JP2014144916A - 2−アシルアミノチアゾール化合物の結晶 - Google Patents

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Abstract

【課題】医薬品に供する原薬として、一定の品質及び一定の作用効果が確保でき、さらには工業的生産等の大量生産において安定に供給可能な1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸 マレイン酸塩の結晶を提供する。
【解決手段】示差走査熱量計分析において、吸熱ピークトップ温度が229〜232℃付近、及び300〜303℃付近にある、1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸 マレイン酸塩の結晶は、優れた経口吸収性を示す上に、工業的生産等の大量生産において安定に供給可能な結晶であり、種々の血小板減少症の予防及び又は治療用医薬組成物の有効成分として使用できる。
【選択図】なし

Description

本発明は医薬組成物、例えば血小板減少症治療用医薬組成物の有効成分として有用な2-アシルアミノチアゾール化合物の結晶に関する。
以下の化学式で示される、1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸(以下、「化合物X」と言う。)及びその製薬学的に許容される塩は、優れた血小板増多作用を有することが知られている(特許文献1、特許文献2)。
Figure 2014144916
特許文献1には、実施例16として化合物Xの塩酸塩が開示されている(以下、「化合物X塩酸塩」と言う。)。
また、特許文献2には、熱重量分析において198℃、及び271℃付近に吸熱ピークを有する化合物Xのマレイン酸塩(以下、「化合物Xマレイン酸塩」と言う。)が開示されている。しかし、特許文献2には、化合物Xマレイン酸塩に結晶多形が存在することについては、開示も示唆もない。
一方、結晶多形が存在する化合物は、結晶形によって物理化学的性質を含む種々の性質が相違するため、たとえ同一化合物であっても、全く異なる作用効果を示すことがある。特に医薬品においては、作用効果の異なる化合物を同一効力と予想して使用した場合、予測と異なる作用効果を生じ、不測の事態を招くことが考えられるため、常に一定の作用効果が期待できる、一定の品質の原薬を提供することが要求される。従って、結晶多形が存在する化合物を医薬品として使用する場合、医薬品として要求される一定の品質及び一定の作用効果を確保するために、その化合物のある単一の結晶を常に一定して提供することが必要である。
上記のような状況下、医薬品の原薬供給の観点から、一定の品質及び一定の作用効果を確保でき、さらには工業的生産等の大量生産において安定に供給可能な化合物X又はその製薬学的に許容される塩の結晶、及びその製造法の確立が切望されている。
国際公開第WO 03/062233号パンフレット 国際公開第WO 2004/029049号パンフレット
特許文献2に記載された化合物Xマレイン酸塩の結晶(以下、「化合物Xマレイン酸塩A型結晶」と言う。)は、特許文献2の実施例1に記載された方法で大量生産を行うためのスケールアップを行うと、化合物Xマレイン酸塩A型結晶として単離することができず、別の結晶形として単離されることが明らかとなった(この別の結晶形を「化合物Xマレイン酸塩B型結晶」と言う。)。従って、特許文献2に記載された化合物Xマレイン酸塩A型結晶は、その製造のスケールにより、結晶形が変動してしまう可能性があり、一定の品質及び一定の作用効果が要求される医薬品の原薬としては不適当であることが判明した。
そこで、本発明においては、医薬品に供する原薬として、一定の品質及び一定の作用効果が確保でき、さらには工業的生産等の大量生産において安定に供給可能な化合物Xマレイン酸塩の結晶を提供する。
本発明者らは、化合物Xマレイン酸塩の結晶について鋭意検討した結果、化合物Xマレイン酸塩には結晶多形が存在すること、また、それらのうちC型結晶(以下、「化合物Xマレイン酸塩C型結晶」と言う。)が優れた経口吸収性を示す上に、工業的生産等の大量生産においても一定の品質を確保しつつ、安定に供給可能であることを知見して本発明を完成した。
