JP2014140273A - 電動機駆動装置および冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄な電力消費を抑えた電動機駆動装置を得ること。
【解決手段】本発明にかかる電動機駆動装置は、スイッチング素子を備えて構成され、直流電圧を電圧変換してファンモータ2の駆動電圧を生成するファンモータ駆動電圧生成回路4と、生成された駆動電圧を検出するファンモータ駆動電圧検出回路5と、ファンモータ2の回転数を検出するファンモータ回転数検出回路6と、検出された駆動電圧および検出された回転数に基づいて、スイッチング素子のオンオフ制御を行うマイコン3と、を備え、マイコン3は、ファンモータ2が高負荷状態にあれば回転数が指令回転数となるようにスイッチング素子を制御し、ファンモータ2が軽負荷状態にあれば駆動電圧がファンモータ2の駆動動作保障電圧の下限値となるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫冷却用ファンモータ等の電動機に対して駆動電圧を供給する電動機駆動装置およびこれを備えた冷蔵庫に関する。
冷蔵庫冷却用ファンモータ等の電動機に対して電圧を供給する装置として、ファンモータの回転数が目標の回転数になるよう出力電圧を制御する装置が存在している(例えば、特許文献1参照)。
また、ファンモータが駆動停止に至らない2〜3段階の電圧を印加しているだけのものもある。
特開2001−292566号公報
上記のように、従来の電動機駆動装置は、回転数制御を行っているが、制御対象の電動機の性能にはばらつきがあるため、一般的には、電動機の性能のばらつきを考慮し、必ず駆動できる回転数範囲で制御している。すなわち、性能ばらつきを考慮してマージンを持たせた制御を行っている。そのため、例えば冷蔵庫に適用した場合、冷蔵庫の運転状態によっては、必要以上に高い回転数で運転することとなってしまい、十分な省電力化が実現できていないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、無駄な電力消費を抑えた電動機駆動装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる電動機駆動装置は、スイッチング素子を備えて構成され、印加された直流電圧を電圧変換して電動機の駆動電圧を生成する駆動電圧生成手段と、前記駆動電圧生成手段により生成された駆動電圧を検出する駆動電圧検出手段と、前記駆動電圧の供給先の電動機の回転数を検出する回転数検知手段と、前記駆動電圧検出手段により検出された駆動電圧および前記回転数検知手段により検出された回転数に基づいて、前記スイッチング素子のオンオフ制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記駆動電圧の供給先の電動機が高負荷状態にあれば前記回転数が外部から指定された指令回転数となるように前記スイッチング素子を制御し、当該電動機が軽負荷状態にあれば前記駆動電圧が当該電動機の駆動動作保障電圧の下限値となるように制御することを特徴とする。
本発明によれば、従来よりも消費電力を低く抑えた電動機駆動装置を実現できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1の電動機駆動装置の構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1の制御動作例を示すフローチャートである。 図3は、実施の形態1の制御動作例のタイミングチャートを示す図である。 図4は、実施の形態2の制御動作例を示すフローチャートである。 図5は、実施の形態2の制御動作例のタイミングチャートを示す図である。
以下に、本発明にかかる電動機駆動装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。一例として、冷蔵庫冷却用ファンモータに対して駆動電圧を供給する電動機駆動装置について説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の冷蔵庫冷却用ファンモータの駆動装置(電動機駆動装置)の構成例を示す図である。また、図2は、本実施の形態の電動機駆動装置における制御動作の一例を示すフローチャート、図3は、本実施の形態の電動機駆動装置における制御動作のタイミングチャートを示すものである。なお、冷蔵庫冷却用ファンモータは、以降、ファンモータと記述する。
