JP2014140119A - 通信方法および中継システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通話を中継する。
【解決手段】通話方法は、担当者端末1が、顧客端末2への通話開始リクエストをウェブサーバ20に送信するとともに、中継装置10に発信するステップと、ウェブサーバ20が、通話開始リクエストを受信すると、担当者端末1の識別子および顧客端末2の識別子を対応づけて、接続データ33に記憶するステップと、中継装置10が、担当者端末1からの発信に着信し、接続データ33において担当者端末1の識別子に対応づけられた顧客端末2に発信するステップと、顧客端末2が着信すると、中継装置10が、担当者端末1および中継装置10との通話と、顧客端末2および中継装置10との通話を中継するステップを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、第1の端末および第2の端末の通話を中継する通信方法および中継システムに関する。
一般的な通信端末の普及に伴い、社員のそれぞれにスマートフォンなどの通信端末を貸与し、社員が顧客に個別に電話をかける場合がある。そこで、社員の有する通信端末と、顧客の有する通信端末との通話回線を中継する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載の方法において中継装置は、顧客の端末との通話において、社員および顧客間の通話を中継することにより、通話の録音を可能とする。この際、中継装置および顧客間の通話において、中継装置の電話番号を、社員の公開電話番号にすることで、自然な通話を実現する。
特開2012−142743号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、サブアドレスを用いる方法である。従って、サブアドレスに対応していない通信網において、用いることはできない。
そこで、汎用性の高い中継方法の開発が期待されている。
従って本発明の目的は、汎用性の高い通話の中継を実現する通信方法および中継システムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、第1の端末と、第2の端末と、第1の端末および第2の端末と通話ネットワークを介して接続する中継装置と、第1の端末および中継装置とデータ通信ネットワークを介して接続するウェブサーバを備える通信システムに用いられる通信方法でに関する。即ち本発明の第1の特徴に係る通信方法は、第1の端末が、第2の端末への通話開始リクエストをウェブサーバに送信するとともに、中継装置に発信するステップと、ウェブサーバが、通話開始リクエストを受信すると、第1の端末の識別子および第2の端末の識別子を対応づけて、接続データに記憶するステップと、中継装置が、第1の端末からの発信に着信し、接続データにおいて第1の端末の識別子に対応づけられた第2の端末に発信するステップと、第2の端末が着信すると、中継装置が、第1の端末および当該中継装置との通話と、第2の端末および当該中継装置との通話を中継するステップを備える。
第2の端末に発信するステップにおいて、中継装置は、当該中継装置が発着信可能であって、第1の端末に割り当てたダイヤルイン番号を、発信元として通知しても良い。
第2の端末が、中継装置が発着信可能であって、第1の端末に割り当てたダイヤルイン番号に発信するステップと、中継装置が、第2の端末からの発信に着信し、第1の端末の識別子および第2の端末の識別子とを対応づけて、接続データに記憶するステップと、ウェブサーバが、第1の端末に着信通知を送信するステップと、第1の端末が、ウェブサーバから着信通知を受信すると、中継装置に発信するステップと、中継装置が、第1の端末からの発信に着信し、第1の端末および当該中継装置との通話と、第2の端末および当該中継装置との通話を中継するステップをさらに備えても良い。
着信通知は、プッシュ通信で送信されても良い。
ウェブサーバが、着信通知を送信後、所定時間内に中継装置が第1の端末からの発信を受けなかった場合、中継装置が、第1の端末に発信するステップと、第1の端末が着信すると、中継装置が、第1の端末および当該中継装置との通話と、第2の端末および当該中継装置との通話を中継するステップをさらに備えても良い。
ウェブサーバが、第1の端末について登録された発信先の情報を表示するための顧客リスト表示画面データを生成し、第1の端末に顧客リスト表示画面データを送信するステップをさらに備えても良い。顧客リスト表示画面データは、第1の端末において発信先が選択されると、当該発信先への通話開始リクエストをウェブサーバに送信するコマンドと、中継装置に発信するコマンドを含む。
本発明の第2の特徴は、第1の端末および第2の端末と通話ネットワークを介して接続する中継装置と、第1の端末および中継装置とデータ通信ネットワークを介して接続するウェブサーバを備える中継システムに関する。即ち本発明の第2の特徴に係る中継システムにおいてウェブサーバは、第1の端末から、第2の端末への通話開始リクエストを受信し、第1の端末の識別子および第2の端末の識別子を対応づけて、接続データに記憶する接続データ更新手段を備える。中継装置は、第1の端末からの発信に着信し、接続データにおいて第1の端末の識別子に対応づけられた第2の端末に発信するとともに、第2の端末が着信すると、第1の端末および当該中継装置との通話と、第2の端末および当該中継装置との通話の中継を制御する発信制御手段を備える。
発信制御手段は、第2の端末に発信する際、当該中継装置が発着信可能であって、第1の端末に割り当てたダイヤルイン番号を、発信元として通知することが好ましい。
中継装置は、第2の端末から、当該中継装置が発着信可能であって第1の端末に割り当てたダイヤルイン番号への発信に着信し、第1の端末の識別子および第2の端末の識別子とを対応づけて、接続データに記憶する着信制御手段をさらに備え、ウェブサーバは、中継装置が、第1の端末に割り当てたダイヤルイン番号への発信に着信すると、第1の端末に着信通知を送信する着信通知手段をさらに備えても良い。第1の端末が、ウェブサーバから着信通知を受信した後、中継装置に発信すると、着信制御手段は、第1の端末からの発信に着信し、第1の端末および当該中継装置との通話と、第2の端末および当該中継装置との通話の中継を制御する。
着信通知は、プッシュ通信で送信されても良い。
ウェブサーバにおいて、着信通知を送信後、所定時間内に中継装置が第1の端末からの発信を受けなかった場合、着信制御手段は、第1の端末に発信し、第1の端末が着信すると、第1の端末および当該中継装置との通話と、第2の端末および当該中継装置との通話の中継を制御しても良い。