即ち、本発明は、化合物Xマレイン酸塩C型結晶、並びに、化合物Xマレイン酸塩C型結晶及び賦形剤を含有する医薬組成物に関する。
図1〜図6に示すように、化合物Xマレイン酸塩C型結晶は、以下のパラメーターにより特徴づけられる。
<示差走査熱量計分析>
吸熱ピークトップ温度が、229〜232℃付近、及び300〜303℃付近にある。
別の態様として、示差走査熱量計分析チャートが、図1、図3、図5若しくはこれらと当業者が同一視できるチャートと実質的に同一となる。
<粉末X線結晶回折>
Cu-Kα線を用いた測定において、回折角2θとして、8.5°付近、9.5°付近、12.1°付近、20.4°付近、22.7°付近、及び23.3°付近にピークを有する。
別の態様として、Cu-Kα線を用いた測定において、回折角2θとして、5.8°付近、8.5°付近、9.5°付近、12.1°付近、16.9°付近、17.4°付近、17.8°付近、19.3°付近、20.4°付近、22.7°付近、及び23.3°付近にピークを有する。
さらに別の態様として、Cu-Kα線を用いた測定において、回折角2θとして、8.4°〜8.8°、9.3°〜9.7°、11.9°〜12.3°、20.2°〜20.6°、22.5°〜22.9°、23.1°〜23.5°のそれぞれにピークを有する。
さらに別の態様として、Cu-Kα線を用いた測定において、回折角2θとして、5.6°〜6.0°、8.4°〜8.8°、9.3°〜9.7°、11.9°〜12.3°、16.7°〜17.1°、17.2°〜17.6°、17.6°〜18.0°、19.1°〜19.5°、20.2°〜20.6°、22.5°〜22.9°、23.1°〜23.5°のそれぞれにピークを有する。
さらに別の態様として、Cu-Kα線を用いた測定において、回折角2θとして、8.5°〜8.7°、9.4°〜9.6°、12.0°〜12.2°、20.3°〜20.5°、22.5°〜22.8°、23.2°〜23.4°のそれぞれにピークを有する。
さらに別の態様として、Cu-Kα線を用いた測定において、回折角2θとして、5.7°〜5.9°、8.5°〜8.7°、9.4°〜9.6°、12.0°〜12.2°、16.8°〜17.0°、17.3°〜17.5°、17.7°〜17.9°、19.2°〜19.4°、20.3°〜20.5°、22.5°〜22.8°、23.2°〜23.4°のそれぞれにピークを有する。
さらに別の態様として、粉末X線結晶回折パターンが、図2、図4、図6若しくはこれらと当業者が同一視できるパターンと実質的に同一となる。
なお、粉末X線結晶回折はデータの性質上、結晶の同一性認定においては結晶回折角や全体的なパターンが重要であり、相対強度は結晶成長の方向、粒子の大きさ、測定条件によって多少は変わり得るものであるから、厳密に解されるべきではない。また、本発明は、純粋な化合物Xマレイン酸塩C型結晶に関するものであるが、純粋な化合物Xマレイン酸塩C型結晶と本質的に同一視できる混合物もまた、本発明に包含される。
従って、本発明は、示差走査熱量計分析において、吸熱ピークトップ温度が、229〜232℃付近、及び300〜303℃付近にあることを特徴とする、化合物Xマレイン酸塩の結晶に関する。別の態様として、本発明は、Cu-Kα線を用いた粉末X線結晶回折において、回折角2θとして、8.5°付近、9.5°付近、12.1°付近、20.4°付近、22.7°付近、及び23.3°付近にピークを有することを特徴とする、化合物Xマレイン酸塩の結晶に関する。さらに別の態様として、本発明は、Cu-Kα線を用いた粉末X線結晶回折において、回折角2θとして、5.8°付近、8.5°付近、9.5°付近、12.1°付近、16.9°付近、17.4°付近、17.8°付近、19.3°付近、20.4°付近、22.7°付近、及び23.3°付近にピークを有することを特徴とする、化合物Xマレイン酸塩の結晶に関する。