図1に示したように、本実施の形態の電動機駆動装置は、ファンモータ2に対して電圧を供給するものであり、主要な構成要素として、制御手段としてのマイコン(マイクロコンピュータ)3と、ファンモータ駆動電圧生成回路4と、ファンモータ駆動電圧検出回路5と、ファンモータ回転数検出回路6とを備えている。また、電動機駆動装置にはアクチュエータ駆動用DC電源1(以下、DC電源1と称する)および制御IC駆動用電源7(以下、駆動用電源7と称する)から電圧が供給されている。
図1に示した電動機駆動装置のファンモータ駆動電圧生成回路4においては、マイコン3の出力端子OUT1から出力されるパルス信号に従ってトランジスタQ1がON/OFF動作する。そして、このトランジスタQ1がON/OFF動作することによりトランジスタQ2がON/OFF動作し、DC電源1がON/OFFのDUTYに従ったパルス波形となり、これをリアクトルL1とコンデンサC2からなる平滑回路にて平滑することで、ファンモータ駆動電圧VMを生成している。ファンモータ駆動電圧VMはマイコン3が出力端子OUT1から出力するパルス信号のDUTY比を変更することにより変更できる。ファンモータ駆動電圧VMはファンモータ2に供給され、ファンモータ2は、入力された(供給された)VMの値に応じてモータ(ロータ)を回転させる。
ファンモータ2は、モータの回転数を示す信号Revを出力する機能を有しており、この信号Revはファンモータ回転数検出回路6を介してマイコン3の入力端子IN2(第2の入力端子)に入力される構成となっている。また、ファンモータ駆動電圧生成回路4から出力されるファンモータ駆動電圧VMを検出するファンモータ駆動電圧検出回路5では、ファンモータ駆動電圧VMを分圧し、ファンモータ駆動電圧VMの検出結果としてマイコン3の入力端子IN1(第1の入力端子)に入力する構成となっている。
このような構成の本実施の形態の電動機駆動装置において、マイコン3は、ファンモータ駆動電圧生成回路4から出力されるファンモータ駆動電圧VM(すなわち、ファンモータ2に供給される駆動電圧VM)とファンモータ2の回転数とに基づきファンモータ駆動電圧生成回路4へ出力するパルス信号のDUTY比を決定(変更)することによりファンモータ駆動電圧VMを調整する。
次に電動機駆動装置の動作について図2の制御フローチャートおよび図3のタイミングチャートを用いて説明する。図2はマイコン3が行う制御をフローチャートで示したものである。
電動機駆動装置において、マイコン3は、まず、ファンモータ2の起動条件を確認し、起動条件が成立しているかどうか判断する(ステップS1,S2)。起動条件の詳細については特に規定しないが、例えば、図示を省略した冷蔵庫内の温度検知手段により検知された温度(検知温度)と予め設定されている目標温度の差が所定のしきい値を超えている場合(検知温度−目標温度>しきい値の場合)とする。起動条件が不成立ならば定期的に判断を行い(ステップS2:No)、起動条件が成立している場合には(ステップS2:Yes)、ファンモータを起動させる(ステップS3)。具体的には、起動時シーケンスにおけるDUTY比のパルス信号を出力端子OUT1から出力してファンモータ2を起動させる。
その後、ファンモータ2の回転数が安定したとみなせる程度に十分な時間(t1とする)が経過後(ステップS4:Yes)、マイコン3は、入力端子IN2から入力されたファンモータ2の回転数Revが指令回転数となるよう出力端子OUT1から出力するパルス信号のDUTY比を変更する(ステップS5)。指令回転数は、例えば、電動機駆動装置の外部の機器(電動機駆動装置とともに冷蔵庫を形成している他の装置)で決定され、マイコン3に対して通知される。マイコン3は、ステップS5においてパルス信号のDUTY比を変更した後、冷蔵庫が十分に冷却され軽負荷状態となったかどうかを監視し(ステップS6)、軽負荷状態となったことを検出すると(ステップS6:Yes)、ファンモータ2の回転数Revを指令回転数に合わせる制御を終了し、パルス信号のDUTY比を調整することにより、ファンモータ2の駆動電圧限界(駆動最低電圧)となるまで駆動電圧VMを低下させる(ステップS7)。