JP2014144749A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014144749A
JP2014144749A JP2013015822A JP2013015822A JP2014144749A JP 2014144749 A JP2014144749 A JP 2014144749A JP 2013015822 A JP2013015822 A JP 2013015822A JP 2013015822 A JP2013015822 A JP 2013015822A JP 2014144749 A JP2014144749 A JP 2014144749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
exhaust gas
internal combustion
combustion engine
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013015822A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Mihara
法行 三原
Hisashi Sakai
久史 酒井
Takeshi Makimura
健 牧村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2013015822A priority Critical patent/JP2014144749A/ja
Publication of JP2014144749A publication Critical patent/JP2014144749A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、車両の減速時にドライバビリティの悪化を防止することのできるハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】ハイブリッド制御モードがパラレルモードで(S10)、クラッチが完全に切断されていない状態で(S12)、運転者がアクセルペダル操作をやめ車両減速が開始され、ハイブリッドコントロールユニットからエンジンコントロールユニットに供給されるアイドルスイッチ信号がONとなれば(S14)、排気再循環バルブを全閉として、吸気への排ガスの導入を停止する(S16)。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関し、特に減速時の排ガス再循環装置の作動制御に関する。
近年、内燃機関と電動機との双方を設け、動力源とするハイブリッド車両が開発されている。このようなハイブリッド車両では、駆動輪と内燃機関との間に設けられたクラッチを断接することで、シリーズモードとパラレルモードとの切り換えを行っている。シリーズモードは、クラッチを切断して、内燃機関の動力で発電機を駆動し、発電機により得られた電力にて駆動軸と結合された電動機を駆動し車両を走行させる方式である。また、パラレルモードは、クラッチを接続して、内燃機関の動力で駆動軸を駆動すると共に蓄電池より得られた電力にて駆動軸に結合された電動機を駆動し、車両の運転状態に応じて内燃機関の動力と電動機の動力の双方を用いて車両を走行させる方式である。
そして、このようなハイブリッド車両では、特許文献1のように、内燃機関から排出される排ガスを再度吸気に戻して、内燃機関の燃料消費量を低減し、車両の燃料消費率(燃費)を向上させている。
特開2011−11647号公報
上記特許文献1のハイブリッド自動車では、内燃機関の作動時には排ガス再循環バルブを開弁して、内燃機関から排出される排ガスを吸気に戻すようにしている。
しかしながら、電動機の動力に加えて、クラッチを接続して内燃機関の動力にて駆動輪を駆動するパラレルモード時に運転者が車両を減速させるためにアクセルペダルの操作をオフ、即ちアクセルペダルを未操作とすると、吸気通路に配設されるスロットルバルブが低開度となり吸気負圧が増大することで、排ガス再循環バルブの開度が減速前と同一であっても、アクセルペダルのオフから燃料カットが実施されるまでに、吸気に導入される排ガスの量が増加することにより、燃焼状態が悪化し、延いてはドライバビリティが悪化することとなり好ましいことではない。
そこで、減速状態をスロットルバルブの開度変化量にて判別して、車両の減速時に排ガス再循環バルブを閉弁するようにすると、例えば、車両の減速を早期に判別して排ガス再循環バルブを閉弁するために、スロットルバルブの開度変化量の閾値を小さくすると、通常走行時に車速を調整するために運転者がアクセルペダルを操作するような場合であっても、排ガス再循環バルブが閉弁するので排ガス再循環が行われる機会が減少し、内燃機関の燃料消費量が悪化して、車両の燃費が悪化する虞がある。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、車両の減速時にドライバビリティの悪化を防止することのできるハイブリッド車両の制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1のハイブリッド車両の制御装置では、内燃機関の動力及び二次電池から供給される電力によって電動機が発生する動力にて駆動輪を駆動するパラレルモードにて走行可能なハイブリッド車両の制御装置において、前記内燃機関に設けられ、前記内燃機関の排気通路から吸気通路に排ガスを再循環させる排ガス再循環手段と、車両の走行状態を検出する車両状態検出手段と、前記車両状態検出手段にて検出される前記車両の状態に基づいて、前記排ガス再循環手段の作動を制御する内燃機関制御手段と、を備え、前記内燃機関制御手段は、前記パラレルモードでの走行時に、前記車両状態検出手段にて前記車両の減速開始が検出されると、前記排ガス再循環手段の作動を制御して前記吸気通路への前記排ガスの導入を停止する導入停止制御を実施することを特徴とする。