さらに別の態様として、本発明は、示差走査熱量計分析において、吸熱ピークトップ温度が、229〜232℃付近、及び300〜303℃付近にあり、かつ、Cu-Kα線を用いた粉末X線結晶回折において、回折角2θとして、8.5°付近、9.5°付近、12.1°付近、20.4°付近、22.7°付近、及び23.3°付近にピークを有することを特徴とする、化合物Xマレイン酸塩の結晶に関する。さらに別の態様として、本発明は、示差走査熱量計分析において、吸熱ピークトップ温度が、229〜232℃付近、及び300〜303℃付近にあり、かつ、Cu-Kα線を用いた粉末X線結晶回折において、回折角2θとして、5.8°付近、8.5°付近、9.5°付近、12.1°付近、16.9°付近、17.4°付近、17.8°付近、19.3°付近、20.4°付近、22.7°付近、及び23.3°付近にピークを有することを特徴とする、化合物Xマレイン酸塩の結晶に関する。
また、本発明は、化合物Xマレイン酸塩C型結晶を含有する血小板減少症治療用医薬組成物に関する。なお、当該医薬組成物は、化合物Xマレイン酸塩C型結晶を含有する血小板減少症治療剤を包含する。また、当該医薬組成物は、化合物Xマレイン酸塩C型結晶の結晶状態を維持して含有していればよく、例えば、固体医薬組成物を挙げることができる。その他、液体医薬組成物であっても、懸濁剤のように化合物Xマレイン酸塩C型結晶の結晶状態を維持している医薬組成物であれば、当該医薬組成物に含まれる。
また、本発明は、血小板減少症治療用医薬組成物の製造のための化合物Xマレイン酸塩C型結晶の使用、血小板減少症治療のための化合物Xマレイン酸塩C型結晶の使用、血小板減少症治療のための化合物Xマレイン酸塩C型結晶、及び、化合物Xマレイン酸塩C型結晶の有効量を対象に投与することからなる血小板減少症治療方法に関する。なお、「対象」とは、その治療を必要とするヒト又はその他の動物であり、ある態様としては、その治療を必要とするヒトである。
化合物Xマレイン酸塩C型結晶は、優れた経口吸収性を示す上に、工業的生産等の大量生産においても一定の品質を確保しつつ、安定に供給可能である。また、化合物Xマレイン酸塩C型結晶は、血小板減少症治療医薬組成物の有効成分として使用できる。
図1は、実施例1に記載の方法に従って製造した化合物Xマレイン酸塩C型結晶の示差走査熱量計分析チャートを示す。 図2は、実施例1に記載の方法に従って製造した化合物Xマレイン酸塩C型結晶の粉末X線結晶回折パターンを示す。 図3は、実施例2に記載の方法に従って製造した化合物Xマレイン酸塩C型結晶の示差走査熱量計分析チャートを示す。 図4は、実施例2に記載の方法に従って製造した化合物Xマレイン酸塩C型結晶の粉末X線結晶回折パターンを示す。 図5は、実施例3に記載の方法と同様に製造した化合物Xマレイン酸塩C型結晶の示差走査熱量計分析チャートを示す。 図6は、実施例3に記載の方法と同様に製造した化合物Xマレイン酸塩C型結晶の粉末X線結晶回折パターンを示す。 図7は、特許文献2に記載の方法に従って製造した化合物Xマレイン酸塩A型結晶の示差走査熱量計分析チャートを示す。 図8は、特許文献2に記載の方法に従って製造した化合物Xマレイン酸塩A型結晶の粉末X線結晶回折パターンを示す。 図9は、製造例1に記載の方法に従って製造した化合物Xマレイン酸塩B型結晶の示差走査熱量計分析チャートを示す。 図10は、製造例1に記載の方法に従って製造した化合物Xマレイン酸塩B型結晶の粉末X線結晶回折パターンを示す。
以下、本発明を詳細に説明する。
各種スペクトルから得られる数値は、その結晶成長の方向、粒子の大きさ、測定条件等によって多少の誤差が生じる場合がある。従って、これらの誤差を考慮して、本明細書中、示差走査熱量計分析における吸熱ピークトップ温度の値に用いられる「付近」の語は、おおよそその吸熱ピークトップ温度の値であることを意味し、ある態様としてはその値の前後3℃の範囲にあればよいことを意味し、別の態様としてはその値の前後2℃の範囲にあればよいことを意味し、さらに別の態様としてはその値の前後1℃の範囲にあればよいことを意味する。また、粉末X線結晶回折における回折角2θの値に用いられる「付近」の語は、おおよそその回折角2θの値であることを意味し、ある態様としてはその値の前後1°の範囲にあればよいことを意味し、別の態様としてはその値の前後0.5°の範囲にあればよいことを意味し、さらに別の態様としてはその値の前後0.2°の範囲にあればよいことを意味する。
