JP2004302285A - 情報出力装置、情報出力プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】音声出力のタイミングがテキスト表示から容易に把握できるようにする。
【解決手段】携帯機器10は、テキスト、画像、音声を同期再生するためのデータが記録された再生用ファイル12cにおいて、テキストデータの表示単位(単語)をそれぞれの表示タイミングを示す情報と関連付けて記録しておく。携帯機器10は、同期コンテンツ再生処理プログラム12a1に基づいて再生用ファイル12cを再生することで、再生用ファイル12cに記録された各表示単位の表示タイミングを示す情報に基づいて、各表示単位のテキストをそれぞれの表示タイミングに合わせた配置によって表示させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声、テキスト、画像などの複数種のデータを同期出力する情報出力装置、情報出力プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、音楽、テキスト、画像などを同時並行して再生する技術としては、例えばMPEG−3により情報圧縮された音声ファイルのフレーム毎に、当該各フレームに設けられた付加データエリアに対して、音声ファイルに同期再生すべきテキストファイルや画像ファイルの同期情報を埋め込んでおくことにより、例えばカラオケの場合では、カラオケ音声とそのイメージ画像および歌詞のテキストを同期再生するものがある。
【0003】
また、音声に対する文字の時間的な対応情報が予め用意されていることを前提に、当該音声信号の特徴量を抽出し対応する文字と関連付けて表示する装置も考えられている。(例えば、特許文献1参照。)
【0004】
【特許文献1】
特公平06−025905号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように従来行われているMPEGファイルの付加データエリアを利用した複数種類のファイルの同期再生技術では、同期情報の埋め込みが主たるMP3音声ファイルの各フレーム毎の付加データエリアに規定されるため、当該MP3音声ファイルを再生させない限り同期情報を取り出すことが出来ず、MP3ファイルの再生を軸としてしか他の種類のファイルの同期再生を行うことが出来ない。
【0006】
このため、例えばMP3音声ファイルにテキストファイルおよび画像ファイルの同期情報を埋め込んだ場合に、音声ファイルの再生を行わない期間にあっても無音声のデータとして音声再生処理を継続的に行っていないと同期対象テキストおよび画像の再生を行うことが出来ない問題がある。
【0007】
また、例えば英会話テキストによってヒヤリング練習やリーディング練習を行う際は、テキストの表示および当該テキストの読み上げ音声を出力する際に、具体的にどのような発音をすれば良いのか明確に示すための画像表示を行う方が望ましい。
【0008】
従来の特許文献1に記載の装置にあっては、音声信号に対応する文字が予め関連付けされて音声及び文字が同期再生されると共に、文字情報に対応する音声特徴量(強勢、抑揚)を色分けして別途表示させなければならない。従って、英会話テキストなどにおいて、比較的長い文章を表示する必要がある場合には、表示画面サイズの制限などからテキストの他に音声特徴量を別途表示することが困難な場合がある。
【0009】
一方、カラオケのモニタなど、音声出力と同期して文字列や背景画像などを表示するものもあるが、前述したMP3ファイルのように、音声、文字列、画像それぞれ別々でそのもののデータを予め合わせて組み込んだ同期再生用のファイルを作成しなければならない。また、音声に合わせて文字列や背景画像などが順次表示されだけなので、画面中からどのような特徴をもって音声が出力されるか把握することが困難となっていた。
【0010】
本発明は、前記のような問題に鑑みてなされたもので、音声出力のタイミングがテキスト表示から容易に把握することが可能になる情報出力装置、情報出力プログラムを提供することを目的とる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の請求項1に係る情報出力装置では、テキストを表示出力する情報出力装置において、テキストデータの表示単位を、それぞれの表示タイミングを示す情報と関連付けて記録する情報記録手段と、前記情報記録手段に記録された各表示単位の表示タイミングを示す情報に基づいて、各表示単位のテキストをそれぞれの表示タイミングに合わせた配置によって表示させる表示制御手段とを有している。
【0012】
これによれば、テキストデータの表示単位(例えば単語)に対して決められた表示タイミングに合わせて、表示単位でテキストの配置が変更されるため、例えばテキストを読み上げる場合などの音声出力(発声)のタイミングがテキスト表示から容易に把握できるようになる。
【0013】
また、本発明の請求項2に係る情報出力装置では、前記表示制御手段は、第1の表示単位のテキストの配置を、前記第1の表示単位に対応する表示タイミングと、前記第1の表示単位のテキストの次に配置される第2の表示単位に対する表示タイミングとの時間差に基づいて決定する。
【0014】
これによれば、情報記録手段にテキストデータの各表示単位を表示タイミングの情報と関連付けて記録しておくことで、各表示単位に対する表示タイミングの時間差からテキストの配置を決定することができる。
【0015】
また、本発明の請求項3に係る情報出力装置では、前記表示制御手段は、テキストを表示する表示画面中の表示サイズと同表示サイズに対して決められる時間との比率をもとに、前記時間差に対する前記第1の表示単位のテキストを配置する表示幅を算出する表示幅算出手段と、前記表示幅算出手段によって算出された表示幅をもとに、前記第1の表示単位のテキストに含まれる各文字の配置を決定する配置決定手段とを有する。
【0016】
これによれば、テキストが表示される表示画面の表示サイズと各表示単位に対する表示タイミングとが関連付けられ、表示画面中に各表示単位のテキストを表示タイミングに合わせて配置することができる。
【0017】
また、本発明の請求項4に係る情報出力装置では、前記情報記録手段に表示タイミングを示す情報と表示単位で関連付けられたテキストデータを読み上げる音声の音声データを記録する音声記録手段と、前記音声記録手段に記録された音声データをもとに、前記表示制御手段によって表示されるテキストと同期して音声を出力する音声出力手段とを有する。
【0018】
これによれば、テキストが表示されると共に、このテキストの内容を読み上げる音声が同時に出力されるので、テキストの内容を音声を関連付けて把握することができる。
【0019】
また、本発明の請求項5に係る情報出力装置では、前記音声出力手段によって出力される音声と同期して、前記表示制御手段によって表示されるテキストを所定の表示形態に変更する第1の表示形態変更手段を有する。
【0020】
これによれば、表示されるテキスト中の音声中で読み上げられる表示単位部分が他と異なる形態で表示されることにより、テキストの内容を音声をより明瞭に関連付けて把握することができる。
【0021】
また、本発明の請求項6に係る情報出力装置では、前記第1の表示形態変更手段は、前記表示制御手段によって表示されるテキストを、前記表示単位毎に所定の表示形態に変更する。
【0022】
これによれば、表示単位毎に表示形態が変更されるので、音声と表示単位のテキストとの関連付けを容易に把握できる。
【0023】
また、本発明の請求項7に係る情報出力装置では、前記表示制御手段により表示されるテキストに対して、先頭部分から時間経過と共に所定の表示形態に変更する第2の表示形態変更手段を具備する。
【0024】
これによれば、各表示単位のテキストがそれぞれの表示タイミングに合わせて配置されているため、テキストを先頭部分から時間経過と共に所定の表示形態に変更することで、例えばテキストを読み上げる場合などの音声出力(発声)のタイミングと表示形態が変更されるテキスト部分とが一致するので、音声出力(発声)のタイミングがテキスト表示から容易に把握できるようになる。