ウェブサーバは、第1の端末について登録された発信先の情報を表示するための顧客リスト表示画面データを生成し、第1の端末に顧客リスト表示画面データを送信する顧客リスト表示手段をさらに備えても良い。顧客リスト表示画面データは、第1の端末において発信先が選択されると、当該発信先への通話開始リクエストをウェブサーバに送信するコマンドと、中継装置に発信するコマンドを含む。
本発明によれば、汎用性の高い通話の中継を実現する通信方法および中継システムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る通信システムのシステム構成を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る担当者データのデータ構造とデータの一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る顧客データのデータ構造とデータの一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る接続データのデータ構造とデータの一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムにおいて、担当者端末が、予め登録した顧客に発信する処理を説明するシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムにおいて、担当者端末から発信する際に表示される画面の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムにおいて、担当者端末が、予め登録していない顧客に発信する処理を説明するシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムにおいて、顧客端末が、担当者に発信する処理を説明するシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムにおいて、顧客端末から発信する際に表示される画面の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムにおいて、顧客端末が、担当者に発信する際に、ウェブサーバから担当者端末に着信通知が届かなかった場合の処理を説明するシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係るウェブサーバおよび中継装置のハードウェア構成および機能ブロックを説明する図である。 本発明の実施の形態に係る中継装置の中継制御処理を説明するフローチャートである。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
(通話システム)
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る通信システム6を説明する。通信システム6は、担当者端末(第1の端末)1、顧客端末(第2の端末)2および中継システム3を備える。中継システム3は、中継装置10、ウェブサーバ20および中継データベース30を備える。中継システム3において、中継装置10、ウェブサーバ20および中継データベース30は、LAN40などのデータ通信ネットワークを介して、相互に通信可能に接続される。図1に示す例では、担当者端末および顧客端末はそれぞれ1つである場合を説明するが、これらの端末の数は問わない。
本発明の実施の形態において「中継」とは、特に、通話における回線交換のことを示す。例えば、担当者端末1と中継装置10との通話と、顧客端末2と中継装置10との通話を、中継装置10が回線交換することにより、中継装置10は、担当者端末1と顧客端末2との通話を実現することである。
担当者端末1、顧客端末2および中継装置10は、携帯電話機、スマートフォン、電話機などによる通話を実現するための通話ネットワーク4により、相互に通信可能に接続される。通話ネットワーク4は、移動体通信網、固定電話通信網などを含み、それぞれの通話を実現するための回線交換機や基地局なども備える。
担当者端末1およびウェブサーバ20は、インターネットなどの、データ通信を実現するためのデータ通信ネットワーク5により、相互に通信可能に接続される。
担当者端末1は、例えば携帯電話機やスマートフォンなどの、通話ネットワーク4およびデータ通信ネットワーク5に接続可能な情報端末であって、担当者が利用する。担当者端末1は、担当者電話番号が付与され、通話ネットワーク4に接続する端末と通話する。また担当者端末1は、ウェブブラウザなどを介して、ウェブサーバ20に接続するとともに、ウェブサーバ20からのプッシュ通信を受信する。
顧客端末2は、例えば固定電話通信網用の電話機、移動体通信網用の携帯電話機、スマートフォンなどの、通話ネットワーク4に接続可能な情報端末であって、顧客が利用する。顧客端末2は、顧客電話番号が付与され、通話ネットワーク4に接続する端末と通話する。本発明の実施の形態に係る顧客端末2は、通話ネットワーク4に接続する端末と通話できればよく、データ通信はできなくとも良い。
中継装置10は、例えば中継システム3を提供する社内に設置される構内回線交換機である。中継装置10が設置される会社は、不動産会社や証券会社などであって、例えば、個人の顧客と、会社の営業マンが、通話する機会のある会社である。中継装置10は、担当者端末1および顧客端末2と通話ネットワーク4を介して接続し、担当者端末1および顧客端末2と通話可能である。中継装置10は、中継用電話番号、各担当者に割り当てられたダイヤルイン番号および呼出用電話番号について、着信および発信を制御する。
中継用電話番号は、本発明の実施の形態に係る通信方法の通話の中継を利用するために、担当者端末1が中継装置10に発信する際の発信先の電話番号である。担当者端末1は、予め中継システム3に電話番号を登録した顧客端末2と通話する際、中継用電話番号に発信する。中継装置10は、中継用電話番号で着信すると、担当者端末1が選択した顧客について、中継データベース30に予め登録された顧客端末2の情報から、発信元の担当者端末1の通話先を特定し、特定した通話先の顧客端末2に発信する。
各担当者のダイヤルイン番号は、中継装置10が顧客端末2と通話する際に、担当者を識別する番号として用いる電話番号である。中継装置10は、本発明の実施の形態に係る通信方法によって、このダイヤルイン番号宛の通話について、担当者端末1との通話を中継する。また中継装置10は、ダイヤルイン番号を、顧客端末2に発信する際の発信元の電話番号として用いる。
呼出用電話番号は、本発明の実施の形態に係る通信方法の通話の中継を利用するために、担当者端末1が中継装置10に発信する際の発信先の電話番号である。担当者端末1は、中継システム3に電話番号を登録していない顧客端末2と通話する際、呼出用電話番号に発信する。中継装置10は、呼出用電話番号で着信すると、担当者端末1に宛先電話番号の入力を促し、担当者端末1において入力された電話番号で、発信元の担当者端末1の通話先を特定し、特定した通話先の顧客端末2に発信する。