化合物Xマレイン酸塩の結晶を製造するにあたり、必要となる原料化合物については、以下のように入手することができる。即ち、化合物X又はその製薬学的に許容される塩は、特許文献1に記載の方法、その変法、又は当業者に自明の方法で入手可能であり、化合物Xマレイン酸塩は、特許文献2に記載の方法、その変法、又は当業者に自明の方法で入手可能である。
化合物Xマレイン酸塩A型結晶、あるいは化合物Xマレイン酸塩B型結晶は、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類と水との混合物中、別の態様としては、80%エタノール水において結晶化を行うことで取得される一方、化合物Xマレイン酸塩C型結晶は、以下の方法により取得することができる。
即ち、ジメチルスルホキシド(DMSO)が存在していてもよい、アセトン、メチルエチルケトン若しくはアセトニトリル、及び水の混合物中;別の態様として、DMSOが存在していてもよい、50%以上のアセトン水において;さらに別の態様として、DMSOが存在していてもよい、60%以上のアセトン水において;さらに別の態様として、アセトン:水:DMSO=1〜3:0.1〜2:1〜3の混合物中において;さらに別の態様として、アセトン:水:DMSO=2:1:2の混合物中において結晶化を行うことで取得することができる。
化合物Xマレイン酸塩C型結晶の薬理活性は、以下の試験により確認した。
試験例1 ヒトc-mpl-Ba/F3細胞の細胞増殖試験
96ウェルマイクロプレートに、2×105 cells/mLのヒトc-mpl-Ba/F3細胞を、各濃度の被験化合物を添加した10%ウシ胎児血清含有RPMI1640培地(100 μL/ウェル)にて37℃で培養した。培養開始24時間後にWST-1/1-methoxy PMS(細胞計測キット、同仁)の10 μL/ウェルを添加した。添加直後及び2時間後にA450/A650の吸光度をマイクロプレートリーダー(Model 3350、Bio-Rad)にて測定し、2時間での吸光度の増加を各被験化合物の増殖活性とした。
その結果、化合物Xマレイン酸塩C型結晶のヒトc-mpl-Ba/F3細胞の細胞増殖作用は、EC50として2.0 nMであった。また、rhTPOの最大細胞増殖活性値を100%とした時の化合物Xマレイン酸塩C型結晶の最大細胞増殖活性値は102%であった。
また、c-mplを導入していないBa/F3細胞を用いた場合には、細胞増殖作用を示さなかったことより、化合物Xマレイン酸塩C型結晶がヒトc-mplを介したBa/F3細胞増殖作用を有することが確認された。
上記試験の結果、化合物Xマレイン酸塩C型結晶は、血小板増多作用を有することが明らかとなった。従って、化合物Xマレイン酸塩C型結晶は、血小板増多作用を有するため、種々の血小板減少症の治療及び予防に有用である。ここで種々の血小板減少症には、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群における血小板減少症、悪性腫瘍の化学療法、放射線療法による血小板減少症、特発性血小板減少性紫斑病、肝疾患における血小板減少症、HIVによる血小板減少症等が含まれる。また、化合物Xマレイン酸塩C型結晶は、血小板増多作用を有するため、化学療法や放射線療法により血小板減少が生じる可能性がある場合、それらの療法を施す前にあらかじめ投与して、血小板減少を予防することもできる。
化合物Xマレイン酸塩C型結晶を有効成分として含有する医薬組成物は、当分野において通常用いられている賦形剤、即ち、薬剤用賦形剤や薬剤用担体等を用いて、通常使用されている方法によって調製することができる。
投与は錠剤、丸剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、液剤等による経口投与、又は、関節内、静脈内、筋肉内等の注射剤、坐剤、点眼剤、眼軟膏、経皮用液剤、軟膏剤、経皮用貼付剤、経粘膜液剤、経粘膜貼付剤、吸入剤等による非経口投与のいずれの形態であってもよい。
