JP5505662B2 - カラオケ装置及びカラオケプログラム - Google Patents

カラオケ装置及びカラオケプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5505662B2
JP5505662B2 JP2012018307A JP2012018307A JP5505662B2 JP 5505662 B2 JP5505662 B2 JP 5505662B2 JP 2012018307 A JP2012018307 A JP 2012018307A JP 2012018307 A JP2012018307 A JP 2012018307A JP 5505662 B2 JP5505662 B2 JP 5505662B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
display
performance
displayed
identification display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012018307A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013156527A (ja
Inventor
朋子 元重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2012018307A priority Critical patent/JP5505662B2/ja
Publication of JP2013156527A publication Critical patent/JP2013156527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5505662B2 publication Critical patent/JP5505662B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Description

本発明は、楽曲の演奏に合わせて歌唱を行うことのできるカラオケ装置及びカラオケプログラムに関するものであり、特に、楽曲の演奏に合わせて歌唱すべき歌詞を表示するカラオケ装置及びカラオケプログラムに関する。
従来、自動演奏などの伴奏に合わせて歌唱を楽しむカラオケ装置が知られている。このカラオケ装置では、歌唱補助を目的として、伴奏に同期して歌唱すべき歌詞を表示することで歌唱を補助することが行われている。また、歌唱すべき位置が明確となるように歌唱位置を歌詞の色変化で表現することも行われている。
特許文献1には、このような歌詞表示による歌唱補助を行うカラオケ装置において、デュエット曲の演奏時に、各歌唱者のための歌唱パートの演奏中であることが視認可能な発光状態とするヒューマン・マシン・インタフェース部を有するものが記載されている。また、このカラオケ装置では、表示装置に表示させる歌詞テロップの先頭に、女性の歌唱パート(以下、女性パート)であることを示す記号「○」、もしくは、男性の歌唱パート(以下、男性パート)であることを示す記号「□」が付されて表示されている。
特許文献2には、歌詞映像の大きさを変えることができる楽音再生装置が開示されている。歌詞の大きさを拡大することで、歌詞を表示するモニタテレビから離れた場合、あるいは、視力が低い者にとっても表示される歌詞の視認性の向上を図ることを可能としている。
特開2004−272115公報 特開平10−171477公報
特許文献2に開示される歌詞文字の拡大において、拡大前の各歌詞文字間隔が十分にとられている場合には、歌詞文字を拡大して視認性の向上を図ることは可能である。しかしながら、現状、カラオケ装置では、歌詞とともに背景画も利用者に見えるよう表示するため、予め歌詞の表示が背景画の表示を妨げないよう予め表示領域を定めている。(例えば、画面の下側領域)、このため、1画面内の歌詞の表示領域内において、単純に歌詞文字の表示を、文字毎に、文字間隔も含めてそのまま拡大した場合には、1画面内に表示させる歌詞文字数を削減したり、歌詞文字は拡大するが文字間隔は拡大しないようにするなど、歌詞文字のレイアウトを変更することで歌詞文字の拡大を図ることも可能ではあるが、その場合、前述した歌唱者に対するいち早い歌詞文字提供が損なわれてしまう。更に、上記した男女が一緒に歌唱するデュエット曲など、歌詞に歌唱パートを示す記号も含まれる場合には、歌唱すべき歌詞の文字表示数は、更に、削減されてしまうこととなる。
本発明は、特に、男女が一緒に歌唱するデュエット曲において、歌唱者に対する歌詞文字の視認性の向上を図ることを目的としている。また、歌詞文字を拡大した場合においても、歌詞文字のレイアウトを大幅に変動させる必要がなく、視力の弱い老人等の歌唱者に対して歌唱すべき歌詞文字の視認性の向上を図ることを目的としている。
