JP2014136364A - 化粧板 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の印刷紙による意匠表現では発現できなかった、光輝性立体模様がメラミン樹脂層の上に形成された化粧板を得る。
【解決手段】 メラミン樹脂含浸パターンと、コア材と、光影響立体模様層形成フィルムを積層し、メラミン樹脂層の上に光影響立体模様層を転写形成する。光影響立体模様層フィルムにはエンボスホログラムフィルム、エンボスフルネルレンズフィルムを用いる。
ホログラム層は1/1000〜1300mm以下の密度で超微細エンボスが形成されており、超微細エンボスは光の波長程度の長さに相当する高い密度でエンボス加工の施された面によって、入射した光は互いに波長が干渉しあい、干渉縞が観測されホログラム効果を発揮する。フルネルレンズ層は凸レンズを同心円状の領域に分割し厚みを減らし、ノコギリ状の断面を有するものであり、平面を立体的に表現できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 メラミン樹脂含浸パターンと、コア材と、光影響立体模様層形成フィルムを積層し、メラミン樹脂層の上に光影響立体模様層を転写形成する。光影響立体模様層フィルムにはエンボスホログラムフィルム、エンボスフルネルレンズフィルムを用いる。
ホログラム層は1/1000〜1300mm以下の密度で超微細エンボスが形成されており、超微細エンボスは光の波長程度の長さに相当する高い密度でエンボス加工の施された面によって、入射した光は互いに波長が干渉しあい、干渉縞が観測されホログラム効果を発揮する。フルネルレンズ層は凸レンズを同心円状の領域に分割し厚みを減らし、ノコギリ状の断面を有するものであり、平面を立体的に表現できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は化粧板に関する。
メラミン化粧板は豊富な色柄と、表面強度、メインテナンス性など優れた特徴を有することから店舗、医療福祉施設など公共施設の家具・什器から住宅家具まで幅広い用途で使用されている。
特開平8−25304号公報
しかしながら、近年内装デザインの分野においては、益々意匠に関する価値観が多様化し、従来の印刷紙による色柄の意匠表現では限界があった。
本発明は、メラミン樹脂層の上にホログラム層或いはフルネルレンズ層が形成された化粧板である。
本発明では光の影響により立体模様を発現する受光型立体模様層がメラミン樹脂層の上に形成されると、見る角度によって色彩や模様が変化する立体的イメージを発現させることができ、印刷紙では発現できなかった意匠を発揮する。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は実施例1の製造方法を示す構成断面図、図2は実施例3の製造方法を示す構成断面図である。
図1において、ホログラム層は1/1000〜1300mm以下の密度で超微細エンボスが形成されており、ホログラムフィルム1を樹脂含浸パターン紙5の上に載せて樹脂含浸コア紙6とともに積層し、熱圧成形し、ホログラムフィルムを剥離することにより、エンボスホログラム層が転写される。
超微細エンボスは光の波長程度の長さに相当する高い密度でエンボス加工の施された面によって、入射した光は互いに波長が干渉しあい、干渉縞が観測されホログラム効果を発揮する。
図2においては、光輝性立体模様を形成するフィルムとしてフルネルレンズフィルムが用いられており、フルネルレンズ層は凸レンズを同心円状の領域に分割し厚みを減らし、ノコギリ状の断面を有するものであり、平面を立体的に表現できる。
樹脂含浸パターン紙は化粧板用の化粧紙にメラミン−ホルムアルデヒド樹脂を含浸し、乾燥してものが適用でき、含浸率は数1で示される算出方法で100〜300%となるように、また、揮発分は数2で示される算出方法で4.0〜10.0%となるように製造する。揮発分が下限に満たないと立体模様の鮮明性が劣りやすくなり、上限を超えるとベタツキやすくなる。尚、揮発分の乾燥条件は、含浸紙を160℃で10分乾燥したものである。
樹脂含浸コア紙は化粧板用のコア紙にフェノール−ホルムアルデヒド樹脂を含浸し、乾燥してものが適用でき、含浸率は数1で示される算出方法で、40〜100%となるように、また、揮発分は数2で示される算出方法で4.0〜9.5%となるように製造する。揮発分が下限に満たないと樹脂含浸コア紙間の密着性が劣りやすくなり、上限を超えるとベタツキやすくなる。
本発明においてコア材にはクラフト紙にフェノール樹脂含浸コア紙を用いているが、他にも、不織布、織布などの不燃性のスラリーを含浸し、乾燥したもの、珪酸カルシウム板や石膏ボードなどの無機質基材を用いる事が可能である。
熱圧成形の条件は、温度125〜160℃、圧力40〜70kg/cm2とする。
超微細エンボスでホログラム効果を発揮するエンボスホログラムフィルムを用意した。
120g/m2の抄造紙にメラミン−ホルムアルデヒド樹脂を主成分とする樹脂液を含浸率が130%、揮発分が8.5%となるように含浸、乾燥してメラミン樹脂含浸パターン紙を得た。
