JP2014137156A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】被加熱物を均一に加熱する。
【解決手段】筐体と、筐体内に収納され、被加熱物を収容する容器150と、容器150内に熱風を噴き付けるノズル160を含む熱風噴出機構とを備える。ノズル160は、容器150の径方向において容器150内の中心側から端部側に向けて放射状に熱風を噴出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱調理器に関し、特に、被加熱物に熱風を噴き付けて加熱する加熱調理器に関する。
被加熱物に熱風を噴き付けて加熱する加熱調理器を開示した先行文献として、国際公開第2012/032449号(特許文献1)および米国特許第7993694号(特許文献2)がある。
特許文献1に記載の加熱調理器においては、ファンによって循環させている熱風を容器内の被加熱物に下方から噴き付けて加熱している。特許文献2に記載の加熱調理器においては、容器内に配置したブレードによって被加熱物をかき混ぜつつ容器内に上方から熱風を噴き付けて被加熱物を加熱している。
国際公開第2012/032449号 米国特許第7993694号
被加熱物に熱風を上方または下方から噴き付けて加熱する場合、被加熱物の上部または下部から順に加熱されるため、被加熱物を均一に加熱することが難しい。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、被加熱物を均一に加熱できる加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に基づく加熱調理器は、筐体と、筐体内に収納され、被加熱物を収容する容器と、容器内に熱風を噴き付けるノズルを含む熱風噴出機構とを備える。ノズルは、容器の径方向において容器内の中心側から端部側に向けて放射状に熱風を噴出する。
本発明の一形態においては、容器は、この容器の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜した状態で、筐体内に収納されている。加熱調理器は、上記中心軸を中心に容器を回動させる駆動機構をさらに備える。
本発明の一形態においては、筐体は、開閉扉を有する。ノズルは、開閉扉から容器内に向けて延在している。
本発明の一形態においては、ノズルは、先端側に行くに従って細くなっている。
本発明の一形態においては、ノズルは、容器内で被加熱物を攪拌するための攪拌翼を有する。加熱調理器は、攪拌翼が容器の周方向に回動するように、ノズルを回動させる駆動機構をさらに備える。
本発明によれば、被加熱物を均一に加熱できる。
本発明の実施形態1に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器の構成を示す横断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器において、開閉扉を開いて容器を取り外した状態を示す横断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器における筺体の本体部での縦断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器において、容器を揺動しつつ被加熱物を加熱している状態を示す図である。 同実施形態に係る加熱調理器において、容器を一方向に回転させつつ被加熱物を加熱している状態を示す図である。 検証例の結果を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器において、開閉扉を開いて容器を取り外した状態を示す横断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器における筺体の本体部での縦断面図である。 容器の傾斜角度を5°にした状態を示す縦断面図である。 容器の傾斜角度を95°にして開閉扉を開いた状態を示す縦断面図である。 本発明の実施形態3に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。 本発明の実施形態4に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。 本発明の実施形態5に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。 本発明の実施形態6に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。 本発明の実施形態7に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器の容器内の構造を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態1に係る加熱調理器について図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。図2は、本実施形態に係る加熱調理器の構成を示す横断面図である。図3は、本実施形態に係る加熱調理器において、開閉扉を開いて容器を取り外した状態を示す横断面図である。図4は、本実施形態に係る加熱調理器における筺体の本体部での縦断面図である。
図1〜4に示すように、本発明の実施形態1に係る加熱調理器100は、筐体と、中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜した状態で筐体内に収納され、被加熱物を収容する容器150と、容器150内に熱風を噴き付けるノズル160を含む熱風噴出機構と、上記中心軸を中心に容器150を回動させる駆動機構とを備える。
筺体は、略直方体状の本体部110と、本体部110に連結された開閉扉120とを含む。開閉扉120は、本体部110の斜め上方に設けられている。開閉扉120の右端に、取っ手121が設けられている。
筺体の本体部110の側方の下部に、複数の孔からなる外気吸気口112が形成されている。図4に示すように、筺体の本体部110の上部に、排気口113が形成されている。排気口113は、加熱ダクト162の上部と繋がっている。
筺体の本体部110内に、加熱室140が設けられている。加熱室140は、開閉扉120によって開閉される開口を有している。また、加熱室140の底部には、吸気口141が形成されている。
筺体の本体部110内には、加熱室140の外側に空間が形成されている。この空間は、外気吸気口112および吸気口141と接している。
加熱室140内に、容器150が配置されている。容器150は、上端に開口を有している。加熱室140内に配置された容器150は、容器150の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。本実施形態においては、鉛直方向に対して容器150の中心軸を約45°傾斜させている。ただし、上記所定の角度はこれに限られず、たとえば、45°以上60°以下でもよい。
具体的には、加熱室140の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。容器150は、容器150の周壁と加熱室140の内壁との間に設けられた図示しない複数のローラによって回動可能に支持されている。その結果、容器150の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。加熱室140内に配置された容器150の開口は、開閉扉120に所定の間隔を置いて対向している。
図4に示すように、容器150の内壁には、容器150の内側に突出した平板状の突出片152が設けられている。本実施形態においては、容器150の内壁に120°間隔で均等に3つの突出片152が設けられている。
この突出片152は、被加熱物を攪拌する際の攪拌板として機能する。ただし、容器150の回転速度が大きい場合など、突出片152が設けられていなくても被加熱物を攪拌可能であるとき、または、被加熱物の攪拌が不要であるときは、突出片152を設けなくてもよい。さらに、容器150に対して、突出片152が着脱可能に取り付けられていてもよい。
図1に示すように、容器150の底部に、後述するモータ170の駆動軸と連結される連結部151が設けられている。容器150と連結部151とは、一体で形成されていてもよいし、別体で形成されて互いに接合されていてもよい。
筺体の内部に、熱風噴出機構が設けられている。熱風噴出機構は、熱風を循環させるための風路と、風路に設けられたファン181と、ファン181を駆動するファンモータ180と、風路内の空気を加熱するヒータ190と、熱風の噴き出し方向を決定するノズル160とを含む。
図2,3に示すように、筺体内において風路を構成する、吸気ダクト169、吸気ダクト169と繋がった加熱ダクト162、および、加熱ダクト162と繋がって開閉扉120内に位置する扉内ダクト122が配置されている。
吸気ダクト169は、一端に加熱室140の内壁に位置する吸気口163を有している。吸気ダクト169の他端側は、加熱ダクト162の一端側に接続されている。
加熱ダクト162内の一端側に、ファン181が設けられている。加熱ダクト162内の他端側にヒータ190が設けられている。加熱ダクト162の他端側は、扉内ダクト122の一端側に着脱可能に接続される。
扉内ダクト122の他端は、ノズル160に繋がっている。ノズル160は、開閉扉120から突出して、開閉扉120が閉じた状態において、容器150内に向けて延在している。図1,2に示すように、ノズル160は、傾斜した容器150の中心軸上に位置している。また、ノズル160は、先端側に行くに従って細くなっている。
ノズル160の周壁には、複数の熱風噴出口161が設けられている。本実施形態においては、複数の熱風噴出口161は、ノズル160の軸方向において所定の間隔を置いて位置する複数の円周上のそれぞれにて、所定の間隔を置いて均等に設けられている。
このように複数の熱風噴出口161を配置することにより、図1,2に示すように、容器150の径方向において容器150内の中心側から端部側に向けて、ノズル160から放射状に熱風を噴出させることができる。