【0025】
また、本発明の請求項8に係る情報出力装置では、前記表示制御手段は、前記表示単位のテキストを、同テキスト中の各文字のフォントを変更して配置する。
【0026】
これによれば、テキスト中の各文字のフォントを、例えば拡大縮小(横方向、縦方向)処理することで配置を変更することができる。
【0027】
また、本発明の請求項9に係る情報出力装置では、前記表示制御単位は、前記表示単位のテキストを、同テキスト中の各文字の表示位置を変更して配置する。
【0028】
これによれば、テキストの各文字の表示位置を、例えば単語間、文字間のスペース幅を変更することで配置することができる。
【0029】
また、本発明の請求項10に係る情報出力プログラムは、このプログラムをコンピュータにインストールすることで、テキストを表示出力するコンピュータを、テキストデータの表示単位を、それぞれの表示タイミングを示す情報と関連付けて記録する情報記録手段と、前記情報記録手段に記録された各表示単位の表示タイミングを示す情報に基づいて、各表示単位のテキストをそれぞれの表示タイミングに合わせた配置によって表示させる表示制御手段とに機能させるので、テキストデータの表示単位(例えば単語)に対して決められた表示タイミングに合わせて、表示単位でテキストの配置を変更するので、例えばテキストを読み上げる場合などの音声出力(発声)のタイミングがテキスト表示から容易に把握できるようになる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の情報出力装置の実施形態に係る携帯機器10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0031】
携帯機器(PDA:personal digital assistants)10は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、通信伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU(central processing unit)11が備えられる。
【0032】
CPU11は、メモリ12内のROM12Aに予め記録された携帯機器制御プログラム、あるいはROMカードなどの外部記録媒体13から記録媒体読取部14を介してメモリ12に読み込まれた携帯機器制御プログラム、あるいはインターネットなどの通信ネットワークN上の他のコンピュータ端末(サーバ30など)から電送制御部15を介してメモリ12に読み込まれた携帯機器制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、メモリ12に記録された携帯機器制御プログラムは、スイッチやキーからなる入力部17aおよびマウスやタブレットからなる座標入力装置17bからのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは電送制御部15に受信されるネットワークN上の他のコンピュータ端末からの通信信号、あるいはBluetooth(R)による近距離無線接続や有線接続による通信部16を介して受信される外部の通信機器(PC:personal computer)20からの通信信号に応じて起動される。
【0033】
CPU11には、メモリ12、記録媒体読取部14、電送制御部15、通信部16、入力部17a、座標入力装置17bが接続される他に、LCDからなる表示部18、マイクを備え音声を入力する音声入力部19a、左右チャンネルのスピーカL、Rを備え音声を出力するステレオ音声出力部19bなどが接続される。
【0034】
また、CPU11には、処理時間計時用のタイマが内蔵される。
この携帯機器10のメモリ12は、ROM12A、FLASHメモリ(EEP−ROM)12B、RAM12Cを備えて構成される。
【0035】
ROM12Aには、当該携帯機器10の全体の動作を司るシステムプログラムや電送制御部15を介して通信ネットワークN上の各コンピュータ端末(30)とデータ通信するためのネット通信プログラム、通信部16を介して外部の通信機器(PC)20とデータ通信するための外部機器通信プログラムが記録される他に、音声・テキスト・画像などの各種のファイルを同期再生するための同期コンテンツ再生処理プログラム12a1などを含む、携帯機器制御プログラム12aが記録される。
【0036】
FLASHメモリ(EEP−ROM)12Bには、同期コンテンツ再生処理プログラム12a1に基づき再生処理の対象となる暗号化された再生用ファイル(CASファイル)12bなどが記録される。
【0037】
ここで、FLASHメモリ(EEP−ROM)12B内に記録される暗号化された再生用ファイル(暗号化再生用ファイル)12bは、例えば英語や歌の練習をテキスト・音声・画像の同期再生により行うためのファイルであり、所定のアルゴリズムにより圧縮・暗号化されている。
【0038】
この暗号化再生用ファイル12bは、例えばCD−ROMに記録されて配布されたり、通信ネットワーク(インターネット)N上のサーバ30から配信配布されたりするもので、CD−ROMあるいはサーバ30により配布された暗号化再生用ファイル12bは、例えばユーザ自宅PCとしての通信機器(PC)20に読み込まれた後、携帯機器(PDA)10の通信部16を介してFLASHメモリ(EEP−ROM)12Bに転送格納される。
【0039】
RAM12Cには、暗号化された再生用ファイル12bを伸張・復号化した解読された再生用ファイル(CASファイル)12cが記録されると共に、この解読された再生用ファイル12cの中の画像ファイルが展開されて記録される画像展開バッファ12fが備えられる。解読された再生用ファイル12cは、再生命令の処理単位時間(12c1a)を記録するヘッダ情報(12c1)、および後述するファイルシーケンステーブル(12c2)、タイムコードファイル(12c3)、コンテンツ内容データ(12c4)で構成される。また、RAM12Cには、解読された再生用ファイル12cを再生する際にユーザから指定される学習内容を示す学習内容選択データ12dと文字表示モードを示す文字表示モードデータ12eが記録される。文字表示モードには、例えばテキスト表示をテキストの内容を読み上げる音声に応じて表示幅を変更して表示する音声幅文字表示(音声あり/なし)と通常の文字幅によって表示する通常文字表示(音声あり/なし)がある。
【0040】
さらに、RAM12Cには、その他各種の処理に応じてCPU11に入出力される種々のデータを一時記録するためワークエリアが用意される。
【0041】
図2は携帯機器10のメモリ12に格納された再生用ファイル12b(12c)を構成するタイムコードファイル12c3を示す図である。
【0042】
図3は携帯機器10のメモリ12に格納された再生用ファイル12b(12c)を構成するファイルシーケンステーブル12c2を示す図である。
【0043】
図4は携帯機器10のメモリ12に格納される再生用ファイル12b(12c)を構成するコンテンツ内容データ12c4を示す図である。
【0044】
この携帯機器10の再生対象ファイルとなる再生用ファイル12b(12c)は、図2〜図4で示すように、タイムコードファイル12c3とファイルシーケンステーブル12c2とコンテンツ内容データ12c4との組み合わせにより構成される。
【0045】
図2で示すタイムコードファイル12c3には、個々のファイル毎に予め設定される一定時間間隔の元の(基準)処理単位時間(例えば25ms)で各種ファイル同期再生のコマンド処理を行うためのタイムコードが記述配列されるもので、この各タイムコードは、命令を指示するコマンドコードと、当該コマンドに関わるファイル内容(図4参照)を対応付けするためのファイルシーケンステーブル12c2(図3)の参照番号や指定数値からなるパラメータデータとの組み合わせにより構成される。
