JPH0795786A - 蓄電池を電源としたモータの制御装置 - Google Patents

蓄電池を電源としたモータの制御装置

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JPH0795786A
JPH0795786A JP5236041A JP23604193A JPH0795786A JP H0795786 A JPH0795786 A JP H0795786A JP 5236041 A JP5236041 A JP 5236041A JP 23604193 A JP23604193 A JP 23604193A JP H0795786 A JPH0795786 A JP H0795786A
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Hiroyoshi Tsuzuki
博義 続
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加速時においても十分な電力の供給が可能な
様な、蓄電池を電源としたモータの制御装置を提案す
る。 【構成】 蓄電池を電源としたモータの制御装置におい
て、蓄電池1に並列に設けられたコンデンサ2と、蓄電
池1からコンデンサ2に充電する充電回路4と、蓄電池
1とコンデンサ2の出力電圧を選択的に切り替えるスイ
ッチ7とを具備した蓄電池を電源としたモータの制御装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電気自動車等に
用いられる蓄電池を電源としたモータの制御装置に係わ
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気自動車の電源には、鉛蓄電池
等の2次電池が用いられ、この2次電池を電源とし、走
行モータをインバータを介し、直接駆動している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記鉛
蓄電池等の2次電池で走行モータを駆動するものにあた
っては、 :2次電池自体の出力密度が小さい為、従来の内燃期
間を用いた自動車に比し、充分な加速力を得る事が困難
であった。 :また、蓄電池のエネルギーは、内部の化学反応によ
るものであるゆえに、蓄電池を低温環境下で使用する
と、取り出せるエネルギ総量は常温環境下に比して著し
く少なくなる。 :従来のモータ制御装置におけるモータ駆動用の電力
半導体素子は、サージ電圧,サージ電流、さらには過負
荷等に対する対策は種々なされているものの、その半導
体素子の偶発不良や特性のバラツキや素子への予期不能
のストレスにより、素子に不具合が生じた場合にはモー
タの駆動を保証できることはできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述従来の欠
点に鑑み提案されたもので、その構成は、蓄電池を電源
としたモータの制御装置において、蓄電池に並列に設け
られたコンデンサと、前記蓄電池からコンデンサに充電
する充電回路手段と、前記蓄電池とコンデンサの出力電
圧を選択的に切り替えるスイッチ手段とを具備したこと
を特徴とする。
【0005】本発明の他の構成は、蓄電池を電源とした
モータの制御装置において、モータ及びこの制御装置か
ら発生する熱を畜熱する畜熱手段と、この蓄電池の温度
が所定の温度よりも低いときに、前記畜熱手段に蓄えら
れた熱を開放して前記蓄電池を加熱する加熱手段とを具
備したことを特徴とする。本発明のさらに他の構成は、
蓄電池を電源としたモータの制御装置において、前記モ
ータへの供給電力を制御する第1の半導体回路と、この
第1の半導体制御回路に並列に予備的に設けられ、前記
モータへの供給電力を制御することの可能な第2の半導
体回路と、前記第1の半導体制御回路から前記モータに
流れる電流を検出する手段と、電流値が異常を示すとき
には第1の半導体制御回路から第2の半導体制御回路に
切り替える手段とを具備したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明を適用した好適な実施例を3つ
