JP2014136442A - タイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】 前後方向入力に起因する偏摩耗と、幅方向入力に対する偏摩耗とに対する耐偏摩耗性能を向上させることが可能なタイヤを提供する。
【解決手段】 タイヤは、路面に接地するトレッド面を有するトレッド部において、タイヤ周方向に延びる複数の主溝が形成され、前記複数の主溝によって形成されるリブを備える。前記リブには、タイヤ周方向に延びるサイプが形成される。前記サイプは、トレッド面視において、タイヤ周方向とタイヤ幅方向とに対する延在方向を変化させて、屈曲を繰り返しながら所定の周期でタイヤ周方向に延びており、前記サイプにおいて、前記トレッド面に開口する開口部から溝底部に向かう溝深さ方向は、タイヤ径方向に対して傾斜している。
【選択図】 図1
【解決手段】 タイヤは、路面に接地するトレッド面を有するトレッド部において、タイヤ周方向に延びる複数の主溝が形成され、前記複数の主溝によって形成されるリブを備える。前記リブには、タイヤ周方向に延びるサイプが形成される。前記サイプは、トレッド面視において、タイヤ周方向とタイヤ幅方向とに対する延在方向を変化させて、屈曲を繰り返しながら所定の周期でタイヤ周方向に延びており、前記サイプにおいて、前記トレッド面に開口する開口部から溝底部に向かう溝深さ方向は、タイヤ径方向に対して傾斜している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数の主溝によって形成されるリブを備え、リブには、タイヤ周方向に延びるサイプが形成されたタイヤに関する。
従来から、タイヤに発生する偏摩耗の抑制を目的として様々な改良技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載のタイヤは、タイヤ周方向に沿って延びる複数の主溝によって区画されたリブを有しており、当該リブには、タイヤ幅方向に延びるサイプがタイヤ周方向に所定間隔を設けて形成されている。また、サイプは、タイヤ幅方向に対して平行に延びる直線部と、タイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延びる傾斜部とを有する。これにより、直線部だけで形成されている場合に比べて、傾斜部によって蹴出端と踏込端とのそれぞれに発生する摩擦エネルギーの差を低減している。その結果、蹴出端と踏込端とに発生する偏摩耗(いわゆるヒール&トー摩耗)を抑制している。
しかしながら、上述した従来技術では、リブにおいて、タイヤ周方向における前後方向入力に起因する偏摩耗に対しては、一定の効果が得られるものの、タイヤ幅方向における幅方向入力(横力)に起因する偏摩耗に対しては、十分な効果が得られないという問題があり、対策が望まれていた。
本発明は、上述した状況に鑑みて成されたものであり、前後方向入力に起因する偏摩耗と、幅方向入力に対する偏摩耗とに対する耐偏摩耗性能を向上させることが可能なタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、路面に接地するトレッド面を有するトレッド部2において、タイヤ周方向Tcに延びる複数の主溝10が形成され、前記複数の主溝によって形成されるリブ(例えば、リブ110)を備え、前記リブには、タイヤ周方向に延びるサイプ50が形成されたタイヤであって、前記サイプは、トレッド面視において、タイヤ周方向とタイヤ幅方向Twとに対する延在方向を変化させて、屈曲を繰り返しながら所定の周期でタイヤ周方向に延びており、前記サイプにおいて、前記トレッド面に開口する開口部50aから溝底部50bに向かう溝深さ方向は、タイヤ径方向に対して傾斜していることを要旨とする。
本発明の他の特徴は、上記特徴に係り、前記溝深さ方向とタイヤ径方向との成す角度θは、5°≦θ≦40°の範囲内であることを要旨とする。
本発明の他の特徴は、上記特徴に係り、前記所定の周期λと、前記リブのタイヤ幅方向におけるリブ幅Wとは、0.5W≦λ≦2.5Wの関係を満たすことを要旨とする。
本発明の他の特徴は、上記特徴に係り、タイヤ径方向に対する前記溝深さ方向は、タイヤ周方向の一方側に向かって傾斜することを要旨とする。
本発明の他の特徴は、上記特徴に係り、前記タイヤ周方向の一方側は、タイヤ回転方向Tr後方であり、前記リブにおいて、前記サイプによって区画されるリブ小片部111の踏込端では、踏面とサイプ溝壁との成す角度θaが鋭角に形成されていることを要旨とする。