【0046】
なお、このタイムコードに従い順次コマンド処理を行うための一定時間間隔の元の(基準)処理単位時間12c1aは、当該タイムコードファイル12c3のヘッダ情報12c1に記述設定される。
【0047】
例えば図3で示すタイムコードファイル12c3からなる再生用ファイル12b(12c)のファイル再生時間は、予め設定された元の(基準)処理単位時間が25msである場合、2400ステップのタイムコードからなる再生処理を経て60秒間となる。
【0048】
図3で示すファイルシーケンステーブル12c2は、複数種類のファイル(HTML/画像/テキスト/音声など)の各種類毎に、タイムコードファイル12c3に記述される各コマンドのパラメータデータと実際のファイル内容の格納先(ID)番号とを対応付けたテーブルである。
【0049】
図4で示すコンテンツ内容データ12c4は、ファイルシーケンステーブル12c2により各コマンドコードと対応付けされる実際の音声、画像、テキストなどのファイルデータが、そのそれぞれのID番号を対応付けて記録される。
【0050】
本実施形態のファイルシーケンステーブル12c2においてリンク付けされるコンテンツ内容データ12c4について簡単に説明すると、例えばID=5に対応するデータ内容には、英会話テキストオープニング画像データが用意されていることを示している。
【0051】
図5は携帯機器10のタイムコードファイル12c3(図2参照)にて記述される各種コマンドのコマンドコードとそのパラメータデータおよび同期コンテンツ再生処理プログラム12a1に基づき解析処理される命令内容を対応付けて示す図である。
【0052】
タイムコードファイル12c3に使用されるコマンドとしては、標準コマンドと拡張コマンドがあり、標準コマンドには、LT(i番目テキストロード)、VD(i番目テキスト文節表示)、BL(文字カウンタリセット・i番目文節ブロック指定)、HN(ハイライト無し・文字カウンタカウントアップ)、HL(i番目文字までハイライト・文字カウント)、LS(1行スクロール・文字カウンタカウントアップ)、DH(i番目HTMLファイル表示)、DI(i番目イメージファイル表示)、PS(i番目サウンドファイルプレイ)、CS(クリアオールファイル)、PP(基本タイムi秒間停止)、FN(処理終了)、NP(無効)の各コマンドがある。
【0053】
例えばコマンドコード「HL」は、タイムコードファイル12c3において、パラメータデータが示す文字列(i番目の文字列)、例えば単語についてハイライト表示する表示タイミングに応じた位置に記述される。コマンドコードは、処理単位時間12c1aに応じて一定時間毎に実行されるため、何れの順番で記述されるかによって表示タイミングが決められる。すなわち、テキストデータの表示単位(単語)が、表示タイミングを示す情報と関連付けて記録されることになる。
【0054】
次に、本実施形態における携帯機器10による同期コンテンツファイル再生処理について説明する。
【0055】
図6は携帯機器10の同期コンテンツ再生処理プログラム12a1に従った再生処理を示すフローチャート、図7及び図8は再生処理に伴うVDコマンド処理を示すフローチャート、図9(A)〜(D)はそれぞれ再生処理に伴うLTコマンド処理、HLコマンド処理、DIコマンド処理、PSコマンド処理を示すフローチャートである。
【0056】
図10携帯機器10の再生処理に伴う学習内容/文字表示モードの選択操作・表示状態を示す図であり、同図(A)は学習内容/文字表示モードの選択画面を示す図、同図(B)(C)は学習内容と文字表示モードの選択画面を対象とする選択操作キーを示す図である。
【0057】
例えば英語の勉強がテキストと画像と音声で行える英語教材再生ファイルを、CD−ROMや通信ネットワーク(インターネット)N上のサーバ30から自宅PCである通信機器(PC)20に取り込み、携帯機器10の通信部16を介して当該再生用ファイル(CASファイル)12bがFLASHメモリ12Bに、あるいは解読された再生用ファイル12cとしてRAM12Cに格納された状態にあるものとする。ここで、入力部17aあるいは座標入力装置(マウス/タブレット)17bの操作によりこの再生用ファイル12b(12c)の再生が指示されると、まず携帯機器10は、同期コンテンツ再生処理プログラム12a1を起動して、図10(A)に示すように、学習内容と文字表示モードをユーザ選択させるための学習内容/文字表示モード選択画面Gを表示部18に表示する(ステップA1)。
【0058】
この学習内容選択画面Gにあって、図10(B)(C)に示すように、入力部17aのカーソルキー17a1および「決定」キー17a2の操作により、学習内容としてレッスン1〜5の何れかが選択されると、携帯機器10は、RAM12C内の各ワークエリアのクリア処理などのイニシャライズ処理を実行し、選択されたレッスンを示すデータが学習内容選択データ12dとしてRAM12Cに記録する。また、同様にして、カーソルキー17a1および「決定」キー17a2の操作により、文字表示モードとして何れかが選択されると、携帯機器10は、指定された文字表示モードを示す文字表示モードデータ12eをRAM12Cに記録する(ステップA1)。
【0059】
文字表示モードとしては、テキスト表示をテキストの内容を読み上げる音声に応じて表示幅を変更して表示する音声幅文字表示(音声あり/なし)と通常の文字幅によって表示する通常文字表示(音声あり/なし)がある。
【0060】
例えば英語テキストを読み上げる音声の場合、読み上げられる文章中においてポイントとなる単語については、強くかつ時間をかけてゆっくり明瞭に発言される傾向がある。すなわち、同じ1単語であっても読み上げる時間に差がある。音声幅文字表示では、各単語の文字列(表示単位)を、単語を読み上げる時間に応じた幅によって表示することでテキストの表示の配置を決める。これにより、テキストが表示されている画面から、テキストに対応する音声がどのような特徴をもつか、例えばテキストを読み上げる場合などの各単語の音声出力(発声)のタイミングがどのようになっているかを把握できるようになる。
【0061】
コンテンツ内容データ12c4には、テキスト中の各単語の再生タイミングに応じてコマンドとパラメータデータが記録されているため、各単語に対応するコマンドの記録位置と、各記録位置の間隔(時間に相当する)、及び単語の文字数をもとに、テキスト表示する際の文字のサイズ(横幅)が求められる。詳細については後述する。
【0062】
次に、携帯機器10は、FLASHメモリ12Bに格納された暗号化された再生用ファイル12b(CASファイル)12bを解読(復号化)して(ステップA2)、解読された再生用ファイル12cとしてRAM12Cに記録する(ステップA3)。
【0063】
次に、解読された再生用ファイル(CASファイル)12cのヘッダ情報12c1に記述された処理単位時間12c1a(例えば25ms/50ms/…)を、CPU11による再生用ファイル(CASファイル)12cの一定時間間隔の読み出し時間として設定する(ステップA4)。
【0064】
そして、RAM12Cに格納された再生用ファイル(CASファイル)12cの先頭に読み出しポインタをセットし(ステップA5)、当該再生用ファイル12cの再生処理タイミングを計時するためのタイマをスタートする(ステップA6)。
【0065】
ここで、先読み処理が当該再生処理に並行して起動される(ステップA7)。
【0066】
この先読み処理では、再生用ファイル12cのタイムコードファイル12c3(図2)に従った現在の読み出しポインタの位置のコマンド処理よりも後に画像データを表示させるためのコマンド(「DI」コマンド)がある場合は、予め当該画像データ表示用のコマンドのパラメータデータにより指示される画像データを先読みして画像展開バッファ12fに展開しておくことで、読み出しポインタが実際に後の画像表示用のコマンドの位置まで移動した場合に、処理に遅れなく指定の画像ファイルを直ちに出力表示できるようにする。
