JP2014143895A - モータ装置 - Google Patents

モータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014143895A
JP2014143895A JP2013191109A JP2013191109A JP2014143895A JP 2014143895 A JP2014143895 A JP 2014143895A JP 2013191109 A JP2013191109 A JP 2013191109A JP 2013191109 A JP2013191109 A JP 2013191109A JP 2014143895 A JP2014143895 A JP 2014143895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
end side
coil
drive
side switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013191109A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6349658B2 (ja
Inventor
Junichi Magome
隼一 馬籠
Koji Yamaguchi
浩二 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2013191109A priority Critical patent/JP6349658B2/ja
Publication of JP2014143895A publication Critical patent/JP2014143895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6349658B2 publication Critical patent/JP6349658B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】スイッチドリラクタンスモータの駆動装置の信頼性及び寿命を向上させる。
【解決手段】一端側スイッチング素子14a1,14a2のいずれか1つと他端側スイッチング素子14b1,14b2のいずれか1つを駆動してコイル2c1,2c4への電流供給を行う第1駆動期間と、一端側スイッチング素子14a1,14a2のうち第1駆動期間で駆動されていないいずれか1つと他端側スイッチング素子14b1,14b2のうち第1駆動期間で駆動されていないいずれか1つとを駆動してコイルへの電流供給を行う第2駆動期間とを実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータ装置に関するものである。
永久磁石を必要としないモータとしてスイッチドリラクタンスモータが注目されている。このスイッチドリラクタンスモータは、例えば、特許文献1に示すように、複数の突極が形成されたロータ及びステータを備え、ステータの突極に設けられたコイルに電流を供給することによってロータを回転駆動するトルクを発生する。
スイッチドリラクタンスモータの各コイルの両端には、例えば特許文献2に示すように、各々スイッチング素子が接続されている。ここで、一方のスイッチング素子を第1スイッチング素子、他方のスイッチング素子を第2スイッチング素子とすると、各コイルに供給される電流は、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子をPWM(Pulse WidthModulation)制御することによって調節される。より詳細には、コイルへの給電期間を第1スイッチング素子のオン期間によって設定し、この給電期間中の電流量を第2スイッチング素子のオン期間を調節することによって制御している。
特開2010−93889号公報 特開2002−34300号公報
上述のようなPWM制御によると、第1スイッチング素子のオン期間中に第2スイッチング素子のスイッチングが繰り返されることによってコイルへの給電量が制御される。このため、第1スイッチング素子に対して、第2スイッチング素子のスイッチング回数が大幅に増加する。スイッチングを行うとスイッチング損失によりスイッチング素子が発熱するため、結果、第2スイッチング素子の発熱量が第1スイッチング素子よりも大幅に増えることになり、第2スイッチング素子の寿命を低下させる。
一般的に、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とは、1つの駆動回路に組み込まれており、いずれかのスイッチング素子が寿命となった場合には、駆動回路全体の修理や交換が必要となり、この間スイッチドリラクタンスモータの駆動を停止する必要が生じる。このため、第2スイッチング素子の寿命の低下は、駆動装置全体の信頼性及び寿命の低下を招くことになる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、スイッチドリラクタンスモータの駆動装置の信頼性及び寿命を向上させることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、ステータの突極に巻かれるコイルを有するスイッチドリラクタンスモータと、上記スイッチドリラクタンスモータを駆動及び制御する駆動制御手段とを備えるモータ装置であって、上記駆動制御手段が、上記コイルの一端に並列して接続される複数の一端側スイッチング素子と、上記コイルの他端に並列して接続される複数の他端側スイッチング素子とを備え、上記一端側スイッチング素子のいずれか1つと上記他端側スイッチング素子のいずれか1つを駆動して上記コイルへの電流供給を行う第1駆動期間と、上記一端側スイッチング素子のうち上記第1駆動期間で駆動されていないいずれか1つと上記他端側スイッチング素子のうち上記第1駆動期間で駆動されていないいずれか1つとを駆動して上記コイルへの電流供給を行う第2駆動期間とを実行するという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記駆動制御手段が、上記一端側スイッチング素子と上記他端側スイッチング素子とを各々2つ備え、上記第1駆動期間と上記第2駆動期間とを交互に実行するという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記駆動制御手段が、上記一端側スイッチング素子及び上記他端側スイッチング素子を有する駆動回路と、上記第1駆動期間及び上記第2駆動期間に応じて、上記一端側スイッチング素子及び上記他端側スイッチング素子の駆動信号であるパルス信号を生成すると共に、当該パルス信号を上記駆動回路に供給する駆動回路制御装置とを備えるという構成を採用する。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記駆動回路制御装置が、スイッチドリラクタンスモータのロータの回転角度を検出する回転角度検出部を備え、当該回転角度検出部の検出結果に基づいて上記第1駆動期間と上記第2駆動期間とを切り替えるという構成を採用する。
第5の発明は、上記第4の発明において、上記駆動回路制御装置が、上記ロータが1回転するごとに上記第1駆動期間と上記第2駆動期間とを切り替えるという構成を採用する。
第6の発明は、上記第3〜第5のいずれか1つの発明において、上記駆動回路制御装置は、上記一端側スイッチング素子及び上記他端側スイッチング素子の状態を検出する状態検出手段と、前記状態検出手段による検出結果に基づいて複数の一端側スイッチング素子及び複数の他端側スイッチング素子の少なくとも1つに故障が発生していると判断した場合には、故障動作モードに移行し、故障していない前記一端側スイッチング素子及び前記他端側スイッチング素子を駆動するための制御処理を実行する制御処理手段とを備えるという構成を採用する。