挙げて説明する。これらの実施例では、駆動対象のモー
タを電気自動車のモータとしている。 〈第1実施例〉図1は、本発明の第1の実施例を示す回
路図であり、同図において、1は鉛蓄電池等の2次電
池、2は電気2重層キャパシタ等の高出力密度大容量コ
ンデンサ、3,4,5は逆流防止用のダイオード、6は
コンデンサに一度に大量の電流が流れないようにするた
めの電流制限用の抵抗、7はスイッチ、8は走行用モー
タ、9は走行用モータ8駆動用のインバータ、10はイ
ンバータ9を駆動する駆動信号発生回路、11は大容量
コンデンサ2に充電された電圧値と特殊運転指令(加速
指令)を表すデータとを入力してスイッチ7をON/O
FF制御する加速制御回路である。
【0007】通常時、走行モータ8は2次電池1を電源
する。駆動信号発生回路10は、入力指令(即ちノーマ
ル力行指令)及び(または)制動指令に基づき駆動信号
を発生してインバータ9に出力する。インバータ9は、
ダイオード3を介して供給される直流電力のデユーティ
比を制御する。即ち、前記2つの指令に応じたデユーテ
ィ比がインバータ9において得られるように、駆動信号
発生回路10は駆動信号を発生する。
【0008】一方、大容量コンデンサ2は、ダイオード
4と抵抗6を介して2次電池1から充電される。大容量
コンデンサ2にどの程度充電されたかは、その端子電圧
をモニタすることによってなされる。モニタされた端子
電圧は加速制御回路11に入力される。加速制御回路1
1はスイッチ7を制御する。
【0009】二次電池1の容量だけでは電力が不足する
おそれのある加速が必要な場合について説明する。2次
電池1で走行モータ8を駆動する場合、走行モータ8の
駆動電力が大きくなると、2次電池よりの電荷供給量が
(化学反応である為)追いつかなくなり、2次電池1の
端子電圧が低下し(内部インピーダンスが増加して)、
結果として走行モータ8の駆動力は頭打ちとなってしま
うからである。
【0010】加速が必要な場合は、特殊運転指令(加速
指令)が加速制御回路11に発行される。この指令を受
けた加速制御回路11はスイッチ7をONにし、大容量
コンデンサ2の蓄積エネルギーをダイオード5を介し、
インバータ9に供給し走行モータ8を駆動する。このよ
うに、2次電池1に並列に設けた大容量コンデンサ2に
より走行モータ8を駆動する場合は、走行モータ8の駆
動電力が大きくなっても、大容量コンデンサ2の直列内
部抵抗が小さい為、大容量コンデンサ2の端子電圧の低
下は小さく、所望の駆動力を走行モータ8に供給する事
が可能で、充分な加速力を期待通りに得る事ができる。
【0011】図2は図1に示した加速制御回路11の具
体的構成例を示した回路図であり、111,112,1
13,115は抵抗、114はコンパレータ、116は
発光ダイオード、117は2入力アンドゲート、118
はバッファ、119はトランジスタ、120は電子マグ
ネット、121は補強用バッテリーである。大容量コン
デンサ2の充電電位はコンパレータ114により基準電
位(Vref)と比較され、充電電位が該基準電位
(Vref)より充電電位が高くなると、コンパレータ1
14の出力は“High”レベルとなり、抵抗115を
介し、発光ダイオード116を点灯させる。これと同時
に、コンパレータ出力は2入力アンドゲート117に入
力される。ゲート117の他の入力は「特種運転指令」
であり、この特殊運転指令が入力される(“High”
レベル)となると、バッファ118介し、トランジスタ
119をオンとし、電磁マグネット120を駆動し、ス
イッチ7をオンにする。図2の例では、マグネット12
0の電源はバッテリ121であるが、電池2から供給さ
れるようにしてもよい。
【0012】尚、コンパレータ114は、帰還抵抗11
3によりヒステリシスコンパレータを構成しており、大
容量コンデンサ2の電位が基準電圧(Vref)より一
定値以下になるまでコンパレータ114の出力を“Hi
gh”レベルに保持しスイッチ7をオン状態にしてい
る。 〈第1実施例の変形例〉図3は、図1に示された第1の
実施例の変形例の構成を示す回路図であり、同図におい
て図1と同一番号は同一部材であり説明を省略する。
【0013】12はDC−DCコンバータ等による昇圧
回路であり、2次電池1を入力とし2次電池1の電圧を
昇圧し、大容量コンデンサ2を高電圧に充電する。高電
位に充電された大容量コンデンサ2により走行モータ8
をインバータ9を介し駆動する為、動力性能(加速力)
を飛躍的に向上させることができる。以上説明したよう
に、この第1実施例によれば、蓄電池を電源とし、イン
バータを介し、走行モータを駆動する方式の電気自動車
において、蓄電池と並列に高出力密度の大容量コンデン
サを設け、該大容量コンデンサを充電し、比較的短時間
に大きな加速力を必要とする場合、該大容量コンデンサ
よりインバータを介し走行用モータを駆動する事によ
り、充分な加速力(動力性能)を得る事ができる。
【0014】尚、大容量コンデンサとして、電気2重層
キャパシタを用いた場合、鉛蓄電池に比し、単位重量当
り、出力密度は2倍以上、エネルギー密度は20分の1
から10分の1もあり、追越し加速時、高速道での合流
加速時及び発進加速時等に充分な連続加速性能(動力性
能)を得る事ができる。又、蓄電池の電圧を昇圧し、大
容量コンデンサに充電し、その充電エネルギーにて走行
モータを駆動するようにする事で、更に加速性能(動力
性能)を向上することも可能である。 〈第2実施例〉前述の第1実施例は加速時の動力不足を
補うために大容量のコンデンサを用いるものであった
が、この第2実施例は低温時のおける動力不足を補うも
のである。即ち、通常運転時には、電動機などから発生
する熱を水素吸臓合金に蓄えておき、低温時にはこの蓄
えておいた熱によって蓄電池を加熱して蓄電池を活性化
させるというものである。
【0015】図4は第2実施例の構成を示すブロック図
である。61は蓄電池、62はインバータ、63はモー
タなどの電動機であり、51は、蓄電池61,インバー
タ62よりなる電動機63を駆動する駆動回路である。
71は水素及び水素貯蔵タンクであり、72は水素吸蔵
合金(を内蔵するタンク)、73はバルブであり、52
は水素及び水素貯蔵タンク71,水素吸蔵合金(を内蔵
するタンク)72,バルブ73よりなる排熱貯蔵装置で
ある。バルブ73はタンク71と72の間の開閉を制御
する。
【0016】81は蓄電池61の温度を検出する温度検
出素子(例えばNTCサーミスタ)、84はインバータ
62並びに電動機63の温度を検出する温度検出素子
(例えばNTCサーミスタ)、82は温度検出回路、8
3はバルブ駆動回路である。また、53は、温度検出回
路82,バルブ駆動回路83等よりなるバルブ制御回路
である。
【0017】電動機駆動回路51が動作時(即ち、イン
バータ62,電動機63等が動作時)には、インバータ
62,電動機63等より発生する熱(排熱)は排熱貯蔵
装置52内の水素吸蔵タンク72に与えられ、この熱に
よりタンク72内の水素吸着合金より水素が遊離され
る。換言すれば、この合金に熱が遊離熱という形で蓄積
される。検出素子84は、インバータ62や電動機63
などの発熱装置の温度を検出する。即ち、検出素子が検
出した温度が所定の温度t1以上のときは、バルブ制御
回路53はバルブ73を開いて遊離熱を水素ガスに蓄え
てタンク71に蓄積する。また、温度がt2(<t1)
に下がったときには、水素ガスが吸蔵合金側に逆流しな
いように制御回路53がバルブを閉じる。
【0018】蓄電池61の温度が規定値以下となるとこ
の蓄積熱が放出される。蓄電池61の温度が規定値以下
となったか否かは、蓄電池61の温度を、その近傍に配
した温度検出素子81で検出することによりなされる。
温度検出回路82が蓄電池61の温度が規定以下(<T
1)と判断すると、温度検出回路82はバルブ駆動回路
83を動作させ、バルブ73を開き、タンク71内の水
素ガスをタンク72に導き、水素吸蔵合金に水素を吸蔵
させる。その時発生する熱を蓄電池61に供給し、蓄電
池61の温度を規定値以上にする。
【0019】図5はバルブ制御回路53の実施例であ
り、54は安定化電源、321,322,323,32
4,325,326は抵抗、311,312は温度検出
素子(例えばNTCサーミスタ)、327,328はコ
ンパレータであり、これ等により温度検出回路82を構