本発明の実施の形態において、中継装置10が、中継用電話番号、各担当者のダイヤルイン番号および呼出用電話番号を発着信可能である場合を説明するが、これに限られない。例えば、中継用電話番号と呼出用電話番号の両方に対応する電話番号を用意しても良い。このとき、担当者からのプッシュ操作などによって、担当者が登録済みの顧客に通話したいのか、担当者が登録していない顧客に通話したいのかを、中継装置10が検知しても良い。また中継装置10は、後述する接続データ33を参照して、担当者が登録済みの顧客に通話したいのか、担当者が登録していない顧客に通話したいのかを、検知しても良い。
ウェブサーバ20は、担当者端末1とインターネットなどのデータ通信ネットワーク5を介して接続するとともに、中継装置10とLAN40などのデータ通信ネットワークを介して接続する。ウェブサーバ20は、担当者端末1に、ウェブブラウザ経由で担当者端末1に電話帳を表示するなどのサービスを提供するサーバである。ウェブサーバ20は、担当者端末1に表示した顧客リストにおいて、発信先が特定されると、その発信先の情報を受信し、中継装置10と発信先の情報を共有する。
中継データベース30は、中継装置10およびウェブサーバ20によって参照および更新される。中継データベース30は、担当者データ31、顧客データ32および接続データ33を備える。中継データベース30は、中継装置10やウェブサーバ20などにおいて実装されても良いし、その他のデータベースサーバなどにおいて実装されても良い。
担当者データ31は、担当者端末1を利用する担当者に関するデータである。担当者データ31は、図2に示すように、担当者IDをキーに、この担当者がログインする際のパスワード、この担当者に割り当てたダイヤルイン番号、担当者端末1に割り当てられた担当者電話番号、およびこの担当者の担当顧客IDなどを対応づけたデータである。
ここで、ダイヤルイン番号は、中継装置10が発着信可能であって、中継装置10において担当者端末1に割り当てた番号である。担当者電話番号は、担当者端末1が発着信可能であって、通話サービスを提供する移動通信網事業者などが担当者端末1に割り当てた番号である。担当顧客IDは、この担当者が担当する顧客の顧客IDであって、ウェブサーバ20は、担当者データ31において表示対象の担当者IDに対応する担当顧客IDに関する情報を、顧客リストとして担当者端末1に表示する。
顧客データ32は、顧客端末2を利用する顧客に関するデータである。顧客データ32は、図3に示すように、顧客IDをキーに、顧客端末2に割り当てられた顧客電話番号、顧客名および顧客名のカナ表記などを対応づけたデータである。ここで顧客電話番号は、顧客端末2が発着信可能であって、通話サービスを提供する移動通信網事業者などが担当者端末1に割り当てた番号である。顧客名およびカナ表記は、ウェブサーバ20が、担当者端末1に顧客の情報を通知する際などに用いられる。
接続データ33は、中継装置10が中継対象を特定するためのデータである。中継が終了すると、接続データ33から適宜レコードが削除されても良い。接続データ33は、図4に示すように、担当者ID、発着区分、顧客IDおよび時刻などを対応づけたデータである。
発着区分「発信」は、担当者端末1が顧客端末2への発信を要求していることを示す。ウェブサーバ20が、担当者端末1からの通話開始リクエストを受信すると、この担当者IDと、発信先の顧客IDと、発着区分「発信」と、時刻とを対応づけたレコードを生成し、接続データ33に挿入する。中継装置10は、接続データ33を参照して、担当者端末1の通話希望先の顧客を特定する。
発着区分「着信」は、顧客端末2が担当者端末1への発信を要求していることを示す。中継装置10が、顧客端末2から担当者のダイヤルイン番号宛の通話を着信すると、発信を要求している顧客IDと、ダイヤルイン番号に対応するの担当者IDと、発着区分「着信」と、時刻とを対応づけたレコードを生成し、接続データ33に挿入する。ウェブサーバ20は、接続データ33を参照して、顧客端末2の通話希望先の担当者を特定する。
(担当者端末からの発信)
図5ないし図7を参照して、担当者端末1と顧客端末2とが通話する処理を説明する。
図5を参照して、担当者端末1が、顧客データ32に予め登録した顧客の顧客端末2と通話する際の処理を説明する。
まずステップS101において担当者端末1が、ウェブブラウザ等を介して、ウェブサーバ20にログインリクエストを送信する。このログインリクエストは、担当者IDおよびパスワードを含む。ウェブサーバ20はログインリクエストを受信すると、ステップS102においてログイン認証する。ウェブサーバ20は、担当者データ31を読み出し、ログインリクエストに含まれる担当者IDおよびパスワードが、担当者データ31が保持するデータと一致するか否かを判定する。一致する場合、ウェブサーバ20は、セッションIDを発行し、ステップS103において、ログイン応答としてセッションIDを送信する。これにより、ステップS104に示すように、担当者端末1およびウェブサーバ20間でセッションが確立する。
担当者端末1は、顧客データ32に登録された顧客と通話する際、ステップS105においてウェブサーバ20に顧客リスト表示リクエストを送信する。これに対応してウェブサーバ20は、ステップS106において顧客データ32から顧客リストデータを作成し、ステップS107において、顧客リストデータを担当者端末1に送信する。
この顧客リストデータは、顧客データ32における顧客のIDと、顧客名、顧客名のカナ表記などを対応づけたデータである。ここでウェブサーバ20は、担当者データ31において、担当者端末1の担当者IDに対応づけられた担当顧客IDを抽出し、顧客データ32から、抽出した担当顧客IDに対応するレコードのみを抽出して顧客リストデータを生成しても良い。またウェブサーバ20は、担当者の顧客であるか否かに関わらず、顧客データ32に登録されたレコードから、顧客リストデータを生成しても良い。
担当者端末1は、ステップS107において顧客リストデータを受信すると、そのデータに基づいて担当者端末1の表示装置に、図6(a)に示すように、顧客リスト表示画面P101を表示する。顧客リスト表示画面P101は、顧客端末2が発信可能な顧客の名前が一覧表示する。
ウェブサーバ20から受信した顧客リストデータは、担当者端末1において発信先が選択されると、当該発信先への通話開始リクエストをウェブサーバ20に送信するコマンドと、中継装置10の中継用電話番号に発信するコマンドを含む。具体的には、図6(a)の顧客リスト表示画面において、担当者端末1が発信先として、顧客の一つ(「伊藤太郎」)を選択すると、ウェブサーバ20は、図6(b)に示す発信画面P102を担当者端末1に表示する。ここで担当者端末1において、発信ボタンB101が押下されると、図5のステップS107およびステップS111の処理が実行される。