なお、「軽負荷」となったかどうかの判断は、例えば、検知温度(=冷蔵庫内の温度)=目標温度となった場合に「軽負荷」と判断する。このときの目標温度には幅を持たせるようにしてもよい。例えば、利用者により指定された温度±1℃の範囲を目標温度とする。また、駆動電圧限界は、ファンモータ2が駆動状態を維持できる(ロータが回転している状態を維持できる)必要最低限の電圧値(駆動動作保障電圧の下限値)であり、この情報はマイコン3自身が予め保持しておいてもよいし図1への記載が省略されている記憶部で保持するようにしてもよい。
マイコン3は、次に、ファンモータ2の回転数Revが冷蔵庫筐体の共振周波数と一致していないかどうかを確認し(ステップS8)、一致している場合には(ステップS8:Yes)、ファンモータ2の回転数Revが上昇するようにパルス信号のDUTY比を変更する(ステップS9)。一方、一致していない場合には(ステップS8:No)、軽負荷状態が継続しているかどうかを確認する(ステップS10)。軽負荷状態ではない場合(ステップS10:No)、ステップS5に戻り、ファンモータ2の回転数Revを指令回転数に合わせる制御を再開する。ステップS9では、回転数Revが必要以上に上昇しないように、すなわち、回転数Revが冷蔵庫筐体の共振周波数と一致した状態(共振状態)を解消可能な最小限の上昇数となるように、DUTY比を変更する。駆動電圧VMを徐々に上昇させながら共振状態が解消されたかどうかを監視し、共振状態が解消された時点で駆動電圧VMを上昇させる動作を終了すればよい。「冷蔵庫筐体の共振周波数」はシミュレーション等を行って予め取得しておく情報であり、上述した「駆動電圧限界」と同様に、マイコン3自身がこの情報を保持しておいてもよいし、記憶部(図示せず)で保持するようにしてもよい。
また、軽負荷状態の場合(ステップS10:Yes)、マイコン3は、ファンモータ2の運転条件(運転継続条件)が成立しているかどうかを確認する(ステップS11)。運転条件が成立している場合(ステップS11:Yes)、ステップS10に戻って軽負荷状態か否かを再確認する。一方、運転条件が不成立の場合(ステップS11:No)、ファンモータ2を停止させる(ステップS12)。すなわち、マイコン3は、出力端子OUT1からのパルス信号出力を停止する。
ファンモータ2の運転条件は、例えば、上記の目標温度と検知温度(=冷蔵庫内の温度)の差が所定値(例えば2℃)以下の場合(目標温度−検知温度≦所定値)とする。上記の目標温度に幅を持たせている場合には、運転条件を、検知温度が目標温度の幅(目標温度範囲)の下限値以上の場合、としてもよい。この場合、ファンモータ2が起動後の状態(運転中の状態)において、マイコン3は、検知温度が目標温度範囲の上限に達する(下がる)まではファンモータ2の回転数Revを指令回転数に合わせる制御を行い、検知温度が目標温度範囲の上限に達したことを検知すると、軽負荷状態と判断してファンモータの駆動電圧VMを下限値(駆動電圧限界)まで下げる(下限値まで下げたときに回転数Revが冷蔵庫筐体の共振周波数と一致してしまう場合には下限値付近まで下げる)。その後、検知温度が目標温度範囲の下限に達したことを検知すると、それ以上の冷却は不要と判断してファンモータ2を停止させる。一方、検知温度が目標温度範囲の上限を超えたことを検知するとファンモータ2の回転数Revを指令回転数に合わせる制御を再開する。
以上の制御における各部の波形を簡易的に示したものが図3のタイミングチャートである。マイコン3は、起動時においては、起動シーケンス用のDUTY比のパルス信号を生成して出力端子OUT1から出力する(OUT1出力信号)。これによりファンモータ2の駆動電圧VM(VM電圧)が上昇し始める。駆動電圧VMが最低起動電圧に到達するとファンモータ2が回転を開始し、入力端子IN2にはファンモータ2の回転数Revを示す信号の入力が始まる(IN2入力信号)。起動シーケンスを開始してからt1時間が経過し、回転数が安定した後は、指定回転数となるように、出力端子OUT1から出力するパルス信号(OUT1出力信号)のDUTY比を変更してファンモータ2の駆動電圧VMを調整する。t1時間が経過してからさらにt2時間が経過して十分に冷蔵庫の冷却が進み、冷蔵庫が軽負荷状態と判断すると、ファンモータ2の最低駆動電圧と等しくなるよう、出力端子OUT1から出力しているパルス信号のDUTY比を変更する。