【0067】
ステップA6において、処理タイマがスタートされると、ステップA4にて設定された再生用ファイル12cに応じた処理単位時間毎に読み出しポインタの位置の当該メディア再生用ファイル12cを構成するタイムコードファイル12c3のコマンドコードおよびそのパラメータデータを読み出す(ステップA8)。
【0068】
そして、再生用ファイル12cにおけるタイムコードファイル12c3から読み出されたコマンドコードが、処理終了を表す「FN」か否か判断し(ステップA9)、「FN」と判断された場合には、その時点で再生処理の停止(ストップ)処理を実行する(ステップA13)。
【0069】
一方、再生用ファイル12cにおけるタイムコードファイル12c3から読み出されたコマンドコードが、「FN」ではないと判断された場合には(ステップA9、No)、コマンドに対応したサブルーチンをコールして実行する(ステップA10)
すると、再び処理タイマによる計時動作が開始され、当該タイマによる計時時間が次の処理単位時間12c1aに到達したか否か判断される(ステップA11)。
【0070】
ここで、タイマによる計時時間が次の処理単位時間12c1aに到達したと判断された場合には、RAM12Cに格納された解読された再生用ファイル(CASファイル)12cに対する読み出しポインタが次の位置に更新セットされ(ステップA12)、ステップA8における読み出しポインタの位置のコマンドコードを読み出す処理から前述と同様の処理が繰り返される(ステップA12→A8〜A11)。
【0071】
すなわち、端末装置10のCPU11は、ROM12Aに記録された同期コンテンツ再生処理プログラム12a2に従って、ヘッダ情報12c1に設定された処理単位時間毎に、タイムコードファイル12c3に配列されたコマンドコードおよびそのパラメータデータを読み出し、そのコマンドに対応する処理を指示するだけで、当該タイムコードファイル12c3に記述された各コマンドに応じた各種メディアデータの同期再生処理が実行される。
【0072】
次に、図2に示すコンテンツ内容データ12c4に記録されたコマンドコードとパラメータデータに基づいた英会話テキスト・音声・画像ファイルの同期再生の具体例について説明する。
【0073】
図11は、図2に示すコンテンツ内容データ12c4に基づく再生処理によって表示される画面の一例を示している。
【0074】
前述したように、ヘッダに予め記述設定された(基準)処理単位時間(例えば25ms)12c1a毎に、ステップA10において以下に説明するコマンド処理が順次実行される。
【0075】
まず、タイムコードファイル12c3の第1コマンドコード「LT」(i番目テキストロード)およびそのパラメータデータ「01」が読み出されると、図9(A)のフローチャートに示すLTコマンド処理がコールされて実行される。
【0076】
まず、ファイルシーケンステーブル12c2からテキスト番号iのID番号を読み出し(ステップC1)、指定IDのコンテンツ(テキストデータ)をRAM12Cのワークエリアにロードする(ステップC2)。ここでは、テキスト番号「01」のID番号「19」に対応するテキストデータが読み出されて記録される。具体的には「What high school do you go to?」のテキストデータが記録される。
【0077】
第2コマンドコード「VD」(i番目テキスト文節表示)およびそのパラメータデータ「00」が読み出されると、図7及び図8のフローチャートに示すVDコマンド処理がコールされて実行される。
【0078】
まず、文字表示モードデータ12eを参照しても単語幅の変更が必要なモードが指定されているか、すなわち音声幅文字表示(音声あり/音声なし)がユーザによって指定されているかを判別する(ステップB1)。
【0079】
ここで、単語幅の変更が必要なモードが指定されていない場合(ステップB1、No)、携帯機器10は、ワークエリアにロードされているテキストデータ(「What high school do you go to?」)を、表示画面中のテキストフレーム内に通常の形態で表示する(ステップB2)。すなわち、予め決められたフォントにより、文字間と単語間に予め決められた所定のスペースを設けて各文字を表示する。
【0080】
一方、単語幅の変更が必要なモードが指定されている場合(ステップB1、Yes)、携帯機器10は、現在の命令(コマンドコード)の位置の次のポインタの位置番号を変数Pにセット(RAM12Cのワークエリアに格納)する(ステップB3)。ここでは、2番目のコマンドコードを対象としているのでP=3となる。
【0081】
次に、表示させる単語の先頭のドット位置Xsに初期値「0」をセットし(ステップB4)、また画面中に表示させたテキストに対して他と異なる表示属性、例えばアンダーラインの付加やハイライトを施す先頭文字の位置Csに初期値「1」をセットする(ステップB5)。
【0082】
次に、現在の読み出しポインタが示す位置以降から、順次、タイムコードファイル12c3を参照してコマンドコード「HL」(i番目文字までハイライト・文字カウント)を検索する。この際、参照対象とするコマンドコードの位置を示す読み出しポインタをI=I+1として順次更新していく(ステップB6、B7)。
【0083】
コマンドコード「HL」が見つかると、この現在の命令の位置の読み出しポインタの位置番号I(最初の位置)をPOとしてセットする(ステップB8)。図2に示すタイムコードファイル12c3の例では、40番目にコマンドコード「HL」が存在するので、PO=40としてセットされる。
【0084】
また、現在の命令の位置の読み出しポインタの位置番号I(最初の位置)をPsとしてセットする(ステップB9)。図2に示すタイムコードファイル12c3の例では、40番目にコマンドコード「HL」が存在するので、Ps=40としてセットされる。
【0085】
また、ハイライト指定の末尾の文字位置をCeとしてセットする(ステップB10)。すなわち、タイムコードファイル12c3のコマンドコード「HL」に対して設定されたパラメータデータの数値データがCeとしてセットされる。40番目のコマンドコード「HL」については、パラメータデータ「05」がセットされており、例えばハイライト表示の対象文字数が5文字が指定されている。従って、Ce=5としてセットされる。
【0086】
そして、Cs(ハイライト指定の先頭文字)の位置からCe(ハイライト指定の末尾の文字)の位置までの文字列(テキストデータ)を読み出し、表示配置の変更対象とするテキストデータとして変数CHR$に記録する(ステップB11)。ここでは、CHR$=「What 」(1文字分のスペース有り)としてセットされる。
【0087】
次に、参照対象とするコマンドコードの位置を示す読み出しポインタをI=I+1として更新し(ステップB12)、タイムコードファイル12c3から次のコマンドコード「HL」を検索する。ここで、更新した読み出しポインタが示すコマンドコードが「HL」でない場合(ステップB13、No)、前述と同様にして、読み出しポインタをI=I+1として順次更新し、タイムコードファイル12c3から次のコマンドコード「HL」を探索する(ステップB24、B25、B13)。
【0088】
コマンドコード「HL」が検索されると(ステップB13、Yes)、現在の命令の位置の読み出しポインタの位置番号IをPeとしてセットする(ステップB14)。図2に示すタイムコードファイル12c3では40番目のコマンドコード「HL」の次に64番目のコマンドコードに「HL」が存在するので、Pe=64としてセットされる。
【0089】
次に、先にセットしたPsとPOの値、及びテキストを表示する表示画面中の表示サイズと同表示サイズに対して決められる時間との比率をもとに、前回文字表示開始ドット位置Xsをセットする(ステップB15)。すなわち、Xs=(Ps−PO)×2.5によって算出する。なお、先頭の単語に対する処理では(Ps−PO)=40−40=0であり、Xs=0となる。