図1,2に示すように、開閉扉120が閉じた状態において、開閉扉120と容器150の開口との間に所定の間隔があるため、加熱室140の内壁と容器150とによって挟まれた空間は、容器150の内部と連通している。
また、加熱室140の内壁と容器150とによって挟まれた空間は、吸気口163と接している。すなわち、ノズル160の熱風噴出口161と吸気口163とは、加熱室140の内壁と容器150とによって挟まれた空間および容器150の内部を通じて連通している。このように、熱風が循環可能な風路が筺体内に形成されている。
本実施形態においては、ファン181の出力およびヒータ190の出力の両方を変更可能である。よって、熱風噴出機構は、噴き付ける熱風の温度および熱風の流量を変更可能である。ただし、熱風噴出機構はこれに限られず、少なくとも熱風の温度を変更可能であればよい。噴き付ける熱風の温度は、たとえば、40℃以上230℃以下である。
また、筺体の内部に、駆動機構が設けられている。本実施形態に係る駆動機構は、容器150を回動させる。駆動機構は、モータ170と、モータ170の駆動軸と係合したカム171と、カム171に連結されて容器150の回転位置を検知する検知スイッチ172とを含む。
モータ170が駆動して駆動軸が回転することにより、この駆動軸と連結されている連結部151を介して、容器150が容器150の中心軸を中心に回動する。検知スイッチ172は、モータ170の駆動軸と連動して動作するカム171の位置から、容器150の回転位置を検知する。
本実施形態においては、モータ170は、回転方向、回転速度、および、回転数の全てを変更可能である。よって、駆動機構は、回転方向、回転速度、および、回転角度の全てを変更して容器150を回動可能である。
具体的には、駆動機構は、検知スイッチ172と接続されてモータ170の駆動を制御する図示しない制御部と電気的に接続されている。ただし、駆動機構はこれに限られず、回転方向、回転速度、および、回転角度の少なくとも1つを変更して容器を回動可能であればよい。容器150の回転速度は、たとえば、2rpm以上20rpm以下である。
本実施形態においては、加熱調理器100は、筐体内において、容器150の底部に近接して容器150を加熱する加熱機構をさらに備える。具体的には、加熱室140内において、容器150の底部に所定の間隔を置いて加熱機構であるヒータ191が配置されている。ヒータ191は、輻射熱により容器150の底部を加熱する。なお、加熱機構の構成はこれに限られず、容器150の周側部および底部の少なくとも一部に近接して容器150を加熱可能なものであればよい。加熱機構は、必ずしも設けられなくてもよい。
以下、加熱調理器100の動作について説明する。
まず、揚げ調理を行なう場合は、予め調理油を表面に塗布または吹き付けた被加熱物を容器150内に配置し、乾燥調理を行なう場合は、水分を含む被加熱物をそのまま容器150内に配置する。
図3に示すように、開閉扉120を開けて、被加熱物を収容した容器150を加熱室140内に配置する。このとき、連結部151とモータ170の駆動軸とが連結される。次に、駆動機構を駆動させる。具体的には、モータ170を駆動させて、容器150の中心軸を中心に容器150を回動させる。
その後、熱風噴出機構を稼働させる。具体的には、ファンモータ180を駆動させてファン181を稼働させる。ファン181が稼働することにより、加熱ダクト162内において一端側から他端側へ向かう送風が開始される。
送風が開始されると、吸気ダクト169の吸気口163から、加熱室140の内壁と容器150とによって挟まれた空間の空気が吸入される。吸気ダクト169内に吸入された空気は、加熱ダクト162内を通過する。このとき、ヒータ190を通過した空気は、加熱されて高温になる。高温になった空気は、扉内ダクト122を通過してノズル160の熱風噴出口161から、図1,2中の矢印1で示すように、熱風として噴き出される。
ノズル160から容器150内に噴き付けられた熱風は、容器150の径方向において容器150内の中心側から端部側に向けて放射状に流動しつつ、被加熱物と接触して被加熱物を加熱する。
表面に調味油が塗布または吹き付けられている被加熱物は、熱風による加熱によって揚げ調理される。水分を含む被加熱物は、熱風による加熱によって被加熱物の水分が蒸発して乾燥調理される。なお、本実施形態における揚げ調理とは、油中で被加熱物を加熱する一般的な揚げ調理とは異なり、被加熱物の表面に少量の油を付着させた状態で加熱調理することをいう。ただし、鶏のから揚げなどのように食材自体の油を用いて調理可能な食材の場合には、全く油を付着させずに被加熱物を加熱調理する場合も含む。
被加熱物を加熱した熱風は、容器150の内壁に沿って流動し、開閉扉120と容器150の開口との間の隙間から、加熱室140の内壁と容器150とによって挟まれた空間に流出する。
加熱室140の内壁と容器150とによって挟まれた空間に流出した熱風は、被加熱物を加熱した際に被加熱物から蒸発した水分を含んでいる。この水分を多く含んでいる高湿の空気は、矢印2で示すように外気吸気口112および吸気口141を通じて取り入れられた外気と混合された後、吸気口163から吸入されて再び加熱ダクト162内に流入する。
加熱ダクト162内に流入した空気の一部は、排気口113に送られて加熱調理器100の外部に放出される。特に、高湿の空気は加熱ダクト162内において上部に位置するため、主に高湿の空気が排気口113から放出される。
加熱ダクト162内に流入した空気の残部は、ヒータ190によって加熱される。このように、熱風噴出機構は、一部の空気を入れ替えながら空気を筺体内で循環させて、容器150内に熱風を噴き付ける。
高湿の空気、油煙および臭気を排気して、被加熱物に噴き付けられる熱風の湿度を所定の範囲内に維持することにより、被加熱物を揚げ調理する際に被加熱物の風味を損ねることなく、また、被加熱物を乾燥調理する際に安定して被加熱物を乾燥させることができる。さらに、加熱室140内の汚れの程度を低減できる。
図5は、本実施形態に係る加熱調理器において、容器を揺動しつつ被加熱物を加熱している状態を示す図である。図6は、本実施形態に係る加熱調理器において、容器を一方向に回転させつつ被加熱物を加熱している状態を示す図である。
本実施形態に係る加熱調理器100は、図5の矢印3で示すように、容器150を揺動させつつ容器150内の被加熱物90を加熱することができる。具体的には、容器150を左右方向のいずれにも90°以下の範囲で正逆回転させた状態で、容器150内に熱風を噴き付ける。このようにした場合、被加熱物90を小刻みに攪拌することができる。
また、本実施形態に係る加熱調理器100は、図6の矢印4で示すように、容器150をいずれか一方向に回転させつつ容器150内の被加熱物90を加熱することができる。具体的には、容器150を左回りまたは右回りのいずれかに回転させた状態で、容器150内に熱風を噴き付ける。
このようにした場合、被加熱物90を空中に放り投げるように激しく攪拌させることができる。具体的には、被加熱物90を遠心力によって内壁に沿って上方まで持ち上げた後、重力によって下方に落下させるように被加熱物90を効果的に攪拌することができる。
さらに、図6に示すように、上方に持ち上げられた被加熱物90の一部は、下方に落下する途中でノズル160と衝突する。このノズル160との衝突により、互いにくっついた被加熱物90同士を解すように攪拌することができる。
上記のように、本実施形態に係る加熱調理器100においては、容器150の中心軸が鉛直方向に対して約45°傾斜している。このように傾斜させた容器150を揺動または回転させることにより、容器150内の被加熱物90を攪拌することができる。
以下に、容器の傾斜角度と被加熱物の攪拌状態との関係を検証した検証例について説明する。図7は、検証例の結果を示すグラフである。
検証例においては、内径が250mmで、高さが100mmである円筒容器を用いた。円筒容器の内壁には、突出片を設けていない。その円筒容器の底部に、多数の白色の発泡スチロール片を略隙間なく敷き詰めた。その配置した白色の発泡スチロール片を2つ抜き取って小さい隙間を形成した。その後、白色の発泡スチロール片の上方に多数の茶色の発泡スチロール片を敷き詰めた。
このように、内部に多数の白色の発泡スチロール片と多数の茶色の発泡スチロール片を配置した円筒容器の傾斜角度を変えて、回転速度を10rpmにして回転させたときの、白色の発泡スチロール片と茶色の発泡スチロール片とが均一に混ざるまでの時間を測定した。
図7に示すように、円筒容器の中心軸を鉛直方向に対して40°傾斜した状態では、発泡スチロール片が均一に混ざるまで92秒かかった。円筒容器の中心軸を鉛直方向に対して50°傾斜した状態では、発泡スチロール片が均一に混ざるまで29秒かかった。円筒容器の中心軸を鉛直方向に対して60°傾斜した状態では、発泡スチロール片が均一に混ざるまで20秒かかった。円筒容器の中心軸を鉛直方向に対して70°傾斜した状態では、発泡スチロール片が均一に混ざるまで18秒かかった。円筒容器の中心軸を鉛直方向に対して90°傾斜した状態では、発泡スチロール片が均一に混ざるまで16秒かかった。
なお、円筒容器の中心軸を鉛直方向に対して30°傾斜した状態では、発泡スチロール片を均一に混ぜることができなかった。このことから、容器150の傾斜角度が小さすぎると、被加熱物90を効果的に攪拌できないことが分かった。
また、容器150の傾斜角度が大きすぎると、撹拌効率は向上するが容器150内に収容できる被加熱物90の量が少なくなり、加熱効率が低下する。よって、容器150の傾斜角度としては、45°以上60°以下が、攪拌効率および加熱効率の抑制の面から好ましい。
本実施形態に係る加熱調理器100においては、容器150の中心軸上に位置するノズル160から放射状に熱風を噴き付けて被加熱物90を加熱するため、ノズル160の周囲に位置する被加熱物90を均一に加熱することができる。また、ノズル160が容器150内の被加熱物90に接近して位置するため、被加熱物90の加熱に必要な熱量を低減できる。
本実施形態においては、ノズル160は開閉扉120から容器150内に向けて延在しており、ノズル160の先端部と容器150の底部との間には隙間が形成されている。これにより、容器150の底部上にある被加熱物90に近接しているノズル160の先端部に、被加熱物90が乗り上げて堆積することを抑制できる。また、ノズル160は先端側に行くに従って細くなっているため、ノズル160の先端部に被加熱物90が乗り上げて堆積することをさらに抑制できる。