また、請求項2のハイブリッド車両の制御装置では、請求項1において、前記内燃機関と前記駆動輪との間に配設され、前記内燃機関から前記駆動輪への動力の伝達を断接するクラッチを備え、前記内燃機関制御手段は、前記クラッチが切断されている時には前記導入停止制御を実施しないことを特徴とする。
また、請求項3のハイブリッド車両の制御装置では、請求項1或いは2において、前記車両状態検出手段は、アクセルペダルの操作を検出するアクセルペダル操作検出部と、前記車両の走行時に前記アクセルペダル操作検出部にてアクセルペダルの未操作が検出されると前記車両が減速を開始したと判定する減速判定部とからなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、パラレルモードでの走行時に、車両の減速開始が検出されると、排ガス再循環手段の作動を制御して吸気通路への排ガスの導入を停止する導入停止制御を実施している。
したがって、車両の減速開始時に吸気通路への排ガスの導入を停止することで、例えばアクセルペダルのオフから燃料カットが実施されるまでに、吸気に導入される排ガスの量が増加することによる燃焼悪化を防止することができ、車両のドライバビリティの悪化を防止することができる。
また、車両の減速開始時に導入停止制御を実施することで、車両の減速時を除く通常走行時に吸気通路への排ガスの導入が阻害されないので、排ガスの導入が可能な領域を増やすことができ、内燃機関の燃料消費量を低減できるので、車両の燃料消費率(燃費)を向上させることができる。
また、請求項2の発明によれば、内燃機関から駆動輪への動力の伝達を断接するクラッチが切断されている時には、吸気通路への排ガスの導入を停止する導入停止制御を実施しないようにしている。
したがって、クラッチが切断時には、内燃機関の燃焼悪化によるトルク変動が駆動輪に伝わりドライバビリティが悪化することがないので、内燃機関の燃料消費量の低減を優先させれば良く、例えば車速が極低速での走行等のようなクラッチの切断時には、吸気通路へ導入される排ガスの量が最適となるように排ガス再循環手段を最適に制御できるので、クラッチ切断領域では、内燃機関の燃料消費量を低減できるので、更に車両の燃費を向上させることができる。
また、請求項3の発明によれば、車両状態検出手段をアクセルペダルの操作を検出するアクセルペダル操作検出部と、車両の走行時にアクセルペダル操作検出部にてアクセルペダルの未操作が検出されると車両が減速を開始したと判定する減速判定部とで構成している。
例えばスロットルバルブの開度変化量にて車両の減速開始を判定する場合には、スロットルバルブの時間当たりの開度変化を算出して、算出結果に基づいて車両の減速開始を判定する必要があり、開度変化量の算出等の演算が介入することで車両の減速開始の判定までに時間を要する。
したがって、車両の走行時に、アクセルペダルが未操作であると車両が減速を開始したと判定することで、車両の減速開始の判定に不要な演算が介入することがないので、応答性をよくすることができる。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置が適用された車両の概略構成図である。 車両に搭載されるエンジンの概略構成図である。 エンジンコントロールユニットが実施する排ガス導入停止制御の制御フローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係るハイブリッド車両の制御装置を搭載した車両の概略構成図である。そして、図2は、車両に搭載されるエンジンの概略構成図である。以下、ハイブリッド車両の制御装置の構成を説明する。
図1に示すように、本発明に係るハイブリッド車両の制御装置が用いられる車両10は、当該車両10の走行装置として、図示しない燃料タンクより燃料配管を介して燃料が供給され、減速機90と駆動軸110を介して駆動輪120を駆動するエンジン(内燃機関)20と、高電圧バッテリ(二次電池)40及びジェネレータ(発電機)50より高電圧回路60を介して高電圧の電力が供給され、インバータ70により作動が制御され、減速機90と駆動軸110を介して駆動輪120を駆動するモータ(電動機)80と、を備え、図示しない充電リッドに外部電源より延びる充電ケーブルを接続し、充電器にて高電圧バッテリを充電することができるハイブリッド自動車である。
図1に示すように、本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、車両10に搭載されるエンジン20と、ジェネレータ50と、インバータ70と、モータ80と、クラッチ91を内蔵した減速機90と、アクセルポジションセンサ(アクセルペダル操作検出部)100と、エンジンコントロールユニット(内燃機関制御手段)200と、ハイブリッドコントロールユニット(減速判定部)300とで構成されている。