そのため本発明に係るカラオケ装置は、
記憶手段と、演奏手段と、制御手段と、を備えるカラオケ装置において、
前記記憶手段は、演奏情報と歌詞情報を含む楽曲情報を記憶し、
前記歌詞情報は、男女パートの識別表示情報を含んだ歌詞文字情報を含んで構成され、
前記演奏手段は、前記演奏情報に基づいて演奏を可能とし、
前記制御手段は、演奏処理と、表示処理を同期して実行し、
前記演奏処理は、前記演奏情報を前記演奏手段に演奏させ、
前記表示処理は、
拡大指定の非設定時、表示すべき前記歌詞文字情報中に前記識別表示情報がある場合、前記識別表示情報を含む前記歌詞文字情報を、所定エリア内に同じ並びで表示させ、
拡大指定の設定時、表示すべき前記歌詞文字情報中に前記識別表示情報を検出した場合、検出した前記識別表示情報を抜き出し、表示すべき前記歌詞文字情報中、抜き出した前記識別表示情報部分を詰めて前記表示手段の前記所定エリアに拡大表示させるとともに、前記所定エリア外に抜き出した前記識別表示情報を表示させることを特徴とする。
さらに本発明にかかるカラオケ装置において、
前記表示処理は、ユーザーによる拡大指示が指示されたときに実行される処理であって、前記識別表示情報が抜き出された前記歌詞文字情報を拡大して前記表示手段に表示させることを特徴とする。
さらに本発明にかかるカラオケ装置において、
前記表示処理は、演奏の進行に同期して、前記識別表示情報が抜き出された前記歌詞文字情報をスクロール表示させるとともに、前記識別表示情報に対応する前記歌詞文字情報のスクロール表示が終了するまで、当該識別表示情報を表示させることを特徴とする。
また本発明に係るカラオケプログラムは、
記憶手段に記憶された楽曲情報を再生し、コンピュータ装置にて実行可能なカラオケプログラムにおいて、
前記楽曲情報は、演奏情報と歌詞情報を含み、
前記歌詞情報は、男女パートの識別表示情報を含んだ歌詞文字情報を含んで構成され、
演奏処理と、表示処理を同期して実行し、
前記演奏処理は、前記演奏情報を前記演奏手段に演奏させ、
前記表示処理は、
拡大指定の非設定時、表示すべき前記歌詞文字情報中に前記識別表示情報がある場合、前記識別表示情報を含む前記歌詞文字情報を、所定エリア内に同じ並びで表示させ、
拡大指定の設定時、表示すべき前記歌詞文字情報中に前記識別表示情報を検出した場合、検出した前記識別表示情報を抜き出し、表示すべき前記歌詞文字情報中、抜き出した前記識別表示情報部分を詰めて前記表示手段の前記所定エリアに拡大表示させるとともに、前記所定エリア外に抜き出した前記識別表示情報を表示させることを特徴とする。
本発明によれば、歌詞文字情報中、抜き出した識別表示情報部分を詰めて表示手段に表示させることで、表示させる歌詞文字の大きさを拡大したときに、1画面内の歌詞の表示領域内で削減される歌詞の文字数は、従来よりも、その度合いが低減される。このため、従来の歌詞文字を拡大した表示に比べて、必要とされるスペースを十分に確保することが可能となる。したがって表示させる歌唱すべき歌詞文字の大きさを十分なものとし、歌唱する歌詞文字の視認性の向上を図ることが可能となる。また、抜き出した男女パートの識別情報は、歌唱する文字ではない記号であるため、歌唱者は、歌唱に必要な文字の内容(読み)まで識別する必要はなく、更に、歌詞文字情報に対応付けて表示させるため、従来同様、男女どちらが歌唱すべき歌詞文字であるかを判別することも可能である。
さらに本発明における表示処理は、拡大指示が指示された時にのみ実行される拡大表示処理としてもよい。識別表示情報が抜き出された歌詞文字情報を拡大して表示手段に表示させることで、視力の弱い老人などに対して視認性の向上を図ることが可能となる。この拡大表示処理に対しては通常表示処理を実行することとしてもよい。この通常表示処理で
は、前述した拡大表示処理と異なり、識別表示情報を抜き出すことなく、一連の歌詞文字情報が所定の大きさで表示される処理となる。
さらに本発明における表示処理は、演奏の進行に同期して、前記識別表示情報が抜き出された前記歌詞文字情報をスクロール表示させることとしてもよい。この場合、識別表示情報に対応する歌詞文字情報のスクロール表示が終了するまで、当該識別表示情報を表示させることで、男女どちらが歌唱すべき歌詞文字であるかを判別することが可能となる。
また、上述したカラオケ装置の機能を、コンピュータ装置で実行可能なカラオケプログラムとして構成することにより、汎用のコンピュータ装置に対し、歌詞文字の視認性の向上が図られたカラオケ機能を組み込むことが可能となる。そして、既存のカラオケ装置に対しても、このカラオケプログラムを提供(アップデート)することで歌詞文字の視認性向上を図ることが可能となる。