担当者によって発信先が特定され、発信ボタンB101が押下されると、ステップS108において担当者端末1は、ウェブサーバ20に通話開始リクエストを送信する。この通話開始リクエストは、担当者によって特定された発信先の顧客ID「C_001」を含む。ウェブサーバ20は、通話開始リクエストを受信すると、送信元の担当者端末1の担当者ID「U_001」、発着種別「発信」、発信先の顧客ID「C_001」および時刻などを対応づけたレコードを生成し、接続データ33に挿入する。その後、ウェブサーバ20は、ステップS108で受信した通話開始リクエストに対応して、ステップS110において通話開始応答を担当者端末1に送信する。
また担当者によって発信先が特定され、発信ボタンB101が押下されると、ステップS111において担当者端末1は、中継装置10に発信する。このとき担当者端末1には、図6(c)に示す発信呼出中画面P103が表示される。このときの発信番号は、担当者端末1の担当者電話番号で、着信番号は、中継装置10の中継用電話番号である。これに対応して、ステップS112において中継装置10が着信すると、中継装置10は、ステップS111の発信元の担当者および中継先を特定する。
具体的にはステップS113において中継装置10は、ステップS111で受けた発信電話番号に基づいて担当者データ31を読み出し、担当者ID「U_001」と、ダイヤルイン番号を抽出する。中継装置10は、接続データ33を読み出して、抽出した担当者ID「U_001」および発着区別「発信」に対応づけられたレコードを抽出し、抽出したレコードの顧客ID「C_001」を、この担当者端末1からの通話の中継先として抽出する。さらに中継装置10は、顧客データ32を読み出して、中継先の顧客ID「C_001」の顧客端末2の顧客電話番号を抽出する。
ステップS112において中継装置10が着信した後、担当者端末1および中継装置10間で通話が発生しているので、担当者端末1は、図6(d)に示す通話中画面P104を表示する。
ステップS114において中継装置10は、ステップS113で特定した中継先に発信する。このときの発信番号は、ステップS113で特定した担当者のダイヤルイン番号で、着信番号は、ステップS113で特定した中継先の顧客電話番号である。これに対応して、ステップS115において顧客端末2が着信すると、ステップS116において中継装置10は、回線交換により、担当者端末1および顧客端末2間の通話を実現する。中継装置10は、ステップS111およびステップS112の発着信により生じた、担当者端末1および中継装置10との通話と、ステップS114およびステップS115の発着信により生じた、顧客端末2および中継装置10との通話を、回線交換する。
図5に示す例において、担当者端末1が、ステップS108で通話開始リクエストを送信しステップS110で通話開始応答を受信した後に、ステップS111を実行する場合を説明するが、これに限られない。担当者端末1は、ステップS108を実行してすぐ、通話開始応答を受信前にステップS111の処理を実行しても良いし、ステップS111の処理を実行した後、ステップS108の処理を実行しても良い。このように、矛盾が生じない限り、図5に示す処理順序は問わない。
このように、図5に示す通信方法により、サブアドレスなどを用いることなく中継装置10が2つの通話を回線交換するので、汎用性の高い通話の中継を実現することができる。また中継システム3の顧客データ32において顧客の電話番号を保持し、担当者端末1において顧客の電話番号を保持しないので、担当者端末1の紛失などによる情報の漏洩を回避することができる。また、顧客データ32を一括管理することにより、顧客の移転による電話番号の変更などについても、即時に対応することができる。また、顧客への通話は、担当者に割り当てたダイヤル番号を発信番号と設定することにより、担当者端末1から直接発信しているような、自然な通話を実現することができる。また、担当者端末1のブラウザなどで表示される顧客リストは、図6(a)に示すように、一般的な携帯端末の電話帳のユーザインタフェースと同様に実現することができる。これにより、携帯端末に特定のアプリケーションをインストールすることなく、また、担当者の利便性を損なうことなく、通話機能を実現する。
次に図7を参照して、担当者端末1が、顧客データ32に登録していない顧客の顧客端末2と通話する際の処理を説明する。例えば、顧客と名刺交換をした直後など、顧客データ32に登録する前に、顧客に通話する際に用いられる。
まずステップS201において担当者端末1は、中継装置10に発信する。このときの発信番号は、担当者電話番号である。着信番号は、中継装置10の呼出用電話番号であって、顧客データ32に登録した顧客の顧客端末2と通話する際に用いる中継用電話番号とは異なることが好ましい。
ステップS202において中継装置10が着信すると、ステップS203において中継装置10は、担当者データ31および発信元の担当者電話番号に基づいて、担当者を特定し、この担当者のダイヤルイン番号を取得する。
ステップS202において中継装置10が着信し、中継装置10および担当者端末1間で通話が発生すると、ステップS204において担当者端末1は、通話先の顧客端末2の電話番号をプッシュし、中継装置10に通知する。中継装置10は、顧客端末2の電話番号を取得すると、顧客端末2に発信する。このときの発信番号は、担当者のダイヤルイン番号で、着信番号は、顧客端末2の電話番号である。これに対応して、ステップS206において顧客端末2が着信すると、ステップS207において中継装置10は、回線交換により、担当者端末1および顧客端末2間の通話を実現する。
このように、図7に示す通信方法においても、サブアドレスなどを用いることなく中継装置10が2つの通話を回線交換するので、汎用性の高い通話の中継を実現することができる。また中継システム3の顧客データ32において顧客の電話番号を保持しない場合でも、担当者端末1および顧客端末2間の通話を実現する。また、顧客への通話は、担当者に割り当てたダイヤル番号を発信番号と設定することにより、担当者端末1から直接発信しているような、自然な通話を実現することができる。
図8を参照して、顧客端末2が、担当者端末1に通話する際の処理を説明する。図8に示す例では、顧客端末2の顧客が、顧客データ32に登録されているか否かは問わない。また、担当者端末1が、ウェブサーバ20からプッシュ通信を受信できる場合を説明する。
ステップS301ないしステップS304において、担当者端末1およびウェブサーバ20間にセッションが確立される。この処理は、図5を参照して説明したステップS101ないしステップS104の処理と同様である。
