以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図9は、本発明の画像処理システム、操作端末装置及び操作制御プログラムの一実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像処理システム、操作端末装置及び操作制御プログラムの一実施例を適用した画像処理システム1のブロック構成図である。
図1において、画像処理システム1は、画像処理装置本体2と操作表示端末装置(操作端末装置)3とを備えており、操作表示端末装置3は、該画像処理装置本体2に対して、有線及び無線の適宜の通信方式の通信回線4によって選択的に接続される。この画像処理装置本体2と操作表示端末装置3との通信方式は、適宜の通信方式を用いることができ、例えば、USB(Universal Serial Bus)、シリアル通信、イーサネット(登録商標)やWifi等のIPプロトコルで通信する有線LAN(Local Area Network)や無線LAN、Bluetooth(登録商標)やIrDA等を用いることができる。
画像処理装置本体2は、例えば、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ装置、スキャナ装置、複合装置等の画像処理装置本体であり、本実施例では、複合装置が用いられている。画像処理装置本体2は、画像処理装置本体として必要なスキャナデバイス21やプロッタデバイス22等のハードウェアを備えている。また、画像処理装置本体2は、ハードウェアであるハードディスクやROM(Read Only Memory)等に格納されているOS(Operating System:オペレーションシステム)20上に、各種アプリケーションが搭載されることで、ハードウェアを利用した各種動作機能、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、フォルダ送信、メール通信等を実行する。画像処理装置本体2は、そのOS20として、例えば、UNIX(登録商標)等の汎用OSが用いられている。
すなわち、画像処理装置本体2は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の操作制御方法のうち、画像処理装置本体2で実行する操作制御方法を実行させる画像処理装置本体2用の操作制御プログラムを読み込んで、図示しない不揮発性メモリやハードディスク等に導入することで、後述する1つの操作表示端末装置3を複数の機種の画像処理装置本体2の操作部として利用する操作制御方法を実行する画像処理装置本体として構築されている。この操作制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
そして、画像処理装置本体2は、上述のように、画像処理装置として必要なスキャナデバイス21、プロッタデバイス22等各部を備えているとともに、画像処理装置本体2用の操作制御プログラムが導入されることで、印刷制御部23、送信制御部24、通信制御部25及び通信I/F26等が構築されている。
スキャナデバイス21は、例えば、CCD(Charge Coupled Device )またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )を利用したイメージスキャナ等が利用されており、一般的に、ADF(Auto Document Feeder)を備えている。ADFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナデバイス21の原稿読取位置に送給する。スキャナデバイス21は、ADFから搬送されてきた原稿に光を照射し、原稿で反射された光をCCDまたはCMOSで光電変換して、原稿の画像を所定の解像度で読み取る。また、スキャナデバイス21は、読み取った画像データに対して必要な画像処理を施して、送信制御部24に渡す。
プロッタデバイス22は、印刷制御部23から渡される描画データ及び制御信号に基づいて、用紙に画像を印刷出力(画像形成出力)して、印刷済みの用紙を、排紙トレイ上に排出する。すなわち、プロッタデバイス22は、電子写真方式のエンジンの場合、図示しないが、電子写真方式で用紙に描画データに基づいて印刷処理を行うのに必要な部品、例えば、感光体、帯電部、光書込部、現像部、転写部及びクリーニング部等の画像形成ユニットを備えている。プロッタデバイス22は、カラープロッタであるときには、画像形成ユニットをカラー分、例えば、CMYK分だけ備えている。プロッタデバイス22は、描画データ及び制御信号により光書込部を動作させて、帯電部による一様に帯電されている感光体上に静電潜像を形成して、現像部によりトナーを感光体上に供給して現像してトナー画像を形成する。プロッタデバイス22は、給紙部から用紙を感光体と転写部との間に給紙して、感光体上のトナー画像を転写部によって用紙に転写させ、トナー画像の転写された用紙を定着部に搬送して、定着部で加熱・加圧して用紙上のトナー画像を定着させることで、印刷処理を行う。
印刷制御部(操作関連情報提供手段、動作制御手段)23は、スキャナデバイス21、プロッタデバイス22及び通信制御部25に接続され、OS20の管理する装置管理情報に基づいて、スキャナデバイス21、プロッタデバイス22及びその他の動作制御を行う。また、印刷制御部23は、通信制御部25を介して操作表示端末装置3に操作関連情報を送信する。
通信I/F(装置通信手段)28は、上記USB、シリアル通信、イーサネットネットやWifi等のIPプロトコルで通信する有線LANや無線LAN、BluetoothやIrDA等によって通信回線4を介して操作表示端末装置3と通信する。
通信制御部25は、通信I/F26を介して受信するデータを制御して、画像処理装置本体2の各部にデータを転送したり、画像処理装置本体2の各部から受信するデータを制御して、通信I/F26を介して操作表示端末装置3や他の装置へ転送したりする。
送信制御部24は、スキャナデバイス21の読み取った画像データを、他の装置に通信I/F26を介して転送してその装置の記憶部のフォルダに記憶させるフォルダ送信、SMB(Server Message Block)を用いて他の装置にネットワークを介して添付文書として文書画像データを添付してメールで送信するメール送信、画像処理装置本体2に着脱可能に装着されたUSB(Universal Serial Bus)メモリ、SDメモリ等の電子メディアに書き込む電子メディア書込出力及び自機でのプリント出力や操作表示端末装置3への表示出力等の出力方式を利用して出力する。
画像処理装置本体2は、本実施例では、その操作表示部として、画像処理装置本体2とUSB等の有線の通信回線4で接続された操作表示端末装置3が利用されるが、その他に、画像処理装置本体2とは別体の携帯端末装置として構成され、画像処理装置本体2と無線の通信回線で接続される操作表示端末装置3を利用するようにしてもよい。この操作表示部としては、画像処理装置本体2の各種機能を動作させるのに必要な命令を入力操作する操作キー及び必要な各種情報を表示するディスプレイを備えている。
そして、操作表示端末装置3は、本体筐体3aに、表示画面3b、スタートキー3c、試しコピーキー3d及びFAX用LED(Light Emitting Diode)3e等のハードウェアが設けられている。
操作表示端末装置3は、ハードウェアであるROMやRAM(Random Access Memory)等に格納されているOS30上に、各種プログラムが搭載されることで、CPUが、該プログラムに従って表示画面3b、スタートキー3c、試しコピーキー3d、FAX用LED3e及び図示しない通信用ハードウェア等を利用した各種動作機能、通信機能等を実行する。操作表示端末装置3は、そのOS30として、例えば、Android(登録商標)、IOS(登録商標)、windows(登録商標)等を搭載している。操作表示端末装置3は、その搭載するOS30が、画像処理装置本体2の搭載するOS20とは異なるOSであってもよいし、画像処理装置本体2が搭載しているOS20と同じOSであってもよい。なお、表示画面3b及びFAX用LED3eは、全体として、情報出力手段として機能し、スタートキー3c、試しコピーキー3d及び表示画面3bに表示される機能ボタンは、全体として、操作手段として機能している。
すなわち、操作表示端末装置3は、ROM、EEPROM、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD、SDカード、MO等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の操作制御方法のうち、操作表示端末装置3で実行する操作制御方法を実行させる操作表示端末装置3用の操作制御プログラムを読み込んで、図示しない不揮発性メモリやハードディスク等に導入することで、後述する操作表示端末装置3を複数機種の画像処理装置本体2の操作表示端末装置として適用させる操作表示端末装置として構築されている。この操作制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
そして、操作表示端末装置3は、本発明の操作制御プログラムとして、各種機種の画像処理装置本体2に基本動作を行わせる操作表示部として機能するのに必要な基本操作表示アプリケーションと、その機種固有の動作を行わせる操作表示部として機能するのに必要な固有操作表示アプリケーションとが導入されている。したがって、操作表示端末装置3は、画像処理装置本体2の操作表示部の基本操作表示部及び固有操作表示部として機能する。
操作表示端末装置3は、操作表示端末装置3として必要な表示画面3b等のハードウェア各部を備えているとともに、上記操作表示端末装置3用の操作制御プログラムが導入されることで、操作情報表示部31、機種共通部31a、機種固有部31b、通信制御部32及び通信I/F33等が構築される。
操作情報表示部31は、上記表示画面3bを利用して、操作表示端末装置3からユーザに通知する各種情報を表示出力したり、機能ボタンを表示してユーザの操作した機能ボタンに対応する操作情報を通信制御部32に渡す。操作情報表示部31は、画像処理装置本体2の操作表示部として機能するときには、機種共通部31a及び機種固有部31bによってその動作が制御された表示項目がある。
機種共通部31aは、上記基本操作表示アプリケーションに基づいて、画像処理装置本体2の機種に非依存の操作表示動作を行う。すなわち、機種共通部31aは、操作関連情報取得要求に応じて画像処理装置本体2から送られてくる操作関連情報のうち、画像処理装置本体2の機種に非依存の共通機能に対応する共通機能対応操作関連情報に応じて、表示画面3b、スタートキー3c、試しコピーキー3d、FAX用LED3e等の情報出力手段及び操作手段を制御し、共通機能制御手段として機能している。
機種共通部31aは、具体的には、共通機能対応操作関連情報に応じて、画像処理装置本体2の機種の相違にかかわらずに操作表示部として必要な情報や機能ボタンを液晶表示画面3bに表示させ、その機能ボタンの操作情報を通信制御部32に渡す。また、機種共通部31aは、スタートキー3cを機種共通の処理対象として利用して、画像処理装置本体2の機種にかかわらず操作表示部として処理する必要のある各種動作のスタートを指示操作を可能とする。さらに、機種共通部31aは、操作対象となる画像処理装置本体2の機種によっては、試しコピーキー3dを機種共通の処理対象として利用して、試しコピーの指示操作を可能とする。
機種固有部31bは、上記固有操作表示アプリケーションに基づいて、画像処理装置本体2の機種に依存する操作表示動作を行う。すなわち、機種固有部31bは、操作関連情報取得要求に応じて前記画像処理装置本体2から送られてくる操作関連情報のうち、該画像処理装置本体2の機種に依存する固有機能に対応する固有機能対応操作関連情報に応じて、表示画面3b、スタートキー3c、試しコピーキー3d、FAX用LED3e等の情報出力手段及び操作手段を制御し、固有機能制御手段として機能している。
機種固有部31bは、具体的には、機種固有対応操作関連情報に応じて、種々の機種の画像処理装置本体2の固有の操作表示部としての処理(固有処理)を、表示画面3bに表示させる。また、機種固有部31bは、種々の機種の画像処理装置本体2の固有部として、試しコピーキー3d及びFAX用LED3eの操作や点灯/消灯を制御する。
通信I/F(端末通信手段)33は、上記USB、シリアル通信、イーサネットネットやWifi等のIPプロトコルで通信する有線LANや無線LAN、BluetoothやIrDA等によって、画像処理装置本体2と通信する。
通信制御部(通信制御手段)32は、機種共通部31aと機種固有部31bによる制御結果に応じて、表示画面3bの機能ボタン、スタートキー3c、試しコピーキー3d等に対して実行された操作情報を通信I/F33を介して画像処理装置本体2へ送信する。また、通信制御部32は、通信I/F33を介して受信するデータを制御して、操作表示端末装置3の各部にデータを転送したり、操作表示端末装置3の各部から受信するデータを制御して、通信I/F33を介して画像処理装置本体2の各部や他の装置へ転送したりする。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像処理システム1は、操作表示端末装置3が、機種の異なる複数の画像処理装置本体2の操作表示部として機能する。
まず、操作表示端末装置3が、図3(a)に示す操作表示端末装置3A及び図3(b)に示す操作表示端末装置3Bの代わりに用いられる場合について、以下説明する。図3(a)は、画像処理装置本体2が、カラー機能、試しコピー機能及び3種類(通信中、代行受信あり、親展受信あり)のFAX通知機能を備えている機種である場合の操作表示端末装置3Aである。図3(b)は、画像処理装置本体2が、モノクロ機能のみを備え、FAX通知機能及び試しコピー機能を有していない機種である場合の操作表示端末装置3Bである。
図3(a)において、実線で示す部分が共通部分であり、破線で示す部分が機種固有部分である。すなわち、図3(a)では、画像処理装置本体2がカラー機であるので、トナー情報として、カラートナーの残量表示、原稿種類として、モノクロとカラーのいずれかを表示、トナーエンド情報としてどのカラーのトナーが無くなったかの表示等が機種固有部分となる。
すなわち、図3(a)の操作表示端末装置3Aの機能を実現するためには、破線で示した機種固有部分を、図2に示した本実施例の操作表示端末装置3の表示画面3b及びFAX用LED3eで実現する必要がある。
また、図3(b)では、画像処理装置本体2がモノクロ機であるので、トナー残量の表示が1種類のみであること、及び、試しコピー機能とFAX機能を備えていないため、これらの部分が機種固有部分となる。
