JP2014142516A - レンズ部材、レンズ部材付き光導波路、およびこれらの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のレンズ部材20は、基板1と、基板1に設けられたレンズ2と、レンズ2の上方に設けられた透明層5とを備える。レンズ部材20は、さらに、基板1と透明層5との間に設けられ、これらの間隔を保持するスペーサ部4をさらに備えてもよい。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1には、表面に光学素子を備えたICチップの上方に光導波路フィルムを設置し、これらICチップと光導波路フィルムとの間で光通信を行うことが開示されている。ところが、特許文献1のように光学素子のような光通信手段を備えた基板と光導波路のような光通信手段との間で光通信を行う場合、これら光通信手段同士を高精度に位置決めして実装しないと光通信することができないという問題や、集光しないと光損失(信号強度)が減少してしまう問題がある。
例えば、特許文献2には、透明層の表面にマイクロレンズが設置されたレンズ部材付き基板が開示されている。このレンズ部材付き基板を製造するには、透明層の表面に感光性樹脂レジストを形成すると共に基板の裏面に開口部を有する遮光膜を形成する。次いで、遮光膜側から光を照射して、感光性樹脂レジストのうち遮光膜の開口部との対向位置に存在する部分を露光した後、現像して円柱状のレジスト構造物を形成する。その後、このレジスト構造物を加熱し、レジスト構造物の表面を熱だれさせることにより、マイクロレンズが製造される。
本発明は、これら課題を解決するためになされたもので、レンズ面の汚れや異物による汚染を抑制したレンズ部材を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、以下の(1)〜(22)を提供するものである。
(1)基板と、前記基板に設けられたレンズと、前記レンズの上方に設けられた透明層とを備えるレンズ部材。
(2)前記基板と透明層との間に設けられ、これらの間隔を保持するスペーサ部を備える上記(1)に記載のレンズ部材。
(3)前記スペーサ部が、前記レンズが設けられた位置以外において、前記基板と前記透明層とを接合する上記(2)に記載のレンズ部材。
(4)前記レンズが前記基板表面から突出し、そのレンズ高さが、前記スペーサ部の厚み以下である上記(2)又は(3)に記載のレンズ部材。
(5)前記スペーサ部が、前記レンズを取り囲むように配置される上記(2)〜(4)のいずれかに記載のレンズ部材。
(6)前記レンズが前記スペーサ部に取り囲まれる空間に配置され、該空間が密封された空間、又は1箇所のみで外部と繋がっている空間である上記(5)に記載のレンズ部材。
(7)前記スペーサ部に取り囲まれた空間に、前記レンズが2つ以上配置される上記(5)又は(6)に記載のレンズ部材。
(8)前記レンズが、前記基板表面から突出した凸レンズである上記(1)〜(7)のいずれかに記載のレンズ部材。
(9)前記レンズと前記透明層との間に間隙を有する上記(1)〜(8)のいずれかに記載のレンズ部材。
(10)前記間隙が空気層である上記(9)に記載のレンズ部材。
(11)前記透明層の前記基板側と反対の面が前記基板と略平行である上記(1)〜(10)のいずれかに記載のレンズ部材。
(12)前記レンズが、前記基板の光透過性を有する部分の上に形成される上記(1)〜(11)に記載のレンズ部材。
(13)前記基板が、光透過性を有する透明樹脂によって内部が充填されたスルーホールを有するとともに、前記レンズがその透明樹脂上に形成される上記(1)〜(11)に記載のレンズ部材。
(14)上記(1)〜(13)のいずれかに記載のレンズ部材と、
前記基板を挟んで前記レンズと対向する位置に又は前記透明層を挟んで前記レンズと対向する位置に配置される光路変換ミラーと
を備える光学ユニット。
(15)上記(1)〜(13)のいずれかに記載のレンズ部材と、
前記基板の前記レンズが設けられた面とは反対側の面上に設けられ、クラッドと該クラッドに埋設されたコアパターンとを有する光導波路とを備え、
前記光導波路には光路変換ミラーが設けられ、前記光路変換ミラーと前記レンズとが、前記基板を挟んで対向する位置に配置されるレンズ部材付き光導波路。
(16)上記(1)〜(13)のいずれかに記載のレンズ部材と、
前記透明層の前記レンズ側とは反対側の面上に設けられ、クラッドと該クラッドに埋設されたコアパターンとを有する光導波路を備え、
前記光導波路には光路変換ミラーが設けられ、前記光路変換ミラーと前記レンズとが、前記透明層を挟んで対向する位置に配置されるレンズ部材付き光導波路。
(17)前記レンズ部材に2つの前記レンズが設けられるとともに、前記光導波路には前記レンズそれぞれと対向する位置に、前記コアパターンを介して光学的に接続された2つの光路変換ミラーが設けられる上記(15)又は(16)に記載のレンズ部材付き光導波路。
(18)上記(2)〜(7)に記載のレンズ部材の製造方法であって、
前記基板に、前記レンズを形成する工程Aと、
前記基板上または前記透明層上に、前記スペーサ部を形成する工程Bと、
前記基板と前記透明層を、前記スペーサ部を介して接合する工程Cと
を備えるレンズ部材の製造方法。
(19)前記工程Aにおいて、フォトリソグラフィー加工によって、前記基板から突出したパターン化されたレンズ形成用樹脂を形成した後、加熱溶融によって、前記レンズ形成用樹脂を加熱溶融させて、凸レンズからなる前記レンズを形成する上記(18)に記載のレンズ部材の製造方法。
(20)前記工程Bにおいて、前記スペーサ部が、前記基板又は前記透明層上にスペーサ部形成用樹脂層を形成し、フォトリソグラフィー加工によってパターン化されてなる上記(18)又は(19)に記載のレンズ部材の製造方法。
(21)上記(15)〜(17)のいずれかに記載のレンズ部材付き光導波路の製造方法であって、
前記レンズ部材を用意する工程と、
前記レンズ部材上に前記クラッドに埋設された前記コアパターンを形成する工程と、
前記光路変換ミラーを形成する工程と、
を備えるレンズ部材付き光導波路の製造方法。
(22)上記(15)又は(17)に記載のレンズ部材付き光導波路の製造方法であって、
前記基板に、前記レンズを形成する工程と、
前記基板上に、前記スペーサ部を形成する工程と、
前記基板のレンズが形成される面とは反対側の面に、前記コアパターンと前記クラッドの一部をなす上部クラッド層とをこの順に積層する工程と、
