
最初に表示する操作案内は、情報付加モード1と形式を同じにして統一を図っている。ただし、「フレーム選択」は使用しない。使用者は、まず「再生」を選択して、動画の再生表示を開始する(図10(a))。そして、表示されるフレーム内にポインタを位置させて、所望のフレームが表示された段階で所定の部材の操作(例えばマウス16の左ボタンの押し下げ)を開始し(図10(b))、所望の別のフレームが表示された段階でその操作を終了する(図10(c))。所定の部材を操作する間、ポインタの位置を中心とする所定の形状および大きさの領域が表示される。また、操作の開始から、情報を入力するための案内が表示される。操作終了後、使用者は前述のようにして、情報を入力し、入力した情報の記憶を指示する(図10(d))。
【0046】
なお、図11に示すように、領域が表示されている間、ポインタを移動させることも可能である。これにより、情報を付加する領域をフレームごとに変化させることができる。
【0047】
情報付加モード2における制御部6の処理の流れを図12に示す。まず、「再生」の選択により開始が指示されるの待って(ステップ#205)、動画の再生表示を先頭のフレームから開始する(#210)。そして、最終フレームまで再生したか否かを判定し(#215)、最終フレームまで再生していなければ、「終了」の選択によって再生終了が指示されたか否かを判定する(#220)。
【0048】
終了が指示されていなければ、所定の部材の操作により領域の指定(フレームの選択)の開始が指示されたか否かを判定し(#225)、指示されたときは、そのフレームの番号を記憶し(#230)、そのフレームのヘッダーに領域の形状、位置および大きさを記す(#235)。そして、ステップ#215に戻る。
【0049】
ステップ#225の判定で、領域指定の開始が指示されないときは、所定の部材が操作されて既に領域指定中であるか否かを判定する(#240)。領域指定中のときは、表示中のフレームの番号を記憶し(#245)、そのフレームのヘッダーに領域の形状、位置および大きさを記して(#250)、ステップ#215に戻る。
【0050】
ステップ#240の判定で領域指定中でないとき、すなわち所定の部材が操作されていないときは、領域指定が終了したか否か、すなわち直前のフレームまで領域指定がなされていたか否かを判定する(#255)。領域指定が終了したのでなければステップ#215に戻る。
【0051】
ステップ#215の判定で最終フレームまで再生したとき、ステップ#220の判定で終了が指示されているとき、およびステップ#255の判定で領域指定が終了したときは、動画の再生表示を終了する(#260)。そして、領域指定がなされたか否か、すなわちいずれかのフレームが選択されたか否かを判定し(#265)、なされていなければ終了する。領域指定がなされていたときは、情報入力案内を表示し(#270)、情報の入力を受け付け(#275)、入力された情報を情報ファイル40に記すとともに、そのファイル名をステップ#230および#245で記憶した番号のフレームのヘッダーに記して(#280)、処理を終了する。
【0052】
なお、情報付加モード2は一連のフレームに情報を付加した段階で終了するが、同一の動画に対して情報付加モード2の処理を複数回適用することも可能である。これにより、動画内の異なるフレーム群に個別に情報を付加することが可能であり、それらの情報の種類を相違させることもできる。
【0053】
情報付加モードの3番目のサブモードである情報付加モード3について説明するする。情報付加モード3では、使用者は、複数のフレームを並べて表示し、それらの中から1つのフレームを選択して、そのフレームに対して領域を指定する。並べて表示するフレームは、一度に多くのフレームを表示するために、縮小してサムネイル画像とする。また、選択されたフレームは、領域を厳密に指定し得るようにするために、縮小前の通常の大きさで新たに表示する。情報付加モード3において表示部2に表示する操作案内の例を図13、図14に示す。
【0054】
