JP2014136935A - 雪止め部材の取付構造 - Google Patents

雪止め部材の取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2014136935A
JP2014136935A JP2013006943A JP2013006943A JP2014136935A JP 2014136935 A JP2014136935 A JP 2014136935A JP 2013006943 A JP2013006943 A JP 2013006943A JP 2013006943 A JP2013006943 A JP 2013006943A JP 2014136935 A JP2014136935 A JP 2014136935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
male screw
snow
crosspiece
cell module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013006943A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6066742B2 (ja
Inventor
Shuichi Kobayashi
修一 小林
Yutaka Kumabayashi
豊 熊林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanegiken Co Ltd
Original Assignee
Yanegiken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanegiken Co Ltd filed Critical Yanegiken Co Ltd
Priority to JP2013006943A priority Critical patent/JP6066742B2/ja
Publication of JP2014136935A publication Critical patent/JP2014136935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6066742B2 publication Critical patent/JP6066742B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]

Abstract

【課題】太陽光発電システムに対して容易に取付け取外しができると共に、積もった雪による荷重が作用しても脱落することのない雪止め部材の取付構造を提供する。
【解決手段】複数の桟部材と、複数の桟部材に載置された複数の太陽電池モジュール13と、隣接する太陽電池モジュール13の間で桟部材より上方へ突出した雄ネジ部14aと、雄ネジ部14aが貫通し太陽電池モジュール13に当接した中間固定部材15Aと、雄ネジ部14aと締結している固定ナット16と、雄ネジ部14aが貫通した取付板部1a、取付板部1aから太陽電池モジュール13よりも上方へ延出し屋根の横方向に延びた雪止め部1b、及び取付板部1aから隣接する太陽電池モジュール13の間に延出した阻止部1cを有した雪止め部材1と、雄ネジ部14aと締結している取付ナット29と、を具備した雪止め部材の取付構造。
【選択図】図4

Description

本発明は、雪止め部材の取付構造に関するものであり、特に、屋根上に複数の太陽電池モジュールが設置される太陽光発電システムに雪止め部材を取付けるための雪止め部材の取付構造に関するものである。
屋根上に複数の太陽電池モジュールを設置する太陽光発電システムとして、屋根上に間隔をあけて配置された長尺の複数の桟部材と、複数の桟部材に跨って桟部材の上面に載置された複数の太陽電池モジュールと、太陽電池モジュールを桟部材へ押圧して固定する固定部材とを備えた太陽光発電システムが提案されている(例えば、特許文献1〜3)。この太陽電池モジュール上に雪が積もった場合、太陽電池モジュールの上面が平坦で滑り易いため、積もった雪が一度に滑落してしまう問題があった。
この問題に対して、太陽電池モジュール同士の間を覆うカバーに、上方へ板状に延出した雪止め部を備えている技術が提案されている(例えば、特許文献4)。これにより、積もった雪が一度に滑落するのを雪止め部によって防止することができる。
しかしながら、特許文献4の技術では、太陽電池モジュールを固定する固定部材に係止爪を備え、その係止爪にカバーを係止させて取付けている。そのため、積もった雪により雪止め部を介してカバーに荷重がかかった時に、係止爪との係止が外れてしまい、カバーが脱落してしまう虞があった。
これに対して、カバーではなく固定部材から雪止め部を延出させることが考えられる。この場合は、固定部材がボルトやナット等によって桟部材に固定されているため、積もった雪によって雪止め部に荷重が作用しても、固定部材が脱落してしまうことはない。しかしながら、この場合、積もった雪の荷重によって雪止め部が破損した場合、雪止め部を備えた固定部材を交換するために、太陽電池モジュールを固定している固定部材を外す必要があり、固定部材(雪止め部)の取付け取外し(交換)に手間がかかる問題がある。
そこで、本発明は上記の実情に鑑み、太陽光発電システムに対して容易に取付け取外しができると共に、積もった雪による荷重が作用しても脱落することのない雪止め部材の取付構造の提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る雪止め部材の取付構造は、「長手方向に対して直角方向へ間隔をあけて屋根上に配置されている長尺の複数の桟部材と、複数の該桟部材の上面に跨って載置されている複数の太陽電池モジュールと、隣接する該太陽電池モジュールの間で前記桟部材の上面より上方へ突出している雄ネジ部と、該雄ネジ部が貫通していると共に前記太陽電池モジュールの一部に上側から当接している固定部材と、該固定部材を貫通した前記雄ネジ部と締結している固定ナットと、該固定ナットの上側で前記雄ネジ部が貫通している平板状の取付板部、該取付板部から前記太陽電池モジュールの上面よりも上方へ延出していると共に屋根の流れ方向に対して直角方向へ延びている雪止め部、及び前記取付板部から上方又は下方に延出して隣接する前記太陽電池モジュールの間に挿入されていることで該太陽電池モジュール同士の接近を阻止する阻止部、を有した雪止め部材と、該雪止め部材の前記取付板部を貫通した前記雄ネジ部と締結している取付ナットとを具備する」ことを特徴とする。