第7の発明は、上記第6の発明において、上記状態検出手段は、上記一端側スイッチング素子及び上記他端側スイッチング素子のエラーを検出するエラー検出機能を有するスイッチング素子ドライバであるという構成を採用する。
第8の発明は、上記第6の発明において、上記状態検出手段は、上記一端側スイッチング素子及び上記他端側スイッチング素子各々の両端に接続される電圧センサであるという構成を採用する。
第9の発明は、上記第6の発明において、上記状態検出手段は、上記コイルへの供給電流を検出する電流センサであるという構成を採用する。
本発明によれば、コイルの一端に接続される一端側スイッチング素子及びコイルの他端に接続される他端側スイッチング素子が、各々複数コイルに対して並列接続されている。
さらに、第1駆動期間と第2駆動期間とで、複数の一端側スイッチング素子のうち異なるものが駆動され、複数の他端側スイッチング素子のうち異なるものが駆動される。このため、駆動されるスイッチング素子が時系列的に変更され、1つのスイッチング素子に対して必ず駆動されていない期間を設けることができる。この結果、スイッチング素子の寿命が向上し、スイッチドリラクタンスモータの駆動装置(駆動制御手段)の信頼性及び寿命を向上させることが可能となる。
本発明の第1実施形態におけるモータ装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態におけるモータ装置が備える駆動回路及びコイルを示す回路図である。 本発明の第1実施形態におけるモータ装置が備えるスイッチング素子及びコイルに供給される信号の波形を示す模式図である。 本発明の第1実施形態におけるモータ装置の変形例においてスイッチング素子及びコイルに供給される信号の波形を示す模式図である。 本発明の第2実施形態におけるモータ装置の要部を示す構成図である。 本発明の第2実施形態におけるモータ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態におけるモータ装置が備えるスイッチング素子及びコイルに供給される信号の波形を示す模式図である。 本発明の第2実施形態におけるモータ装置の要部の変形例を示す構成図である。 本発明の第2実施形態におけるモータ装置の要部の変形例を示す構成図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るモータ装置の実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
〔第1実施形態〕
初めに第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態のモータ装置1の概略構成図である。この図に示すように、本実施形態のモータ装置1は、スイッチドリラクタンスモータ2と、駆動制御部3(駆動制御手段)とを備えている。
スイッチドリラクタンスモータ2は、ステータ2aと、ロータ2bと、コイル2cとを備えている。ステータ2aは、ロータ2bの回転軸方向から見て、ロータ2bを囲う略円筒形状の部材であり、鉄等の磁性体によって形成されている。図1に示すように、このステータ2aの内周側には、6つの突極2a1〜2a6が設けられている。これらの突極2a1〜2a6は、周方向に等間隔で配置されている。ロータ2bは、ステータ2aの内部に収容された略円柱状の部材であり、ステータ2aと同様に、鉄等の磁性体によって形成されている。図1に示すように、このロータ2b外周側には、4つの突極2b1〜2b4が設けられている。これらの突極2b1〜2b4は、周方向に等間隔で配置されている。
コイル2cは、ステータ2aの各突極2a1〜2a6に巻回されるようにして設けられている。なお、以下の説明において、突極2a1に設けられるコイル2cをコイル2c1と称し、突極2a2に設けられるコイル2cをコイル2c2と称し、突極2a3に設けられるコイル2cをコイル2c3と称し、突極2a4に設けられるコイル2cをコイル2c4と称し、突極2a5に設けられるコイル2cをコイル2c5と称し、突極2a6に設けられるコイル2cをコイル2c6と称する。これらのコイル2cは、電流が供給されることによって、ロータ2bを回転駆動するための磁界を形成する。
なお、これらのコイル2cは、ロータ2bの回転軸を中心とする回転角度の位相に応じて3つの相に分類されている。本実施形態においては、回転するロータ2bの突極2b1〜2b4と対向するタイミングごとに3つの相(A相〜C相)が存在し、コイル2c1とコイル2c4とがA相に属し、コイル2c3とコイル2c6とがB相に属し、コイル2c2とコイル2c5とがC相に属している。同じ相に属するコイル2cは、ロータ2bが回転しているときに、同じタイミングでロータ2bのいずれかの突極2b1〜2b4に対向配置される。例えば、本実施形態では、図1に示すように、A相に属するコイル2c1が突極2b1に対向配置されているときには、同じくA相に属するコイル2c4が突極2b3と対向配置され、他の相(B相及びC相)に属するコイル2cはいずれの突極2b1〜2b4とも対向配置されない。これからロータ2bが右回転すると、B相に属するコイル2c3が突極2b2と対向配置され、同じくB相に属するコイル2c6が突極2b4と対向配置され、他の相(A相及びC相)に属するコイル2cはいずれの突極2b1〜2b4とも対向配置されない。さらに、ロータ2bが右回転すると、C相に属するコイル2c2が突極2b1と対向配置され、同じくC相に属するコイル2c5が突極2b3と対向配置され、他の相(A相及びB相)に属するコイル2cはいずれの突極2b1〜2b4とも対向配置されない。
駆動制御部3は、駆動回路3aと、駆動回路制御装置3bと、回転センサ3c(回転角度検出部)とを備えている。図2は、駆動回路3aとコイル2cとを含む回路図である。
この図に示すように駆動回路3aは、直流電源10と、陽極ライン11と、陰極ライン12と、平滑コンデンサ13と、3つのブリッジ回路14〜16とを備えている。
直流電源10は、バッテリ等からなり、正側端子に陽極ライン11が接続され、負側端子に陰極ライン12が接続されている。陽極ライン11は直流電源10の正側端子に接続された電気配線であり、陰極ライン12は直流電源10の負側端子に接続された電気配線である。平滑コンデンサ13は、陽極側のリード線が陽極ライン11に接続され、陰極側のリード線が陰極ライン12に接続されている。
ブリッジ回路14〜16は、A相〜C相の相ごとに対応して設けられている。ここでは、ブリッジ回路14がA相に対して設けられており、ブリッジ回路15がB相に対して設けられており、ブリッジ回路16がC相に対して設けられている。
A相に属するコイル2c1及びコイル2c4は、図2に示すように直列接続されている。ブリッジ回路14は、これらの直列接続されたコイル2c1及びコイル2c4と接続されている。このブリッジ回路14は、直列接続されたコイル2c1及びコイル2c4の一端側に接続される第1レグ14aと、直列接続されたコイル2c1及びコイル2c4の他端側に接続される第2レグ14bとによって構成されている。また、第1レグ14aは、陽極ライン11とコイル2c1及びコイル2c4とを接続するスイッチング素子14a1(一端側スイッチング素子)と、陰極ライン12とコイル2c1及びコイル2c4とを接続するスイッチング素子14a2(一端側スイッチング素子)とが直列接続された構成とされている。なお、これらのスイッチング素子14a1及びスイッチング素子14a2は、図2に示すように、コイル2c1及びコイル2c4に対しては並列して接続されている。また、第2レグ14bは、陰極ライン12とコイル2c1及びコイル2c4とを接続するスイッチング素子14b1(他端側スイッチング素子)と、陽極ライン11とコイル2c1及びコイル2c4とを接続するスイッチング素子14b2(他端側スイッチング素子)とが直列接続された構成とされている。なお、これらのスイッチング素子14b1及びスイッチング素子14b2は、コイル2c1及びコイル2c4に対しては並列して接続されている。