このように、本実施の形態の電動機駆動装置においては、電圧供給先の電動機(ファンモータ2)が軽負荷運転状態になったことを検出すると、供給する駆動電圧VMが電動機の最低駆動電圧となるように制御する。これにより、例えば駆動電圧VMの供給先が冷蔵庫のファンモータの場合、冷蔵庫が軽負荷時にファンモータの個体差(ファンモータ間における駆動電圧と回転数の関係のばらつき)によらず常に最低駆動電圧で駆動できる回転数で運転させることができるので、ファンモータによる消費電力を最小にして冷蔵庫を運転することができる。また、最低駆動電圧で駆動させた場合の回転数が冷蔵庫筐体の共振周波数に一致する場合には、一致しないように駆動電圧を変更するので、騒音が増加するのを抑えつつ省電力化を図ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2の電動機駆動装置について説明する。なお、装置構成は上述した実施の形態1と同様である。本実施の形態の電動機駆動装置を冷蔵庫に適用した場合、冷蔵庫が高負荷時にはファンモータの回転数ムラを小さくし、軽負荷時にはより低損失でファンモータを駆動させることができる。
実施の形態1の電動機駆動装置では、マイコン3がファンモータ駆動電圧生成回路4に対して出力するパルス信号のDUTY比を調整することによりファンモータ2へ供給する駆動電圧を制御することとした。これに対して、本実施の形態の電動機駆動装置では、パルス信号のDUTY比および周波数を調整することにより駆動電圧を制御する。本実施の形態では実施の形態1と異なる部分を中心に説明を行い、実施の形態1と共通の部分については詳細説明を省略する。
本実施の形態の電動機駆動装置の動作について図4の制御フローチャートおよび図5のタイミングチャートを用いて説明する。図4は実施の形態2のマイコン3が行う制御をフローチャートで示したものである。図4に示したフローチャートは、実施の形態1の制御を示した図2にフローチャートのステップS5およびS7をステップS5aおよびS7aに置き換えたものである。
ステップS5aにおいて、マイコン3は、入力端子IN2から入力されたファンモータ2の回転数Revが指令回転数となるよう出力端子OUT1から出力するパルス信号のDUTY比および周波数を変更する。このステップS5aを実行する時点では負荷が高い状態のため、軽負荷状態と比較して周波数を高めることで、駆動電圧VMのリプル電圧を小さくし、ファンモータ2の回転数ムラを小さくする。回転数のムラを小さくすることにより騒音等の問題が起きるのを防止できる。
ステップS7aにおいては、マイコン3は、ファンモータ2の回転数Revを指令回転数に合わせる制御を終了し、パルス信号のDUTY比および周波数を変更することにより、ファンモータ2の駆動電圧限界となるまで駆動電圧VMを低下させる。ステップS7aを実行する時点では軽負荷状態のため、駆動電圧VMが駆動電圧限界となるまでDUTY比および周波数を低下させる。この結果、スイッチング回数が減少するので、これに伴いスイッチング損失も減少する。
なお、ファンモータ2の回転数と冷蔵庫筐体の共振周波数が一致した状態をステップS8で検出し、この状態(共振状態)を解消させるためにパルス信号を調整する必要性が生じた場合には、実施の形態1と同様に、DUTY比のみを調整して駆動電圧VMを上昇させ、共振状態を解消させる(ステップS9を実行する)。周波数は変更せずにDUTY比のみを調整するのはスイッチング回数が上昇してスイッチングによる損失が増加するのを回避するためである。