経口投与のための固体組成物としては、錠剤、散剤、顆粒剤等が用いられる。このような固体組成物においては、1種又は2種以上の有効成分を、少なくとも1種の不活性な賦形剤と混合される。組成物は、常法に従って、不活性な添加剤、例えば滑沢剤や崩壊剤、安定化剤、溶解補助剤を含有していてもよい。錠剤又は丸剤は必要により糖衣又は胃溶性若しくは腸溶性物質のフィルムで被膜してもよい。
経口投与のための液体組成物は、薬剤的に許容される乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ剤又はエリキシル剤等を含み、一般的に用いられる不活性な希釈剤、例えば精製水又はエタノールを含む。当該液体組成物は不活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤のような補助剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含有していてもよい。
非経口投与のための注射剤は、無菌の水性又は非水性の溶液剤、懸濁剤又は乳濁剤を含有する。水性の溶剤としては、例えば注射用蒸留水又は生理食塩液が含まれる。非水性の溶剤としては、例えばエタノールのようなアルコール類がある。このような組成物は、さらに防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤、又は溶解補助剤を含んでもよい。これらは例えばバクテリア保留フィルターを通す濾過、殺菌剤の配合又は照射によって無菌化される。また、これらは無菌の固体組成物を製造し、使用前に無菌水又は無菌の注射用溶媒に溶解又は懸濁して使用することもできる。
通常経口投与の場合、1日の投与量は、体重当たり約0.001〜50 mg/kg、好ましくは0.1〜10 mg/kgが適当であり、これを1回であるいは2回〜4回に分けて投与する。静脈内投与される場合は、1日の投与量は、体重当たり約0.0001〜1 mg/kgが適当で、1日1回〜複数回に分けて投与する。投与量は症状、年令、性別等を考慮して個々の場合に応じて適宜決定される。
投与経路、剤形、投与部位、賦形剤や添加剤の種類によって異なるが、本発明の医薬組成物は0.01〜100重量%、ある態様としては0.01〜50重量%の有効成分である化合物Xマレイン酸塩C型結晶を含有する。
化合物Xマレイン酸塩C型結晶は、前述の化合物Xマレイン酸塩C型結晶が有効性を示すと考えられる疾患の種々の治療剤又は予防剤と併用することができる。当該併用は、同時投与、或いは別個に連続して、若しくは所望の時間間隔をおいて投与してもよい。同時投与製剤は、配合剤であっても別個に製剤化されていてもよい。
以下、実施例に基づき、化合物Xマレイン酸塩C型結晶の製造法をさらに詳細に説明する。なお、化合物Xマレイン酸塩C型結晶の製造法は、以下に示される具体的実施例の製造法のみに限定されるものではなく、以下に示される製造法の変法、又は当業者に自明である方法によっても製造されうる。
なお、便宜上、濃度mol/lをMとして表す。例えば、1M水酸化ナトリウム水溶液は1 mol/lの水酸化ナトリウム水溶液であることを意味する。
示差走査熱量計分析は、試料約5 mgについて、TA Instruments TA5000(2910AutoDSC)を用い、室温〜300℃又は室温〜400℃(昇温速度:10℃/分)、N2(流量:50 ml/分)、アルミニウム製サンプルパンの条件で測定した。
また、粉末X線結晶回折は、MXP18TAHF22を用い、管球:Cu、管電流:40 mA、管電圧:40 kV、サンプリング幅:0.020°、走査速度:3°/分、波長:1.54056 Å、測定回折角範囲(2θ):3〜40°又は5〜40°の条件で測定した。
製造例1 化合物Xマレイン酸塩B型結晶の製造
1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルエステル 70.0 g、エタノール 1.2 Lの混合物に、室温下1M水酸化ナトリウム水溶液 310 mLを加え、不溶物をろ去し、エタノール 200 mLで洗浄した。反応液を60℃にて、90分間撹拌した。室温冷却後、得られた溶液にマレイン酸 24.11 gの1.4 L水溶液を加え、析出物をろ取した。