一方ステップS305において、顧客端末2は、担当者端末1に発信する。このときの発信番号は、顧客電話番号で、着信番号は、担当者のダイヤルイン番号である。従って、ステップSS306において、中継装置10が着信する。
中継装置10が、顧客端末2からの発信に着信すると、ステップS307において顧客および担当者を特定する。中継装置10は、着信のダイヤルイン番号に基づいて、担当者データ31から担当者ID「U_005」および担当者電話番号を取得する。また、発信の顧客電話番号に基づいて、顧客データ32から、顧客ID「C_008」、顧客名などを取得する。さらに中継装置10は、ステップS308において、送信元の顧客端末2の顧客ID「C_008」、発着種別「着信」、発信先の顧客ID「U_005」および時刻などを対応づけたレコードを生成し、接続データ33に挿入する。
その後、ステップS309において中継装置10は、ウェブサーバ20に、着信通知を送信する。ウェブサーバ20は、中継装置10から着信通知を受信すると、ステップS310において着信先の担当者端末1の電話番号、発信元の顧客端末2の顧客名などを特定する。
ここで、ウェブサーバ20が、着信先の担当者端末1や顧客端末2の情報を特定する方法はいくつか考えられる。例えば、ステップS309で送信された着信通知に、これらの情報が含まれていても良い。また、ウェブサーバ20は、着信通知を受信したタイミングで、接続データ33を参照して、これらの情報を取得しても良い。この場合、ウェブサーバ20は、中継装置10から着信通知を受信しなくとも、接続データ33を監視し、担当者端末1への着信のレコードが新たに追加されたことを検知することにより、この担当者端末1に、着信通知を送信しても良い。このように、様々な実装例が考えられる。
ウェブサーバ20が、着信先の担当者端末1の担当者ID、電話番号や、発信元の顧客端末2の顧客名などを特定すると、ステップS311においてウェブサーバ20は、発信元の顧客名もあわせて、担当者端末1に着信通知をプッシュ通信で通知する。ここで、担当者端末1およびウェブサーバ20間は、ステップS304においてセッションが確立しているので、担当者IDを特定することにより、この担当者の担当者端末1とのセッションIDを特定することができる。これによりウェブサーバ20は、データ通信ネットワーク5を介して、担当者端末1にプッシュ通信で、顧客からの着信を通知することができる。
なお、本発明の実施の形態において用いられるプッシュ通知は、どのようなものでも良い。例えば、担当者端末1のブラウザアプリケーションが提供するプッシュ通知機能でも良いし、OSが提供するプッシュ通知機能でも良い。
担当者端末1は、ウェブサーバ20からの着信通知を受信すると、図9(a)に示すような着信通知画面P201を表示する。このとき、担当者端末1は、振動や音などを発して、担当者に通知しても良い。この着信通知画面P201において、発信元の顧客名「山田花子」が表示される。この着信通知は、担当者端末1において応答する旨が選択されると、ウェブサーバ20に応答する旨のメッセージを送信するコマンドと、中継装置10の中継用電話番号に発信するコマンドを含む。ここで担当者端末1において、応答ボタンB201が押下されると、図8のステップS312およびステップS313の処理が実行される。
担当者によって応答ボタンB201が押下されると、ステップS312において、ステップS311の着信通知に対応する応答が、ウェブサーバ20に送信される。またステップS313において担当者端末1は、中継装置10に発信する。このときの発信番号は、担当者電話番号で、着信番号は、中継装置10の中継用電話番号である。ステップS313において中継装置10が着信した後、図9(b)に示す発信画面P202が表示される。これに対応して、ステップS314において中継装置10が着信すると、中継装置10は、ステップS313の発信元の担当者および中継先を特定する。
具体的にはステップS315において中継装置10は、ステップS313で受けた発信電話番号に基づいて担当者データ31を読み出し、担当者ID「U_005」を抽出する。中継装置10は、接続データ33を読み出して、抽出した担当者ID「U_005」および発着区別「着信」に対応づけられたレコードを抽出し、抽出したレコードの顧客ID「C_008」を、この担当者端末1からの通話の中継先として抽出する。
ここで、ステップS314において中継装置10が着信した後、中継装置10との通話が開始されているので、図9(c)に示す通話中画面P203が表示される。
ステップS316において中継装置10は、回線交換により、担当者端末1および顧客端末2間の通話を実現する。中継装置10は、ステップS313およびステップS314の発着信により生じた、担当者端末1および中継装置10との通話と、ステップS305およびステップS306の発着信により生じた、顧客端末2および中継装置10との通話を、回線交換する。
図8のステップS312およびステップS313において、応答ボタンB201が押下されると、2つのコマンドが同時に実行される場合を説明したが、これ以外の方法でも良く、例えば、複数の画面を経て、2つのコマンドが逐次実行されても良い。具体的には、着信通知に対して、応答ボタンB201が押下されると、担当者端末1は、ステップS312に示すように、着信通知に対する応答をウェブサーバ20に送信する。さらに担当者端末1は、「ダイヤルしますか?」などのダイアログ画面をポップアップ表示し、それに対して担当者が「はい」と選択すると、担当者端末1は、ステップS313に示すように、中継装置10に発信しても良い。
このように、図8に示す通信方法により、サブアドレスなどを用いることなく中継装置10が2つの通話を回線交換するので、汎用性の高い通話の中継を実現することができる。また、顧客は、担当者に割り当てたダイヤル番号に発信することで、担当者端末1と通話することができるので、担当者端末1から直接発信しているような、自然な通話を実現することができる。また、担当者端末1にプッシュ通信で着信を通知することにより、中継装置10は、担当者端末1宛の通話を、データ通信ネットワーク5経由で通知することができる。また図9(b)に示すように担当者が応答ボタンB201を押下することにより、中継装置10に発信する。これにより、携帯端末に特定のアプリケーションをインストールすることなく、また、担当者の利便性を損なうことなく、通話機能を実現する。
図8において、担当者端末1宛の着信を、プッシュ通信で通知する場合を説明したが、図10を参照して、プッシュ通信でない方法で通知する場合を説明する。
