JP2015058548A - 不燃化粧板 - Google Patents

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Ryotaro Sato
亮太郎 佐藤
戸賀崎 浩昌
Hiromasa Togasaki
浩昌 戸賀崎
柴田 洋
Hiroshi Shibata
洋 柴田
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Abstract

【課題】型押し追従性に優れ、化粧シートの伸びや艶変化などの問題の無い、熱圧成型により表面凹凸形状を施してなる不燃化粧板を提供すること。【解決手段】不燃性基材1の表面に化粧シート5を設け、表面側より熱圧成形による凹凸形状が施された化粧板において、前記不燃性基材1と化粧シート5の間にアルミ箔32の両面に紙33を積層したアルミ複合紙3を積層してなり、前記化粧シート5の基材51がポリブチレンテレフタレート系樹脂からなり、前記化粧シート5の最表面にアクリル系樹脂からなる塗膜53を設けてなる。【選択図】図1

Description

本発明は、不燃性基材の上に化粧シートを貼り合せた後、熱圧成型により表面凹凸形状を施してなる不燃化粧板に関する。
浮造り調等の表面凹凸形状を施した化粧板は、光線により陰影が発生することから視覚的な意匠性に優れるうえ、物理的な凹凸による触感も楽しめることから、建築物の内装用途に広く用いられている。
近年、建築物の壁面や天井等の住宅内装等に使用される化粧板には、火災等が生じた際の安全性確保のため不燃性の要請が高まっており、浮造り調の化粧板においても不燃性の確保が求められている。浮造り調の不燃性化粧板としては、例えば、オレフィン系シートを基材とした化粧シート(特許文献1)を無機基材にラミネートした化粧板が存在している。しかし、当該不燃化粧板は、表層の化粧シートに樹脂フィルム基材が使用されていることから、高度な不燃性の確保が得られにくく、また、凹凸が浅いことから意匠性も劣るものであった。
さらには、不燃性基材の表面に金属薄膜層を設け、化粧シートを設けてから熱圧成型による凹凸形状が施された化粧板(特許文献2)も考えられているが、型押し成型時に追従性および耐熱性の問題により、化粧シートの模様が伸びたり、艶変化や型離れが悪くなるなど製造工程上の問題もあった。
特開2002−144485 特開2012−210794
本発明はこの問題点を解決するためになされたものでありすなわち本発明が課題とするところは、型押し追従性に優れ、化粧シートの伸びや艶変化などの問題の無い、熱圧成型により表面凹凸形状を施してなる不燃化粧板を提供することにある。
本発明はこの課題を解決したものであり、すなわちその請求項1記載の発明は、不燃性基材の表面に化粧シートを設け、表面側より熱圧成形による凹凸形状が施された化粧板において、前記不燃性基材と化粧シートの間にアルミ箔の両面に紙を積層したアルミ複合紙を積層してなり、前期化粧シートの基材がポリブチレンテレフタレート系樹脂からなり、前記化粧シートの最表面にアクリル系樹脂からなる塗膜を設けてなることを特徴とする不燃化粧板である。
本発明はその請求項1記載の発明により、化粧シートの基材にポリブチレンテレフタレート系の樹脂を用いることで、基材シートの薄膜化が可能となり、発熱量を抑えることで不燃性が確保できるものとなる。また薄膜化しても延伸しにくく、これにアクリル系樹脂からなる塗膜を設けても硬化収縮や熱による影響を受けにくいため、化粧シートとしての各種表面耐性を有するものとなり、型押し追従性に優れ、化粧シートの伸びや艶変化などの問題の無い、不燃化粧板を提供することが可能となる。
本発明の不燃化粧板の一実施例の断面の構造を示す説明図である。
以下、本発明を図面に基づき詳細に説明する。図1に本発明の不燃化粧板の一実施例の断面の構造を示す。不燃性基材1の上に接着剤層2を介して、紙31とアルミ箔32と紙33とからなるアルミ複合紙3を設け、その上に接着剤層4を介して、化粧シート基材51と絵柄層52と表面塗膜53とからなる化粧シート5を設けてなる。
本発明における不燃性基材1としては、無機質基材が好適に用いられる。無機質基材としては、火山性ガラス複層板又はケイ酸カルシウム板を好ましく使用できる。これら基材は難燃性が高いため良好な不燃性を有する不燃化粧板を実現しやすくなる。また、適度な柔軟性を有するため、後述する熱圧成形による凹凸形状付与に好適である。これら無機質基材の厚みは材質にもよるが、通常2〜15mmであり、発熱性や取り回し性、などの観点から2〜9mmのものが好ましい。また、これら無機質基材には、他の層との密着性を高めるために、シーラー塗布やサンダー等の表面処理が行われていても良い。
本発明における接着剤層2としては、前記不燃性基材1と後述するアルミ複合紙3との接着性を向上するものであれば得に限定するものではなく、適用可能である。具体的には酢酸ビニル系の接着剤が好適に用いられる。
本発明におけるアルミ複合紙3を設けることで凹凸加工時の基材層や化粧シート層の復元を抑制し、良好な意匠性を実現できる。本発明におけるアルミ複合紙3としては、2層の紙層間にアルミニウム箔を用いたものが好適であり、入手の容易さ、伸縮性などの加工適性などから好適に用いられる。アルミニウム箔層の厚みとしては前記性能を有する範囲として、5〜15μmであることが好ましい。