すなわち、図3(b)の操作表示端末装置3Bの機能を実現するためには、破線で示した機能固有部分を、図2に示した本実施例の操作表示端末装置3の表示画面3b、試しコピーキー3d及びFAX用LED3eで実現する必要がある。
そして、本実施例の画像書理システム1は、機種Aの画像処理装置本体2に対して、図2の操作表示端末装置3を適用させるためには、表示画面3bへの表示に関しては、例えば、コピー操作を行う場合、図4に示すように表示画面制御を行う。
すなわち、図4に示すように、ユーザUが、原稿を画像処理装置本体2のスキャナにセットして、操作表示端末装置3の表示画面3bに対してコピー画面表示依頼を行うと(S1)、操作情報表示部31が、機種共通部31aに対して、コピー画面表示を要求する。
機種共通部31aは、通信制御部32に対してコピー画面要求を行ない、通信制御部32が通信I/F33から通信回線4を介して画像処理装置本体2の通信制御部25にコピー画面要求(操作関連情報の取得要求)を送信する(S2)。
画像処理装置本体2の通信制御部25は、通信I/F26を介して操作表示端末装置3からコピー画面要求を受け取ると、印刷制御部23にその旨を通知し、コピー画面表示用のウィンドウ描画データ(画像ID)を通信制御部25に渡す。通信制御部25は、印刷制御部23から受け取ったウィンドウ描画データ(操作関連情報)を通信回線4を介して操作表示端末装置3に送信する(S3)。
また、画像処理装置本体2の印刷制御部23は、ボタン表示データ(画像ID)を通信制御部25を介して操作表示端末装置3に送信する(S4)。
操作表示端末装置3は、通信制御部32が画像処理装置本体2からウィンドウ描画データとボタン表示データを受信すると、機種共通部31aが操作情報表示部31に渡して、操作情報表示部31が、図4の右側に示すように、表示画面3bにウィンドウとボタンを表示させる。
さらに、画像処理装置本体2の印刷制御部23は、自機が備えているトナーの種類とその残量に対応するトナー残量を、画像表示データ(画像ID)として、順次トナーの種類分だけ、通信制御部25を介して操作表示端末装置3に送信する(S5)。
操作表示端末装置3の機種共通部31aは、画像処理装置本体2から送られてきたデータに対応する表示画像を備えていないときには、機種固有部31bに該データを渡す。機種固有部31bは、受け取ったデータ(画像ID)に基づいて、図4の右側に示すように、表示画面3bのウィンドウ画像内に画像を表示する(S6)。いま、機種Aは、カラー機であるので、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色についてのトナー残量を表示する。
次に、画像処理装置本体2の印刷制御部23は、原稿種類のメッセージデータ(文字列ID)を、通信制御部25を介して操作表示端末装置3に送信する(S7)。
操作表示端末装置3の機種共通部31aは、画像処理装置本体2から送信されてきたデータに対応する文字列を備えていないときには、機種固有部31bに文字列の取得要求と文字列IDを渡す(S8)。
機種固有部31bは、渡された文字列(原稿種類)を生成して、操作情報表示部31に渡し、操作情報表示部31が、図4の右側に示すように、表示画面3bに文字列の表示を行う。
また、画像処理装置本体2の印刷制御部23は、原稿種類に対応するボタン表示データ(画像ID)を通信制御部25を介して操作表示端末装置3に送信する(S9)。
操作表示端末装置3は、通信制御部32が画像処理装置本体2から原稿種類を表示させるためのボタン表示データを受信すると、機種共通部31aが操作情報表示部31に渡して、操作情報表示部31が、図4の右側に示すように、表示画面3bに原稿種類を表示させる箇所に対応する位置にボタンを表示させる。
さらに、画像処理装置本体2の印刷制御部23は、原稿種類としてボタンに表示する文字列を、通信制御部25を介して操作表示端末装置3に送信する(S10)。
操作表示端末装置3の機種共通部31aは、画像処理装置本体2から送信されてきたデータに対応する文字列を備えていないときには、機種固有部31bに文字列の取得要求と文字列IDを渡す(S11)。
機種固有部31bは、渡された文字列(モノクロ)を生成して、操作情報表示部31に渡し、操作情報表示部31が、図4の右側に示すように、表示画面3bに上記描画したボタンに埋め込む状態で文字列(図4では、「モノクロ」)を表示させる。
以下、表示データに対応するデータの印刷制御部23から操作表示端末装置3への送信と、操作表示端末装置3での機種共通部31aと機種固有部31bによる表示画面3bへの表示を行なって、図3(a)の表示画面3Abに示したような画面表示を行う。
次に、本実施例の画像書理システム1は、機種Bの画像処理装置本体2に対して、図2の操作表示端末装置3を適用させるためには、表示画面3bへの表示に関しては、例えば、コピー操作を行う場合、図5に示すように表示画面制御を行う。
すなわち、図5に示すように、ユーザUが、原稿を画像処理装置本体2のスキャナにセットして、操作表示端末装置3の表示画面3bに対してコピー画面表示依頼を行うと(S21)、操作情報表示部31が、機種共通部31aに対して、コピー画面表示を要求する。
機種共通部31aは、通信制御部32に対してコピー画面要求を行ない、通信制御部32が通信I/F33から通信回線4を介して画像処理装置本体2の通信制御部25にコピー画面要求(操作関連情報の取得要求)を送信する(S22)。
画像処理装置本体2の通信制御部25は、通信I/F26を介して操作表示端末装置3からコピー画面要求を受け取ると、印刷制御部23にその旨を通知し、コピー画面表示用のウィンドウ描画データ(画像ID)を通信制御部25に渡す。通信制御部25は、印刷制御部23から受け取ったウィンドウ描画データ(操作関連情報)を通信回線4を介して操作表示端末装置3に送信する(S23)。
また、画像処理装置本体2の印刷制御部23は、ボタン表示データ(画像ID)を通信制御部25を介して操作表示端末装置3に送信する(S24)。
操作表示端末装置3は、通信制御部32が画像処理装置本体2からウィンドウ描画データとボタン表示データを受信すると、機種共通部31aが操作情報表示部31に渡して、操作情報表示部31が、図5の右側に示すように、表示画面3bにウィンドウとボタンを表示させる。
さらに、画像処理装置本体2の印刷制御部23は、自機が備えているトナーの種類とその残量に対応するトナー残量を、画像表示データ(画像ID)として、通信制御部25を介して操作表示端末装置3に送信する(S25)。
操作表示端末装置3の機種共通部31aは、画像処理装置本体2から送られてきたデータに対応する表示画像を備えていないときには、機種固有部31bに該データを渡す。機種固有部31bは、受け取ったデータに基づいて、図5の右側に示すように、表示画面3bのウィンドウ画像内に画像を表示する(S26)。いま、機種Bでは、モノクロ機であるので、単に、トナー残量のみを表示する。
次に、画像処理装置本体2の印刷制御部23は、トナー残量のメッセージデータを、通信制御部25を介して操作表示端末装置3に送信する(S27)。
操作表示端末装置3の機種共通部31aは、画像処理装置本体2から送信されてきたデータに対応する表示画像を備えていないときには、機種固有部31bに文字列の取得要求と文字列IDを渡す(S28)。
機種固有部31bは、渡された文字列(トナー残量)を生成して、操作情報表示部31に渡し、操作情報表示部31が、図5の右側に示すように、表示画面3bに上記描画したウィンドウのボタンに埋め込む状態で文字列を表示させる。
また、画像処理装置本体2の印刷制御部23は、用紙サイズに対応するボタン表示データ(画像ID)を通信制御部25を介して操作表示端末装置3に送信する(S29)。
操作表示端末装置3は、通信制御部32が画像処理装置本体2から用紙サイズのメッセージデータに対応するボタン表示データを受信すると、機種共通部31aが操作情報表示部31に渡して、操作情報表示部31が、図5の右側に示すように、表示画面3bに用紙サイズのメッセージに対応する位置にボタンを表示させる。
さらに、画像処理装置本体2の印刷制御部23は、用紙サイズに対応するボタンに表示する文字列を、通信制御部25を介して操作表示端末装置3に送信する(S30)。
操作表示端末装置3の機種共通部31aは、画像処理装置本体2から送信されてきたデータに対応する表示画像を備えていないときには、機種固有部31bに文字列の取得要求と文字列IDを渡す(S31)。
機種固有部31bは、渡された文字列(A4)を生成して、操作情報表示部31に渡し、操作情報表示部31が、図5の右側に示すように、表示画面3bに上記描画したウィンドウのボタンに埋め込む状態で文字列を表示させる。
以下、表示データに対応するデータの印刷制御部23から操作表示端末装置3への送信と、操作表示端末装置3での機種共通部31aと機種固有部31bによる表示画面3bへの表示を行なって、図3(b)の表示画面3Bbに示したような画面表示を行う。
そして、本実施例の画像書理システム1は、機種Aの画像処理装置本体20に対して、図2の操作表示端末装置3を適用させるために、FAX用LED3eの制御に関しては、例えば、図6に示すようにLED制御を行う。また、機種Bの画像処理装置本体2に対しては、FAX機能を搭載していないため、FAX用LED3eについては、常時消灯状態とする。
すなわち、機種Aの画像処理装置本体2に対して図2の操作表示端末装置3を適用させてFAX用LED3eの動作制御を行う場合、図6に示すように、画像処理装置本体2の印刷制御部23が、親展のFAX受信を開始すると(S31)、FAX受信点灯のLED制御信号を、通信制御部25を介して操作表示端末装置3に送信する(S32)。
操作表示端末装置3は、通信制御部32が画像処理装置本体2からFAX受信点灯のLED制御信号を受信すると、機種共通部31aが機種固有部31bにFAX受信点灯のLEDを指示する(S33)。機種固有部31bは、図2に示したFAX用LED3eを点灯させる。
また、画像処理装置本体2の印刷制御部23が、親展のFAX受信を完了すると(S34)、FAX受信消灯のLED制御信号を、通信制御部25を介して操作表示端末装置3に送信する(S35)。
操作表示端末装置3は、通信制御部32が画像処理装置本体2からFAX受信消灯のLED制御信号を受信すると、機種共通部31aが機種固有部31bにFAX受信消灯のLEDを指示する(S36)。機種固有部31bは、上記点灯させたFAX用LED3eを消灯させる。
さらに、画像処理装置本体2の印刷制御部23が、親展文書の受信を完了すると(S37)、親展文書点灯のLED制御信号を、通信制御部25を介して操作表示端末装置3に送信する(S38)。
操作表示端末装置3は、通信制御部32が画像処理装置本体2から親展文書受信点灯のLED制御信号を受信すると、機種共通部31aが機種固有部31bに親展文書受信点灯のLEDを指示する(S39)。機種固有部31bは、親展文書受信点灯のLED指示を受け取ると、FAX用LED3eを点滅させる。
そして、本実施例の画像書理システム1は、機種Aの画像処理装置本体20に対して、図2の操作表示端末装置3を適用させるために、試しコピーキー3dの制御に関しては、例えば、図7に示すように試しコピーキー3dの制御を行う。また、機種Bの画像処理装置本体2に対しては、試しコピー機能を搭載していないため、図8に示すように、試しコピーキー3dの操作を無視する。すなわち、機種固有部31bは、試しコピーキー3dが操作されても、画像処理装置本体2の印刷制御部23へ操作情報を通知しない制御を行う。
まず、機種Aの画像処理装置本体2に対して図2の操作表示端末装置3を適用させて試しコピーキー3dの操作に対する動作制御を行う場合について、図7に基づいて説明する。機種Aの画像処理装置本体2に対して図2の操作表示端末装置3を適用させて試しコピーキー3dの動作を行う場合、図7に示すように、ユーザUが操作表示端末装置3の試しコピーキー3dを押下操作すると(S41)、機種共通部31aが該試しコピーキー3dの押下操作があったことを機種固有部31bに通知する(S42)。
機種固有部31bは、機種Aの画像処理装置本体2が試しコピー機能を備えているため、試しコピーキー3dが押下操作された旨の情報を、通信制御部32に渡して、通信制御部32が通信回線4を介して画像処理装置本体2に送信する。
画像処理装置本体2は、試しコピーキー3dの押下情報を通信制御部25が受信すると、該試しコピーキー3dの押下情報を印刷制御部23に渡す(S43)。
印刷制御部23は、試しコピーキー3dの押下操作に応じて試しコピー処理を実行する。
次に、機種Bの画像処理装置本体2に対して図2の操作表示端末装置3を適用させて試しコピーキー3dの操作に対する動作制御を行う場合について、図8に基づいて説明する。機種Bの画像処理装置本体2に対して図2の操作表示端末装置3を適用させて試しコピーキー3dの動作を行う場合、図8に示すように、ユーザUが操作表示端末装置3の試しコピーキー3dを押下操作すると(S51)、機種共通部31aが該試しコピーキー3dの押下操作があったことを機種固有部31bに通知する(S52)。
機種固有部31bは、機種Bの画像処理装置本体2が試しコピー機能を備えていないため、試しコピーキー3dが押下操作された旨の情報を、通信制御部32に渡して、通信制御部32から画像処理装置本体2へ送信させることなく、画像処理装置本体2への通知を拒否して処理を終了する。
画像処理装置本体2は、備えていない機能である試しコピーキー3dが押下操作された旨の情報を受信することなく、該情報に対する無駄な処理を行うことなく、通常の動作を行うことができる。
なお、上記説明においては、操作表示端末装置3が、機種共通部31aと機種固有部31bを備えている。そして、種々の機種の画像処理装置本体2が共通に備えている機能に関する操作表示端末装置3としての処理については、機種共通部31aが、処理を実行し、適用される画像処理装置本体2の機種に固有の機能に関する操作表示端末装置3としての処理については、機種固有部31bが処理を実行している。
ところが、機種共通部31aは、機種固有部31bが導入されていない場合にも、基本的な機能を提供する機能を備えていてもよい。
例えば、図8(a)に示すような操作表示端末装置3や画像処理装置本体2のファームウェアのアップデート処理、機種固有部31bのインストール処理、図8(b)に示すような画像処理装置本体2における致命的なエラーの発生を通知する処理等の機能を備えていてもよい。
また、操作表示端末装置3は、機種共通部31aのみを備えて、全ての処理、すなわち、機種固有部31bが行う処理を含めた処理を機種共通部31aが行なってもよい。
さらに、操作表示端末装置3は、その機種共通部31aまたは機種固有部31bの機能として、機種固有部31bが画像処理装置本体2の機種固有の機能として備えている機種固有機能が、操作表示端末装置3の適用される実際の画像処理装置本体2が備えている機能とが異なると、例えば、図9に示すような機能に差がある旨のメッセージを、表示画面3bに表示するようにしてもよい。この場合、操作表示端末装置3は、機種固有部31bの備えている固有機能と、画像処理装置本体2の備えている機能との差の検出及び表示画面3bへの表示を、機種固有部31bと機種共通部31aのいずれが行なってもよい。
また、操作表示端末装置3は、前記機種固有部31bが、着脱可能に装着されており、適用する画像処理装置本体2の機種に対応した機種固有情報の組み込まれている機種固有部31bが適宜装着されて、該画像処理装置本体2の操作表示端末装置として機能するようになっていてもよい。
このように、本実施例の画像処理システム1は、画像処理を行う画像処理装置本体2と、表示画面3b、FAX用LED3e等の情報出力手段とスタートキー3c、試しコピーキー3d等の操作手段を備えて該画像処理装置本体2と有線及び無線の適宜の通信回線4で通信して該画像処理装置本体2に対する操作関連処理を該情報出力手段と該操作手段を用いて行う操作表示端末装置(操作端末装置)3と、を備え、前記操作表示端末装置3が、画像処理装置本体2と通信回線4で通信する通信I/F(端末通信手段)33と、画像処理装置本体2の備えている画像処理機能に対応する操作関連情報の取得要求を通信I/F33を介して該画像処理装置本体2に対して行う通信制御部(情報取得要求手段)32と、前記情報取得要求に応じて画像処理装置本体2から送られてくる前記操作関連情報のうち、画像処理装置本体の機種に非依存の共通機能に対応する共通機能対応操作関連情報に応じて前記情報出力手段及び前記操作手段を制御する機種共通部(共通機能制御手段)31aと、前記情報取得要求に応じて画像処理装置本体2から送られてくる前記操作関連情報のうち、該画像処理装置本体2の機種に依存する固有機能に対応する固有機能対応操作関連情報に応じて前記情報出力手段及び前記操作手段を制御する機種固有部(固有機能制御手段)32と、機種共通部31aと機種固有部31bによる制御結果に応じて前記情報出力手段及び前記操作手段に対して実行された操作情報を通信I/F33を介して画像処理装置本体2へ送信する通信制御部(通信制御手段)32と、を備え、画像処理装置本体2が、操作表示端末装置3と通信回線4で通信する通信I/F(装置通信手段)26と、操作表示端末装置3からの前記操作関連情報の取得要求を通信I/F26が受け取ると、自己の備えている画像処理機能に対応する操作関連情報を該通信I/F26に該操作表示端末装置3へ送信させる印刷制御部(操作関連情報提供手段)23と、通信I/F26が操作表示端末装置3から前記操作情報を受信すると、該操作情報に応じて画像処理機能を実行する印刷制御部(動作制御手段)23と、を備えている。
したがって、限られた表示画面3b、FAX用LED3e等の情報出力手段とスタートキー3c、試しコピーキー3d等の操作手段に対して、機種の異なる画像処理装置本体2において共通機能については、機種共通部31aで、固有機能については、機種固有部31bで制御して表示制御と操作制御を行うことができる。その結果、1つの操作表示端末装置3を異なる機種の画像処理装置本体2に適切に適用することができる。
また、本実施例の画像処理システム1は、画像処理を行う画像処理装置本体2と、表示画面3b、FAX用LED3e等の情報出力手段とスタートキー3c、試しコピーキー3d等の操作手段を備えて該画像処理装置本体2と有線及び無線の適宜の通信回線4で通信して該画像処理装置本体2に対する操作関連処理を該情報出力手段と該操作手段を用いて行う操作表示端末装置(操作端末装置)3と、を備え、操作表示端末装置3が、画像処理装置本体2と通信回線4で通信する端末通信処理ステップと、画像処理装置本体2の備えている前記画像処理機能に対応する操作関連情報の取得要求を前記端末通信処理ステップを介して該画像処理装置本体2に対して行う情報取得要求処理ステップと、前記情報取得要求に応じて画像処理装置本体2から送られてくる前記操作関連情報のうち、画像処理装置本体2の機種に非依存の共通機能に対応する共通機能対応操作関連情報に応じて前記情報出力手段及び前記操作手段を制御する共通機能制御処理ステップと、前記情報取得要求に応じて画像処理装置本体2から送られてくる前記操作関連情報のうち、該画像処理装置本体2の機種に依存する固有機能に対応する固有機能対応操作関連情報に応じて前記情報出力手段及び前記操作手段を制御する固有機能制御処理ステップと、前記共通機能制御処理ステップと前記固有機能制御処理ステップによる制御結果に応じて前記情報出力手段及び前記操作手段に対して実行された操作情報を前記端末通信処理ステップを介して画像処理装置本体2へ送信する通信制御処理ステップと、を有し、画像処理装置本体2が、操作表示端末装置3と通信回線4で通信する装置通信処理ステップと、操作表示端末装置3からの前記操作関連情報の取得要求を前記装置通信処理ステップが受け取ると、自己の備えている画像処理機能に対応する操作関連情報を該装置通信処理ステップに該操作表示端末装置3へ送信させる操作関連情報提供処理ステップと、前記装置通信処理ステップが操作表示端末装置3から前記操作情報を受信すると、該操作情報に応じて前記画像処理機能を実行する動作制御処理ステップと、を有している操作制御方法を実行している。
したがって、限られた表示画面3b、FAX用LED3e等の情報出力手段とスタートキー3c、試しコピーキー3d等の操作手段に対して、機種の異なる画像処理装置本体2において共通機能については、機種共通部31aで、固有機能については、機種固有部31bで制御して表示制御と操作制御を行うことができる。その結果、1つの操作表示端末装置3を異なる機種の画像処理装置本体2に適切に適用することができる。
さらに、本実施例の画像処理システム1は、画像処理する画像処理装置本体2と、情報出力手段と操作手段を備えて該画像処理装置本体2と有線及び無線の適宜の通信回線4で通信して該画像処理装置本体2に対する操作関連処理を該情報出力手段と該操作手段を用いて行う操作表示端末装置3と、を備え、前記操作表示端末装置3の搭載する制御プロセッサに、画像処理装置本体2と通信回線4で通信する端末通信処理と、画像処理装置本体2の備えている前記画像処理機能に対応する操作関連情報の取得要求を前記端末通信処理を介して該画像処理装置本体2に対して行う情報取得要求処理と、前記情報取得要求に応じて画像処理装置本体2から送られてくる前記操作関連情報のうち、画像処理装置本体の機種に非依存の共通機能に対応する共通機能対応操作関連情報に応じて前記情報出力手段及び前記操作手段を制御する共通機能制御処理と、前記情報取得要求に応じて画像処理装置本体2から送られてくる前記操作関連情報のうち、該画像処理装置本体2の機種に依存する固有機能に対応する固有機能対応操作関連情報に応じて前記情報出力手段及び前記操作手段を制御する固有機能制御処理と、前記共通機能制御処理と前記固有機能制御処理による制御結果に応じて前記情報出力手段及び前記操作手段に対して実行された操作情報を前記端末通信処理を介して画像処理装置本体2へ送信する通信制御処理と、を実行させ、画像処理装置本体2の搭載する制御プロセッサに、操作表示端末装置3と通信回線4で通信する装置通信処理と、操作表示端末装置3からの前記操作関連情報の取得要求を前記装置通信処理が受け取ると、自己の備えている画像処理機能に対応する操作関連情報を該装置通信処理に該操作表示端末装置3へ送信させる操作関連情報提供処理と、前記装置通信処理が操作表示端末装置3から前記操作情報を受信すると、該操作情報に応じて前記画像処理機能を実行する動作制御処理と、を実行させる操作制御プログラムを搭載している。
したがって、限られた表示画面3b、FAX用LED3e等の情報出力手段とスタートキー3c、試しコピーキー3d等の操作手段に対して、機種の異なる画像処理装置本体2において共通機能については、機種共通部31aで、固有機能については、機種固有部31bで制御して表示制御と操作制御を行うことができる。その結果、1つの操作表示端末装置3を異なる機種の画像処理装置本体2に適切に適用することができる。
また、本実施例の画像処理システム1は、操作表示端末装置3の機能固有部分31bが、前記操作手段に対する操作が前記固有機能対応操作関連情報と矛盾する場合には、該操作を無視している。
したがって、画像処理装置本体2が処理に矛盾が生じるような操作情報を操作表示端末装置3から画像処理装置本体2へ送信することを防止することができ、操作処理の適正化を向上させることができる。
さらに、本実施例の画像処理システム1は、操作表示端末装置3が、画像処理装置本体2の機種に対応する前記機種固有対応操作関連情報を搭載する機種固有部(前記固有機能制御手段)31bが着脱可能に装着されていてもよい。
このようにすると、機種固有部31bを画像処理装置本体2の機種に合わせて交換するだけで、多数の機種の画像処理装置本体2に操作表示端末装置3を適用することができ、汎用性を向上させることができる。
また、本実施例の画像処理システム1は、操作表示端末装置3の機種固有部31bが、画像処理装置本体2から取得した前記固有機能の前記操作関連情報が、処理可能な固有機能とは異なると、その旨の警告を液晶表示画面(情報出力手段)3bに出力させている。なお、機種固有部31bは、その旨の警告をFAX用LED3eを点灯/点滅させることで出力させてもよい。
したがって、操作表示端末装置3を用いて操作しようとしている画像処理装置本体2の固有機能に対して機種固有部31bが適合していない場合に、ユーザが該画像処理装置本体2に対して操作表示端末装置3を使用してしまうことによる不都合を未然に防止することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。