図10のステップS401ないしステップS407の処理は、図8のステップS305ないしステップS311の処理と同様である。しかしながら、図10に示す例では、着信通知が担当者端末1に届かない。この場合、ステップS408においてウェブサーバ20は、所定時間内に、着信通知に対応する応答を受信しない場合、ステップS407で送信した着信通信が担当者端末1に届かなかったと把握する。ステップS409においてウェブサーバ20は、着信通知が届かなかったことを示す非着信通知を、中継装置10に送信する。
中継装置10は、ウェブサーバ20から非着信通知を受信すると、ステップS410において担当者端末1に発信する。このときの発信番号は、中継用電話番号で、着信番号は、担当者端末1の担当者電話番号である。ステップS411において担当者端末1が着信すると、ステップS412において中継装置10は、音声で顧客名を再生する。中継装置10は、音声合成処理部(図示せず)を備え、中継制御手段11は、音声合成処理部に、ステップS406等で特定した顧客名のカナを音声合成処理部に入力する。音声合成処理部は、その顧客名を音声で出力し、発信先の担当者端末1に音声で通知する。これに対し、ステップS413において担当者端末1が、所定のボタンをプッシュするなどして着信応答を送信した場合、中継装置10は、ステップS414において中継装置10は、回線交換により、担当者端末1および顧客端末2間の通話を実現する。
このように、図10に示す通信方法により、サブアドレスなどを用いることなく中継装置10が2つの通話を回線交換するので、汎用性の高い通話の中継を実現することができる。図10に示す例では、プッシュ通信の着信通知が失敗した際に、中継装置10が担当者端末1に発信する場合を説明したが、プッシュ通信による着信通知をすることなく、中継装置10が担当者端末1に発信して、着信を通知しても良い。
(ウェブサーバ)
図11を参照して、本発明の実施の形態に係るウェブサーバ20を説明する。ウェブサーバ20は、中央処理制御装置200、記憶装置210および通信制御装置220などを備える一般的なコンピュータである。ウェブサーバ20は、一般的なコンピュータが所定の機能を実現するためのプログラムを実行することにより、図11に示す各手段を実現する。ウェブサーバ20は、中継データベース30の各データを参照または更新することができる。ウェブサーバ20は、通信制御装置220を介して、LAN40およびデータ通信ネットワーク5に接続する。
中央処理制御装置200は、ログイン処理手段21、顧客リスト表示手段22、接続データ更新手段23および着信通知手段24を備える。
ログイン処理手段21は、担当者端末1が入力したログインIDおよびパスワードに基づいて、担当者端末1を認証する。このときログイン処理手段21は、担当者端末1とのセッションを識別するセッションIDを発行し、このセッションIDを用いて担当者端末1に接続する。ログイン処理手段21は、図5のステップS101ないしステップS104、および図8のステップS301ないしステップS304の処理に相当する。
顧客リスト表示手段22は、担当者端末1について登録された発信先の情報を表示するための電話帳表示画面データを生成し、担当者端末1に顧客リスト表示画面データを送信する。この顧客リスト表示画面データは、担当者端末1において発信先が選択されると、選択された発信先への通話開始リクエストをウェブサーバ20に送信するコマンドと、中継装置10の中継用電話番号に発信するコマンドを含む。顧客リスト表示手段22は、図5のステップS105ないしステップS107の処理に対応する。
接続データ更新手段23は、担当者端末1から、顧客端末2への通話開始リクエストを受信し、担当者端末1の識別子および顧客端末2の識別子を対応づけて、接続データ33に記憶する。
このとき接続データ更新手段23は、発着区分を「発信」とし、適宜通話開始リクエストを受信した時刻なども対応づけ、更新が完了すると、通話開始応答を担当者端末1に送信する。この処理は、図5のステップS108ないしステップS110に対応する。
着信通知手段24は、中継装置10が、顧客端末2から担当者端末1に割り当てたダイヤルイン番号への発信に着信すると、担当者端末1に着信通知を送信する。着信通知は、プッシュ通信で送信される。
着信通知手段24は、中継装置10から着信通知を受信することで、中継装置10が、顧客端末2から担当者端末1に割り当てたダイヤルイン番号への発信に着信したことを検知しても良い。着信通知手段24は、発信元の顧客端末2の情報を取得するため、接続データ33を読み出し、発着区分が「着信」となったレコードの担当者端末1および顧客端末2の情報を特定しても良い。また、着信通知手段24は、顧客データ32から、顧客端末2の顧客名などを取得して、顧客名を担当者端末1に送信しても良い。着信通知手段24は、担当者端末1においてこの着信に応答する旨の指示が入力されると、担当者端末1からその指示を受信しても良い。また、着信通知を所定時間経過しても受信しなかった場合、着信通知手段24は、着信通知が担当者端末1に届かなかったことを示す、非着信通知を、中継装置10に送信する。着信通知手段24は、図8のステップS309ないしステップS312、図10のステップS405ないしステップS409の処理に対応する。
(中継装置)
図11を参照して、本発明の実施の形態に係る中継装置10を説明する。中継装置10は、中央処理制御装置100、記憶装置110、通信制御装置120および回線交換装置130などを備える構内回線交換機能を実現するコンピュータである。中継装置10は、コンピュータが所定の機能を実現するためのプログラムを実行することにより、図11に示す各手段を実現する。中継装置10は、中継データベース30の各データを参照または更新することができる。中継装置10は、通信制御装置120を介して、LAN40に接続するとともに、回線交換装置130を介して、通話ネットワーク4に接続する。
中央処理制御装置100は、中継制御手段11と、中継手段16を備える。ここで中継手段16は、中継制御手段11によって特定された中継対象の担当者端末1および顧客端末2について、これらの端末が通話できるように回線交換し、通話を中継する。中継手段16は、管理者から入力された指示などによって、中継する通話を録音したり、管理者に傍受させたりすることができる。
中継制御手段11は、中継装置10に着信した通話の発信電話番号や着信電話番号に応じて、発信制御手段12、直接発信制御手段13、着信制御手段14および直接着信制御手段15に処理を振り分ける。図12を参照して、中継制御手段11による中継制御処理を説明する。
中継制御処理は、ステップS1において、担当者端末1、顧客端末2などから着信することにより処理を開始する。これらの端末から着信があると、ステップS2において中継制御手段11は、発信番号が担当者データ31の担当者電話番号に一致するか否かを判定する。一致する場合、ステップS3に進む。ステップS3において中継制御手段11は、着信電話番号が、中継用電話番号であるか否かを判定する。中継用電話番号である場合、担当者が、顧客データ32に登録された顧客への発信を試みているので、ステップS4において中継制御手段11は、発信制御手段12に発信制御処理を実行させる。一方、中継用電話番号でない場合、担当者が、顧客データ32に登録されていない顧客への発信を試みているので、ステップS5において中継制御手段11は、直接発信制御手段13に直接発信制御処理を実行させる。