操作案内には、並べて表示するフレームの動画内での間隔を示す数値と、その単位を表す「s」または「f」の記号が表示される。単位は図13の(d)、(e)に示すように切り替え可能である。ここで、「s」は再生の際の時間間隔(秒)に基づいてフレームを選出することを意味し、例えば、図13の(a)の例では10秒ごとのフレームを選出して表示する。また、「f」はフレームの数に直接基づいてフレームを選出することを意味し、例えば、図13の(e)の例では、8フレームごとに1つのフレームを選出する。単位を「f」として間隔の値を「1」とすれば、連続したフレームが選出されることになる。
【0055】
最初、あらかじめ定められている表示間隔と単位に従って複数のフレームが並べて表示され(図13(a))、表示間隔と単位を指定すると、それに従って並べて表示されるフレームが更新される(図13(b))。使用者は所望のフレーム上にポインタを位置させてフレームを選択する(図13(c))。フレームを選択すると、そのフレームが縮小前の大きさで新たに表示され(図14(a))、その後、使用者は情報付加モード1で説明した手順で、領域を指定し(図14(b))、情報を入力し(図14(c))、入力した情報を記憶させる(図14(d))。
【0056】
情報付加モード3における制御部6の処理の流れを図15に示す。まず、動画に含まれる全てのフレームの中から所定の間隔と単位に従って複数のフレームを選出し、それらのフレームをサムネイル画像として並べて表示する(ステップ#305)。次いで、間隔および単位の変更の指示の有無を判定し(#310)、変更指示があれば、ステップ#305に戻って表示を更新する。
【0057】
その後、いずれかのフレームが選択されたか否かを判定し、選択されていなければ選択されるのを待つ(#315)。フレームが選択されたときは、そのフレームを縮小前の大きさで表示し(#320)、そのフレームの番号を記憶する(#325)。そして、領域の指定を受け付け(#330)、指定された領域を、ステップ#325で記憶した番号のフレームのヘッダーに記す(#335)。また、情報入力案内を表示して(#340)、情報の入力を受け付ける(#345)。そして、入力された情報を情報ファイル40に記すとともに、そのファイル名をステップ#325で記憶した番号のフレームのヘッダーに記して(#350)、処理を終了する。
【0058】
なお、ここでは、並べて表示するフレームの間隔のみを指定するようにしているが、並べて表示する最初のフレームも指定するようにしてもよい。このようにすると、多くのフレームを含む動画の場合でも、情報を付加するフレームを厳密に選択することが可能になる。
【0059】
情報付加モードの4番目のサブモードである情報付加モード4について説明するする。情報付加モード4では、使用者は、複数のフレームを並べて表示し、それらの中から2つのフレームを選択して、それらのフレームに対して領域を個別に指定する。制御部6は、選択された2つのフレームの間に位置する全てのフレームも選択されたとして扱って、これらのフレームにも情報を付加する領域を割り当てる。中間のフレームに割り当てる領域の位置および大きさは、選択された2つのフレームに基づき補間処理によって設定する。2つのフレームを選択して領域を指定するだけで、一連のフレームが選択されて領域が設定されることになる。情報付加モード4において表示部2に表示する操作案内の例を図16に示す。
【0060】
操作案内は情報付加モード3のものと同様であり、並べて表示するフレームは縮小してサムネイル画像とする。また、表示間隔およびその単位も変更可能である。ただし、ここでは、選択されたフレームについて縮小前の大きさで新たに表示することはせず、サムネイル画像上で直接領域を指定するようにしている。使用者は、まず、1つのフレーム上にポインタを位置させてフレームを選択し、続いて領域を指定する(図16(a))。次いで、別のフレーム上にポインタを位置させてフレームを選択し、続いて領域を指定する(図16(b))。フレームを選択する順序は任意であり、選択されることになる一連のフレームのうち、最初のものを先に選択してもよく、最後のものを先に選択してもよい。
【0061】
情報付加モード4における制御部6の処理の流れを図17に示す。まず、動画に含まれる全てのフレームの中から所定の間隔と単位に従って複数のフレームを選出し、それらのフレームをサムネイル画像として並べて表示する(ステップ#405)。次いで、間隔および単位の変更の指示の有無を判定し(#410)、変更指示があれば、ステップ#405に戻って表示を更新する。
【0062】