なお、加熱調理器100は、被加熱物を乾燥調理する場合に、熱風の温度を40℃程度の低温にして、被加熱物に熱風を数時間噴き付け続けることにより、加熱の影響を最小限にして被加熱物を乾燥させることもできる。これにより、食品に含まれる酵素が失活しない低温で食品を乾燥できるため、人体に有用な酵素が低減することを抑制しつつ乾燥食品を生成できる。
もしくは、加熱調理器100は、容器150の底部の下方に配置されたヒータ191を稼働させて容器150自体を高温にしつつ、被加熱物に熱風を噴き付けることにより、高
温で調理する中華料理などの加熱調理を行なうこともできる。
上記のように、本実施形態に係る加熱調理器100は、被加熱物の性状に合わせて被加熱物を均一に加熱することができる。なお、加熱調理器100の各構成の動作は、上述の制御部が、加熱調理器100の使用者から入力(選択)されたレシピまたは調理方法に基づいて、予め記憶されているシーケンスに従って決定する。
本実施形態に係る加熱調理器100は、フライドポテトのような強撹拌調理の場合には、容器150自体の回転撹拌によって個々の食材を高度に解離させた状態で熱風を集中的に吹き付けるため、個々の食材に熱風を行き渡らせて加熱を万遍なく行なうことができるとともに、熱伝達効率を高めて加熱調理の時間を短縮できる。
さらに、従来のように大量の油に浸漬しない調理方法を行なうため、食材への油の吸収を抑制して、ヘルシーな調理を行なうことができる。また、廃油が出ないため、環境にやさしい調理を行なうことができる。
以下、本発明の実施形態2に係る加熱調理器について図を参照して説明する。なお、本実施形態に係る加熱調理器200は、筺体の傾斜角度を調節可能な角度調節機構をさらに備える点のみ実施形態1に係る加熱調理器100と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態2)
図8は、本発明の実施形態2に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。図9は、本実施形態に係る加熱調理器において、開閉扉を開いて容器を取り外した状態を示す横断面図である。図10は、本実施形態に係る加熱調理器における筺体の本体部での縦断面図である。
図8〜10に示すように、本発明の実施形態2に係る加熱調理器200は、筐体と、中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜した状態で筐体内に収納され、被加熱物を収容する容器250と、容器250内に熱風を噴き付けるノズル260を含む熱風噴出機構と、上記中心軸を中心に容器250を回動させる駆動機構とを備える。また、加熱調理器200は、筺体に連結され、上記所定の角度が変化するように筺体を傾斜させる角度調節機構を備えている。
図8に示すように、筺体は、略直方体状の本体部210と、本体部210に連結された開閉扉220とを含む。筺体は、ベース230に対する傾斜角度が可変となるように支持されている。
具体的には、図9,10に示すように、ベース230は、筺体を挟むように互いに対向した1対の腕部230aを有する。1対の腕部230aの各々には、筺体の回動中心となるシャフト231が挿通されている。各シャフト231の一端は、筺体の側部に固定されている。各シャフト231の他端は、腕部230aに組み込まれた軸受236によって回動可能に支持されている。この構成により、シャフト231を回動させることにより、筺体の傾斜角度を調節することができる。
本実施形態においては、角度調節機構は、シャフト231と、シャフト231に連結されたモータ232と、腕部230aに組み込まれた軸受236とを含む。
角度調節機構においては、モータ232を稼働させることにより、シャフト231が回転する。上記のように、シャフト231の一端は、筺体の側部に固定されているため、シャフト231が回転することにより、筺体がシャフト231を回転中心にして回転する。
角度調整機構は、上記の電気的な手段に限られず、ラチェット機構などを用いて機械的に段階的に角度が可変でき、ユーザーがメニューまたは用途に応じて所望の角度に手動で調整するものでもよい。
角度調節機構は、モータ232の回転速度と稼働時間とを記憶してモータ232の駆動を制御する制御部と電気的に接続されている。制御部は、モータ232の回転速度と稼働時間とから、筺体の傾斜角度を算出することができる。
図8に示すような加熱調理器200の基本姿勢において、開閉扉220は、本体部210の斜め上方に設けられている。開閉扉220の右端に、取っ手221が設けられている。
筺体の本体部210の上部に、複数の孔からなる外気吸気口212が形成されている。図10に示すように、筺体の本体部210の上部に、排気口213が形成されている。排気口213は、加熱ダクト262の上部と繋がっている。
図8〜10に示すように、筺体の本体部210内に、加熱室240が設けられている。加熱室240は、開閉扉220によって開閉される開口を有している。また、加熱室240の底部には、吸気口241が形成されている。
筺体の本体部210内には、加熱室240の外側に空間が形成されている。この空間は、外気吸気口212および吸気口241と接している。
加熱室240内に、容器250が配置されている。容器250は、上端に開口を有している。加熱室240内に配置された容器250は、容器250の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。
容器250は、容器250の周壁と加熱室240の内壁との間に設けられた図示しない複数のローラによって回動可能に支持されている。加熱室240内に配置された容器250の開口は、開閉扉220に所定の間隔を置いて対向している。
図10に示すように、容器250の内壁には、容器250の内側に突出した平板状の突出片252が設けられている。本実施形態においては、容器250の内壁に120°間隔で均等に3つの突出片252が設けられている。
この突出片252は、被加熱物を攪拌する際の攪拌板として機能する。ただし、容器250の回転速度が大きい場合など、突出片252が設けられていなくても被加熱物を攪拌可能であるとき、または、被加熱物の攪拌が不要であるときは、突出片252を設けなくてもよい。さらに、容器250に対して、突出片252が着脱可能に取り付けられていてもよい。
図8,9に示すように、容器250の底部に、後述するモータ270の駆動軸と連結される連結部251が設けられている。容器250と連結部251とは、一体で形成されていてもよいし、別体で形成されて互いに接合されていてもよい。
筺体の内部に、熱風噴出機構が設けられている。熱風噴出機構は、熱風を循環させるための風路と、風路に設けられたファン281と、ファン281を駆動するファンモータ280と、風路内の空気を加熱するヒータ290と、熱風の噴き出し方向を決定するノズル260とを含む。
図9に示すように、筺体内において風路を構成する、吸気ダクト269、吸気ダクト269と繋がった加熱ダクト262、および、加熱ダクト262と繋がって開閉扉220内に位置する扉内ダクト222が配置されている。
吸気ダクト269は、一端に加熱室240の内壁に位置する吸気口263を有している。吸気ダクト269の他端側は、加熱ダクト262の一端側に接続されている。
加熱ダクト262内の一端側に、ファン281が設けられている。加熱ダクト262内の他端側にヒータ290が設けられている。加熱ダクト262の他端側は、扉内ダクト222の一端側に着脱可能に接続される。
扉内ダクト222の他端は、ノズル260に繋がっている。ノズル260は、開閉扉220から突出して、開閉扉220が閉じた状態において、容器250内に向けて延在している。図8に示すように、ノズル260は、傾斜した容器250の中心軸上に位置している。また、ノズル260は、先端側に行くに従って細くなっている。
ノズル260の周壁には、複数の熱風噴出口261が設けられている。本実施形態においては、複数の熱風噴出口261は、ノズル260の軸方向において所定の間隔を置いて位置する複数の円周上のそれぞれにて、所定の間隔を置いて均等に設けられている。
このように複数の熱風噴出口261を配置することにより、図8に示すように、容器250の径方向において容器250内の中心側から端部側に向けて、ノズル260から放射状に熱風を噴出させることができる。
図8に示すように、開閉扉220が閉じた状態において、開閉扉220と容器250の開口との間に所定の間隔があるため、加熱室240の内壁と容器250とによって挟まれた空間は、容器250の内部と連通している。
また、加熱室240の内壁と容器250とによって挟まれた空間は、吸気口263と接している。すなわち、ノズル260の熱風噴出口261と吸気口263とは、加熱室240の内壁と容器250とによって挟まれた空間および容器250の内部を通じて連通している。このように、熱風が循環可能な風路が筺体内に形成されている。
本実施形態においては、ファン281の出力およびヒータ290の出力の両方を変更可能である。よって、熱風噴出機構は、噴き付ける熱風の温度および熱風の流量を変更可能である。ただし、熱風噴出機構はこれに限られず、少なくとも熱風の温度を変更可能であればよい。噴き付ける熱風の温度は、たとえば、40℃以上230℃以下である。
また、筺体の内部に、駆動機構が設けられている。本実施形態に係る駆動機構は、容器250を回動させる。駆動機構は、モータ270を含む。モータ270が駆動して駆動軸が回転することにより、この駆動軸と連結されている連結部251を介して、容器250が容器250の中心軸を中心に回動する。
本実施形態においては、モータ270は、回転方向、回転速度、および、回転数の全てを変更可能である。よって、駆動機構は、回転方向、回転速度、および、回転角度の全てを変更して容器250を回動可能である。ただし、駆動機構はこれに限られず、回転方向、回転速度、および、回転角度の少なくとも1つを変更して容器を回動可能であればよい。容器250の回転速度は、たとえば、2rpm以上20rpm以下である。