これらのスイッチング素子14a1、スイッチング素子14a2、スイッチング素子14b1及びスイッチング素子14b2は、例えばIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)からなる。これらのスイッチング素子14a1、スイッチング素子14a2、スイッチング素子14b1及びスイッチング素子14b2は、供給されるパルス信号の電圧が高い場合にオン状態として電流を流し、供給されるパルス信号の電圧が低い場合にオフ状態として電流を遮断する、いわゆるスイッチングを行う。
B相に属するコイル2c3及びコイル2c6は、図2に示すように直列接続されている。ブリッジ回路15は、これらの直列接続されたコイル2c3及びコイル2c6と接続されている。このブリッジ回路15は、直列接続されたコイル2c3及びコイル2c6の一端側に接続される第1レグ15aと、直列接続されたコイル2c3及びコイル2c6の他端側に接続される第2レグ15bとによって構成されている。また、第1レグ15aは、陽極ライン11とコイル2c3及びコイル2c6とを接続するスイッチング素子15a1(一端側スイッチング素子)と、陰極ライン12とコイル2c3及びコイル2c6とを接続するスイッチング素子15a2(一端側スイッチング素子)とが直列接続された構成とされている。なお、これらのスイッチング素子15a1及びスイッチング素子15a2は、図2に示すように、コイル2c3及びコイル2c6に対しては並列して接続されている。また、第2レグ15bは、陰極ライン12とコイル2c3及びコイル2c6とを接続するスイッチング素子15b1(他端側スイッチング素子)と、陽極ライン11とコイル2c3及びコイル2c6とを接続するスイッチング素子15b2(他端側スイッチング素子)とが直列接続された構成とされている。なお、これらのスイッチング素子15b1及びスイッチング素子15b2は、コイル2c3及びコイル2c6に対しては並列して接続されている。
これらのスイッチング素子15a1、スイッチング素子15a2、スイッチング素子15b1及びスイッチング素子15b2は、例えばIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)からなる。これらのスイッチング素子15a1、スイッチング素子15a2、スイッチング素子15b1及びスイッチング素子15b2は、供給されるパルス信号の電圧が高い場合にオン状態として電流を流し、供給されるパルス信号の電圧が低い場合にオフ状態として電流を遮断する、いわゆるスイッチングを行う。
C相に属するコイル2c2及びコイル2c5は、図2に示すように直列接続されている。ブリッジ回路16は、これらの直列接続されたコイル2c2及びコイル2c5と接続されている。このブリッジ回路16は、直列接続されたコイル2c2及びコイル2c5の一端側に接続される第1レグ16aと、直列接続されたコイル2c2及びコイル2c5の他端側に接続される第2レグ16bとによって構成されている。また、第1レグ16aは、陽極ライン11とコイル2c2及びコイル2c5とを接続するスイッチング素子16a1(一端側スイッチング素子)と、陰極ライン12とコイル2c2及びコイル2c5とを接続するスイッチング素子16a2(一端側スイッチング素子)とが直列接続された構成とされている。なお、これらのスイッチング素子16a1及びスイッチング素子16a2は、図2に示すように、コイル2c2及びコイル2c5に対しては並列して接続されている。また、第2レグ16bは、陰極ライン12とコイル2c2及びコイル2c5とを接続するスイッチング素子16b1(他端側スイッチング素子)と、陽極ライン11とコイル2c2及びコイル2c5とを接続するスイッチング素子16b2(他端側スイッチング素子)とが直列接続された構成とされている。なお、これらのスイッチング素子16b1及びスイッチング素子16b2は、コイル2c2及びコイル2c5に対しては並列して接続されている。
これらのスイッチング素子16a1、スイッチング素子16a2、スイッチング素子16b1及びスイッチング素子16b2は、例えばIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)からなる。これらのスイッチング素子16a1、スイッチング素子16a2、スイッチング素子16b1及びスイッチング素子16b2は、供給されるパルス信号の電圧が高い場合にオン状態として電流を流し、供給されるパルス信号の電圧が低い場合にオフ状態として電流を遮断する、いわゆるスイッチングを行う。
このような駆動回路3aは、駆動回路制御装置3bから供給されるパルス信号に基づいて、コイル2cに対して電流を供給する。例えば、ブリッジ回路14のスイッチング素子14a1とスイッチング素子14b1とをオン状態とするパルス信号が供給されると、ブリッジ回路14に接続されたコイル2c1及びコイル2c4(すなわちA相に属するコイル2c)に電流が供給される。また、ブリッジ回路14のスイッチング素子14a2とスイッチング素子14b2とをオン状態とするパルス信号が供給されると、ブリッジ回路14に接続されたコイル2c1及びコイル2c4(すなわちA相に属するコイル2c)に正負が反転した電流が供給される。なお、コイル2cに対して供給される電流の向きがどちら向きであっても、コイル2cは電流が供給されることによって、ロータ2bの突極(突極2b1、突極2b2、突極2b3あるいは突極2b4)を引き付ける磁力を発生する。
つまり、コイル2cに対して供給される電流の向きは、ロータ2bを所望の方向に回転させる上で、どちらであっても良い。
ブリッジ回路15のスイッチング素子15a1とスイッチング素子15b1とをオン状態とするパルス信号が供給されると、ブリッジ回路15に接続されたコイル2c3及びコイル2c6(すなわちB相に属するコイル2c)に電流が供給される。ブリッジ回路15のスイッチング素子15a2とスイッチング素子15b2とをオン状態とするパルス信号が供給されると、ブリッジ回路15に接続されたコイル2c3及びコイル2c6(すなわちB相に属するコイル2c)に正負が反転した電流が供給される。
ブリッジ回路16のスイッチング素子16a1とスイッチング素子16b1とをオン状態とするパルス信号が供給されると、ブリッジ回路16に接続されたコイル2c2及びコイル2c5(すなわちC相に属するコイル2c)に電流が供給される。ブリッジ回路16のスイッチング素子16a2とスイッチング素子16b2とをオン状態とするパルス信号が供給されると、ブリッジ回路16に接続されたコイル2c2及びコイル2c5(すなわちC相に属するコイル2c)に正負が反転した電流が供給される。
図1に戻り、駆動回路制御装置3bは、例えばマイクロコントローラ等によって構成されており、機能構成上、PWM制御部3b1と、フラグ生成部3b2とを有している。PWM制御部3b1は、スイッチドリラクタンスモータ2の回転速度を示す外部からの指令に基づいて、当該回転速度に応じた通電周期(1つのコイル2cに対する制御の単位時間)のパルス信号を生成して駆動回路3aに供給する。また、PWM制御部3b1は、回転センサ3cから入力されるロータ2bの回転角度を示す検出信号(検出結果)に基づき、スイッチドリラクタンスモータ2の実際の回転速度をモニタリングしながら、パルス信号の周期を調節する。また、PWM制御部3b1は、フラグ生成部3b2から供給されるフラグ信号に基づいて、各スイッチング素子(スイッチング素子14a1、スイッチング素子14b1、スイッチング素子15a1、スイッチング素子15b1、スイッチング素子16a1及びスイッチング素子16b1)に供給するパルス信号のパルス幅を調節する。