前記アルミ複合紙3は、前記無機質基材1と後述する化粧シート5との間に設けられていればよいが、無機質基材1の化粧シート5が設けられる側の他面にも積層すると、湿度や温度による基材の変形を抑制できるため、無機質基材1の両面に設けることとしても良い。また、前記無機質基材1の化粧シート5が設けられる側の他面には、反り防止を目的として、防湿紙、フィルム、金属薄膜層などを積層しても良い。
本発明における接着剤層4としては、前記アルミ複合紙3と後述する化粧シート5との接着性を向上するものであれば得に限定するものではなく、適用可能である。具体的にはウレタン系の接着剤が好適に用いられる。
本発明における化粧シート5としては、化粧シート基材51と絵柄層52と表面塗膜53とからなるものが用いられる。
化粧シート基材51としてはポリブチレンテレフタレート系の樹脂を用いる。これにより基材シートの薄膜化が可能となり、発熱量を抑えることで不燃性が確保できるものとなる。また薄膜化しても延伸しにくく、これに後述するアクリル系樹脂からなる表面塗膜53を設けても硬化収縮や熱による影響を受けにくいという作用効果を奏する。化粧シート基材51の厚みとしては50〜80μmが前記アルミ複合紙3と接着でき、絵柄層52を印刷などにより設けることが好適な範囲のものとして好ましい。
絵柄層52としては前記化粧シート基材51の表面に印刷等の方法により設けることが出来る。あるいは化粧シート基材51を着色などしたものだけとして意匠を限定したものとすれば、絵柄層52は特に設けなくても良い。
本発明における表面塗膜53としては、アクリル系の塗料からなるものが用いられる。前記化粧シート基材51としてポリブチレンテレフタレート系の樹脂を用い、アクリル系樹脂からなる塗膜を設けても硬化収縮や熱による影響を受けにくいため、化粧シートとしての各種表面耐性を有するものとなり、型押し追従性に優れ、化粧シートの伸びや艶変化などの問題の無い、不燃化粧板を提供することが可能となる。本発明における熱圧成型による凹凸形状を設ける場合、シャープで深い凹凸を得るためには100℃以上の加熱を行なう必要があるが、ウレタン系の塗料を用いた場合、90℃前後で艶変化や型離れが悪くなるといった問題がある。そのため耐熱性に優れたアクリル系の塗料が用いられる。塗膜の厚みとしては2〜15μm程度が好適である。
化粧シート基材51として厚み75μmの着色ポリブチレンテレフタレートフィルムをい、この表面に絵柄層52としてウレタン系インキを用いてグラビア印刷にて絵柄層52を設けた。その後、前記絵柄層52の表面に表面塗膜53としてアクリル系の塗料を10μm塗布し化粧シート5とした。
前記化粧シート基材51の絵柄層52と表面塗膜53を設けた面とは反対側の面にウレタン系接着剤を40g/m2塗布して接着剤層4とし、アルミ複合紙3(坪量60g/mの含浸紙31/厚み12μmのアルミ箔32/坪量60g/mの含浸紙33)を貼り合せた。
一方、不燃性基材1として大建工業製「ダイライト」を用い、この表面に酢酸ビニル系の接着剤を塗布して接着剤層2とし、前記アルミ複合紙3の化粧シート3と貼り合せた面とは反対の面を貼り合せた。
その後、前記表面塗膜53を設けた表面側から、高低差2mmの波状金型をセットした高圧プレス機にて、上下熱源から100℃で加熱を行いつつ30kg/cmの高圧で445秒圧締することで表面凹凸を有する本発明の不燃化粧板を作成した。このようにして得た不燃化粧板は波状金型の凹凸をシャープに再現した表面凹凸を再現しており、化粧シートの艶変化などは見られず、良好な仕上がりのものとなった。
本発明の不燃化粧板は建築物の壁面や天井等の住宅内装等に使用可能である。
1…不燃性基材
2…接着剤層
3…アルミ複合紙
31…紙
32…アルミ箔
33…紙
4…接着剤層
5…化粧シート
51…化粧シート基材
52…絵柄層
53…表面塗膜

Claims (1)

  1. 不燃性基材の表面に化粧シートを設け、表面側より熱圧成形による凹凸形状が施された化粧板において、前記不燃性基材と化粧シートの間にアルミ箔の両面に紙を積層したアルミ複合紙を積層してなり、前記化粧シートの基材がポリブチレンテレフタレート系樹脂からなり、前記化粧シートの最表面にアクリル系樹脂からなる塗膜を設けてなることを特徴とする不燃化粧板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019025677A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 凸版印刷株式会社 不燃化粧板、不燃化粧板の製造方法
US11407925B2 (en) 2017-04-10 2022-08-09 3M Innovative Properties Company Adhesive sheet and method of applying adhesive sheet to rough surface

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