本実施形態においては、加熱調理器200は、筐体内において、容器250の底部に近接して容器250を加熱する加熱機構をさらに備える。具体的には、加熱室240内において、容器250の底部に所定の間隔を置いて加熱機構であるヒータ291が配置されている。ヒータ291は、輻射熱により容器250の底部を加熱する。なお、加熱機構の構成はこれに限られず、容器250の周側部および底部の少なくとも一部に近接して容器250を加熱可能なものであればよい。加熱機構は、必ずしも設けられなくてもよい。
以下、加熱調理器200の動作について説明する。
まず、揚げ調理を行なう場合は、予め調理油を表面に塗布または吹き付けた被加熱物を容器250内に配置し、乾燥調理を行なう場合は、水分を含む被加熱物をそのまま容器250内に配置する。
図9に示すように、開閉扉220を開けて、被加熱物を収容した容器250を加熱室240内に配置する。このとき、連結部251とモータ270の駆動軸とが連結される。次に、駆動機構を駆動させる。具体的には、モータ270を駆動させて、容器250の中心軸を中心に容器250を回動させる。
その後、熱風噴出機構を稼働させる。具体的には、ファンモータ280を駆動させてファン281を稼働させる。ファン281が稼働することにより、加熱ダクト262内において一端側から他端側へ向かう送風が開始される。
送風が開始されると、吸気ダクト269の吸気口263から、加熱室240の内壁と容器250とによって挟まれた空間の空気が吸入される。吸気ダクト269内に吸入された空気は、加熱ダクト262内を通過する。このとき、ヒータ290を通過した空気は、加熱されて高温になる。高温になった空気は、扉内ダクト222を通過してノズル260の熱風噴出口261から、図8中の矢印1で示すように、熱風として噴き出される。
ノズル260から容器250内に噴き付けられた熱風は、容器250の径方向において容器250内の中心側から端部側に向けて放射状に流動しつつ、被加熱物と接触して被加熱物を加熱する。
被加熱物を加熱した熱風は、容器250の内壁に沿って流動し、開閉扉220と容器250の開口との間の隙間から、加熱室240の内壁と容器250とによって挟まれた空間に流出する。
加熱室240の内壁と容器250とによって挟まれた空間に流出した熱風は、被加熱物を加熱した際に被加熱物から蒸発した水分を含んでいる。この水分を多く含んでいる高湿の空気は、外気吸気口212および吸気口241を通じて取り入れられた外気と混合された後、吸気口263から吸入されて再び加熱ダクト262内に流入する。
加熱ダクト262内に流入した空気の一部は、排気口213に送られて加熱調理器200の外部に放出される。特に、高湿の空気は加熱ダクト262内において上部に位置するため、主に高湿の空気が排気口213から放出される。
加熱ダクト262内に流入した空気の残部は、ヒータ290によって加熱される。このように、熱風噴出機構は、一部の空気を入れ替えながら空気を筺体内で循環させて、容器250内に熱風を噴き付ける。
高湿の空気、油煙および臭気を排気して、被加熱物に噴き付けられる熱風の湿度を所定の範囲内に維持することにより、被加熱物を揚げ調理する際に被加熱物の風味を損ねることなく、また、被加熱物を乾燥調理する際に安定して被加熱物を乾燥させることができる。さらに、加熱室240内の汚れの程度を低減できる。
本実施形態に係る加熱調理器200においては、角度調節機構によって筺体の傾斜角度を調節することにより、筺体内に収納された容器250の傾斜角度を変更することができる。
実施形態1の検証例において説明したように、容器の傾斜角度は、被加熱物の攪拌効率および加熱効率と関連している。そのため、被加熱物の性状によって容器の傾斜角度を変更することにより、被加熱物の攪拌効率および加熱効率の向上を図ることができる。たとえば、比較的少量の被加熱物を強めに攪拌したい場合は、容器の傾斜角度を60°以上にし、比較的多量の被加熱物を弱めに攪拌したい場合は、容器の傾斜角度を45°以下にする。
図11は、容器の傾斜角度を5°にした状態を示す縦断面図である。図12は、容器の傾斜角度を95°にして開閉扉を開いた状態を示す縦断面図である。
図11に示すように、容器250の傾斜角度を5°にした状態においては、容器250を加熱室240内に収納した状態で容器250内に被加熱物を収容する際に、安定して容易に被加熱物を載置することができる。または、加熱調理の途中において被加熱物に調味料などを加える場合に、一時的に容器250の傾斜角度を小さくすることにより、容易に作業を行なうことができる。
図12に示すように、容器の傾斜角度を95°にした状態においては、容器250内の被加熱物を皿などに移す際に、容易に被加熱物を移動させることができる。特に、粘着性の高い被加熱物を移動させるときに好適である。
このように、筺体の傾斜角度を調節して容器の傾斜角度を変更することにより、被加熱物の性状および調理方法により適した加熱調理を行なうことができる。
本実施形態に係る加熱調理器200においては、容器250の中心軸上に位置するノズル260から放射状に熱風を噴き付けて被加熱物を加熱するため、ノズル260の周囲に位置する被加熱物を均一に加熱することができる。また、ノズル260が容器250内の被加熱物に接近して位置するため、被加熱物の加熱に必要な熱量を低減できる。
上記のように、本実施形態に係る加熱調理器200においても、被加熱物の性状に合わせて被加熱物を均一に加熱することができる。
以下、本発明の実施形態3に係る加熱調理器について図を参照して説明する。なお、本実施形態に係る加熱調理器300は、加熱室および容器を傾斜させていない点のみ実施形態1に係る加熱調理器100と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態3)
図13は、本発明の実施形態3に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。図13に示すように、本発明の実施形態3に係る加熱調理器300は、筐体と、筐体内に収納されて被加熱物を収容する容器350と、容器350内に熱風を噴き付けるノズル360を含む熱風噴出機構と、容器350を回動させる駆動機構とを備える。
筺体は、略直方体状の本体部310と、本体部310に連結された開閉扉320とを含む。開閉扉320は、本体部310の上方に設けられている。開閉扉320の中央上部に、取っ手321が設けられている。
筺体の本体部310の側方に、複数の孔からなる外気吸気口312が形成されている。筺体の本体部310の側方の上部に、排気口313が形成されている。筺体の本体部310内に、加熱室340が設けられている。筺体の本体部310内には、加熱室340の外側に空間が形成されている。この空間は、外気吸気口312と接している。
加熱室340は、開閉扉320によって開閉される開口を有している。また、加熱室340の底部には、吸気口341が形成されている。ただし、吸気口341は、吸気ダクト369の側壁に設けられていてもよい。
加熱室340内に、容器350が配置されている。容器350は、上端に開口を有している。加熱室340内に配置された容器350は、容器350の中心軸が鉛直方向に位置している。
容器350は、容器350の周壁と加熱室340の内壁との間に設けられた図示しない複数のローラによって回動可能に支持されている。加熱室340内に配置された容器350の開口は、開閉扉320に所定の間隔を置いて対向している。
容器350の底部に、後述するモータ370の駆動軸と連結される連結部351が設けられている。容器350と連結部351とは、一体で形成されていてもよいし、別体で形成されて互いに接合されていてもよい。
筺体の内部に、熱風噴出機構が設けられている。熱風噴出機構は、熱風を循環させるための風路と、風路に設けられたファン381と、ファン381を駆動するファンモータ380と、風路内の空気を加熱するヒータ390と、熱風の噴き出し方向を決定するノズル360とを含む。
図13に示すように、筺体内において風路を構成する、吸気ダクト369、吸気ダクト369と繋がった加熱ダクト362、および、加熱ダクト362と繋がって開閉扉320内に位置する扉内ダクト322が配置されている。
吸気ダクト369は、一端に加熱室340の内壁に位置する吸気口363を有している。吸気ダクト369の他端側は、加熱ダクト362の一端側に接続されている。
加熱ダクト362内の一端側に、ファン381が設けられている。加熱ダクト362内の他端側にヒータ390が設けられている。加熱ダクト362の他端側は、扉内ダクト322の一端側に着脱可能に接続される。
扉内ダクト322の他端は、ノズル360に繋がっている。ノズル360は、開閉扉320から突出して、開閉扉320が閉じた状態において、容器350内に向けて延在している。図13に示すように、ノズル360は、容器350の中心軸上に位置している。また、ノズル360は、先端側に行くに従って細くなっている。
ノズル360の周壁には、複数の熱風噴出口361が設けられている。本実施形態においては、複数の熱風噴出口361は、ノズル360の軸方向において所定の間隔を置いて位置する複数の円周上のそれぞれにて、所定の間隔を置いて均等に設けられている。
このように複数の熱風噴出口361を配置することにより、図13に示すように、容器350の径方向において容器350内の中心側から端部側に向けて、ノズル360から放射状に熱風を噴出させることができる。
図13に示すように、開閉扉320が閉じた状態において、開閉扉320と容器350の開口との間に所定の間隔があるため、加熱室340の内壁と容器350とによって挟まれた空間は、容器350の内部と連通している。
また、加熱室340の内壁と容器350とによって挟まれた空間は、吸気口363と接している。すなわち、ノズル360の熱風噴出口361と吸気口363とは、加熱室340の内壁と容器350とによって挟まれた空間および容器350の内部を通じて連通している。このように、熱風が循環可能な風路が筺体内に形成されている。
本実施形態においては、ファン381の出力およびヒータ390の出力の両方を変更可能である。よって、熱風噴出機構は、噴き付ける熱風の温度および熱風の流量を変更可能である。ただし、熱風噴出機構はこれに限られず、少なくとも熱風の温度を変更可能であればよい。噴き付ける熱風の温度は、たとえば、40℃以上230℃以下である。