なお、このPWM制御部3b1で生成するパルス信号については、後の動作説明において詳細に説明する。
フラグ生成部3b2は、回転センサ3cから入力される検出信号(検出結果)に基づいて、フラグを生成する。本実施形態においては、フラグ生成部3b2は、ロータ2bが1回転するごとに、第1フラグと第2フラグとを交互に生成する。このようなフラグ生成部3b2は、生成したフラグをPWM制御部3b1に供給する。
なお、PWM制御部3b1は、フラグ生成部3b2から第1フラグを供給されたときには、ブリッジ回路14においてはスイッチング素子14a1及びスイッチング素子14b1に供給する駆動信号(パルス信号)を生成し、ブリッジ回路15においてはスイッチング素子15a1及びスイッチング素子15b1に供給する駆動信号(パルス信号)を生成し、ブリッジ回路16においてはスイッチング素子16a1及びスイッチング素子16b1に供給する駆動信号(パルス信号)を生成する。また、PWM制御部3b1は、スイッチング素子14a1及びスイッチング素子14b2に対しては、一方のオン期間(オン状態の期間)中に他方のオン期間とオフ期間(オフ状態の期間)とが複数回繰り返されるようなパルス信号を生成する。また、PWM制御部3b1は、スイッチング素子15a1及びスイッチング素子15b1、または、スイッチング素子16a1及びスイッチング素子16b1に対しても、同様に、一方のオン期間(オン状態の期間)中に他方のオン期間とオフ期間(オフ状態の期間)とが複数回繰り返されるようなパルス信号を生成する。
また、PWM制御部3b1は、フラグ生成部3b2から第2フラグを供給されたときは、ブリッジ回路14においてはスイッチング素子14a2及びスイッチング素子14b2に供給する駆動信号(パルス信号)を生成し、ブリッジ回路15においてはスイッチング素子15a2及びスイッチング素子15b2に供給する駆動信号(パルス信号)を生成し、ブリッジ回路16においてはスイッチング素子16a2及びスイッチング素子16b2に供給する駆動信号(パルス信号)を生成する。また、PWM制御部3b1は、スイッチング素子14a2及びスイッチング素子14b2に対しては、一方のオン期間(オン状態の期間)中に他方のオン期間とオフ期間(オフ状態の期間)とが複数回繰り返されるようなパルス信号を生成する。また、PWM制御部3b1は、スイッチング素子15a2及びスイッチング素子15b2、または、スイッチング素子16a2及びスイッチング素子16b2に対しても、同様に、一方のオン期間(オン状態の期間)中に他方のオン期間とオフ期間(オフ状態の期間)とが複数回繰り返されるようなパルス信号を生成する。
ここで、ブリッジ回路14においてはスイッチング素子14a1及びスイッチング素子14b1に供給する駆動信号(パルス信号)を生成し、ブリッジ回路15においてはスイッチング素子15a1及びスイッチング素子15b1に供給する駆動信号(パルス信号)を生成し、ブリッジ回路16においてはスイッチング素子16a1及びスイッチング素子16b1に供給する駆動信号(パルス信号)を生成する期間を第1駆動期間とし、ブリッジ回路14においてはスイッチング素子14a2及びスイッチング素子14b2に供給する駆動信号(パルス信号)を生成し、ブリッジ回路15においてはスイッチング素子15a2及びスイッチング素子15b2に供給する駆動信号(パルス信号)を生成し、ブリッジ回路16においてはスイッチング素子16a2及びスイッチング素子16b2に供給する駆動信号(パルス信号)を生成する期間を第2駆動期間とすると、PWM制御部3b1は、これらの第1駆動期間と第2駆動期間とを交互に実行する。
すなわち、本実施形態においては、コイル2cの一端に2つのスイッチング素子(例えばスイッチング素子14a1及びスイッチング素子14a2)が並列して接続され、コイル2cの他端にも2つのスイッチング素子(例えばスイッチング素子14b1及びスイッチング素子14b2)が並列して接続されている。PWM制御部3b1は、コイル2cの一端側に接続された2つのスイッチング素子のうち1つ(例えば陽極ライン11に接続されたスイッチング素子14a1)と、コイル2cの他端側に接続された2つのスイッチング素子のうち1つ(例えば陰極ライン12に接続されたスイッチング素子14b1)とを第1駆動期間において駆動することでコイル2cに対して電流を供給する。また、PWM制御部3b1は、コイル2cの一端側に接続された2つのスイッチング素子のうち第1駆動期間で駆動されていないスイッチング素子(例えば陰極ライン12に接続されたスイッチング素子14a2)と、コイル2cの他端側に接続された2つのスイッチング素子のうち第1駆動期間で駆動されていないスイッチング素子(例えば陽極ライン11に接続されたスイッチング素子14b2)とを第2駆動期間において駆動することでコイル2cに対して電流を供給する。このような第1駆動期間と第2駆動期間とが交互に繰り返される。
回転センサ3cは、スイッチドリラクタンスモータ2に接続されており、ロータ2bの回転角度を検出し、その検出結果を検出信号として出力するものであり、例えばロータリエンコーダからなる。
次に、このように構成された本実施形態のモータ装置1の動作について説明する。
外部からの指令信号が駆動制御部3に入力されると、PWM制御部3b1は、図3に示すように、ブリッジ回路14のスイッチング素子14a1に供給する駆動信号であるパルス信号Q1と、ブリッジ回路14のスイッチング素子14b1に供給する駆動信号であるパルス信号Q2と、ブリッジ回路14のスイッチング素子14a2に供給する駆動信号であるパルス信号Q3と、ブリッジ回路14のスイッチング素子14b2に供給する駆動信号であるパルス信号Q4とを生成する。
このとき、フラグ生成部3b2は、第1フラグ及び第2フラグのいずれかを生成してPWM制御部3b1に供給する。スイッチドリラクタンスモータ2が停止された状態から起動するときには、第1フラグ及び第2フラグのいずれかが先に生成されても良いが、ここでは便宜的に第1フラグが生成されるものとする。PWM制御部3b1は、フラグ生成部3b2から第1フラグを示す信号が供給されると、図3に示すように、パルス信号Q1とパルス信号Q2とを生成し、パルス信号Q1をブリッジ回路14のスイッチング素子14a1に供給し、パルス信号Q2をブリッジ回路14のスイッチング素子14b1に供給する。この結果、コイル2c1及びコイル2c4に、図3に示すような電流Iが供給され、コイル2c1及びコイル2c4によって磁界が形成され、ロータ2bを回転駆動するトルクが生じる。
なお、PWM制御部3b1は、それぞれタイミングをずらして、ブリッジ回路15のスイッチング素子15a1とブリッジ回路16のスイッチング素子16a1とにパルス信号Q1を供給し、ブリッジ回路15のスイッチング素子15b1とブリッジ回路16のスイッチング素子16b1とにパルス信号Q2を供給する。これによって、ロータ2bの回転を持続するための回転磁界が形成される。
ロータ2bが1回転される(4つの通電周期が経過する)すなわち1モータ回転周期が経過すると、フラグ生成部3b2は、回転センサ3cの検出信号に基づいてロータ2bが1回転したことを検出し、第2フラグを生成してPWM制御部3b1に供給する。PWM制御部3b1は、フラグ生成部3b2から第2フラグを示す信号が供給されると、図3に示すように、パルス信号Q3とパルス信号Q4とを生成し、パルス信号Q3をブリッジ回路14のスイッチング素子14a2に供給し、パルス信号Q4をブリッジ回路14のスイッチング素子14b2に供給する。この結果、コイル2c1及びコイル2c4に、図3に示すような電流Iが供給され、コイル2c1及びコイル2c4によって磁界が形成され、ロータ2bを回転駆動するトルクが生じる。
なお、PWM制御部3b1は、それぞれタイミングをずらして、ブリッジ回路15のスイッチング素子15a2とブリッジ回路16のスイッチング素子16a2とにパルス信号Q3を供給し、ブリッジ回路15のスイッチング素子15b2とブリッジ回路16のスイッチング素子16b2とにパルス信号Q4を供給する。これによって、ロータ2bの回転を持続するための回転磁界が形成される。
再び、ロータ2bが1回転されると、フラグ生成部3b2によって第1フラグが生成され、上記動作が繰り返される。
以上のような本実施形態のモータ装置1によれば、コイル2cの一端に接続されるスイッチング素子(例えば、スイッチング素子14a1及びスイッチング素子14a2)及びコイル2cの他端側に接続されるスイッチング素子(例えば、スイッチング素子14b1及びスイッチング素子14b2)が、各々がコイル2cに対して2つずつ並列接続されている。さらに、第1駆動期間(図3におけるAで示す期間)と第2駆動期間(図3におけるBで示す期間)とで、2つの一端側のスイッチング素子のうち異なるものが駆動され、同じく2つの他端側のスイッチング素子のうち異なるものが駆動される。このため、駆動されるスイッチング素子が時系列的に変更され、1つのスイッチング素子に対して必ず駆動されていない期間を設けることができる。この結果、スイッチング素子の寿命が向上し、スイッチドリラクタンスモータの駆動装置(駆動制御部3)の信頼性及び寿命を向上させることが可能となる。
また、本実施形態のモータ装置1においては、各コイル2cの端部に対して2つずつのスイッチング素子が接続され、第1駆動期間と第2駆動期間とを交互に行っている。このため、単純な制御によって、スイッチング素子の寿命が向上し、スイッチドリラクタンスモータの駆動装置(駆動制御部3)の信頼性及び寿命を向上させることが可能となる。
また、本実施形態のモータ装置1においては、駆動制御部3は、駆動回路3aと、駆動回路制御装置3bとを備える構成を採用している。このような構成を採用する本実施形態のモータ装置1によれば、簡易な構成にて、スイッチドリラクタンスモータの駆動装置(駆動制御部3)の信頼性及び寿命を向上させることが可能となる。
また、本実施形態のモータ装置1においては、回転センサ3cの検出結果に基づいて、フラグ生成部3b2が第1駆動期間と第2駆動期間とを切り替えるための第1フラグ及び第2フラグを生成する構成を採用している。このような構成を採用する本実施形態のモータ装置1によれば、ロータ2bの回転角度を直接検出するための回転センサ3cが設けられているため、モータの回転周期を確実に検出することができ、第1駆動期間と第2駆動期間との切り替えタイミングを、ロータ2bの回転周期に合わせて正確に設定することが可能となる。
また、本実施形態のモータ装置1においては、例えば、1つのブリッジ回路において、いずれかのスイッチング素子が故障した場合であっても、そのスイッチング素子を除いてコイル2cに対して電流を供給することが可能である。例えば、ブリッジ回路14においてスイッチング素子14a1が故障した場合であっても、スイッチング素子14a2とスイッチング素子14b2とを駆動することによってコイル2cに対して電流を供給することができる。このため、第1駆動期間と第2駆動期間とを交互に実行することはできなくなるものの、いずれかのスイッチング素子が故障した場合であっても、動作を維持することが可能となる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係るモータ装置1について説明する。
第2実施形態は、図5に示すように、ゲートドライバ21,22(スイッチング素子ドライバ)及びマイコン23(制御処理手段)を備える。このゲートドライバ21,22及びマイコン23は、図1、2に図示されていないが、第1実施形態にも搭載されている。
第2実施形態は、ゲートドライバ21,22がスイッチング素子14a1,14a2,14b1,14b2のエラーを検出するエラー検出機能を有し、またマイコン23がゲートドライバ21,22によるエラー検出結果に基づいてスイッチング素子14a1,14a2,14b1,14b2の動作を制御する点において、上記第1実施形態と相違する。これ以外の構成要素については第1実施形態と同様である。よって、第2実施形態において第1実施形態と同様の構成要素については説明を省略する。
ゲートドライバ21は、スイッチング素子14a1,14a2を駆動するためのドライバであり、フラグ生成部3b2から供給されるフラグ信号に基づいてパルス幅を調節したパルス信号を生成し、該パルス信号をスイッチング素子14a1,14a2に出力し、PWM制御部3b1を構成する1構成要素である。このようなゲートドライバ21は、スイッチング素子14a1,14a2のエラーを検出するエラー検出機能を備える。
ゲートドライバ22は、スイッチング素子14b1,14b2を駆動するためのドライバであり、フラグ生成部3b2から供給されるフラグ信号に基づいてパルス幅を調節したパルス信号を生成し、該パルス信号をスイッチング素子14b1,14b2に出力し、PWM制御部3b1を構成する1構成要素である。このようなゲートドライバ22は、スイッチング素子14b1,14b2のエラーを検出するエラー検出機能を備える。
また、本実施形態は、図示していないが、上記ゲートドライバ21,22以外にも、スイッチング素子15a1,15a2,15b1,15b2,16a1,16a2,16b1,16b2を駆動すると共に、エラーを検出するエラー検出機能を有するゲートドライバを備える。このゲートドライバ及び上記ゲートドライバ21,22によってPWM制御部3b1は構成されている。
マイコン23は、マイクロプロセッサやメモリ等を備え、モータ用制御プログラムに基づいて機能するソフトウエア型制御装置であり、モータ装置1を全体的に統括制御し、上述したフラグ生成部3b2を有する。詳細については後述するが、このようなマイコン23は、ゲートドライバ21,22から入力されるエラー信号に基づいてスイッチング素子14a1,14a2,14b1,14b2の故障を判断して、スイッチング素子14a1,14a2,14b1,14b2のスイッチング動作を制御する。
次に、このように構成された本第2実施形態の動作について図6を参照して説明する。以下では、上述した第1実施形態における4つの通電周期各々を、第1モード、第2モード、第3モード及び第4モードとする(図7参照)。
第1モードでは、スイッチング素子14a1がオン状態であり、かつスイッチング素子14b1が細かくスイッチングされる。また、第2モードでは、スイッチング素子14a1が細かくスイッチングされ、かつスイッチング素子14b1がオン状態である。また、第3モードは、スイッチング素子14a2がオン状態であり、かつスイッチング素子14b2が細かくスイッチングされる。また、第4モードは、スイッチング素子14a2が細かくスイッチングされ、かつスイッチング素子14b2がオン状態である。
まず、マイコン23は、図6に示すように、ゲートドライバ21,22を制御して、第1モードの通電周期を開始する(ステップS1)。そして、マイコン23は、ゲートドライバ21,22から入力されるエラー信号に基づいてスイッチング素子14a1,14b1の故障の検出を実行する(ステップS2)。つまり、マイコン23は、ステップS2の処理において、ゲートドライバ21,22から入力されるエラー信号に基づいてスイッチング素子14a1,14b1が故障したか否か判定する。
マイコン23は、スイッチング素子14a1,14b1の少なくとも一方が故障している場合(YESの場合)、ゲートドライバ21,22を制御して、第3モードの通電周期を開始する(ステップS7)。つまり、マイコン23は、スイッチング素子14a1,14b1の少なくとも一方が障している場合、故障しているスイッチング素子14a1,14b1を駆動させず、故障していないスイッチング素子14a2,14b2を駆動させるように制御処理を実行する。