ここで、屋根上に支持された「桟部材」としては、「屋根の表面を構成する屋根材上に間隔をあけて配置された桟部材」、「屋根の表面を構成する屋根材上に間隔をあけて配置された長尺状の支持部材の上側に、その支持部材に対して直交するように支持された桟部材(井桁状に組んだ桟部材)」、等を例示することができる。また、桟部材の長手方向を、屋根の流れ方向としても良いし、屋根の流れ方向に対して直角方向(屋根の横方向)としても良い。
また、「桟部材の上面に載置された太陽電池モジュール」としては、「太陽電池モジュールの外周を形成する一辺の一部が、桟部材の長手方向と交差するように桟部材に載置された太陽電池モジュール」、「太陽電池モジュールの外周を形成する一辺が、全長にわたり桟部材に載置された太陽電池モジュール」、等を例示することができる。
また、「雄ネジ部」としては、「六角ボルトや根角ボルト等の雄ネジ部よりも大径の頭部を有したボルトの雄ネジ部」、「雄ネジ部のみからなるボルトの雄ネジ部」、等を例示することができる。また、「桟部材の上面より上方へ延出した雄ネジ部」としては、「桟部材の長手方向へスライド可能に支持された雄ネジ部」、「桟部材に対して位置が固定された雄ネジ部」、等を例示することができる。
更に、「太陽電池モジュールの一部に上側から当接している固定部材」としては、「太陽電池モジュールの上面に当接している固定部材」、「太陽電池モジュールの側面から突出した部位の上面に当接している固定部材」、「太陽電池モジュールの側面から凹んだ部位の上面に当接している固定部材」、等を例示することができる。
また、雪止め部材の「取付板部」は、太陽電池モジュールの上面よりも上側に配置して良いし、太陽電池モジュールの上面よりも下側に配置しても良い。また、「阻止部」は、太陽電池モジュール同士が接近するのを阻止することができれば良く、「太陽電池モジュール同士の間隔と略同じ長さに延びた阻止部」、「太陽電池モジュールの側面に沿って延びた一対の延出部を備えた固定部材の場合では、一対の延出部の間に挿入されていると共に一対の延出部の間隔と略同じ長さに延びた阻止部」、等を例示することができる。
本発明の雪止め部材の取付構造によれば、太陽電池モジュールを固定している固定部材を貫通した雄ネジ部において、固定ナットより上方へ突出している部分に、取付ナットを締結して雪止め部材を取付けている。つまり、雪止め部材を係止爪を介して固定部材に取付けていた従来技術とは異なり、太陽光発電システムに対して雪止め部材を、雄ネジ部(ボルト)及び取付ナットで取付けている。従って、積もった雪によって雪止め部に荷重が作用しても、雪止め部材が脱落するのを防止することができる。また、固定ナットより上方へ突出した雄ネジ部に取付ナットを締結して雪止め部材を取付けているため、破損等によって雪止め部材を交換する場合、固定ナットや固定部材等を取外すことなく雪止め部材を取外すことができ、雪止め部材を容易に交換することができる。
ところで、太陽電池モジュールは、平面視の形状が四角形等の多角形に形成された平板状の太陽電池パネルと、太陽電池パネルの外周を支持した枠部材と、を備えている。この太陽電池モジュールの枠部材は、一般的に内部が中空に形成されており、上部付近で太陽電池パネルを支持している。そして、太陽光発電システムとして、傾斜した屋根上に設置された太陽電池モジュール(太陽電池パネル)上に雪が積もると、積もった雪の重みによって太陽電池パネルが軒側へ押される荷重が作用することとなる。そして、この荷重によって太陽電池モジュールの軒側に配置された枠部材が変形したり、固定部材の形状によっては固定部材が変形したりする虞がある。
これに対して、本発明の雪止め部材の取付構造では、隣接する太陽電池モジュールの間に阻止部を挿入しているため、阻止部によって隣接する太陽電池モジュール同士が接近するのを阻止することができる。従って、積もった雪によって太陽電池モジュールの太陽電池パネルを軒側へ押すような荷重が作用しても、その荷重を阻止部によって受けることができるため、太陽電池モジュールの枠部材や固定部材等の変形を抑制することができる。
また、隣接する太陽電池モジュールの間に阻止部を挿入しているため、阻止部が太陽電池モジュールに当接することで、雪止め部材が雄ネジ部の周りを回転するのが阻止される。従って、太陽光発電システムに雪止め部材を取付ける時に、隣接する太陽電池モジュールの間に阻止部を挿入するだけで、雪止め部の向きを簡単に位置決めすることができ、雪止め部材の取付けの作業性を向上させることができる。また、積もった雪により雪止め部に対して、雪止め部材を雄ネジ部の周りに回転させようとする荷重が作用した場合、阻止部が太陽電池モジュールに当接することで、雪止め部材の回転が阻止されるため、その荷重により雪止め部の向きが変わるのを防止することができ、雪止め効果を維持させることができる。
本発明に係る雪止め部材の取付構造は、上記の構成に加えて、「前記取付板部は、対向した一対の辺が、隣接する前記太陽電池モジュールに跨る長さである」ことを特徴としても良い。
本発明の雪止め部材の取付構造によれば、隣接する太陽電池モジュールに跨って取付板部が両側の太陽電池モジュールの上面に載置されるように雪止め部材を取付けた場合、雪止め部材を取付けている取付ナットが、太陽電池モジュールよりも上側となるため、太陽電池モジュール同士の間に取付板部、つまり取付ナットを配置した場合と比較して、雪止め部材を取付けるための取付ナットの回転操作を行い易くすることができ、雪止め部材の取付け取外し作業を容易にすることができる。
このように、本発明によれば、太陽光発電システムに対して容易に取付け取外しができると共に、積もった雪による荷重が作用しても脱落することのない雪止め部材の取付構造を提供することができる。