その後、いずれかのフレームが選択されたか否かを判定し、選択されていなければ選択されるのを待つ(#415)。フレームが選択されたときは、そのフレームの番号を記憶する(#420)。そして、領域の指定を受け付け(#425)、指定された領域を、ステップ#420で記憶した番号のフレームのヘッダーに記す(#430)。
【0063】
その後さらに、いずれかのフレームが選択されるのを待って(#435)、選択されたフレームの番号を記憶する(#440)。そして、領域の指定を受け付け(#445)、指定された領域を、ステップ#440で記憶した番号のフレームのヘッダーに記す(#450)。
【0064】
次いで、ステップ#420とステップ#440で番号を記憶した2つのフレームの間のフレームの番号を全て記憶する(#455)。そして、これらのフレームの各々について、ステップ#425とステップ#445で指定された2つの領域の位置および大きさと、ステップ#420とステップ#440で記憶したフレームの番号および当該フレームの番号に基づく内挿処理により、フレームの領域の位置および大きさを設定し(#460)、設定した領域をヘッダーに記す(#465)。
【0065】
その後、情報入力案内を表示して(#470)、情報の入力を受け付け(#475)、入力された情報を情報ファイル40に記すとともに、そのファイル名をステップ#420、#440で番号を記憶した2つのフレームおよびステップ#455で番号を記憶した全てのフレームのヘッダーに記して(#480)、処理を終了する。
【0066】
なお、ここでは選択した2つのフレーム各々について領域を指定するようにしているが、選択した一方のフレームのみについて領域を指定するようにしてもよい。その場合、選択された2つのフレームと中間の全てのフレームについて、指定された領域を設定する。
【0067】
情報付加モードにおいて情報の入力を受け付ける処理(図9ステップ#15、図12ステップ#275、図15ステップ#345、図17ステップ#475)について、より詳しく説明する。前述のように、情報の入力を受け付ける際には操作案内を表示する。この操作案内を図18に示す。
【0068】
情報の形態がテキストの場合、使用者は「テキスト」を選択する(図18(a))。「テキスト」が選択されるとテキストを表示する欄が操作案内に現れ(図18(b))、情報入力部3(キーボード)を介して入力されたテキストが、ここに表示される。
【0069】
情報の形態が音声の場合、使用者は「音声」を選択する。「音声」が選択されると「録音開始」および「録音終了」の指示が操作案内に現れ、「録音開始」を選択することで音声の記憶が開始される(図18(c))。使用者は、情報入力部(マイクロフォン)を介して音声を入力する。音声の記憶は「録音終了」を選択することによって終了する。
【0070】
情報の形態が画像の場合、使用者は「画像」を選択する。「画像」が選択されると、画像データが記されているファイル名の一覧を表示した欄と、入力されたファイル名を表示する領域が操作案内に現れる(図18(d))。使用者は、一覧表示されたファイル名の中に所望のものがあるときはそれを選択し、なければ、ファイル名を表示する欄を選択して、情報入力部3(キーボード)を介してファイル名を入力する。入力されたファイル名は表示される。情報入力段階で、画像データを記した情報ファイルを既に作成しているときは、ファイル名を選択することになり、画像データを記した情報ファイルを作成していないときは、ファイル名を入力して、後にその情報ファイルを作成することになる。
【0071】
情報入力の受け付けにおける制御部6の処理の流れを図19に示す。まず、「音声」、「テキスト」および「画像」のいずれが選択されたかによって、情報の形態が音声であるか否かを判定する(ステップ#505)。情報の形態が音声のときは、録音開始の指示を待って(#510)、音声の入力を受け付け(#515)、入力された音声を情報ファイル40に記す(#520)。次いで、録音終了の指示の有無を判定し(#525)、終了指示がなけれステップ#515に戻り、あれば処理を終了する。
【0072】
ステップ#505の判定で情報の形態が音声でないときは、テキストであるか否かを判定する(#530)。情報の形態がテキストのときは、テキスト入力の案内を表示し(#535)、テキストの入力を受け付けて(#540)、入力されたテキストを情報ファイル40に記し(#545)、処理を終了する。
