JP2007151207A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブラスレスDCモータ制御装置において安定したトルク制御と効率改善と高速回転を行う、インバータ制御装置を供給すること。
【解決手段】昇圧用のコンデンサ4容量C1とコンデンサ5容量C2と平滑用のコンデンサ6容量C3とコンデンサ10容量C4との間に切り換え手段11を備え、該切り換え手段により、コンデンサ容量を調整し、直流電圧VDCを増減させ、安定したトルク制御や中速領域での高効率化や高速化が可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】昇圧用のコンデンサ4容量C1とコンデンサ5容量C2と平滑用のコンデンサ6容量C3とコンデンサ10容量C4との間に切り換え手段11を備え、該切り換え手段により、コンデンサ容量を調整し、直流電圧VDCを増減させ、安定したトルク制御や中速領域での高効率化や高速化が可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、1ピストンロータリーコンプレッサを用いた空気調和機の係り、インバータの入力電圧を可変制御し、制御の安定と効率改善を目標としたインバータ制御装置の関するものである。
ブラシレスDCモータの回転数制御するモータ制御装置として、従来120゜通電制御の方式(特許文献1参照)と、正弦波180゜通電制御(特許文献2,3参照)がある。
従来のブラシレスDCモータ駆動装置によるモータ駆動においては、ブラシレスDCモータに印加される負荷トルクが小トルクのもとでは、ブラシレスDCモータは本来のトルク性能を発揮し、良好な速度制御性能と、かなりの速度脈動に対しても速度追従性がよく、十分な高速応答性を確保することが可能である。制御回路の構成とモータ運転プログラムも簡単なため、制御回路を含めたシステム全体の低コストが図れるという大きなメリットがある。
特許第2642357号公報
特開平7−245982号公報
特開平7−337079号公報
しかしながら、ブラシレスDCモータが低速領域であったり、過負荷時には、モータの騒音・振動が増加してくるため、トルクゲインを大きく設定し、振動抑制を行うが、ゲインを大きくするとモータに流れる電流が増加してくる。このような状況下では駆動効率の悪化・熱の発生・パワー部品の燃損、最悪の場合は脱調し、モータ機器の破損へとつながる。
そのため、直流電圧VDCのリップルを軽減するために平滑用のコンデンサの容量を大きくする必要があった。
そのため、直流電圧VDCのリップルを軽減するために平滑用のコンデンサの容量を大きくする必要があった。
しかし、コンプレッサの全速度領域で直流電圧VDCが高く一定であると、最適な効率で制御することができなかった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、直流電圧VDCを可変することで、トルクゲインを大きく設定し、モータ電流が増加するトルク制御運転領域では平滑用のコンデンサの容量を増加させることにより、安定したトルク制御運転を行うことを可能とし、トルク制御が終了する中速運転領域では、直流電圧VDCを降下させ、モータ鉄損の軽減やスイッチング素子のロス軽減により、高効率が可能となり、また、直流電圧VDCを増加させ、高速化を可能としたインバータ制御装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明は、昇圧用のコンデンサと平滑用のコンデンサの間に切り換え手段を設け、直流電圧VDCを可変しようとしたものである。
これによって、ブラシレスDCモータが低速のトルク制御運転領域では、平滑用のコンデンサ容量を増加させることにより、信頼性の高い1ピストンロータリーコンプレッサのトルク制御運転が可能となり、トルク制御運転領域が終了する中速運転領域では、直流電圧VDCを降下させ高効率化が可能となり、直流電圧VDCを増加させることで、高速領
域までの運転が可能となる。
域までの運転が可能となる。
本発明は、ブラシレスDCモーターが低速領域時に信頼性の高い1ピストンロータリーコンプレッサのトルク制御運転をすることができ、中速領域時には高効率運転をすることができ、さらに、高速領域まで運転させることができる。
第1の発明は、昇圧用のコンデンサと平滑用のコンデンサの間に切り換え手段を設け、切り換え手段により、ブラシレスDCモータが低速でトルク制御運転時に、平滑用のコンデンサを増加させ、直流電圧VDCのリップルを低減させ、安定な制御を行うことができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の切り換え手段により、1ピストンロータリーコンプレッサの回転負荷トルク変動が所定値を超えると、平滑用のコンデンサ容量を増加させることによりリップルの増加を抑え、安定したトルク制御を行うことができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の切り換え手段により、ブラシレスDCモータが中速領域時に、昇圧用のコンデンサ容量を増加させることにより、直流電圧VDCを降下させ高効率運転が可能となり、ブラシレスDCモータが高速領域時に平滑用のコンデンサ容量を増加させ、直流電圧VDCを増加させ、高速領域まで運転する事ができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1,図2,図3を用いて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1,図2,図3を用いて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1は本発明の制御ブロック図である。