本発明の実施形態に係るカラオケ装置の構成を示す図 本発明の実施形態に係る楽曲データのデータ構成を示す図 本発明の実施形態に係る歌詞表示処理を示すフロー図 本発明の実施形態に係る歌詞文字情報の一例を示す図 本発明の実施形態に係る歌詞表示画面(ブロック表示:通常)を示す図 本発明の実施形態に係る歌詞文字の大きさを説明するための図 本発明の実施形態に係る歌詞表示画面(ブロック表示:拡大)を示す図 本発明の実施形態に係る歌詞再生処理を示すフロー図 本発明の実施形態に係る拡大表示処理を示すフロー図 本発明の実施形態に係る歌詞表示画面(スクロール表示:拡大)を示す図 本発明の実施形態に係る歌詞文字発生処理を示すフロー図 本発明の実施形態に係る歌詞文字消去処理を示すフロー図
図1は、本発明の実施形態に係るカラオケ装置の構成を示す図である。本実施形態のカラオケ装置1(「コマンダ」ともいう)は、CPU14、RAM15、ROM16などで構成される制御部を中心として、HDD(ハードディスク)13、音声処理部18、映像処理部11、操作パネル10、通信インタフェイス17などを備えて構成されている。
制御手段を構成するCPU14、RAM15、ROM16は、コンピューターにおいて一般的に使用される構成であって、CPU14は、プログラムの実行などに基づく各種制御を、RAM15、ROM16、ハードディスク13などに記憶する各種プログラム、各種データに基づいて行う。
カラオケ装置1における音声処理部18は、主として図2に示す楽曲情報に含まれる演奏情報に基づく演奏処理を実行する手段である。演奏情報はMIDI規格に基づいて作成されたデータの他、コーラスなどを担当する音声データなどを含んで構成されている。音声処理部18では、ユーザーが指定した楽曲に対応する演奏情報に基づいて演奏処理を実行することで、所望の楽曲の演奏を行う。また、オーディオ入力端子に接続されたマイクから入力された音声情報と、演奏情報に基づく演奏音をミキシングしてアンプに出力し、アンプに接続されているスピーカーから放音する。なお、マイクから入力される音声情報に対しては、エコーなどの効果を付加することも可能としている。
映像処理部11は、歌詞表示処理、並びに、背景映像表示処理など、ディスプレイ12を介してユーザーに視覚的情報を提供する処理を実行する。歌詞表示処理は、前述した楽
曲情報に含まれる歌詞情報に基づいて歌詞をディスプレイ12に表示させる処理であって、演奏処理に同期して実行される。ディスプレイ12に表示された歌詞は、楽曲の演奏の進行に同期して歌唱すべき箇所が色替え表示され、歌唱者に歌唱箇所を教示する。また、背景映像表示処理は、演奏される楽曲の対応した各種映像を表示することで、歌唱の雰囲気を盛り上げる処理である。そのため、記憶手段としてのハードディスク13には、MPEG形式などによる圧縮が施された背景映像情報が記憶されており、映像処理部11では、この背景映像情報をデコードすることでディスプレイ12に映像を表示する。
通信インタフェイス17は、ネットワーク接続端子を介してインターネットに接続され、図示しないホスト装置から、新しくリリースされた楽曲情報や、背景映像情報、プログラムなどを受信するとともに、ホスト装置に対して利用履歴などを送信する。近年では、ユーザーの利用履歴、登録楽曲などを含んだユーザー情報をホスト装置で管理し、当該ユーザーの利用時に受信することで、各個ユーザーに即したサービスを提供することも可能である。
カラオケ装置1に対して行われる楽曲指定(予約)など、ユーザーからの各種指示は、操作パネル10から行うことも可能であるが、通常、店舗内のネットワークに接続されたリモコン装置(図示せず)から行われる。リモコン装置は、タッチパネルなどのインタフェイスを備えており、ユーザーに各種情報を表示提供するとともに、タッチ指示による入力受付を行うことが可能となっている。
記憶手段として機能するハードディスク13には、楽曲を演奏するための楽曲情報を含んだ、図2に示すデータベース(楽曲DB)の他、ディスプレイに背景を表示するための背景映像情報、そして、カラオケ装置において各種処理を実行するためのプログラムを記憶している。また、前述したホスト装置から各種データを受信することで、記憶しているデータベースの追加、更新が実行される。本実施形態で説明する歌詞表示処理についても、プログラムとして受信させることで既存のカラオケ装置1に機能追加することが可能である。
では、本発明の特徴となる歌詞表示処理について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る楽曲情報のデータ構成を示す図である。本実施形態の楽曲情報は、既存のものを利用することが可能である。すなわち、楽曲情報に対して何ら加工、改変を行うことなく、拡大された歌詞文字列を表示させることが可能となっている。