本発明の一実施形態である雪止め部材の取付構造を適用した太陽光発電システムの全体を示す斜視図である。 図1の太陽光発電システムを主な部材毎に分解して示す斜視図である。 図1の太陽光発電システムの側面断面図である。 (a)は図1の太陽光発電システムに取付けられた雪止め部材を棟側から見た拡大斜視図であり、(b)は(a)において雪止め部材を取外した状態で示す拡大斜視図である。 図1〜図4の雪止め部材とは異なる形態の雪止め部材を太陽光発電システムに取付けた状態で示す側面断面図である。 図5とは更に異なる形態の雪止め部材を太陽光発電システムに取付けた状態で示す側面断面図である。
本発明の一実施形態である雪止め部材の取付構造(以下、単に取付構造とも称す)について、図1乃至図4を参照して詳細に説明する。本実施形態の取付構造を適用した太陽発電システムSは、屋根材として一般的な屋根瓦Kが敷設された屋根上に、複数の太陽電池モジュール13を設置した例である。太陽光発電システムSは、屋根に敷設された複数の屋根瓦Kのいくつかと置換えられた複数の支持屋根材10と、各支持屋根材10に取付けられた支持金具11と、複数の支持金具11によって長手方向を屋根の流れ方向へ向けて支持されていると共に、屋根の流れ方向に対して直角方向(屋根の横方向)へ間隔をあけて配置されている複数の桟部材12と、を備えている。
また、太陽光発電システムSは、複数の桟部材12の上面に跨って載置されている複数の太陽電池モジュール13と、隣接する太陽電池モジュール13の間又は太陽電池モジュール13に近接した位置で桟部材12の上面より上方へ突出している雄ネジ部14aを備えた雄ネジ部材14と、雄ネジ部14aが貫通していると共に太陽電池モジュール13の上面の一部と当接している固定部材15と、固定部材15を貫通した雄ネジ部14aと締結している固定ナット16と、を備えている。雄ネジ部14aと固定ナット16との締結により、桟部材12へ固定部材15が太陽電池モジュール13を押圧して固定している。
雄ネジ部材14は、図3に示すように、外周に雄ネジが形成された棒状の雄ネジ部14aの一端側に、頭部14bを備えている。本実施形態では、最も軒側に用いる雄ネジ部材14として、頭部14bの外周が六角形に形成された六角ボルト14Aを使用しており、その他の部位に用いる雄ネジ部材14として、頭部14bと雄ネジ部14aとの間に四角柱状の根角部14cを備えた根角ボルト14Bを使用している。また、本実施形態では、固定ナット16として、六角ナットを使用している。
また、太陽光発電システムSは、固定ナット16の上側で雄ネジ部14aが貫通している雪止め部材1と、雪止め部材1を貫通した雄ネジ部14aと締結している取付ナット29と、を備えている。雪止め部材1は、雄ネジ部14aと取付ナット29との締結により、太陽電池モジュール13の上面(固定部材15の上面)に取付けられている。
更に、太陽光発電システムSは、桟部材12と固定部材15との間に配置されている位置規制部材17と、最も軒側に配置された太陽電池モジュール13の軒側を向いた面を覆い固定部材15によって桟部材12に取付けられている軒カバー18と、桟部材12の棟側端部に取付けられている平板状の桟カバー19と、を備えている。
次に、太陽光発電システムSを構成する各部材について詳細に説明する。雪止め部材1は、図3及び図4等に示すように、平面視が長方形の平板状の取付板部1aと、取付板部1aの一対の長辺から上方へ延出した平板状の雪止め部1bと、取付板部1aの一対の短辺から夫々下方へ延出した平板状の阻止部1cと、取付板部1aの略中央を貫通し雄ネジ部材14の雄ネジ部14aが通過する取付孔1dと、を備えている。
取付板部1aは、長辺が、固定部材15(後述する中間固定部材15A)よりも長く形成されていると共に、短辺が、桟部材12の上面に中間固定部材15Aによって固定された二つの太陽電池モジュール13に跨る長さに形成されている。雪止め部1cは、取付板部1aの長辺に沿って全長に亘って延びている。取付板部1aの短辺に沿った方向の阻止部1cの長さは、二つの太陽電池モジュール13同士の間隔よりも若干短い。本実施形態の雪止め部材1は、ステンレス鋼等の金属板を屈曲成形したものである。また、本実施形態の雪止め部材1は、取付板部1aから雪止め部1bの上端までの高さが、15mm〜25mmに設定されている。
支持屋根材10は、図2に示すように、屋根材Kと略同じ形状に形成された屋根材本体10aと、屋根材本体10aの上面から上方へ突出した突出部10bと、を備えている。支持屋根材10は、ビス20によって屋根材Kが敷設された図示しない野地板に固定されている。なお、本実施形態の支持屋根材10は、アルミ合金等の金属によって形成されている。
支持金具11は、図2に示すように、平面視の形状が四角形のベース部11aと、ベース部11a外周の四つの辺のうち、対向した一対の辺から夫々下方へ延出した平板状の下支持片11bと、ベース部11aの他の一対の辺から夫々上方へ延出した平板状の上支持片11cと、を備えている。一対の下支持片11bは、間に支持屋根材10の突出部10bが挿入される間隔に形成されている。また、一対の上支持片11cは、桟部材12の幅よりも若干広い間隔に形成されている。本実施形態の支持金具11は、一枚の金属板を屈曲させて形成されている。
支持金具11は、支持屋根材10の突出部10bの上側にベース部11aを位置させると共に、突出部10bの軒側及び棟側に一対の下支持片11bを夫々位置させた状態で、一対の下支持片11b及び突出部10bを棟側から貫通させた金具支持ボルト21に、金具支持ナット22を締結することで、支持屋根材10に取付けることができる。
桟部材12は、図2に示すように、外形が略四角形の単一断面形状で長尺に形成されている。この桟部材12は、両側面の下部に開口し断面が略十字状の支持溝12aと、上面に開口し断面が略逆T字状の固定溝12bと、を備えている。この桟部材12は、屋根の流れ方向に並んで取付けられた複数の支持金具11に対して、一対の上支持片11cの間へ上側から挿入させた状態で、桟支持ボルト23及び桟支持ナット24を用いて支持金具11に取付けられる。具体的には、最も軒側の支持金具11では、桟支持ボルト23を一対の上支持片11c及び桟部材12を貫通する長さとし、外側から一対の上支持片11c及び桟部材12を貫通した桟支持ボルト23に、桟支持ナット24を締結することで、支持金具11に桟部材12を取付ける。一方、その他の支持金具11では、一対の上支持片11c夫々に対して、一組の桟支持ボルト23と桟支持ナット24で桟部材12に取付ける。詳述すると、桟支持ボルト23を、上支持片11cを貫通して桟部材12の近接した支持溝12a内へ延出する長さとすると共に、その支持溝12a内に桟支持ナット24を挿入し、支持溝12a内の桟支持ナット24に対して上支持片11cを貫通させた桟支持ボルト23を締結することで、支持金具11に桟部材12を取付ける。これにより、支持金具11を介して屋根上に桟部材12を支持することができる。