成する。尚、バルブ制御回路53は、図5に示したよう
な回路を、検出素子81と84のために2系統有する。
【0020】335は電磁マグネットで、前記バルブ
(電磁弁)73の開閉制御を行う。333はトランジス
タで電磁マグネット335を駆動する。334はトラン
ジスタ333のB−E間のシャントトランジスタで、ト
ランジスタ333の制御を行う。331はバッファで、
トランジスタ333を駆動する。332はバッファで、
トランジスタ334を駆動する。電磁マグネット335
とトランジスタ333及び334とバッファ331と3
32よりバルブ駆動回路83を構成する。
【0021】次に、バルブ制御回路53の蓄積熱を放出
するときの動作を図6を用いて説明する。コンパレータ
327は、抵抗322と323で設定される基準値と、
抵抗321と温度検出素子311で設定される電圧とを
比較する。蓄電池61の温度が設定値(T1 )より低い
場合、コンパレータ327の出力は“High”レベル
となり、バッファ331を介しトランジスタ333をオ
ンにし、電磁マグネット335を駆動し、バルブ73は
開状態となり、水素吸蔵され、その時の発生熱で蓄電池
61は温められる。
【0022】コンパレータ328は、抵抗324と32
6で設定される基準値と、温度検出素子312と抵抗3
25で規定される電圧とを比較する。蓄電池61の温度
が上昇してやがて設定値(T2 )に達すると、コンパレ
ータ328の出力は“High”レベルとなり、バッフ
ァ332を介しトランジスタ334をオンにし、トラン
ジスタ333をオフとするので、バルブ73は閉状態と
なり、水素吸蔵合金と水素の吸蔵が停止し、蓄電池61
への熱の供給は停止する。
【0023】尚、上記までの説明で分るように、排熱貯
蔵装置52への熱の供給は、温度の設定値T1 〜T2 の
間でインバータ62及び電動機63の排熱によって供給
されるものであり、何ら新たなエネルギーの供給なしに
蓄電池61へ熱が供給され、蓄電池61の温度を一定範
囲内にする事ができるものである。図7はバルブ制御回
路53の他の実施例であり、図5と同一番号は同じもの
であり説明を省略する。
【0024】329は抵抗でコンパレータ327の出力
を抵抗321と温度検出素子311の交点に帰還し、ヒ
ステリシス機能を有したコンパレータとしたもので、こ
のような構成にする事で、図5に示す回路と同等の働き
をもたせる事ができる。すなわち、コンパレータ327
の出力を非反転入力に抵抗329を介し、帰還する事で
帰還抵抗329と抵抗321及び温度検出素子311の
定数を前記温度設定値T1 ,T2 となるようにヒステリ
シス特性を設定するものである。
【0025】以上の第2実施例のモータの制御装置によ
れば、電動機などの配熱を水素貯蔵合金に畜熱し、蓄電
池が低温度環境下にあるときには、その蓄積した熱を開
放することにより、冷えた蓄電池の温度を上昇させるこ
とにより、十分な電力を得ることができるように制御す
る。 〈第3実施例〉この第3実施例のモータの制御装置は、
2つの半導体制御回路を有し、一方に故障が生じたとき
は他方に切り替えてモータ制御を継続するというもので
ある。
【0026】図8は、本発明の第3の実施例を示すブロ
ック図であり、同図において、21は電源としての蓄電
池、22は走行用モータ、23,24は半導体電力制御
素子としてのトランジスタ、25,26はトランジスタ
23,24を駆動するバッファ、27はPWM回路より
なる駆動信号発生回路、28は駆動信号発生回路27の
出力をバッファ25,26を介し、トランジスタ23,
24のいづれか一方を選択する弁別回路、29はホール
素子等の電流検出素子、30は電流検出回路、31は電
流検出回路30を入力とし、電流値の異常を判断する異
常判断回路である。
【0027】次に動作について説明する。駆動信号発生
回路27は、力行指令及び制動指令に応じたPWM信号
を出力し、通常、弁別回路28を介し、バッファ25を
経由し、トランジスタ23を駆動する。トランジスタ2
3は、蓄電池21を電源として、モータ2を駆動する。
トランジスタ23のエミッタ電流は、電流検出素子29
と電流検出回路30で検出され、異常判断回路31に入
力される。
【0028】異常判断回路31において、トランジスタ
23のエミッタ電流が規定範囲内にあるか否かの判断を
行う。今、トランジスタ23のエミッタ電流が規定範囲
内にない場合について説明すると、異常判断回路31の
出力は弁別回路28に入力され、弁別回路28は、駆動
信号発生回路27の駆動信号出力をバッファ26を介し
トランジスタ24を駆動する。従って、バッファ25を
介したトランジスタ23の万一の異常においても、弁別
回路28によりバッファ26を介しトランジスタ24の
駆動がなされ、走行安全性が補償できる。
【0029】図9は、図8に示した第3の実施例の第1
変形例を示すブロック図であり、モータ22の駆動をブ
リッジ型インバータを用い正転,逆転できるようにした
ものであり、図8との相異点はこのブリッジ型インバー
タ部のみで、トランジスタ32,33,34,35はバ
ッファ25を介し駆動され、トランジスタ36,37,
38,39はバッファ26を介し駆動される。他は図8
と同様で、同一部は同一番号で示してあり、説明を略
す。
【0030】図10は第3実施例の第2変形例を示すブ
ロック図であり、図8との相異はモータ22に交流モー
タを用い、モータ22の駆動に3相インバータを用いた
点のみである。40はバッファ25により駆動される3
相インバータであり、他は図8と同様で同一部は同一番
号で示してあり、説明を略す。図11は、第3実施例の
第3変形例を示すブロック図であり、図8との相異はト
ランジスタ23と直列に電流遮断装置42を新たに設置
し、トランジスタ23の短絡モード異常にも対応するよ
うにしたものである。すなわち、電流検出素子29と電
流検出回路30により検出されたトランジスタ23のエ
ミッタ電流が規定範囲内にない場合、特にトランジスタ
23のコレクタ・エミッタ短絡破壊での異常に対して、
異常判断回路31の出力を弁別回路28に入力すると共
に、電流遮断装置42にも入力し、トランジスタ23へ
の通電を遮断する。更に、43は異常モニタ表示であ
り、異常判断回路31が異常と判断した場合は、その出
力を異常モニタ表示装置に送り、異常をモニタ表示す
る。この異常モニタ表示より、ドライバは異常の発生を
知る事ができる。尚、図1と同一番号は同一部材であ
り、説明を略す。
【0031】以上説明したように本発明の第3実施例の
制御装置によれば、蓄電池を電源とし半導体制御回路で
走行モータを駆動する方式の電気自動車において、走行
モータを駆動制御する2つの半導体制御回路を並列に2
回路設け、走行モータに流れるモータ電流を検出してそ
の電流値の異常を判断する回路を設けることにより、一
方の半導体制御回路によるモータ駆動に異常が生じた場
合には、その一方の回路による駆動を停止し、他方の半
導体制御回路によってモータ駆動を行うようにしたこと
により、走行中の不具合に対して走行を停止することな
く通常運転を可能とし、走行安全性を確保することがで
きる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の蓄電池を
電源としたモータの制御装置によれば、大電力を必要と
するときには、出力密度の小さい蓄電池に代わってコン
デンサからの電力に切り替えるので始動が可能となる。
また、他の構成の本発明の制御装置によれば、低温度環
境下においても、蓄電池を暖めることができるので、取
り出せるエネルギ総量は常温環境下に比して著しく少な
くなることはない。また、その加熱用のエネルギはモー
タなどから発生される熱を用いているので効率的であ
る。
【0033】また、他の構成の本発明の制御装置によれ
ば、いずれか一方の制御回路に異常が発生しても、他方
の制御回路を使用してモータの動作を継続することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】図1に示した加速制御回路11の具体的構成例
を示した回路図である。
【図3】第1実施例の変形例を示す回路図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図5】図4に示したバルブ制御回路53の具体的構成
例を示した回路図である。
【図6】図5の回路の動作を表す図である。