また、筺体の内部に、駆動機構が設けられている。本実施形態に係る駆動機構は、容器350を回動させる。駆動機構は、モータ370と、モータ370の駆動軸と係合したカム371と、カム371に連結されて容器350の回転位置を検知する検知スイッチ372とを含む。
モータ370が駆動して駆動軸が回転することにより、この駆動軸と連結されている連結部351を介して、容器350が容器350の中心軸を中心に回動する。検知スイッチ372は、モータ370の駆動軸と連動して動作するカム371の位置から、容器350の回転位置を検知する。
本実施形態においては、モータ370は、回転方向、回転速度、および、回転数の全てを変更可能である。よって、駆動機構は、回転方向、回転速度、および、回転角度の全てを変更して容器350を回動可能である。ただし、駆動機構はこれに限られず、回転方向、回転速度、および、回転角度の少なくとも1つを変更して容器を回動可能であればよい。容器350の回転速度は、たとえば、2rpm以上20rpm以下である。
本実施形態においては、加熱調理器300は、筐体内において、容器350の底部に近接して容器350を加熱する加熱機構をさらに備える。具体的には、加熱室340内において、容器350の底部に所定の間隔を置いて加熱機構であるヒータ391が配置されている。ヒータ391は、輻射熱により容器350の底部を加熱する。なお、加熱機構の構成はこれに限られず、容器350の周側部および底部の少なくとも一部に近接して容器350を加熱可能なものであればよい。加熱機構は、必ずしも設けられなくてもよい。
以下、加熱調理器300の動作について説明する。
まず、揚げ調理を行なう場合は、予め調理油を表面に塗布または吹き付けた被加熱物を容器350内に配置し、乾燥調理を行なう場合は、水分を含む被加熱物をそのまま容器350内に配置する。
開閉扉320を開けて、被加熱物を収容した容器350を加熱室340内に配置する。このとき、連結部351とモータ370の駆動軸とが連結される。次に、駆動機構を駆動させる。具体的には、モータ370を駆動させて、容器350の中心軸を中心に容器350を回動させる。
その後、熱風噴出機構を稼働させる。具体的には、ファンモータ380を駆動させてファン381を稼働させる。ファン381が稼働することにより、加熱ダクト362内において一端側から他端側へ向かう送風が開始される。
送風が開始されると、吸気ダクト369の吸気口363から、加熱室340の内壁と容器350とによって挟まれた空間の空気が吸入される。吸気ダクト369内に吸入された空気は、加熱ダクト362内を通過する。このとき、ヒータ390を通過した空気は、加熱されて高温になる。高温になった空気は、扉内ダクト322を通過してノズル360の熱風噴出口361から、図13中の矢印1で示すように、熱風として噴き出される。
ノズル360から容器350内に噴き付けられた熱風は、容器350の径方向において容器350内の中心側から端部側に向けて放射状に流動しつつ、被加熱物と接触して被加熱物を加熱する。
被加熱物を加熱した熱風は、容器350の内壁に沿って流動し、開閉扉320と容器350の開口との間の隙間から、加熱室340の内壁と容器350とによって挟まれた空間に流出する。
加熱室340の内壁と容器350とによって挟まれた空間に流出した熱風は、被加熱物を加熱した際に被加熱物から蒸発した水分を含んでいる。この水分を多く含んでいる高湿の空気は、外気吸気口312および吸気口341を通じて取り入れられた外気と混合された後、吸気口363から吸入されて再び加熱ダクト362内に流入する。
加熱ダクト362内に流入した空気の一部は、排気口313に送られて加熱調理器300の外部に放出される。加熱ダクト362内に流入した空気の残部は、ヒータ390によって加熱される。このように、熱風噴出機構は、一部の空気を入れ替えながら空気を筺体内で循環させて、容器350内に熱風を噴き付ける。
高湿の空気、油煙および臭気を排気して、被加熱物に噴き付けられる熱風の湿度を所定の範囲内に維持することにより、被加熱物を揚げ調理する際に被加熱物の風味を損ねることなく、また、被加熱物を乾燥調理する際に安定して被加熱物を乾燥させることができる。さらに、加熱室340内の汚れの程度を低減できる。
本実施形態に係る加熱調理器300においては、容器350の中心軸上に位置するノズル360から放射状に熱風を噴き付けて被加熱物を加熱するため、ノズル360の周囲に位置する被加熱物を均一に加熱することができる。また、ノズル360が容器350内の被加熱物に接近して位置するため、被加熱物の加熱に必要な熱量を低減できる。
上記のように、本実施形態に係る加熱調理器300においても、被加熱物の性状に合わせて被加熱物を均一に加熱することができる。
以下、本発明の実施形態4に係る加熱調理器について図を参照して説明する。なお、本実施形態に係る加熱調理器400は、ノズルが容器の底部側から開閉扉側に向けて延在している点が実施形態3に係る加熱調理器300と主に異なるため、加熱調理器300と同様の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態4)
図14は、本発明の実施形態4に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。図14に示すように、本発明の実施形態4に係る加熱調理器400は、筐体と、筐体内に収納されて被加熱物90を収容する容器450と、容器450内に熱風を噴き付けるノズル460を含む熱風噴出機構と、容器450を回動させる駆動機構とを備える。
筺体は、略直方体状の本体部410と、本体部410に連結された開閉扉420とを含む。開閉扉420は、本体部410の上方に設けられている。開閉扉420の中央上部に、図示しない取っ手が設けられている。
筺体の本体部410内に、加熱室440が設けられている。加熱室440は、開閉扉420によって開閉される開口を有している。加熱室440内に、容器450が配置されている。容器450は、上端に開口を有している。また、容器450は、底部の中心に孔部453を有している。加熱室440内に配置された容器450は、容器450の中心軸が鉛直方向に位置している。
容器450は、容器450の周壁と加熱室440の内壁との間に設けられた図示しない複数のローラによって回動可能に支持されている。加熱室440内に配置された容器450の開口は、開閉扉420に所定の間隔を置いて対向している。開閉扉420の内面には、後述するファン484が取り付けられている。
容器450の底部に、後述するモータ470の駆動軸と連結される連結部451が設けられている。容器450と連結部451とは、別体で形成されて互いに接合されている。連結部451は、ノズル460に組み込まれた状態で、モータ470の駆動軸に連結される。連結部451において、ノズル460の内部に位置する部分に、通気口464が形成されている。
筺体の内部に、熱風噴出機構が設けられている。熱風噴出機構は、熱風を循環させるための風路と、風路に設けられたファン484と、ファン484を駆動するファンモータ483と、風路内の空気を加熱するヒータ490と、熱風の噴き出し方向を決定するノズル460とを含む。
開閉扉420と容器450との間に、ファン484が設けられている。加熱室440の底部と容器450の底部との間に、ヒータ490が設けられている。
ノズル460は、容器450の底部の孔部453を貫通して、容器450内を開閉扉420側に向けて延在している。図14に示すように、ノズル460は、容器450の中心軸上に位置している。また、ノズル460は、両端が閉塞した円筒状の外形を有している。
ノズル460の周壁には、複数の熱風噴出口461が設けられている。本実施形態においては、複数の熱風噴出口461は、ノズル460の軸方向において所定の間隔を置いて位置する複数の円周上のそれぞれにて、所定の間隔を置いて均等に設けられている。
このように複数の熱風噴出口461を配置することにより、図14に示すように、容器450の径方向において容器450内の中心側から端部側に向けて、ノズル460から放射状に熱風を噴出させることができる。
ノズル460の周壁のうち、加熱室440の底部と容器450の底部との間に位置する部分に、吸気口463が形成されている。また、ノズル460の周壁のうち、加熱室440の底部と容器450の底部との間に位置する部分に、連結部451が組み込まれる貫通孔が形成されている。
図14に示すように、開閉扉420が閉じた状態において、開閉扉420と容器450の開口との間に所定の間隔があるため、加熱室440の内壁と容器450とによって挟まれた空間は、容器450の内部と連通している。
また、加熱室440の内壁と容器450とによって挟まれた空間は、吸気口463と接している。すなわち、ノズル460の熱風噴出口461と吸気口463とは、加熱室440の内壁と容器450とによって挟まれた空間および容器450の内部を通じて連通している。
上記のように、ノズル460内に位置する連結部451には通気口464が形成されており、ノズル460内をノズル460の軸方向に空気が通流可能にされている。このように、熱風が循環可能な風路が筺体内に形成されている。
本実施形態においては、ファン484の出力およびヒータ490の出力の両方を変更可能である。よって、熱風噴出機構は、噴き付ける熱風の温度および熱風の流量を変更可能である。ただし、熱風噴出機構はこれに限られず、少なくとも熱風の温度を変更可能であればよい。噴き付ける熱風の温度は、たとえば、40℃以上230℃以下である。
また、筺体の内部に、駆動機構が設けられている。本実施形態に係る駆動機構は、容器450を回動させる。駆動機構は、モータ470を含む。モータ470が駆動して駆動軸が回転することにより、この駆動軸と連結されている連結部451を介して、容器450が容器450の中心軸を中心に回動する。
本実施形態においては、モータ470は、回転方向、回転速度、および、回転数の全てを変更可能である。よって、駆動機構は、回転方向、回転速度、および、回転角度の全てを変更して容器450を回動可能である。ただし、駆動機構はこれに限られず、回転方向、回転速度、および、回転角度の少なくとも1つを変更して容器を回動可能であればよい。容器450の回転速度は、たとえば、2rpm以上20rpm以下である。