太陽電池モジュール13は、図3に示すように、複数の太陽電池セルを有し外形が矩形状で平板状の太陽電池パネル13aと、太陽電池パネル13aの外周辺を支持する長尺の枠部材13bとを備えている。この太陽電池モジュール13は、平面視の外形が長方形に形成されており、長辺が短辺の約2倍の長さに形成されている。
雄ネジ部材14としての六角ボルト14Aは、桟部材12の内部に頭部14bを位置させ、内側から固定溝12bを貫通して、桟部材12の上面より雄ネジ部14aが上方へ突出している。これにより、六角ボルト14Aは、桟部材12の長手方向へスライド不能の状態で支持される。一方、雄ネジ部材14としての根角ボルト14Bは、桟部材12の固定溝12bより雄ネジ部14aが上方へ突出するように、頭部14b及び根角部14cが固定溝12b内へ挿入されている。これにより、根角ボルト14Bは、四角形の根角部14cにおける対向した二面が、桟部材12の固定溝12bの内面に当接し、雄ネジ部14aの軸芯に対して回転不能に支持されると共に、桟部材12の長手方向へスライド可能に支持される。
なお、本実施形態における雄ネジ部材14は、最も棟側に用いる雄ネジ部材14(根角ボルト14B)を除いて、桟部材12に支持された状態で雄ネジ部14aの先端(上端)が、桟部材12の上面に載置された太陽電池モジュール13の上面よりも上方へ突出している。つまり、最も軒側の雄ネジ部材14とその他の雄ネジ部材14とでは、雄ネジ部14aの長さが異なっており、その他の雄ネジ部材14の方が長い雄ネジ部14aである。
太陽光発電システムSは、固定部材15として、図3に示すように、両側に配置された太陽電池モジュール13同士、又は、両側に配置され太陽電池モジュールと軒カバー18とを固定することができる中間固定部材15Aと、一方側に配置された太陽電池モジュール13のみを固定することができる端部固定部材15Bと、を備えている。本実施形態では、最も棟側に用いる固定部材15を端部固定部材15Bとし、残りの固定部材15を中間固定部材15Aとしている。なお、以下では、中間固定部材15A及び端部固定部材15Bにおいて、同様の構成については同じ符号を付して説明する。
まず、中間固定部材15Aは、平面視が長方形の平板状に延びた基板部15aと、基板部15aの対向した二辺から上方へ延出した延出部15bと、延出部15bの上端から基板部15aと略平行で外側へ延出した平板状の当接部15cと、基板部15aの略中央を貫通し雄ネジ部14aが通過する固定孔15dと、を備えている。この中間固定部材15Aは、単一断面形状で長く延びている。また、中間固定部材15Aは、基板部15aと当接部15cとの間の高さが、太陽電池モジュール13の高さの半分程に形成されている。
一方、端部固定部材15Bは、平面視が長方形の平板状に延びた基板部15aと、基板部15aの対向した二辺から上方へ延出した延出部15bと、延出部15bの上端から基板部15aと略平行で外側へ延出した平板状の当接部15cと、基板部15aの略中央を貫通し雄ネジ部14aが通過する固定孔15dと、基板部15aにおいて延出部15bとは反対側の辺から下方へ延出した脚部15eと、基板部15aにおいて延出部15bが延出した辺から脚部15eよりも若干短く下方へ延出した補助脚部15fと、を備えている。この端部固定部材15Bは、単一断面形状で長く延びている。また、端部固定部材15Bは、当接部15cの下面から脚部15eの下端までの高さが、太陽電池モジュール13の高さに設定されている。
本実施形態の固定部材15(中間固定部材15A及び端部固定部材15B)は、アルミ合金等の金属製の押出型材によって形成されている。
位置規制部材17は、単一断面形状で長く延びており、図3等に示すように、平面視が長方形で平板状の平板部17aと、平板部17aの対向した二辺から平板部17aの面に対して直角に延出した一対の規制部17bと、平板部17aの中央を貫通し雄ネジ部14aが通過する通過孔17cと、を備えている。また、位置規制部材17は、一対の規制部17bの外面同士の間隔が、中間固定部材15Aの一対の延出部15bの外面同士の間隔よりも、若干広く形成されている。この位置規制部材17は、隣接する太陽電池モジュール13の間に配置することで、太陽電池モジュール13同士が接近するのを規制することができる。本実施形態の位置規制部材17は、アルミ合金等の金属製の押出型材によって形成されている。
軒カバー18は、単一断面形状で長尺に形成されており、図3に示すように、桟部材12の上面に載置された平板状の底壁部18aと、底壁部18aの一方の端部から上方へ平板状に延出した立壁部18bと、立壁部18bの上端から底壁部18aよりも短く底壁部18aと平行に延びた平板状の天壁部18cと、天壁部18cの先端から底壁部18aにおいて立壁部18bが延出している端部とは反対側の端部と接合すると共に底壁部18aよりも下方へ斜めに延出した平板状のカバー部18dと、を備えている。また、軒カバー18は、立壁部18bの外面から外方へ短く延出すると共に、その先端から底壁部18aの底面付近まで下方へ延出した断面が略逆L字の係合部18eを備えている。この係合部18eと立壁部18bとの間に、位置規制部材17の一方の規制部17bが挿入される。
軒カバー18は、底壁部18aから天壁部18cまでの高さが、太陽電池モジュール13の高さと略同じに設定されている。本実施形態の軒カバー18は、アルミ合金等の金属製の押出型材によって形成されており、太陽電池モジュール13の長辺と同じ長さに形成されている。