本発明によれば、前後方向入力に起因する偏摩耗と、幅方向入力に対する偏摩耗とに対する耐偏摩耗性能を向上させることが可能なタイヤを提供することができる。
次に、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。なお、下記の実施形態に係る空気入りタイヤは、ビート部やカーカス層、ベルト層(不図示)を備える空気入りタイヤであるが、かかる構成は省略して説明する。
[第1実施形態]
(1)トレッドパターンの構成
本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、図1に示すように、車両が前方に進行する時のタイヤ回転方向Trが指定されているものとする。なお、一般的に、このようなタイヤ回転方向Trの指定は、空気入りタイヤ1のタイヤサイドに矢印などによって示される。
(1)トレッドパターンの構成
本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、図1に示すように、車両が前方に進行する時のタイヤ回転方向Trが指定されているものとする。なお、一般的に、このようなタイヤ回転方向Trの指定は、空気入りタイヤ1のタイヤサイドに矢印などによって示される。
また、図1に示すように、空気入りタイヤ1は、トレッド面視において、タイヤ周方向Tcに延びる複数の主溝10が形成される。なお、トレッド面とは、タイヤを適用リムに装着するとともに、規定の空気圧を充填し、静止した状態で平板上に垂直に置き、規定の質量に対応する負荷を加えたときの平板との接触面とする。トレッド面は、路面に接地する踏面とも言える。
また、この場合、適用リムとは、タイヤのサイズに応じて規格に規定されたリムを示し、規定の空気圧とは、規格において、最大負荷能力に対応して規定される空気圧を示し、規定の質量とは、規格において、タイヤに負荷することが許容される最大の質量を示す。ここでいう空気は、窒素ガス等の不活性ガスその他に置換することも可能である。
なお、上述した規格とは、タイヤが生産または使用される地域に有効な産業規格をいい、例えば、アメリカ合衆国では“THE TIRE AND RIM ASSOCIATION INC.のYEAR BOOK”であり、欧州では、“THE European Tyre and Rim Technical OrganisationのSTANDARDS MANUAL”であり、日本では日本自動車タイヤ協会の“JATMA YEAR BOOK”である。
また、本実施形態では、複数の主溝10として、4本の主溝10が形成されているものとする。具体的に、本実施形態では、タイヤ赤道線CLを境に、タイヤ幅方向Twの一方側に主溝10A乃至10Bが形成され、タイヤ幅方向Twの他方側に主溝10C乃至10Dが形成されている。なお、主溝の数は、4本に限定されるものではない。
また、空気入りタイヤ1では、複数の主溝10によって形成されるリブ100を備える。具体的に、空気入りタイヤ1では、リブ100として、2つの主溝10A,10Cによって形成されるリブ110と、2つの主溝10A,10Bによって形成されるリブ120と、2つの主溝10C,10Dによって形成されるリブ130とを備える。リブ110は、タイヤ赤道線CL上に形成され、リブ120,130は、リブ110よりもタイヤ幅方向Tw外側に形成される。
また、リブ110には、タイヤ周方向Tcに連続して延びるサイプ50が形成される。なお、リブ110では、サイプ50のタイヤ幅方向Twの両端部が、主溝10A乃至10Cに連通する。なお、本実施形態において、サイプとは、リブ110が接地したときに閉じることが可能な溝幅をもつものである。具体的には、サイプは、1.5mm以下の溝幅をもつ。ただし、TBRタイヤといった大型のバスやトラックに用いられるタイヤにおいては、サイプの溝幅は、1.5mm以上であっても良い。また、リブ110には、サイプ50に区画されることによってリブ小片部111(後述)が形成される。
(2)サイプの構成
次に、リブ110に形成されるサイプ50の構成について、具体的に説明する。
次に、リブ110に形成されるサイプ50の構成について、具体的に説明する。