ステップS2において発信番号が担当者データ31の担当者電話番号に一致しないと判定された場合、ステップS6において中継制御手段11は、発信番号が顧客データ32の顧客電話番号に一致するか否かを判定する。一致する場合、ステップS7に進む。ステップS7において中継制御手段11は、着信電話番号が、担当者データ31のダイヤルイン番号に一致するか否かを判定する。一致する場合、顧客データ32に登録された顧客が、担当者への発信を試みているので、ステップS8において中継制御手段11は、着信制御手段14に着信制御処理を実行させる。一方、着信電話番号が、担当者データ31のダイヤルイン番号に一致しない場合、ステップS11においてエラーとして処理する。具体的には、顧客データ32に登録された顧客が担当者のダイヤルイン番号を誤って発信したと考えられるので、中継制御手段11はその旨を、顧客端末2に音声で通知する。具体的には、中継制御手段11は、音声合成処理部に、顧客が発信した電話番号が誤っているので、その旨を説明するメッセージを音声合成処理部に入力する。音声合成処理部は、そのメッセージを音声で出力し、発信元の顧客端末2に音声で通知する。
ステップS6において発信番号が顧客データ32の顧客電話番号に一致しないと判定された場合、ステップS9において中継制御手段11は、着信電話番号が、担当者データ31のダイヤルイン番号に一致するか否かを判定する。一致する場合、顧客データ32に登録されていない顧客が、担当者への発信を試みていると考えられるので、ステップS10において中継制御手段11は、直接着信制御手段15に直接着信制御処理を実行させる。一方、着信電話番号が、担当者データ31のダイヤルイン番号に一致しない場合、ステップS11においてエラーとして処理する。具体的には、顧客データ32に登録されていない顧客が担当者のダイヤルイン番号を誤って発信したと考えられるので、中継制御手段11はその旨を、顧客端末2に音声で通知する。
ここで、中継制御手段11の各手段を詳述する。
発信制御手段12は、担当者から、顧客データ32に登録された顧客への通話を中継するための処理を制御する。発信制御手段12は、担当者端末1から中継用電話番号への発信に着信し、接続データ33において担当者端末1の識別子に対応づけられた顧客端末2に発信する。発信制御手段12は、顧客端末2が着信すると、担当者端末1および中継装置10との通話と、顧客端末2および中継装置10との通話を、中継手段16に中継させる。発信制御手段12は、顧客端末2に発信する際、担当者端末1に割り当てたダイヤルイン番号を、発信元として通知する。発信制御手段12は、図5のステップS111ないしステップS115の処理に対応する。
直接発信制御手段13は、担当者と、顧客データ32に登録されていない顧客との通話を中継するための処理を制御する。直接発信制御手段13は、担当者端末1から中継用電話番号への発信に着信し、発信元の担当者の情報を特定する。その後、担当者端末1において通話先の顧客の電話番号がプッシュされると、直接発信制御手段13は、プッシュされた顧客の電話番号に発信する。直接発信制御手段13は、顧客端末2に発信する際、担当者端末1に割り当てたダイヤルイン番号を、発信元として通知する。直接発信制御手段13は、図7のステップS201ないしステップS206の処理に対応する。
着信制御手段14は、顧客データ32に登録された顧客から、担当者への通話を中継するための処理を制御する。着信制御手段14は、顧客端末2から、担当者端末1に割り当てたダイヤルイン番号への発信に着信し、担当者端末1の識別子および顧客端末2の識別子とを対応づけて、接続データ33に記憶する。担当者端末1が、ウェブサーバ20から着信通知を受信した後、中継装置10に発信すると、着信制御手段14は、担当者端末1からの発信に着信し、担当者端末1および中継装置10との通話と、顧客端末2および中継装置10との通話の中継を制御する。着信制御手段14のこの処理は、図8のステップS305ないしステップS309の処理、およびステップS313ないしステップS316の処理に対応する。
着信制御手段14は、接続データ33に記憶した後、担当者端末1に着信があった旨の着信通知を、ウェブサーバ20に送信しても良い。この着信通知は、ウェブサーバ20から担当者端末1に通知される。担当者端末1に着信通知を送信後、所定時間内に中継装置10が担当者端末1からの発信を受けなかった場合、着信制御手段14は、担当者端末1に発信しても良い。担当者端末1が着信すると、着信制御手段14は、担当者端末1および中継装置10との通話と、顧客端末2および中継装置10との通話の中継を制御する。着信制御手段14のこの処理は、図10のステップS409ないしステップS413の処理に対応する。
直接着信制御手段15は、顧客データ32に登録されていない顧客から、担当者への通話を中継するための処理を制御する。着信制御手段14の処理と同様の処理で、担当者端末1に着信を通知することができる。しかしながら、顧客の情報は登録されていないので、直接着信制御手段15は、担当者端末1に発信元の顧客名などを通知することはできない。
上記説明したように、本発明の実施の形態に係る通信方法において、サブアドレスを用いず、また担当者端末1に特定のアプリケーションをインストールすることなく、担当者端末1および顧客端末2間の通話を中継することができる。これにより、汎用性の高い通話の中継を実現することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施の形態に記載した中継装置10やウェブサーバ20は、図11に示すようにそれぞれ一つのハードウェア上に構成されても良いし、一つのハードウェア上に構成されても良い。また、既存の中継装置やウェブサーバなどの上に、実現されても良い。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 担当者端末
2 顧客端末
3 中継システム
4 通話ネットワーク
5 データ通信ネットワーク
6 通信システム
10 中継装置
11 中継制御手段
12 発信制御手段
13 直接発信制御手段
14 着信制御手段
15 直接着信制御手段
16 中継手段
20 ウェブサーバ
21 ログイン処理手段
22 顧客リスト表示手段
23 接続データ更新手段
30 中継データベース
31 担当者データ
32 顧客データ
33 接続データ
40 LAN
100、200 中央処理制御装置
110、210 記憶装置
120、220 通信制御装置
130 回線交換装置

Claims (12)

  1. 第1の端末と、第2の端末と、前記第1の端末および前記第2の端末と通話ネットワークを介して接続する中継装置と、前記第1の端末および前記中継装置とデータ通信ネットワークを介して接続するウェブサーバを備える通信システムに用いられる通信方法であって、
    前記第1の端末が、前記第2の端末への通話開始リクエストを前記ウェブサーバに送信するとともに、前記中継装置に発信するステップと、
    前記ウェブサーバが、前記通話開始リクエストを受信すると、前記第1の端末の識別子および前記第2の端末の識別子を対応づけて、接続データに記憶するステップと、
    前記中継装置が、前記第1の端末からの発信に着信し、前記接続データにおいて前記第1の端末の識別子に対応づけられた前記第2の端末に発信するステップと、
    前記第2の端末が着信すると、前記中継装置が、前記第1の端末および当該中継装置との通話と、前記第2の端末および当該中継装置との通話を中継するステップ
    を備えることを特徴とする通信方法。
  2. 前記第2の端末に発信するステップにおいて、
    前記中継装置は、当該中継装置が発着信可能であって、前記第1の端末に割り当てたダイヤルイン番号を、発信元として通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記第2の端末が、前記中継装置が発着信可能であって、前記第1の端末に割り当てたダイヤルイン番号に発信するステップと、
    前記中継装置が、前記第2の端末からの発信に着信し、前記第1の端末の識別子および前記第2の端末の識別子とを対応づけて、前記接続データに記憶するステップと、
    前記ウェブサーバが、前記第1の端末に着信通知を送信するステップと、
    前記第1の端末が、前記ウェブサーバから前記着信通知を受信すると、前記中継装置に発信するステップと、
    前記中継装置が、前記第1の端末からの発信に着信し、前記第1の端末および当該中継装置との通話と、前記第2の端末および当該中継装置との通話を中継するステップ
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の通信方法。
  4. 前記着信通知は、プッシュ通信で送信されることを特徴とする請求項3に記載の通信方法。
  5. 前記ウェブサーバが、前記着信通知を送信後、所定時間内に前記中継装置が前記第1の端末からの発信を受けなかった場合、
    前記中継装置が、前記第1の端末に発信するステップと、
    前記第1の端末が着信すると、前記中継装置が、前記第1の端末および当該中継装置との通話と、前記第2の端末および当該中継装置との通話を中継するステップ
    をさらに備えることを特徴とする請求項3または4に記載の通信方法。
  6. 前記ウェブサーバが、前記第1の端末について登録された発信先の情報を表示するための顧客リスト表示画面データを生成し、前記第1の端末に前記顧客リスト表示画面データを送信するステップをさらに備え、
    前記顧客リスト表示画面データは、前記第1の端末において発信先が選択されると、当該発信先への通話開始リクエストを前記ウェブサーバに送信するコマンドと、前記中継装置に発信するコマンドを含む
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の通信方法。
  7. 第1の端末および第2の端末と通話ネットワークを介して接続する中継装置と、前記第1の端末および前記中継装置とデータ通信ネットワークを介して接続するウェブサーバを備える中継システムであって、
    前記ウェブサーバは、
    前記第1の端末から、前記第2の端末への通話開始リクエストを受信し、前記第1の端末の識別子および前記第2の端末の識別子を対応づけて、接続データに記憶する接続データ更新手段を備え、
    前記中継装置は、
    前記第1の端末からの発信に着信し、前記接続データにおいて前記第1の端末の識別子に対応づけられた前記第2の端末に発信するとともに、前記第2の端末が着信すると、前記第1の端末および当該中継装置との通話と、前記第2の端末および当該中継装置との通話の中継を制御する発信制御手段
    を備える
    ことを特徴とする中継システム。
  8. 前記発信制御手段は、前記第2の端末に発信する際、当該中継装置が発着信可能であって、前記第1の端末に割り当てたダイヤルイン番号を、発信元として通知する
    ことを特徴とする請求項7に記載の中継システム。
  9. 前記中継装置は、
    前記第2の端末から、当該中継装置が発着信可能であって前記第1の端末に割り当てたダイヤルイン番号への発信に着信し、前記第1の端末の識別子および前記第2の端末の識別子とを対応づけて、前記接続データに記憶する着信制御手段をさらに備え、
    前記ウェブサーバは、
    前記中継装置が、前記第1の端末に割り当てたダイヤルイン番号への発信に着信すると、
    前記第1の端末に着信通知を送信する着信通知手段をさらに備え、
    前記第1の端末が、前記ウェブサーバから前記着信通知を受信した後、前記中継装置に発信すると、
    前記着信制御手段は、前記第1の端末からの発信に着信し、前記第1の端末および当該中継装置との通話と、前記第2の端末および当該中継装置との通話の中継を制御する
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の中継システム。
  10. 前記着信通知は、プッシュ通信で送信されることを特徴とする請求項9に記載の中継システム。
  11. 前記ウェブサーバにおいて、前記着信通知を送信後、所定時間内に前記中継装置が前記第1の端末からの発信を受けなかった場合、
    前記着信制御手段は、前記第1の端末に発信し、前記第1の端末が着信すると、前記第1の端末および当該中継装置との通話と、前記第2の端末および当該中継装置との通話の中継を制御する
    ことを特徴とする請求項9または10に記載の中継システム。
  12. 前記ウェブサーバは、
    前記第1の端末について登録された発信先の情報を表示するための顧客リスト表示画面データを生成し、前記第1の端末に前記顧客リスト表示画面データを送信する顧客リスト表示手段をさらに備え、
    前記顧客リスト表示画面データは、前記第1の端末において発信先が選択されると、当該発信先への通話開始リクエストを前記ウェブサーバに送信するコマンドと、前記中継装置に発信するコマンドを含む
    ことを特徴とする請求項7ないし11のいずれか1項に記載の中継システム。
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