【図7】図4に示したバルブ制御回路53の他の構成例
を示した回路図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図9】第3実施例の第1の変形例の回路図である。
【図10】第3実施例の第2の変形例の回路図である。
【図11】第3実施例の第3の変形例の回路図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄電池を電源としたモータの制御装置に
    おいて、 蓄電池に並列に設けられたコンデンサと、 前記蓄電池からコンデンサに充電する充電回路手段と、 前記蓄電池とコンデンサの出力電圧を選択的に切り替え
    るスイッチ手段とを具備した蓄電池を電源としたモータ
    の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータの制御装置にお
    いて、前記スイッチ手段は、モータの始動タイミングを
    検出する手段を具備し、モータの始動タイミングでない
    ときには、前記充電回路手段にコンデンサに充電せし
    め、始動タイミングのときはコンデンサの出力をモータ
    の駆動電源として接続することを特徴とする蓄電池を電
    源としたモータの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のモータの制御装置にお
    いて、前記蓄電池若しくはコンデンサの直流電力を交流
    電力に変換するインバータをさらに具備する蓄電池を電
    源としたモータの制御装置。
  4. 【請求項4】 蓄電池を電源としたモータの制御装置に
    おいて、 モータ及びこの制御装置から発生する熱を畜熱する畜熱
    手段と、 この蓄電池の温度が所定の温度よりも低いときに、前記
    畜熱手段に蓄えられた熱を開放して前記蓄電池を加熱す
    る加熱手段とを具備したことを特徴とする蓄電池を電源
    としたモータの制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のモータの制御装置にお
    いて、 前記畜熱手段は、 水素吸蔵合金を内包した第1のタンクと、 水素ガスを内包した第2のタンクと、 これらのタンクを連結した連通管と、 この連通管を開閉するバルブと、 この制御装置及びモータが所定の温度以上のときに前記
    バルブを開く手段とを有し、 前記加熱手段は、 蓄電池の温度を検出する手段と、 検出された蓄電池温度が所定値以下の時に前記バルブを
    開く手段とを具備したことを特徴とする蓄電池を電源と
    したモータの制御装置。
  6. 【請求項6】 蓄電池を電源としたモータの制御装置に
    おいて、 前記モータへの供給電力を制御する第1の半導体回路
    と、 この第1の半導体制御回路に並列に予備的に設けられ、
    前記モータへの供給電力を制御することの可能な第2の
    半導体回路と、 前記第1の半導体制御回路から前記モータに流れる電流
    を検出する手段と、 電流値が異常を示すときには第1の半導体制御回路から
    第2の半導体制御回路に切り替える手段とを具備したこ
    とを特徴とする蓄電池を電源としたモータの制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のモータの制御装置にお
    いて、さらに異常状態を表示する表示手段を具備したこ
    とを特徴とする蓄電池を電源としたモータの制御装置。
JP5236041A 1993-09-22 1993-09-22 蓄電池を電源としたモータの制御装置 Withdrawn JPH0795786A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005341698A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Toyota Motor Corp モータ駆動装置
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