前記コアパターンに前記光路変換ミラーを形成する工程と、
前記上部クラッド層を積層した後、又は前記光路変換ミラーを形成した後に、前記レンズ上に前記透明層を設ける工程と、
を備えるレンズ部材付き光導波路の製造方法。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るレンズ部材を示す。
第1の実施形態に係るレンズ部材20は、図1に示すように、基板1と、基板1に設けられたレンズ2と、レンズ2の上方に設けられた透明層5とを備えるとともに、基板1と透明層5との間に設けられたスペーサ部4をさらに備える。また、図1に示すように、基板1にスルーホール3を設け、スルーホール3内を光信号に対して透明な透明樹脂6、7で埋め込み、レンズ2はそのスルーホール3内に充填された透明樹脂6上に形成する。ただし、基板1が光信号に対して透過性がある場合には、図示しないが、スルーホールと透明樹脂6、7とを省略してもよく、その場合、基板1の上に直接レンズ2を形成する。
以下、レンズ部材20の各構成要素についてより詳細に説明する。
基板1は、レンズ2や、後述する光導波路を支持する部材である。基板1は、レンズ2のハンドリング性を向上させる効果や、複数個のレンズ2を配置する場合に、レンズ2間のピッチを精度良くする効果や、レンズ部材上に後述するように光導波路を形成する際に光導波路に強靱性を付与する効果がある。また、後述するように光導波路にダイシングソー等を用いて光路変換ミラーを形成する場合、光導波路の破断を抑制する効果がある。基板1は、光信号に対して透過性がない場合等には、図1に示すように光信号が伝搬される部位にスルーホール3を設けるが、光信号に対して透過性がある場合には、スルーホールを設けなくてもよい。
レンズ部材や後述する光導波路に柔軟性を付与したい場合には、基板1としては、柔軟性及び強靭性のある材料を用いることが好ましい。柔軟性及び強靭性のある基板1としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルサルファイド、ポリアリレート、液晶ポリマー、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミドが好適に挙げられる。
基板1の厚さは、特に限定はないが、5μm以上であると、基板1としての強度が得やすいという利点があり、200μm以下であると低背のレンズ部材が得られる利点がある。以上の観点から、基板1の厚さは5〜200μmの範囲であることが好ましく、10〜100μmの範囲であることがより好ましい。
尚、基板1とスペーサ部4に接着力がない場合には、基板1は、接着層を設けた接着層付き基板1としてもよい。
レンズ2は基板1に設けられるレンズであれば良く、凸レンズ、凹レンズ、でもよいが、光信号を低光損失で伝搬する観点からは、集光やコリメート化するレンズであるとよく、シリンドリカルレンズ、球面レンズ、非球面レンズ、フレネルレンズ等の凸レンズが好適に挙げられる。レンズ2は、基板1の表面から突出したレンズである。そのレンズ高さは、スペーサ部4の厚み以下であれば、レンズ2と、透明層5との間に間隙を形成しやすく、レンズ2の機能(集光・コリメート化)を得やすい利点もある。また、スペーサ部4の厚みより小さければ、透明層5に触れることのないレンズ2を得られるため更によい。
基板1にスルーホールを設ける場合、図1に示すように、スルーホール3内を光信号に対して透明な透明樹脂6、7で埋め込み、そのスルーホール3内の透明樹脂6、7上にレンズ2を形成する。一方、スルーホールを設けない場合、図示しないが、基板1上に直接レンズ2を形成する。この場合、基板1は、レンズ2が形成される部分は、少なくとも光信号に対して透過性を有する。
なお、本発明においてレンズ高さとは、レンズ2が設けられる側の基板1表面からのレンズ2の最大高さのこととする。
本実施形態では、基板1と透明層5との間にスペーサ部4を設け、それにより、基板1と透明層5との間隔を一定に保持することができる。スペーサ部4は、レンズ2が設けられた位置以外において、基板1と透明層5とを接合する。すなわち、スペーサ部4は、レンズ2上にかからないように基板1と透明層5との間に設けられ、それにより、レンズ2を透過する光信号を干渉せず、低光損失で光信号の伝搬が行える。
スペーサ部4の厚みは、レンズ高さ以上の厚みであると、レンズ2と、透明層5との間に隙間を形成しやすいため、レンズ2の機能(集光・コリメート化)を得やすい利点がある。また、レンズ高さがスペーサ部4の厚みより薄ければ、透明層5に触れることのないレンズ2を得られるため更によい。上記の観点からスペーサ部4の厚みは、(レンズ高さ)以上、(レンズ高さ+2mm)以下であることが好ましい。また、より好ましくは、(レンズ高さ)より大きく、レンズ部材の低背化の観点から(レンズ高さ+200μm)以下であるとよい。
また、スペーサ部4は、図3に示すように、さらに一部が取り除かれた形状を呈し、その部分は、基板1と透明層5とにより挟まれた、空気抜き路13を形成していてもよい。これにより、空間12は、空気抜き路13を介して、レンズ部材の外部と1箇所のみでつながることとなる。
スペーサ部4の材質としては、特に限定はないが、上記で基板1に使用可能な材料として列挙した材料や、熱硬化性樹脂、感光性樹脂等が好適に挙げられる。また、スペーサ部4には、形状加工してレンズ2形成部位付近を取り除いたものが使用可能である。スペーサ部4は、感光性樹脂を用いてフォトリソグラフィー加工にて形成すると、厚みの制御や、レンズ2との高精度な位置合わせが行える利点がある。
尚、基板1とスペーサ部4及び透明層5とスペーサ部4に接着力がない場合には、スペーサ部4は、接着層を設けた接着層付きスペーサ部4としてもよい。
基板1とレンズ2とスペーサ部4は、本実施形態では、それぞれ別部材から複合形成される態様を示すが、同一材料から例えば射出成形や凹版による形状転写等を用いて、一括形成されていてもよい。また、スペーサ部4と後述する透明層5も、同様に例えば射出成形や凹版による形状転写等を用いて、一括形成されていてもよい。
レンズ2上方に設けられる透明層5は、光信号波長に対して透明であれば特に限定はなく、上記で基板1に使用可能な材料として列挙した材料が好適に用いられる。
