JP2014146418A - 組電池の処理装置及び組電池の処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】組電池の診断精度を確保しながら、短時間で組電池診断できる状態にすることを目的とする。
【解決手段】複数の電池を含む組電池の処理装置であって、各電池の電圧を検出する電圧検出部と、前記組電池を放電させる第1の処理を行う第1の処理部と、前記各電池を個別に充電するための第2の処理を行う第2の処理部と、を有し、前記第2の処理部は、前記第1の処理による放電中に、電圧値が第1の所定値に降下した前記電池に対して前記第2の処理を行うことにより、電圧降下を抑制することを特徴とする組電池の処理装置。前記第2の処理部は、電圧降下の度合いが第2の所定値よりも大きい場合に、前記第2の処理における充電レートを増大させる処理及び/又は前記第1の処理における放電レートを低下させる処理を実施する。
【選択図】図2
【解決手段】複数の電池を含む組電池の処理装置であって、各電池の電圧を検出する電圧検出部と、前記組電池を放電させる第1の処理を行う第1の処理部と、前記各電池を個別に充電するための第2の処理を行う第2の処理部と、を有し、前記第2の処理部は、前記第1の処理による放電中に、電圧値が第1の所定値に降下した前記電池に対して前記第2の処理を行うことにより、電圧降下を抑制することを特徴とする組電池の処理装置。前記第2の処理部は、電圧降下の度合いが第2の所定値よりも大きい場合に、前記第2の処理における充電レートを増大させる処理及び/又は前記第1の処理における放電レートを低下させる処理を実施する。
【選択図】図2
Description
本発明は、組電池の処理装置等に関し、特に組電池に含まれる各電池の電圧バラツキを少なくする技術に関するものである。
組電池の容量劣化を診断する診断方法として、例えば、各電池の電圧を診断開始電圧から診断終了電圧まで放電させ、放電中の電流値を積算し、この積算された電流積算量に基づいて、組電池の劣化状態を判別する方法が知られている。
特許文献1は、寿命バッテリの使用状態と寿命実績(寿命バッテリの充電特性など)とを関連付けて寿命情報としてデータベース化して準備しておき、診断用バッテリの余寿命を診断する際には、データベースのうち診断用バッテリの使用状態に対応する対応領域から寿命充電電圧バラツキΔVmcliを取得し、充電シーケンスにより診断用バッテリが充電されたときの診断充電電圧バラツキΔVmccuを取得し、取得した診断充電電圧バラツキΔVmccuと寿命充電電圧バラツキΔVmcliとの関係から診断用バッテリの余寿命距離Rdや余寿命時間Rtを計算する、余寿命診断方法を開示する。
上述の容量劣化診断を行う際に、組電池に含まれる各電池の電圧バラツキを小さくしておく必要がある。つまり、各電池の電圧を診断開始電圧に揃えておくことにより、診断精度を向上させることができる。一方、容量劣化診断中は、ユーザによる車両の使用が制限されるため、早期に各電池の電圧を診断開始電圧に揃えて、診断処理を実施する必要がある。そこで、本願発明は、組電池の容量劣化の診断精度を確保しながら、短時間で容量劣化を診断できる状態にすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明に係る組電池の処理装置は、一つの観点として、複数の電池を含む組電池の処理装置であって、前記各電池の電圧を検出する電圧検出部と、前記組電池を放電させる第1の処理を行う第1の処理部と、前記各電池を個別に充電するための第2の処理を行う第2の処理部と、を有し、前記第2の処理部は、前記第1の処理による放電中に、電圧値が第1の所定値に降下した前記電池に対して前記第2の処理を行うことにより、電圧降下を抑制することを特徴とする。
本願発明に係る組電池の処理装置は、別の観点として、複数の電池を含む組電池の処理装置であって、前記各電池の電圧を検出する電圧検出部と、前記組電池を充電する第3の処理を行う第3の処理部と、前記各電池を個別に放電するための第4の処理を行う第4の処理部と、を有し、前記第4の処理部は、前記第3の処理による充電中に、電圧値が第3の所定値に上昇した前記電池に対して前記第4の処理を行うことにより、電圧上昇を抑制することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本願発明に係る複数の電池を含む組電池の処理方法は、一つの観点として、複数の電池を含む組電池の処理方法であって、前記組電池を放電させる放電処理を実施しながら、電圧値が第1の所定値に降下した前記電池を充電するための充電処理を実施することにより、電圧降下を抑制することを特徴とする。
