JP2014135091A - キースキャン回路及びデータ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キースキャン動作時のソフトウェア処理による負担を不要としながら、電力消費
を低く抑え、キー操作に対応して高速且つ正確に操作キーを確定する。
【解決手段】キーマトリックス17dと、キーのオン状態を確定するスキャン回数及びキー
のオフ状態を確定するスキャン回数を記憶するレジスタ部17bと、記憶したキーオン及び
キーオフの各確定回数のうち大きい方を用い、キーマトリックス17dを複数回を1組とし
て連続してキースキャンし、1組のキースキャン中、記憶したキーオンスキャン回数だけ
キーオンが検出されたキーについてキーオンを確定し、キーオンを確定したキーについて
は、記憶したキーオフスキャン回数だけキーオフが検出されたキーについてキーオフを確
定するキーコントローラ部17aとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電子辞書装置や情報携帯端末等、比較的操作キー数が多い携帯型の各
種データ処理装置に好適なキースキャン回路及びデータ処理装置に関する。
キーの状態を検出するキースキャン回路として、キースキャン動作による消費電力を最
小限に抑えるために、キーが押されていない時はキースキャン動作を停止し、いずれかの
キーが、押された時、押されている間、及び離された時のそれぞれの状態毎に割込み信号
を発生させることにより、キースイッチのそれぞれの状態をCPUへ認識させ、押されて
いる間の割込み信号発生時のみキースキャン動作を行なうようにして、またキー押時スイ
ッチ部のチャタリングによるキーの誤認識を防ぐために内部にタイマを備え、押されてい
る間は、予め設定しておいたタイマの時間間隔(チャタリング時間を考慮した時間)で、
CPUに対して定期的に割込み信号を発生させることにより、CPUがソフトウェアでキ
ースキャン動作を行なうようにした技術が記載されている。(例えば、特許文献1)
特開平08−194570号公報
特許文献に記載された技術は、例えばそのキースキャン回路が電子辞書装置に組込まれ
ることを想定した場合に、装置全体の制御動作を司るCPUが、例えば入力された見出し
語のキー入力内容に対応して辞書データを検索するなど、その装置に応じたデータ処理上
の大きな負荷を実行しながら、併せてキースキャンのためのソフトウェア処理も平行して
実行する必要があるなど、実装置に装備されるCPUの負担が大きくなるという不具合が
ある。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、キース
キャン動作時のソフトウェア処理による負担を不要としながら、電力消費を低く抑え、キ
ー操作に対応して高速且つ正確に操作キーを確定することが可能なキースキャン回路及び
データ処理装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、マトリックス状に配列された複数のキーを有するキー入力部と
、上記キー入力部のキーマトリックスに対してキースキャン信号を出力して各キーのオン
またはオフの状態を検出するキースキャン手段と、キーのオン状態を確定するスキャン回
数を記憶するキーオン確定回数記憶手段と、キーのオフ状態を確定するスキャン回数を記
憶するキーオフ確定回数記憶手段と、上記キーオン確定回数記憶手段及びキーオフ確定回
数記憶手段で記憶するスキャン回数のうち大きい方のスキャン回数を用い、上記キースキ
ャン手段により上記キー入力部のキーマトリックスを複数回を1組として連続してキース
キャンさせるキースキャン制御手段と、上記キースキャン制御手段による1組のキースキ
ャン中、上記キーオン確定回数記憶手段で記憶するスキャン回数だけキーオンが検出され
たキーについてキーオンを確定するキーオン確定手段と、上記キーオン確定手段でキーオ
ンを確定したキーについて、上記キースキャン制御手段による1組のキースキャン中、上
記キーオフ確定回数記憶手段で記憶するスキャン回数だけキーオフが検出されたキーにつ
いてキーオフを確定するキーオフ確定手段と、上記キースキャン制御手段による複数回を
1組とした連続したキースキャン動作中、上記キーオン確定手段による確定処理と、上記
キーオフ確定手段による確定処理とを1組内で並列して実施し、上記キー入力部の複数の
キーのキーオン及びキーオフを確定する制御を行う複数キーオンオフ確定制御手段と、を
具備したことを特徴とする。
本発明によれば、キースキャン動作時のソフトウェア処理による負担を不要としながら
、電力消費を低く抑え、複数のキー操作に対応して高速且つ正確に複数の操作キーを確定
することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る電子辞書装置の電子回路の機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る入力部内のレジスタ部の構成を示す図。 同実施形態に係る入力部内のキーマトリックスとキー検出部の主要構成を示す図。 同実施形態に係るキー入力待ちからキー操作に伴ってキースキャンを開始するまでのKOUT−1〜KOUT−n信号線での信号波形例を示すタイミングチャート。 同実施形態に係るアンド回路の出力信号をトリガとする検出回路の動作を示すタイミングチャート。 同実施形態に係るキー入力を確定する条件の例を示すタイミングチャート。 同実施形態に係るキースキャンとキーサンプリングの各タイミングを説明するタイミングチャート。 同実施形態に係るキースキャン間のインターバル時間を説明する図。 同実施形態に係るインターバル時間の設定と変更を説明するタイミングチャート。 同実施形態に係る具体的なキースキャン動作の例を説明する図。 同実施形態に係るキーオンとキーオフの各確定動作を説明する図。 同実施形態に係る複数キーのキーオンとキーオフの各確定動作を説明する図。
本発明を、多数の操作キーを備えた携帯型のデータ処理装置の1つである電子辞書装置
に適用した場合の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、電子辞書装置10の電子回路の機能構成を示すブロック図である。
この電子辞書装置10は、各種の記憶媒体に記録されたプログラム、または伝送された
プログラムを読出して、その読出したプログラムによって動作が制御されるコンピュータ
によって構成され、その電子回路には、CPU11が備えられる。
CPU11は、記憶部(フラッシュメモリ)12内に予め記憶された装置制御プログラ
ム、あるいはROMカードなどの記憶媒体13から記憶媒体読み書き部14を介して上記
記憶部12に記憶した装置制御プログラム、あるいはインターネットN上のWebサーバ
(この場合はプログラムサーバ)20から通信制御部15を介して上記記憶部12に記憶
した装置制御プログラムに応じて、DRAMで構成される作業部16をメインメモリとし
て回路各部の動作を制御する。
上記記憶部12に記憶された装置制御プログラムは、入力部17からのユーザ操作に応
じた入力信号、あるいは通信制御部15を介して接続されるインターネットN上の各We
bサーバ20…との通信信号、あるいは記憶媒体読み書き部14を介して外部接続される
EEPROM,RAM,ROMなどのメモリ・カード(記憶媒体)13との接続通信信号
に応じて起動される。
上記CPU11には、上記記憶部12、記憶媒体読み書き部14、通信制御部15、作
業部16、及び入力部17が接続される他に、表示部18などが接続される。
記憶部12が記憶する装置制御プログラムとしては、当該電子辞書装置10の全体の動
作を司るシステムプログラムや、通信制御部15を介してインターネットN上の各Web
サーバ20…や図示しないユーザPCなどとデータ通信するための通信プログラム、辞書
データベース12a、及び各種処理プログラム12bがある。
辞書データベース12aは、複数種類の辞書コンテンツ12a1,12a2,…と、上
記各辞書コンテンツ12a1,12a2,…の名称を上記表示部18で表示するための辞
書名情報12aNとを有する。
辞書コンテンツ12a1,12a2,…としては、例えば「国語辞典」「英和辞典」「
英語類語辞典」「和英辞典」「百科事典」など、種類の異なる辞書データが予め、あるい
はダウンロードされて複数記憶される。
各辞書コンテンツ12b1,12b2,…は、それぞれの言語等に応じた所定の順番で
配列された見出し語Wと、各見出し語Wに対応付けられた当該見出し語の訳語・意味内容
・例文(用例)などを説明するための辞書情報Dを有する
辞書名情報12aNは、上記辞書コンテンツ12a1,12a2,…それぞれと全辞書
コンテンツとを表す操作ボタン用の簡略表示データであり、例えば「国語」「英和」「英
語類語」「和英」「百科」「全辞書」など所定の矩形領域に簡略化した文字列を配置した
構成をとる。
各種処理プログラム12bは、選択された辞書コンテンツでの検索文字列の入力に応じ
た見出し語検索処理と、指定の見出し語に対応した各種説明情報の読み出し表示処理、ま
た検索対象として選択された辞書コンテンツで入力した検索文字列を切替先の辞書コンテ
ンツでの検索文字列として適切に引き継ぎ入力する処理など、上記辞書データベース12
aに基づく検索処理全般を制御するためのプログラムである。
作業部16は、表示メモリ、入力文字メモリ、検索結果メモリ、及びワークメモリなど
を備える。上記表示メモリは、表示部18の表示画面に対応した表示データの記憶領域を
有し、その表示画面に表示すべきデータをビットマップのパターンデータとして記憶する
上記入力文字メモリは、上記各種処理プログラム12bに従って入力部17により入力
された文字・数字・記号などの入力データを記憶する。上記検索結果メモリは、辞書検索
処理された見出し語や説明情報を記憶する。上記ワークメモリは、上記各種処理プログラ
ム12bに従いCPU11に入出力される種々のデータを必要に応じて記憶する。
入力部17は、キーコントローラ部17a、レジスタ部17b、キー検出部17c、及
びキーマトリックス17dを備える。キーコントローラ部17aは、入力部17内でのキ
ー入力動作に関する制御を行なうハードウェア回路で構成される。
図2は、レジスタ部17bの構成例を示す図である。レジスタ部17bは、キー格納レ
ジスタ17b1、キーオンタイムレジスタ17b2、キーオフタイムレジスタ17b3、
T1レジスタ17b4、T2レジスタ17b5、T3レジスタ17b6、Sレジスタ17
b8、及びKレジスタ17b9を有する。
キー格納レジスタ17b1は、後述するキーマトリックス17dを構成する操作キー数
に応じた記憶容量を有し、キーサンプリングデータを保持する。
本実施形態では、後述するキーマトリックス17dがn行m列(n,mは共に2以上の
自然数)の操作キーを備えるものとし、n=12、m=8として計96個の操作キーを有
する場合を例にとって説明する。その場合のキー格納レジスタ17b1の記憶容量は96
ビットとなる。
キーオンタイムレジスタ17b2は、キーがオンされたと判断するためのキースキャン
回数を記憶する。キーオフタイムレジスタ17b3は、キーがオフされたと判断するため
のキースキャン回数を記憶する。
T1レジスタ17b4、T2レジスタ17b5、及びT3レジスタ17b6は、スキャ
ンタイミングの待機時間を設定して記憶する。
Sレジスタ17b8は、1回のスキャンでキー確定する場合の1組のキースキャン間の
インターバル時間t1を設定して保持する。このSレジスタ17b8の値は、またソフト
ウェア命令により瞬時に書き換えることができる。例えばキーオン確定後のキーオフ待ち
状態でソフトウェア命令により、インターバル時間t1より長い時間であるインターバル
時間t2に書き換えて使用することができる。
Kレジスタ17b9は、複数回のスキャンでキー確定する場合の1組のキースキャン間
のインターバル時間t3を設定して保持する。このKレジスタ17b9の値は、またソフ
トウェア命令により瞬時に書き換えることができる。例えばキーオン確定後のキーオフ待
ち状態でソフトウェア命令により、インターバル時間t3より長い時間であるインターバ
ル時間t4に書き換えて使用することができる。
図3は、上記キーマトリックス17dとキー検出部17cとの構成例を示す。キーマト
リックス17dは、多数の操作キーがn行m列(n,mは共に2以上の自然数)のマトリ
ックス状に配列されて構成される。
この電子辞書装置10では、キーマトリックス17dが例えば機能キー、文字キー、認
識キー、カーソルキー(上下左右移動キー)、決定キーなど、電子辞書検索に必要な各種
の操作キーを備えるものとする。
具体的な構成としては同図3に示すように、共にキーコントローラ部17aに接続され
た、KOUT−1〜KOUT−n信号線とKIN−1〜KIN−m信号線とのn行m列の
各交差部を接続するように、常開接点式のキースイッチksw,ksw,…が配置される
。各KIN−1〜KIN−m信号線にはそれぞれ抵抗rを介してキーサンプリング電圧V
ksが印加される。
一方のキー検出部17cは、アンド回路17c1と検出回路17c2を有する。アンド
回路17c1は、負論理動作により、KIN−1〜KIN−m信号線を分岐入力とし、そ
の出力が検出回路17c2に送られる。
検出回路17c2は、アンド回路17c1の論理出力レベルに応じてキーマトリックス
17dを構成するいずれかの操作キーが押圧操作されたことを示す検出信号をキーコント
ローラ部17aに出力する。
上記表示部18は、上記辞書検索処理の過程において、入力された見出し語の文字列、
辞書名の一覧、当該見出し語に対応して検索した辞書情報などを表示する。
次に上記実施形態の主としてキーサンプリングに関する動作について説明する。
図4は、キー入力待ちからキー操作に伴ってキースキャンを開始するまでのKOUT−
1〜KOUT−n信号線での信号波形例を示すタイミングチャートである。
図4(A)の信号波形乃至図4(D)の信号波形に示すように、電子辞書装置10の電
源が投入されているキー入力待ち状態では、キーコントローラ部17aからKOUT−1
〜KOUT−n信号線に入力される信号レベルが全て“L”レベルとし、KIN−1〜I
N−n信号線側がプルアップされている。
図中にタイミングP11で示すように少なくとも1つ以上のキーが押圧操作されると、
当該キーのキースイッチkswを介してマトリックス上のKOUT信号線とKIN信号線
とが導通し、当該KIN信号線が“L”レベルとなる。
したがって、それまでKIN−1〜IN−n信号線すべてがプルアップにより“H”レ
ベルであったキー検出部17cのアンド回路17c1の論理出力が上記キー操作に応じて
“L”レベルとなる。
図5は、このアンド回路17c1の出力信号をトリガとする検出回路17c2の動作を
示すタイミングチャートである。
図5の信号波形(A)に示すように、この検出回路17c2には、キーコントローラ部
17aから図示しない動作クロックCLKが入力されている。
したがって、図5の信号波形(B)に示すように上記アンド回路17c1の出力信号が
“L”レベルに変位した場合、上記動作クロックCLKの特定タイミング、例えば立上り
時P21に同期してそれを検出する。
検出回路17c2では、この上記アンド回路17c1の出力信号が“L”レベルである
状態が予め規定した時間以上維持されるか否かを、上記動作クロックCLKの例えば立上
りタイミングを所定数カウントすることで判断する。
そして、アンド回路17c1の出力信号が規定時間以上“L”レベルである状態が継続
した判断すると、その時点P22で図5の信号波形(C)に示すようにキーコントローラ
部17aに対してキースキャンを開始させるための検出信号KINTのレベルをそれまで
の“H”レベルから“L”レベルとして出力する。
このように、キー入力がない待機状態では、キーマトリックス17dのキースキャンを
行なう必要がないため、携帯機器である電子辞書装置10で、電源として容量が限られて
いる電池の無駄な消費を抑えることができる。
次に図6を用いてキー入力の確定条件の概念を説明する。
図6の信号波形(A)は、上記キーマトリックス17dを構成する任意のキースイッチ
kswでの押圧操作状態を例示する。図中、“L”レベルがキーオフ、“H”レベルがキ
ーオン、“H”レベルと“L”レベルとを短時間のうちの繰返すパルス波形状部分がチャ
タリングを起こしている状態を示す。
すなわちこの図6の信号波形(A)では、本来は1回のキー押圧操作に対し、その前端
部、中間部、及び後端部の計3箇所で、図中に「前チャタ」「中チャタ」「後チャタ」と
記したチャタリングを発生している状態を示す。
ここで本実施形態では、キー確定の条件として、
(i) キーオンの時間がB[m秒]以上継続すること、及び
(ii)キーオン後のキーオフの時間がA[m秒](A<B)未満に対してキーオフと判断し
ないこと
の2つの条件を設定する。
すなわち、B[m秒]以上キーオン状態が続いた時点でキー入力を確定し、確定後はA
[m秒]以上のキーオフが検出されない限り、ノイズ等の混入に対してもキーオフとみな
さない。
このような条件設定により、本実施形態では図6の信号波形(B)に示すような、「中
チャタ」に惑わされずに1回のキー入力を確定することができる。
因みに、参考例として上記(ii)の条件を設定しない場合には、図6の信号波形(C
)に示すように上記「中チャタ」により一旦キー入力が途絶えたものと判断することとな
り、2回のキー入力があったものと誤認する結果となる。
なお、上記判断基準となる時間B[m秒]、A[m秒]は、実際には時間値として設定
するのではなく、キースキャンのスキャン回数によって定義、設定される。それらの数値
は、上記図2のキーオンタイムレジスタ17b2、及びキーオフタイムレジスタ17b3
に設定されて記憶される。
上記図6で示したキー入力の確定処理の概念を実現する具体的な動作について説明する

図7は、キー入力の確定後に実施するキースキャンの各タイミングを設定するタイミン
グチャートである。ここでは、時間値T1〜T3を設定する。
時間値T1は、KOUT−j(1≦j<n,jは自然数)信号線を“L”レベルでアク
ティブ状態にしてからKIN−1〜KIN−mの各信号線をサンプリングしてキーデータ
を取込むまでの時間である。
時間値T2は、キーデータを取込んでから当該をKOUT−j信号線を“H”レベルの
非アクティブ状態にするまでの時間である。
時間値T3は、KOUT−j信号線を“H”レベルの非アクティブ状態にしてから、次
のKOUT−(j+1)信号線を“L”レベルでアクティブ状態にするまでの時間である。
これら時間値T1〜T3は、上記図2で示したレジスタ部17bのT1レジスタ17b
4、T2レジスタ17b5、及びT3レジスタ17b6に設定して記憶する。
図8は、1組分のキースキャンが終了してから次の1組分のキースキャンを開始するま
でのスキャン間のインターバル時間t1の概念を示す図である。このインターバル時間t
1は、上記図2で示したレジスタ部17bのSレジスタ17b8に設定して記憶する。
また、キーオン状態が確定した後に、上記インターバル時間t1に代えてキーオフを検
知する状態ではインターバル時間t2を用いる。このインターバル時間t2は、Kレジス
タ17b9に設定して記憶する。
次に図9によりインターバル時間の設定について説明する。
図9(A)は、1回のキースキャンでキー確定する場合の、1組内のキースキャン間の
インターバル時間t1,t2の設定例を示す。
この図9(A)では、キーマトリックス17d中の、KOUT−j(1≦j≦n,jは
自然数)信号線とKIN−i(1≦i≦n,iは自然数)信号線の交点座標[j,i]で
表されるキースイッチkswが押圧操作によりオンとされた際の、キースキャン間インタ
ーバル時間の設定とその変更の過程を例示している。
ここでは、当初に設定しているインターバル時間t1でキースキャンを実行する過程で
、キー[j,i]がオンとなっていることを3回連続してサンプリングしたことで当該キ
ーが操作されたことを確定し、このキーオン確定状態において、ソフトウェア命令により
Kレジスタ17b9の値を、インターバル時間t1より大きなインターバル時間t2に変
更するように設定する。
したがって、続く4回目のキースキャン実行後のタイミングt32から、インターバル
時間t1に代わって、キーオフを検出するためのインターバル時間t1より大きなインタ
ーバル時間t2が設定され、キースキャンの時間間隔が延長されている。
このように、キーを確定するまではインターバル時間を短めに設定して迅速な確定処理
を実行することで、電子辞書装置10のメイン処理である辞書検索等を遅滞なく実行させ
ることができる。
一方で、一度確定したキーのオフを検出する際には、インターバル時間を長めに設定し
て無駄な電力消費を避け、容量に制限がある電池の寿命を長くすることができる。
図9(B)は、複数回のキースキャンでキー確定する場合の、1組(複数回)分のキー
スキャンが終了してから次の組分のキースキャンを開始するまでのインターバル時間t3
,t4の設定例を示す。
この図9(B)では、キーマトリックス17d中の、KOUT−j(1≦j≦n,jは
自然数)信号線とKIN−i(1≦i≦n,iは自然数)信号線の交点座標[j,i]で
表されるキースイッチkswが押圧操作によりオンとされた際の、キースキャン間インタ
ーバル時間の設定とその変更の過程を例示している。
ここでは、当初に設定しているインターバル時間t3でキースキャンを実行する過程で
、キー[j,i]がオンとなっている1組目のサンプリング終了時に当該キーが操作され
たことを確定し、このキーオン確定状態において、ソフトウェア命令により、Kレジスタ
17b9の値を、インターバル時間t3より大きなインターバル時間t4に変更するよう
に設定する。
したがって、続く3組目のキースキャン実行後のタイミングt42から、インターバル
時間t3に代わって、キーオフを検出するための、インターバル時間t3より大きなイン
ターバル時間t4が設定され、キースキャンの時間間隔が延長されている。
このインターバル時間t4への変更設定後、チャタリングを生じているものの、2組分
のキースキャンによりキーオフが確定されている。
このように、上記図9(A)の場合と同じく、キーを確定するまではインターバル時間
を短めに設定して迅速な確定処理を実行することで、電子辞書装置10のメイン処理であ
る辞書検索等を遅滞なく実行させることができる。
一方で、一度確定したキーのオフを検出する際には、インターバル時間を長めに設定し
て無駄な電力消費を避け、容量に制限がある電池の寿命を長くすることができる。
次に図10により具体的なキースキャン動作の例を説明する。
図10(A)は、キーマトリックス17dのキー[2,2]がオンとなる場合の、当該
キーの操作状態(“L”レベルがアクティブ)と、KOUT−1〜KOUT−11信号線
の各スキャンタイミングとを示している。
ここでは、例えば5[m秒]以上のキー入力があれば、キー入力と確定するものとする

上記図7でも説明した、レジスタ部17bのT1レジスタ17b4に記憶される時間値
T1、T2レジスタ17b5に記憶される時間値T2、T3レジスタ17b6に記憶され
る時間値T3がいずれも揃って62.5[μ秒]である場合、1回のKOUT−j信号線
当たりのスキャンに要する時間は2.25[m秒]となる。
レジスタ部17bのKレジスタ17b9に設定されるキースキャン間のインターバル時
間t3を250[μ秒]とすると、1回目のキースキャンを開始してから、2回目のキー
スキャンが開始されるまでの1周期は2.5[m秒]となる。なお、この実施形態では、
Kレジスタ17b9の値のインターバル時間t3は、キーオン確定後のキーオフ待ち状態
でも変更されない(t3=t4=250[μ秒])ものとする。
レジスタ部17bのキーオンタイムレジスタ17b2の記憶する値が「3」であり、連
続して3回のキースキャンでキー入力を確定するものとした場合、1回のキースキャン周
期が2.5[m秒]であるから、2回のスキャンで5.0[m秒]、3回のスキャンで7
.5[m秒]となり、上記「5[m秒]以上のキー入力を確定」とする設定が実現可能と
なる。
ここで、図10(B)のキーマトリックス17dに示すように、上述したキー[2,2
]がオンとなると共に、同一のKIN−2信号線上の隣接する交点にあるキー[1,2]
が、ノイズ等により一時的、但し5[m秒]未満でオンとなったものとする。
図10(A)中に示す如く、
1回目キースキャン:キー[2,2]のみがオン、その他のキーが全てオフ、
2回目キースキャン:キー[1,2][2,2]がオン、その他のキーが全てオフ、
3回目キースキャン:キー[2,2]のみがオン、その他のキーが全てオフ、
となり、1組のキースキャンが終了した時点で、3回連続してキーオンが確認された、換
言すれば5.0[m秒]以上のキー入力があったキー[2,2]のみをキー入力があった
ものとして確定する。
キーオンを確定した後は、キーオフの検出動作に移行する。
上述した如くキーオフのサンプリング回数は、レジスタ部17bのキーオフタイムレジ
スタ17b3に設定して記憶する。
そのサンプリング動作時には、同時に他の機能オンがある可能性があるため、他のキー
に関してはキーオンタイムレジスタ17b2に記憶したサンプリング回数の条件を用いて
キーオンがあるかどうかを監視しておく必要がある。
そのため、上記図10で説明した如く、1組のキースキャンはキーオンタイムレジスタ
17b2に記憶させた回数とキーオフタイムレジスタ17b3に記憶させた回数のいずれ
か多い方の回数を用いて1組分のキースキャンを実行し、そのうちキーオンタイムレジス
タ17b2で記憶した回数連続してキーオンがあれば当該キーのキーオンを確定し、キー
オンを確定しているキーに対しては、キーオフタイムレジスタ17b3に記憶した回数連
続でキーオフの状態が検出されれば、あらためてキーオフを確定する。
図11は、キーオンとキーオフの各確定動作について別の観点から説明する図である。
同図では、キーマトリックス17dのキー[j,i]に対するチャタリング及びノイズ
の除去処理をキーコントローラ部17aが実行するものとし、レジスタ部17bのキーオ
ンタイムレジスタ17b2に例えばスキャン回数「3」、キーオフタイムレジスタ17b
3に例えばスキャン回数「4」を設定して記憶させている。
なお、この例では、Kレジスタに初期状態としてインターバル時間t3(例えば250
[μ秒])が設定されているものとし、キーオンが確定しキーオフ待ち状態が検知される
と、ソフトウェア命令により、インターバル時間t3より長い時間であるインターバル時
間t4に書き換えてKレジスタ17b9に変更して設定されるものとする。
図11(I)で示す1組(3回)のキースキャン動作では、最初の1回で当該キーがオ
ンしたことにより上記図3でも示したキー検出部17cからの入力をトリガとしてキース
キャンを開始する。しかし、続く2回のキースキャンによりいずれもキー入力がなく、当
該キーは押されていないものと判断する。
続く図11(II)では、前回のキースキャン停止後、再びキー入力が検出されて1組
分のキースキャンを開始するが、3回中2回のキーオンが検出され、キーオンタイムレジ
スタ17b2で記憶する既定のキーオン回数に達していないため、当該キーは押されてい
ないものと判断する。
図11(III)では、前回のキースキャン停止後、再びキー入力が検出されて1組分
のキースキャンを開始する。1組中で3回ともキーオンが検出され、当該キーが押されて
いるものと判断して当該キーのキーオンを確定する。
これにより、キーオン検出からキーオフを待機するキーオン確定状態に移行する。この
キーオフ待ち状態が検知されると、ソフトウェア命令により、インターバル時間t3より
長い時間であるインターバル時間t4に書き換えてKレジスタ17b9に変更して設定さ
れる。
図11(IV)では、キーオフ待ち状態での1組(4回)のキースキャンによりいずれ
もキーオンのままであり、キーオフタイムレジスタ17b3に記憶する既定のキーオフ回
数に達していないために、キーが離されていないと判断する。
その時間t4後、図11(V)では、1組分のキースキャンを実行し、4回中2回のみ
当該キーが離されていることを確認する。したがって、キーオフタイムレジスタ17b3
に記憶する既定のキーオフ回数に達していないために、キーが離されていないと判断する
さらにその時間t4後、図11(VI)では、1組分のキースキャンを実行し、4回中
4回とも当該キーが離されていることを確認する。したがって、キーオフタイムレジスタ
17b3に記憶する既定のキーオフ回数に達しており、当該キーが確実に離されたものと
して、当該キーのキーオフを確定する。
次に図12により、複数のキーに対するキーオンとキーオフの各確定動作についても説
明する。
同図では、キーマトリックス17d中のキー[j,i]と、キー[p,o](1≦p≦
n,pは自然数、1≦o≦m,oは自然数、[j,i]≠[p,o])に対するチャタリ
ング及びノイズの除去処理をキーコントローラ部17aが実行するものとし、レジスタ部
17bのキーオンタイムレジスタ17b2に例えばスキャン回数「3」、キーオフタイム
レジスタ17b3に例えばスキャン回数「4」を設定して記憶させている。
なお、この例では、Kレジスタに初期状態としてインターバル時間t3(例えば250
[μ秒])が設定されているものとし、キーオンが確定しキーオフ待ち状態が検知される
と、ソフトウェア命令により、インターバル時間t3より長い時間であるインターバル時
間t4に書き換えてKレジスタ17b9に変更して設定されるものとする。
ここでは、複数のキーに対するオン/オフの確定を同時に行なうに当たって、レジスタ
部17bのキーオンタイムレジスタ17b2に記憶されたキースキャン回数とキーオフタ
イムレジスタ17b3に記憶されたキースキャン回数のうち、大きい方のキースキャン回
数を用いて、1組のキースキャン回数を設定することで、キーオンとキーオフの双方の監
視を可能としている。
図12(I)で示す1組(4回)のキースキャン動作では、最初の1回でいずれかのキ
ー、例えば当該キー[j,i]がオンしたことにより上記図3でも示したキー検出部17
cからの入力をトリガとしてキースキャンを開始する。1組分、全4回回のキースキャン
により、キーオンタイムレジスタ17b2で記憶する既定のキーオン回数に達していない
ため、いずれのキーも押されていないものと判断する。
続く図12(II)では、前回のキースキャン停止後、再びキー[j,i]でのキー入
力が検出されて1組分のキースキャンを開始するが、前回同様にキーオンタイムレジスタ
17b2で記憶する既定のキーオン回数に達していないため、いずれのキーも押されてい
ないものと判断する。
図12(III)では、前回のキースキャン停止後、同様にキー[j,i]でのキー入
力が検出されて1組分のキースキャンを開始する。1組中で最初の3回ともキー[j,i
]側でのキーオンが検出された時点で、キー[j,i]が押されているものと判断してキ
ーオンを確定する。
これにより、キー[j,i]に関してはキーオン検出からキーオフを待機する状態に移
行する。
その時間t3後、図12(IV)では、同様にキー[j,i]とキー[p,o]でのキ
ー入力が検出されて1組分のキースキャンを開始する。1組中で最初の3回ともキー[p
,o]側でのキーオンが検出された時点で、キー[p,o]も押されているものと判断し
てキーオンを確定する。
これにより、キー[j,i]とキー[p,o]の双方がキーオフ待ちの状態に移行する
。すべてのキーオフ待ち状態が検知されると、ソフトウェア命令により、インターバル時
間t3より長い時間であるインターバル時間t4に書き換えてKレジスタ17b9に変更
して設定される。
その時間t4後、図12(V)では、キーオフ待ち状態での1組(4回)のキースキャ
ンによりキー[j,i]とキー[p,o]がいずれもキーオンのままであり、キーオフタ
イムレジスタ17b3に記憶する既定のキーオフ回数に達していないために、キーが離さ
れていないと判断する。
同様に、その時間t4後の図12(VI)でも、キーオフ待ち状態での1組(4回)の
キースキャンによりキー[j,i]とキー[p,o]がいずれもキーオフの回数がキーオ
フタイムレジスタ17b3に記憶する既定のキーオフ回数に達していないために、キーが
離されていないと判断する。
その時間t4後、図12(VII)では、1組(4回)のキースキャンを実行し、キー
[p,o]側では4回中4回とも当該キーが離されていることを確認する。したがって、
キーオフタイムレジスタ17b3に記憶する既定のキーオフ回数に達しており、キー[p
,o]が確実に離されたものとして、当該キーのキーオフを確定する。
この時点でまだキー[j,i]はキーオフ待ちの状態であるため、さらに時間t4後、
図12(VIII)で1組(4回)のキースキャンを実行する。このキースキャンにより
残る一方のキー[j,i]側でも4回中4回当該キーが離されていることを確認する。し
たがって、キーオフタイムレジスタ17b3に記憶する既定のキーオフ回数に達しており
、キー[j,i]が確実に離されたものとして、当該キーのキーオフを確定する。
このように、複数のキーに対するキーオンとキーオフの各確定動作においても、レジス
タ部17bのキーオンタイムレジスタ17b2に記憶されたキースキャン回数とキーオフ
タイムレジスタ17b3に記憶されたキースキャン回数のうち、大きい方のキースキャン
回数を用いて、1組のキースキャン回数を設定することで、キーオンとキーオフの双方の
監視が可能となる。
以上詳述した如く本実施形態によれば、オフ状態のキーに対してオン状態を確定するた
めのスキャン回数と、オン状態のキーに対してオフ状態を確定するためのスキャン回数を
それぞれ記憶し、大きい方のスキャン回数を用いてスキャンするようにしたので、キーオ
ンの確定とキーオフの確定とを、適切なスキャン回数にて確定することができる。これに
よりキースキャン動作時のソフトウェア処理による負担を不要としながら、電力消費を低
く抑え、キー操作に対応して高速且つ正確に操作キーを確定することが可能となる。
また上記実施形態では、上記図12でも説明した如く1組のキースキャン動作中に複数
のキーのオン及びオフを並列して確定することができ、特に機能キーと文字キー等を組み
合わせて使用する場合などにも対処できる。
さらに上記実施形態では、レジスタ部17bのT1レジスタ17b4、T2レジスタ1
7b5、及びT3レジスタ17b6と図7でも説明した如く、キースキャンのタイミング
を規定する時間値を記憶するものとしたので、例えばこの種の入力部17を用いる装置の
用途やキーマトリックス17dの各キースイッチksw,ksw,…を構成するゴム等の
弾性体の材質(弾性係数)などに応じて上記時間値を適宜設定することにより、キー入力
速度とキー入力に係る電力消費量とを適正化することができる。
同様に上記実施形態では、レジスタ部17bのSレジスタ17b8、Kレジスタ17b
9と図8〜図10でも説明した如く、1回のキースキャンを終えてから次の回のキースキ
ャンを始めるまでの第1のインターバル時間t1(Sレジスタ17b8)、及び1組(複
数回)のキースキャンを終えてから次の組のキースキャンを始めるまでの第2のインター
バル時間t3(Kレジスタ17b9)をそれぞれ記憶するものとしたので、やはりこの種
の入力部17を用いる装置の用途やキーマトリックス17dの各キースイッチksw,k
sw,…を構成するゴム等の弾性体の材質(弾性係数)などに応じて上記インターバル時
間を適宜設定することにより、キー入力速度とキー入力に係る電力消費量とを適正化する
ことができる。
加えて上記実施形態では、上記レジスタ部17bのSレジスタ17b8の変更設定値t
2、Kレジスタ17b9の変更設定値t4と、図9、図11でも説明した如く、上記第1
のインターバル時間t1に対してt2、第2のインターバル時間t3に対してt4と、キ
ーオン確定の前後で時間を変更設定して切り替えるものとした。
これにより、キーを確定するまではインターバル時間を短めに設定して迅速な確定処理
を実行することで、キー入力に対応したデータ処理を遅滞なく実行させることができる。
一方で、一度確定したキーのオフを検出する際には、インターバル時間を長めに設定し
て無駄な電力消費を避け、容量に制限がある電池の寿命を長くすることができる。
なお、上記実施形態は電子辞書装置10に適用した場合について説明したものであるが
、本発明はこれに限ることなく、マトリックス状に配列されたキー入力部を備える携帯型
のデータ処理装置、例えば携帯電話端末やPDA(Personal Digital
Assistants:個人向け情報携帯端末)、モバイルタイプのパーソナルコンピュ
ータなどでも同様に実施可能である。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨
を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行さ
れる機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段
階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が
抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除さ
れても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出さ
れ得る。
10…電子辞書装置、11…CPU、12…記憶部、13…記憶媒体、14…記憶媒体
読み書き部、15…通信制御部、16…作業部、17…入力部、17a…キーコントロー
ラ部、17b…レジスタ部、17b1…キー格納レジスタ、17b2…キーオンタイムレ
ジスタ、17b3…キーオフタイムレジスタ、17b4…T1レジスタ、17b5…T2
レジスタ、17b6…T3レジスタ、17b8…Sレジスタ、17b9…Kレジスタ、1
7c…キー検出部、17c1…アンド回路、17c2…検出回路、17d…キーマトリッ
クス、18…表示部、N…インターネット。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、複数のキー操作に対応して高速且つ正確に操作キーを確定することが可能なキースキャン回路及びデータ処理装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、数のキーを有するキー入力部と、上記キー入力部の複数のキーに対してキースキャン信号を出力して各キーのオンまたはオフの状態を検出するキースキャン手段と、キーのオン状態を確定するオン確定スキャン回数及びキーのオフ状態を確定するオフ確定スキャン回数のうち大きい方のスキャン回数で1組のキースキャンさせるキースキャン制御手段と、上記キースキャン制御手段による1組のキースキャン中、上記オン確定スキャン回数だけキーオンが検出されたキーについてキーオンを確定するキーオン確定手段と、上記キーオン確定手段でキーオンを確定したキーについて、上記キースキャン制御手段による1組のキースキャン中、上記オフ確定スキャン回数だけキーオフが検出されたキーについてキーオフを確定するキーオフ確定手段と、上記キースキャン制御手段により上記オン確定スキャン回数及び上記オフ確定スキャン回数のうち大きい方のスキャン回数で上記複数のキーに対して1組のキースキャンを行う間に、上記キーオン確定手段の上記キーオンの確定及び上記キーオフ確定手段の上記キーオフの確定が併せて行われるように、上記キーオン確定手段及び上記キーオフ確定手段を制御する複数キーオンオフ確定制御手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、複数のキー操作に対応して高速且つ正確に操作キーを確定することが可能となる。

Claims (3)

  1. マトリックス状に配列された複数のキーを有するキー入力部と、
    上記キー入力部のキーマトリックスに対してキースキャン信号を出力して各キーのオン
    またはオフの状態を検出するキースキャン手段と、
    キーのオン状態を確定するスキャン回数を記憶するキーオン確定回数記憶手段と、
    キーのオフ状態を確定するスキャン回数を記憶するキーオフ確定回数記憶手段と、
    上記キーオン確定回数記憶手段及びキーオフ確定回数記憶手段で記憶するスキャン回数
    のうち大きい方のスキャン回数を用い、上記キースキャン手段により上記キー入力部のキ
    ーマトリックスを複数回を1組として連続してキースキャンさせるキースキャン制御手段
    と、
    上記キースキャン制御手段による1組のキースキャン中、上記キーオン確定回数記憶手
    段で記憶するスキャン回数だけキーオンが検出されたキーについてキーオンを確定するキ
    ーオン確定手段と、
    上記キーオン確定手段でキーオンを確定したキーについて、上記キースキャン制御手段
    による1組のキースキャン中、上記キーオフ確定回数記憶手段で記憶するスキャン回数だ
    けキーオフが検出されたキーについてキーオフを確定するキーオフ確定手段と、
    上記キースキャン制御手段による複数回を1組とした連続したキースキャン動作中、上
    記キーオン確定手段による確定処理と、上記キーオフ確定手段による確定処理とを1組内
    で並列して実施し、上記キー入力部の複数のキーのキーオン及びキーオフを確定する制御
    を行う複数キーオンオフ確定制御手段と、
    を備えることを特徴とするキースキャン回路。
  2. 上記キースキャン制御手段による1組のキースキャンと次の組のキースキャン間のイン
    ターバル時間について、上記キーオン確定手段によるキーオン確定前のインターバル時間
    よりも、上記キーオン確定手段によるキーオン確定後のインターバル時間を長くするよう
    に制御するキーオン確定後インターバル時間制御手段を備えることを特徴とする請求項1
    記載のキースキャン回路。
  3. マトリックス状に配列された複数のキーを有するキー入力部と、
    上記キー入力部のキーマトリックスに対してキースキャン信号を出力して各キーのオン
    またはオフの状態を検出するキースキャン手段と、
    キーのオン状態を確定するスキャン回数を記憶するキーオン確定回数記憶手段と、
    キーのオフ状態を確定するスキャン回数を記憶するキーオフ確定回数記憶手段と、
    上記キーオン確定回数記憶手段及びキーオフ確定回数記憶手段で記憶するスキャン回数
    のうち大きい方のスキャン回数を用い、上記キースキャン手段により上記キー入力部のキ
    ーマトリックスを複数回を1組として連続してキースキャンさせるキースキャン制御手段
    と、
    上記キースキャン制御手段による1組のキースキャン中、上記キーオン確定回数記憶手
    段で記憶するスキャン回数だけキーオンが検出されたキーについてキーオンを確定するキ
    ーオン確定手段と、
    上記キーオン確定手段でキーオンを確定したキーについて、上記キースキャン制御手段に
    よる1組のキースキャン中、上記キーオフ確定回数記憶手段で記憶するスキャン回数だけ
    キーオフが検出されたキーについてキーオフを確定するキーオフ確定手段と、
    上記キーオン確定手段で確定したキーの入力に応じたデータ処理を実行するデータ処理
    手段と、
    上記データ処理手段でのデータ処理結果を出力する出力手段と、
    を具備し、
    さらに、上記キースキャン制御手段による複数回を1組とした連続したキースキャン動
    作中、上記キーオン確定手段による確定処理と、上記キーオフ確定手段による確定処理と
    を1組内で並列して実施し、上記キー入力部の複数のキーのキーオン及びキーオフを確定
    する制御を行う複数キーオンオフ確定制御手段を備えたことを特徴とするデータ処理装置
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