これと同様の操作を再度行い、上記で得られた析出物と合わせ、136.05 gの1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸を得た。
得られたカルボン酸のうち88.90 gに、マレイン酸 18.9 g、80%エタノール水2.1 Lを加え、室温で1時間、さらに100℃にて1時間撹拌した。室温下冷却し、さらに氷冷後、析出した固体をろ取し、1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸 マレイン酸塩 粗生成物 87.79 gを得た。
上記で得られた粗生成物、及び同様に製造した粗生成物を合わせた231 gの粗生成物にマレイン酸 6.84 gを加え、80%エタノール水 5.5 Lに溶解させ、その後に析出した固体をろ取し、203 gの1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸 マレイン酸塩を得た。
製造例1に示した通り、特許文献2に記載の実施例1の製造法をスケールアップしたところ、図7に示される化合物Xマレイン酸塩A型結晶の示差走査熱量計分析と異なる吸熱ピークを示す、図9に示した示差走査熱量計分析チャートを示す化合物Xマレイン酸塩の結晶が得られた。
この結果から、特許文献2に記載された化合物Xマレイン酸塩A型結晶は、その製造のスケールにより結晶形が変動してしまう可能性があり、一定の品質及び一定の作用効果が要求される医薬品の原薬としては不適当であることが判明した。
実施例1 化合物Xマレイン酸塩C型結晶の製造(1)
1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸 78.59 gにエタノール 1.52 L、水 0.38 L、マレイン酸 15.7 gを加え、加熱撹拌した。室温下冷却し、さらに氷冷後、析出した固体をろ取し、1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸 マレイン酸塩 粗生成物 71.60 gを得た。
得られた粗生成物のうち10.0 gにマレイン酸 296 mgを加え、アセトン 60 mL、DMSO 60 mL、及び水30 mLに溶解させ、その後に析出した固体をろ取し、8.41 gの1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸 マレイン酸塩を得た。
実施例2 化合物Xマレイン酸塩C型結晶の製造(2)
1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸 80.1 g、DMSO 580 mL、アセトン 580 mL、マレイン酸 17.2 g、水 290 mLの混合物を69℃にて撹拌した。不溶物をろ去し、DMSO 32 mL、アセトン 32 mL、水 16 mLの混合物にて洗浄後、ろ液を冷却し、析出物をろ取した。水 150 mL、アセトン 80 mL、水 650 mL、アセトン 80 mLにて順次洗浄後、乾燥し、70.66 gの1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸 マレイン酸塩を得た。
実施例3 化合物Xマレイン酸塩C型結晶の製造(3)
1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸 20 kg、DMSO 100 L、アセトン 100 L、マレイン酸 4.29 kg、水 50 Lの混合物を65℃にて撹拌し、不溶物をろ去し、DMSO 8 L、アセトン 8 L、水 4 Lの混合物にて洗浄後、ろ液を冷却し、析出物をろ取し、アセトン 40 L、水 100 L、アセトン 40 Lにて順次洗浄後、乾燥することにより、おおよそ20 kg程度の1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸 マレイン酸塩を得ることができる。
試験例2 マウス経口投与試験
