JP2014137533A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安定した画質を得ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、像担持体2aと、第1トナー担持体164と、第2トナー担持体165と、制御部130と、を備える。像担持体2aは、表面に静電潜像が形成される。第1トナー担持体164は、像担持体2aへのトナーの供給源となる。第2トナー担持体165は、第1トナー担持体164よりも像担持体2aの回転方向の下流側に配置される。第2トナー担持体165は、像担持体2aへのトナーの供給源となる。制御部130は、所定の条件に応じてトナーの供給源となるトナー担持体164、165を切り替えることにより、第1トナー担持体164と第2トナー担持体165とのうち少なくとも一方から像担持体2aにトナーを供給させて、静電潜像を現像させる。
【選択図】図2
【解決手段】画像形成装置は、像担持体2aと、第1トナー担持体164と、第2トナー担持体165と、制御部130と、を備える。像担持体2aは、表面に静電潜像が形成される。第1トナー担持体164は、像担持体2aへのトナーの供給源となる。第2トナー担持体165は、第1トナー担持体164よりも像担持体2aの回転方向の下流側に配置される。第2トナー担持体165は、像担持体2aへのトナーの供給源となる。制御部130は、所定の条件に応じてトナーの供給源となるトナー担持体164、165を切り替えることにより、第1トナー担持体164と第2トナー担持体165とのうち少なくとも一方から像担持体2aにトナーを供給させて、静電潜像を現像させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、トナーを利用して被転写材に画像を形成する画像形成装置に関する。
コピー機等の画像形成装置は、感光体ドラムと、現像装置と、を備えるタイプがある。感光体ドラムには、表面に静電潜像が形成される。現像装置は、感光体ドラムにトナーを供給することにより、静電潜像を現像させる。その現像装置には、2つの現像ローラーを備えるタイプがある。画像形成装置は、そのタイプの現像装置を用いることにより、トナー画像を用紙に形成する(特許文献1参照)。
上述したタイプの現像装置は、高速で用紙に画像を形成する高速機、又は画像形成装置の筐体のサイズが小型化された小型機に用いられる場合がある。高速機は、現像ローラーを高速で回転させる必要がある。小型機は、現像ローラーのサイズも小型化されるため、現像ローラーを高速で回転させる必要がある。現像ローラーを高速で回転させる場合、現像ローラーの温度は上昇する。これに伴って、トナーにストレスが加わることになるため、画質が劣化するおそれがある。
本発明は、安定した画質を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
画像形成装置は、像担持体と、第1トナー担持体と、第2トナー担持体と、制御部と、を備える。前記像担持体は、表面に静電潜像が形成される。前記第1トナー担持体は、前記像担持体に対向して配置される。前記第1トナー担持体は、前記像担持体へのトナーの供給源となる。前記第2トナー担持体は、前記像担持体に対向して配置される。前記第2トナー担持体は、前記第1トナー担持体よりも前記像担持体の回転方向の下流側に配置される。前記第2トナー担持体は、前記像担持体へのトナーの供給源となる。前記制御部は、所定の条件に応じてトナーの供給源となるトナー担持体を切り替えることにより、前記第1トナー担持体と前記第2トナー担持体とのうち少なくとも一方から前記像担持体にトナーを供給させて、静電潜像を現像させる。
本発明によれば、安定した画質を得ることができる画像形成装置を提供することができる。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1により、本発明の画像形成装置の一例としてのコピー機1における全体構造を説明する。図1は、コピー機1の各構成要素の配置を説明するための図である。
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1により、本発明の画像形成装置の一例としてのコピー機1における全体構造を説明する。図1は、コピー機1の各構成要素の配置を説明するための図である。
図1に示すように、画像形成装置としてのコピー機1は、コピー機1における上下方向Zの上方側に配置される画像読取装置300と、コピー機1における上下方向Zの下方側に配置され画像読取装置300により読み取られた画像情報に基づいてシート状の被転写材としての用紙Tにトナー画像を形成する装置本体Mと、を備える。
なお、コピー機1の説明において、副走査方向Xをコピー機1の「左右方向」ともいい、主走査方向Y(図1を貫く方向)をコピー機1の「前後方向」ともいう。コピー機1の上下方向Zは、副走査方向X及び主走査方向Yと直交する。
なお、コピー機1の説明において、副走査方向Xをコピー機1の「左右方向」ともいい、主走査方向Y(図1を貫く方向)をコピー機1の「前後方向」ともいう。コピー機1の上下方向Zは、副走査方向X及び主走査方向Yと直交する。
まず、画像読取装置300について説明する。
図1に示すように、画像読取装置300は、蓋部材70と、原稿Gの画像を読み取る読取部301と、を備える。
蓋部材70は、読取部301に対して不図示の連結部により開閉可能に連結されている。蓋部材70は、後述する読取面302Aを保護する機能を有する。
図1に示すように、画像読取装置300は、蓋部材70と、原稿Gの画像を読み取る読取部301と、を備える。
蓋部材70は、読取部301に対して不図示の連結部により開閉可能に連結されている。蓋部材70は、後述する読取面302Aを保護する機能を有する。
読取部301は、筐体306と、筐体306の上方側に配置される読取面302Aと、を備える。また、読取部301は、筐体306の内部空間304に、光源を含む照明部340と、複数のミラー321、322及び323と、副走査方向Xに移動する第1枠体311及び第2枠体312と、結像レンズ357と、読取装置としてのCCD358と、CCD358により読み取られた画像情報に対して所定の処理をすると共に該画像情報を装置本体M側に出力させるCCD基板361と、を備える。照明部340及び第1ミラー321は、第1枠体311に収容される。第2ミラー322及び第3ミラー323は、第2枠体312に収容される。
読取面302Aは、副走査方向X及び主走査方向Yと直交する方向に拡がり、読取部301における副走査方向Xの大部分に亘っている。原稿Gは、読取面302Aに載置される。第1枠体311及び第2枠体312それぞれは、後述する光路Hの長さ(光路長)を一定に保持しながら副走査方向Xに移動する。これにより、読取面302Aに載置された原稿Gの画像が読み取られる。
筐体306の内部空間304において、複数のミラー321、322及び323は、原稿Gからの光を結像レンズ357に入射させるための光路Hを形成する。また、第1枠体311が副走査方向Xに一定速度Aで移動すると共に、第2枠体312が副走査方向Xに一定速度A/2で移動するため、画像読み取り動作時においても、光路Hの長さは一定に維持される。
次に、装置本体Mについて説明する。
装置本体Mは、所定の画像情報に基づいて用紙Tに所定のトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。
装置本体Mは、所定の画像情報に基づいて用紙Tに所定のトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。
図1に示すように、画像形成部GKは、像担持体(感光体)としての感光体ドラム2a、2b、2c、2dと、帯電部10a、10b、10c、10dと、露光ユニットとしてのレーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dと、現像装置16a、16b、16c、16dと、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dと、トナー供給部6a、6b、6c、6dと、ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dと、除電器12a、12b、12c、12dと、中間転写ベルト7と、1次転写ローラー37a、37b、37c、37dと、2次転写ローラー8と、対抗ローラー18と、定着部9と、を備える。