次に、本実施形態の太陽光発電システムSの屋根上への設置と、雪止め部材1の取付けについて説明する。まず、太陽光発電システムSを設置する屋根に対し、設置する太陽電池モジュール13の数や、設置パターンに応じて、支持屋根材10を図示しない野地板にビス20で固定する。支持屋根材10を配置する間隔としては、屋根の流れ方向では、少なくも二つの支持屋根材10(支持金具11)で桟部材12を支持できる間隔とし、屋根の横方向では、太陽電池モジュール13の長辺側を少なくとも二つの桟部材12で支持できる間隔とする。なお、既存の屋根に設置する場合は、該当する位置の屋根材Kを支持屋根材10と交換する。そして、屋根上に固定された支持屋根材10に対し、その突出部10bに支持金具11を取付ける。支持金具11を取付ける際に、一対の上支持片11cが屋根の横方向へ離間した状態に取付ける。
屋根上に支持金具11を取付けたら、屋根の流れ方向に配置された複数の支持金具11の夫々一対の上支持片11cの間に桟部材12を挿入する。そして、桟支持ボルト23及び桟支持ナット24を用いて複数の支持金具11に桟部材12を取付ける。これにより、複数の桟部材12が、長手方向が屋根の流れ方向に延びた状態で、且つ、屋根の横方向に間隔をあけて屋根上に配置された状態となる。なお、複数の桟部材12を取付ける際に、各桟部材12の上面が、略同一平面上となるように取付ける。
屋根上に桟部材12を取付けたら、各桟部材12の軒側近傍の上面から、六角ボルト14Aの雄ネジ部14aを上方へ突出させる。そして、桟部材12の上面より上方へ突出している雄ネジ部14aを、位置規制部材17の通過孔17cに下側から挿通すると共に、雄ネジ部14aに中間ナット25を締結して桟部材12の上面に位置規制部材17を取付ける。なお、位置規制部材17を取付ける際に、一対の規制部17bが上方へ延出した状態とすると共に、一対の規制部17bが屋根の流れ方向に離間した状態とする。また、中間ナット25と位置規制部材17(平板部17a)との間に、平座金26及びバネ座金27を介挿させる。
各桟部材12の軒側に位置規制部材17を取付けたら、位置規制部材17の軒側の規制部17bに軒カバー18の係合部18eを挿入する。また、桟部材12の上面において位置規制部材17よりも棟側の位置に太陽電池モジュール13を載置すると共に、その太陽電池モジュール13の長辺側を、位置規制部材17の棟側の規制部17bの外面に当接させる。なお、軒カバー18と太陽電池モジュール13は、屋根の横方向に間隔をあけて配置された複数の桟部材12の上面に跨るように載置する。
そして、軒カバー18と太陽電池モジュール13の間の位置で桟部材12の上面より上方へ突出している六角ボルト14Aの雄ネジ部14aを、中間固定部材15Aの固定孔15dに下側から挿通し、一対の当接部15cを夫々太陽電池モジュール13と軒カバー18の上面に当接させる。その後、雄ネジ部14aに固定ナット16を締結する。これにより、固定ナット16を介して中間固定部材15Aの当接部15cが、太陽電池モジュール13の上面と軒カバー18の上面を桟部材12へ押圧し、太陽電池モジュール13の軒側と軒カバー18とが桟部材12に固定された状態となる。なお、固定ナット16と中間固定部材15A(基板部15a)との間に、平座金26及びバネ座金27を介挿させる。
桟部材12に太陽電池モジュール13の軒側を固定したら、桟部材12の棟側の端部から、桟部材12の固定溝12bに、雄ネジ部14aの長さが長い根角ボルト14Bの頭部14bを挿入し、太陽電池モジュール13の棟側付近までスライドさせる。そして、その雄ネジ部14aに対して、上述と同様に位置規制部材17の通過孔17cを通過させ、太陽電池モジュール13の棟側を向いた面に位置規制部材17の軒側の規制部17bを当接させる。この状態で、雄ネジ部14aに平座金26及びバネ座金27を挿通させると共に中間ナット25を締結して桟部材12の上面に位置規制部材17を取付ける。
続いて、桟部材12の上面において位置規制部材17よりも棟側の位置に太陽電池モジュール13を載置すると共に、その太陽電池モジュール13の軒側を向いた面を、位置規制部材17の棟側の規制部17bに当接させる。そして、隣接する太陽電池モジュール13の間で桟部材12の上面より上方へ突出している根角ボルト14Aの雄ネジ部14aに対して、上述と同様に、中間固定部材15Aの固定孔15dを通過させると共に、固定ナット16を締結することで、軒側の太陽電池モジュール13の上面の棟側と、棟側の太陽電池モジュール13の上面の軒側とを中間固定部材15Aによって桟部材12へ押圧して固定する。更に、棟側に太陽電池モジュール13を配置する場合は、上記の作業を繰り返して、桟部材12に太陽電池モジュール13を固定する。
その後、最も棟側の太陽電池モジュール13の軒側を桟部材12に固定したら、桟部材12の棟側の端部から、桟部材12の固定溝12bに、雄ネジ部14aの長さが短い根角ボルト14Bの頭部14bを挿入し、太陽電池モジュール13の棟側付近までスライドさせる。そして、その雄ネジ部14aに対して、端部固定部材15Bの固定孔15dを通過させて、当接部15cを太陽電池モジュール13の上面に当接させる。その後、雄ネジ部14aに、平座金26及びバネ座金27を挿通すると共に、固定ナット16を締結する。これにより、端部固定部材15Bの当接部15cによって太陽電池モジュール13の上面の棟側を桟部材12へ押圧し、最も棟側の太陽電池モジュール13が桟部材12に固定された状態となる。
そして、桟部材12の棟側の端部に、図示しないビスを用いて桟カバー19を取付けることで、屋根上への太陽光発電システムSの設置が完了する。
屋根上に太陽光発電システムSを設置したら、太陽電池モジュール13の上面より上方へ突出している雄ネジ部材14の雄ネジ部14a、つまり、六角ボルト14Aと最も棟側を除いた根角ボルト14Bの夫々の雄ネジ部14aを、雪止め部材1の取付孔1dに下側から挿通させる。そして、雪止め部材1の一対の阻止部1cを、隣接する太陽電池モジュール13の間、又は、軒カバー18と太陽電池モジュール13との間に挿入し、取付板部1aを太陽電池モジュール13の上面(中間固定部材15Aの一対の当接部15cの上面)に載置する。この状態で、雄ネジ部14aに、平座金28及びバネ座金27を挿通すると共に、取付ナット29を締結する。これにより、太陽光発電システムSに雪止め部材1が取付けられた状態となる。なお、雪止め部材1は、太陽光発電システムSの設置作業中に取付けても良い。