図1乃至2に示すように、サイプ50は、トレッド面視において、タイヤ周方向Tcとタイヤ幅方向Twとに対する延在方向を変化させて、屈曲を繰り返しながら所定の周期λでタイヤ周方向Tcに延びている。
また、図3(a)に示すように、所定の周期λと、リブ110のタイヤ幅方向Twにおけるリブ幅Wとは、0.5W≦λ≦2.5Wの関係を満たすことが好ましい。
これは、所定の周期λが0.5Wよりも小さいと、リブ110の剛性が低くなりすぎて、特に幅方向入力(横力)に起因する偏摩耗が悪化する恐れがあるからである。一方、所定の周期λが2.5Wよりも大きいと、サイプ50によって幅方向入力(横力)に起因する偏摩耗を分散させる効果が低くなるからである。
また、図2に示すように、サイプ50において、トレッド面に開口する開口部50aから溝底部50bに向かう溝深さ方向は、タイヤ径方向Tdに対して傾斜している。
具体的に、図3(b)に示すように、サイプ50の開口部50aから溝底部50bに向かう溝深さ方向は、タイヤ径方向Tdに対して、角度θだけ傾斜している。また、溝深さ方向とタイヤ径方向との成す角度θは、5°≦θ≦40°の範囲内であることが好ましい。
これは、角度θが、5°よりも小さいと、特に前後方向入力に起因する偏摩耗を抑制する効果が低くなるからである。一方、角度θが40°よりも大きいと、リブ110のタイヤ周方向Tcにおけるリブ小片部111の幅が狭くなり、リブ小片部111の剛性が低下するため、偏摩耗が発生しやすくなるからである。
また、サイプ50では、タイヤ径方向Tdに対する溝深さ方向は、タイヤ周方向Tcの一方側に向かって傾斜することが好ましい。具体的に、本実施形態では、タイヤ周方向Tcの一方側は、タイヤ回転方向Tr後方である。
このようにして、サイプ50の溝深さ方向が、タイヤ回転方向Tr後方に傾斜することによって、リブ110において、サイプ50によって区画されるリブ小片部111の踏込端では、踏面110Xとサイプ溝壁110Aとの成す角度θaが鋭角に形成されている。
具体的に、図3(b)に示すように、リブ110には、サイプ50によって区画される複数のリブ小片部111が形成される。また、タイヤ回転方向Trを規定した場合、サイプ50のタイヤ回転方向Tr後方に位置するリブ小片部111では、踏込端が、踏面110Xとサイプ溝壁110Aとによって構成される。踏面110Xとサイプ溝壁110Aとの成す角度θaが鋭角となるように構成されている。すなわち、角度θaが90°未満になるように構成されている。
一方、サイプ50のタイヤ回転方向Tr前方に位置するリブ小片部111では、蹴出端が、踏面110Xとサイプ溝壁110Bとによって構成される。踏面110Xとサイプ溝壁110Bとの成す角度θbが鈍角となるように構成されている。すなわち、角度θaが90°よりも大きくになるように構成されている。
(3)作用・効果
第1実施形態に係る空気入りタイヤ1の作用及び効果について説明する。ここで、一般的に、空気入りタイヤでは、ストップ(制動力)&ゴー(駆動力)による前後方向入力に起因する偏摩耗(例えば、ヒール&トー摩耗)だけでなく、路面に設けられた傾斜(路面カント)による幅方向入力(横力)に起因する偏摩耗(幅方向摩耗)も発生する。
第1実施形態に係る空気入りタイヤ1の作用及び効果について説明する。ここで、一般的に、空気入りタイヤでは、ストップ(制動力)&ゴー(駆動力)による前後方向入力に起因する偏摩耗(例えば、ヒール&トー摩耗)だけでなく、路面に設けられた傾斜(路面カント)による幅方向入力(横力)に起因する偏摩耗(幅方向摩耗)も発生する。
本実施形態に係る空気入りタイヤ1によれば、リブ110には、タイヤ周方向Tcに連続して延びるサイプ50が形成されている。また、サイプ50は、トレッド面視において、タイヤ周方向Tcとタイヤ幅方向Twとに対する延在方向を変化させて、屈曲を繰り返しながら所定の周期λでタイヤ周方向Tcに延びている。
また、サイプ50において、トレッド面に開口する開口部50aから溝底部50bに向かう溝深さ方向は、タイヤ径方向Tdに対して傾斜している。具体的に、サイプ50の溝深さ方向が、タイヤ回転方向Tr後方に傾斜する。
かかる空気入りタイヤ1によれば、リブ110において、サイプ50によって区画されるリブ小片部111の踏込端では、踏面110Xとサイプ溝壁110Aとの成す角度θaが鋭角に形成され、蹴出端では、踏面110Xとサイプ溝壁110Bとの成す角度θbが鈍角に形成されている。かかる空気入りタイヤ1によれば、蹴出端の剛性を高められているので、前後方向入力に起因する偏摩耗を抑制することが可能になる。