本実施形態においては、加熱調理器400は、筐体内において、容器450の底部に近接して容器450を加熱する加熱機構を備える。具体的には、ヒータ490が加熱機構を兼ねている。ヒータ490は、輻射熱により容器450の底部を加熱する。なお、加熱機構の構成はこれに限られず、容器450の周側部および底部の少なくとも一部に近接して容器450を加熱可能なものであればよい。加熱機構は、ヒータ490とは別に設けられていてもよい。
以下、加熱調理器400の動作について説明する。
まず、揚げ調理を行なう場合は、予め調理油を表面に塗布または吹き付けた被加熱物90を容器450内に配置し、乾燥調理を行なう場合は、水分を含む被加熱物90をそのまま容器450内に配置する。
開閉扉420を開けて、被加熱物90を収容した容器450を加熱室440内に配置する。このとき、連結部451とモータ470の駆動軸とが連結される。次に、駆動機構を駆動させる。具体的には、モータ470を駆動させて、容器450の中心軸を中心に容器450を回動させる。
その後、熱風噴出機構を稼働させる。具体的には、ファンモータ483を駆動させてファン484を稼働させる。ファン484が稼働することにより送風が開始される。
送風が開始されると、ノズル460の吸気口463から、加熱室440の内壁と容器450とによって挟まれた空間の空気が吸入される。この吸入された空気は、ヒータ490を通過する際に加熱されて高温になっている。そのため、ノズル460の熱風噴出口461から、図14中の矢印1で示すように、熱風が噴き出される。
ノズル460から容器450内に噴き付けられた熱風は、容器450の径方向において容器450内の中心側から端部側に向けて放射状に流動しつつ、被加熱物90と接触して被加熱物90を加熱する。
被加熱物90を加熱した熱風は、容器450の内壁に沿って流動し、開閉扉420と容器450の開口との間の隙間から、加熱室440の内壁と容器450とによって挟まれた空間に流出する。
加熱室440の内壁と容器450とによって挟まれた空間に流出した熱風は、ヒータ490によって加熱される。このように、熱風噴出機構は、空気を筺体内で循環させて、容器450内に熱風を噴き付ける。
本実施形態に係る加熱調理器400においては、容器450の中心軸上に位置するノズル460から放射状に熱風を噴き付けて被加熱物を加熱するため、ノズル460の周囲に位置する被加熱物90を均一に加熱することができる。また、ノズル460が容器450内の被加熱物90に接近して位置するため、被加熱物90の加熱に必要な熱量を低減できる。
上記のように、本実施形態に係る加熱調理器400においても、被加熱物90の性状に合わせて被加熱物90を均一に加熱することができる。
以下、本発明の実施形態5に係る加熱調理器について図を参照して説明する。なお、本実施形態に係る加熱調理器500は、ノズルが容器と一体に設けられている点が実施形態4に係る加熱調理器400と主に異なるため、加熱調理器400と同様の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態5)
図15は、本発明の実施形態5に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。図15に示すように、本発明の実施形態5に係る加熱調理器500は、筐体と、筐体内に収納されて被加熱物90を収容する容器550と、容器550内に熱風を噴き付けるノズル560を含む熱風噴出機構と、容器550を回動させる駆動機構とを備える。
筺体は、略直方体状の本体部510と、本体部510に連結された開閉扉520とを含む。開閉扉520は、本体部510の上方に設けられている。開閉扉520の中央上部に、図示しない取っ手が設けられている。
筺体の本体部510内に、加熱室540が設けられている。加熱室540は、開閉扉520によって開閉される開口を有している。加熱室540内に、容器550が配置されている。容器550は、上端に開口を有している。また、容器550は、底部の中心にノズル560が設けられている。加熱室540内に配置された容器550は、容器550の中心軸が鉛直方向に位置している。
容器550は、容器550の周壁と加熱室540の内壁との間に設けられた図示しない複数のローラによって回動可能に支持されている。加熱室540内に配置された容器550の開口は、開閉扉520に所定の間隔を置いて対向している。開閉扉520の内面には、後述するファン584が取り付けられている。
容器550の底部に、後述するモータ570の駆動軸と連結される連結部551が設けられている。容器550と連結部551とは、別体で形成されて互いに接合されている。連結部551において、ノズル560の内部の空間に接する部分に、吸気口563が形成されている。
筺体の内部に、熱風噴出機構が設けられている。熱風噴出機構は、熱風を循環させるための風路と、風路に設けられたファン584と、ファン584を駆動するファンモータ583と、風路内の空気を加熱するヒータ590と、熱風の噴き出し方向を決定するノズル560とを含む。
開閉扉520と容器550との間に、ファン584が設けられている。加熱室540の底部と容器550の底部との間に、ヒータ590が設けられている。
ノズル560は、容器550の底部から突出して、容器550内を開閉扉520側に向けて延在している。図15に示すように、ノズル560は、容器550の中心軸上に位置している。また、ノズル560は、略円錐状の外形を有している。
ノズル560の周壁には、複数の熱風噴出口561が設けられている。本実施形態においては、複数の熱風噴出口561は、ノズル560の軸方向において所定の間隔を置いて位置する複数の円周上のそれぞれにて、所定の間隔を置いて均等に設けられている。
このように複数の熱風噴出口561を配置することにより、図15に示すように、容器550の径方向において容器550内の中心側から端部側に向けて、ノズル560から放射状に熱風を噴出させることができる。
図15に示すように、開閉扉520が閉じた状態において、開閉扉520と容器550の開口との間に所定の間隔があるため、加熱室540の内壁と容器550とによって挟まれた空間は、容器550の内部と連通している。
また、加熱室540の内壁と容器550とによって挟まれた空間は、吸気口563と接している。すなわち、ノズル560の熱風噴出口561と吸気口563とは、加熱室540の内壁と容器550とによって挟まれた空間および容器550の内部を通じて連通している。
上記のように、連結部551の吸気口563は、ノズル560の内部の空間に接しており、ノズル560内をノズル560の軸方向に空気が通流可能にされている。このように、熱風が循環可能な風路が筺体内に形成されている。
本実施形態においては、ファン584の出力およびヒータ590の出力の両方を変更可能である。よって、熱風噴出機構は、噴き付ける熱風の温度および熱風の流量を変更可能である。ただし、熱風噴出機構はこれに限られず、少なくとも熱風の温度を変更可能であればよい。噴き付ける熱風の温度は、たとえば、40℃以上230℃以下である。
また、筺体の内部に、駆動機構が設けられている。本実施形態に係る駆動機構は、容器550を回動させる。駆動機構は、モータ570を含む。モータ570が駆動して駆動軸が回転することにより、この駆動軸と連結されている連結部551を介して、容器550が容器550の中心軸を中心に回動する。
本実施形態においては、モータ570は、回転方向、回転速度、および、回転数の全てを変更可能である。よって、駆動機構は、回転方向、回転速度、および、回転角度の全てを変更して容器550を回動可能である。ただし、駆動機構はこれに限られず、回転方向、回転速度、および、回転角度の少なくとも1つを変更して容器を回動可能であればよい。容器550の回転速度は、たとえば、2rpm以上20rpm以下である。
本実施形態においては、加熱調理器500は、筐体内において、容器550の底部に近接して容器550を加熱する加熱機構を備える。具体的には、ヒータ590が加熱機構を兼ねている。ヒータ590は、輻射熱により容器550の底部を加熱する。なお、加熱機構の構成はこれに限られず、容器550の周側部および底部の少なくとも一部に近接して容器550を加熱可能なものであればよい。加熱機構は、ヒータ590とは別に設けられていてもよい。
以下、加熱調理器500の動作について説明する。
まず、揚げ調理を行なう場合は、予め調理油を表面に塗布または吹き付けた被加熱物90を容器550内に配置し、乾燥調理を行なう場合は、水分を含む被加熱物90をそのまま容器550内に配置する。
開閉扉520を開けて、被加熱物90を収容した容器550を加熱室540内に配置する。このとき、連結部551とモータ570の駆動軸とが連結される。次に、駆動機構を駆動させる。具体的には、モータ570を駆動させて、容器550の中心軸を中心に容器550を回動させる。
その後、熱風噴出機構を稼働させる。具体的には、ファンモータ583を駆動させてファン584を稼働させる。ファン584が稼働することにより送風が開始される。
送風が開始されると、連結部551の吸気口563から、加熱室540の内壁と容器550とによって挟まれた空間の空気が吸入される。この吸入された空気は、ヒータ590を通過する際に加熱されて高温になっている。そのため、ノズル560の熱風噴出口561から、図15中の矢印1で示すように、熱風が噴き出される。
ノズル560から容器550内に噴き付けられた熱風は、容器550の径方向において容器550内の中心側から端部側に向けて放射状に流動しつつ、被加熱物90と接触して被加熱物90を加熱する。
被加熱物90を加熱した熱風は、容器550の内壁に沿って流動し、開閉扉520と容器550の開口との間の隙間から、加熱室540の内壁と容器550とによって挟まれた空間に流出する。
加熱室540の内壁と容器550とによって挟まれた空間に流出した熱風は、ヒータ590によって加熱される。このように、熱風噴出機構は、空気を筺体内で循環させて、容器550内に熱風を噴き付ける。
本実施形態に係る加熱調理器500においては、容器550の中心軸上に位置するノズル560から放射状に熱風を噴き付けて被加熱物を加熱するため、ノズル560の周囲に位置する被加熱物90を均一に加熱することができる。また、ノズル560が容器550内の被加熱物90に接近して位置するため、被加熱物90の加熱に必要な熱量を低減できる。
上記のように、本実施形態に係る加熱調理器500においても、被加熱物90の性状に合わせて被加熱物90を均一に加熱することができる。