図1に示すように、給排紙部KHは、給紙カセット52と、手差し給紙部64と、用紙Tの搬送路Lと、レジストローラー対80と、第1排紙部50aと、第2排紙部50bとを備える。なお、搬送路Lは、後述するように、第1搬送路L1と、第2搬送路L2と、第3搬送路L3と、手差し搬送路Laと、戻り搬送路Lbと、後処理搬送路Lcとの集合体である。
以下、画像形成部GK及び給排紙部KHの各構成について詳細に説明する。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に沿って順に、上流側から下流側に順に、帯電部10a、10b、10c、10dによる帯電、レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dによる露光、現像装置16a、16b、16c、16dによる現像、中間転写ベルト7及び1次転写ローラー37a、37b、37c、37dによる1次転写、除電器12a、12b、12c、12dによる除電、及びドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dによるクリーニングが行われる。
また、画像形成部GKにおいては、中間転写ベルト7、2次転写ローラー8及び対抗ローラー18による2次転写、並びに定着部9による定着が行われる。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に沿って順に、上流側から下流側に順に、帯電部10a、10b、10c、10dによる帯電、レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dによる露光、現像装置16a、16b、16c、16dによる現像、中間転写ベルト7及び1次転写ローラー37a、37b、37c、37dによる1次転写、除電器12a、12b、12c、12dによる除電、及びドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dによるクリーニングが行われる。
また、画像形成部GKにおいては、中間転写ベルト7、2次転写ローラー8及び対抗ローラー18による2次転写、並びに定着部9による定着が行われる。
感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、後述する現像ローラー164、165及び後述するレーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dに対向して配置される。そして、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dから出射された光によって表面に静電潜像が形成される。さらに、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、現像ローラー164、165から移動したトナーによって静電潜像が現像されることにより表面にトナー画像が形成される。
すなわち、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、円筒形状の部材からなり、感光体又は像担持体として機能する。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、中間転写ベルト7の進行方向に対して直交する方向に延びる機軸を中心に矢印の方向に回転可能に配置される。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面には、静電潜像が形成され得る。
帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を一様に負(マイナス極性)又は正(プラス極性)に帯電させる。
レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dは、露光ユニットとして機能するものであり、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面から離間して配置される。レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、不図示のレーザー光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モーター等を有して構成される。
レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dは、光(レーザー光)を出射する。すなわち、レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、読取部301により読み込まれた画像に関する画像情報に基づいて感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を走査露光する。レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dそれぞれにより走査露光されることで、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面の露光された部分の電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に静電潜像が形成される。
現像装置16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dにそれぞれ対応して設けられ、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向して配置される。現像装置16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成された静電潜像に各色のトナーを付着させて、カラーのトナー画像を感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成する。現像装置16a、16b、16c、16dそれぞれは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの色に対応する。現像装置16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向配置された現像ローラー、トナー攪拌用の攪拌ローラー等を有して構成される。現像装置16a、16b、16c、16dの詳細については後述する。
トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、現像装置16a、16b、16c、16dそれぞれに対応して設けられており、現像装置16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、イエローのトナー、シアンのトナー、マゼンタのトナー、ブラックのトナーを収容する。
トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれは、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5d及び現像装置16a、16b、16c、16dにそれぞれ対応して設けられており、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれに収容された各色のトナーを、現像装置16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給する。トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれと現像装置16a、16b、16c、16dそれぞれとは、不図示のトナー供給路により結ばれている。
中間転写ベルト7は、本発明の「中間転写体」に対応する。中間転写ベルト7には、感光体ドラム2a、2b、2c、2dに形成された各色のトナー画像が順次1次転写される。中間転写ベルト7は、従動ローラー35、駆動ローラーである対抗ローラー18、テンションローラー36等に掛け渡される。テンションローラー36が中間転写ベルト7を内側から外側に付勢するため、中間転写ベルト7には所定の張力が与えられる。
中間転写ベルト7を挟んで感光体ドラム2a、2b、2c、2dと反対の側には、1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれが対向して配置される。