従来例の図4の構成に平滑用のコンデンサ6容量C3とコンデンサ10容量C4の2個直列にして、昇圧用のコンデンサ4容量C1とコンデンサ5容量C2間と平滑用のコンデンサ6容量C3とコンデンサ10容量C4間に切り換え手段11を設け、インバータ8からの圧縮機モータ回転数情報12に基づいて、切換えを指示する切り換え指示手段13を有する構成となっている。
ここで、C1=C2、320μF≦C1≦1300μF、
C3=C4、360μF≦C3≦900μFとする。
ここで、C1=C2、320μF≦C1≦1300μF、
C3=C4、360μF≦C3≦900μFとする。
以上のように構成された制御ブロックについて、以下その動作、作用を説明する。
まず、インバータ8からの圧縮機モータ回転数情報12を得る。ブラシレスDCモータのトルク変動が所定値を超えるトルク制御回転領域では、切り換え手段11の端子S1と端子S2をオープンとして、平滑用のコンデンサの容量=C3/2として安定したトルク制御を行う。そして、前記情報から圧縮機モータ回転数がトルク制御領域を抜け中速領域であると切り換え手段11が判断した場合に、切り換え手段11の端子S1と端子S2を接続し、倍電圧コンデンサを容量C1+C3と容量C2+C4として、倍電圧用のコンデンサの総容量を増加することができ、整流回路で形成される直流電圧VDC14を降下させることができる。
まず、インバータ8からの圧縮機モータ回転数情報12を得る。ブラシレスDCモータのトルク変動が所定値を超えるトルク制御回転領域では、切り換え手段11の端子S1と端子S2をオープンとして、平滑用のコンデンサの容量=C3/2として安定したトルク制御を行う。そして、前記情報から圧縮機モータ回転数がトルク制御領域を抜け中速領域であると切り換え手段11が判断した場合に、切り換え手段11の端子S1と端子S2を接続し、倍電圧コンデンサを容量C1+C3と容量C2+C4として、倍電圧用のコンデンサの総容量を増加することができ、整流回路で形成される直流電圧VDC14を降下させることができる。
また、直流電圧VDC14の変化を図2より説明する。
図2のように、T=0で電源投入を行い、電源立ち上り期間は、ある一定の傾きVDCT1/T1で増加していき、時間T1後に目標電圧VDCT1に達する。そして、T2ま
での間、直流電圧VDCT1で安定運転を行う。そして、インバータ8からの回転数情報12により、トルク制御が終了した回転領域であると判断した場合、切り換え手段11が働き、昇圧用のコンデンサ容量が増加して、直流電圧VDC14は、ある傾き−(VDCT1−VDCT3)/(T3−T2)で降下して、VDCT3となる。
での間、直流電圧VDCT1で安定運転を行う。そして、インバータ8からの回転数情報12により、トルク制御が終了した回転領域であると判断した場合、切り換え手段11が働き、昇圧用のコンデンサ容量が増加して、直流電圧VDC14は、ある傾き−(VDCT1−VDCT3)/(T3−T2)で降下して、VDCT3となる。
さらに、負荷により、高速領域の運転が必要な場合は切り換え手段11の端子S1と端子S2をオープンにして平滑用のコンデンサ容量=C3/2と増加させ、倍電圧用のコンデンサ容量=C1=C2と減少させ、整流回路で形成される直流電圧VDC14を上昇させることができる。
また、直流電圧VDCの変化を図3より説明する。ここで、直流電圧VDCの電圧立ち上がりから安定までの制御は、図2と同じとする。
直流電圧VDC14は、目標電圧VDCT3で安定している。そして、時間T4で、インバータ8からの回転数情報12により、高速領域の運転が必要であると判断した場合、切り換え手段11が働き、平滑用のコンデンサ容量が増加して、直流電圧VDC14は、ある傾き(VDCT5−VDCT3)/(T5−T4)で増加して、VDCT5となる。ここで、0<T1<T2<T3、0<T1<T4<T5であり、
0<VDCT3<VDCT1、0<VDCT3<VDCT5である。
0<VDCT3<VDCT1、0<VDCT3<VDCT5である。
以上のように、本実施の形態1では、切り換え手段により、トルク制御領域では、平滑用のコンデンサ容量を増加させ、安定したトルク制御を行うことができ、切換え手段により、昇圧用のコンデンサ容量を増加させることで、直流電圧VDCを降下させ、圧縮機モータが中速回転領域で、高効率化を行うことができ、また、切り換え手段により、平滑用のコンデンサ容量を増加させることで、直流電圧VDCを上昇させ、圧縮機モータの高速化を行うことができる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機のインバータ制御は、ブラシレスDCモータの安定したトルク制御運転と中速回転領域での高効率化と、高速化が可能となるので、効率改善を目標としたインバータ制御装置開発等の用途にも適応できる。
1 商用交流電圧
2 リアクタ容量L1
3 ダイオードブリッジ
4 コンデンサ容量C1
5 コンデンサ容量C2
6 コンデンサ容量C3
7 整流回路
8 インバータ
9 ブラシレスDCモータ
10 コンデンサ容量C4
11 切換え手段
12 圧縮機モータ情報
13 切換え指示手段
14 直流電圧VDC
2 リアクタ容量L1
3 ダイオードブリッジ
4 コンデンサ容量C1
5 コンデンサ容量C2
6 コンデンサ容量C3
7 整流回路
8 インバータ
9 ブラシレスDCモータ
10 コンデンサ容量C4
11 切換え手段
12 圧縮機モータ情報
13 切換え指示手段
14 直流電圧VDC
Claims (3)
- 商用電源からの商用交流電圧がリアクタを介して、ダイオードブリッジと昇圧用のコンデンサからなる整流回路で整流され、平滑用コンデンサで平滑されて直流電圧が形成され、その形成された直流電圧を電源電圧にするインバータと、前記インバータにより駆動される圧縮機用モータとを備えた空気調和機で、特にブラシレスDCモータに連結された1ピストンロータリーコンプレッサのブラシレスDCモータ制御装置において、前記1ピストンロータリーコンプレッサの回転負荷トルク変動に対して、前記昇圧用のコンデンサと前記平滑用のコンデンサの間に切り換え手段を設け、コンデンサ容量を可変させることとした空気調和機の制御装置。
- 前記昇圧用のコンデンサと平滑用のコンデンサの間に設けられた切り換え手段により、前記1ピストンロータリーコンプレッサの回転負荷トルク変動が所定値を超えると、平滑用のコンデンサ容量を増加させることとした請求項1に記載の空気調和機の制御装置。
- 前記昇圧用のコンデンサと平滑用のコンデンサの間に設けられた切り換え手段によりブラシレスDCモータが中速運転速度領域では、昇圧用のコンデンサ容量を増加させ、高速運転領域では、平滑用のコンデンサ容量を増加させることとした請求項1に記載の空気調和機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005338215A JP2007151207A (ja) | 2005-11-24 | 2005-11-24 | 空気調和機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005338215A JP2007151207A (ja) | 2005-11-24 | 2005-11-24 | 空気調和機の制御装置 |
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JP2007151207A true JP2007151207A (ja) | 2007-06-14 |
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ID=38211954
Family Applications (1)
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JP2005338215A Withdrawn JP2007151207A (ja) | 2005-11-24 | 2005-11-24 | 空気調和機の制御装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007151207A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101691941B (zh) * | 2009-10-09 | 2011-12-21 | 广东省江门市质量计量监督检测所 | 一种房间空调器的控制方法 |
WO2018155073A1 (ja) * | 2017-02-24 | 2018-08-30 | 工機ホールディングス株式会社 | 電動工具 |
-
2005
- 2005-11-24 JP JP2005338215A patent/JP2007151207A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
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WO2018155073A1 (ja) * | 2017-02-24 | 2018-08-30 | 工機ホールディングス株式会社 | 電動工具 |
JPWO2018155073A1 (ja) * | 2017-02-24 | 2019-07-11 | 工機ホールディングス株式会社 | 電動工具 |
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