198g/m2のクラフト紙にフェノール−ホルムアルデヒド樹脂を主成分とする樹脂液を含浸率が53%、揮発分が7.5%となるように含浸、乾燥してフェノール樹脂含浸コア紙を得た。
下から順に、フェノール樹脂含浸コア紙を4枚、メラミン樹脂含浸パターン紙を1枚、ホログラムフィルムを1枚積層し、132℃、70kg/cm2の熱圧条件で成形後ホログラムフィルムを剥がして、化粧板を得た。化粧板のメラミン樹脂層の上にはエンボスホログラム層が転写形成されていた。
120g/m2の抄造紙にメラミン−ホルムアルデヒド樹脂を主成分とする樹脂液を含浸率が130%、揮発分が8.5%となるように含浸、乾燥してメラミン樹脂含浸パターン紙を得た。
198g/m2のクラフト紙にフェノール−ホルムアルデヒド樹脂を主成分とする樹脂液を含浸率が53%、揮発分が7.5%となるように含浸、乾燥してフェノール樹脂含浸コア紙を得た。
下から順に、フェノール樹脂含浸コア紙を4枚、メラミン樹脂含浸パターン紙を1枚、ホログラムフィルムを1枚積層し、132℃、70kg/cm2の熱圧条件で成形後ホログラムフィルムを剥がして、化粧板を得た。化粧板のメラミン樹脂層の上にはエンボスホログラム層が転写形成されていた。
実施例1において、メラミン樹脂含浸パターン紙の揮発分を4.1%とした以外は同様に実施した。化粧板のメラミン樹脂層の上にはエンボスホログラム層が転写形成されていた。
実施例1において、ホログラムフィルムの代わりにフルネルレンズフィルムを用いた以外は同様に実施した。化粧板のメラミン樹脂層の上にはフルネルレンズ層が転写形成されていた。
実施例3において、メラミン樹脂含浸パターン紙の揮発分を4.1%とした以外は同様に実施した。化粧板のメラミン樹脂層の上にはフルネルレンズ層が転写形成されていた。
評価方法
外観:目視による。
○ :欠点なし。
外観:目視による。
○ :欠点なし。
1 ホログラムフィルム
2 フルネルレンズフィルム
5 メラミン樹脂含浸パターン紙
6 フェノール樹脂含浸コア紙
7 化粧板
8 化粧板
2 フルネルレンズフィルム
5 メラミン樹脂含浸パターン紙
6 フェノール樹脂含浸コア紙
7 化粧板
8 化粧板
Claims (2)
- メラミン樹脂層の上に受光型立体模様層が形成された化粧板。
- 前記受光型立体模様層がホログラム層或いはフルネルレンズ層である請求項1記載の化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005942A JP2014136364A (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | 化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005942A JP2014136364A (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | 化粧板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014136364A true JP2014136364A (ja) | 2014-07-28 |
Family
ID=51414161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013005942A Pending JP2014136364A (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | 化粧板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014136364A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05238196A (ja) * | 1991-05-02 | 1993-09-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 賦型シート及びその製造方法 |
JPH068254A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 賦型フィルム及びその製造方法 |
JPH0825304A (ja) * | 1994-07-11 | 1996-01-30 | Aica Kogyo Co Ltd | 化粧合板の製法 |
US20010046590A1 (en) * | 1998-06-05 | 2001-11-29 | Benton Larry D. | Holographically enhanced decorative laminate |
JP2003001646A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 微細加工面の転写方法及び光学部品 |
-
2013
- 2013-01-17 JP JP2013005942A patent/JP2014136364A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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