中間転写ベルト7における所定部分は、1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれと、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれとにより挟み込まれる。この挟み込まれた所定部分は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面に押し当てられる。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれと1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれとの間で、それぞれ1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dが形成される。1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dそれぞれにおいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに現像された各色のトナー画像が中間転写ベルト7に順次1次転写される。これにより、中間転写ベルト7には、フルカラーのトナー画像が形成される。
1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれには、不図示の1次転写バイアス印加部により、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに形成された各色トナー画像を中間転写ベルト7に転写させるための1次転写バイアスが印加される。
除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に光を照射することにより、1次転写が行われた後の感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を除電する(電荷を除去する)。
ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に残存したトナーや付着物を除去すると共に、除去されたトナー等を所定の回収機構へ搬送して、回収させる。
2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる。2次転写ローラー8には、不図示の2次転写バイアス印加部により、中間転写ベルト7に形成されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに転写させるための2次転写バイアスが印加される。
2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7に対して当接したり離間したりする。具体的には、2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7に当接される当接位置と中間転写ベルト7から離間する離間位置とに移動可能に構成される。詳細には、2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7の表面に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる場合には当接位置に配置され、他の場合には離間位置に配置される。
中間転写ベルト7における2次転写ローラー8とは反対側には、対抗ローラー18が配置される。中間転写ベルト7における所定部分は、2次転写ローラー8と対抗ローラー18とによって挟み込まれる。そして、用紙Tは中間転写ベルト7の外面(トナー画像が1次転写された面)に押し当てられる。2次転写ローラー8と対抗ローラー18との間で2次転写ニップN2が形成される。2次転写ニップN2において、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像が用紙Tに2次転写される。
定着部9は、用紙Tに2次転写されたトナー画像を構成する各色トナーを溶融及び加圧して、用紙Tに定着させる。定着部9は、ヒータにより加熱される加熱回転体9aと、加熱回転体9aに圧接される加圧回転体9bと、を備える。加熱回転体9aと加圧回転体9bとは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで加圧すると共に、搬送する。加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間に挟まれた状態で用紙Tが搬送されることによって、用紙Tに転写されたトナーは、溶融及び加圧されることで用紙Tに定着される。
次に、給排紙部KHについて説明する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する2個の給紙カセット52が上下に積み重ねた状態で配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの筐体から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において左側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラー対63からなる重送防止機構を備える。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する2個の給紙カセット52が上下に積み重ねた状態で配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの筐体から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において左側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラー対63からなる重送防止機構を備える。
装置本体Mの右側面(図1において右側)には、手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、給紙カセット52にセットされる用紙Tとは異なる大きさや種類の用紙Tを装置本体Mに供給することを主目的として設けられる。手差し給紙部64は、閉状態において装置本体Mの右側面の一部を構成する手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、その下端が給紙コロ66の近傍に回動自在(開閉自在)に取り付けられる。開状態の手差しトレイ65には、用紙Tが載置される。給紙コロ66は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを手差し搬送路Laに給紙する。
装置本体Mにおける上方側には、第1排紙部50a及び第2排紙部50bが設けられる。第1排紙部50a及び第2排紙部50bは、用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。第1排紙部50a及び第2排紙部50bの詳細については後述する。
用紙Tを搬送する搬送路Lは、カセット給紙部51から2次転写ニップN2までの第1搬送路L1と、2次転写ニップN2から定着部9までの第2搬送路L2と、定着部9から第1排紙部50aまでの第3搬送路L3と、手差し給紙部64から供給される用紙を第1搬送路L1に合流させる手差し搬送路Laと、第3搬送路L3を上流側から下流側へ搬送する用紙を表裏反転させて第1搬送路L1に戻す戻り搬送路Lbと、第3搬送路L3を上流側から下流側へ搬送する用紙を第2排紙部50bに接続された後処理装置(図示せず)に搬送する後処理搬送路Lcと、を備える。
また、第1搬送路L1の途中には、第1合流部P1及び第2合流部P2が設けられている。第3搬送路L3の途中には、第1分岐部Q1が設けられている。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、後処理搬送路Lcが第3搬送路L3から分岐する分岐部である。第1分岐部Q1には、整流部材58が設けられている。整流部材58は、定着部9から搬出された用紙Tの搬送方向を、第1排紙部50aに向かう第3搬送路L3又は第2排紙部50bに向かう後処理搬送路Lcに整流させる(切り換える)。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、後処理搬送路Lcが第3搬送路L3から分岐する分岐部である。第1分岐部Q1には、整流部材58が設けられている。整流部材58は、定着部9から搬出された用紙Tの搬送方向を、第1排紙部50aに向かう第3搬送路L3又は第2排紙部50bに向かう後処理搬送路Lcに整流させる(切り換える)。