一方、マイコン23は、スイッチング素子14a1,14b1が故障していない場合(NOの場合)、第1モードの通電周期が終了したか否か判定する(ステップS3)。ここで、マイコン23は、第1モードの通電周期の開始から経過した時間に基づいて第1モードの通電周期の終了を判断する。
マイコン23は、上記ステップS3の処理において、第1モードの通電周期が終了していないと判定した場合(NOの場合)、上述したステップS2の判定処理を繰り返す。一方、マイコン23は、第1モードの通電周期が終了したと判定した場合(YESの場合)、ゲートドライバ21,22を制御して、第2モードの通電周期を開始する(ステップS4)。
そして、マイコン23は、ゲートドライバ21,22から入力されるエラー信号に基づいてスイッチング素子14a1,14b1の故障の検出を実行する(ステップS5)。つまり、マイコン23は、ステップS5の処理において、ゲートドライバ21,22から入力されるエラー信号に基づいてスイッチング素子14a1,14b1が故障したか否か判定する。
マイコン23は、スイッチング素子14a1,14b1が故障している場合(YESの場合)、上記ステップS7の処理に移行する。つまり、マイコン23は、スイッチング素子14a1,14b1が故障している場合、故障動作モードに移行して、故障しているスイッチング素子14a1,14b1を駆動させず、故障していないスイッチング素子14a2,14b2を駆動させるように制御処理を実行する。
一方、マイコン23は、スイッチング素子14a1,14b1が故障していない場合(NOの場合)、第2モードの通電周期が終了したか否か判定する(ステップS6)。ここで、マイコン23は、第2モードの通電周期の開始から経過した時間に基づいて第2モードの通電周期の終了を判断する。
マイコン23は、上記ステップS6の処理において、第2モードの通電周期が終了していないと判定した場合(NOの場合)、上述したステップS5の判定処理を繰り返す。一方、マイコン23は、第2モードの通電周期が終了したと判定した場合(YESの場合)、上記ステップS7の処理に移行する。
そして、マイコン23は、ゲートドライバ21,22から入力されるエラー信号に基づいてスイッチング素子14a2,14b2の故障の検出を実行する(ステップS8)。つまり、マイコン23は、ステップS8の処理において、ゲートドライバ21,22から入力されるエラー信号に基づいてスイッチング素子14a2,14b2が故障したか否か判定する。
マイコン23は、スイッチング素子14a2,14b2が故障している場合(YESの場合)、上記ステップS1の処理に移行する。つまり、マイコン23は、スイッチング素子14a2,14b2が故障している場合、故障動作モードに移行して、故障動作モードに移行して、故障しているスイッチング素子14a2,14b2を駆動させず、故障していないスイッチング素子14a1,14b1を駆動させるように制御処理を実行する。
一方、マイコン23は、スイッチング素子14a2,14b2が故障していない場合(NOの場合)、第3モードの通電周期が終了したか否か判定する(ステップS9)。ここで、マイコン23は、第3モードの通電周期の開始から経過した時間に基づいて第3モードの通電周期の終了を判断する。
マイコン23は、上記ステップS9の処理において、第3モードの通電周期が終了していないと判定した場合(NOの場合)、上述したステップS8の判定処理を繰り返す。一方、マイコン23は、第3モードの通電周期が終了したと判定した場合(YESの場合)、ゲートドライバ21,22を制御して、第4モードの通電周期を開始する(ステップS10)。
そして、マイコン23は、ゲートドライバ21,22から入力されるエラー信号に基づいてスイッチング素子14a2,14b2の故障の検出を実行する(ステップS11)。つまり、マイコン23は、ステップS11の処理において、ゲートドライバ21,22から入力されるエラー信号に基づいてスイッチング素子14a2,14b2が故障したか否か判定する。
マイコン23は、スイッチング素子14a2,14b2が故障している場合(YESの場合)、上記ステップS1の処理に移行する。つまり、マイコン23は、スイッチング素子14a2,14b2が故障している場合、故障動作モードに移行して、故障しているスイッチング素子14a2,14b2を駆動させず、故障していないスイッチング素子14a1,14b1を駆動させるように制御処理を実行する。
一方、マイコン23は、スイッチング素子14a2,14b2が故障していない場合(NOの場合)、第4モードの通電周期が終了したか否か判定する(ステップS12)。ここで、マイコン23は、第4モードの通電周期の開始から経過した時間に基づいて第4モードの通電周期の終了を判断する。
マイコン23は、上記ステップS12の処理において、第4モードの通電周期が終了していないと判定した場合(NOの場合)、上述したステップS11の判定処理を繰り返す。一方、マイコン23は、第4モードの通電周期が終了したと判定した場合(YESの場合)、上記ステップS1の処理に移行する。
このようにマイコン23は、上記ステップS1〜S12の処理を実行することで、
ゲートドライバ21,22から入力されたエラー信号に基づいてスイッチング素子14a1,14a2、14b1、14b2の少なくとも1つに故障が発生していると判断した場合には、故障動作モードに移行し、故障していないスイッチング素子14a1,14b1の対、あるいはスイッチング素子14a2,14b2の対を駆動するための制御処理を実行する。
例えば、スイッチング素子14a1,14b1のいずれか一方あるいは両方が故障した場合には、図7に示すように、スイッチング素子14a2、14b2を駆動して、第3モード及び第4モードを繰り返す。また、スイッチング素子14a2,14b2のいずれか一方あるいは両方が故障した場合には、スイッチング素子14a1、14b1を駆動して、第1モード及び第2モードを繰り返す。
なお、マイコン23は、図示しないスイッチング素子15a1,15a2,15b1,15b2,16a1,16a2,16b1,16b2のエラーを検出するゲートドライバから入力されるエラー信号に基づいてスイッチング素子15a1,15a2,15b1,15b2,16a1,16a2,16b1,16b2を、スイッチング素子14a1,14a2、14b1、14b2と同様に制御する。
また、上述したゲートドライバ21,22のエラー検出機能以外にも、スイッチング素子14a1,14a2、14b1、14b2の状態を検出する構成として、以下の2つの構成が考えられる。
1つ目の構成は、図8に示すように、スイッチング素子14a1,14a2、14b1、14b2各々の両端に接続される電圧センサ31a1,31a2,31b1,31b2を新たに設ける。マイコン23は、電圧センサ31a1,31a2,31b1,31b2から入力される電圧値(アナログ値)に基づいてスイッチング素子14a1,14a2、14b1、14b2各々の故障を判断する。なお、図示しないが、電圧センサは、スイッチング素子15a1,15a2,15b1,15b2,16a1,16a2,16b1,16b2にも設けられている。
2つ目の構成は、図9に示すように、スイッチドリラクタンスモータ2のコイル2c1,2c4への供給電流を検出する電流センサ41を新たに設ける。マイコン23は、電流センサ41から入力される電流値(アナログ値)に基づいてスイッチング素子14a1,14a2、14b1、14b2各々の故障を判断する。なお、図示しないが、電流センサは、スイッチドリラクタンスモータ2のコイル2c3,2c6,2c2,2c5への供給電流を検出するためにも設けられている。