ここで、雪止め部材1を取付ける際に、雪止め部1bが軒側となるように取付ける。これにより、雪止め部1bが棟側の太陽電池モジュール13から離れた位置となるため、雪止め部1bによって止められた雪が棟側の太陽電池モジュール13上に留まるのを低減させることができる。従って、雪止め部1bにより止められた雪によって太陽電池モジュール13の太陽電池パネル13aが覆われて、発電効率が低下することを抑制することができる。
また、雪止め部1bを軒側に向けて取付けることで、雪止め部1bの影が太陽電池モジュール13にかかり難くなり、発電効率の低下を抑制することができる。換言すると、発電効率を低下させない範囲内で、雪止め部1bの高さをより高くできる(例えば、25mm〜35mmの高さ)。これにより、雪止め部1bの高さが高い雪止め部材1を用いることができ、発電効率を維持しつつ、より優れた雪止め効果を発揮させることができる。
また、雪止め部材1を取付けるための平座金28の直径は、図3及び図4に示すように、中間固定部材15Aの一対の当接部15cに跨る長さにしている。これにより、大径の平座金28によって雪止め部材1の取付板部1aを補強することができるため、取付ナット29を締結した時に、取付板部1aが撓むのが防止される。
このように、本実施形態の取付構造によれば、太陽電池モジュール13を固定している固定部材15(中間固定部材15A)を貫通した雄ネジ部14aにおいて、固定ナット16より上方へ突出している部分に、取付ナット29を締結して雪止め部材1を取付けている。つまり、雪止め部材1を、雄ネジ部14a(ボルト)及び取付ナット29で取付けている。従って、積もった雪によって雪止め部1bに荷重が作用しても、雪止め部材1が脱落するのを防止することができる。また、固定ナット16より上方へ突出した雄ネジ部14aに取付ナット29を締結して雪止め部材1を取付けているため、破損等によって雪止め部材1を交換する場合、固定ナット16や固定部材15等を取外すことなく雪止め部材1を取外すことができ、雪止め部材1を容易に交換することができる。
また、本実施形態の取付構造では、隣接する太陽電池モジュール13の間に阻止部1cを挿入しているため、阻止部1cによって隣接する太陽電池モジュール13同士が接近するのを阻止することができる。従って、積もった雪によって太陽電池モジュール13の太陽電池パネル13aを軒側へ押すような荷重が作用しても、その荷重を阻止部1cによって受けることができるため、太陽電池モジュール13の枠部材13bや固定部材15等の変形を抑制することができる。例えば、中間固定部材15Aにおいて一対の延出部15bの上端側が互いに接近する方向へ変形するのを抑制することができる。
また、隣接する太陽電池モジュール13の間に阻止部1cを挿入しているため、阻止部1cが太陽電池モジュール13に当接することで、雪止め部材1が雄ネジ部14aの周りを回転するのが阻止される。従って、太陽光発電システムSに雪止め部材1を取付ける時に、隣接する太陽電池モジュール13の間に阻止部1cを挿入するだけで、雪止め部1bの向きを簡単に位置決めすることができ、雪止め部材1の取付けの作業性を向上させることができる。また、積もった雪により雪止め部1bに、雪止め部材1を雄ネジ部14aの周りに回転させようとする荷重が作用した場合、太陽電池モジュール13に阻止部1cが当接することで、雪止め部材1の回転が阻止されるため、その荷重により雪止め部1bの向きが変わるのを防止することができ、雪止め効果を維持させることができる。
更に、本実施形態の取付構造は、取付板部1aの短辺を、隣接する太陽電池モジュール13に跨る長さとし、二つの太陽電池モジュール13に跨って取付板部1aが両側の太陽電池モジュール13の上面に載置されるように雪止め部材1を取付けている。これにより、雪止め部材1を取付けている取付ナット29が、太陽電池モジュール13よりも上側となるため、取付ナット29の回転操作が行い易く、雪止め部材1の取付け取外し作業を容易にすることができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、雪止め部材1における取付板部1aの長辺を、固定部材15(中間固定部材15A)よりも長く形成した例を示したが、これに限定するものではなく、取付板部1aの長辺を、固定部材15よりも短く形成しても良い。この場合、図5に示すように、阻止部1cにおいて取付板部1aの短辺に沿った方向の長さを、中間固定部材15Aの一対の延出部15cの間の距離よりも若干短く形成する。これにより、雪止め部材1を取付けると、阻止部1cが、中間固定部材15Aの一対の延出部15bの間に介在し、延出部15bを介して太陽電池モジュール13同士が互いに接近するのを阻止することができ、上記と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記の実施形態では、雪止め部材1の取付板部1aの短辺を、隣接する太陽電池モジュール13に跨る長さの例を示したが、これに限定するものではなく、例えば、図6に示すように、取付板部1aの短辺の長さを、中間固定部材15Aの一対の延出部15bの間の距離よりも若干短くしても良い。これにより、雪止め部材1の取付板部1aが、中間固定部材15Aの一対の延出部15bの間で、固定ナット16の上面に載置された状態で取付けられることとなり、太陽電池モジュール13の上面よりも上方へ延出した雪止め部1bによって雪の滑落を防止することができると共に、取付板部1aや阻止部1cによって太陽電池モジュール13同士が互いに接近するのを阻止することができる。なお、この場合、平座金28の直径を、取付板部1aに載置できる径とする。また、図6の例では、取付板部1aから上方へ延出した阻止部1cを備える場合を図示したが、阻止部1cを取付板部1aから下方へ延出させても良い。
更に、上記の実施形態では、太陽光発電システムSとして、軒カバー18を備えたものを示したが、これに限定するものではなく、例えば、軒カバー18を備えることなく最も軒側に配置された太陽電池モジュール13の軒側を、上記とは向きを反対にした端部固定部材15Bで桟部材12に固定した太陽光発電システムSとしても良い。
また、上記の実施形態では、太陽光発電システムSとして、支持金具11に直接取付けた桟部材12に、太陽電池モジュール13を載置した例を示したが、これに限定するものではなく、例えば、支持金具11に直接取付けた桟部材12に対して、更に直交する向きに桟部材12を取付けて、複数の桟部材12を井桁状に組み、最も上側の桟部材12に太陽電池モジュール13を載置した太陽光発電システムSとしても良い。