図2に示されるように楽曲情報は、楽曲情報の各種属性を示すメタデータ、演奏のために使用される演奏情報、歌詞表示のために使用される歌詞情報を含んで構成されている。本実施形態では、メタデータとして曲名、作曲者名、曲番号、ジャンル、個別素材画像の有無などを含んで構成されている。曲名、作曲者名、曲番号、ジャンルは、楽曲を検索、指定するための情報として用いられる。個別素材画像は、背景映像として当該楽曲に特化したものを有しているか否かを示す情報であって、有りの場合には、アーティストのライブ映像など当該楽曲に特化した映像が使用可能である。
本実施形態の演奏情報は、MIDI規格に即して作成されたMIDIデータとされているが、この他、バックコーラスなどの音声情報を含ませることとも考えられる。MIDIデータの場合には、演奏手段としてのMIDI音源に演奏させることで楽音が奏でられる。
歌詞情報(テロップデータ)は、演奏情報による演奏に同期してディスプレイ12に歌詞を表示させるためのデータである。本実施形態では、1つのタイミングで1度に表示させるブロックデータを単位として構成されている。演奏情報の演奏に同期して出力される
ステップ値に基づいて、指定されたブロックデータを読み出し、表示制御することで、演奏に同期した歌詞表示が実行されることとなる。
各ブロックデータは、表示データ、属性データを含んで構成されている。表示データは、表示させるべき歌詞の文字列(歌詞文字情報)、及び、当該文字列の位置決めのための座標を含んで構成されている。なお、1画面内に複数同時にブロックデータを表示させることが可能であって、歌唱終了した箇所のブロックデータの歌詞を消去し、新たなブロックデータの歌詞を表示させることで、スムースな歌唱を行うことが可能である。
属性データは、表示データによって形成される歌詞文字列の表示、消去などを決めるための情報を含んだデータ群である。これらタイミングを決めるため、本実施形態では、演奏情報の進行に同期して出力されるステップ値(MIDIステップ値)に対応づけられている。表示ステップ、消去ステップは、歌詞文字列の表示タイミング、消去タイミングを示すステップ値である。属性データには、このほか歌詞文字の色を歌唱すべきタイミングに合わせて変化させるための色替えステップを含ませることとしてもよい。
では、本実施形態の歌詞表示処理について説明する。本実施形態では、特にデュエット曲、すなわち、男性、女性に分かれて歌唱する楽曲を対象として、歌詞文字の拡大が行われるものである。図3には、本発明の実施形態に係る歌詞文字情報の一例が示されている。図中、1行が1ブロック内に含まれた歌詞文字情報に相当している。歌詞文字情報の先頭には、男女パートの識別表示情報であるハートマーク、スペードマークが含んで構成されている。これら識別表示情報は、他の歌詞文字情報と同様、テキスト形式で定義されている文字情報である。
図4には、本発明の実施形態に係る、拡大表示を行っていない、通常の表示状態の、女性パートの歌詞表示画面が示されている。図3に示される歌詞文字情報の先頭の1ブロックに基づいてディスプレイ12上に表示された画面であって、歌詞文字情報は、ブロックデータに含まれる座標に基づいて定義される所定エリア21内に通常の大きさ(拡大していない大きさ)で表示される。この所定エリア21は、ブロックデータに含まれる座標、並びに、表示させる歌詞文字の大きさによって決まる範囲であって、図中破線(実際には表示されない)で示された部分である。なお、図には参考のため、画面内に表示可能な最大表示幅Hが示されている。歌詞文字情報は、この最大表示幅Hを超えないような範囲に位置するように作成されている。
このように表示されたデュエット楽曲の歌詞文字を拡大し、高齢者など視力の弱いユーザーに対する視認性の向上を図ることが考えられる。図5には、本発明の実施形態に係る通常表示の状態と、拡大表示した状態と、の歌詞文字の大きさの比較が示されている。図5(a)は、図4に表示された通常表示の歌詞文字の大きさで、図5(b)は、拡大時における歌詞文字の大きさが示されている。また、ディスプレイ12の画面内の最大表示幅Hがその間に示されている。図5(b)のように歌詞文字の拡大を図った場合、画面内の最大表示幅Hを超えてしまい、1画面内に、通常表示の状態では表示されていた全ての歌詞文字を表示できないことが考えられる。このような場合、1ブロック内に含まれる歌詞文字情報を複数回の画面に分けて表示させることも考えられるが、1回に表示される歌詞文字の数が少なくなるため、歌唱し易さが損なわれることとなる。
本発明は、このような歌詞文字の拡大を行う際の事情を鑑みたものであって、特に、デュエット曲に含まれる男女パートの識別表示情報の存在に着目し、拡大した際にも歌詞文字の歌唱しやすさを損なうことのない歌詞表示処理を実行するものである。