透明層5の厚さは、特に限定はないが、5μm以上であると、透明層5としての強度が得やすいという利点があり、200μm以下であると低背のレンズ部材が得られる利点がある。以上の観点から、基板1の厚さは5〜200μmの範囲であることが好ましく、10〜100μmの範囲であることがより好ましい。
透明層5の基板1側とは反対の面は、基板1と略平行であるとよい。略平行であるとレンズ部材を別の筐体に設置する際に、レンズ部材が、平行に貼り合わせられる利点がある。また、後述するように、透明層5上に光導波路を形成する場合には、光導波路のコアパターン9とレンズ部材とが略平行に形成できる利点がある。
ただし、上記の観点から、透明層5の基板1側とは反対の面は、一部にへこみや突起等があってもよいが、そのへこみ等における反対の面と基板1とのなす角は、−1°〜1°以内であればよく、0°であると更によい。
尚、透明層5とスペーサ部4に接着力がない場合には、透明層5は、接着層を設けた接着層付き透明層5としてもよい。
本実施例において、スペーサ部4に囲まれ、レンズ2が配置される空間12は、空気層の空間であるとよい。また、レンズ2の周囲とスペーサ部4の間に間隙があるとともに、レンズ2と透明層5との間も間隙があるとよい。このように、レンズ2の周囲や、レンズ2と透明層5との間の間隙に空気層があることにより、レンズ2と空気層との屈折率差が確保され、レンズ2の機能を効果的に発現できる。この空間12は、上記したように、密封された空間(図2参照)または一箇所のみでレンズ部材20の外部と接続された空間(図3参照)であるとよい。
密封された空間であると、異物等のレンズ2への侵入を限りなく抑制することができる。また、空間12は、密封される場合、その空間の形状(特にレンズ2や透明層5)を変形させない範囲で減圧されてもよい。
一方、一箇所のみで外部と接続された空間12であれば、異物等のレンズ2への侵入を抑制できるとともに、温度変化等によって空間が膨張や収縮することによるレンズ部材の変形を抑制することができる。また、例えば接着剤等を用いてレンズ部材を筐体に接着する際に、レンズ周囲の空間に接着剤が侵入するのを抑制することができる。
なお、一つの空間12内に配置されるレンズ2の数は、図1〜3には1つの例を示すが、2つ以上でもよい。
基板1にスルーホール3を設け、かつそのスルーホール3を透明樹脂で充填することにより、基板1が光信号を透過しない場合であっても、基板1に光信号を通過させることができる。スルーホール3を充填する樹脂は1種類でも2種類以上の樹脂で充填してもよい。
透明樹脂は、基板1の両面からスルーホール3に透明樹脂6,7それぞれとして充填されることが好ましく、図1に示すように透明樹脂6は基板1のレンズ2が設けられた面側から、透明樹脂7はその反対側の面から充填される。また、透明樹脂6,7それぞれは、樹脂層を基板1の両面それぞれに積層した後、フォトリソグラフィー加工等によって適宜パターン化することにより、所望の位置のみに形成されてもよい。本実施形態では、透明樹脂6は、パターン化されてスルーホール3内部のみに形成されるとともに、透明樹脂7は、パターン化されず、スルーホール3内部に充填された樹脂に加えて、基板1の反対側の面に積層された樹脂も含む。
透明樹脂6、7を形成する方法は、後述する上部又は下部クラッド層やコアパターンと同様であるので、その説明は省略する。ただし、スルーホール3を有することで基板1がフォトマスクとなるため、フォトリソグラフィー加工により透明樹脂6、7を形成するとき、透明樹脂6、7は、レンズ2が設けられない側から露光することで、フォトマスクを用いなくても一括して硬化・形成できる。また、上記したレンズ2も同様にフォトリソグラフィー加工により形成する際、フォトマスクが不要となる。
使用する透明樹脂は、使用する光信号に対して透過性があればよく、熱硬化性樹脂や感光性樹脂が好適に挙げられ、クラッド層形成用樹脂や、コア層形成用樹脂を用いてもよい。透明樹脂にクラッド層形成用樹脂を用いると、後述するように、透明樹脂7を、光導波路の下部クラッド層として使用することができる。
[工程A]
まず、図4(a)、図5(a)に示すように、必要に応じて、基板1のスルーホール3に透明樹脂を充填する。透明樹脂の充填は、上記したように、樹脂層を基板1の両面それぞれに積層し、次いで、フォトリソグラフィー加工等によって適宜パターン化することにより行い、透明樹脂6,7を形成することで行う。
次いで、基板1にレンズ2を形成する。形成する方法としては特に限定はないが、レンズ形成用樹脂の液滴を基板1や透明樹脂6上に垂らし、硬化してレンズ2としてもよく、好適には、フォトリソグラフィー加工によって基板1から突出したパターン化されたレンズ形成用樹脂を形成した後に、加熱溶融によって、レンズ形成用樹脂を加熱溶融し、凸レンズ2を形成する方法が挙げられる。フォトリソグラフィー加工及び加熱溶融でレンズ2を形成する方法であると、所望の位置に位置精度よく形成することができる。
スルーホールが無い場合には、凹版等を用いて基板1を変形させてレンズ2を形成してもよい。
工程Bとしては、図4(b)に示すように基板1上にスペーサ部4を形成し、又は図5(b)に示すように基板1と別体の透明層5上にスペーサ部4を形成する。形成する方法として特に限定はなく、例えば、スペーサ部4形状に加工した基板を基板1や透明層5に貼り合わせてもよい。または、基板1又は透明層5にスペーサ部形成用樹脂用を形成した後に、フォトリソグラフィー加工によってパターン化することが好ましい。
フォトリソグラフィー加工にて形成すると、所望の位置に位置精度よく、スペーサ部4を形成することができる。またレンズ2との位置合わせの観点から、より好適には図4(b)に示すように基板1上にスペーサ部4を形成するとよい。
工程Cとして、図4(c)、図5(c)に示すように、基板1と透明層5とをスペーサ部4を介して接合する。接合する方法は特に限定はないが、スペーサ部4がない部分にレンズ2が配置されるように貼り合わせればよい。スペーサ部4と基板1又は透明層5とに接着力がない場合には、接着剤を介して貼り合わせてもよい。
透明層5とレンズ2とが接着しないように貼り合わせる際の条件(圧力や温度等)は、適宜調整するとよい。
図6、7は、第2の実施形態に係るレンズ部材付き光導波路を示す。図6に示すように、第2の実施形態に係るレンズ部材付き光導波路30は、レンズ部材20と、基板1のレンズが設けられた面とは反対側の面に設けられた光路変換ミラー11付きの光導波路25とを備え、レンズ2と光路変換ミラー11とが、基板1を挟んで、対向する位置に設けられる。
光導波路25は、クラッドと、クラッドに埋設されたクラッドよりも屈折率の高いコアパターンとからなる光導波路で光信号を伝搬し得る光導波路であれば特に限定はないが、本実施形態では、クラッドが下部クラッド層8および上部クラッド層10から構成される光導波路25を用いる。
コアパターン9は、基板1平面に対して平行に延在する断面矩形の細長の形状を呈し、その周囲がクラッドに取り囲まれている。また、下部クラッド層8は、上記した透明樹脂7である。
このレンズ部材付き光導波路において、コアパターン9のレンズ2、2と重なる位置、つまりレンズ2、2と対向する位置それぞれには、光路変換ミラー11,11が形成される。光路変換ミラー11,11は、コアパターン9を介して光学的に接続される。したがって、一方のレンズ2に入射した光信号は、一方の光路変換ミラー11で光路変換され、コアパターン9中を伝搬する。コアパターン9を伝搬した光信号は、さらに他方の光路変換ミラー11で再度光路を変換されて、他方のレンズ2から出射することが可能になる。このとき、光路変換ミラー11、11は、例えば90°で光信号を光路変換する。
[下部クラッド層及び上部クラッド層]
下部クラッド層8及び上部クラッド層10としては、コアパターン9より低屈折率で、光及び熱により硬化する樹脂であれば特に限定されず、感光性樹脂及び熱硬化性樹脂等を好適に使用することができる。下部クラッド層8及び上部クラッド層10を形成するクラッド層形成用樹脂は、含有する成分が同一であっても異なっていてもよく、屈折率が同一であっても異なっていてもよい。
下部クラッド層8及び上部クラッド層10を形成するための方法として、塗布による場合には、その方法は限定されず、クラッド層形成用樹脂を常法により塗布すればよい。
また、下部クラッド層8及び上部クラッド層10を形成するための方法として、ラミネートを採用する場合、ラミネートに用いるクラッド層形成用樹脂フィルムは、例えば、クラッド層形成用樹脂を溶媒に溶解して、キャリアフィルムに塗布し、溶媒を除去することにより容易に製造することができる。
コアパターン9としては、例えば、コア層形成用樹脂層を積層し、露光現像することで形成することができる。コア層形成用樹脂は、下部クラッド層8及び上部クラッド層10より高屈折率であり、活性光線によりパターン化し得るものを用いることが好ましい。パターン化する前のコア層形成用樹脂層の形成方法は限定されず、例えば、コア層形成用樹脂を溶媒に溶解して塗布するなどして積層してもよく、事前に用意したコア層形成用樹脂フィルムをラミネートしてもよい。
コア層形成用樹脂としては、用いる光信号の光に対して透過性があり、活性光線によりパターンを形成し得るものを用いることが好ましい。
光路変換ミラー11は、コアパターン9を伝搬した光信号を、下部クラッド層8側又は上部クラッド層10側の略垂直方向に光路変換する構造であれば特に限定はない。光路変換ミラー11としては、コアパターン9に形成された切り欠きの傾斜面からなる空気反射ミラーが挙げられる。傾斜面は、例えばコアパターン9の光軸方向に対して45°で傾く面である。
空気反射ミラーは、特に限定はないが、上部クラッド層10を形成した後に、ダイシング切削加工やレーザアブレーションによって、図7に示すように、上部クラッド層10とコアパターン9の積層体を横断するように切削して切り欠き溝11Aを形成して、合わせてコアパターン9に切り欠きを形成する方法が挙げられる。光路変換ミラー11は、傾斜面に金属層を形成し、金属反射ミラーとしてもよい。
ただし、上部クラッド層10を形成する前に、傾斜面をコアパターン9に形成して空気反射ミラーとしてもよい。この場合には、上部クラッド層10を形成する際、傾斜面上の上部クラッド層10をエッチング除去する。一方、上部クラッド層10を形成する前に傾斜面をコアパターン9に形成して、金属反射ミラーとする場合には、傾斜面に金属層を形成後、傾斜面は上部クラッド層10で埋め込んでもよい。
金属層の形成方法としては特に限定はないが、蒸着、スパッタ、めっき等が好適に挙げられ、金属層の種類としては反射率の観点からAu、Ag、Cu、Al等が好適に挙げられる。
まず、上記した方法でレンズ部材20を製造する(図8(a)参照)。次いで、レンズ部材20の基板1の透明樹脂7(下部クラッド層8)の上に、コアパターン9、上部クラッド層10を順次形成する(図8(b)(c)参照)。ここで、コアパターン9は、その両端部近傍それぞれに、レンズ2、2それぞれが重なるように形成する。その後、レンズ2、2それぞれと重なる位置に、上記した方法により光路変換ミラー11を形成し、レンズ部材付き光導波路を得る(図8(d)参照)。
また、基板1上に光導波路25を形成することで、レンズ2と光路変換ミラーとを近づけることができるため、光路変換ミラー11から出力された光信号のスポット径が小さいまま集光やコリメート化できる利点がある。
さらに、レンズ2を形成した後に、フィルム状のレンズ部材上に光導波路25をビルドアップ形成できるため、入射側及び出射側の光路変換ミラー11とレンズ2とを高い位置精度で形成することができる。また、ほぼ平坦なシート状のレンズ部材20上に光導波路25を形成するため、各層の平坦性が確保でき、良好に光導波路を形成できる。
図12は、第3の実施形態に係るレンズ部材付き光導波路を示す。図13は、第3の実施形態に係るレンズ部材付き光導波路の製造方法を示す。図12に示すように、第3の実施形態に係るレンズ部材付き光導波路30は、レンズ部材20と、レンズ部材の透明層5上に積層された光路変換ミラー11付きの光導波路25とを備え、レンズ2と光路変換ミラー11とが、透明層5を挟んで、対向する位置に設けられたレンズ部材付き光導波路である。
本実施形態におけるレンズ部材付き光導波路30は、透明層5上に、下部クラッド層8、コアパターン9、上部クラッド層10がこの順に形成される点を除いて第2の実施形態におけるレンズ部材付き光導波路と同様であるので、その構造、製造方法は省略する。
ただし、その場合においても、光路変換ミラーは、例えば、基板上方に配置され、基板を挟んでレンズと対向する位置に配置され、或いは、透明層上方に配置され、透明層を挟んでレンズと対向する位置に配置されることが好ましい。また、その場合も、光路変換ミラーは、レンズを透過する光を基板に平行する光に光路変換し、又は基板に平行な光を、レンズの光軸方向に沿った光に光路変換することが好ましく、光路変換ミラーは、例えば90°で光路変換する。
(実施例1)
[クラッド層形成用樹脂フィルムの作製]
<(A)(メタ)アクリルポリマー(ベースポリマー)の作製>
撹拌機、冷却管、ガス導入管、滴下ろうと、及び温度計を備えたフラスコに、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート46質量部及び乳酸メチル23質量部を秤量して移し、窒素ガスを導入しながら撹拌を行った。液温を65℃に上昇させ、メチルメタクリレート47質量部、ブチルアクリレート33質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート16質量部、メタクリル酸14質量部、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)3質量部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート46質量部、及び乳酸メチル23質量部の混合物を3時間かけて滴下後、65℃で3時間撹拌した。更に95℃で1時間撹拌を続けて、(A)(メタ)アクリルポリマーの溶液(固形分45質量%)を得た。
(A)(メタ)アクリルポリマーの重量平均分子量(標準ポリスチレン換算)は、GPC(東ソー株式会社製「SD−8022」、「DP−8020」、及び「RI−8020」)を用いて測定した結果、3.9×104であった。なお、カラムは日立化成工業株式会社製「Gelpack GL−A150−S」及び「Gelpack GL−A160−S」を使用した。
<酸価の測定>
(A)(メタ)アクリルポリマーの酸価を測定した結果、79mgKOH/gであった。なお、酸価は(A)(メタ)アクリルポリマー溶液を中和するのに要した0.1mol/L水酸化カリウム水溶液量から算出した。このとき、指示薬として添加したフェノールフタレインが無色からピンク色に変色した点を中和点とした。
ベースポリマーとして、(A)(メタ)アクリルポリマー溶液(固形分45質量%)84質量部(固形分38質量部)、(B)光硬化成分として、ポリエステル骨格を有するウレタン(メタ)アクリレート(新中村化学工業株式会社製「U−200AX」)33質量部、及びポリプロピレングリコール骨格を有するウレタン(メタ)アクリレート(新中村化学工業株式会社製「UA−4200」)15質量部、(C)熱硬化成分として、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート型三量体をメチルエチルケトンオキシムで保護した多官能ブロックイソシアネート溶液(固形分75質量%)(住化バイエルウレタン株式会社製「スミジュールBL3175」)20質量部(固形分15質量部)、(D)光重合開始剤として、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン(チバ・ジャパン株式会社製「イルガキュア2959」)1質量部、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキシド(チバ・ジャパン株式会社製「イルガキュア819」)1質量部、及び希釈用有機溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート23質量部を攪拌しながら混合した。孔径2μmのポリフロンフィルタ(アドバンテック東洋株式会社製「PF020」)を用いて加圧濾過後、減圧脱泡し、クラッド層形成用樹脂ワニスを得た。
上記で得られたクラッド層形成用樹脂ワニスを、キャリアフィルムであるPETフィルム(東洋紡績株式会社製「コスモシャインA4100」、厚み50μm)の非処理面上に、塗工機(マルチコーターTM−MC、株式会社ヒラノテクシード製)を用いて塗布し、100℃で20分乾燥後、カバーフィルムとして表面離型処理PETフィルム(帝人デュポンフィルム株式会社製「ピューレックスA31」、厚み25μm)を貼付け、クラッド層形成用樹脂フィルムを得た。
このとき、クラッド層形成用樹脂ワニスより形成される樹脂層の厚みは、塗工機のギャップを調節することで任意に調整可能であり、その膜厚については後述する。
(A)ベースポリマーとして、フェノキシ樹脂(商品名:フェノトートYP−70、東都化成株式会社製)26質量部、(B)光重合性化合物として、9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル]フルオレン(商品名:A−BPEF、新中村化学工業株式会社製)36質量部、及びビスフェノールA型エポキシアクリレート(商品名:EA1020、新中村化学工業株式会社製)36質量部、(C)光重合開始剤として、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド(商品名:イルガキュア819、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)1質量部、及び1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン(商品名:イルガキュア2959、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)1質量部、有機溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート40質量部を用いたこと以外は上述のクラッド層形成用樹脂ワニスの調合と同様の方法及び条件でコア層形成用樹脂ワニスを調合した。その後、上記と同様の方法及び条件で加圧濾過更に減圧脱泡した。
上記で得られたコア層形成用樹脂ワニスを、キャリアフィルムであるPETフィルム(商品名:コスモシャインA1517、東洋紡績株式会社製、厚さ:16μm)の非処理面上に、上記製造例と同様な方法で塗布乾燥し、次いでカバーフィルムとして離型PETフィルム(商品名:ピューレックスA31、帝人デュポンフィルム株式会社、厚さ:25μm)を離型面が樹脂側になるように貼り付け、コア層形成用樹脂フィルムを得た。
このとき、コア層形成用樹脂ワニスより形成される樹脂層の厚みは、塗工機のギャップを調節することで任意に調整可能であり、その膜厚については後述する。
<レンズ部材形成用感光性樹脂(フィルム)の作製>
