JP2014136703A - 化粧料 - Google Patents

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Yayoi Oda
弥生 小田
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Abstract

【課題】液状から固形、特には弾力性のあるゼリー状、マシュマロ状といった非常にユニークな外観の化粧料を提供すること。
【解決手段】(a)エチルセルロースと、(b)リシノレイン酸メチルと、さらに好ましくは(c)粉体を含有することで、液状から固形、特には弾力性のあるゼリー状、マシュマロ状といった非常にユニークな外観の化粧料を得ることができ、さらに、表面処理粉体を使用することで、粉体の分散性向上、撥水、撥油性付与によるロングラスティング効果、肌への密着性など、様々な優れた特徴を得る事ができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、(a)エチルセルロースと、(b)リシノレイン酸メチルと、さらに好ましくは(c)粉体を含有することで、液状から固形といった様々な剤形の化粧料を得ることができ、特には弾力性のあるゼリー状、マシュマロ状といった非常にユニークな外観の化粧料に関する。さらに、表面処理粉体を使用することで、粉体の分散性向上、撥水、撥油性付与によるロングラスティング効果、肌への密着性など、様々な優れた特徴を得る事ができる。
従来、化粧料等に使用されるオイル用増粘剤としては、例えば、デキストリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ヒドロキシステアリン酸、ポリエチレン等が知られている(特許文献1〜3)。また、エチルセルロースを油の増粘剤として使用する技術も知られている(特許文献4)。
特開2004−099515 特開2006−160638 特開2008−115120 特開平10−306012
しかしながらこれらの増粘剤を使用すると固体あるいは半固体のオイルが得られるが、これらはいずれもベタベタとしたグリース状、あるいは力を加えた場合に変化した固体が復元しないワックス状のもの(塑性的な固体)である。また、これらの増粘剤はオイルの添加量を調節しても、オイルが徐々に増粘してグリース状あるいはワックス状になるわけではなく、一定の添加量以上で低粘度のオイルが一気にグリース状あるいはワックス状に変化する。つまり現在知られているオイル用増粘剤は、一般的にグリース状あるいはワックス状の形態を与えるものしか知られておらず、ゼリー状あるいはマシュマロ状といった弾性的な固体の形態を与えるオイル用増粘剤は知られていなかった。また、エチルセルロースを油の増粘剤として使用する技術も知られているが、耐久性、耐色移り向上などの特性は知られているものの、弾力性のあるゼリー状、マシュマロ状といった非常にユニークな外観の化粧料という点では、知られていなかった。
そこで、本発明人は鋭意検討した結果、(a)エチルセルロースと、(b)リシノレイン酸メチルと、さらに好ましくは(c)粉体を含有することで、液状から固形、特には弾力性のあるゼリー状、マシュマロ状といった非常にユニークな外観の化粧料を得ることができ、さらに、表面処理粉体を使用することで、粉体の分散性向上、撥水、撥油性付与によるロングラスティング効果、肌への密着性など、様々な優れた特徴を得る事ができる事を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(a)エチルセルロースと、(b)リシノレイン酸メチルと、さらに好ましくは(c)粉体を含有することで、液状から固形、特には弾力性のあるゼリー状、マシュマロ状といった非常にユニークな外観の化粧料に関する。さらに、表面処理粉体を使用することで、粉体の分散性向上、撥水、撥油性付与によるロングラスティング効果、肌への密着性など、様々な優れた特徴を得る事ができる。
以上説明するように、(a)エチルセルロースと、(b)リシノレイン酸メチルを含有することで、液状から固形、特には弾力性のあるゼリー状、マシュマロ状といった非常にユニークな外観の化粧料を得る事ができ、さらに、表面処理粉体を使用することで、粉体の分散性向上、撥水、撥油性付与によるロングラスティング効果、肌への密着性など、様々な優れた特徴を得る事ができることは明らかである。
以下、上記本発明を詳細に説明する。
本発明の化粧料で用いる(a)エチルセルロースは、セルロースのエチルエーテルであり、アセタール結合により互いに結合したアンヒドログルコースユニットからなる長鎖のポリマーを含有する。溶解エチルセルロースは疎水性の皮膜形成剤および化粧品用または製薬用組成物の水不溶性ポリマー成分として機能することが知見されている。また、化粧品用または製薬用組成物へ溶解エチルセルロースを導入することにより、これらの組成物の付着性、耐久性、粘度、および疎水性度が高められることが知見されている。
本発明で用いる(b)リシノレイン酸メチルは(a)エチルセルロースを可溶化させるための溶剤であり、80℃〜100℃の温度でエチルセルロースを透明に溶解させるのに十分な可溶化力を有するものである。また、(b)リシノレイン酸メチルは、非常にツヤのある外観を示す油剤であり、(a)エチルセルロースと組み合わせることにより、その外観を長時間保持することができる。
本発明の化粧料で用いる(c)粉体とは、従来公知のものが使用でき、その形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、鱗片状、紡錘状等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができ、例えば無機粉体、有機粉体、界面活性剤金属塩粉体、有色顔料、パール顔料、金属粉末顔料等があげられ、具体的には、無機粉体としては、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン、シリカ等;有機粉体としては、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、シリコーンレジンパウダー、シリコーンエラストマー粉体、ポリスチレンパウダー、ポリウレタンパウダー、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロン、アクリルパウダー、アクリルエラストマー、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結晶繊維粉体、デンプン末、ラウロイルリジン等;界面活性剤金属塩粉体(金属石鹸)としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等;有色顔料としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γー酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、微粒子酸化チタン、微粒子酸化セリウム、微粒子酸化亜鉛等の微粒子粉体、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉体を複合化した合成樹脂粉体等;パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等;金属粉末顔料としては、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、ステンレスパウダー等から選ばれる粉体が挙げられる。また、タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等;天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等から選ばれる顔料が挙げられる。
これらの粉体は従来公知の表面処理がされていてもいなくても構わないが、好ましい例として、疎水性表面処理、例えばメチルハイドロジェンポリシロキサン処理、シリコーンレジン処理、シリコーンガム処理、アクリルシリコーン処理、フッ素化シリコーン処理などのオルガノシロキサン処理、ステアリン酸亜鉛、アシル化アミノ酸金属塩処理などの金属石鹸処理、シランカップリング剤処理、アルキルシラン処理などのシラン処理、有機チタネート処理、有機アルミネート処理、パーフルオロアルキルシラン、パーフルオロアルキルリン酸エステル塩、パーフルオロポリエーテル処理などのフッ素化合物処理、N−ラウロイル−L−リジン処理などのアミノ酸処理、スクワラン処理などの油剤処理又はアクリル酸アルキル処理などのアクリル処理、アシル化アミノ酸塩とL−リジンもしくはL−グルタミンとの縮合物による、表面処理などが挙げられる。これらの1種以上を組み合わせて使用することが可能である。また親水性表面処理も好ましく、その例として、PEGシランカップリング剤処理、寒天処理、デオキシリボ核酸処理、レシチン処理、ポリアクリル酸処理、シリカ処理、アルミナ処理又はジルコニア処理、セルロース処理などが挙げられ、これらの1種以上を組み合わせて使用することが可能である。
本発明の化粧料では上記粉体を化粧料の総量に対して、0.1〜90質量%の範囲で配合することが可能である。
本発明における化粧料では、通常、化粧料に用いられる防腐剤、香料、保湿剤、紫外線吸収剤、塩類、溶媒、樹脂、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、生理活性成分等の各種成分を、本発明の目的を損なわない範囲で使用することができる。
油剤の例としては、例えばアボガド油、アマニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、キョウニン油、硬化油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、セラックロウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚芽油、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等;炭化水素油として、オゾケライト、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等;高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等;高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリルエーテル(セラキルアルコール)等;エステル油としては、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、イソノナン酸イソノニル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、イソノナン酸イソノニル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等;グリセライド油としては、アセトグリセリル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリル;シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、ビフェニルシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルトリメチコン、アルキル変性シリコーン、フルオロシリコーン等が挙げられる。また、グリセリン、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、ジグリセリン、マルチトール、マルビット液などの多価アルコールも挙げられる。
本発明の化粧料としては、メイクアップ化粧料としては、ファンデーション、化粧下地料、白粉、口紅、口紅下地料、コンシーラー、ブラッシャー、アイシャドー、アイシャドー下地料など、スキンケア化粧料としては、化粧水、乳液、クリーム、洗顔料、クレンジング、など、頭髪化粧料として、シャンプー、リンス、ヘアーコンディショナー、スタイリング剤がなど好ましいものとして挙げられる。
以下に実施例を挙げ本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。各実施例、比較例における評価は、女性パネラー10名を用いて、試験品を使用してもらい、使用感をアンケート形式で回答してもらい、評価が悪い場合を0点、評価が良い場合を5点とし、パネラーの平均点数を以って評価結果とした。従って、点数が高い程評価に優れていることを示す。
〔実施例1〜2、比較例1〜2〕
表1の処方と製造方法に従ってマシュマロ状ブラッシャーを試作した。尚、配合量の単位は質量%である。
Figure 2014136703
製造方法
成分Aをミキサーを用いて均一に混合した。成分Cを80℃に加温し、均一に混合した後、成分Bを加え70℃に加温し、均一に混合した。成分BとCの混合物を成分Aに攪拌しながら添加し、よく混合した。徐冷して製品を得た。
表1の結果より、本発明の実施例1、2はマシュマロ状を呈し、使用感、ロングラスティング効果、肌への密着性に優れていた。特に、実施例2では、撥水撥油性表面処理顔料を使用していることで、特にロングラスティング効果に優れていた。これに対して比較例1は増粘剤としてエチルセルロースではなく、デキストリン脂肪酸エステルを使用しているため、マシュマロ状ではなく、ワックス状を示し、使用感の点で、劣っていた。比較例2は、リシノレイン酸メチルではなく、ミネラルオイルを用いたが、エチルセルロースを増粘させることができず、分離してしまった。実施例1、2のマシュマロ状ブラッシャーは、使用感、ロングラスティング効果、肌への密着性の全てにおいて優れていた。
表2の処方と製造方法に従って口紅を試作した。尚、配合量の単位は質量%である。
Figure 2014136703
製造方法
成分Bを80℃に加温し、均一に混合した後、成分BをAに添加し、80℃に加温し、均一に混合した。口紅容器に充填し、製品を得た。
この口紅は、塗布時にゼリーが溶けるような非常に滑らかな独特の使用感を示し、ロングラスティング効果、肌への密着性の全てにおいて優れていた。
表3の処方と製造方法に従ってW/Oヘアーケアークリームを試作した。尚、配合量の単位は質量%である。
Figure 2014136703
Figure 2014136703
製造方法
成分Bを80℃に加温し、均一に混合した後、成分BをAに添加し、均一に混合した。成分Cを攪拌しながら成分BとAの混合物に添加してよく混合した。得られた混合物を容器に充填して製品を得た。
このW/Oヘアーケアークリームは、塗布時にゼリーが溶けるような非常に滑らかな独特の使用感を示し、ロングラスティング効果、肌、毛髪への密着性の全てにおいて優れていた。

Claims (4)

  1. (a)エチルセルロースと、(b)リシノレイン酸メチルとを含有することを特徴とする化粧料。
  2. さらに(c)粉体を含有することを特徴とする請求項1記載の化粧料。
  3. 請求項2記載の(c)粉体が表面処理粉体であることを特徴とする請求項1〜2記載の化粧料。
  4. 弾力性のあるゼリー状、マシュマロ状を呈することを特徴とする請求項1〜3記載の化粧料。
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