以下、本発明の実施形態6に係る加熱調理器について図を参照して説明する。なお、本実施形態に係る加熱調理器600は、ノズルが回動して容器は回動しない点が実施形態4に係る加熱調理器400と主に異なるため、加熱調理器400と同様の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態6)
図16は、本発明の実施形態6に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。図16に示すように、本発明の実施形態6に係る加熱調理器600は、筐体と、筐体内に収納されて被加熱物90を収容する容器650と、容器650内に熱風を噴き付けるノズル660を含む熱風噴出機構と、ノズル660を回動させる駆動機構とを備える。
筺体は、略直方体状の本体部610と、本体部610に連結された開閉扉620とを含む。開閉扉620は、本体部610の上方に設けられている。開閉扉620の中央上部に、図示しない取っ手が設けられている。
筺体の本体部610内に、加熱室640が設けられている。加熱室640は、開閉扉620によって開閉される開口を有している。加熱室640内に、容器650が配置されている。容器650は、上端に開口を有している。また、容器650は、底部の中心に孔部653を有している。加熱室640内に配置された容器650は、容器650の中心軸が鉛直方向に位置している。
容器650は、容器650の周壁と加熱室640の内壁との間に設けられた図示しない複数のローラによって支持されている。加熱室640内に配置された容器650の開口は、開閉扉620に所定の間隔を置いて対向している。開閉扉620の内面には、後述するファン684が取り付けられている。
筺体の内部に、熱風噴出機構が設けられている。熱風噴出機構は、熱風を循環させるための風路と、風路に設けられたファン684と、ファン684を駆動するファンモータ683と、風路内の空気を加熱するヒータ690と、熱風の噴き出し方向を決定するノズル660とを含む。
開閉扉620と容器650との間に、ファン684が設けられている。加熱室640の底部と容器650の底部との間に、ヒータ690が設けられている。
ノズル660は、容器650の底部の孔部653を貫通して、容器650内を開閉扉620側に向けて延在している。図16に示すように、ノズル660は、容器650の中心軸上に位置している。また、ノズル660は、両端が閉塞した円筒状の外形を有している。ノズル660は、後述するモータ670の駆動軸と連結されている。
ノズル660の周壁には、複数の熱風噴出口661が設けられている。本実施形態においては、複数の熱風噴出口661は、ノズル660の軸方向において所定の間隔を置いて位置する複数の円周上のそれぞれにて、所定の間隔を置いて均等に設けられている。
このように複数の熱風噴出口661を配置することにより、図16に示すように、容器650の径方向において容器650内の中心側から端部側に向けて、ノズル660から放射状に熱風を噴出させることができる。
ノズル660の周壁のうち、加熱室640の底部と容器650の底部との間に位置する部分に、吸気口663が形成されている。
図16に示すように、開閉扉620が閉じた状態において、開閉扉620と容器650の開口との間に所定の間隔があるため、加熱室640の内壁と容器650とによって挟まれた空間は、容器650の内部と連通している。また、加熱室640の内壁と容器650とによって挟まれた空間は、吸気口663と接している。すなわち、ノズル660の熱風噴出口661と吸気口663とは、加熱室640の内壁と容器650とによって挟まれた空間および容器650の内部を通じて連通している。
モータ670の駆動軸は、ノズル660の周壁と所定の間隔を置いてノズル660内の中心軸上に位置している。ノズル660内において、ノズル660の周壁とモータ670の駆動軸との間の空間を、ノズル660の軸方向に空気が通流可能にされている。このように、熱風が循環可能な風路が筺体内に形成されている。
本実施形態においては、ファン684の出力およびヒータ690の出力の両方を変更可能である。よって、熱風噴出機構は、噴き付ける熱風の温度および熱風の流量を変更可能である。ただし、熱風噴出機構はこれに限られず、少なくとも熱風の温度を変更可能であればよい。噴き付ける熱風の温度は、たとえば、40℃以上230℃以下である。
また、筺体の内部に、駆動機構が設けられている。本実施形態に係る駆動機構は、ノズル660を回動させる。駆動機構は、モータ670を含む。モータ670が駆動して駆動軸が回転することにより、この駆動軸と連結されているノズル660がノズル660の中心軸を中心に回動する。
本実施形態においては、モータ670は、回転方向、回転速度、および、回転数の全てを変更可能である。よって、駆動機構は、回転方向、回転速度、および、回転角度の全てを変更してノズル660を回動可能である。ただし、駆動機構はこれに限られず、回転方向、回転速度、および、回転角度の少なくとも1つを変更して容器を回動可能であればよい。ノズル660の回転速度は、たとえば、2rpm以上20rpm以下である。
本実施形態においては、加熱調理器600は、筐体内において、容器650の底部に近接して容器650を加熱する加熱機構を備える。具体的には、ヒータ690が加熱機構を兼ねている。ヒータ690は、輻射熱により容器650の底部を加熱する。なお、加熱機構の構成はこれに限られず、容器650の周側部および底部の少なくとも一部に近接して容器650を加熱可能なものであればよい。加熱機構は、ヒータ690とは別に設けられていてもよい。
以下、加熱調理器600の動作について説明する。
まず、揚げ調理を行なう場合は、予め調理油を表面に塗布または吹き付けた被加熱物90を容器650内に配置し、乾燥調理を行なう場合は、水分を含む被加熱物90をそのまま容器650内に配置する。
開閉扉620を開けて、被加熱物90を収容した容器650を加熱室640内に配置する。このとき、ノズル660が容器650の孔部653に挿通する。次に、駆動機構を駆動させる。具体的には、モータ670を駆動させて、ノズル660の中心軸を中心にノズル660を回動させる。
その後、熱風噴出機構を稼働させる。具体的には、ファンモータ683を駆動させてファン684を稼働させる。ファン684が稼働することにより送風が開始される。
送風が開始されると、ノズル660の吸気口663から、加熱室640の内壁と容器650とによって挟まれた空間の空気が吸入される。この吸入された空気は、ヒータ690を通過する際に加熱されて高温になっている。そのため、ノズル660の熱風噴出口661から、図16中の矢印1で示すように、熱風が噴き出される。
ノズル660から容器650内に噴き付けられた熱風は、容器650の径方向において容器650内の中心側から端部側に向けて放射状に流動しつつ、被加熱物90と接触して被加熱物90を加熱する。
被加熱物90を加熱した熱風は、容器650の内壁に沿って流動し、開閉扉620と容器650の開口との間の隙間から、加熱室640の内壁と容器650とによって挟まれた空間に流出する。
加熱室640の内壁と容器650とによって挟まれた空間に流出した熱風は、ヒータ690によって加熱される。このように、熱風噴出機構は、空気を筺体内で循環させて、容器650内に熱風を噴き付ける。
本実施形態に係る加熱調理器600においては、容器650の中心軸上に位置するノズル660から放射状に熱風を噴き付けて被加熱物を加熱するため、ノズル660の周囲に位置する被加熱物90を均一に加熱することができる。また、ノズル660が容器650内の被加熱物90に接近して位置するため、被加熱物90の加熱に必要な熱量を低減できる。
上記のように、本実施形態に係る加熱調理器600においても、被加熱物90の性状に合わせて被加熱物90を均一に加熱することができる。
以下、本発明の実施形態7に係る加熱調理器について図を参照して説明する。なお、本実施形態に係る加熱調理器700は、ノズルが攪拌翼を有する点が実施形態6に係る加熱調理器600と主に異なるため、加熱調理器600と同様の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態7)
図17は、本発明の実施形態7に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。図18は、本実施形態に係る加熱調理器の容器内の構造を示す斜視図である。
図17に示すように、本発明の実施形態7に係る加熱調理器700は、筐体と、筐体内に収納されて被加熱物90を収容する容器750と、容器750内に熱風を噴き付けるノズル760を含む熱風噴出機構と、ノズル760を回動させる駆動機構とを備える。
筺体は、略直方体状の本体部710と、本体部710に連結された開閉扉720とを含む。開閉扉720は、本体部710の上方に設けられている。開閉扉720の中央上部に、図示しない取っ手が設けられている。
筺体の本体部710内に、加熱室740が設けられている。加熱室740は、開閉扉720によって開閉される開口を有している。加熱室740内に、容器750が配置されている。容器750は、上端に開口を有している。また、容器750は、底部の中心に孔部753を有している。加熱室740内に配置された容器750は、容器750の中心軸が鉛直方向に位置している。
容器750は、容器750の周壁と加熱室740の内壁との間に設けられた図示しない複数のローラによって支持されている。加熱室740内に配置された容器750の開口は、開閉扉720に所定の間隔を置いて対向している。開閉扉720の内面には、後述するファン784が取り付けられている。
筺体の内部に、熱風噴出機構が設けられている。熱風噴出機構は、熱風を循環させるための風路と、風路に設けられたファン784と、ファン784を駆動するファンモータ783と、風路内の空気を加熱するヒータ790と、熱風の噴き出し方向を決定するノズル760とを含む。
開閉扉720と容器750との間に、ファン784が設けられている。加熱室740の底部と容器750の底部との間に、ヒータ790が設けられている。
ノズル760は、容器750の底部の孔部753を貫通して、容器750内を開閉扉720側に向けて延在している。図17に示すように、ノズル760は、容器750の中心軸上に位置している。また、ノズル760は、両端が閉塞した円筒状の外形を有している。ノズル760は、後述するモータ770の駆動軸と連結されている。