また、サイプ50の溝深さ方向が、傾斜しているため、偏摩耗が発生しても、サイプ50の開口部50aの位置が、タイヤ周方向Tcに移動していく。その結果、かかる空気入りタイヤ1によれば、蹴出端の位置がタイヤ周方向Tcに移動していくので、偏摩耗が局所的に進行してしまうことを抑制することが可能になる。
同様に、かかる空気入りタイヤ1によれば、幅方向入力によって、偏摩耗が発生しても、摩耗の発生個所がタイヤ周方向Tcに移動していくので、幅方向入力に起因する偏摩耗に対しても、偏摩耗が局所的に進行してしまうことを抑制することが可能になる。特に、本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、路面の傾斜や操舵によって幅方向入力の変動が大きい操舵輪に装着されることが好ましい。
以上のように、本実施形態に係る空気入りタイヤ1によれば、前後方向入力に起因する偏摩耗と、幅方向入力に対する偏摩耗とに対する耐偏摩耗性能を向上させることが可能になる。
[比較評価]
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の従来例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(1)評価方法、(2)評価結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の従来例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(1)評価方法、(2)評価結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
(1)評価方法
複数種類の空気入りタイヤを用いて試験を行い、偏摩耗量について評価をした。
複数種類の空気入りタイヤを用いて試験を行い、偏摩耗量について評価をした。
なお、偏摩耗量の評価については、室内において、摩耗ドラム試験装置を用いて所定走行距離を転動させた後に、前後方向入力に起因するヒールアンドトー摩耗量と、幅方向入力に起因する幅方向摩耗量とを評価した。
また、試験に使用した空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ :295/75R22.5
・ リムサイズ :8.25×22.5
・ 内圧 :TRAに準拠した内圧
・ 荷重 :市場入力を模した成人男性1名乗車相当の荷重
・ 速度 :70km/h
表1には、測定結果が示されている。なお、表1では、従来例を基準(100)とした、指数によって示されており、数値が大きいほど偏摩耗量が少ないことを示している。
・ リムサイズ :8.25×22.5
・ 内圧 :TRAに準拠した内圧
・ 荷重 :市場入力を模した成人男性1名乗車相当の荷重
・ 速度 :70km/h
表1には、測定結果が示されている。なお、表1では、従来例を基準(100)とした、指数によって示されており、数値が大きいほど偏摩耗量が少ないことを示している。
なお、表1において、実施例に係るタイヤは、図1に示す第1実施形態に係る空気入りタイヤを使用している。一方、従来例に係るタイヤは、リブにおいて、タイヤ幅方向に横断する複数のサイプがタイヤ周方向Tcに間隔を設けて形成されているものを用いた。なお、従来例に係るタイヤは、サイプの溝深さ方向が、タイヤ径方向に対して0°で一定のものを用いた。なお、従来例、実施例ともにサイプを形成したリブのタイヤ幅方向における幅Wは、10mmとした。他の構成は、従来例、実施例ともに同様である。
表1に示すように、実施例に係る空気入りタイヤは、従来例に係る空気入りタイヤと比較すると、偏摩耗量の抑制に優れていることが解る。従って、本発明の空気入りタイヤによれば、前後方向入力に起因する偏摩耗と、幅方向入力に対する偏摩耗とに対する耐偏摩耗性能を向上させる効果が大きいことが証明された。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態では、空気入りタイヤ1が、リブ100として、タイヤ赤道線CL上に形成されるリブ110を有する場合を例に挙げて説明したが、リブ110は、タイヤ赤道線CL上に形成されていなくてもよい。例えば、空気入りタイヤ1は、タイヤ赤道線CL上に主溝を有していてもよい。
また、本発明は、タイヤとして、空気や窒素ガスなどが充填される空気入りタイヤであってもよく、空気や窒素ガスなどが充填されないソリッドタイヤでもあってもよい。
また、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1では、3列のリブ100が形成されていたが、これに限定されず、リブ100を少なく形成してもよいし、多く形成してもよい。
また、第1実施形態に係る空気入りタイヤ1では、リブ110のみにサイプ50を形成していたが、他のリブにもサイプ50を形成してもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
1…空気入りタイヤ、2…トレッド部、10…主溝、10A,10B,10C,10D…主溝、50…サイプ、50a…開口部、50b…溝底部、100…リブ、110,120,130…リブ、111…リブ小片部θ…角度、θa…角度、θb…角度、λ…所定の周期、CL…タイヤ赤道線、Tc…タイヤ周方向、Td…タイヤ径方向、Tr…タイヤ回転方向、Tw…タイヤ幅方向、W…リブ幅
Claims (5)
- 路面に接地するトレッド面を有するトレッド部において、タイヤ周方向に延びる複数の主溝が形成され、前記複数の主溝によって形成されるリブを備え、前記リブには、タイヤ周方向に延びるサイプが形成されたタイヤであって、
前記サイプは、トレッド面視において、タイヤ周方向とタイヤ幅方向とに対する延在方向を変化させて、屈曲を繰り返しながら所定の周期でタイヤ周方向に延びており、
前記サイプにおいて、前記トレッド面に開口する開口部から溝底部に向かう溝深さ方向は、タイヤ径方向に対して傾斜している
ことを特徴とするタイヤ。 - 前記溝深さ方向とタイヤ径方向との成す角度θは、5°≦θ≦40°の範囲内である
ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。 - 前記所定の周期λと、前記リブのタイヤ幅方向におけるリブ幅Wとは、
0.5W≦λ≦2.5Wの関係を満たす
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ。 - タイヤ径方向に対する前記溝深さ方向は、タイヤ周方向の一方側に向かって傾斜する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のタイヤ。 - 前記タイヤ周方向の一方側は、タイヤ回転方向後方であり、
前記リブにおいて、前記サイプによって区画されるリブ小片部の踏込端では、踏面とサイプ溝壁との成す角度が鋭角に形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013004562A JP2014136442A (ja) | 2013-01-15 | 2013-01-15 | タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013004562A JP2014136442A (ja) | 2013-01-15 | 2013-01-15 | タイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014136442A true JP2014136442A (ja) | 2014-07-28 |
Family
ID=51414223
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013004562A Pending JP2014136442A (ja) | 2013-01-15 | 2013-01-15 | タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014136442A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109910518A (zh) * | 2017-12-13 | 2019-06-21 | 东洋橡胶工业株式会社 | 充气轮胎 |
-
2013
- 2013-01-15 JP JP2013004562A patent/JP2014136442A/ja active Pending
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