このような本実施形態によれば、スイッチング素子の故障を検出した場合、故障したスイッチング素子のみを使用せず、残りのスイッチング素子を使用してスイッチドリラクタンスモータ2を駆動できるので、一部のスイッチング素子が故障したとしても、スイッチドリラクタンスモータ2の駆動を継続できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記第1、第2実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した第1、第2実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記第1実施形態においては、モータ回転周期ごとに第1駆動期間Aと第2駆動期間Bとを切り替える構成について説明した。このような構成を採用することによって、4通電期間ごとに第1駆動期間Aと第2駆動期間Bとが切り替わるため、頻繁に第1駆動期間Aと第2駆動期間Bとが切り替わることを防止し、駆動制御部3の負担が減少する。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図4に示すように、モータ回転周期の半期(通電周期2回分)ごとに第1駆動期間Aと第2駆動期間Bとを切り替える構成を採用することも可能である。また、第2実施形態も、モータ回転周期ごとに第1駆動期間Aと第2駆動期間Bとを切り替える構成と、モータ回転周期ごとに第1駆動期間Aと第2駆動期間Bとを切り替える構成とのいずれも採用することが可能である。
また、上記第1、第2実施形態においては、ステータ2aが6つの突極2a1〜2a6を備え、ロータ2bが4つの突極2b1〜2b4を備える構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ステータ2aの突極の数とロータ2bの突極の数とは変更可能である。
また、上記第1、第2実施形態においてはスイッチドリラクタンスモータ2をモータとして用いる構成についてのみ説明した。しかしながら、スイッチドリラクタンスモータ2は、従来のスイッチドリラクタンスモータと同様に、発電機として用いることも可能である。
また、上記第1、第2実施形態においては、各コイル2cの両端に対して各々2つずつのスイッチング素子が並列接続された構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、各コイル2cの両端に対して3つ以上のスイッチング素子が並列接続された構成を採用することも可能である。
1…モータ装置、2…スイッチドリラクタンスモータ、2…ステータ、2a1…突極、2a2…突極、2a3…突極、2a4…突極、2a5…突極、2a6…突極、2b…ロータ、2b1…突極、2b2…突極、2b3…突極、2b4…突極、2c…コイル、2c1…コイル、2c2…コイル、2c3…コイル、2c4…コイル、2c5 …コイル、2c6…コイル、3…駆動制御部(駆動制御手段)、3a…駆動回路、3b…駆動回路制御装置、3b1…PWM制御部、3b2…フラグ生成部、3c…回転センサ(回転角度検出部)、10…直流電源、11…陽極ライン、12…陰極ライン、13…平滑コンデンサ、14…ブリッジ回路、14a…第1レグ、14a1…スイッチング素子(一端側スイッチング素子)、14a2…スイッチング素子(一端側スイッチング素子)、14b…第2レグ、14b1…スイッチング素子(他端側スイッチング素子)、14b2…スイッチング素子(他端側スイッチング素子)、15…ブリッジ回路、15a…第1レグ、15a1…スイッチング素子(一端側スイッチング素子)、15a2…スイッチング素子(一端側スイッチング素子)、15b…第2レグ、15b1…スイッチング素子(他端側スイッチング素子)、15b2…スイッチング素子(他端側スイッチング素子)、16…ブリッジ回路、16a…第1レグ、16a1…スイッチング素子(一端側スイッチング素子)、16a2…スイッチング素子(一端側スイッチング素子)、16b…第2レグ、16b1…スイッチング素子(他端側スイッチング素子)、16b2…スイッチング素子(他端側スイッチング素子)、21…ゲートドライバ(スイッチング素子ドライバ)、22…ゲートドライバ(スイッチング素子ドライバ)、23…マイコン(制御処理手段)、31a1…電圧センサ、31a2…電圧センサ、31b1…電圧センサ、31b2…電圧センサ、41 …電流センサ

Claims (9)

  1. ステータの突極に巻かれるコイルを有するスイッチドリラクタンスモータと、前記スイッチドリラクタンスモータを駆動及び制御する駆動制御手段とを備えるモータ装置であって、
    前記駆動制御手段は、
    前記コイルの一端に並列して接続される複数の一端側スイッチング素子と、前記コイルの他端に並列して接続される複数の他端側スイッチング素子とを備え、
    前記一端側スイッチング素子のいずれか1つと前記他端側スイッチング素子のいずれか1つを駆動して前記コイルへの電流供給を行う第1駆動期間と、前記一端側スイッチング素子のうち前記第1駆動期間で駆動されていないいずれか1つと前記他端側スイッチング素子のうち前記第1駆動期間で駆動されていないいずれか1つとを駆動して前記コイルへの電流供給を行う第2駆動期間とを実行する
    ことを特徴とするモータ装置。
  2. 前記駆動制御手段は、前記一端側スイッチング素子と前記他端側スイッチング素子とを各々2つ備え、前記第1駆動期間と前記第2駆動期間とを交互に実行することを特徴とする請求項1記載のモータ装置。
  3. 前記駆動制御手段は、
    前記一端側スイッチング素子及び前記他端側スイッチング素子を有する駆動回路と、
    前記第1駆動期間及び前記第2駆動期間に応じて、前記一端側スイッチング素子及び前記他端側スイッチング素子の駆動信号であるパルス信号を生成すると共に、当該パルス信号を前記駆動回路に供給する駆動回路制御装置と
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載のモータ装置。
  4. 前記駆動回路制御装置は、スイッチドリラクタンスモータのロータの回転角度を検出する回転角度検出部を備え、当該回転角度検出部の検出結果に基づいて前記第1駆動期間と前記第2駆動期間とを切り替えることを特徴とする請求項3記載のモータ装置。
  5. 前記駆動回路制御装置は、前記ロータが1回転するごとに前記第1駆動期間と前記第2駆動期間とを切り替えることを特徴とする請求項4記載のモータ装置。
  6. 前記駆動回路制御装置は、
    前記一端側スイッチング素子及び前記他端側スイッチング素子の状態を検出する状態検出手段と、
    前記状態検出手段による検出結果に基づいて複数の一端側スイッチング素子及び複数の他端側スイッチング素子の少なくとも1つに故障が発生していると判断した場合には、故障動作モードに移行し、故障していない前記一端側スイッチング素子及び前記他端側スイッチング素子を駆動するための制御処理を実行する制御処理手段とを備えることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載のモータ装置。
  7. 前記状態検出手段は、
    前記一端側スイッチング素子及び前記他端側スイッチング素子のエラーを検出するエラー検出機能を有するスイッチング素子ドライバであることを特徴とする請求項6に記載のモータ装置。
  8. 前記状態検出手段は、
    前記一端側スイッチング素子及び前記他端側スイッチング素子各々の両端に接続される電圧センサであることを特徴とする請求項6に記載のモータ装置。
  9. 前記状態検出手段は、
    前記コイルへの供給電流を検出する電流センサであることを特徴とする請求項6に記載のモータ装置。