ノズル760の周壁には、複数の熱風噴出口761が設けられている。本実施形態においては、複数の熱風噴出口761は、ノズル760の軸方向において所定の間隔を置いて位置する複数の円周上のそれぞれにて、所定の間隔を置いて設けられている。
このように複数の熱風噴出口761を配置することにより、図17に示すように、容器750の径方向において容器750内の中心側から端部側に向けて、ノズル760から放射状に熱風を噴出させることができる。
ノズル760の周壁のうち、加熱室740の底部と容器750の底部との間に位置する部分に、吸気口763が形成されている。
図17,18に示すように、ノズル760は、容器750内で被加熱物90を攪拌するための攪拌翼768を有する。攪拌翼768は、ノズル760の周壁から突出して平面視において円弧状に湾曲した根元部768aと、根元部768aと繋がって根元部768aより高さが低い掬い上げ部768bと、掬い上げ部768bと繋がって、略四角錘状の外径を有する剥離部768cとを含む。なお、攪拌翼768の形状は上記に限られず、被加熱物90の性状に合わせて適宜設定される。また、攪拌翼768は、ノズル760の周壁から着脱可能に設けられていてもよい。
図17に示すように、開閉扉720が閉じた状態において、開閉扉720と容器750の開口との間に所定の間隔があるため、加熱室740の内壁と容器750とによって挟まれた空間は、容器750の内部と連通している。また、加熱室740の内壁と容器750とによって挟まれた空間は、吸気口763と接している。すなわち、ノズル760の熱風噴出口761と吸気口763とは、加熱室740の内壁と容器750とによって挟まれた空間および容器750の内部を通じて連通している。
モータ770の駆動軸は、ノズル760の周壁と所定の間隔を置いてノズル760内の中心軸上に位置している。ノズル760内において、ノズル760の周壁とモータ770の駆動軸との間の空間を、ノズル760の軸方向に空気が通流可能にされている。このように、熱風が循環可能な風路が筺体内に形成されている。
本実施形態においては、ファン784の出力およびヒータ790の出力の両方を変更可能である。よって、熱風噴出機構は、噴き付ける熱風の温度および熱風の流量を変更可能である。ただし、熱風噴出機構はこれに限られず、少なくとも熱風の温度を変更可能であればよい。噴き付ける熱風の温度は、たとえば、40℃以上230℃以下である。
また、筺体の内部に、駆動機構が設けられている。本実施形態に係る駆動機構は、ノズル760を回動させる。駆動機構は、モータ770を含む。モータ770が駆動して駆動軸が回転することにより、この駆動軸と連結されているノズル760がノズル760の中心軸を中心に回動する。すなわち、駆動機構は、攪拌翼768が容器750の周方向に回動するように、ノズル760を回動させる。
本実施形態においては、モータ770は、回転方向、回転速度、および、回転数の全てを変更可能である。よって、駆動機構は、回転方向、回転速度、および、回転角度の全てを変更してノズル760を回動可能である。ただし、駆動機構はこれに限られず、回転方向、回転速度、および、回転角度の少なくとも1つを変更して容器を回動可能であればよい。ノズル760の回転速度は、たとえば、2rpm以上20rpm以下である。
本実施形態においては、加熱調理器700は、筐体内において、容器750の底部に近接して容器750を加熱する加熱機構を備える。具体的には、ヒータ790が加熱機構を兼ねている。ヒータ790は、輻射熱により容器750の底部を加熱する。なお、加熱機構の構成はこれに限られず、容器750の周側部および底部の少なくとも一部に近接して容器750を加熱可能なものであればよい。加熱機構は、ヒータ790とは別に設けられていてもよい。
以下、加熱調理器700の動作について説明する。
まず、揚げ調理を行なう場合は、予め調理油を表面に塗布または吹き付けた被加熱物90を容器750内に配置し、乾燥調理を行なう場合は、水分を含む被加熱物90をそのまま容器750内に配置する。
開閉扉720を開けて、被加熱物90を収容した容器750を加熱室740内に配置する。このとき、容器750の孔部753にはノズル760が挿通されており、容器750を加熱室740内に配置した際に、ノズル760とモータ770の駆動軸とが連結される。
次に、駆動機構を駆動させる。具体的には、モータ770を駆動させて、ノズル760の中心軸を中心にノズル760を回動させる。ノズル760が回動することにより、攪拌翼768の根元部768aは、容器750の中心部に位置する被加熱物90を容器750の端部側に移動させて掬い上げ部768bに送る。
また、剥離部768cは、容器750の底部と周壁と摺動しつつ、容器750の径方向における端部に位置する被加熱物90を容器750の中心部側に移動させて掬い上げ部768bに送る。
掬い上げ部768bは、被加熱物90を掬い上げて被加熱物90が掬い上げ部768bを乗り越えるようにする。被加熱物90は、掬い上げ部768bを乗り越える際にひっくり返ることにより攪拌される。
その後、熱風噴出機構を稼働させる。具体的には、ファンモータ783を駆動させてファン784を稼働させる。ファン784が稼働することにより送風が開始される。
送風が開始されると、ノズル760の吸気口763から、加熱室740の内壁と容器750とによって挟まれた空間の空気が吸入される。この吸入された空気は、ヒータ790を通過する際に加熱されて高温になっている。そのため、ノズル760の熱風噴出口761から、図17中の矢印1で示すように、熱風が噴き出される。
ノズル760から容器750内に噴き付けられた熱風は、容器750の径方向において容器750内の中心側から端部側に向けて放射状に流動しつつ、被加熱物90と接触して被加熱物90を加熱する。
被加熱物90を加熱した熱風は、容器750の内壁に沿って流動し、開閉扉720と容器750の開口との間の隙間から、加熱室740の内壁と容器750とによって挟まれた空間に流出する。
加熱室740の内壁と容器750とによって挟まれた空間に流出した熱風は、ヒータ790によって加熱される。このように、熱風噴出機構は、空気を筺体内で循環させて、容器750内に熱風を噴き付ける。
本実施形態に係る加熱調理器700においては、容器750の中心軸上に位置するノズル760から放射状に熱風を噴き付けて被加熱物を加熱するため、ノズル760の周囲に位置する被加熱物90を均一に加熱することができる。また、ノズル760の攪拌翼768によって、被加熱物90を直接攪拌するため、被加熱物90をより均一に加熱することができる。さらに、ノズル760が容器750内の被加熱物90に接近して位置するため、被加熱物90の加熱に必要な熱量を低減できる。
上記のように、本実施形態に係る加熱調理器700においても、被加熱物90の性状に合わせて被加熱物90を均一に加熱することができる。本実施形態に係る加熱調理器700は、被加熱物90を攪拌翼768で直接攪拌するため、型崩れしにくい被加熱物90の加熱に適している。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
90 被加熱物、100,200,300,400,500,600,700 加熱調理器、110,210,310,410,510,610,710 本体部、112,212,312 外気吸気口、113,213,313 排気口、120,220,320,420,520,620,720 開閉扉、121,221,321 取っ手、122,222,322 扉内ダクト、140,240,340,440,540,640,740 加熱室、141,163,241,263,341,363,463,563,663,763 吸気口、150,250,350,450,550,650,750 容器、151,251,351,451,551 連結部、152,252 突出片、160,260,360,460,560,660,760 ノズル、161,261,361,461,561,661,761 熱風噴出口、162,262,362 加熱ダクト、169,269,369 吸気ダクト、170,232,270,370,470,570,670,770 モータ、171,371 カム、172,372 検知スイッチ、180,280,380,483,583,683,783 ファンモータ、181,281,381,484,584,684,784 ファン、190,191,290,291,390,391,490,590,690,790 ヒータ、230 ベース、230a 腕部、231 シャフト、236 軸受、453,653,753 孔部、464 通気口、768 攪拌翼、768a 根元部、768b 掬い上げ部、768c 剥離部。

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に収納され、被加熱物を収容する容器と、
    前記容器内に熱風を噴き付けるノズルを含む熱風噴出機構と
    を備え、
    前記ノズルは、前記容器の径方向において前記容器内の中心側から端部側に向けて放射状に熱風を噴出する、加熱調理器。
  2. 前記容器は、該容器の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜した状態で、前記筐体内に収納され、
    前記中心軸を中心に前記容器を回動させる駆動機構をさらに備える、請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記筐体は、開閉扉を有し、
    前記ノズルは、前記開閉扉から前記容器内に向けて延在している、請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記ノズルは、先端側に行くに従って細くなっている、請求項1から3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記ノズルは、前記容器内で前記被加熱物を攪拌するための攪拌翼を有し、
    前記攪拌翼が前記容器の周方向に回動するように、前記ノズルを回動させる駆動機構をさらに備える、請求項1に記載の加熱調理器。
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