撹拌機、還流冷却機、不活性ガス導入口及び温度計を備えたフラスコに、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート190質量部を仕込み、窒素ガス雰囲気下で80℃に昇温し、反応温度を80℃に保ちながら、メタクリル酸10質量部、メタクリル酸n−ブチル1質量部、メタクリル酸ベンジル74質量部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル15質量部、及び2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)2.5質量部を4時間かけて均一に滴下した。滴下終了後、80℃で6時間撹拌を続け、重量平均分子量が約30,000のバインダポリマー(a)の溶液(固形分35質量%)を得た。
次に、バインダポリマー(a)の溶液(固形分35質量%)200質量部(固形分:70質量部)に、2,2−ビス(4−(ジ(メタ)アクリロキシポリエトキシ)フェニル)プロパン8質量部、β−ヒドロキシエチル−β’−(メタ)アクリロイルオキシエチル−o−フタレート22質量部、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体2.1質量部、N,N’−テトラエチル−4,4’−ジアミノベンゾフェノン0.33質量部、メルカプトベンゾイミダゾール0.25質量部、(3‐メタクリロイルプロピル)トリメトキシシラン8質量部、メチルエチルケトン30質量部を加えて攪拌機を用いて15分間混合し、レンズ形成用感光性樹脂組成物溶液を作製した。
次いで、得られたレンズ形成用感光性樹脂層の上に、更に、25μmの厚さのポリエチレンテレフタレートフィルムを、カバーフィルムとして貼り合わせて、レンズ形成用感光性樹脂フィルムを作製した。
PCT/JP2008/05465の実施例1に記載の接着フィルムを作製した。すなわち、(a)エポキシ樹脂としてYDCN−703(東都化成株式会社製商品名、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、エポキシ当量210)55質量部、(b)硬化剤としてミレックスXLC−LL(三井化学株式会社製商品名、フェノール樹脂、水酸基当量175、吸水率1.8質量%、350℃における加熱重量減少率4%)45質量部、シランカップリング剤としてNUC A−189(日本ユニカー株式会社製商品名、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン)1.7質量部とNUC A−1160(日本ユニカー株式会社製商品名、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン)3.2質量部、(d)フィラーとしてアエロジルR972(シリカ表面にジメチルジクロロシランを被覆し、400℃の反応器中で加水分解させた、メチル基などの有機基を表面に有するフィラー、日本アエロジル株式会社製商品名、シリカ、平均粒径0.016μm)32質量部からなる組成物に、シクロヘキサノンを加えて攪拌混合し、更にビーズミルを用いて90分混練した。これに(c)高分子化合物としてグリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレート3質量%を含むアクリルゴムHTR−860P−3(ナガセケムテックス株式会社製商品名、重量平均分子量80万)を280質量部、及び(e)硬化促進剤としてキュアゾール2PZ−CN(四国化成工業株式会社製商品名、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール)を0.5質量部加え、攪拌混合、真空脱気した。この接着剤ワニスをキャリアフィルムとして厚さ75μmの離型処理したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(ピューレックスA31)上に塗布し、140℃で5分間加熱乾燥して、膜厚が10μmの塗膜を形成した。次いでカバーフィルムとして25μmの離型処理したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(ピューレックスA31)を離型面が樹脂側になるように貼り付け、接着フィルムを得た。
<工程A>
[スルーホール付き基板の作製]
基板1として150mm×150mmのポリイミドフィルム(宇部日東化成株式会社製、商品名;ユーピレックスRN、厚み;25μm)に、ドリル加工にて直径210μmのスルーホールを形成し、スルーホール付き基板を得た。
透明樹脂として上記で作製したクラッド層形成用樹脂フィルムを用い、得られた基板1の両面に25μm厚みのクラッド層形成用樹脂フィルムを、それぞれカバーフィルムを剥離後、真空加圧式ラミネータ((株)名機製作所製、MVLP−500)を用い、500Pa以下に真空引きした後、圧力0.4MPa、温度110℃、加圧時間30秒の条件にて加熱圧着して樹脂層を積層しつつ、スルーホール3内を両面から透明樹脂で埋め込んだ。
次に、基板1の裏面側から上記紫外線露光機により、紫外線(波長365nm)を3.0J/cm2照射した。その後、170℃で1時間乾燥させ、透明樹脂6、7を形成した。
上記で得られた50μm厚みのレンズ部材形成用感光性樹脂フィルムを、それぞれカバーフィルムを剥離後、基板1の表面側から、真空加圧式ラミネータ((株)名機製作所製、MVLP−500)を用い、500Pa以下に真空引きした後、圧力0.4MPa、温度90℃、加圧時間30秒の条件にて加熱圧着して、ラミネートした。
続いて基板1の裏面側から、紫外線露光機(機種名:EXM−1172、株式会社オーク製作所製)を用いて、紫外線(波長365nm)を0.3J/cm2照射した。
得られたレンズ2のレンズ高さは、55μm(基板1表面からの高さ(なお、透明樹脂6上におけるレンズの実際の厚みは30μm))で、曲率半径は、200μm、レンズ2の直径は直径210μmでであった。
[スペーサ部の形成]
スペーサ部形成用樹脂フィルムとして上記で得られた58μm厚みのクラッド層形成用樹脂フィルムを、カバーフィルム剥離後、基板1のレンズ2形成面(表面)に、真空加圧式ラミネータ((株)名機製作所製、MVLP−500)を用い、500Pa以下に真空引きした後、圧力0.4MPa、温度110℃、加圧時間30秒の条件にて加熱圧着してラミネートした。