【0090】
ここでは、テキストを表示する表示画面中の表示サイズと同表示サイズに対して決められる時間との比率を2.5として表している。例えば、図11は、テキストが表された画面の一例を示しているが、テキストと画像を含むコンテンツを表示することができる横幅の表示解像度が例えば640ドットであり、500〜639ドットの範囲を画像表示用(画像表示フレームY(図11(B)参照))として使用し、0〜499ドットの範囲をテキスト表示用(テキスト表示フレームX)として使用している。なお、図11では、テキスト表示フレームX中の0〜399ドットの範囲においてテキストを表示するように決められているものとする。
【0091】
そして、本実施形態では、表示サイズ0〜499に対してタイムコード0〜159が対応づけられている。すなわち、表示位置「100」とタイムコード「40」が対応する。従って、テキストを表示する表示画面中の表示サイズと同表示サイズに対して決められる時間との比率が2.5となる。
【0092】
タイムコードは、タイムコードファイル12c3に記述されており、処理単位時間12c1a毎に実行される。このため、表示サイズにタイムコードを対応づけることは、処理単位時間12c1aに応じた時間が対応づけられることになる。
【0093】
次に、先にセットしたPeとPOの値、及びテキストを表示する表示画面中の表示サイズと同表示サイズに対して決められる時間との比率をもとに、前回文字表示終了ドット位置Xeをセットする(ステップB16)。すなわち、Xe=(Pe−PO)×2.5によって算出する。この場合、Xe=(Pe−PO)×2.5=(64−40)×2.5=60となる。これにより、現在処理対象としている表示単位(単語「what 」)に対する表示範囲(Xs〜Xe)が求められる。
【0094】
ここで、CHR$に記憶された前回文字列をXs〜Xeの幅に合わせて拡大または縮小して表示する(ステップB17)。ここでは、CHR$=「What 」と記録されているので、5文字を例えば横幅方向に60ドットの範囲に均等に配置するように、フォントの形状を拡大あるいは縮小する(文字間のスペースの幅も均等に割り当てる)。なお、横幅方向に拡大/縮小するだけでなく、縦方向についても拡大/縮小するようにしても良い。この場合、横幅方向と同じ拡大/縮小率を用いる必要はない。
【0095】
こうして、最初の単語(表示単位)に対する処理が終了すると、次の表示単位の文字列に対する処理の準備として、ハイライト指定の先頭文字位置CsをCs=Ce+1として次の単語の先頭文字位置に更新し(ステップB18)、ハイライト指定の末尾の文字位置CeをステップB13において探索されたコマンドコード「HL」のパラメータデータが示す数値(次単語の最後の文字位置)に更新する。この場合、Cs=5+1=6に更新され、Ceは64番目のコマンドコード「HL」に対応するパラメータデータが示す「10」に更新される。
【0096】
そして、文字列の末尾にある単語に対する処理が終了し、次の処理対象とする単語を次行に移行する必要がある場合には(ステップB20、Yes)、改行処理とX方向位置補正を実行する(ステップB21)。すなわち、次に、テキストを表示する行を次行に更新すると共に、単語の表示開始位置(X座標値)をテキスト表示フレームの先頭に更新する。
【0097】
なお、次行に移行する必要がない場合(及び改行処理が終了した後)に、Csの位置からCeの位置までの文字列を読み出し、表示配置の変更対象とするテキストデータとして変数CHR$に記録する(ステップB22)。ここでは、CHR$=「high 」(1文字分のスペース有り)としてセットされる。
【0098】
そして、最初の単語(表示単位)に対する処理が終了すると、次の表示単位の文字列に対する処理の準備として、現在のPeの値をPSにセットする(ステップB23)。
【0099】
次に、前述と同様にして、読み出しポインタをI=I+1として順次更新し、タイムコードファイル12c3から次のコマンドコード「HL」を探索する(ステップB24、B25、B13)。
【0100】
ここでは、第88コマンドコード「HL」が検索されるので(ステップB13、Yes)、現在の命令の位置の読み出しポインタの位置番号I=88をPeとしてセットし(ステップB14)、先にセットしたPsとPOの値、及び表示サイズと時間との比率をもとに前回文字表示開始ドット位置Xs=(Ps−PO)×2.5=(64−40)×2.5=60をセットする(ステップB15)。
【0101】
また、先にセットしたPeとPOの値、及び表示サイズと時間との比率をもとに、前回文字表示終了ドット位置Xe=(Pe−PO)×2.5=(88−40)×2.5=120をセットする。これにより、現在処理対象としている表示単位(単語「high 」)に対する表示範囲(Xs〜Xe)が求められる。そして、前述と同様にして、CHR$に記憶された文字列をXs〜Xeの幅に合わせて拡大または縮小して表示する(ステップB17)。
【0102】
以下、同様にして、タイムコードファイル12c3から順次検索される第136、第148、第164、第188などのコマンドコード「HL」について、前述と同様の処理を実行することで、各単語についての配置を決定することができる。
【0103】
そして、前述と同様にして、読み出しポインタをI=I+1として更新した結果(ステップB24)、読み出しポインタが示す位置のコマンドコードが処理の終了を示す「FN」であった場合(ステップB25、Yes)、現在の命令の位置の読み出しポインタの位置番号IをPeとしてセットする(ステップB26)。図2に示すタイムコードファイル12c3では2399番目のコマンドコードが「FN」であるのでPe=2399としてセットされる。
【0104】
次に、先にセットしたPsとPOの値、及びテキストを表示する表示画面中の表示サイズと同表示サイズに対して決められる時間との比率(2.5)をもとに、前回文字表示開始ドット位置Xsをセットし(ステップB27)、また、先にセットしたPeとPOの値、及び比率(2.5)をもとに、前回文字表示終了ドット位置Xeをセットする(ステップB28)。
【0105】
ここで、CHR$に記憶された前回文字列をXs〜Xeの幅に合わせて拡大/縮小表示する(ステップB29)。以上によりVDコマンド処理を終了する。
【0106】
こうして、コマンドコード「VD」に応じてVDコマンド処理を実行することで、タイムコードファイル12c3に表示タイミングと関連付けて記述されたコマンドコード「HL」をもとにして、各表示単位(単語)のテキストをそれぞれの表示タイミング(ハイライト表示)に合わせた配置によって表示させることができる。
【0107】
次に、タイムコードファイル12c3に記述された第3〜第8コマンドコード(3つのテキスト2〜4に対応する「LT」「VD」コマンドコードの組み)が前述と同様にして実行されると(詳細な説明を省略する)、4つのテキストがそれぞれVDコマンド処理によって配置が変更されて表示される。
【0108】
図11(A)には、VDコマンド処理によって決定される、テキストデータ中の各単語に対して決定されたテキスト表示フレームX中の配置を表している。図11(A)に示すように、例えば第1行目のテキスト中の「school」「go」、第2行目の「Higashi」などのポイントなる単語が、発言のタイミングに応じた間隔をもった配置によって表示されている。通常、テキストを読み上げる音声において、ポイントとなる単語については、強くかつ時間をかけてゆっくり発言される傾向があるため、これらの単語の配置がゆっくり読み上げられることを明示するように、他の単語よりも広い間隔(及び文字サイズ)をもって表示されている。図12(B)は携帯機器10の表示部18によって表示される画面の一例を示している。
【0109】
テキスト中の各単語に対するコマンドコード「HL」を、テキストを読み上げた際の単語の発声タイミングに合わせた順番(コマンドコードの記述位置)で記述しておくことにより、図11(A)に示すように、それぞれの単語を発言タイミングに合わせた配置により表示させることができる。