【0073】
ステップ#530の判定で情報の形態がテキストでないとき、すなわち画像のときは、情報ファイル選択およびファイル名入力の案内を表示し(#550)、ファイルの選択またはファイル名の入力を受け付ける(#555)。そして、選択されたファイル名または入力されたファイル名を記憶して(#560)、処理を終了する。
【0074】
なお、上記の情報付加モード1〜4では、フレームを選択し領域を指定した後に情報を入力するようにしているが、情報を先に入力して、その後にフレームの選択および領域の指定を行うようにしてもよい。
【0075】
動画再生モードについて説明する。動画再生モードにおいて最初に表示する操作案内を図20に示す。操作案内には、フォルダーを表示する欄と、個々のファイルの1つのフレームをサムネイル画像として並べて表示する欄が含まれる。使用者は、まず、フォルダーを選択する(図20(a))。フォルダーが選択されると、そのフォルダーに含まれる全ての画像ファイルのフレーム(動画ファイルのときは先頭のフレーム)が表示される(図20(b))。
【0076】
このとき、いずれかのフレームに情報が付加されている動画ファイルについては、情報が付加されていること、およびその情報の形態を示す画像が、表示に加えられる。図20(b)の例では、1番目(最上段左端)の画像ファイルにテキストの情報が、4番目(2段目左端)の画像ファイルに画像の情報が、5番目(2段目中央)の画像ファイルに音声の情報が付加されている。なお、1つの動画に形態の異なる2以上の情報が付加されているときは、各々の形態を示す画像を表示に加える。
【0077】
使用者は、並べて表示されたこれらのフレームの中から所望のものを選択する。ここで選択されたフレームを含む動画が再生の対象となる。ただし、並べて表示するフレームには静止画のものも含まれており、静止画については動画再生モードの対象としない。
【0078】
再生対象の動画が選択されると、先頭のフレームが縮小前の通常の大きさで表示され、いずれかのフレームに情報が付加されているときは、情報が付加されている最初のフレームも表示される(図21参照)。
【0079】
動画生成モードには3つのサブモードがある。最初のサブモードは、先頭のフレームから順に再生表示し、情報が付加されているフレームを表示するときでも、情報の再生を行わないモードである。これを標準再生モードという。2番目のサブモードは、情報が付加されているフレームのみを再生表示し、付加されている情報も再生するモードである。これを情報再生モードという。3番目のサブモードは、先頭のフレームから情報が付加されているフレームの前のフレームまで順に再生表示し、次いで、情報が付加されている一連のフレームを繰り返し再生表示して、その間に情報を再生するモードである。これを全体再生モードという。これらのサブモードは、再生対象の動画を選択した後に、選択することができる。
【0080】
サブモード選択のための操作案内を図21に示す。操作案内には先頭のフレームと、「再生」、「終了」の指示が含まれる(図21(a))。「再生」を選択すると(図21(b))、「標準再生」、「情報再生」、「全体再生」の指示が現れ、さらに、いずれかのフレームに情報が付加されているときは、情報が付加されている最初のフレームが表示される(図21(c))。情報が付加されているフレームには、領域も表示される。使用者は、所望のサブモードに応じて、「標準再生」、「情報再生」、「全体再生」のいずれかを選択する(図21(d))。
【0081】
動画再生モードにおける制御部6の処理の流れを図22に示す。まず、フォルダの選択を待ち(ステップ#605)、選択されたフォルダに含まれる全ての画像ファイルの先頭のフレームをサムネイル画像として並べて表示する(#610)。次いで、ファイルが選択され、再生が指示されるのを待ち(#615)、選択されたファイルが動画ファイルであるか否かを判定する(#620)。選択されたファイルが動画ファイルでないときは、ステップ#615に戻って再選択を待つ。
【0082】
動画ファイルが選択されたときは、先頭のフレームを表示し(#625)、ファイルのヘッダーを参照していずれかのフレームに情報が付加されているか否かを判定する(#630)。情報が付加されていれば、情報が付加されている最初のフレームを表示して(#635)、サブモードの選択を待ち(#640)、選択に応じて(#645)、標準再生モード(#650)、情報再生モード(#655)、または全体再生モード(#660)に移行する。
【0083】
ステップ#630の判定で情報が付加されていないときは、再生開始の指示を待って(#665)、先頭のフレームから順に再生する(#670)。
【0084】
標準再生モードでの動画の再生および情報が付加されていない動画の再生においては、全てのフレームに付加されている音声データを音声として再生しながら、全てのフレームの画像データを順に再生表示していく。標準再生モードでは、いずれかのフレームに情報が付加されているものの、その情報は再生しない。
【0085】
情報再生モードについて説明する。情報再生モードでの操作案内を図23に示す。情報再生モードでは、まず、情報が付加されている最初のフレームを領域と共に再生表示し、そのフレームに付加されている情報も、情報の形態に応じた情報再生部4によって再生する(図23(a))。その後、「再生」、「終了」の指示が案内に現れ、使用者が「再生」を選択すると(図23(b))、表示したフレームを含む情報が付加されている一連のフレームの再生表示を、情報の再生を伴って行い、その一連のフレームのうち最後のフレームまで再生表示した段階で、再生を停止する。なお、同一の情報が付加されているフレームが1つのみのときには、そのフレームと情報を再生して、再生を停止する。
【0086】
再生を停止した後、使用者が「再生」を再度選択すると、再生済みのフレームより後の、情報が付加されている一連のフレームを、情報の再生を伴って、再生表示する。以下、最後のフレームに至るまで、あるいは「終了」が選択されるまで、同様の処理を繰り返す。
【0087】
情報再生モードにおける制御部6の処理の流れを図24に示す。再生開始の指示を待って(ステップ#705)、情報が付加されているフレームの再生表示を開始する(#710)。そして、再生表示したフレームの領域を表示し(#715)、また、その情報を再生する(#720)。次いで、表示中のフレームが動画内の最終フレームであるか否かを判定し(#725)、最終フレームでなければ終了が指示されたか否かを判定する(#730)。
【0088】
終了が指示されていなければ、表示中のフレームが情報が付加されている一連のフレームの中の最終のフレームであるか否かを判定する(#735)。一連のフレームの最終フレームでなければステップ#715に戻り、一連のフレームの最終フレームであれば、再生を停止して(#740)、ステップ#705に戻る。ステップ#705に戻った後は、開始指示に応じて、情報が付加されている次の一連のフレームを再生する。
【0089】
ステップ#725の判定で最終フレームのとき、およびステップ#730の判定で終了が指示されているときは、再生を終了して(#745)、処理を終える。
【0090】
全体再生モードについて説明する。全体再生モードでの操作案内を図25に示す。全体再生モードでは、先頭のフレームから再生表示を開始して(図25(a))、情報が付加されている一連のフレームに至ると、付加されている情報の再生を伴ってそれらのフレームの再生表示を繰り返す(図25(c))。同一の情報が付加されているフレームが1つのみのときは、そのフレームの再生表示を繰り返す(図25(b))。情報が付加されているフレームの再生表示においては、各フレームの指定された領域も表示する。
【0091】
情報が付加されている一連のフレームの再生表示を繰り返している間に再開の指示を与えられると、後続のフレームの再生表示を行う。再開の指示は「再生」を選択することにより行う。後続のフレームの中に情報が付加されている一連のフレームがあれば、付加されている情報の再生を伴ってそれらのフレームの再生表示を繰り返す。全体再生モードは、全てのフレームを再生表示したとき、または「終了」の選択により終了が指示されたときに(図25(a))、終了する。
【0092】
全体再生モードにおける制御部6の処理の流れを図26に示す。再生開始の指示を待って(ステップ#805)、先頭のフレームから再生表示を開始する(#810)。そして、表示中のフレームが動画内の最終のフレームであるか否かを判定し(#815)、最終のフレームでなければ終了が指示されたか否かを判定する(#820)。
【0093】
終了が指示されていなければ、表示中のフレームに情報が付加されているか否かを判定し(#825)、付加されていなければ、ステップ#815に戻る。情報が付加されているときは、指定されている領域を表示し(#830)、付加されている情報をその形態に応じて再生する(#835)。次いで、再開の指示が与えられたか否かを判定し(#840)、与えられてなければ、表示中のフレームが情報が付加されている一連のフレームの中の最終のフレームであるか否かを判定し(#845)、最終のフレームでなければステップ#815に戻る。情報が付加されている一連のフレームの最終のフレームであれば、その一連のフレームの再生を再び開始して(#850)、ステップ#815に戻る。
【0094】
ステップ#840の判定で再開が指示されているときは、情報が付加されている一連のフレームの次のフレームから再生表示を開始して(#855)、ステップ#815に戻る。
【0095】
ステップ#815の判定で最終フレームのとき、およびステップ#820の判定で終了が指示されているときは、再生を終了して(#860)、処理を終える。
【0096】
情報再生モードおよび全体再生モードにおいて、操作案内に「再生」の指示に加えて「前再生」の指示を設け、「前再生」が選択されたときに、直前に再生した情報が付加されている一連のフレームを再生表示するようにしてもよい。これにより、情報が付加されている一連のフレームの再生を終えた後でも、その一連のフレームを再び提供することが可能になる。
【0097】
情報付加モードにおいては説明を省略したが、情報を付加する動画の選択では(図6ステップ#20)、再生する動画の選択に関して図20に示した処理を採用する。これにより、使用者は、情報が既に付加されている動画であるか否かを容易に知ることができる。図20に示した動画の選択の処理は、再生に限らず、例えば、動画ファイルの複製、削除、他の装置への送信の際の選択にも適用可能である。
【0102】
【発明の効果】
いずれかのフレームに情報が付加されている動画を再生する方法および再生するためのプログラムを記憶した記憶媒体において、本発明のように、先頭のフレームから順に再生して、情報が付加されているフレームを再生するときにその情報を再生しない第1のモードと、情報が付加されているフレームのみを再生して、その情報も再生する第2のモードと、先頭のフレームから情報が付加されているフレームの前のフレームまでを順に再生し、さらに、情報が付加されている一連のフレームを繰り返し再生して、情報が付加されているフレームを再生するときにその情報を再生する第3のモードのいずれかの指定を受け付け、指定されたモードで動画を再生するようにすると、使用者は、情報の再生の要否に応じて自由にモードを選択することができて、再生の効率がよい。特に第3のモードを指定することで、情報が付加されている部分の再生を、新たに再生を指示することなく何度でも行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の動画処理装置の基本的な構成を模式的に示す図。
【図2】 動画処理装置の具体例であるパーソナルコンピュータの構成を模式的に示す図。
【図3】 動画処理装置の具体例であるデジタルカメラの構成を模式的に示す図。
【図4】 データ記憶部に記憶する動画および情報のデータの構成を模式的に示す図。
【図5】 動作モードの選択に際して表示部に表示する操作案内の例を示す図。
【図6】 動作モードの選択における制御部の処理の流れを示すフローチャート。
【図7】 情報付加モード1において表示部に表示する操作案内の例を示す図。
【図8】 情報付加モード1において表示部に表示する操作案内の例を示す図。
【図9】 情報付加モード1における制御部の処理の流れを示すフローチャート。
【図10】 情報付加モード2において表示部に表示する操作案内の例を示す図。
【図11】 情報付加モード2において表示部に表示する操作案内の例を示す図。
【図12】 情報付加モード2における制御部の処理の流れを示すフローチャート。
【図13】 情報付加モード3において表示部に表示する操作案内の例を示す図。
【図14】 情報付加モード3において表示部に表示する操作案内の例を示す図。
【図15】 情報付加モード3における制御部の処理の流れを示すフローチャート。
【図16】 情報付加モード4において表示部に表示する操作案内の例を示す図。
【図17】 情報付加モード4における制御部の処理の流れを示すフローチャート。
【図18】 情報付加モードにおいて情報の入力を受け付ける際に表示部に表示する操作案内の例を示す図。
【図19】 情報付加モードにおいて情報の入力を受け付ける際の制御部の処理の流れを示すフローチャート。
【図20】 動画再生モードにおいて表示部に最初に表示する操作案内の例を示す図。
【図21】 動画再生モードのサブモード選択の際に表示部に表示する操作案内の例を示す図。
【図22】 動画再生モードにおける制御部の処理の流れを示すフローチャート。
【図23】 情報再生モードにおいて表示部に表示する操作案内の例を示す図。
【図24】 情報再生モードにおける制御部の処理の流れを示すフローチャート。
【図25】 全体再生モードにおいて表示部に表示する操作案内の例を示す図。
【図26】 全体再生モードにおける制御部の処理の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 動画処理装置
2 表示部
3 情報入力部
4 情報再生部
5 操作部
5a 座標指示部
6 制御部
6a CPU
7 プログラム記憶部
8 データ記憶部
10 パーソナルコンピュータ
11 パーソナルコンピュータ本体
12 CRT
13 マイクロフォン
14 スピーカ
15 キーボード
15a カーソルキー
16 マウス
17 記憶媒体
20 デジタルカメラ
22 LCD
23 マイクロフォン
24 スピーカ
25 操作キー
25a カーソルキー
27 記憶媒体
28 撮影レンズ
29 CCDエリアセンサ
30 動画ファイル
31 ファイルヘッダー
32 フレームデータ
33 フレームヘッダー
34 画像データ
35 音声データ
40 情報ファイル
P ポインタ

Claims (2)

  1. いずれかのフレームに情報が付加されている動画を再生する方法であって、
    動画ファイルの指定を受け付け、
    指定された動画ファイル内の先頭のフレームから順に再生して、情報が付加されているフレームを再生するときにその情報を再生しない第1のモードと、
    指定された動画ファイル内の、情報が付加されているフレームのみを再生して、情報が付加されているフレームを再生するときにその情報も再生する第2のモードと、
    指定された動画ファイル内の先頭のフレームから情報が付加されているフレームの前のフレームまでを順に再生し、当該フレームに続く情報が付加されている一連のフレームを繰り返し再生し、再生を繰り返している間に再開の指示が与えられると、現在繰り返し再生している一連のフレームの後続のフレームの再生を順次行い、情報が付加されている一連のフレームに至るごとに前記繰り返し再生を行うとともに、情報が付加されている一連のフレームを再生するときにその情報再生する第3のモードのいずれかの指定を受け付け、
    指定されたモードで動画を再生することを特徴とする方法。
  2. 動画処理装置でいずれかのフレームに情報が付加されている動画を再生するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    動画ファイルの指定を受け付ける工程と、
    指定された動画ファイル内の先頭のフレームから順に再生して、情報が付加されているフレームを再生するときにその情報を再生しない第1のモードと、
    指定された動画ファイル内の、情報が付加されているフレームのみを再生して、情報が付加されているフレームを再生するときにその情報も再生する第2のモードと、
    指定された動画ファイル内の先頭のフレームから情報が付加されているフレームの前のフレームまでを順に再生し、当該フレームに続く情報が付加されている一連のフレームを繰り返し再生し、再生を繰り返している間に再開の指示が与えられると、現在繰り返し再生している一連のフレームの後続のフレームの再生を順次行い、情報が付加されている一連のフレームに至るごとに前記繰り返し再生を行うとともに、情報が付加されている一連のフレームを再生するときにその情報再生する第3のモードのいずれかの指定を受け付ける工程と、
    指定されたモードで動画を再生する工程とを前記動画処理装置に実行させるプログラムを記憶した記憶媒体。
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