続いて一辺が300μmの正方形の遮光部を有するネガ型フォトマスクを遮光部中心とレンズ2中心とを位置合わせし、基板1の表面側から紫外線露光機(機種名:EXM−1172、株式会社オーク製作所製)により、紫外線(波長365nm)を0.3J/cm2照射した。その後、キャリアフィルムを剥離し、現像液1.0質量%の炭酸カリウム水溶液を用いてエッチングした。その後、上記露光機を用いて3.0J/cm2照射し、170℃1時間乾燥させ、厚さ58μmのスペーサ部4を形成した(図4(b)参照)。
[透明層の形成]
透明層5としての150mm×150mmのポリイミドフィルム(宇部日東化成株式会社製、商品名;ユーピレックスRN、厚み;25μm)に、上記の接着フィルムを、カバーフィルムを剥離した後に真空加圧式ラミネータ((株)名機製作所製、MVLP−500)を用い、500Pa以下に真空引きした後、圧力0.4MPa、温度60℃、加圧時間30秒の条件にて加熱圧着して、ラミネートした。
続いて接着フィルムのキャリアフィルム側から上記紫外線露光機(機種名:EXM−1172、株式会社オーク製作所製)を用いて、紫外線を(波長365nm)を1.0J/cm2照射した。
次に接着フィルムのキャリアフィルムを剥離して、透明層5の接着フィルム面と基板1に設けられたスペーサ部4とを真空加圧式ラミネータ((株)名機製作所製、MVLP−500)を用い、500Pa以下に真空引きした後、圧力0.2MPa、温度60℃、加圧時間120秒の条件にて加熱圧着し、180℃1時間加熱してレンズ部材20を形成した(図4(c)参照)。
形成したレンズ部材のレンズ面には異物の侵入はなかった。また、レンズ部材の透明層5側に、屈折率1.49の液状の接着剤樹脂を塗布してもレンズ2を透過させた平行光の光信号は良好に集光し、広がり角を有する光信号はコリメート化され、広がり角が低減していた。また、レンズ部材の基板1側に、同様の液状の接着剤樹脂を塗布してもレンズ2を透過させた平行光の光信号は良好に集光し、広がり角を有する光信号はコリメート化され、広がり角が低減していた。
さらに、液状の接着剤樹脂に浸漬したところレンズ面に液状の接着剤樹脂が侵入することはなかった。
実施例1において、スペーサ部形成用樹脂のネガ型フォトマスクを変更し、図3に示すように300μm角の間隙形成部から50μm幅の外部に繋がる空気抜き路13を形成したスペーサ部4を透明層5側に形成した(図5(b)参照)。そして、スペーサ部4と同一形状の上記接着フィルムをスペーサ部4上に貼り合わせ、上記紫外線露光機(機種名:EXM−1172、株式会社オーク製作所製)を用いて、紫外線(波長365nm)を1.0J/cm2照射した後に、実施例1の工程Aで得られたレンズ2付きの基板1に真空加圧式ラミネータ((株)名機製作所製、MVLP−500)を用い、500Pa以下に真空引きした後、圧力0.2MPa、温度60℃、加圧時間120秒の条件にて加熱圧着し、180℃1時間加熱してレンズ部材20を形成した(図5(c)参照)。
形成したレンズ部材のレンズ面には異物の侵入はなかった。また、レンズ部材の透明層5側に、屈折率1.49の液状の接着剤樹脂を塗布してもレンズ2を透過させた平行光の光信号は良好に集光し、広がり角を有する光信号はコリメート化され、広がり角が低減していた。また、レンズ部材の基板1側に、同様の液状の接着剤樹脂を塗布してもレンズ2を透過させた平行光の光信号は良好に集光し、広がり角を有する光信号はコリメート化され、広がり角が低減していた。
[第2の実施形態に係るレンズ部材付き光導波路の製造例]
以下のように、図8に示す方法により、第2の実施形態に係るレンズ部材付き光導波路を製造した。実施例1において、レンズ2を10cmの間隔を開けて2箇所形成し、スペーサ部4の形状を図10のようにした以外は同様の方法でレンズ部材を形成した(図8(a)参照)。なお、レンズ2を内包する各空間12は300μm×300μm、空気抜き路13の幅はいずれも50μmであった。
得られたレンズ部材の透明樹脂7(下部クラッド層8)上に、上記で得られた50μm厚みのコア層形成用樹脂フィルムを、カバーフィルムを剥離した後に、ロールラミネータ(日立化成テクノプラント株式会社製、HLM−1500)を用い、圧力0.4MPa、温度50℃、ラミネート速度0.2m/minの条件でラミネートした。次に、上記の真空加圧式ラミネータ(株式会社名機製作所製、MVLP−500)を用い、500Pa以下に真空引きした後、圧力0.4MPa、温度70℃、加圧時間30秒の条件にて加熱圧着した。
[第3の実施形態に係るレンズ部材付き光導波路の製造例]
以下のように、図13に示す方法により、第3の実施形態に係るレンズ部材付き光導波路を製造した。実施例1において、レンズ2を10cmの間隔を開けて2箇所形成し、スペーサ部4の形状を図7のようにした以外は同様の方法でレンズ部材20を形成した(図13(a)参照)。なお、レンズ2を内包する各空間12は300μm×300μm、空気抜き路13の幅はいずれも50μmであった。
得られたレンズ部材の透明層5上に、上記で得られた20μm厚みのクラッド層形成用樹脂フィルムのカバーフィルムを剥離した後に、真空加圧式ラミネータ(株式会社名機製作所製、MVLP−500)を用い、500Pa以下に真空引きした後、圧力0.4MPa、温度110℃、加圧時間30秒の条件にて加熱圧着して、ラミネートした。続いて、紫外線露光機(株式会社オーク製作所製、EXM−1172)を用いて、3.0J/cm2で照射した。その後、キャリアフィルムを剥離し、170℃で1時間加熱乾燥及び硬化作業を行い、下部クラッド層8を形成した(図13(b)参照)。
コアパターン9形成以降の工程は実施例3と同様に行い、レンズ部材付き光導波路を得た。(図13(c)〜(e)参照)。
[第2の実施形態に係るレンズ部材付き光導波路の製造例]
以下のように、図9に示す方法により、第2の実施形態に係るレンズ部材付き光導波路を製造した。実施例1において、レンズ2およびスペース部4を形成するまで、レンズ2を10cmの間隔を開けて2箇所形成し、かつスペース部4の形状を図11のようにした点を除いて同様に実施した(図9(a)参照)。なお、レンズ2を内包する各空間12は300μm×300μmであった。
その後、実施例4と同様に、透明樹脂7(下部クラッド層8)上に、コアパターン9、上部クラッド層10を形成した(図9(b)、(c)参照)。その後、光路変換ミラー11を形成し、次に、スペーサ部4上に実施例1と同様の方法で透明層5を形成し、レンズ部材付き光導波路30を得た。(図9(d)参照)。
[第2の実施形態に係るレンズ部材付き光導波路の製造例]