JP2013191109A 2012-12-28 2013-09-13 モータ装置 Active JP6349658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013191109A JP6349658B2 (ja) 2012-12-28 2013-09-13 モータ装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012286493 2012-12-28
JP2012286493 2012-12-28
JP2013191109A JP6349658B2 (ja) 2012-12-28 2013-09-13 モータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014143895A true JP2014143895A (ja) 2014-08-07
JP6349658B2 JP6349658B2 (ja) 2018-07-04

Family

ID=51424713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013191109A Active JP6349658B2 (ja) 2012-12-28 2013-09-13 モータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6349658B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016067634A1 (ja) * 2014-10-31 2016-05-06 Kaiseiモータ株式会社 定電流制御によるモータ駆動システム
JP2021048681A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 株式会社ミツバ モータ制御装置、モータ制御システム及びモータ制御方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0795786A (ja) * 1993-09-22 1995-04-07 Canon Inc 蓄電池を電源としたモータの制御装置
JPH10142372A (ja) * 1996-11-11 1998-05-29 Hitachi Ltd 制御棒駆動制御装置
JP2006296120A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Nissan Motor Co Ltd リラクタンスモータの駆動装置及び方法
JP2009303298A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Denso Corp 交流モータ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0795786A (ja) * 1993-09-22 1995-04-07 Canon Inc 蓄電池を電源としたモータの制御装置
JPH10142372A (ja) * 1996-11-11 1998-05-29 Hitachi Ltd 制御棒駆動制御装置
JP2006296120A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Nissan Motor Co Ltd リラクタンスモータの駆動装置及び方法
JP2009303298A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Denso Corp 交流モータ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016067634A1 (ja) * 2014-10-31 2016-05-06 Kaiseiモータ株式会社 定電流制御によるモータ駆動システム
CN106464107A (zh) * 2014-10-31 2017-02-22 再生马达株式会社 基于恒流控制的电机驱动系统
JP2021048681A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 株式会社ミツバ モータ制御装置、モータ制御システム及びモータ制御方法
JP7312067B2 (ja) 2019-09-18 2023-07-20 株式会社ミツバ モータ制御装置、モータ制御システム及びモータ制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6349658B2 (ja) 2018-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6130329B2 (ja) ブラシレスモータのコントローラ
US10826424B2 (en) Method and apparatus for controlling a cascaded inverter circuit and an electric machine
JP4623150B2 (ja) モータ制御装置
KR101336472B1 (ko) Bldc 모터제어 시스템의 홀소자 이상판정 방법
US9816306B2 (en) Opening/closing body control device and opening/closing body control method
JP2010246210A (ja) モータの駆動方法、及びモータ駆動システム、ヒートポンプシステム、ファンモータシステム
JP2011120372A (ja) ステッピングモータ駆動装置
JP2017143722A (ja) モータ制御システム、制御方法、及び電気掃除機
JP6349658B2 (ja) モータ装置
JP2017127182A (ja) モータ制御システム、制御方法、及び電気掃除機
JP2020150669A (ja) バイポーラ型ステッパモータ駆動装置
WO2019137156A1 (zh) 单相直流无刷电机及其控制设备和控制方法
KR20120086255A (ko) 모터 시스템 및 모터 제어 회로
JP2009100526A (ja) モータ制御装置
JP6115129B2 (ja) モータ装置
US20190319570A1 (en) Brushless DC Motor Control System and Method of Configuring the Same
JP2012005275A (ja) モータ駆動制御装置
KR102238456B1 (ko) 스위치드 릴럭턴스 모터를 구동하는 구동 회로
JP6133177B2 (ja) モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法
JP2008043073A (ja) ブラシレスモータの回転数制御方法、ブラシレスモータの回転数制御装置
JP6576371B2 (ja) モータ駆動制御装置
JP5512410B2 (ja) モータ駆動制御装置
JP2021016262A (ja) 三相リラクタンスモータの制御方法及び三相リラクタンスモータ制御装置
TWI559673B (zh) Stepping motor drive device
JP2015033204A (ja) モータ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180521

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6349658

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151