図2に示すように、エンジン20は、シリンダブロック21にシリンダヘッド22が載置されて構成されている。
シリンダブロック21には、シリンダ21aが形成されている。そして、シリンダ21a内には上下摺動可能にピストン23が設けられている。当該ピストン23は、コンロッド24を介してクランクシャフト25に連結されている。そして、シリンダ21aとシリンダヘッド22とピストン23で燃焼室26が形成されている。
シリンダヘッド22には、燃焼室26からシリンダヘッド22の一側面に向かってインテークポート22aが形成されており、燃焼室26からシリンダヘッド22の他側面に向かってエキゾーストポート22bが形成されている。そして、シリンダヘッド22には、燃焼室26とインテークポート22aとの連通及び遮断を行うインテークバルブ27と、燃焼室26とエキゾーストポート22bとの連通及び遮断を行うエキゾーストバルブ28が設けられている。また、シリンダヘッド22上部にはインテークバルブ27を駆動するインテークカム29を有したインテークカムシャフト30と、エキゾーストバルブ28を駆動するエキゾーストカム31を有したエキゾーストカムシャフト32とがそれぞれ設けられている。また、シリンダヘッド22の一側面にはインテークポート22aと連通するようにインテークマニフォールド33が接続されている。一方、シリンダヘッド22のインテークマニフォールド33が接続された側面とは反対側の側面には、エキゾーストポート22bと連通するようにエキゾーストマニフォールド34が接続されている。
インテークマニフォールド33の吸気上流端には図示しない吸気管、吸入空気流量を調節する図示しない電子制御スロットルバルブが設けられている。そして、電子制御スロットルバルブには、スロットルバルブの開き度合を検出する図示しないスロットルポジションセンサが備えられている。また、電子制御スロットルバルブの上流側の吸気管には吸入空気流量を検出する図示しないエアフローセンサが設けられているとともに、吸気管の吸気上流端には図示しないエアクリーナが設けられている。
また、エキゾーストマニフォールド34の排気下流端には、図示しない排気管を介して三元触媒等の排気浄化触媒が備えられている。
そして、インテークマニフォールド33とエキゾーストマニフォールド34には、燃焼室26より排出される排ガスの一部を吸気へ戻す、即ち排気再循環ガスを吸気に導入する排気再循環通路(排気再循環手段)35がインテークマニフォールド33とエキゾーストマニフォールド34とを連通するように設けられている。また、排気再循環通路35は、排ガスが吸気に戻る量、即ち排気再循環ガスの流量を調整する排気再循環バルブ(排気再循環手段)36を介してインテークマニフォールド33に接続されている。また、排気再循環通路35には、インテークマニフォールド33に導入する排ガスを冷却する排気再循環ガスクーラ(排気再循環手段)37が設けられている。
そして、エンジン20は、エンジン20の出力トルク及び回転速度を制御するために、燃焼室26内へ流入する空気の流量を制御する電子制御スロットルバルブやインテークポート22a内或いは燃焼室26内に燃料を供給する燃料噴射弁38や燃焼室26内の燃料と空気の混合気に点火する点火プラグ39等の複数の電子制御機器が備えている。また、エンジン20は、エンジン20の作動状態を把握するためのエンジン20の回転速度を検出するクランク角センサ等の複数のセンサを備えている。そして、エンジン20は、ハイブリッドコントロールユニット300よりエンジンコントロールユニット200へ供給される要求出力値等の制御信号に基づき、エンジンコントロールユニット200によって制御され動力を発生するものである。エンジン20で発生した動力は、変速比が固定されている減速機90を介してジェネレータ50と、減速機90に内蔵されるクラッチ91を介して駆動輪120を駆動する駆動軸110とに伝達される。
高電圧バッテリ40は、リチウムイオン電池等の二次電池で構成されるものである。また、高電圧バッテリ40は、電池セルを監視するセルモニタリングユニットを備える複数の電池セルを一つのモジュールとし更に複数のモジュールで構成される電池モジュールと、セルモニタリングユニットの出力信号に基づき電池モジュールの温度及び充電率(State Of Charge、以下、SOC)等を監視するバッテリモニタリングユニットとで構成されている。
ジェネレータ50は、エンジン20より出力される動力により駆動されて発電し、インバータ70を介して高電圧バッテリ40とモータ80とに電力を供給するものである。また、ジェネレータ50の作動は、インバータ70により制御される。
インバータ70は、図示しないモータコントロールユニットとジェネレータコントロールユニットを有し、ハイブリッドコントロールユニット300からの制御信号に基づきジェネレータ50の発電量及びモータ80の出力を制御するものである。
モータ80は、ジェネレータ50にて発電された電力或いは高電圧バッテリ40に蓄電された電力によって駆動される。そして、モータ80は、減速機90と駆動軸110を介して、駆動輪120を駆動するものである。
減速機90は、クラッチ91を内蔵している。そして、クラッチ91は、エンジン20と駆動軸110との間に介装され、ハイブリッドコントロールユニット300からの制御信号に基づき、駆動軸110へのエンジン20の動力の伝達を断接するものである。
アクセルポジションセンサ100は、アクセルペダルに設けられ、運転者によるアクセルペダルの操作量、即ちアクセル開度を検出するものである。そして、アクセルポジションセンサ100は、アクセル開度信号をハイブリッドコントロールユニット300に供給するものである。
エンジンコントロールユニット200は、エンジン20の総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央演算処理装置(CPU)及びタイマ等を含んで構成される。
エンジンコントロールユニット200の入力側には、エンジン20に備えられる電子制御スロットルバルブ等の複数の電子制御機器と、エンジン20に備えられるクランク角センサ等の複数のセンサと、ハイブリッドコントロールユニット300とが接続されており、これらの機器やセンサからの検出情報が入力される。
一方、エンジンコントロールユニット200の出力側には、エンジン20に備えられる電子制御スロットルバルブや排気再循環バルブ36や燃料噴射弁38や点火プラグ38等の複数の電子制御機器と、ハイブリッドコントロールユニット300が接続されている。
そして、エンジンコントロールユニット200は、ハイブリッドコントロールユニット300から送信されるエンジン出力の要求信号に基づいて、排ガス成分が規定値以下となるように排気再循環バルブ36の開度等を制御しつつ、ハイブリッドコントロールユニット300が要求するエンジン出力となるように上記複数の電子制御機器の作動を制御し燃料噴射量や吸入空気量等を制御する。また、エンジンコントロールユニット200は、後述するハイブリッド制御モードがパラレルモードであり、クラッチ91が完全に切断されていない時に、ハイブリッドコントロールユニット300より供給されるアイドルスイッチ信号がONとなると車両10が減速を開始したとして、排気再循環バルブ36を閉弁し、インテークマニフォールド33への排ガスの導入を停止する排ガス導入停止制御を実施する。
ハイブリッドコントロールユニット300は、車両10の総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央演算処理装置(CPU)及びタイマ等を含んで構成される。
ハイブリッドコントロールユニット300の入力側には、高電圧バッテリ40のバッテリモニタリングユニット、インバータ70のモータコントロールユニットとジェネレータコントロールユニット、アクセルポジションセンサ100、図示しない車速センサ等のセンサ及びエンジンコントロールユニット200が接続されており、これらの機器からの検出情報が入力される。
一方、ハイブリッドコントロールユニット300の出力側には、インバータ70のモータコントロールユニットとジェネレータコントロールユニット、減速機90及びエンジンコントロールユニット200が接続されている。なお、ハイブリッドコントロールユニット300とエンジンコントロールユニット200は、それぞれのコントロールユニットが相互接続され、高速で制御情報の転送を可能とするコントローラー・エリア・ネットワークで接続されている。
そして、ハイブリッドコントロールユニット300は、高電圧バッテリ40のバッテリモニタリングユニット、インバータ70のモータコントロールユニットとジェネレータコントロールユニット、アクセルポジションセンサ100や車速センサ等のセンサの検出情報に基づき、減速機90、エンジンコントロールユニット200、モータコントロールユニット及びジェネレータコントロールユニットに制御信号を送信してハイブリッド制御モードの切り換え、エンジン20とモータ80の出力、ジェネレータ50での発電量を制御するものである。
詳しくは、ハイブリッド制御モードは、電気自動車モード(以下、EVモード)とシリーズモードとパラレルモードとからなる。そして、ハイブリッドコントロールユニット300は、高電圧バッテリ40のSOCが十分であり、車速及び負荷が低いような場合には、ハイブリッド制御モードを電気自動車モード(以下、EVモード)とする。また、ハイブリッドコントロールユニット300は、EVモードを行うには高電圧バッテリ40のSOCが十分でない場合や加速時などで高電力を必要とする場合には、ハイブリッド制御モードをシリーズモードとする。そして、ハイブリッドコントロールユニット300は、エンジン20の効率がよい、即ちエンジン20の燃費のよい高速領域で走行する場合には、ハイブリッド制御モードをパラレルモードとする。また、ハイブリッドコントロールユニット300は、シリーズモード及びパラレルモードでは、ジェネレータ50での発電量、車速及び負荷に応じたエンジン20の出力トルクとなるようにエンジンコントロールユニット20に要求信号を送信する。
なお、EVモードは、エンジン20の作動を停止し、減速機90のクラッチ91を切断し、高電圧バッテリ40に蓄電された電力によってモータ80を駆動し、当該モータ80の動力で駆動輪120を駆動して車両10を走行させる、即ちエンジン20を作動させない後述するシリーズモードである。
また、シリーズモードは、減速機90のクラッチ91を切断し、エンジン20の作動を制御して、高電圧バッテリ40のSOCが所定値未満とならないように、エンジン20より出力された動力にてジェネレータ50を駆動する。そして、ジェネレータ50にて発電した電力にて高電圧バッテリ40を充電しつつ、ジェネレータ50にて発電した電力と高電圧バッテリ40に蓄電された電力とによってモータ80を駆動し、当該モータ80の動力にて駆動輪120を駆動して車両10を走行させる。即ちシリーズモードは、エンジン20の動力では、車両10を走行させないモードである。
そして、パラレルモードは、エンジン20の作動を制御して、エンジン20にてジェネレータ50を駆動する。そして、ジェネレータ50にて発電した電力と高電圧バッテリ40に蓄電された電力とによってモータ80を駆動し、当該モータ80の動力で駆動輪120を駆動する。更にパラレルモードは、減速機90のクラッチ91を接続し、エンジン20の作動を制御して、減速機90を介してエンジン20の動力で駆動輪120を駆動して車両1を走行させる。即ちパラレルモードは、モータ80とエンジン20の動力にて車両10を走行させる走行モードである。
また、ハイブリッドコントロールユニット300は、アクセルポジションセンサ100より供給されるアクセル開度信号が「0(ゼロ)」である時には、運転者がアクセルペダルを未操作であり、車両10の減速を開始したと判定して、エンジンコントロールユニット200に供給するアイドルスイッチ信号をONとする。
以下、このように構成された本発明に係るハイブリッド車両の制御装置のエンジンコントロールユニット200にて実施される排ガス導入停止制御について説明する。
図3は、エンジンコントロールユニット200が実施する排ガス導入停止制御の制御フローチャートである。
図3に示すように、ステップS10では、ハイブリッド制御モードがパラレルモードであるか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でハイブリッド制御モードがパラレルモードであれば、ステップS12に進む。また、判別結果が偽(No)でハイブリッド制御モードがパラレルモードでなければ、本ルーチンをリターンする。
ステップS12では、クラッチ91が完全に切断された状態か、否か判別する。判別結果が真(Yes)でクラッチ91が完全に切断された状態であれば、本ルーチンをリターンする。また、判別結果が偽(No)でクラッチ91が完全に切断された状でなければ、ステップS14に進む。なお、本実施例では、モータ80側又は駆動輪120側に接続されるクラッチ91aとエンジン20側に接続されるクラッチ91bとの回転速度差によりクラッチ91の結合状態(クラッチ91の完全な切断状態)の判定を行っており、これにより短時間で判定を行うようにしているが、例えばクラッチ91の作動を検出するセンサを設け、当該センサの検出値に基づいて検出を行ってもよいし、クラッチ91を作動させる油圧等の動力に基づいて検出を行ってもよい。
ステップS14では、アイドルスイッチ信号がONであるか、否かを判別する。即ち、運転者がアクセルペダル操作をやめ、車両10の減速が開始されたか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でアイドルスイッチ信号がONであり、運転者がアクセルペダル操作をやめ、車両10の減速が開始されていれば、ステップS16に進む。また、判別結果が偽(No)でアイドルスイッチ信号がONでなく、車両10の減速が開始されていなければ、本ルーチンをリターンする。
ステップS16では、排気再循環バルブ36を全閉にする。即ち、アイドルスイッチ信号がONとなることで、車両10が減速を開始したと判定し、排気再循環バルブ36を全閉として、吸気への排ガスの導入を停止する(本発明の導入停止制御に相当。)。そして、本ルーチンをリターンする。
このように、本発明に係るハイブリッド車両の制御装置では、ハイブリッド制御モードがパラレルモードで、クラッチ91が完全に切断されていない状態で、運転者がアクセルペダル操作をやめ車両10の減速が開始され、ハイブリッドコントロールユニット300からエンジンコントロールユニット200に供給されるアイドルスイッチ信号がONとなれば、排気再循環バルブ36を全閉として、吸気への排ガスの導入を停止している。
したがって、車両10の減速開始時にインテークマニフォールド33への排ガスの導入を停止することで、例えばアクセルペダルのオフから燃料カットが実施されるまでに、吸気に導入される排ガスの量が増加することによる燃焼悪化を防止することができ、車両10のドライバビリティの悪化を防止することができる。
また、車両10の減速開始時にインテークマニフォールド33への排ガスの導入を停止することで、車両10の減速時を除く通常走行時にインテークマニフォールド33への排ガスの導入が阻害されないので、排ガスの導入が可能な領域を増やすことができ、エンジン20の燃料消費量を低減できるので、車両10の燃料消費率(燃費)を向上させることができる。
また、車両10が極低速での走行である場合やシリーズモードでの走行である場合等のエンジン20から駆動輪120への動力の伝達を断接するクラッチ91が完全に切断されている時には、エンジン20の燃焼悪化によるトルク変動が駆動輪120に伝わりドライバビリティが悪化することがないので、エンジン20の燃料消費量の低減を優先させれば良く、インテークマニフォールド33への排ガスの導入の停止を実施しないようにすることで、例えばシリーズモードや車速が極低速のようなクラッチ91の完全な切断時には、インテークマニフォールド33へ導入される排ガスの量が最適となるように排気再循環バルブ36の開度を最適に制御できるので、シリーズモード走行中のエンジン20の燃焼効率を向上させ、更にエンジン10の燃料消費量を削減できるので、更に車両10の燃費を向上させることができる。
また、アクセルポジションセンサ100にて検出されるアクセル開度が「0(ゼロ)」であるときに、車両10の減速が開始されたと判定して、ハイブリッドコントロールユニット300よりエンジンコントロールユニット200に供給されるアイドルスイッチ信号をONとしている。
例えばスロットルバルブの開度変化量にて車両10の減速開始を判定する場合には、スロットルバルブの時間当たりの開度変化を算出して、算出結果に基づいて車両10の減速開始を判定する必要があり、開度変化量の算出等の演算が介入することで車両10の減速開始の判定までに時間を要する。
したがって、車両10の走行時に、アクセルペダルが未操作となり、アクセル開度が「0(ゼロ)」であると車両10が減速を開始したと判定することで、車両10の減速開始の判定に不要な演算が介入することがないので、応答性をよくすることができる。
以上で発明の実施形態の説明を終えるが、本発明の形態は実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態は、ハイブリッド制御モードをEVモードとシリーズモードとパラレルモードとを切り換え可能な車両としているが、これに限定されるものではなく、ハイブリッド制御モードがパラレルモードのみの車両に適用してももちろん問題ないことは言うまでもない。
10 車両
20 エンジン(内燃機関)
33 インテークマニフォールド(吸気通路)
34 エキゾーストマニフォールド(排気通路)
35 排気再循環通路(排ガス再循環手段)
36 排気再循環バルブ(排ガス再循環手段)
37 排気再循環ガスクーラ(排ガス再循環手段)
40 高電圧バッテリ(二次電池)
50 ジェネレータ(発電機)
80 モータ(電動機)
91 クラッチ
100 アクセルポジションセンサ(アクセルペダル操作検出部)
120 駆動輪
200 エンジンコントロールユニット(内燃機関制御手段)
300 ハイブリッドコントロールユニット(減速判定部)

Claims (3)

  1. 内燃機関の動力及び二次電池から供給される電力によって電動機が発生する動力にて駆動輪を駆動するパラレルモードにて走行可能なハイブリッド車両の制御装置において、
    前記内燃機関に設けられ、前記内燃機関の排気通路から吸気通路に排ガスを再循環させる排ガス再循環手段と、
    車両の走行状態を検出する車両状態検出手段と、
    前記車両状態検出手段にて検出される前記車両の状態に基づいて、前記排ガス再循環手段の作動を制御する内燃機関制御手段と、を備え、
    前記内燃機関制御手段は、前記パラレルモードでの走行時に、前記車両状態検出手段にて前記車両の減速開始が検出されると、前記排ガス再循環手段の作動を制御して前記吸気通路への前記排ガスの導入を停止する導入停止制御を実施することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記内燃機関と前記駆動輪との間に配設され、前記内燃機関から前記駆動輪への動力の伝達を断接するクラッチを備え、
    前記内燃機関制御手段は、前記クラッチが切断されている時には前記導入停止制御を実施しないことを特徴とする、請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記車両状態検出手段は、アクセルペダルの操作を検出するアクセルペダル操作検出部と、前記車両の走行時に前記アクセルペダル操作検出部にてアクセルペダルの未操作が検出されると前記車両が減速を開始したと判定する減速判定部とからなることを特徴とする、請求項1或いは2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
JP2013015822A 2013-01-30 2013-01-30 ハイブリッド車両の制御装置 Pending JP2014144749A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013015822A JP2014144749A (ja) 2013-01-30 2013-01-30 ハイブリッド車両の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013015822A JP2014144749A (ja) 2013-01-30 2013-01-30 ハイブリッド車両の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014144749A true JP2014144749A (ja) 2014-08-14

Family

ID=51425364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013015822A Pending JP2014144749A (ja) 2013-01-30 2013-01-30 ハイブリッド車両の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014144749A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112752689A (zh) * 2018-09-26 2021-05-04 日产自动车株式会社 电动车辆的控制方法以及电动车辆的驱动系统
CN112937542A (zh) * 2019-11-25 2021-06-11 现代自动车株式会社 控制混合动力车辆的装置和方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007230475A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の排気浄化システム
JP2010070031A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置
JP2011011647A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Mitsubishi Motors Corp ハイブリッド自動車
JP2013180719A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Denso Corp ハイブリッド車の制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007230475A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の排気浄化システム
JP2010070031A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置
JP2011011647A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Mitsubishi Motors Corp ハイブリッド自動車
JP2013180719A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Denso Corp ハイブリッド車の制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112752689A (zh) * 2018-09-26 2021-05-04 日产自动车株式会社 电动车辆的控制方法以及电动车辆的驱动系统
CN112752689B (zh) * 2018-09-26 2023-12-22 日产自动车株式会社 电动车辆的控制方法以及电动车辆的驱动系统
CN112937542A (zh) * 2019-11-25 2021-06-11 现代自动车株式会社 控制混合动力车辆的装置和方法
CN112937542B (zh) * 2019-11-25 2024-03-01 现代自动车株式会社 控制混合动力车辆的装置和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9180871B2 (en) Hybrid vehicle and control method for hybrid vehicle
US10513257B2 (en) Control device for hybrid vehicle
JP5618105B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US9821794B2 (en) Hybrid vehicle
US9046059B2 (en) Electric vehicle and fault detection method for exhaust gas recirculation system of internal combustion engine
JP5554391B2 (ja) 排ガス発電機を備えたハイブリッド車両の制御装置および排ガス発電機を備えたハイブリッド車両の制御方法
WO2016035188A1 (ja) 内燃機関搭載車両
EP2963262B1 (en) Controller for vehicle
US11207968B2 (en) Hybrid vehicle cruise control device
JP4100443B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US10302033B2 (en) Control system of internal combustion engine and control method for the control system
US9845090B2 (en) Hybrid vehicle
JP7196738B2 (ja) ハイブリッド車両
JP2014144749A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US11312364B2 (en) Hybrid vehicle
JP2014189081A (ja) ハイブリッド自動車
JP5760858B2 (ja) 車両の制御装置
JP5569374B2 (ja) 内燃機関装置および自動車
JP2014088132A (ja) 制御装置
JP2023040946A (ja) 車両の制御装置
JP2016112975A (ja) ハイブリッド車両の出力制御装置
JP2008195135A (ja) 動力出力装置およびその制御方法並びに車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161005

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170329