【0110】
図11に示す第1行目のテキスト「What high school do you go to?」に対しては、通常のテキスト表示をした場合には、例えば図12(A)に示すように各単語が同じフォントによって表示されるが、音声幅文字表示を実行することで、図12(B)に示すように、各単語の幅が拡大/縮小されて配置される。
【0111】
なお、前述した説明では、単語のフォントに対して拡大/縮小して表示するものとしているが、例えば図11(C)に示すような、配置を用いることも可能である。
【0112】
図11(C)では、テキスト中の各文字の表示位置を変更して配置するもので、前述したVDコマンド処理のステップB17において、処理対象とする文字列(単語)に対して求められた表示幅に、単語の各文字の表示位置をフォントを変更しないで、文字間のスペース幅を均等に割り当てることで配置する。
【0113】
図11(C)に示すテキストの配置の場合においても、各単語における文字間隔から、テキストを読み上げる場合などの音声出力(発声)のタイミングを容易に把握できる。
【0114】
さらに、前述した説明では、タイムコードファイル12c3に記述されたコマンドコード「HL」から、各単語に対する表示タイミングしか得られないが、各単語(さらには各文字)に対する強弱、音の高低(イントネーション)を表すコマンドコード(あるいはパラメータデータ)を記述しておくことで、これらのデータをもとに強弱や音の高低を表すようにテキスト(文字)を配置して表示させることもできる。
【0115】
図12(C)には、単語の発声タイミングだけでなく、高低を表すようにテキストが表示された表示例を示している。図12(C)に示す例では、単語「what」「go」に対して、音が高いことを表すデータがタイムコードファイル12c3に記述されていたことから、他の単語の表示位置よりも高い位置で各単語を表示させている。この場合、高低のレベルについても記述可能であれば、そのレベルに応じた高さに各単語を表示することで、文章全体のテキストによって比較的滑らかなイントネーションを表現することもできる。
【0116】
次に、第38コマンドコード「DI」(i番目イメージファイル表示)およびそのパラメータデータ「01」が読み出されると、図9(C)のフローチャートに示すDIコマンド処理がコールされて実行される。
【0117】
まず、ファイルシーケンステーブル12c2から画像番号iのID番号を読み出し(ステップE1)、指定IDのコンテンツ(イメージデータ)を表示部18の画像表示フレームY内に表示する(ステップE2)。ここでは、画像番号「01」のID番号「5」に対応するイメージデータ(画像1)が読み出されて画像表示フレームYにおいて表示される。
【0118】
次に、第39コマンドコード「PS」(i番目サウンドファイルプレイ)およびそのパラメータデータ「01」が読み出されると、図9(D)のフローチャートに示すPSコマンド処理がコールされて実行される。
【0119】
まず、ファイルシーケンステーブル12c2から音声番号iのID番号を読み出し(ステップF1)、指定IDのコンテンツ(音声データ)を音声出力部19bから再生出力する(ステップF2)。ここでは、音声番号「01」のID番号「30」に対応する音声データ(音声1)が読み出されて出力される。
【0120】
次に、第40コマンドコード「HL」(i番目文字までハイライト・文字カウント)およびそのパラメータデータ「05」が読み出されると、図9(B)のフローチャートに示すHLコマンド処理がコールされて実行される。
【0121】
まず、VDコマンド処理によって表示されているテキストに対して、パラメータデータが示すi番目までハイライト表示し(ステップD1)、文字カウンタをi番目の文字までカウントアップ(ステップF2)。ここでは、パラメータデータが「05」であるので5文字目(テキスト1については「What 」(1文字分のスペース有り))までをハイライト表示する。
【0122】
次に、第64コマンドコード「HL」およびそのパラメータデータ「10」が読み出されると、前述と同様にして、VDコマンド処理によって表示されているテキストに対して、パラメータデータが示す10番目までハイライト表示し(ステップD1)、文字カウンタを10番目の文字までカウントアップ(ステップF2)。ここでは、テキスト1の「high 」(1文字分のスペース有り))までをハイライト表示する。
【0123】
以下、同様にして、第88コマンドコード「HL」(パラメータデータ「17」)、第136コマンドコード「HL」(パラメータデータ「20」)、第148コマンドコード「HL」(パラメータデータ「24」)、第164コマンドコード「HL」(パラメータデータ「27」)、第188コマンドコード「HL」(パラメータデータ「31」)などがそれぞれの処理時間において実行される。
【0124】
この結果、テキスト1の各単語が時間の経過に伴って、コマンドコード「HL」がタイムコードファイル12c3に記述されたタイミングで順次ハイライト表示される。
【0125】
図13(A)は、第88コマンドコード「HL」が実行された時のテキストに対してハイライト表示された画面を示す図である。図13(A)では、17文字目までのテキスト「What high school」がハイライト表示されている。以下、同様にして、図13(B)〜(D)は、それぞれに対応してタイムコードファイル12c3に記述されたコマンドコード「HL」が実行された時の、テキストに対してハイライト表示された画面を示す図である。
【0126】
なお、図13(A)〜(D)では、テキストに対してハイライト表示させる例を示しているが、他の表示形態によってテキスト表示を変更するようにしても良い。図14(A)〜(D)には、他の表示形態としてテキストに対してアンダーラインを付加した例を示している。図14(A)〜(D)に示す表示形態を用いる場合、前述したHLコマンド処理において、ステップD1のハイライト表示に代えてアンダーライン表示を実行すれば良い。また、図13では、ハイライト表示した部分についてはそのままハイライト表示の状態を継続しているが、図14に示すように、音声の読み上げの対象としている文(あるい行)のみに対して表示形態を変更(アンダーライン付加)した状態を継続するようにしても良い。なお、アンダーラインを付加する表示形態以外を用いることも可能である。
【0127】
このようにして、タイムコードファイル12c3に記述されたコマンドコードに応じた処理を、それぞれが記述された順に処理単位時間12c1aに応じた時間の経過と共に順次実行することで、コマンドコード「VD」によるテキスト表示、コマンドコード「DI」による画像表示、コマンドコード「PS」による音声出力により、複数の異なるデータを同期して出力することができる。この際、コマンドコード「HL」が同期出力される音声の内容に応じて記述されていれば、例えば音声中の単語が発声された時に該当する単語がハイライト表示されるようにコマンドが記述されていれば、VDコマンド処理において、コマンドコード「HL」を利用してテキスト中の単語の配置を変更することで、発声される音声の特徴(各単語を読み上げる時間など)を表現したテキスト表示を実現することができる。
【0128】
なお、前述した説明では、表示されるテキストの表示形態(ハイライト、アンダーライン付加など)を変更する場合、タイムコードファイル12c3に記述されたコマンドコード(「HL」など)を用いて単語単位で行っているが、タイムコードファイル12c3に従うとは別の処理によって表示形態を変更するようにしても良い。
【0129】
図15は、テキストに対する表示形態を変更する表示形態変更処理について説明するフローチャートである。
【0130】
携帯機器10は、タイムコードファイル12c3に記述されたコマンドコードに従ってテキストを表示すると共に、表示形態変更処理を実行することでテキストの表示形態を変更する。ここでは、テキストに対してアンダーラインを付加する表示形態変更の例を示す。
【0131】
まず、表示形態変更処理では、音声スタートと音声エンドのタイミングを取得する(ステップG1,G2)。例えば、音声スタートのタイミングは、タイムコードファイル12c3に記述されたコマンドコード「PS」の記述位置(コマンド番号)をもとに求めることができる。また、音声エンドのタイミングは、コマンドコード「HL」の記述位置(コマンド番号)をもとに求めることができる。
【0132】
次に、音声スタートと音声エンドのタイミングから求まる音声出力の時間と、対応するテキストの表示画面中における表示幅をもとに、単位時間当たりの表示形態変更の対象とする表示幅、例えばアンダーラインを付加していく表示幅を算出する(ステップG3)。
【0133】
そして、音声出力のスタートと同時に、この出力される音声対応するテキストに対して、算出した表示幅毎に単位時間毎の時間経過に従い表示形態を順次変更していく。すなわち、アンダーラインをテキストに付加していく(ステップG4、G5)。
【0134】
図16(A)〜(B)には、図15に示す表示形態変更処理によって表示されるテキストの表示例を示している。図16(A)〜(B)は、一定時間が経過した毎の表示画面を示している。
【0135】
図15に示す表示形態変更処理を実行することにより、タイムコードファイル12c3に従って表示されるテキストに対してアンダーラインを付加すると、時間の経過に従って一定にアンダーラインが順次付加されていく。
【0136】
タイムコードファイル12c3に従うテキストの表示形態の変更では、テキストの所定単位(単語)で表示形態が変更されていくが、図15に示す表示形態変更処理であれば、テキストと音声を同期して再生した場合に、テキストを読み上げる音声が終了した時点でテキストの最後まで表示形態が変更されることになる。従って、テキストに対する表示形態の変更の様子からも、テキスト全体に渡る音声出力(発声)のタイミングがテキスト表示から容易に把握できるようになる。
【0137】
なお、テキストと同期して出力される音声の出力時間が例えば音声データと共に記録されており、この時間情報を取得することができる場合には、この時間情報をもとにして表示変更処理における単位時間当たりの表示形態を変更する表示時幅を算出することも可能である。この場合、音声の出力時間とテキストの全体の表示幅との比をもとにして、単位時間あたりの表示幅を算出すれば良い(ステップG3)。
【0138】
このようにして、タイムコードファイル12c3に従わない表示形態変更処理を実行することによっても、テキスト中の各単語(表示単位)がそれぞれの表示タイミングに合わせて配置されているため、テキストを先頭部分から時間経過と共に所定の表示形態に変更することで、例えばテキストの内容を読み上げる音声のタイミングと表示形態が変更されるテキスト部分とが一致し、音声出力(発声)のタイミングがテキスト表示から容易に把握できるようになる。
【0139】
なお、前記実施形態において記載した携帯機器10による各処理の手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体13に格納して配布することができる。そして、通信ネットワーク(インターネット)Nとの通信機能を備えた種々のコンピュータ端末は、この外部記録媒体13に記録されたプログラムを記録媒体読取部14によってメモリ12に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、実施形態において説明したテキスト、音声、画像の同期再生機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0140】
また、各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)N上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)Nに接続されたコンピュータ端末から前記のプログラムデータを取り込み、前述した各実施形態のテキスト、音声、画像の同期再生機能を実現することもできる。
【0141】
なお、本願発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【0142】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係る情報出力装置によれば、テキストを表示出力する情報出力装置において、テキストデータの表示単位を、それぞれの表示タイミングを示す情報と関連付けて記録する情報記録手段と、前記情報記録手段に記録された各表示単位の表示タイミングを示す情報に基づいて、各表示単位のテキストをそれぞれの表示タイミングに合わせた配置によって表示させる表示制御手段とを有しているので、テキストデータの表示単位に対して決められた表示タイミングに合わせて、表示単位でテキストの配置が変更されるため、テキストを読み上げる場合などの音声出力(発声)のタイミングがテキスト表示から容易に把握できるようになる。
【0143】
また、本発明の請求項2に係る情報出力装置によれば、前記表示制御手段は、第1の表示単位のテキストの配置を、前記第1の表示単位に対応する表示タイミングと、前記第1の表示単位のテキストの次に配置される第2の表示単位に対する表示タイミングとの時間差に基づいて決定するので、情報記録手段にテキストデータの各表示単位を表示タイミングの情報と関連付けて記録しておくことで、各表示単位に対する表示タイミングの時間差からテキストの配置を決定することができる。
【0144】
また、本発明の請求項3に係る情報出力装置によれば、前記表示制御手段は、テキストを表示する表示画面中の表示サイズと同表示サイズに対して決められる時間との比率をもとに、前記時間差に対する前記第1の表示単位のテキストを配置する表示幅を算出する表示幅算出手段と、前記表示幅算出手段によって算出された表示幅をもとに、前記第1の表示単位のテキストに含まれる各文字の配置を決定する配置決定手段とを有するので、テキストが表示される表示画面の表示サイズと各表示単位に対する表示タイミングとが関連付けられ、表示画面中に各表示単位のテキストを表示タイミングに合わせて配置することができる。
【0145】
また、本発明の請求項4に係る情報出力装置によれば、前記情報記録手段に表示タイミングを示す情報と表示単位で関連付けられたテキストデータを読み上げる音声の音声データを記録する音声記録手段と、前記音声記録手段に記録された音声データをもとに、前記表示制御手段によって表示されるテキストと同期して音声を出力する音声出力手段とを有しているので、テキストが表示されると共に、このテキストの内容を読み上げる音声が同時に出力されるので、テキストの内容を音声を関連付けて把握することができる。
【0146】
また、本発明の請求項5に係る情報出力装置によれば、前記音声出力手段によって出力される音声と同期して、前記表示制御手段によって表示されるテキストを所定の表示形態に変更する第1の表示形態変更手段を有しているので、表示されるテキスト中の音声中で読み上げられる表示単位部分が他と異なる形態で表示されることにより、テキストの内容を音声をより明瞭に関連付けて把握することができる。
【0147】
また、本発明の請求項6に係る情報出力装置によれば、前記第1の表示形態変更手段は、前記表示制御手段によって表示されるテキストを、前記表示単位毎に所定の表示形態に変更するので、表示単位毎に表示形態が変更されるので、音声と表示単位のテキストとの関連付けを容易に把握できる。
【0148】
また、本発明の請求項7に係る情報出力装置によれば、前記表示制御手段により表示されるテキストに対して、先頭部分から時間経過と共に所定の表示形態に変更する第2の表示形態変更手段を有しているので、各表示単位のテキストがそれぞれの表示タイミングに合わせて配置されているため、テキストを先頭部分から時間経過と共に所定の表示形態に変更することで、例えばテキストを読み上げる場合などの音声出力(発声)のタイミングと表示形態が変更されるテキスト部分とが一致するので、音声出力(発声)のタイミングがテキスト表示から容易に把握できるようになる。
【0149】
また、本発明の請求項8に係る情報出力装置によれば、前記表示制御手段は、前記表示単位のテキストを、同テキスト中の各文字のフォントを変更して配置するので、テキスト中の各文字のフォントを、例えば拡大/縮小(横方向、縦方向)処理することで配置を変更することができる。
【0150】
また、本発明の請求項9に係る情報出力装置によれば、前記表示制御単位は、前記表示単位のテキストを、同テキスト中の各文字の表示位置を変更して配置するので、テキストの各文字の表示位置を、例えば単語間、文字間のスペース幅を変更することで配置することができる。
【0151】
また、本発明の請求項10に係る情報出力プログラムによれば、このプログラムをコンピュータにインストールすることで、テキストを表示出力するコンピュータを、テキストデータの表示単位を、それぞれの表示タイミングを示す情報と関連付けて記録する情報記録手段と、前記情報記録手段に記録された各表示単位の表示タイミングを示す情報に基づいて、各表示単位のテキストをそれぞれの表示タイミングに合わせた配置によって表示させる表示制御手段とに機能させる。
【0152】
これによれば、コンピュータは、テキストデータの表示単位(例えば単語)に対して決められた表示タイミングに合わせて、表示単位でテキストの配置を変更するので、例えばテキストを読み上げる場合などの音声出力(発声)のタイミングがテキスト表示から容易に把握できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報出力装置の実施形態に係る携帯機器10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】携帯機器10のメモリ12に格納された再生用ファイル12b(12c)を構成するタイムコードファイル12c3を示す図。
【図3】携帯機器10のメモリ12に格納された再生用ファイル12b(12c)を構成するファイルシーケンステーブル12c2を示す図。
【図4】携帯機器10のメモリ12に格納される再生用ファイル12b(12c)を構成するコンテンツ内容データ12c4を示す図。
【図5】タイムコードファイル12c3にて記述される各種コマンドのコマンドコードとそのパラメータデータおよび命令内容を対応付けて示す図。
【図6】同期コンテンツ再生処理プログラム12a1に従った再生処理を示すフローチャート。
【図7】再生処理に伴うVDコマンド処理を示すフローチャート。
【図8】再生処理に伴うVDコマンド処理を示すフローチャート。
【図9】再生処理に伴うLTコマンド処理、HLコマンド処理、DIコマンド処理、PSコマンド処理を示すフローチャート。
【図10】再生処理に伴う学習内容/文字表示モードの選択操作・表示状態を示す図。
【図11】図2に示すコンテンツ内容データ12c4に基づく再生処理によって表示される画面の一例を示す図。
【図12】テキストの表示形態の詳細を説明するための図。
【図13】コマンドコード「HL」が実行された時のテキストに対してハイライト表示された画面を示す図。
【図14】コマンドコード「HL」が実行された時のテキストに対してアンダーライン付加表示された画面を示す図。
【図15】表示形態変更処理を示すフローチャート。
【図16】表示形態変更処理によって表示されるテキストの表示例を示す図。
【符号の説明】
10 …携帯機器
11 …CPU
12 …メモリ
12A…ROM
12a…携帯機器制御プログラム
12a1…同期コンテンツ再生処理プログラム
12B…FLASHメモリ
12b…暗号化された再生用ファイル(CASファイル)
12C…RAM
12c…解読された再生用ファイル(CASファイル)
12c1…ヘッダ情報
12c1a…処理単位時間
12c2…ファイルシーケンステーブル
12c3…タイムコードファイル
12c4…コンテンツ内容データ
12d…学習内容選択データ
12e…文字表示モードデータ
12f…画像展開バッファ
13 …外部記録媒体
14 …記録媒体読取部
15 …電送制御部
16 …通信部
17a…入力部
17b…座標入力装置
18 …表示部
19a…音声入力部
19b…ステレオ音声出力部
20 …通信機器(自宅PC)
30 …サーバ
N …ネットワーク(インターネット)
X …テキスト表示フレーム
Y …画像表示フレーム

Claims (10)

  1. テキストを表示出力する情報出力装置において、
    テキストデータの表示単位を、それぞれの表示タイミングを示す情報と関連付けて記録する情報記録手段と、
    前記情報記録手段に記録された各表示単位の表示タイミングを示す情報に基づいて、各表示単位のテキストをそれぞれの表示タイミングに合わせた配置によって表示させる表示制御手段と
    を具備したことを特徴とする情報出力装置。
  2. 前記表示制御手段は、
    第1の表示単位のテキストの配置を、前記第1の表示単位に対応する表示タイミングと、前記第1の表示単位のテキストの次に配置される第2の表示単位に対する表示タイミングとの時間差に基づいて決定することを特徴とする請求項1記載の情報出力装置。
  3. 前記表示制御手段は、
    テキストを表示する表示画面中の表示サイズと同表示サイズに対して決められる時間との比率をもとに、前記時間差に対する前記第1の表示単位のテキストを配置する表示幅を算出する表示幅算出手段と、
    前記表示幅算出手段によって算出された表示幅をもとに、前記第1の表示単位のテキストに含まれる各文字の配置を決定する配置決定手段と
    を具備したことを特徴とする請求項2記載の情報出力装置。
  4. 前記情報記録手段に表示タイミングを示す情報と表示単位で関連付けられたテキストデータを読み上げる音声の音声データを記録する音声記録手段と、
    前記音声記録手段に記録された音声データをもとに、前記表示制御手段によって表示されるテキストと同期して音声を出力する音声出力手段と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の情報出力装置。
  5. 前記音声出力手段によって出力される音声と同期して、前記表示制御手段によって表示されるテキストを所定の表示形態に変更する第1の表示形態変更手段を具備したことを特徴とする請求項4記載の情報出力装置。
  6. 前記第1の表示形態変更手段は、前記表示制御手段によって表示されるテキストを、前記表示単位毎に所定の表示形態に変更することを特徴とする請求項5記載の情報出力装置。
  7. 前記表示制御手段により表示されるテキストに対して、先頭部分から時間経過と共に所定の表示形態に変更する第2の表示形態変更手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の情報出力装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記表示単位のテキストを、同テキスト中の各文字のフォントを変更して配置することを特徴とする請求項1記載の情報出力装置。
  9. 前記表示制御単位は、前記表示単位のテキストを、同テキスト中の各文字の表示位置を変更して配置することを特徴とする請求項1記載の情報出力装置。
  10. テキストを表示出力するコンピュータを、
    テキストデータの表示単位を、それぞれの表示タイミングを示す情報と関連付けて記録する情報記録手段と、
    前記情報記録手段に記録された各表示単位の表示タイミングを示す情報に基づいて、各表示単位のテキストをそれぞれの表示タイミングに合わせた配置によって表示させる表示制御手段とに機能させるための情報出力プログラム。
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