本願発明に係る複数の電池を含む組電池の処理方法は、別の観点として、複数の電池を含む組電池の処理方法であって、前記組電池を充電させる充電処理を実施しながら、電圧値が第3の所定値に上昇した前記電池を放電するための放電処理を実施することにより、電圧上昇を抑制することを特徴とする。
本願発明によれば、組電池の容量劣化の診断精度を確保しながら、短時間で容量劣化を診断できる状態にすることができる。
(実施形態1)
図1を参照しながら、本発明の実施形態であるバッテリ診断装置(組電池の処理装置に相当する)について説明する。図1はバッテリ診断装置のブロック図であり、点線の矢印は、信号、或いはデータが流れる方向を示している。バッテリ診断装置1は、車両に搭載されたバッテリ10(組電池に相当する)の劣化診断をするために用いられる。
図1を参照しながら、本発明の実施形態であるバッテリ診断装置(組電池の処理装置に相当する)について説明する。図1はバッテリ診断装置のブロック図であり、点線の矢印は、信号、或いはデータが流れる方向を示している。バッテリ診断装置1は、車両に搭載されたバッテリ10(組電池に相当する)の劣化診断をするために用いられる。
車両は、バッテリ10から供給される電力により走行エネルギを発生させるモータと、内燃機関とを動力源として兼用するハイブリッド自動車、前記モータのみを動力源とする電気自動車であってもよい。また、ハイブリッド自動車には、車両外部の電源からバッテリ10を充電可能ないわゆるプラグインハイブリッド自動車が含まれる。バッテリ診断装置1は、車両とは別体で設けることができる。バッテリ診断は、例えば、ディーラー等において、行うことができる。
バッテリ診断装置1は、バッテリ10と、電圧センサ21と、電流センサ22と、記憶部43と、コントローラ41と、一括充放電装置421と、個別充放電装置422とを含む。
バッテリ10は、複数の電池ブロック11A〜11Nを含む。これらの電池ブロック11A〜11Nはそれぞれ、複数の単電池111を含み、互いに直列に接続されている。複数の単電池111は互いに、直列に接続されている。各電池ブロック11A〜11Nに含まれる単電池111の個数は、同じであってもよい。単電池111は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池などの二次電池、或いはキャパシタであってもよい。単電池111は、単一の電池セル、或いは複数の電池セルを接続した電池モジュールであってもよい。ここで、電池セルとは、充放電可能な最小単位の要素のことである。
電池ブロック11A〜11Nにはそれぞれ電圧センサ(電圧検出部に相当する)21が設けられている。各電圧センサ21は、各電池ブロック11A〜11Nの電圧(つまり、ブロック電圧)に関する情報を取得して、この取得した情報を図示しない通信経路を介してコントローラ41に出力する。電流センサ22は、バッテリ10が出力する電流値を取得し、この取得した情報を図示しない通信経路を介してコントローラ41に出力する。
一括充放電装置421は、高負荷及び高圧充電部を含んでおり、コントローラ41は、バッテリ10の電力を高負荷に放電したり、高圧充電部を用いてバッテリ10を充電する制御を実施する。ただし、高負荷及び高圧充電部は、装置として互いに独立していてもよい。個別充放電装置422は、低負荷及び低圧充電部を含んでおり、コントローラ41は、各電池ブロック11A〜11Nの電力を低負荷に放電したり、低圧充電部を用いて各電池ブロック11A〜11Nを充電する制御を実施する。ただし、低負荷及び低圧充電部は装置として互いに独立していてもよい。また、一括充放電装置421及び個別充放電装置422を一つの装置で構成することもできる。
つまり、一括充放電装置421はバッテリ10全体を充放電するための処理を実施し、個別充放電装置422は各電池ブロック11A〜11Nを個別に充放電するための処理を実施する。高圧充電部は、低圧充電部よりも高い充電レートでバッテリ10を充電することができる。バッテリ10の放電レートは、低負荷よりも高負荷を駆動する場合のほうが高い。つまり、高負荷を動作させる場合、低負荷を作動させる場合よりも大きなエネルギが必要となるため、バッテリ10の放電レートを高める必要がある。
コントローラ41は、一括充放電装置421及び個別充放電装置422を制御することにより、各電池ブロック11A〜11Nを診断開始下限電圧Vsmin付近に維持する処理を実施するが、詳細については、後述するフローチャートにおいて述べる。コントローラ41は、CPU、MPUであってもよく、CPU等が行う処理の少なくとも一部を回路的に実行するASIC回路を含んでいてもよい。CPU等の個数は、一つ、或いは複数であってもよい。例えば、一括充放電装置421及び個別充放電装置422を制御するCPUは一つであってもよいし、複数であってもよい。コントローラ41は、内部タイマー41Aを実装する。内部タイマー41のカウント結果は、バッテリ診断を行うときに用いられる。記憶部43は、コントローラ41が行う処理の処理プログラム、この処理プログラムを実施する際に必要な各種情報を記憶する。
本実施形態のハード構成と特許請求の範囲に記載された発明特定事項との対応関係について説明する。第1の処理部は、一括充放電装置421とコントローラ41とが協働することにより実現される。第2の処理部は、個別充放電装置422とコントローラ41とが協働することにより実現される。複数の電池は、電池ブロック11A〜11Nによって実現される。
次に、図2のフローチャートを参照しながら、各電池ブロック11A〜11Nのブロック電圧を診断開始下限電圧Vsmin付近に維持する方法について説明する。ステップS101において、コントローラ41は、記憶部43に記憶された放電レートを読み出して、一括充放電装置421に対してバッテリ10を一括放電させる(第1の処理に相当する)。ここで、記憶部43に記憶された放電レートは、高い値に設定されると処理が早くなり、低い値に設定されると各電池ブロック11A〜11Nのブロック電圧の微調整が容易となる。したがって、バッテリ診断を行う時の目的に応じて、放電レートは適宜の値に設定することができる。一括放電が実施されることにより、各電池ブロック11A〜11Nのブロック電圧は時々刻々と降下する。
ステップS102において、コントローラ41は、いずれかのブロック電圧が診断開始下限電圧Vsmin(第1の所定値に相当する)に降下したか否かを判別する。診断開始下限電圧Vsminは、記憶部43に記憶されており、適宜の値に設定することができる。本実施形態では、後述するように、劣化診断において各電池ブロック11A〜11Nを充電したときの電流積算量を取得する。そのため、電流積算量を取得しやすいように、診断開始下限電圧Vsminは、バッテリ10のSOCが低い状態にあるときの電圧値に設定しておくことが好ましい。
いずれかのブロック電圧(本実施形態では、電池ブロック11Aのブロック電圧と仮定する)が診断開始下限電圧Vsminに降下した場合(ステップS102 Yes)、コントローラ41は、ステップS103において、個別充放電装置422を用いて、電池ブロック11Aを個別充電するための処理を実施する(第2の処理に相当する)。個別充電するときの充電レートは、記憶部43に記憶されている。この充電レートは、一括充放電装置421による放電レートと同じか若しくはそれより低い値に設定されている。ただし、個別充電の充電レートを小さくしすぎると、電池ブロック11Aの電圧降下を十分に抑制することができない。そのため、充電レートは放電レートに近い値に設定することが好ましい。
ステップS104において、コントローラ41は、所定時間経過後に、電池ブロック11Aのブロック電圧と診断開始下限電圧Vsminとの電圧差が許容範囲(第2の所定値に相当する)であるか否かを判別する。許容範囲は、バッテリ診断の目標精度を確保する観点から適宜の値に定めることができる。なお、所定時間が経過したか否かは、内部タイマー41Aのカウント結果から判別することができる。電池ブロック11Aのブロック電圧と診断開始下限電圧Vsminとの電圧差が許容範囲でない場合(ステップS104 No)、現在の充電レートでは電池ブロック11Aの電圧降下を十分に抑制できないため、コントローラ41は、ステップS105において充電レートを増大する処理を行う。
充電レートが増大することにより、電池ブロック11Aの電圧降下を抑制する効果が高まり、診断開始下限電圧Vsminから電池ブロック11Aのブロック電圧が離隔するのを防止することができる。
電池ブロック11Aのブロック電圧と診断開始下限電圧Vsminとの電圧差が許容範囲である場合(ステップS104 Yes)、処理はステップS106に進む。ステップS106において、コントローラ41は、電池ブロック11Aが最後から二番目に診断開始下限電圧Vsminに降下した電池ブロックであるか否かを判別する。言い換えると、コントローラ41は、個別充電(ステップS103参照)を実施していない電池ブロックが残り一つであるか否かを判別する。
個別充電を実施していない電池ブロックが残り二つ以上である場合(ステップS106 No)、処理はステップS102に戻る。つまり、ブロック電圧が診断開始下限電圧Vsminに降下した電池ブロックから順番に電圧降下を抑制するための個別充電を実施する。
個別充電を実施していない電池ブロックが残り一つである場合(ステップS106 Yes)、処理はステップS107に進む。ステップS107において、コントローラ41は、最後の電池ブロックのブロック電圧が診断開始下限電圧Vsminに降下したか否かを判別する。
最後の電池ブロックのブロック電圧が診断開始下限電圧Vsminに降下した場合(ステップS107 Yes)、処理はステップS108に進む。ステップS108において、コントローラ41は、一括充放電装置421による一括放電及び個別充放電装置422による全ての個別充電を禁止する。これにより、全ての電池ブロック11A〜11Nのブロック電圧を診断開始下限電圧Vsmin付近に維持しながら、全ての電池ブロック11A〜11Nの充放電動作を同じタイミングで停止させることができる。また、一括放電の終了後に、電池ブロック11A〜11Nの各ブロック電圧を診断開始下限電圧Vsminに一致させる処理が不要となるため、短時間でバッテリ診断可能な状態にすることができる。
ステップS109において、コントローラ41は、バッテリ10の劣化診断を開始する。劣化診断は、ブロック電圧のバラツキが少ない上述のバッテリ10を診断終了電圧まで充電させ、その間の電流積算量を算出することにより行うことができる。診断終了電圧は、過充電によるバッテリ10の劣化を抑制する観点から適宜の値に定めることができる。ブロック電圧のバラツキが少ない状態からバッテリ診断を実施できるため、診断精度を向上させることができる。なお、電流積算量は、電流センサ22の検出結果に基づき算出することができる。
ここで、全ての電池ブロック11A〜11Nのブロック電圧を診断開始下限電圧Vsmin付近に維持する方法として、各電池ブロック11A〜11Nにそれぞれ第1リレーを設けるとともに、第2リレーを備えたバイパス回路を実装する方法が考えられる。この場合、診断開始下限電圧Vsminに到達した電池ブロックから順次第1リレーをオフ、第2リレーをオンして、当該電池ブロックの放電を禁止しながら前記バイパス回路を使って残りの電池ブロックの放電を継続することができる。
しかしながら、この方法では、第1リレーをオフするときに大電流が流れて各ブロック電圧のバラツキが大きくなってしまう。また、最初に放電を停止した電池ブロックと最後に放電を停止した電池ブロックとの間で長いタイムラグが発生して、電池ブロック間における分極状態が大きく異なってしまう。すなわち、電池は放電を停止すると分極分だけ電圧が上昇し、この電圧の変位量は放電停止後の経過時間によって左右されるため、長いタイムラグが発生することによりブロック電圧の差が大きくなってしまう。そのため、後工程において、電池ブロック11A〜11Nの容量合わせを行う必要がある。また、第1リレー及び第2リレーをオン・オフしたときに、これらのリレーに大きな負荷が加わり、計器不具合を招くおそれがある。
これに対して、本実施形態では、全ての電池ブロック11A〜11Nの充放電処理が同じタイミングで終了するため、電池ブロック11A〜11N間の分極状態のバラツキを抑制することができる。また、リレーをオン・オフする必要もないため、大電流が流れることもない。したがって、後工程において、電池ブロック11A〜11Nの容量合わせを行う必要もなく、短時間でバッテリ診断可能な状態にすることができる。
また、本実施形態の構成によれば、一括充放電装置421及び個別充放電装置422による放電レート等を適宜の値に設定することにより、スムーズに電池ブロック11A〜11Nの各ブロック電圧を診断開始下限電圧Vsmin付近に維持することができる。
(変形例1)
上述のフローチャートでは、ブロック電圧と診断開始下限電圧Vsminとの電圧差が許容範囲でない場合(ステップS104 No)、個別充放電装置422による充電レートを増大させることによりブロック電圧の電圧降下を抑制したが、本発明はこれに限られるものではなく、他の方法であってもよい。当該他の方法は、一括充放電装置421による放電レートを低下させることによって、ブロック電圧の電圧降下を抑制する方法であってもよい。この方法によれば、上記実施形態の方法よりも一括充放電装置421による放電レートを下げることができる。これにより、処理時間の短縮化とブロック電圧のバラツキ抑制とをバランスよく両立することができる。また、当該他の方法は、個別充放電装置422による充電レートを増大させる処理と一括充放電装置421による放電レートを低下させる処理とを同時に行う方法であってもよい。この方法によれば、一括充放電装置421による放電レートをさらに下げることができる。これにより、ブロック電圧のバラツキをより小さくすることができる。
上述のフローチャートでは、ブロック電圧と診断開始下限電圧Vsminとの電圧差が許容範囲でない場合(ステップS104 No)、個別充放電装置422による充電レートを増大させることによりブロック電圧の電圧降下を抑制したが、本発明はこれに限られるものではなく、他の方法であってもよい。当該他の方法は、一括充放電装置421による放電レートを低下させることによって、ブロック電圧の電圧降下を抑制する方法であってもよい。この方法によれば、上記実施形態の方法よりも一括充放電装置421による放電レートを下げることができる。これにより、処理時間の短縮化とブロック電圧のバラツキ抑制とをバランスよく両立することができる。また、当該他の方法は、個別充放電装置422による充電レートを増大させる処理と一括充放電装置421による放電レートを低下させる処理とを同時に行う方法であってもよい。この方法によれば、一括充放電装置421による放電レートをさらに下げることができる。これにより、ブロック電圧のバラツキをより小さくすることができる。
(変形例2)
上述の実施形態では、各ブロック電圧の電圧降下を抑制する処理と、バッテリ診断処理とを一つのバッテリ診断装置で実現したが、本発明はこれに限るものではなく、それぞれの処理を別の装置で実現してもよい。この場合、バッテリ10を一括放電させる一括放電装置(充電機能を有しない)と、各電池ブロック11A〜11Nを個別充電する個別充電装置(放電機能を有しない)とを用いて、各ブロック電圧の電圧降下を抑制してもよい。この場合、一括放電装置が第1の処理部に相当し、個別充電装置が第2の処理部に相当する。
上述の実施形態では、各ブロック電圧の電圧降下を抑制する処理と、バッテリ診断処理とを一つのバッテリ診断装置で実現したが、本発明はこれに限るものではなく、それぞれの処理を別の装置で実現してもよい。この場合、バッテリ10を一括放電させる一括放電装置(充電機能を有しない)と、各電池ブロック11A〜11Nを個別充電する個別充電装置(放電機能を有しない)とを用いて、各ブロック電圧の電圧降下を抑制してもよい。この場合、一括放電装置が第1の処理部に相当し、個別充電装置が第2の処理部に相当する。
(第2実施形態)
第1実施形態では電池ブロック11A〜11Nの各ブロック電圧を診断開始下限電圧Vsmin付近に維持する処理を実施したが、本実施形態では電池ブロック11A〜11Nの各ブロック電圧を診断開始上限電圧Vsmax(第3の所定値に相当する)付近に維持する処理を実施する。バッテリ診断装置のハード構成は、実施形態1と同じであるため、説明を繰り返さない。
第1実施形態では電池ブロック11A〜11Nの各ブロック電圧を診断開始下限電圧Vsmin付近に維持する処理を実施したが、本実施形態では電池ブロック11A〜11Nの各ブロック電圧を診断開始上限電圧Vsmax(第3の所定値に相当する)付近に維持する処理を実施する。バッテリ診断装置のハード構成は、実施形態1と同じであるため、説明を繰り返さない。
まず、本実施形態のハード構成と特許請求の範囲に記載された発明特定事項との対応関係について説明する。第3の処理部は、一括充放電装置421とコントローラ41とが協働することにより実現される。第4の処理部は、個別充放電装置422とコントローラ41とが協働することにより実現される。
図3のフローチャートを参照しながら、各電池ブロック11A〜11Nのブロック電圧を診断開始上限電圧Vsmax付近に維持する方法について具体的に説明する。ステップS201において、コントローラ41は、記憶部43に記憶された充電レートを読み出して、一括充放電装置421を使ってバッテリ10を一括充電する(第3の処理に相当する)。ここで、記憶部43に記憶された充電レートは、高い値に設定されると処理が早くなり、低い値に設定されると各電池ブロック11A〜11Nのブロック電圧の微調整が容易となる。したがって、バッテリ診断を行う時の目的に応じて、充電レートは適宜の値に設定することができる。一括充電が実施されることにより、各電池ブロック11A〜11Nのブロック電圧は時々刻々と上昇する。
ステップS202において、コントローラ41は、いずれかのブロック電圧が診断開始上限電圧Vsmaxに上昇したか否かを判別する。診断開始上限電圧Vsmaxは、記憶部43に記憶されており、適宜の値に設定することができる。本実施形態では、後述するように、劣化診断において各電池ブロック11A〜11Nを放電したときの電流積算量を取得する。そのため、電流積算量を取得しやすいように、診断開始上限電圧Vsmaxは、バッテリ10のSOCが高い状態にあるときの電圧値に設定しておくことが好ましい。
いずれかのブロック電圧(本実施形態では、電池ブロック11Aのブロック電圧と仮定する)が診断開始上限電圧Vsmaxに上昇した場合(ステップS202 Yes)、コントローラ41は、ステップS203において、個別充放電装置422を用いて、電池ブロック11Aを個別放電するための処理を実施する(第4の処理に相当する)。個別放電するときの放電レートは、記憶部43に記憶されている。この放電レートは、一括充放電装置421による充電レートと同じか、若しくはそれより低い値に設定されている。ただし、個別放電の放電レートを小さくしすぎると、電池ブロック11Aの電圧上昇を十分に抑制することができない。したがって、放電レートは充電レートに近い値に設定することが好ましい。
ステップS204において、コントローラ41は、所定時間経過後に、電池ブロック11Aのブロック電圧と診断開始上限電圧Vsmaxとの電圧差が許容範囲(第4の所定値に相当する)であるか否かを判別する。許容範囲は、バッテリ診断の目標精度を確保する観点から適宜の値に定めることができる。なお、所定時間が経過したか否かは、内部タイマー41Aのカウント結果から判別することができる。電池ブロック11Aのブロック電圧と診断開始上限電圧Vsmaxとの電圧差が許容範囲でない場合(ステップS204 No)、現在の放電レートでは電池ブロック11Aの電圧上昇を十分に抑制できないため、コントローラ41は、ステップS205において放電レートを増大する処理を行う。
放電レートが増大することにより、電池ブロック11Aの電圧上昇を抑制する効果が高まり、診断開始上限電圧Vsmaxから電池ブロック11Aのブロック電圧が離隔するのを防止することができる。
電池ブロック11Aのブロック電圧と診断開始上限電圧Vsmaxとの電圧差が許容範囲である場合(ステップS204 Yes)、処理はステップS206に進む。ステップS206において、コントローラ41は、電池ブロック11Aが最後から二番目に診断開始上限電圧Vsmaxに上昇した電池ブロックであるか否かを判別する。言い換えると、コントローラ41は、個別放電(ステップS203参照)を実施していない電池ブロックが残り一つであるか否かを判別する。
個別放電を実施していない電池ブロックが残り二つ以上である場合(ステップS206 No)、処理はステップS202に戻る。つまり、ブロック電圧が診断開始上限電圧Vsmaxに上昇した電池ブロックから順番に電圧上昇を抑制するための個別放電を実施する。
個別放電を実施していない電池ブロックが残り一つである場合(ステップS206 Yes)、処理はステップS207に進む。ステップS207において、コントローラ41は、最後の電池ブロックのブロック電圧が診断開始上限電圧Vsmaxに上昇したか否かを判別する。
最後の電池ブロックのブロック電圧が診断開始上限電圧Vsmaxに上昇した場合(ステップS207 Yes)、処理はステップS208に進む。ステップS208において、コントローラ41は、一括充放電装置421による一括充電及び個別充放電装置422による全ての個別放電を禁止する。これにより、全ての電池ブロック11A〜11Nのブロック電圧を診断開始上限電圧Vsmax付近に維持しながら、全ての電池ブロック11A〜11Nの充放電動作を同じタイミングで停止させることができる。また、一括充電の終了後に、電池ブロック11A〜11Nの各ブロック電圧を診断開始上限電圧Vsmaxに一致させる処理が不要となるため、短時間でバッテリ診断可能な状態にすることができる。
ステップS209において、コントローラ41は、バッテリ10の劣化診断を開始する。劣化診断は、ブロック電圧のバラツキが少ない上述のバッテリ10を診断終了電圧まで放電させ、その間の電流積算量を算出することにより行うことができる。診断終了電圧は、過放電によるバッテリ10の劣化を抑制する観点から適宜の値に定めることができる。ブロック電圧のバラツキが少ない状態からバッテリ診断を実施できるため、診断精度を向上させることができる。なお、電流積算量は、電流センサ22の検出結果に基づき算出することができる。
ここで、全ての電池ブロック11A〜11Nのブロック電圧を診断開始上限電圧Vsmax付近に維持する方法として、各電池ブロック11A〜11Nにそれぞれ第1リレーを設けるとともに、第2リレーを備えたバイパス回路を実装する方法が考えられる。この場合、診断開始上限電圧Vsmaxに到達した電池ブロックから順次第1リレーをオフ、第2リレーをオンして、当該電池ブロックの充電を禁止しながら前記バイパス回路を使って残りの電池ブロックの充電を継続することができる。
しかしながら、この方法では、第1リレーをオフするときに大電流が流れて各ブロック電圧のバラツキが大きくなってしまう。また、最初に充電を停止した電池ブロックと最後に充電を停止した電池ブロックとの間で長いタイムラグが発生して、電池ブロック間における分極状態が大きく異なってしまう。すなわち、電池は充電を停止すると分極分だけ電圧が降下し、この電圧の変位量は充電停止後の経過時間によって左右されるため、長いタイムラグが発生することによりブロック電圧の差が大きくなってしまう。そのため、後工程において、電池ブロック11A〜11Nの容量合わせを行う必要がある。また、第1リレー及び第2リレーをオン・オフしたときに、これらのリレーに大きな負荷が加わり、計器不具合を招くおそれがある。
これに対して、本実施形態では、全ての電池ブロック11A〜11Nの充放電処理が同じタイミングで終了するため、電池ブロック11A〜11N間の分極状態のバラツキを抑制することができる。また、リレーをオン・オフする必要もないため、大電流が流れることもない。したがって、後工程において、電池ブロック11A〜11Nの容量合わせを行う必要もなく、短時間でバッテリ診断可能な状態にすることができる。
また、本実施形態の構成によれば、一括充放電装置421及び個別充放電装置422による放電レート等を適宜の値に設定することにより、スムーズに電池ブロック11A〜11Nの各ブロック電圧を診断開始上限電圧Vsmax付近に維持することができる。
(変形例3)
上述のフローチャートでは、ブロック電圧と診断開始上限電圧Vsmaxとの電圧差が許容範囲でない場合(ステップS204 No)、個別充放電装置422による放電レートを増大させることによりブロック電圧の電圧上昇を抑制したが、本発明はこれに限られるものではなく、他の方法であってもよい。当該他の方法は、一括充放電装置421による充電レートを低下させることによって、ブロック電圧の電圧上昇を抑制する方法であってもよい。この方法によれば、上記実施形態の方法よりも一括充放電装置421による充電レートを下げることができる。これにより、処理時間の短縮化とブロック電圧のバラツキ抑制とをバランスよく両立することができる。また、当該他の方法は、個別充放電装置422による放電レートを増大させる処理と一括充放電装置421による充電レートを低下させる処理とを同時に行う方法であってもよい。この方法によれば、一括充放電装置421による充電レートをさらに下げることができる。これにより、ブロック電圧のバラツキをより小さくすることができる。
上述のフローチャートでは、ブロック電圧と診断開始上限電圧Vsmaxとの電圧差が許容範囲でない場合(ステップS204 No)、個別充放電装置422による放電レートを増大させることによりブロック電圧の電圧上昇を抑制したが、本発明はこれに限られるものではなく、他の方法であってもよい。当該他の方法は、一括充放電装置421による充電レートを低下させることによって、ブロック電圧の電圧上昇を抑制する方法であってもよい。この方法によれば、上記実施形態の方法よりも一括充放電装置421による充電レートを下げることができる。これにより、処理時間の短縮化とブロック電圧のバラツキ抑制とをバランスよく両立することができる。また、当該他の方法は、個別充放電装置422による放電レートを増大させる処理と一括充放電装置421による充電レートを低下させる処理とを同時に行う方法であってもよい。この方法によれば、一括充放電装置421による充電レートをさらに下げることができる。これにより、ブロック電圧のバラツキをより小さくすることができる。
(変形例4)
上述の実施形態では、各ブロック電圧の電圧上昇を抑制する処理と、バッテリ診断処理とを一つのバッテリ診断装置で実現したが、本発明はこれに限るものではなく、それぞれの処理を別の装置で実現してもよい。この場合、バッテリ10を一括充電させる一括充電装置(放電機能を有しない)と、各電池ブロック11A〜11Nを個別放電する個別放電装置(充電機能を有しない)とを用いて、各ブロック電圧の電圧上昇を抑制してもよい。この場合、一括放電装置が第3の処理部に相当し、個別充電装置が第4の処理部に相当する。
上述の実施形態では、各ブロック電圧の電圧上昇を抑制する処理と、バッテリ診断処理とを一つのバッテリ診断装置で実現したが、本発明はこれに限るものではなく、それぞれの処理を別の装置で実現してもよい。この場合、バッテリ10を一括充電させる一括充電装置(放電機能を有しない)と、各電池ブロック11A〜11Nを個別放電する個別放電装置(充電機能を有しない)とを用いて、各ブロック電圧の電圧上昇を抑制してもよい。この場合、一括放電装置が第3の処理部に相当し、個別充電装置が第4の処理部に相当する。
(変形例5)
上述の実施形態1及び2では、電池ブロック11A〜11Nを診断開始上限電圧Vsmax等付近に維持する処理について説明したが、本発明はこれに限るものではない。本発明は、例えば、各単電池111を診断開始上限電圧等に接近させる場合にも適用することができる。この場合、各単電池111が、個別充放電装置422によって個別に充放電される。
上述の実施形態1及び2では、電池ブロック11A〜11Nを診断開始上限電圧Vsmax等付近に維持する処理について説明したが、本発明はこれに限るものではない。本発明は、例えば、各単電池111を診断開始上限電圧等に接近させる場合にも適用することができる。この場合、各単電池111が、個別充放電装置422によって個別に充放電される。
1:バッテリ診断装置 10:バッテリ
11A〜11N:電池ブロック 21:電圧センサ
22:電流センサ 41:コントローラ
42:充放電装置 43:記憶部
421:一括充放電装置 422:個別充放電装置
11A〜11N:電池ブロック 21:電圧センサ
22:電流センサ 41:コントローラ
42:充放電装置 43:記憶部
421:一括充放電装置 422:個別充放電装置
Claims (11)
- 複数の電池を含む組電池の処理装置であって、
前記各電池の電圧を検出する電圧検出部と、
前記組電池を放電させる第1の処理を行う第1の処理部と、
前記各電池を個別に充電するための第2の処理を行う第2の処理部と、を有し、
前記第2の処理部は、前記第1の処理による放電中に、電圧値が第1の所定値に降下した前記電池に対して前記第2の処理を行うことにより、電圧降下を抑制することを特徴とする組電池の処理装置。 - 前記第2の処理部は、電圧降下の度合いが第2の所定値よりも大きい場合に、前記第2の処理における充電レートを増大させる処理及び/又は前記第1の処理における放電レートを低下させる処理を実施することを特徴とする請求項1に記載の組電池の処理装置。
- 前記第2の処理部は、電圧値が前記第1の所定値に降下した前記電池から順に前記第2の処理を行い、
最後の前記電池の電圧が前記第1の所定値に降下したときに、前記第1の処理及び前記第2の処理を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の組電池の処理装置。 - 前記第1の処理部は、前記組電池を充放電可能な充放電装置であり、
前記第1の処理及び前記第2の処理が停止した後に前記第1の処理部を用いて前記組電池を充電することにより、前記組電池の容量に関する情報を取得し、この取得した情報に基づき、前記組電池の劣化診断を行うことを特徴とする請求項3に記載の組電池の処理装置。 - 複数の電池を含む組電池の処理装置であって、
前記各電池の電圧を検出する電圧検出部と、
前記組電池を充電する第3の処理を行う第3の処理部と、
前記各電池を個別に放電するための第4の処理を行う第4の処理部と、を有し、
前記第4の処理部は、前記第3の処理による充電中に、電圧値が第3の所定値に上昇した前記電池に対して前記第4の処理を行うことにより、電圧上昇を抑制することを特徴とする組電池の処理装置。 - 前記第4の処理部は、電圧上昇の度合いが第4の所定値よりも大きい場合に、前記第4の処理における放電レートを増大させる処理及び/又は前記第3の処理における充電レートを低下させる処理を実施することを特徴とする請求項5に記載の組電池の処理装置。
- 前記第4の処理部は、電圧値が前記第3の所定値に上昇した前記電池から順に前記第4の処理を行い、
最後の前記電池の電圧が前記第3の所定値に上昇したときに、前記第3の処理及び前記第4の処理を停止することを特徴とする請求項5又は6に記載の組電池の処理装置。 - 前記第3の処理部は、前記組電池を充放電可能な充放電装置であり、
前記第3の処理及び前記第4の処理を停止した後に前記第3の処理部を用いて前記組電池を放電させることにより、前記組電池の容量に関する情報を取得し、この取得した情報に基づき、前記組電池の劣化診断を行うことを特徴とする請求項7に記載の組電池の処理装置。 - 各前記電池は、複数の単電池からなる電池ブロックであることを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか一つに記載の組電池の処理装置。
- 複数の電池を含む組電池の処理方法であって、
前記組電池を放電させる放電処理を実施しながら、電圧値が第1の所定値に降下した前記電池を充電するための充電処理を実施することにより、電圧降下を抑制することを特徴とする組電池の処理方法。 - 複数の電池を含む組電池の処理方法であって、
前記組電池を充電させる充電処理を実施しながら、電圧値が第3の所定値に上昇した前記電池を放電するための放電処理を実施することにより、電圧上昇を抑制することを特徴とする組電池の処理方法。
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