また、上記の実施形態では、太陽光発電システムSとして、太陽電池モジュール13が載置される桟部材12を、その長手方向を屋根の流れ方向へ向けて屋根上に配置した例を示したが、これに限定するものではなく、例えば、桟部材12の長手方向を、屋根の横方向へ向けると共に、太陽電池モジュール13の短辺と対応した間隔で屋根の流れ方向へ複数配置し、太陽電池モジュール13を長辺にわたり桟部材12の上面に載置した太陽光発電システムSとしても良い。
更に、上記の実施形態では、太陽光発電システムSとして、太陽電池モジュール13の上面に、固定部材15の当接部15cを当接させて太陽電池モジュール13を桟部材12に押圧する例を示したが、これに限定するものではない。例えば、太陽電池モジュール13の側面に、凹部又はフランジ状の突起を備えると共に、固定部材15の延出部15bを備えることなく基板部15aから当接部15cが基板部15aと同一面上に延出した固定部材15とし、その当接部15cを、太陽電池モジュール13の凹部又は突起の上面に当接させて、太陽電池モジュール13を桟部材12へ押圧した太陽光発電システムSとしても良い。
また、上記の実施形態では、太陽光発電システムSにおいて、雄ネジ部14aと中間ナット25との締結により位置規制部材17を桟部材12に取付けた例を示したが、これに限定するものではない。例えば、中間ナット25を用いることなく、桟部材12に位置規制部材17を載置したままの状態としても良い。また、上記の実施形態では、太陽光発電システムSとして、位置規制部材17を備えた例を示したが、これに限定するものではなく、位置規制部材17を備えていない太陽光発電システムSとしても良い。
1 雪止め部材
1a 取付板部
1b 雪止め部
1c 阻止部
1d 取付孔
10 支持屋根材
11 支持金具
12 桟部材
13 太陽電池モジュール
14 雄ネジ部材
14A 六角ボルト
14B 根角ボルト
14a 雄ネジ部
15 固定部材
15A 中間固定部材
15a 基板部
15b 延出部
15c 当接部
15d 固定孔
16 固定ナット
27 バネ座金
28 平座金
29 取付ナット
S 太陽光発電システム
特開平9−250219号公報 特開平10−176403号公報 特開2010−261257号公報 特開2000−345668号公報

Claims (2)

  1. 長手方向に対して直角方向へ間隔をあけて屋根上に配置されている長尺の複数の桟部材と、
    複数の該桟部材の上面に跨って載置されている複数の太陽電池モジュールと、
    隣接する該太陽電池モジュールの間で前記桟部材の上面より上方へ突出している雄ネジ部と、
    該雄ネジ部が貫通していると共に前記太陽電池モジュールの一部に上側から当接している固定部材と、
    該固定部材を貫通した前記雄ネジ部と締結している固定ナットと、
    該固定ナットの上側で前記雄ネジ部が貫通している平板状の取付板部、該取付板部から前記太陽電池モジュールの上面よりも上方へ延出していると共に屋根の流れ方向に対して直角方向へ延びている雪止め部、及び前記取付板部から上方又は下方に延出して隣接する前記太陽電池モジュールの間に挿入されていることで該太陽電池モジュール同士の接近を阻止する阻止部、を有した雪止め部材と、
    該雪止め部材の前記取付板部を貫通した前記雄ネジ部と締結している取付ナットと
    を具備することを特徴とする雪止め部材の取付構造。
  2. 前記取付板部は、
    対向した一対の辺が、隣接する前記太陽電池モジュールに跨る長さであることを特徴とする請求項1に記載の雪止め部材の取付構造。
JP2013006943A 2013-01-18 2013-01-18 雪止め部材の取付構造 Expired - Fee Related JP6066742B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013006943A JP6066742B2 (ja) 2013-01-18 2013-01-18 雪止め部材の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013006943A JP6066742B2 (ja) 2013-01-18 2013-01-18 雪止め部材の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014136935A true JP2014136935A (ja) 2014-07-28
JP6066742B2 JP6066742B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=51414610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013006943A Expired - Fee Related JP6066742B2 (ja) 2013-01-18 2013-01-18 雪止め部材の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6066742B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016186165A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 太陽光発電装置及びその施工方法
JP2017128849A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 元旦ビューティ工業株式会社 外設部材の取付構造
JP2019105134A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 三菱電機株式会社 太陽電池モジュール固定装置、太陽電池システムおよび太陽電池システムの点検方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000017800A (ja) * 1998-06-29 2000-01-18 Sekisui House Ltd 雪止め具