第1搬送路L1の途中(詳細には、第2合流部P2と2次転写ローラー8との間)には、用紙Tを検出するためのセンサーと、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や画像形成部GKにおけるトナー画像の形成とタイミングを合わせるためのレジストローラー対80が配置される。センサーは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラー対80の直前(搬送方向における上流側)に配置される。レジストローラー対80は、センサーからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する。
戻し搬送路Lbは、用紙Tに両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(非印刷面)にもトナー画像を形成させるために設けられる搬送路である。戻し搬送路Lbによれば、第1分岐部Q1から排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第1搬送路L1に戻して、2次転写ローラー8の上流側に配置されたレジストローラー対80の上流側に搬送させることができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tには、2次転写ニップN2において非印刷面に対して所定のトナー画像が転写される。
第3搬送路L3における端部には、第1排紙部50aが形成される。第1排紙部50aは、装置本体Mにおける上方側に配置される。第1排紙部50aは、装置本体Mの右側面側(図1において右側、手差し給紙部64側)に向けて開口している。第1排紙部50aは、第3搬送路L3を搬送される用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。
第1排紙部50aにおける開口側には、排紙集積部M1が形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、所定のトナー画像が形成され第1排紙部50aから排紙された用紙Tが積層して集積される。
後処理搬送路Lcにおける端部には、第2排紙部50bが形成される。第2排紙部50bは、装置本体Mにおける上方側に配置される。第2排紙部50bは、装置本体Mの左側面側(図1において左側、後処理装置が連結される側)に向けて開口している。第2排紙部50bは、後処理搬送路Lcを搬送される用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。
第2排紙部50bにおける開口側には、後処理装置(図示せず)が連結される。後処理装置は、画像形成装置(コピー機1)から排出される用紙の後処理(ステープル、パンチ等)を行うものである。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサーが配置される。
第2排紙部50bにおける開口側には、後処理装置(図示せず)が連結される。後処理装置は、画像形成装置(コピー機1)から排出される用紙の後処理(ステープル、パンチ等)を行うものである。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサーが配置される。
次に、主搬送路L1〜L3(第1搬送路L1、第2搬送路L2及び第3搬送路L3を合わせて以下「主搬送路」ともいう)及び戻り搬送路Lbにおける紙詰まり(JAM)を解消するための構造について簡単に説明する。
図1に示すように、装置本体Mの左側面側(図1において左側)には、主搬送路L1〜L3及び戻り搬送路Lbが主に上下方向に延びるように並列している。装置本体Mの左側面側(図1において左側)には、装置本体Mの側面の一部を形成するように、カバー体40が設けられている。カバー体40は、その下端部において、支点軸43を介して装置本体Mに連結されている。支点軸43は、その軸方向が主搬送路L1〜L3及び戻り搬送路Lbを横断する方向に沿って配設されている。カバー体40は、支点軸43を中心として閉位置(図1に示す位置)と開位置(図示せず)との間を回動自在に構成されている。
図1に示すように、装置本体Mの左側面側(図1において左側)には、主搬送路L1〜L3及び戻り搬送路Lbが主に上下方向に延びるように並列している。装置本体Mの左側面側(図1において左側)には、装置本体Mの側面の一部を形成するように、カバー体40が設けられている。カバー体40は、その下端部において、支点軸43を介して装置本体Mに連結されている。支点軸43は、その軸方向が主搬送路L1〜L3及び戻り搬送路Lbを横断する方向に沿って配設されている。カバー体40は、支点軸43を中心として閉位置(図1に示す位置)と開位置(図示せず)との間を回動自在に構成されている。
カバー体40は、支点軸43によって装置本体Mに回動自在に連結された第1のカバー部41と、同じ支点軸43によって装置本体Mに回動自在に連結された第2のカバー部42とから構成されている。第1のカバー部41は、第2のカバー部42よりも装置本体Mの外側(側面側)に位置する。なお、図1において、左下がりの破線でハッチングされた部分が第1のカバー部41であり、右下がりの破線でハッチングされた部分が第2のカバー部42である。
カバー体40が閉位置に位置する状態において、第1のカバー部41は、その外面側が装置本体Mの外面(側面)の一部を形成している。
また、カバー体40が閉位置に位置する状態において、第2のカバー部42は、その内面側(装置本体M側)が主搬送路L1〜L3の一部を形成している。
さらに、カバー体40が閉位置に位置する状態において、第1のカバー部41の内面側と第2のカバー部42の外面側とが、戻り搬送路Lbの少なくとも一部を形成している。つまり、戻り搬送路Lbは、第1のカバー部41と第2のカバー部42との間に形成されている。
また、カバー体40が閉位置に位置する状態において、第2のカバー部42は、その内面側(装置本体M側)が主搬送路L1〜L3の一部を形成している。
さらに、カバー体40が閉位置に位置する状態において、第1のカバー部41の内面側と第2のカバー部42の外面側とが、戻り搬送路Lbの少なくとも一部を形成している。つまり、戻り搬送路Lbは、第1のカバー部41と第2のカバー部42との間に形成されている。
本実施形態のコピー機1は、このような構成のカバー体40を備えることにより、主搬送路L1〜L3で紙詰まり(JAM)が発生した際には、カバー体40を図1に示す閉位置から、開位置(図示せず)に回動して主搬送路L1〜L3を開放することにより、主搬送路L1〜L3に詰まった用紙を処理することができる。一方、戻り搬送路Lbで紙詰まりが発生した際には、カバー体40を開位置に回動した後、支点軸43を中心に第2のカバー部42を装置本体M側(図1において右側)に回動させて戻り搬送路Lbを開放することにより、戻り搬送路Lbに詰まった用紙を処理することができる。
次に、図2により、本実施形態の現像装置16a、16b、16c、16dについて詳細に説明する。前述の通り、コピー機1は、4個の現像装置を備えているが、それぞれ同様の構成を有している。このため、以下では、代表して現像装置16aについて説明する。図2は、第1実施形態の現像装置16a、及び感光体ドラム2aを示す図である。
本実施形態の現像装置16aは、2つの攪拌ローラー161、162と、磁気ローラー163と、第1トナー担持体としての第1現像ローラー164と、第2トナー担持体としての第2現像ローラー165と、を備える。本実施形態の現像装置16aは、トナーとキャリア(磁性キャリア)とを備える二成分現像剤を収容する。
攪拌ローラー161、162は、二成分現像剤を攪拌する。攪拌された二成分現像剤には、摩擦により静電気が発生する。これにより、例えば、磁性キャリアはマイナスに帯電し、トナーはプラスに帯電する。また、静電気力により、トナーは、磁性キャリアに付着する。
磁気ローラー163は、二成分現像剤を磁力により担持する。これにより、磁気ローラー163の表面には、現像剤層が形成される。磁気ローラー163は、「現像剤担持体」といわれる場合もある。
磁気ローラー163は、二成分現像剤を磁力により担持する。これにより、磁気ローラー163の表面には、現像剤層が形成される。磁気ローラー163は、「現像剤担持体」といわれる場合もある。
第1現像ローラー164は、磁気ローラー163及び感光体ドラム2aに対向して配置される。第1現像ローラー164には、磁気ローラー163から移動したトナーにより、表面にトナー層が形成される。すなわち、第1現像ローラー164は、トナーを担持する。第1現像ローラー164は、感光体ドラム2aへのトナーの供給源となる。本実施形態の場合、第1現像ローラー164は、感光体ドラム2aと第1現像ローラー164との対向部分において、感光体ドラム2aの回転方向とは逆方向に回転する。
第2現像ローラー165は、磁気ローラー163及び感光体ドラム2aに対向して配置される。さらに、第2現像ローラー165は、第1現像ローラー164よりも感光体ドラム2aの回転方向の下流側に配置される。第2現像ローラー165には、磁気ローラー163から移動したトナーにより、表面にトナー層が形成される。すなわち、第2現像ローラー165は、トナーを担持する。第2現像ローラー165は、感光体ドラム2aへのトナーの供給源となる。本実施形態の場合、第2現像ローラー165は、感光体ドラム2aと第2現像ローラー165との対向部分において、感光体ドラム2aの回転方向と同方向に回転する。
現像装置16aは、バイアス印加部110と、濃度センサー120と、制御部130と、をさらに備える。
バイアス印加部110は、第1現像ローラー164に第1バイアスV1を印加する。第1バイアスV1は、例えば、直流電圧と交流電圧と重畳させたバイアスである。バイアス印加部110は、第2現像ローラー165に第2バイアスV2を印加する。第2バイアスV2は、例えば、直流電圧と交流電圧と重畳させたバイアスである。バイアス印加部110は、磁気ローラー163に第3バイアスV3を印加する。第3バイアスV3は、例えば、直流電圧と交流電圧と重畳させたバイアスである。
バイアス印加部110は、第1現像ローラー164に第1バイアスV1を印加する。第1バイアスV1は、例えば、直流電圧と交流電圧と重畳させたバイアスである。バイアス印加部110は、第2現像ローラー165に第2バイアスV2を印加する。第2バイアスV2は、例えば、直流電圧と交流電圧と重畳させたバイアスである。バイアス印加部110は、磁気ローラー163に第3バイアスV3を印加する。第3バイアスV3は、例えば、直流電圧と交流電圧と重畳させたバイアスである。
濃度センサー120は、後述する濃度処理部132と共に、本発明の「測定部」を構成する。濃度センサー120及び濃度処理部132(測定部)は、トナー画像のトナーに関する値を測定する。濃度センサー120は、感光体ドラム2aに対向して配置される。このため、濃度センサー120及び濃度処理部132は、感光体ドラム2aの表面に形成されたトナー画像のトナーに関する値を測定する。変形例として、濃度センサー120は、中間転写ベルト7に対向して配置されてもよい。この場合、濃度センサー120及び濃度処理部132は、中間転写ベルト7に転写されたトナー画像のトナーに関する値を測定する。トナー画像のトナーに関する値とは、例えば、トナー画像の濃度又はトナー画像を構成するトナーの量(のり量)等である。以下では、トナーに関する値として、トナー濃度を挙げて説明する。
濃度センサー120は、例えば、感光体ドラム2aに対して光を照射する発光部(図示せず)と、感光体ドラム2aで反射された光を受光する受光部(図示せず)とを備える。濃度センサー120は、受光部で受光された反射光に基づいて、感光体ドラム2aに形成されたトナー画像の濃度を測定する。濃度センサー120は、測定された濃度を電圧信号として、後述するトナー量処理部に供給する。
制御部130は、所定の条件に応じてトナーの供給源となる2つの現像ローラー164、165を切り替えることにより、第1現像ローラー164と第2現像ローラー165とのうち少なくとも一方から感光体ドラム2aにトナーを供給させて、静電潜像を現像させる。これを実現するために、制御部130は、受付部131と、濃度処理部132と、判定部133と、画像形成制御部134と、バイアス制御部135と、を備える。
受付部131は、トナー画像を形成するためのデータである画像情報を受け付ける。上述した画像読取装置300は、原稿Gの画像を読み取ることにより、画像情報を生成する。受付部131は、一例として、画像読取装置300から供給された画像情報を受け付ける。
濃度処理部132は、濃度センサー120から出力された電圧信号を受け付けると、その電圧信号の電圧値に基づいてトナー画像における濃度を取得する。
濃度処理部132は、濃度センサー120から出力された電圧信号を受け付けると、その電圧信号の電圧値に基づいてトナー画像における濃度を取得する。
判定部133は、濃度センサー120及び濃度処理部132によって測定された濃度に基づいて、トナー画像の一部分の濃度がその一部分を除く他の部分の濃度よりも濃いか否かを判定する。例えば、判定部133は、感光体ドラム2aの表面に形成されたトナー画像に後端たまりが発生しているか判定する。後端たまりは、トナー画像の後端部の濃度がそのトナー画像の前端部及び中央部の濃度よりも濃くなる現象である。ここでは、感光体ドラム2aの回転方向を前側としている。このため、トナー画像の後端部は、感光体ドラム2aの回転方向の上流側の部分である。また、画像の前端部は、感光体ドラムの回転方向の下流側の部分である。後端たまりは、第1現像ローラー164又は第2現像ローラー165から感光体ドラム2aに対してトナーが真っ直ぐに飛翔せず、トナー画像の後端部にトナーの飛翔先が集中するために発生する。
画像形成制御部134は、受付部131によって受け付けられ画像情報に基づいてトナー画像を形成させる場合には、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165のそれぞれに担持されるトナーを感光体ドラム2aに供給させて、感光体ドラム2aの表面にトナー画像を形成させる。すなわち、通常時では、画像形成制御部134は、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165それぞれに現像動作を行わせる。この場合、バイアス制御部135は、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165それぞれから供給されるトナーによって、所望の濃度のトナー画像が得られるように、第1バイアスV1と、第2バイアスV2と、第3バイアスV3と、を調整する。
画像形成制御部134は、トナー画像としての試験用画像を形成させる場合(非通常時)には、第1現像ローラー164に担持されるトナーのみを感光体ドラム2aに供給させて、感光体ドラム2aの表面に試験用画像を形成させる。画像形成制御部134は、例えば、キャリブレーションが実行される場合に、試験用画像を形成させる。試験用画像は、「テストパッチ」といわれる場合がある。画像形成制御部134は、第1現像ローラー164のみから感光体ドラム2aにトナーを供給させる場合でも、第2現像ローラー165を回転させる。この場合、バイアス制御部135は、第1現像ローラー164から供給されるトナーによって、所望の濃度の試験用画像が得られるように、第1バイアスV1と、第3バイアスV3と、を調整する。すなわち、試験用画像を形成する場合には、バイアス制御部135は、第2現像ローラー165にバイアスを印加しないようバイアス印加部110を制御する。
さらに、試験用画像が形成された場合、バイアス制御部135は、判定部133による試験用画像についての判定の結果に基づいて、第1バイアスV1及び第2バイアスV2のうちの一方を調整するようバイアス印加部110を制御する。例えば、バイアス制御部135は、判定部133によって試験用画像に後端たまりが発生していると判定された場合において、受付部131によって受け付けられた画像情報に基づいて画像を形成するときに、第2バイアスV2の交流電圧(周波数)を調整して、トナー画像において後端たまりが緩和するようバイアス印加部110を制御する。より具体的な例としては、バイアス制御部135は、判定部133によって試験用画像に後端たまりが発生していると判定された場合、第1現像ローラー164から供給されたトナーによって形成されたトナー画像の後端部が第2現像ローラー165に達すると、第2現像ローラー165に高周波の第2バイアスを印加するようバイアス印加部110を制御して、トナー画像における後端部のトナーの一部を感光体ドラム2aから第2現像ローラー165に引き戻すようにする。この場合の第2バイアスの値は、予め実験等が行われることにより設定される。
上記の実施形態では、各感光体ドラム2a、2b、2c、2dに対して1つの現像装置16a、16b、16c、16dが配置され、その現像装置16a、16b、16c、16dに2つの現像ローラー164、165が配置される構成について説明した。しかしながら、本発明は、この実施形態に限定されることはない。すなわち、コピー機は、各感光体ドラムに2つの現像装置が配置され、それぞれの現像装置に1つの現像ローラーが配置される構成であってもよい。
次に、本実施形態のコピー機1の動作について説明する。図3は、第1実施形態のコピー機1の動作について説明するためのフローチャートである。
ステップST11において、画像形成制御部134は、受付部131によって受け付けられた画像情報に基づいてトナー画像を形成する通常時であるか、試験用画像を形成する非通常時であるかを判断する。通常時の場合(YES)には、処理は、ステップST12に進む。非通常時の場合(NO)には、処理は、ステップST13に進む。
ステップST12において、画像形成制御部134は、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165の両方を駆動させて、感光体ドラム2aの表面にトナー画像を形成させる。ステップST12の後、処理は、終了する。
ステップST11で「NO」と判断された場合、ステップST13において、画像形成制御部134は、第1現像ローラー164のみを駆動させて、感光体ドラム2aの表面に試験用画像を形成させる。
ステップST14において、濃度センサー120及び濃度処理部132は、試験用画像の濃度を測定する。
ステップST15において、判定部133は、ステップST14の測定結果に基づいて、試験用画像の後端部の濃度が他の部分(前端部又は中央部)の濃度よりも濃いか否かを判定する。試験用画像の後端部の濃度が他の部分の濃度よりも濃い場合(YES)には、処理は、ステップST16に進む。試験用画像の後端部の濃度が他の部分の濃度よりも濃くない場合(NO)には、処理は、終了する。
ステップST15で「YES」と判断された場合、ステップST16において、バイアス制御部135は、第1バイアスV1及び第2バイアスV2のうちの一方を調整するようバイアス印加部110を制御する。ステップST15の後、処理は、終了する。
以上説明したように、本実施形態のコピー機1によれば、以下の効果が奏される。
すなわち、本実施形態のコピー機1は、受付部131によって受け付けられ画像情報に基づいてトナー画像を形成させる場合には、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165のそれぞれに担持されるトナーを感光体ドラム2aに供給させて、感光体ドラム2aの表面にトナー画像を形成させる。コピー機1は、試験用画像を形成させる場合には、第1現像ローラー164に担持されるトナーのみを感光体ドラム2aに供給させて、感光体ドラム2aの表面に試験用画像を形成させる。コピー機1は、判定部133による試験用画像についての判定の結果に基づいて、第1バイアス及び第2バイアスのうちの一方を調整させる。これにより、コピー機1は、各現像ローラー164、165から供給されるトナーに関して調整されるため、コピー機1は、安定した画質を得ることができる。
すなわち、本実施形態のコピー機1は、受付部131によって受け付けられ画像情報に基づいてトナー画像を形成させる場合には、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165のそれぞれに担持されるトナーを感光体ドラム2aに供給させて、感光体ドラム2aの表面にトナー画像を形成させる。コピー機1は、試験用画像を形成させる場合には、第1現像ローラー164に担持されるトナーのみを感光体ドラム2aに供給させて、感光体ドラム2aの表面に試験用画像を形成させる。コピー機1は、判定部133による試験用画像についての判定の結果に基づいて、第1バイアス及び第2バイアスのうちの一方を調整させる。これにより、コピー機1は、各現像ローラー164、165から供給されるトナーに関して調整されるため、コピー機1は、安定した画質を得ることができる。
また、濃度センサー120及び濃度処理部132は、感光体ドラム2aの表面に形成されたトナー画像の濃度を測定する。又は、濃度センサー120及び濃度処理部132は、中間転写ベルト7に転写されたトナー画像の濃度を測定する。これにより、コピー機1は、濃度センサー120が配置される位置にかかわらず、トナー画像の濃度を測定することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態のコピー機1における全体構造は、第1実施形態におけるコピー機1の全体構造と同様の構成であるため、説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態のコピー機1における全体構造は、第1実施形態におけるコピー機1の全体構造と同様の構成であるため、説明を省略する。
本実施形態の現像装置16a、16b、16c、16dは、以下のような構成である。なお、コピー機1は、4個の現像装置16a、16b、16c、16dを備えているが、それぞれ同様の構成を有している。このため、以下では、代表して現像装置16aについて説明する。図4は、第2実施形態の現像装置16a、及び感光体ドラム2aを示す図である。
現像装置16aは、2つの攪拌ローラー161、162と、磁気ローラー163と、第1トナー担持体としての第1現像ローラー164と、第2トナー担持体としての第2現像ローラー165と、濃度センサー120と、バイアス印加部110と、を備える。これらの要素は、第1実施形態の現像装置16aに用いられる要素と同様の構成であるため、説明を省略する。
制御部140は、所定の条件に応じてトナーの供給源となる2つの現像ローラー164、165を切り替えることにより、第1現像ローラー164と第2現像ローラー165とのうち少なくとも一方から感光体ドラム2aにトナーを供給させて、静電潜像を現像させる。これを実現するために、制御部140は、受付部141と、濃度処理部142と、判定部143と、バイアス制御部144と、画像形成制御部145と、を備える。
受付部141は、トナー画像を形成するためのデータである画像情報を受け付ける。上述した画像読取装置300は、原稿Gの画像を読み取ることにより、画像情報を生成する。受付部141は、一例として、画像読取装置300から供給された画像情報を受け付ける。
濃度処理部142は、濃度センサー120から出力された電圧信号を受け付けると、その電圧信号の電圧値に基づいてトナー画像における濃度を取得する。
濃度処理部142は、濃度センサー120から出力された電圧信号を受け付けると、その電圧信号の電圧値に基づいてトナー画像における濃度を取得する。
判定部143は、濃度センサー120及び濃度処理部142によって測定された濃度に基づいて、トナー画像の一部分の濃度がその一部分を除く他の部分の濃度よりも濃いか否かを判定する。例えば、判定部143は、感光体ドラム2aの表面に形成されたトナー画像に後端たまりが発生しているか判定する
バイアス制御部144は、バイアス印加部110を制御する。
バイアス制御部144は、バイアス印加部110を制御する。
画像形成制御部145は、画像形成に関する情報に応じて、第1現像ローラー164に担持されるトナーと第2現像ローラー165に担持されるトナーとのうちいずれか一方のみを感光体ドラム2aに供給させて、感光体ドラム2aの表面にトナー画像を形成させる。又は、画像形成制御部145は、画像形成に関する情報に応じて、第1現像ローラー164に担持されるトナーと第2現像ローラー165に担持されるトナーとの両方を感光体ドラム2aに供給させて、感光体ドラム2aの表面にトナー画像を形成させる。画像形成に関する情報は、トナー画像に基づいて得られる情報と、受付部141によって受け付けられた画像情報と、トナー画像を形成する場合の条件情報と、のうちの少なくとも1つのことである。
画像形成制御部145は、受付部141によって受け付けられた通常の画像情報に基づいて用紙Tに画像を形成する場合、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165のうちのいずれか一方のみから感光体ドラム2aにトナーを供給させる。通常の画像情報とは、非通常の画像情報を除く画像情報のことである。非通常の画像情報は、写真データが含まれる画像情報、一例として30%以上の高印字率の画像情報、又は、ソリッド画像の画像情報である。
画像形成制御部145は、受付部141によって受け付けられた非通常の画像情報に基づいて用紙Tに画像を形成する場合(第1の場合)、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165の両方から感光体ドラム2aにトナーを供給させる。
また、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165のうちのいずれか一方のみから感光体ドラム2aにトナーが供給されることに基づいて形成されたトナー画像に後端たまりがある場合(第2の場合)、画像形成制御部145は、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165の両方から感光体ドラム2aにトナーを供給させる。後端たまりは、トナー画像に基づいて得られる情報の一例である。後端たまりは、濃度センサー120及び濃度処理部142によってトナー画像の濃度が測定されることに基づいて、判定部143によって検出される。
さらに、条件情報として高画質で画像を用紙Tに形成されるモードが選択された場合(第3の場合)、画像形成制御部145は、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165の両方から感光体ドラム2aにトナーを供給させる。
上記の第1〜第3の場合は、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165のいずれか一方のみから感光体ドラム2aにトナーを供給させると、トナー画像に後端たまりが発生する可能性がある場合、又は、既にトナー画像に後端たまりが発生している場合である。
また、第1現像ローラー164が感光体ドラム2aにトナーを供給する場合の現像条件と、第2現像ローラー165が感光体ドラム2aにトナーを供給する場合の現像条件とを異ならせることにより、後端たまりを打ち消すことが可能になる。現像条件は、第1現像ローラー164の回転方向、及び、第2現像ローラー165の回転方向である。第1ローラーと第2ローラーとは互いに逆方向に回転しているため、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165の両方から感光体ドラム2aにトナーを供給させれば、後端たまりを打ち消すことが可能になる。
又は、現像条件は、例えば、第1バイアスV1及び第2バイアスV2のバイアス条件である。第2バイアスV2の交流電圧(周波数)を第1バイアスV1の交流電圧(周波数)よりも高くすれば、後端たまりを打ち消すことが可能になる。すなわち、第1現像ローラー164から供給されたトナーによって形成されたトナー画像の後端部が第2現像ローラー165に達した場合に、第2現像ローラー165に第1バイアスV1よりも高周波の第2バイアスV2を印加すると、トナー画像における後端部のトナーの一部が感光体ドラム2aから第2現像ローラー165に引き戻されるため、後端たまりを打ち消すことが可能になる。
現像条件は、例えば、感光体ドラム2aと第1現像ローラー164との線速比、及び、感光体ドラム2aと第2現像ローラー165との線速比であってもよい。現像条件は、例えば、感光体ドラム2aと第1現像ローラー164とのギャップ、及び、感光体ドラム2aと第2現像ローラー165とのギャップであってもよい。現像条件は、例えば、第1現像ローラー164の表面粗さ、及び、第2現像ローラー165の表面粗さであってもよい。現像条件は、例えば、第1現像ローラー164に印加される第1バイアスV1の直流電圧、及び、第2現像ローラー165に印加される第2バイアスV2の直流電圧であってもよい。現像条件は、例えば、第1現像ローラー164に印加される第1バイアスV1のデューティー、及び、第2現像ローラー165に印加される第2バイアスV2のデューティーであってもよい。現像装置16aの変形例として、2つの磁気ローラーが現像装置に配置され、一方の磁気ローラーが第1現像ローラーに対向し、他方の磁気ローラーが第2現像ローラーに対向するタイプであれば、現像条件は、例えば、一方の磁気ローラーの表面に形成される現像剤層の厚さを規制する穂切ギャップ、及び、他方の磁気ローラーの表面に形成される現像剤層の厚さを規制する穂切ギャップであってもよい。
また、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165のうちのいずれか一方のみから感光体ドラム2aにトナーが供給されることに基づいてトナー画像が形成された用紙Tにカブリが発生している場合には、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165の両方から感光体ドラム2aにトナーを供給させる。カブリは、トナー画像に基づいて得られる情報の一例である。カブリは、濃度センサー120及び濃度処理部142によってトナー画像が形成された用紙Tの濃度が測定されることに基づいて検出される。
第1現像ローラー164が感光体ドラム2aにトナーを供給する場合の現像条件と、第2現像ローラー165が感光体ドラム2aにトナーを供給する場合の現像条件とを異ならせることにより、カブリを解消することが可能になる。現像条件の一例は、第1バイアスV1及び第2バイアスV2のバイアス条件である。
上記の実施形態では、各感光体ドラム2a、2b、2c、2dに対して1つの現像装置16a、16b、16c、16dが配置され、その現像装置16a、16b、16c、16dに2つの現像ローラー164、165が配置される構成について説明した。しかしながら、本発明は、この実施形態に限定されることはない。すなわち、コピー機は、各感光体ドラムに2つの現像装置が配置され、それぞれの現像装置に1つの現像ローラーが配置される構成であってもよい。
次に、本実施形態のコピー機1の動作について説明する。コピー機1の動作の説明では、トナー画像に後端たまりが発生した場合を例示する。図5は、第2実施形態のコピー機1の動作について説明するためのフローチャートである。
ステップST21において、画像形成制御部145は、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165のうちのいずれか一方から感光体ドラム2aにトナーを供給させて、トナー画像を形成させる。
ステップST22において、濃度センサー120及び濃度処理部142は、トナー画像の濃度を測定する。
ステップST23において、判定部143は、ステップST22の測定結果に基づいて、トナー画像の後端部の濃度が他の部分(前端部又は中央部)の濃度よりも濃いか否かを判定する。トナー画像の後端部の濃度が他の部分の濃度よりも濃い場合(YES)には、処理は、ステップST24に進む。試験用画像の後端部の濃度が他の部分の濃度よりも濃くない場合(NO)には、処理は、ステップST25に進む。
ステップST24において、画像形成制御部145は、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165それぞれから感光体ドラム2aにトナーを供給させて、トナー画像を形成させる。
ステップST25において、画像形成制御部145は、第1現像ローラー164及び第2現像ローラー165のうちのいずれか一方から感光体ドラム2aにトナーを供給させて、トナー画像を形成させる。なお、ステップST21で第1現像ローラー164から感光体ドラム2aにトナーを供給した場合には、ステップST25においても第1現像ローラー164から感光体ドラム2aにトナーを供給することが好ましい。一方、ステップST21で第2現像ローラー165から感光体ドラム2aにトナーを供給した場合には、ステップST25においても第2現像ローラー165から感光体ドラム2aにトナーを供給することが好ましい。
以上説明したように、本実施形態のコピー機1によれば、以下の効果が奏される。
すなわち、本実施形態のコピー機1は、第1現像ローラー164に担持されるトナーと第2現像ローラー165に担持されるトナーとのうちいずれか一方のみを感光体ドラム2aに供給させて、感光体ドラム2aの表面にトナー画像を形成させる。又は、コピー機1は、第1現像ローラー164に担持されるトナーと第2現像ローラー165に担持されるトナーとの両方を感光体ドラム2aに供給させて、感光体ドラム2aの表面にトナー画像を形成させる。このように、コピー機1は、所定の条件に応じてトナーの供給源となる2つの現像ローラー164、165を切り替えるので、安定した画質を得ることができる。
すなわち、本実施形態のコピー機1は、第1現像ローラー164に担持されるトナーと第2現像ローラー165に担持されるトナーとのうちいずれか一方のみを感光体ドラム2aに供給させて、感光体ドラム2aの表面にトナー画像を形成させる。又は、コピー機1は、第1現像ローラー164に担持されるトナーと第2現像ローラー165に担持されるトナーとの両方を感光体ドラム2aに供給させて、感光体ドラム2aの表面にトナー画像を形成させる。このように、コピー機1は、所定の条件に応じてトナーの供給源となる2つの現像ローラー164、165を切り替えるので、安定した画質を得ることができる。
また、第1現像ローラー164が感光体ドラム2aにトナーを供給する場合の現像条件と、第2現像ローラー165が感光体ドラム2aにトナーを供給する場合の現像条件とは異なる。これにより、コピー機1は、例えば、トナー画像に発生した後端たまり等を第1現像ローラー164と第2現像ローラー165とで補正することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。
上記の実施形態では、トナー画像に生じる後端たまりを解消すること主として説明した。しかしながら、本発明は、この例に限定されることはなく、例えば、画像濃度を調整する場合、又は、カブリ濃度を調整する場合にも用いられてもよい。すなわち、判定部133、143によって、例えば、トナー画像が通常の画像濃度よりも低い画像濃度(低濃度)であると判定された場合、又は、画像カブリが発生していると判定された場合にも、本発明を適用することができる。
上記の実施形態では、トナー画像に生じる後端たまりを解消すること主として説明した。しかしながら、本発明は、この例に限定されることはなく、例えば、画像濃度を調整する場合、又は、カブリ濃度を調整する場合にも用いられてもよい。すなわち、判定部133、143によって、例えば、トナー画像が通常の画像濃度よりも低い画像濃度(低濃度)であると判定された場合、又は、画像カブリが発生していると判定された場合にも、本発明を適用することができる。
上記実施形態のコピー機1は、二成分現像剤を用いるが、この形態に限定されることはなく、一成分現像剤を用いてもよい。
上記実施形態のコピー機1は、色毎に1つの現像装置16a、16b、16c、16dを配置した構成であるが、この形態に限定されることはなく、色毎に複数の現像装置を配置した構成であってもよい。この変形例の現像装置それぞれは、1つの現像ローラーを備える。
上記実施形態のコピー機1は、色毎に1つの現像装置16a、16b、16c、16dを配置した構成であるが、この形態に限定されることはなく、色毎に複数の現像装置を配置した構成であってもよい。この変形例の現像装置それぞれは、1つの現像ローラーを備える。
上記実施形態のコピー機1は、カラーコピー機であるが、この形態に限定されることはなく、モノクロコピー機であってもよい。
上記実施形態のコピー機1は、中間転写ベルト7を介して用紙Tにトナー画像を転写している(間接転写方式)が、この形態に限定されることはなく、感光体ドラムに形成されたトナー画像を直接に用紙Tに転写してもよい(直接転写方式)。
上記実施形態のコピー機1は、用紙Tの両面を印刷する構成であるが、これに限定されることはなく、用紙の片面を印刷する構成であってもよい。
上記実施形態のコピー機1は、中間転写ベルト7を介して用紙Tにトナー画像を転写している(間接転写方式)が、この形態に限定されることはなく、感光体ドラムに形成されたトナー画像を直接に用紙Tに転写してもよい(直接転写方式)。
上記実施形態のコピー機1は、用紙Tの両面を印刷する構成であるが、これに限定されることはなく、用紙の片面を印刷する構成であってもよい。
上記発明の画像形成装置は、上述したコピー機1に限定されることはない。すなわち、本発明の画像形成装置は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンター機能及びスキャナー機能を備える複合機であってもよく、ファクシミリやプリンターであってもよい。
上記発明の画像形成装置によってトナー画像が定着される被転写材は用紙Tに限定されることはなく、例えば、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)シート等のフィルムシートであってもよい。
上記発明の画像形成装置によってトナー画像が定着される被転写材は用紙Tに限定されることはなく、例えば、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)シート等のフィルムシートであってもよい。
1…コピー機(画像形成装置)、2a、2b、2c、2d…感光体ドラム(像担持体)、7…中間転写ベルト(中間転写体)、110…バイアス印加部、120…濃度センサー(測定部)、130、140…制御部、131、141…受付部、132、142…濃度処理部(測定部)、134、145…画像形成制御部、135、144…バイアス制御部、164…第1現像ローラー(第1トナー担持体)、165…第2現像ローラー(第2トナー担持体)
Claims (6)
- 表面に静電潜像が形成される像担持体と、
前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体へのトナーの供給源となる第1トナー担持体と、
前記像担持体に対向すると共に、前記第1トナー担持体よりも前記像担持体の回転方向の下流側に配置され、前記像担持体へのトナーの供給源となる第2トナー担持体と、
所定の条件に応じてトナーの供給源となるトナー担持体を切り替えることにより、前記第1トナー担持体と前記第2トナー担持体とのうち少なくとも一方から前記像担持体にトナーを供給させて、静電潜像を現像させる制御部と、
を備える画像形成装置。 - トナー画像を形成するためのデータである画像情報を受け付ける受付部と、
表面にトナー画像が形成されることが可能な像担持体と、
前記像担持体に対向して配置され、トナーを担持する第1トナー担持体と、
前記像担持体に対向すると共に、前記第1トナー担持体よりも前記像担持体の回転方向の下流側に配置され、トナーを担持する第2トナー担持体と、
前記第1トナー担持体に第1バイアスを印加すると共に、前記第2トナー担持体に第2バイアスを印加するバイアス印加部と、
トナー画像のトナーに関する値を測定する測定部と、
前記測定部によって測定された値に基づいて、トナー画像の一部分の濃度がその一部分を除く他の部分の濃度よりも濃いか否かを判定する判定部と、
前記受付部によって受け付けられ画像情報に基づいてトナー画像を形成させる場合には、前記第1トナー担持体及び前記第2トナー担持体のそれぞれに担持されるトナーを前記像担持体に供給させて、前記像担持体の表面にトナー画像を形成させると共に、トナー画像としての試験用画像を形成させる場合には、前記第1トナー担持体に担持されるトナーのみを前記像担持体に供給させて、前記像担持体の表面に前記試験用画像を形成させる画像形成制御部と、
前記判定部による前記試験用画像についての判定の結果に基づいて、前記第1バイアス及び前記第2バイアスのうちの一方を調整するようバイアス印加部を制御するバイアス制御部と、
を備える画像形成装置。 - 前記測定部は、前記像担持体の表面に形成されたトナー画像のトナーに関する値を測定する
請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記像担持体に形成されたトナー画像が転写される中間転写体をさらに備え、
前記測定部は、前記中間転写体に転写されたトナー画像のトナーに関する値を測定する
請求項2に記載の画像形成装置。 - トナー画像を形成するためのデータである画像情報を受け付ける受付部と、
トナーが供給されることにより表面に形成された静電潜像が現像されて、トナー画像が形成される像担持体と、
前記像担持体に対向して配置され、担持するトナーを前記像担持体に供給する第1トナー担持体と、
前記像担持体に対向すると共に、前記第1トナー担持体よりも前記像担持体の回転方向の下流側に配置され、担持するトナーを前記像担持体に供給する第2トナー担持体と、
画像形成に関する情報に応じて、前記第1トナー担持体に担持されるトナーと前記第2トナー担持体に担持されるトナーとのうちいずれか一方のみを前記像担持体に供給させ、又は、前記第1トナー担持体に担持されるトナーと前記第2トナー担持体に担持されるトナーとの両方を像担持体に供給させて、前記像担持体の表面にトナー画像を形成させる画像形成制御部と、を備え
前記画像形成に関する情報は、トナー画像に基づいて得られる情報と、前記受付部によって受け付けられた画像情報と、トナー画像を形成する場合の条件情報と、のうちの少なくとも1つのことである
画像形成装置。 - 前記第1トナー担持体が前記像担持体にトナーを供給する場合の現像条件と、前記第2トナー担持体が前記像担持体にトナーを供給する場合の現像条件とは異なる
請求項5に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2013007142A JP2014137533A (ja) | 2013-01-18 | 2013-01-18 | 画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019144472A (ja) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | コニカミノルタ株式会社 | 現像装置、画像形成装置および現像条件補正方法 |
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2013
- 2013-01-18 JP JP2013007142A patent/JP2014137533A/ja active Pending
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