以上の制御における各部の波形を簡易的に示したものが図5のタイミングチャートである。マイコン3は、起動時においては、起動シーケンス用のDUTY比および周波数のパルス信号を生成して出力端子OUT1から出力する。これによりファンモータ2の駆動電圧VMが上昇し始める。駆動電圧VMが最低起動電圧に到達するとファンモータ2が回転を開始し、入力端子IN2にはファンモータ2の回転数Revを示す信号の入力が始まる。起動シーケンスを開始してからt1時間が経過し、回転数が安定した後は、指定回転数となるように、出力端子OUT1から出力するパルス信号のDUTY比および周波数を変更してファンモータ2の駆動電圧VMを調整する。t1時間が経過してからさらにt2時間が経過して十分に冷蔵庫の冷却が進み、冷蔵庫が軽負荷状態と判断すると、ファンモータ2の最低駆動電圧と等しくなるよう、出力端子OUT1から出力しているパルス信号のDUTY比および周波数を変更する。
このように、本実施の形態の電動機駆動装置においては、電圧供給先の電動機(ファンモータ2)が軽負荷運転状態になったことを検出すると、供給する駆動電圧VMが電動機の最低駆動電圧となるように、ファンモータ駆動電圧生成回路4に対して出力するパルス信号のDUTY比および周波数を制御する(低下させる)こととした。パルス信号の周波数を高くすることで、駆動電圧VMのリプル電圧を小さく抑え、ファンモータ2の回転ムラを抑制して騒音の増加を抑えることができる。一方、軽負荷の場合、パルス信号の周波数を低くすることで、ファンモータ駆動電圧生成回路4におけるスイッチングロスが小さくなるので、効率的な運転を実現でき、実施の形態1と比較して、更なる省電力化を実現できる。また、実施の形態1と同様に、最低駆動電圧で駆動させた場合の回転数が冷蔵庫筐体の共振周波数に一致する場合には、一致しないように駆動電圧を変更するので、騒音の増加を抑えつつ省電力化を図ることができる。
各実施の形態では電動機駆動装置を冷蔵庫に適用する場合の例について説明したが、空気調和機などの機器に対して適用することも可能である。
以上のように、本発明は、ファンモータ等の電動機に供給する駆動電圧を生成する電動機駆動装置として有用である。
1 アクチュエータ駆動用DC電源、2 ファンモータ、3 マイコン(マイクロコンピュータ)、4 ファンモータ駆動電圧生成回路、5 ファンモータ駆動電圧検出回路、6 ファンモータ回転数検出回路、7 制御IC駆動用電源。

Claims (5)

  1. スイッチング素子を備えて構成され、印加された直流電圧を電圧変換して電動機の駆動電圧を生成する駆動電圧生成手段と、
    前記駆動電圧生成手段により生成された駆動電圧を検出する駆動電圧検出手段と、
    前記駆動電圧の供給先の電動機の回転数を検出する回転数検知手段と、
    前記駆動電圧検出手段により検出された駆動電圧および前記回転数検知手段により検出された回転数に基づいて、前記スイッチング素子のオンオフ制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記駆動電圧の供給先の電動機が高負荷状態にあれば前記回転数が外部から指定された指令回転数となるように前記スイッチング素子を制御し、当該電動機が軽負荷状態にあれば前記駆動電圧が当該電動機の駆動動作保障電圧の下限値となるように制御することを特徴とする電動機駆動装置。
  2. 前記制御手段は、前記電動機が高負荷状態の場合は前記スイッチング素子を高周波でスイッチングさせ、前記電動機が軽負荷状態の場合には前記スイッチング素子を低周波でスイッチングさせることを特徴とする請求項1に記載の電動機駆動装置。
  3. 前記制御手段は、前記駆動電圧を前記下限値まで下げた場合の前記回転数が自電動機駆動装置を備えた装置の筐体の共振周波数と一致する場合、前記回転数が当該共振周波数と不一致状態となるまで前記駆動電圧を上昇させることを特徴とする請求項1または2に記載の電動機駆動装置。
  4. 前記制御手段は、前記回転数が前記共振周波数と一致した状態から不一致状態となるまで前記駆動電圧を上昇させる場合、前記スイッチング素子に対するスイッチング制御の周波数は変化させずにデューティー比を変化させることを特徴とする請求項3に記載の電動機駆動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の電動機駆動装置によりファンモータを駆動させることを特徴とする冷蔵庫。
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