JP2000345668A (ja) * 1999-06-07 2000-12-12 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 太陽電池モジュール支持装置及び太陽電池発電装置
JP2011157761A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Yane Gijutsu Kenkyusho:Kk 固定部材
JP2012229550A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Takashima & Co Ltd 落雪防止金具、及び、太陽電池モジュールの固定構造
JP2012246617A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Yonekin:Kk 太陽電池モジュール設置構造
JP2014003264A (ja) * 2012-05-21 2014-01-09 Gantan Beauty Ind Co Ltd 太陽電池を用いた外装構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000017800A (ja) * 1998-06-29 2000-01-18 Sekisui House Ltd 雪止め具
JP2000345668A (ja) * 1999-06-07 2000-12-12 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 太陽電池モジュール支持装置及び太陽電池発電装置
JP2011157761A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Yane Gijutsu Kenkyusho:Kk 固定部材
JP2012229550A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Takashima & Co Ltd 落雪防止金具、及び、太陽電池モジュールの固定構造
JP2012246617A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Yonekin:Kk 太陽電池モジュール設置構造
JP2014003264A (ja) * 2012-05-21 2014-01-09 Gantan Beauty Ind Co Ltd 太陽電池を用いた外装構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016186165A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 太陽光発電装置及びその施工方法
JP2017128849A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 元旦ビューティ工業株式会社 外設部材の取付構造
JP2019105134A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 三菱電機株式会社 太陽電池モジュール固定装置、太陽電池システムおよび太陽電池システムの点検方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6066742B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5414783B2 (ja) 補助部材
US9188365B2 (en) Frame for supporting solar module
US10177704B2 (en) Snap-on rail assembly
JP6066742B2 (ja) 雪止め部材の取付構造
US20200382050A1 (en) Mounting bracket and mounting assembly of photovoltaic module
KR20110009787A (ko) 태양전지판을 포함한 패널의 고정구조
US20210184623A1 (en) Slide-in rail for supporting photovoltaic module and mounting assembly of photovoltaic module
JP5891109B2 (ja) 太陽電池モジュールの固定構造および太陽電池モジュールの固定方法
JP5313408B1 (ja) 太陽電池モジュールの取付装置
EP4277119A1 (en) Bracket system for photovoltaic module
JP2012007422A (ja) 屋根上設置物用取り付け金具
JP2006057357A (ja) 機能パネルの取付方法
JP2013177768A (ja) ソーラーパネル等の面状物品固定金具
KR20190133933A (ko) 태양광 패널 설치용 프레임 구조체
JP5488586B2 (ja) 太陽光発電パネルの周縁構造
JP6088912B2 (ja) 屋根上設置物固定装置
JP2013231292A (ja) 軒先カバー取付機構及びこれに用いる軒先カバー
JP6131150B2 (ja) 雪止め構造及び雪止め具
JP6993130B2 (ja) 固定具及び被設置物構造体
JP2014020164A (ja) 太陽電池モジュールの固定構造、及び太陽電池モジュールの固定方法
JP2017028888A (ja) 太陽電池モジュールのオプション部材及びその取り付け構造
CA3036341C (en) Fixing structure of solar cell module
JP6685149B2 (ja) 取付部材
JP2015113568A (ja) 太陽電池モジュール取付具
JP5777006B2 (ja) 取付部材、外設部材の取付構造、及びその施工法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6066742

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees