JP2014136338A - ガラス板−樹脂板積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い機械的耐久性を有するガラス板−樹脂板積層体を提供する。
【解決手段】ガラス板−樹脂板積層体1は、樹脂板30と、第1のガラス板20と、第2のガラス板21と、第1の粘着剤層40と、第2の粘着剤層41とを備える。樹脂板30は、第1及び第2の主面30a、30bを有する。第1のガラス板20は、樹脂板30の第1の主面30aの上に配されている。第1のガラス板20の厚みは、300μm以下である。第2のガラス板21は、樹脂板30の第2の主面30bの上に配されている。第2のガラス板21の厚みは、300μm以下である。第1の粘着剤層40は、第1のガラス板21と樹脂板30とを粘着している。第2の粘着剤層41は、第2のガラス板21と樹脂板とを粘着している。第1の粘着剤層40の厚みが、相対的に薄く、第2の粘着剤層41の厚みが、相対的に厚い。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス板−樹脂板積層体に関する。
従来、携帯電話などの電子機器のディスプレイなどの保護板として、ガラス板が使用されている。例えば、特許文献1には、ガラス板をディスプレイの保護板に使用することが開示されている。しかしながら、ガラス板は樹脂板などと比べて重いという問題がある。
このような問題を解決するために、例えば、特許文献2に記載のように、ガラス板−樹脂板積層体をディスプレイなどの保護板として使用することが考えられる。
特開2006−83045号公報 特開2003−39597号公報
ガラス板−樹脂板積層体の機械的耐久性をさらに高めたいという要望が高まってきている。
本発明は、高い機械的耐久性を有するガラス板−樹脂板積層体を提供することを主な目的とする。
本発明に係る第1のガラス板−樹脂板積層体は、樹脂板と、第1のガラス板と、第2のガラス板と、第1の粘着剤層と、第2の粘着剤層とを備える。樹脂板は、第1及び第2の主面を有する。第1のガラス板は、樹脂板の第1の主面の上に配されている。第1のガラス板の厚みは、300μm以下である。第2のガラス板は、樹脂板の第2の主面の上に配されている。第2のガラス板の厚みは、300μm以下である。第1の粘着剤層は、第1のガラス板と樹脂板とを粘着している。第2の粘着剤層は、第2のガラス板と樹脂板とを粘着している。第1の粘着剤層の厚みが、相対的に薄く、第2の粘着剤層の厚みが、相対的に厚い。
なお、本発明において、「粘着剤層」とは、粘着剤を含む層である。
本発明に係る第1のガラス板−樹脂板積層体において、第1の粘着剤層の貯蔵弾性率が相対的に高く、第2の粘着剤層の貯蔵弾性率が相対的に低いことが好ましい。
本発明に係る第2のガラス板−樹脂板積層体は、樹脂板と、第1のガラス板と、第2のガラス板と、第1の粘着剤層と、第2の粘着剤層とを備える。樹脂板は、第1及び第2の主面を有する。第1のガラス板は、樹脂板の第1の主面の上に配されている。第1のガラス板の厚みは、300μm以下である。第2のガラス板は、樹脂板の第2の主面の上に配されている。第2のガラス板の厚みは、300μm以下である。第1の粘着剤層は、第1のガラス板と樹脂板とを粘着している。第2の粘着剤層は、第2のガラス板と樹脂板とを粘着している。第1の粘着剤層の貯蔵弾性率が、相対的に高く、第2の粘着剤層の貯蔵弾性率が、相対的に低い。
本発明に係る第1及び第2のガラス板−樹脂板積層体において、第1の粘着剤層の厚みは、第1のガラス板の厚みよりも薄いことが好ましい。
本発明によれば、高い機械的耐久性を有するガラス板−樹脂板積層体を提供することができる。
第1の実施形態に係るガラス板−樹脂板積層体の略図的断面図である。 第2の実施形態に係るガラス板−樹脂板積層体の略図的断面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、以下の実施形態は、単なる一例であり、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態などにおいて参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態などにおいて参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率などが異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率などは、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るガラス板−樹脂板積層体の略図的断面図である。ガラス板−樹脂板積層体1は、樹脂板30を備えている。
樹脂板30を構成する樹脂は、特に限定されない。樹脂板30を構成する樹脂としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレンメタクリル酸共重合体樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂などが挙げられる。
樹脂板30を構成する樹脂が、アクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂である場合、ガラス板−樹脂板積層体1の透明度をより高くすることができる。
樹脂板30は、第1の主面30aと第2の主面30bとを有する。樹脂板30の第1の主面30aの上には、第1のガラス板20が配されている。樹脂板30の第2の主面30bの上には、第2のガラス板21が配されている。
第1及び第2のガラス板20,21の厚みは、それぞれ、300μm以下である。第1及び第2のガラス板20,21の厚みは、それぞれ、20μm〜200μm程度であることが好ましく、50μm〜100μm程度であることがより好ましい。
第1及び第2のガラス板20,21を構成するガラスは、特に限定されない。第1及び第2のガラス板20,21は、例えば、ソーダガラスなどからなるものであってもよいが、無アルカリガラスからなることが好ましい。第1及び第2のガラス板20,21が、例えば、ソーダガラスからなる場合、第1及び第2のガラス板20,21の表面に白濁が生じることがある。ガラスは一般的に耐候性に優れるが、それでも長期間に亘って外部環境に曝された状況でガラスを使用し続けると、ガラスにアルカリ成分が含有されている場合には、ガラスの表層において陽イオンの置換が生じ、いわゆるソーダ吹きの現象が生じ、構造的に粗となるおそれがあり、ガラスフィルムの透光性が悪化するおそれがある。一方、無アルカリガラスは、このような白濁を生じにくい。よって、特にガラス板−樹脂板積層体1に高い透明性が求められる場合、第1及び第2のガラス板20,21は、それぞれ、無アルカリガラスからなることが好ましい。
なお、本発明において、無アルカリガラスとは、実質的にLi,Na,Kなどのアルカリ金属成分を含まないガラスをいい、具体的には、アルカリ金属成分の含有量が、酸化物換算で、1000ppm以下であるガラスをいう。アルカリ金属成分の含有量は、酸化物換算で、500ppm以下であることが好ましく、300ppm以下であることがより好ましい。
第1及び第2のガラス板20,21は、それぞれ、オーバーフローダウンドロー法で製造されたガラス材からなることが好ましい。これにより、厚み300μm以下のガラスを大量かつ安価に直接作製することができる。オーバーフローダウンドロー法を使用すると、直接ガラスフィルムを成形することができるため、研磨や研削、ケミカルエッチング等によってガラスフィルムの厚みの調整をする必要がない。また、オーバーフローダウンドロー法は、成形時にガラス板の両面が、成形部材と接触しない成形法であり、得られたガラス板の両面(透光面)は火づくり面となっており、研磨しなくても高い表面品位を得ることができる。これにより、ガラス板と粘着剤層との密着力を向上させることができ、より正確かつ精密に積層させることが可能となる。
第1のガラス板20と樹脂板30とは、第1の粘着剤層40によって粘着されている。第2のガラス板21と樹脂板30とは、第2の粘着剤層41によって粘着されている。
第1の粘着剤層40の厚みが相対的に薄く、第2の粘着剤層41の厚みが、相対的に厚い。すなわち、第2の粘着剤層41は、第1の粘着剤層40よりも相対的に厚みが厚い。第2の粘着剤層41の厚みは、第1の粘着剤層40の厚みの1.2倍以上程度であることが好ましく、2倍以上程度であることがより好ましく、3倍以上程度であることがさらに好ましい。
第1の粘着剤層40の厚みは、5μm〜300μm程度であることが好ましく、25μm〜250μm程度であることがより好ましく、50μm〜100μm程度であることがさらに好ましい。第2の粘着剤層41の厚みは、10μm〜500μm程度であることが好ましく、25μm〜300μm程度であることがより好ましく、50μm〜150μm程度であることがさらに好ましい。
第1の粘着剤層40の貯蔵弾性率が相対的に高く、第2の粘着剤層41の貯蔵弾性率が相対的に低いことが好ましい。すなわち、第1の粘着剤層40は、第2の粘着剤層41よりも、貯蔵弾性率が相対的に高いことが好ましい。
第1の粘着剤層40の貯蔵弾性率は、第2の粘着剤層41の貯蔵弾性率の5倍以上程度であることが好ましく、10倍以上程度であることがより好ましく、50倍以上程度であることがさらに好ましい。
第1及び第2の粘着剤層40,41を構成する粘着剤としては、例えば、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤などが挙げられる。
第1の粘着剤層40の厚みは、第1のガラス板20の厚みよりも薄いことが好ましい。第1の粘着剤層40の厚みは、第1のガラス板20の厚みの等倍未満程度であることが好ましく、0.8倍以下程度であることがより好ましく、0.5倍以下程度であることがさらに好ましい。
本発明者は、鋭意研究の結果、粘着剤層が薄い場合は、粘着剤層の厚みを大きくしていくことによりガラス板−樹脂板積層体の機械的耐久性を高めることができることを見出した。これは、粘着剤層の厚みを大きくすることによりガラス板−樹脂板積層体の柔軟性が全体として高められるためであると考えられる。しかしながら、本発明者がさらに鋭意研究した結果、粘着剤層の厚みが厚すぎると、ガラス板−樹脂板積層体が割れる前に、応力が付与される側のガラス板が破損してしまい、結果として、機械的耐久性が低くなることが見出された。即ち、粘着剤層を厚くしすぎると、ガラス板−樹脂板積層体が損傷するときの応力がかえって小さくなってしまうことが見出された。この原因は、流動性が高い粘着剤層の厚みが厚くなることによって、厚い粘着剤層の上に配されたガラス板が局所的に大きく変形しやすくなるためであると考えられる。
そこで、ガラス板−樹脂板積層体1では、第1の粘着剤層40の厚みが相対的に薄くされており、第2の粘着剤層41の厚みが相対的に厚くされている。このため、第1の粘着剤層40と第2の粘着剤層41との平均厚みが厚くされつつ、第1の粘着剤層40の厚みが相対的に薄くされている。このため、第1のガラス板20側から応力が加えられた際に、第1のガラス板20が損傷しにくく、かつ、ガラス板−樹脂板積層体1が割れにくい。即ち、第1のガラス板20側から応力が加えられた際にガラス板−樹脂板積層体1が損傷する応力の大きさを大きくすることができる。換言すれば、優れた機械的耐久性を有するガラス板−樹脂板積層体1を得ることができる。なお、ガラス板−樹脂板積層体を割れにくくする観点からは、第1及び第2の粘着剤層の両方を厚くすることが好ましい。しかしながら、この場合は、ガラス板−樹脂板積層体が割れる前に応力が加えられる側のガラス板が損傷してしまうため、結果として機械的耐久性が低くなる。
一方、応力が加えられる側のガラス板の損傷を抑制する観点からは、第1及び第2の粘着剤層の両方を薄くすることが好ましい。しかしながら、この場合は、ガラス板−樹脂板積層体の柔軟性が全体として低下し、ガラス板−樹脂板積層体が割れやすくなる。従って、ガラス板−樹脂板積層体の機械的耐久性が低くなる。
さらに、ガラス板−樹脂板積層体1では、第1の粘着剤層40の貯蔵弾性率が相対的に高く、第2の粘着剤層の貯蔵弾性率が相対的に低い。このため、第1の粘着剤層40と第2の粘着剤層41との平均貯蔵弾性率を低くしつつ、第1の粘着剤層40の貯蔵弾性率を高くすることができる。よって、ガラス板−樹脂板積層体1全体としての柔軟性がさらに高くされており、且つ、第1のガラス板20の局所的な変形がさらに効果的に抑制されている。従って、第1のガラス板20側から応力が加えられた際に、第1のガラス板20の損傷をさらに効果的に抑制できると共に、ガラス板−樹脂板積層体1の割れもさらに効果的に抑制することができる。その結果、さらに優れた機械的耐久性を実現することができる。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態に係るガラス板−樹脂板積層体の略図的断面図である。
図2に示すガラス板−樹脂板積層体2は、第1の粘着剤層40の厚みと第2の粘着剤層41の厚みとが等しい点で第1の実施形態に係るガラス板−樹脂板積層体1と異なる。第1の実施形態のその点以外の説明を、第2の実施形態にも援用するものとする。
ガラス板−樹脂板積層体2においては、第1の粘着剤層40の貯蔵弾性率が相対的に高く、第2の粘着剤層の貯蔵弾性率が相対的に低い。このため、第1の粘着剤層40と第2の粘着剤層41との平均貯蔵弾性率を低くしつつ、第1の粘着剤層40の貯蔵弾性率を高くすることができる。よって、ガラス板−樹脂板積層体1全体としての柔軟性が高くされており、且つ、第1のガラス板20の局所的な変形が抑制されている。従って、第1のガラス板20側から応力が加えられた際に、第1のガラス板20の損傷を抑制できると共に、ガラス板−樹脂板積層体1の割れも抑制することができる。その結果、優れた機械的耐久性を実現することができる。
以下、本発明について、具体的な実施例に基づいて、さらに詳細に説明する。本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。
(実施例1)
厚さ500μmのポリカーボネート樹脂(タキロン株式会社製のPCSM PS610)からなる樹脂板の上側に、厚さ50μmのアクリル系基材レス粘着シートAを粘着させ、その上に厚さ100μmの第1のガラス板(日本電気硝子株式会社製無アルカリガラス OA−10G)を粘着させた。一方、このポリカーボネート樹脂の下側には、厚さ50μmのアクリル系基材レス粘着シートAを3枚重ねて粘着させ、その上に厚さ100μmの第2のガラス板(日本電気硝子株式会社製無アルカリガラス OA−10G)を粘着させた。以上により、ガラス板−樹脂板積層体を作製した。
次に、得られたガラス板−樹脂板積層体について、三点曲げ試験により、最大たわみ量を測定した。実施例1で得られたガラス板−樹脂板積層体を20×120mm角に切断し、これを第1のガラス板が上側になるようにして、80mmの間隔を空けて置かれた平行棒の上に載せた。平行棒の間の中心、かつ、平行棒と平行な線上において、第1のガラス板の上から下向きに、ガラス板−樹脂板積層体が損傷するまで押圧した。押圧した部分の変位量を最大たわみ量とした。三点曲げ試験の結果を表1に示す。
(実施例2)
第1の粘着剤層として厚さ25μmのアクリル系基材レス粘着シートBを4枚重ねて粘着させ、第2の粘着剤層として、厚さ50μmのアクリル系基材レス粘着シートAを2枚重ねて粘着させたこと以外は、実施例1と同様にして三点曲げ試験を行い、実施例2で得られたガラス板−樹脂板積層体の最大たわみ量を測定した。結果を表1に示す。アクリル系基材レス粘着シートBの貯蔵弾性率は、25℃で9.5×10Paであり、アクリル系基材レス粘着シートAの貯蔵弾性率は、25℃で16×10Paであった。
(実施例3)
第1の粘着剤層として厚さ25μmのアクリル系基材レス粘着シートBを2枚重ねて粘着させ、第2の粘着剤層として、厚さ50μmのアクリル系基材レス粘着シートAを3枚重ねて粘着させたこと以外は、実施例1と同様にして三点曲げ試験を行い、実施例3で得られたガラス板−樹脂板積層体の最大たわみ量を測定した。結果を表1に示す。
(比較例1)
第1の粘着剤層として厚さ50μmのアクリル系基材レス粘着シートAを2枚重ねて粘着させ、第2の粘着剤層として、厚さ50μmのアクリル系基材レス粘着シートAを2枚重ねて粘着させたこと以外は、実施例1と同様にして三点曲げ試験を行い、比較例1で得られたガラス板−樹脂板積層体の最大たわみ量を測定した。結果を表1に示す。なお、比較例1では、第2のガラス板が割れる前に、第1のガラス板が割れた。
(比較例2)
第1の粘着剤層として厚さ50μmのアクリル系基材レス粘着シートAを3枚重ねて粘着させ、第2の粘着剤層として、厚さ50μmのアクリル系基材レス粘着シートAを粘着させたこと以外は、実施例1と同様にして三点曲げ試験を行い、比較例2で得られたガラス板−樹脂板積層体の最大たわみ量を測定した。結果を表1に示す。なお、比較例2では、第2のガラス板が割れる前に、第1のガラス板が割れた。
(比較例3)
第1の粘着剤層として厚さ50μmの粘着剤層アクリル系基材レス粘着シートAを2枚重ねて粘着させ、第2の粘着剤層として、厚さ25μmのアクリル系基材レス粘着シートBを4枚重ねて粘着させたこと以外は、実施例1と同様にして三点曲げ試験を行い、比較例3で得られたガラス板−樹脂板積層体の最大たわみ量を測定した。結果を表1に示す。なお、比較例3では、第2のガラス板が割れる前に、第1のガラス板が割れた。
Figure 2014136338
1,2…ガラス板−樹脂板積層体
20…第1のガラス板
21…第2のガラス板
30…樹脂板
30a…第1の主面
30b…第2の主面
40…第1の粘着剤層
41…第2の粘着剤層

Claims (4)

  1. 第1及び第2の主面を有する樹脂板と、
    前記第1の主面の上に配された、厚みが300μm以下である第1のガラス板と、
    前記第2の主面の上に配された、厚みが300μm以下である第2のガラス板と、
    前記第1のガラス板と前記樹脂板とを粘着している第1の粘着剤層と、
    前記第2のガラス板と前記樹脂板とを粘着している第2の粘着剤層と、
    を備え、
    前記第1の粘着剤層の厚みが相対的に薄く、前記第2の粘着剤層の厚みが相対的に厚い、ガラス板−樹脂板積層体。
  2. 前記第1の粘着剤層の貯蔵弾性率が相対的に高く、前記第2の粘着剤層の貯蔵弾性率が相対的に低い、請求項1に記載のガラス板−樹脂板積層体。
  3. 第1及び第2の主面を有する樹脂板と、
    前記第1の主面の上に配された、厚みが300μm以下である第1のガラス板と、
    前記第2の主面の上に配された、厚みが300μm以下である第2のガラス板と、
    前記第1のガラス板と前記樹脂板とを粘着している第1の粘着剤層と、
    前記第2のガラス板と前記樹脂板とを粘着している第2の粘着剤層と、
    を備え、
    前記第1の粘着剤層の貯蔵弾性率が相対的に高く、前記第2の粘着剤層の貯蔵弾性率が相対的に低い、ガラス板−樹脂板積層体。
  4. 前記第1の粘着剤層の厚みは、前記第1のガラス板の厚みよりも薄い、請求項1〜3のいずれか一項に記載のガラス板−樹脂板積層体。
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