雄性ICRマウスに、0.5%メチルセルロース水溶液にて懸濁させた被験化合物3 mg/kgを経口投与した。投与2時間後に、腹部下大静脈より1/10容3.8%クエン酸ナトリウムを抗凝固剤として採血した。12,000 rpmで3分間遠心分離して得られた血漿を56℃で30分間加温したものを、試験例1記載のヒトc-mpl-Ba/F3細胞増殖試験の系に濃度10%、0.3%又は0.1%血漿になるように添加し、細胞増殖活性を測定し、各被験化合物の最大の細胞増殖活性を100%とした時の各血漿の細胞増殖活性(%)を求めた。その結果を表1に示す。なお、「NT」は測定していないことを示す。
Figure 2014144916
化合物X塩酸塩は、特許文献1に記載の方法に従って製造した。また、化合物Xマレイン酸塩A型結晶は、特許文献2に記載の方法に従って製造した。
以上の結果、化合物Xマレイン酸塩の3種類の結晶のうち、化合物Xマレイン酸塩A型結晶、及び化合物Xマレイン酸塩C型結晶は経口吸収性に優れる一方、化合物Xマレイン酸塩B型結晶は経口吸収性に乏しいことが明らかとなった。
従って、化合物Xマレイン酸塩A型結晶は経口吸収性には優れるものの、製造のスケールにより、結晶形が変動してしまう可能性があり、一定の品質及び一定の作用効果が要求される医薬品の原薬としては不適当であることが明らかとなった。また、化合物Xマレイン酸塩B型結晶は、スケールアップの際に得られる結晶であったことから、工業的生産等の大量生産においては安定に供給可能であると考えられるものの、経口吸収性に乏しいことが判明した。その一方、化合物Xマレイン酸塩C型結晶は、優れた経口吸収性を示す上に、工業的生産等の大量生産において安定に供給可能な唯一の結晶であることが明らかとなった。
化合物Xマレイン酸塩C型結晶は、優れた経口吸収性を示す上に、工業的生産等の大量生産においても一定の品質を確保しつつ、安定に供給可能である。また、化合物Xマレイン酸塩C型結晶は、血小板減少症治療医薬組成物の有効成分として使用できる。

Claims (9)

  1. 示差走査熱量計分析において、吸熱ピークトップ温度が、229〜232℃付近、及び300〜303℃付近にある、1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸 マレイン酸塩の結晶。
  2. Cu-Kα線を用いた粉末X線結晶回折において、回折角2θとして、8.5°付近、9.5°付近、12.1°付近、20.4°付近、22.7°付近、及び23.3°付近にピークを有する、1-(3-クロロ-5-{[4-(4-クロロチオフェン-2-イル)-5-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)チアゾール-2-イル]カルバモイル}ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸 マレイン酸塩の結晶。
  3. 示差走査熱量計分析において、吸熱ピークトップ温度が、229〜232℃付近、及び300〜303℃付近にある、請求項2に記載の結晶。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の結晶、及び製薬学的に許容される賦形剤を含有する医薬組成物。
  5. 血小板減少症の予防用若しくは治療用医薬組成物である請求項4に記載の医薬組成物。
  6. 血小板減少症の予防若しくは治療用医薬組成物の製造のための請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の結晶の使用。
  7. 血小板減少症の予防若しくは治療のための請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の結晶の使用。
  8. 血小板減少症の予防若しくは治療のための請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の結晶。
  9. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の結晶の有効量を対象に投与することからなる血小板減少症の予防若しくは治療方法。
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