図6には、本発明の実施形態に係る歌詞文字を拡大した際の歌詞表示画面が示されてい
る。本実施形態では、歌詞文字情報から男女パートの識別表示情報(本図ではハートマーク)を抜き出し、識別表示情報の部分を詰めた状態で、歌詞文字を拡大して所定エリア21内に表示させている。また、抜き出された識別表示情報(ハートマーク)は、所定エリア21の左上に表示させている。このように、本実施形態はデュエット楽曲に含まれる識別表示情報を抜き出して詰めることで、他の歌詞文字情報の拡大範囲の拡張が図られている。なお、本実施形態では、男女パートの識別表示情報としてハートマーク、スペードマークを使用しているが、他の文字情報を識別表示情報に割り当てて使用してもよい。また、識別表示情報は、楽曲間で異なるものを利用することとしてもよい。
では、このような歌詞文字の拡大処理を含む楽曲情報再生処理について、図7〜図9に示すフロー図を用いて説明を行う。図7は、発明の実施形態に係る楽曲情報再生処理を示すフロー図である。カラオケ装置を操作するユーザーは、図1の操作パネル10、あるいは、ネットワークに接続されたリモコン装置などの指定手段を利用して歌唱したい楽曲を指定する。楽曲の指定は通常、予約という形態で行うことが可能となっており、予約された楽曲は、その識別子(例えば、曲番号)をRAM15内の予約テーブルに記録し、予約テーブルから識別子を順次、読み出して楽曲情報の再生が実行される。
操作パネル10などから指定された楽曲について、楽曲情報の再生が開始されると、まず、S101にてハードディスク13に格納されている楽曲情報が読み出される。S102では、読み出された楽曲情報に基づいて再生が開始されることとなるが、ここでは、演奏処理S200と、歌詞表示処理S300とが並列実行される。演奏処理は、読み出された楽曲情報内に含まれる演奏情報を、音声処理部18に順次送出することで、楽曲情報の演奏が実行されることで、楽曲情報が再生される。この演奏処理は、カラオケ装置ではよく知られる処理であるため、ここでの説明は省略する。演奏処理では、演奏情報の進行を示すステップ値が順次出力される(S103)。歌詞表示処理S300では、このステップ値に基づいて歌詞の表示、色替え、消去が実行されることで、演奏に同期した歌詞文字表示を行うことを可能としている。楽曲情報の再生は、演奏処理S200、歌詞表示処理S300が終了するまで(S104)実行されることとなる。
では、この歌詞表示処理S300の詳細について説明する。図8は、本発明の実施形態に係る歌詞表示処理を示すフロー図である。歌詞表示処理は、図7に示されるように楽曲情報内の歌詞情報、演奏処理に伴って出力されるステップ値に基づいて実行される。
歌詞情報に含まれる各ブロックデータに対して、S301をループ先端、S310をループ終端とする、S301〜S310のブロックデータ処理ループが順次実行される。S302では、演奏処理で出力されるステップ値と読み出されているブロックデータ中、属性データに含まれる各ステップ(表示ステップ、消去ステップ)との比較が行われる。S303、S307ではこの比較に基づいて後続の各処理に進むこととなる。
表示ステップであることが判定された場合(S304:Yes)、ユーザーによる歌詞文字の拡大指定が設定されているか否かが判定される。歌詞文字の拡大指定が設定されていない場合(S304:No)には、ブロックデータ内に含まれる歌詞文字情報を、図4に示されるような表示形態で表示させる。一方、歌詞文字の拡大指定が設定されている場合(S304:Yes)には、図6に示されるように、識別表示情報を所定エリア21の外に除外して歌詞文字の拡大が図られる拡大表示処理S400が実行される。
図9には、本発明の実施形態に係る拡大表示処理のフロー図が示されている。この拡大表示処理S400では、まず、表示すべきブロックデータ内の歌詞文字情報中にパート識別表示情報があるか否かを検出する。パート識別表示情報がある場合(S401:Yes)には、当該歌詞文字情報からパート識別情報を抜き出し(S402)、抜き出したパー
ト識別表示情報を所定エリア21外に表示させる(S403)。このパート識別表示情報は、他の歌詞文字情報と同様に通常時と同じ大きさ、あるいは、拡大して表示させることとしてもよい。
次に、パート識別表示情報が抜き出された歌詞文字情報を所定エリア21内に通常時の大きさよりも拡大して表示させる(S404)。その際、パート識別表示情報が抜き出された部分は詰めて表示されることで、拡大可能な範囲の拡張が図られている。一方、歌詞文字情報中にパート識別表示情報が無い場合(S401:No)には、当該歌詞文字情報を所定エリア内に拡大して表示させる(S405)。
図8の歌詞表示処理のフロー図に戻り、ステップ値との比較の結果、消去ステップであることが判定された場合(S307:Yes)には、当該ブロックの歌詞文字列の消去が実行される(S308)。そして、演奏情報の演奏が終了していない(S309:No)場合は、ループ終端S310からループ先端S301へ戻る。以上の処理を演奏情報の演奏が終了するまで(S309:Yes)、繰り返し実行することで、演奏処理に同期した歌詞表示が実行される。
以上、ブロック単位で歌詞文字を表示させる歌詞表示処理について、特に、デュエット曲における歌詞文字の拡大を可能とする形態について説明したが、本発明は、このようなブロック単位での歌詞表示に限られたものではなく、例えば、歌詞文字をスクロールさせて表示させる形態に対しても適用することが可能である。なお、本実施形態では、歌詞文字を拡大して表示していることを前提として説明し、通常状態(非拡大時)の表示については説明を省略する。
図10には、このようなスクロール表示にて歌詞表示を行う際の歌詞表示画面が示されている。図にはディスプレイ2上の様子が示されている。画面中、破線で囲まれた部分(実際には表示されない)は、スクロール範囲22(本発明における「所定エリア」に相当)を示すものであって、実際にはこのスクロール範囲22の中の歌詞文字が表示された形態となる。ここではスクロールの概念を理解しやすいように表示されていない歌詞文字についても図示している。
このスクロールにおける歌詞表示は、図2で説明した楽曲データとほぼ同じデータ構成で実現することが可能である。ただし、スクロールの関係上、ブロックデータ中の座標、並びに、消去ステップは必要としない。また表示ステップは、ブロックデータ中の最初の文字を発生(表示させる)タイミングを示すステップ値として定義される。この歌詞文字の発生タイミングは、スクロールされた歌詞文字、歌詞文字画面内に表示された歌唱タイミングマーク23に位置するとき、ちょうど歌唱タイミングとなるように設定される。
ここでは、スクロール範囲22を歌詞文字の発生段階A、スクロール段階B、消去段階Cの領域に分け、それぞれに対する処理として説明を行う。図11には、歌詞文字の発生段階Aにおける歌詞文字発生処理のフロー図が、また、図12には、歌詞文字の消去段階Cにおける歌詞文字消去処理を示すフロー図が示されている。
歌詞文字の発生段階Aについて、まず、S401では、次に表示すべきブロックデータ中の歌詞文字情報が読み出される。S402では、歌詞文字をスクロールさせるに伴って生成(表示開始)される歌詞文字情報がパート識別表示情報であるか否かが判定される。パート識別表示情報であると判定された場合(S402:Yes)には、次に表示される歌詞文字情報が読み出される(S403)。S404では、ちょうど図10(a)に示されるように、S403で読み出された歌詞文字情報「あ」をスクロール範囲22内に、そして、S402で読み出されたパート識別表示情報「ハートマーク」をスクロール範囲2
2外であって、歌詞文字情報「あ」の上側に表示させる(S404)。
一方、S402で次に表示される歌詞文字情報がパート識別情報ではない場合、S405にて、読み出した歌詞文字情報の表示が開始される。スクロール段階Bにおいては、S404とS405で表示された歌詞文字情報、パート識別表示情報が、画面の左側から右側に滑らかに移動(スクロール)する。図10(b)〜図10(d)には、スクロールする様子が時系列で示されている。
スクロール範囲22の左端にさしかかった歌詞文字に対しては、すなわち、歌詞文字の消去段階Cでは、図12に示される歌詞文字消去処理が実行される。S501では、消去対象となる歌詞文字情報が歌詞ブロック中の最後の歌詞文字情報であるか否かが確認される。最後の歌詞文字情報ではないと判定された場合(S502:Yes)には、歌詞文字情報のみを消去、具体的には、左端にスクロールアウトさせるとともに、パート識別表示情報を伴う場合には、当該パート識別表示情報を消去せずに、スクロール範囲22の左端にて停止させる(S504)。
図10(c)、図10(d)には、この消去段階Cの様子が記載されている。図10(c)では歌詞文字「あ」は、左端からスクロールアウトしてスクロール範囲22から消去されることになるが、その後も図10(d)に示されるように、「あ」とともに表示開始されたパート識別表示情報「ハートマーク」は左端に留まった状態となっている。一方、消去対象となる歌詞文字情報が歌詞ブロック中の最後の歌詞文字情報であると確認された場合(S502:Yes)には、歌詞文字情報とパート識別情報を消去する。この場合、歌詞文字情報は、左端にスクロールアウトされることとなるが、パート識別情報は、スクロールアウトさせてもよいし、表示位置にて消去されることとしてもよい。
このように、パート識別表示情報は、それに対応する歌詞文字情報が消去されるまで表示され続けることとなり、男女どちらのパートで歌うべき歌詞であるかを明確にユーザーに認識させることが可能となる。
以上、本実施形態のように、歌詞文字をスクロールさせた場合においても、パート識別情報をスクロール範囲22(本発明における「所定エリア」)外に表示させることで、歌詞文字を拡大した場合においても、スクロール範囲22内に表示される字数を削減する必要が無く、ユーザーに対して歌いやすい環境を提供することが可能となる。
なお、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
1…カラオケ装置、10…操作パネル、11…映像処理部、12…ディスプレイ(表示部)、13…HDD(ハードディスク)、14…CPU(制御部)、15…RAM、16…ROM、17…通信インタフェース、18…音声処理部、21…所定エリア、22…スクロール範囲(所定エリア)

Claims (3)

  1. 記憶手段と、演奏手段と、制御手段と、を備えるカラオケ装置において、
    前記記憶手段は、演奏情報と歌詞情報を含む楽曲情報を記憶し、
    前記歌詞情報は、男女パートの識別表示情報を含んだ歌詞文字情報を含んで構成され、
    前記演奏手段は、前記演奏情報に基づいて演奏を可能とし、
    前記制御手段は、演奏処理と、表示処理を同期して実行し、
    前記演奏処理は、前記演奏情報を前記演奏手段に演奏させ、
    前記表示処理は、
    拡大指定の非設定時、表示すべき前記歌詞文字情報中に前記識別表示情報がある場合、前記識別表示情報を含む前記歌詞文字情報を、所定エリア内に同じ並びで表示させ、
    拡大指定の設定時、表示すべき前記歌詞文字情報中に前記識別表示情報を検出した場合、検出した前記識別表示情報を抜き出し、表示すべき前記歌詞文字情報中、抜き出した前記識別表示情報部分を詰めて前記表示手段の前記所定エリアに拡大表示させるとともに、前記所定エリア外に抜き出した前記識別表示情報を表示させることを特徴とする
    カラオケ装置。
  2. 前記表示処理は、演奏の進行に同期して、前記識別表示情報が抜き出された前記歌詞文字情報をスクロール表示させるとともに、前記識別表示情報に対応する前記歌詞文字情報のスクロール表示が終了するまで、当該識別表示情報を表示させることを特徴とする
    請求項に記載のカラオケ装置。
  3. 記憶手段に記憶された楽曲情報を再生し、コンピュータ装置にて実行可能なカラオケプログラムにおいて、
    前記楽曲情報は、演奏情報と歌詞情報を含み、
    前記歌詞情報は、男女パートの識別表示情報を含んだ歌詞文字情報を含んで構成され、
    演奏処理と、表示処理を同期して実行し、
    前記演奏処理は、前記演奏情報を前記演奏手段に演奏させ、
    前記表示処理は、
    拡大指定の非設定時、表示すべき前記歌詞文字情報中に前記識別表示情報がある場合、前記識別表示情報を含む前記歌詞文字情報を、所定エリア内に同じ並びで表示させ、
    拡大指定の設定時、表示すべき前記歌詞文字情報中に前記識別表示情報を検出した場合、検出した前記識別表示情報を抜き出し、表示すべき前記歌詞文字情報中、抜き出した前記識別表示情報部分を詰めて前記表示手段の前記所定エリアに拡大表示させるとともに、前記所定エリア外に抜き出した前記識別表示情報を表示させることを特徴とする
    カラオケプログラム。
JP2012018307A 2012-01-31 2012-01-31 カラオケ装置及びカラオケプログラム Expired - Fee Related JP5505662B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012018307A JP5505662B2 (ja) 2012-01-31 2012-01-31 カラオケ装置及びカラオケプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012018307A JP5505662B2 (ja) 2012-01-31 2012-01-31 カラオケ装置及びカラオケプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013156527A JP2013156527A (ja) 2013-08-15
JP5505662B2 true JP5505662B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=49051737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012018307A Expired - Fee Related JP5505662B2 (ja) 2012-01-31 2012-01-31 カラオケ装置及びカラオケプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5505662B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6795860B1 (ja) * 2019-11-20 2020-12-02 山佐株式会社 遊技機

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06266378A (ja) * 1993-03-15 1994-09-22 Hitachi Ltd 音楽再生装置
JPH09212177A (ja) * 1996-01-30 1997-08-15 Ekushingu:Kk カラオケ装置
JPH10171477A (ja) * 1996-12-09 1998-06-26 Brother Ind Ltd 楽音再生装置
JP2002082678A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Sanyo Electric Co Ltd カラオケ端末装置
JP4182781B2 (ja) * 2003-03-11 2008-11-19 ブラザー工業株式会社 カラオケ装置
JP2004354423A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Xing Inc 音楽再生装置及びその映像表示方法
JP5057511B2 (ja) * 2007-04-25 2012-10-24 株式会社第一興商 カラオケシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013156527A (ja) 2013-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5549521B2 (ja) 音声合成装置およびプログラム
JP2009230006A (ja) 演奏情報表示装置およびプログラム
JP5375868B2 (ja) 再生方法切替装置、再生方法切替方法及びプログラム
JP5505662B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケプログラム
JP5516911B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケプログラム
JP4175208B2 (ja) 楽譜表示装置及びプログラム
JP5014184B2 (ja) データ編集装置、データ編集プログラム及び再生装置
JP3807380B2 (ja) スコアデータ編集装置、スコアデータ表示装置およびプログラム
JP2012247558A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP6642367B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケ用プログラム
JP5391597B2 (ja) 楽音データ編集装置及びプログラム
JP2008210500A5 (ja)
JP6149917B2 (ja) 音声合成装置および音声合成方法
JP2014089475A (ja) 音声合成装置およびプログラム
JP5376177B2 (ja) カラオケ装置
JP5459522B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケプログラム
CN112988018B (zh) 多媒体文件输出方法、装置、设备及计算机可读存储介质
JP2004302285A (ja) 情報出力装置、情報出力プログラム
JP2004170444A (ja) 電子機器、命令コード作成装置、および電子機器制御プログラム、命令コード作成処理プログラム
JP6870024B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケ用プログラム
JP6680047B2 (ja) カラオケシステム及びカラオケ用プログラム
JP5888295B2 (ja) 演奏情報表示装置、プログラム
JP5660334B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケプログラム
CN108847207B (zh) 交互智能设备及其编曲方法和装置
JP2005249872A (ja) 音楽再生パラメータ設定装置および音楽再生パラメータ設定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5505662

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees