JP2014145167A - ワイヤハーネスの保持構造及びベルクランク装置 - Google Patents

ワイヤハーネスの保持構造及びベルクランク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数及び組付工数を抑えつつ、確実に、車両ドア内に配置されるワイヤハーネスのコネクタを保持することのできるワイヤハーネスの保持構造を提供すること。
【解決手段】車両ドアのインナーパネルには、当該インナーパネルとアウターパネルとの間に収容されるウィンドガラスを迂回する下方位置において、アウターパネルに設けられたドアハンドルに接続される第1の伝達部材T1とインナーパネルに設けられたリモートコントロール装置に接続される第2の伝達部材T2とを連結するベルクランク装置20が設けられる。そして、このベルクランク装置20には、車両ドア内に配置されるワイヤハーネス42のコネクタ43を保持するコネクタ保持部51が形成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワイヤハーネスの保持構造及びベルクランク装置に関するものである。
一般に、車両ドアに設けられたスイッチやセンサ等に接続されるワイヤハーネスは、その車両ドアを構成するアウターパネルとインナーパネルとの間に配置される(例えば、特許文献1参照)。そして、そのワイヤハーネスの端末部に設けられるコネクタは、そのパネル表面に保持部材(ブラケット)を設けて保持する構成になっている。
特開2012−161234号公報
しかしながら、このような保持部材を設けることにより、部品点数及び組付工数が増加する。そして、これが車両ドアの製造コストを押し上げる要因になることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、部品点数及び組付工数を抑えつつ、確実に、車両ドア内に配置されるワイヤハーネスのコネクタを保持することのできるワイヤハーネスの保持構造及びベルクランク装置を提供することにある。
上記課題を解決するワイヤハーネスの保持構造は、車両ドアのインナーパネルに固定されるブラケットと、伝達部材が接続される第1及び第2の接続点を有して回動可能に前記ブラケットに支持されたベルクランクレバーと、を備え、前記車両ドアのインナーパネルとアウターパネルとの間に収容されるウィンドガラスを迂回する下方位置において前記アウターパネルに設けられたドアハンドルに接続される第1の伝達部材と前記インナーパネルに設けられたリモートコントロール装置に接続される第2の伝達部材とを連結するベルクランク装置によって、前記車両ドア内に配置されるワイヤハーネスのコネクタを保持するものであることが好ましい。
上記課題を解決するベルクランク装置は、車両ドアのインナーパネルに固定されるブラケットと、伝達部材が接続される第1及び第2の接続点を有して回動可能に前記ブラケットに支持されたベルクランクレバーと、を備え、前記車両ドアのインナーパネルとアウターパネルとの間に収容されるウィンドガラスを迂回する下方位置において前記アウターパネルに設けられたドアハンドルに接続される第1の伝達部材と前記インナーパネルに設けられたリモートコントロール装置に接続される第2の伝達部材とを連結するとともに、前記車両ドア内に配置されるワイヤハーネスのコネクタを保持可能なコネクタ保持部を備えたものであることが好ましい。
上記各構成によれば、新たな保持部材及びその組付け工程を追加することなく、確実に車両ドア内に配設されるワイヤハーネスのコネクタを保持することができる。そして、これにより、車両ドアの製造コストを低減することができる。特に、アウターパネル側に設けられたスイッチやセンサ等を有する車両ドア(例えば、パワースライドドア等)に適用することによって、その車両ドア内に収容されるウィンドガラスを迂回する最適な下方位置でワイヤハーネスのコネクタを保持することができる。その結果、その信頼性を向上させることができる。
上記課題を解決するベルクランク装置は、前記ベルクランクレバーの周囲を覆うプロテクタを備えるとともに、前記コネクタ保持部は、前記ベルクランクレバーの上方に配置される前記プロテクタの上壁部の下方に設けられるものであることが好ましい。
上記構成によれば、ウィンドガラスに付着した水滴(雨水等)が滴下することによるコネクタの被水を抑制することができる。そして、これにより、その信頼性を向上させることができる。
上記課題を解決するベルクランク装置は、前記コネクタ保持部は、前記プロテクタが形成する防水区画内に設けられるものであることが好ましい。
上記構成によれば、ベルクランク装置が保持するワイヤハーネスのコネクタの被水を回避することができる。そして、これにより、特段の防水機能を有しない通常のコネクタを使用することができる。その結果、車両ドアの製造コストを更に低減することができる。更に、防水コネクタを使用しないことで、コネクタ間(雄型及び雌型)を接続する際、その挿入圧が小さくなるという利点がある。そして、これにより、その組付け作業を容易化することができる。
上記課題を解決するベルクランク装置は、前記コネクタ保持部は、前記車両ドアよる挟み込み検知を行うための挟み込み検知センサに接続された前記ワイヤハーネスのコネクタを保持可能であることが好ましい。
上記構成によれば、新たな保持部材及びその組付け工程を追加することなく、確実に、挟み込み検知センサに接続されたワイヤハーネスのコネクタを保持することができる。
本発明によれば、部品点数及び組付工数を抑えつつ、確実に、車両ドア内に配置されるワイヤハーネスのコネクタを保持することができる。
車両ドアの概略構成図。 車両ドアに設けられたドアハンドル、リモートコントロール装置、ウィンドガラス及びベルクランク装置の位置関係を模式的に示す説明図。 車両ドアのインナーパネルに設けられたベルクランク装置を示す側面図。 ベルクランク装置の斜視図(プロテクタ非装着状態)。 ベルクランク装置の平面図(プロテクタ非装着状態)。 ベルクランク装置の正面図(プロテクタ非装着状態)。 ベルクランク装置の斜視図(プロテクタ装着状態)。 ベルクランク装置の平面図(プロテクタ装着状態)。 ベルクランク装置の正面図(プロテクタ装着状態)。 別例のベルクランク装置の平面図。 別例のベルクランク装置の正面図。
以下、ワイヤハーネスの保持構造を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両ドア1は、車両前後方向に移動することにより車両のボディ側面に設けられた開口部(図示略)を開閉するスライドドアとして構成されている。即ち、車両ドア1は、車両前方側(同図中、左側)に移動することにより、ボディの開口部を閉塞する閉状態となり、車両後方側(同図中、右側)に移動することにより、その開口部を介して乗員が乗降可能な開状態になる。そして、図2に示すように、車両ドア1の外表面(意匠面)を構成するアウターパネル2には、当該車両ドア1を開閉すべく操作されるドアハンドル3が設けられている。
詳述すると、図1に示すように、車両ドア1には、当該車両ドア1を全閉位置で拘束するための全閉ロック(リアロック)5aが設けられている。また、車両ドア1には、当該車両ドア1を全開位置で拘束するための全開ロック5bが設けられている。そして、本実施形態では、これらの各ロック機構(ラッチ機構)5は、リモートコントロール装置6から延びる伝達部材Tを介してドアハンドル3と機械的に連結されている。
即ち、本実施形態では、ドアハンドル3に対する操作入力は、リモートコントロール装置(リモコン)6を介して機械的に各ロック機構5に伝達されるようになっている。そして、その伝達される操作力によってロック機構5による車両ドア1の拘束が解除されることにより、全閉位置にある車両ドア1の開方向への移動、又は全開位置にある車両ドア1の閉方向への移動が許容されるようになっている。
また、本実施形態の車両ドア1は、図示しない昇降機(ウィンドウレギュレータ)を用いてウィンドガラス10を昇降することが可能な構成となっている。即ち、図2に示すように、ウィンドガラス10は、その開作動によって車両ドア1を構成するアウターパネル2とインナーパネル12との間に収容される。そして、本実施形態の車両ドア1には、このウィンドガラス10を迂回して、そのドアハンドル3に対する操作入力をリモートコントロール装置6に伝達するためのベルクランク装置20が設けられている。
具体的には、図2及び図3に示すように、リモートコントロール装置6は、インナーパネル12に固定されている。また、ベルクランク装置20は、同じくインナーパネル12におけるリモートコントロール装置6よりも下方、その車両ドア1内に収容されるウィンドガラス10の下端よりも下方側の位置に固定されている。詳しくは、インナーパネル12における車両前方側(図3中、右側)の側壁部12a近傍に固定されている。尚、ウィンドガラス10の下端とは、当該ウィンドガラス10が車両ドア1内で昇降できる領域のうち最も下方の位置にある場合の下端である。そして、ベルクランク装置20は、このウィンドガラス10を迂回する下方位置において、ドアハンドル3に接続される第1の伝達部材T1とリモートコントロール装置6に接続される第2の伝達部材T2とを連結する。
さらに詳述すると、図4〜図6に示すように、ベルクランク装置20は、インナーパネル12に固定されるブラケット21と、このブラケット21によって回動可能に支持されたベルクランクレバー22とを備えている。本実施形態のブラケット21は、板材を曲げ加工することにより形成されている。また、本実施形態のベルクランクレバー22は、略三角平板状に形成されている。そして、ベルクランクレバー22は、その三角形状の一の頂部22a近傍に回動中心P0を有してブラケット21に支持されている。
また、ベルクランクレバー22の残る二つの頂部22b,22c近傍には、それぞれ、上記各伝達部材T(T1,T2)との接続点P1,P2が形成されている。具体的には、本実施形態のベルクランクレバー22は、ベルクランク装置20がインナーパネル12に固定された状態において、各接続点P1,P2が回動中心P0よりも車両後方側に配置されるように構成されている。そして、これら各接続点P1,P2のうち、その上方側に配置される第1の接続点P1にはドアハンドル3から延びる第1の伝達部材T1が接続され、下方側に配置される第2の接続点P2には、リモートコントロール装置6に延びる第2の伝達部材T2が接続されるようになっている。
本実施形態では、第1の伝達部材T1には、金属製のロッド25が用いられている。また、第2の伝達部材T2には、金属製のワイヤー26aを樹脂製のチューブ26b内に挿通してなる周知のワイヤケーブル26が用いられている。具体的には、ワイヤケーブル26は、そのチューブ26bの一端が、ブラケット21における車両後方側の端部(図6中、左側の端部)に設けられたケーブル保持部27に保持されている。尚、本実施形態では、このケーブル保持部27は、ワイヤケーブル26のチューブ26bを係止可能な溝部によって構成されている。そして、上記第2の接続点P2には、そのチューブ26bから突出するワイヤー26aが接続されている。
尚、ブラケット21には、そのケーブル保持部27の近傍に、ワイヤー26aの遊動長を調整可能な遊動長調整機構28が設けられている。そして、これにより、そのワイヤー26aの接続状態を良好に維持することが可能となっている。
図2に示すように、本実施形態では、第1の伝達部材T1を構成するロッド25は、レバー29を介してドアハンドル3に接続されている。そして、そのドアハンドル3に対する操作入力によって、下方に押し下げられるようになっている。
即ち、第1の接続点P1に接続されたロッド25が押し下げられることによって、ベルクランクレバー22は、図6中、反時計回り方向に回転する。そして、これにより、第2の接続点P2に接続されたワイヤケーブル26のワイヤー26aが車両前方側に引っ張られることにより、そのロッド25を介して伝達されるドアハンドル3の操作入力が、その方向を変えて、リモートコントロール装置6に伝達されるようになっている。
尚、図6に示すように、本実施形態では、ブラケット21には、そのベルクランクレバー22の頂部22a近傍に、当該頂部22aが形成する回動中心P0に略一致した中心を有する円弧状の長孔31が形成されている。また、ベルクランクレバー22には、この長孔31に係合する係合爪33が形成されている。そして、ベルクランクレバー22は、この係合爪33が長孔31内を移動可能な範囲において、その回動が許容されている。
次に、本実施形態の車両ドア1内に配置されるワイヤハーネスの保持構造について説明する。
図1に示すように、本実施形態では、車両ドア1の前方側端部1aには、当該車両ドア1による挟み込み検知を行うための挟み込み検知センサとしてのタッチセンサ40が設けられている。そして、車両ドア1の内部には、このタッチセンサ40と制御装置41との間を電気的に接続するワイヤハーネス42が設けられている。
詳述すると、本実施形態では、タッチセンサ40に接続された第1ワイヤハーネス42Aと制御装置41に接続された第2ワイヤハーネス42Bとを接続することにより、そのタッチセンサ40と制御装置41との間の電気的導通が確立されるようになっている。そして、上記ベルクランク装置20には、これら第1ワイヤハーネス42A及び第2ワイヤハーネス42Bの各端末部に設けられたコネクタ43(43A,43B)を保持可能なコネクタ保持部51が設けられている。
図3に示すように、本実施形態では、タッチセンサ40側の第1ワイヤハーネス42Aは、インナーパネル12の側壁部12aに形成された貫通孔52を介して、そのインナーパネル12及びアウターパネル2が形成する車両ドア1の内部空間に挿入される。そして、上記コネクタ保持部51は、その貫通孔52の近傍に配置されるベルクランク装置20、詳しくは、そのブラケット21における車両前方側の端部(図6参照、同図中、右側の端部)に形成されている。
さらに詳述すると、図4〜図6に示すように、ブラケット21における車両前方側の端部には、そのインナーパネル12に固定されたブラケット本体21aの上端部から当該ブラケット本体21aと略直交する方向に延びる板状の折曲部53が形成されている。そして、本実施形態では、この折曲部53にコネクタ43を係止可能な貫通孔54を形成することにより、そのコネクタ保持部51が形成されている。
具体的には、本実施形態では、タッチセンサ40側の第1ワイヤハーネス42Aの端末部には、雄型のコネクタ43Aが設けられ、制御装置41側の第2ワイヤハーネス42Bの端末部には、雌型のコネクタ43Bが設けられている。尚、本実施形態では、これらのコネクタ43には、防水コネクタが採用されている。そして、その第2ワイヤハーネス42Bのコネクタ43Bには、上記折曲部53に形成された貫通孔54に係合する係合突部55が形成されている。
本実施形態では、コネクタ保持部51を構成する折曲部53の貫通孔54は、長孔状に形成されている。そして、コネクタ43B側の係合突部55は、貫通孔54に対して弾性変形して挿入される爪部によって、その貫通孔54に対して抜脱不能に係合する周知のクランプ形状を有している。尚、このコネクタ43B側の係合突部55については、その長孔状をなす貫通孔54に対して所定の回転角度で挿入可能、且つ挿入後、その回転角度を変更することによって、その貫通孔54に対して抜脱不能に係合する周知のクランプ形状を有するものであってもよい。
また、図7〜図9に示すように、本実施形態のベルクランク装置20は、ベルクランクレバー22の周囲を覆うプロテクタ60を備えている。具体的には、このプロテクタ60は、上記ロッド25を挿通可能な孔部61を有してベルクランクレバー22の上方(図9中、上側)に配置される上壁部60aと、ベルクランクレバー22の側方、そのアウターパネル2側(図8中、下側)に配置される側壁部60bとを備えてなる。そして、本実施形態では、その上壁部60aは、ブラケット21における車両前方側の端部まで延設されている。
即ち、上記コネクタ保持部51は、プロテクタ60の上壁部60aの下方に設けられている。そして、本実施形態では、これにより、ウィンドガラス10に付着した水滴(雨水等)が滴下することによるコネクタ43の被水を抑制することで、その信頼性の向上が図られている。
次に、上記のように構成されたワイヤハーネスの保持構造の作用について説明する。
本実施形態では、車両ドア1にタッチセンサ40を装着する際、制御装置41側の第2ワイヤハーネス42Bは、その端末部のコネクタ43Bがベルクランク装置20に設けられたコネクタ保持部51によって保持された状態となっている。これに対し、タッチセンサ40側の第1ワイヤハーネス42Aは、インナーパネル12の側壁部12aに形成された貫通孔52を介して、そのインナーパネル12及びアウターパネル2が形成する車両ドア1の内部空間に挿入される。そして、その端末部に設けられたコネクタ43Aを、ベルクランク装置20のコネクタ保持部51に保持された第2ワイヤハーネス42B側のコネクタ43Bに接続する(差し込む)ことにより、そのタッチセンサ40と制御装置41との間の電気的導通が確立されるようになっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)車両ドア1は、アウターパネル2とインナーパネル12との間に収容されるウィンドガラス10を備える。また、インナーパネル12には、そのウィンドガラス10を迂回する下方位置において、アウターパネル2に設けられたドアハンドル3に接続される第1の伝達部材T1とインナーパネル12に設けられたリモートコントロール装置6に接続される第2の伝達部材T2とを連結するベルクランク装置20が設けられる。そして、ベルクランク装置20は、車両ドア1内に配置されるワイヤハーネス42のコネクタ43を保持するコネクタ保持部51を備える。
上記構成によれば、新たな保持部材及びその組付け工程を追加することなく、確実に車両ドア内に配設されるワイヤハーネス42のコネクタ43を保持することができる。そして、これにより、車両ドアの製造コストを低減することができる。
(2)ベルクランク装置20は、ベルクランクレバー22の周囲を覆うプロテクタ60を備える。そして、コネクタ保持部51は、そのベルクランクレバー22の上方に配置されるプロテクタ60の上壁部60aの下方に設けられる。
上記構成によれば、そのウィンドガラス10に付着した水滴(雨水等)が滴下することによるコネクタ43の被水を抑制することができる。そして、これにより、その信頼性を向上させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ベルクランク装置20は、タッチセンサ40と制御装置41との間を電気的に接続するワイヤハーネス42のコネクタ43を保持することとした。しかし、これに限らず、その他の用途で車両ドア1内に配置されるワイヤハーネス42を保持する構成であってもよい。例えば、ドアハンドル3に操作スイッチやタッチセンサ等が設けられたもの(パワースライドドア等)であれば、そのワイヤハーネス42のコネクタ43をベルクランク装置20によって保持する構成としてもよい。このような構成とすることで、ウィンドガラス10を迂回する最適な下方位置でコネクタ43を保持することができる。その結果、その信頼性を向上させることができる。
即ち、単にワイヤハーネス42のコネクタ43を保持可能な構成であればよく、そのワイヤハーネス42の接続先は問わない。従って、例えば、そのワイヤハーネス42を介したタッチセンサ40の接続先は、必ずしも制御装置41でなくともよい。
・更に、そのコネクタ保持部51が直接的に保持するコネクタ43についてもまた、第2ワイヤハーネス42Bの端末部に設けられたコネクタ43Bであってもよく、第1ワイヤハーネス42Aの端末部に設けられたコネクタ43Aであってもよい。つまり、結果として、そのワイヤハーネス42に設けられたコネクタ43を保持可能であればよい。
・ブラケット21やベルクランクレバー22の形状を含め、ベルクランク装置20の構成は任意に変更してもよい。例えば、その車両前方側に全閉ロック(フロントロック)が設けられた構成では、その全閉ロックと一体にベルクランク装置20が形成された構成であってもよい。
・プロテクタ60の形状は任意に変更してもよい。そして、このようなプロテクタ60を有さない構成についてもまた、これを排除しない。
・また、例えば、図10及び図11に示すように、プロテクタ60の上壁部60a及び側壁部60bを大型化して、当該プロテクタ60が形成する防水区画α内にコネクタ保持部51を配置する構成であってもよい。
このような構成とすることで、そのベルクランク装置20が保持するワイヤハーネス42のコネクタ43の被水を回避することができる。そして、これにより、特段の防水機能を有しない通常のコネクタ43を使用することができる。その結果、車両ドア1の製造コストを更に低減することができる。更に、防水コネクタを使用しないことで、コネクタ43間(雄型及び雌型)を接続する際、その挿入圧が小さくなるという利点がある。そして、これにより、その組付け作業を容易化することができる。
尚、コネクタ43を配置する防水区画αについては、必ずしも完全な密閉空間を形成するものでなくともよい。具体的には、その上壁部60a及び側壁部60bによって、防水区画α内における被水を防止可能な程度に、コネクタ43の上方及び側方が覆われた区画であることが望ましい。
・上記実施形態では、コネクタ保持部51は、ブラケット21に設けられることとした。しかし、これに限らず、そのコネクタ保持部51が、プロテクタ60に設けられた構成としてもよい。このような構成とすれば、その保持するワイヤハーネス42のコネクタ43をプロテクタ60とともにブラケット21に組み付けることができる。その結果、その組付け作業を容易化することができる。
・上記実施形態では、コネクタ保持部51は、その板状をなす折曲部53にコネクタ43を係止可能な貫通孔54を形成してなることとした。しかし、これに限らず、コネクタ保持部51の構成については、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、第1の伝達部材T1には、金属製のロッド25が用いられ、第2の伝達部材T2には、ワイヤケーブル26が用いられることとした。しかし、これに限らず、これらの伝達部材Tについては、例えば、第1の伝達部材T1及び第2の伝達部材T2の両方にロッドを用いる等、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、挟み込み検知センサとしてのタッチセンサ40を用いることとしたが、例えば、静電容量式の接触センサや赤外線式の近接センサを用いる等、その挟み込み検知センサの構成は任意に変更してもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記コネクタの保持部は、前記ブラケットに設けられること、を特徴とするベルクランク装置。これにより、確実にコネクタを保持することができる。
(ロ)前記コネクタの保持部は、前記コネクタを係止可能な孔であること、を特徴とするベルクランク装置。これにより、簡素な構成にて、確実にコネクタを保持することができる。
(ハ)前記コネクタの保持部は、前記プロテクタに設けられること、を特徴とするベルクランク装置。これにより、プロテクタと一体にコネクタを組み付けることができる。その結果、その組付け作業を容易化することができる。
1…車両ドア、2…アウターパネル、3…ドアハンドル、5…ロック機構、6…リモートコントロール装置、10…ウィンドガラス、12…インナーパネル、20…ベルクランク装置、21…ブラケット、22…ベルクランクレバー、P0…回動中心、P1…第1の接続点、P2…第2の接続点、T…伝達部材、T1…第1の伝達部材、T2…第2の伝達部材、25…ロッド、26…ワイヤケーブル、40…タッチセンサ、41…制御装置、42…ワイヤハーネス、42A…第1ワイヤハーネス、42B…第2ワイヤハーネス、43(43A,43B)…コネクタ、51…コネクタ保持部、53…折曲部、54…貫通孔、55…係合突部、60…プロテクタ、60a…上壁部、60b…側壁部、α…防水区画。
上記課題を解決するベルクランク装置は、前記コネクタ保持部は、前記車両ドアよる挟み込み検知を行うための挟み込み検知センサに接続された前記ワイヤハーネスのコネクタを保持可能であることが好ましい。

Claims (5)

  1. 車両ドアのインナーパネルに固定されるブラケットと、
    伝達部材が接続される第1及び第2の接続点を有して回動可能に前記ブラケットに支持されたベルクランクレバーと、を備え、
    前記車両ドアのインナーパネルとアウターパネルとの間に収容されるウィンドガラスを迂回する下方位置において前記アウターパネルに設けられたドアハンドルに接続される第1の伝達部材と前記インナーパネルに設けられたリモートコントロール装置に接続される第2の伝達部材とを連結するベルクランク装置によって、
    前記車両ドア内に配置されるワイヤハーネスのコネクタを保持するワイヤハーネスの保持構造。
  2. 車両ドアのインナーパネルに固定されるブラケットと、
    伝達部材が接続される第1及び第2の接続点を有して回動可能に前記ブラケットに支持されたベルクランクレバーと、を備え、
    前記車両ドアのインナーパネルとアウターパネルとの間に収容されるウィンドガラスを迂回する下方位置において前記アウターパネルに設けられたドアハンドルに接続される第1の伝達部材と前記インナーパネルに設けられたリモートコントロール装置に接続される第2の伝達部材とを連結するとともに、
    前記車両ドア内に配置されるワイヤハーネスのコネクタを保持可能なコネクタ保持部を備えたベルクランク装置。
  3. 請求項2に記載のベルクランク装置において、
    前記ベルクランクレバーの周囲を覆うプロテクタを備えるとともに、
    前記コネクタ保持部は、前記ベルクランクレバーの上方に配置される前記プロテクタの上壁部の下方に設けられること、を特徴とするベルクランク装置。
  4. 請求項3に記載のベルクランク装置において、
    前記コネクタ保持部は、前記プロテクタが形成する防水区画内に設けられること、
    を特徴とするベルクランク装置。
  5. 請求項2〜請求項4の何れか一項に記載のベルクランク装置において、
    前記コネクタ保持部は、前記車両ドアよる挟み込み検知を行うための挟み込み検知センサに接続された前記ワイヤハーネスのコネクタを保持可能であること、
    を特徴とするベルクランク装置。
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