透明層5を形成する工程と、光路変換ミラー11を形成する工程の順番を入れ替えた以外実施例5と同様に実施した。すなわち、スペーサ部4上に透明層5を形成した後に、光路変換ミラー11を形成した点を除いて実施例5と同様に、レンズ部材付き光導波路30を製造した。
実施例1において、スペーサ部4の高さを55μmにした以外は同様にレンズ部材を形成した。
また、レンズ部材の基板1側に、同様の液状の接着剤樹脂を塗布してもレンズ2を透過させた平行光の光信号は良好に集光し、広がり角を有する光信号はコリメート化され、広がり角が低減していた。
実施例1において透明層5を形成しなかった以外は同様の方法でレンズ部材を形成した。実施例1と同様に液状の接着剤樹脂に浸漬したところレンズ面に液状の接着剤樹脂が侵入し光信号はほとんど集光もコリメート化もされなかった。レンズ面への異物の侵入も見られた。
実施例1において1箇所の空間12に対して2箇所の空気抜き路を形成した以外は同様の方法でレンズ部材を形成した。実施例1と同様に液状の接着剤樹脂に浸漬したところレンズ面に液状の接着剤樹脂が侵入し光信号はほとんど集光もコリメート化もされなかった。レンズ面への異物の侵入も見られた。
実施例1においてスペーサ部4の高さを50μmにした以外は同様の方法でレンズ部材を形成した。実施例1と同様に液状の接着剤樹脂に浸漬したところレンズ面に液状の接着剤樹脂が侵入しなかったが、光信号はほとんど集光もコリメート化もされなかった。
2 レンズ
3 スルーホール
4 スペーサ部
5 透明層
6、7 透明樹脂
8 下部クラッド層
9 コアパターン
10 上部クラッド層
11 光路変換ミラー
12 間隙
13 空気抜き路
20 レンズ部材
25 光導波路
30 レンズ部材付き光導波路
Claims (22)
- 基板と、
前記基板に設けられたレンズと、
前記レンズの上方に設けられた透明層と
を備えるレンズ部材。 - 前記基板と透明層との間に設けられ、これらの間隔を保持するスペーサ部を備える請求項1に記載のレンズ部材。
- 前記スペーサ部が、前記レンズが設けられた位置以外において、前記基板と前記透明層とを接合する請求項2に記載のレンズ部材。
- 前記レンズが前記基板表面から突出し、そのレンズ高さが、前記スペーサ部の厚み以下である請求項2又は3に記載のレンズ部材。
- 前記スペーサ部が、前記レンズを取り囲むように配置される請求項2〜4のいずれかに記載のレンズ部材。
- 前記レンズが前記スペーサ部に取り囲まれる空間に配置され、該空間が密封された空間、又は1箇所のみで外部と繋がっている空間である請求項5に記載のレンズ部材。
- 前記スペーサ部に取り囲まれた空間に、前記レンズが2つ以上配置される請求項5又は6に記載のレンズ部材。
- 前記レンズが、前記基板表面から突出した凸レンズである請求項1〜7のいずれかに記載のレンズ部材。
- 前記レンズと前記透明層との間に間隙を有する請求項1〜8のいずれかに記載のレンズ部材。
- 前記間隙が空気層である請求項9に記載のレンズ部材。
- 前記透明層の前記基板側と反対の面が前記基板と略平行である請求項1〜10のいずれかに記載のレンズ部材。
- 前記レンズが、前記基板の光透過性を有する部分の上に形成される請求項1〜11に記載のレンズ部材。
- 前記基板が、光透過性を有する透明樹脂によって内部が充填されたスルーホールを有するとともに、前記レンズがその透明樹脂上に形成される請求項1〜11に記載のレンズ部材。
- 請求項1〜13のいずれかに記載のレンズ部材と、
前記基板を挟んで前記レンズと対向する位置に又は前記透明層を挟んで前記レンズと対向する位置に配置される光路変換ミラーと
を備える光学ユニット。 - 請求項1〜13のいずれかに記載のレンズ部材と、
前記基板の前記レンズが設けられた面とは反対側の面上に設けられ、クラッドと該クラッドに埋設されたコアパターンとを有する光導波路とを備え、
前記光導波路には光路変換ミラーが設けられ、前記光路変換ミラーと前記レンズとが、前記基板を挟んで対向する位置に配置されるレンズ部材付き光導波路。 - 請求項1〜13のいずれかに記載のレンズ部材と、
前記透明層の前記レンズ側とは反対側の面上に設けられ、クラッドと該クラッドに埋設されたコアパターンとを有する光導波路を備え、
前記光導波路には光路変換ミラーが設けられ、前記光路変換ミラーと前記レンズとが、前記透明層を挟んで対向する位置に配置されるレンズ部材付き光導波路。 - 前記レンズ部材に2つの前記レンズが設けられるとともに、前記光導波路には前記レンズそれぞれと対向する位置に、前記コアパターンを介して光学的に接続された2つの光路変換ミラーが設けられる請求項15又は16に記載のレンズ部材付き光導波路。
- 請求項2〜7に記載のレンズ部材の製造方法であって、
前記基板に、前記レンズを形成する工程Aと、
前記基板上または前記透明層上に、前記スペーサ部を形成する工程Bと、
前記基板と前記透明層を、前記スペーサ部を介して接合する工程Cと
を備えるレンズ部材の製造方法。 - 前記工程Aにおいて、フォトリソグラフィー加工によって、前記基板から突出したパターン化されたレンズ形成用樹脂を形成した後、加熱溶融によって、前記レンズ形成用樹脂を加熱溶融させて、凸レンズからなる前記レンズを形成する請求項18に記載のレンズ部材の製造方法。
- 前記工程Bにおいて、前記スペーサ部が、前記基板又は前記透明層上にスペーサ部形成用樹脂層を形成し、フォトリソグラフィー加工によってパターン化されてなる請求項18又は19に記載のレンズ部材の製造方法。
- 請求項15〜17のいずれかに記載のレンズ部材付き光導波路の製造方法であって、
前記レンズ部材を用意する工程と、
前記レンズ部材上に前記クラッドに埋設された前記コアパターンを形成する工程と、
前記光路変換ミラーを形成する工程と、
を備えるレンズ部材付き光導波路の製造方法。 - 請求項15又は17に記載のレンズ部材付き光導波路の製造方法であって、
前記基板に、前記レンズを形成する工程と、
前記基板上に、前記スペーサ部を形成する工程と、
前記基板のレンズが形成される面とは反対側の面に、前記コアパターンと前記クラッドの一部をなす上部クラッド層とをこの順に積層する工程と、
前記コアパターンに前記光路変換ミラーを形成する工程と、
前記上部クラッド層を積層した後、又は前記光路変換ミラーを形成した後に、前記レンズ上に前記透明層を設ける工程と、
を備えるレンズ部材付き光導波路の製造方法。
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