JPH07334285A - キースキャン制御装置、及びキースキャン制御システム - Google Patents

キースキャン制御装置、及びキースキャン制御システム

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JPH07334285A
JPH07334285A JP6154222A JP15422294A JPH07334285A JP H07334285 A JPH07334285 A JP H07334285A JP 6154222 A JP6154222 A JP 6154222A JP 15422294 A JP15422294 A JP 15422294A JP H07334285 A JPH07334285 A JP H07334285A
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JP
Japan
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key
scan
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cycle
data
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Withdrawn
Application number
JP6154222A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Tani
邦彦 谷
Yoshikazu Yokota
善和 横田
Kazuhisa Higuchi
和久 樋口
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キースキャンによって逐次取得した情報の誤
りを外部で容易に判定可能にする 【構成】 ストローブ信号KST0〜KST4の変化に
同期してキースイッチSW1〜SW25からキー操作情
報を取込むキースキャンレジスタ回路20と、上記スト
ローブ信号の所定周期毎に計数動作を行うスキャン周期
カウンタ40と、キースキャンレジスタ回路が保持する
キー操作情報とスキャン周期カウンタの計数値をマイク
ロコンピュータ4に出力するCPUインタフェース4と
を備え、マイクロコンピュータは、複数回に亘り読み込
んだ計数値の差が一定以上で且つキー操作情報が一致で
ある場合に当該一致に係るキースイッチが押下されたと
判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキーの操作情報をストロ
ーブ信号に同期してサンプリングする形式のキースキャ
ン制御装置さらにはそれを適用したキースキャン制御シ
ステムに係り、例えば各種電子機器の操作部に適用して
有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討したキーマトリクス回路
は例えば図13の(A)に示されるように、XY方向に
マトリクス配置された複数個のキースイッチA〜Yを備
え、夫々のキースイッチの一方の電極がX方向毎に各別
の走査電極に共通接続されると共に、夫々のキースイッ
チの他方の電極がY方向毎に各別の信号電極に共通接続
され、各走査電極に与えられるキーストローブ信号KS
T0〜KST4が順次異なるタイミングで且つサイクリ
ックに変化されるときその立上がり変化毎に同期して、
走査電極を共有する複数個のキースイッチから当該スイ
ッチの操作の有無に応じたキー操作情報が信号電極に出
力される。キースイッチが押下されれば対応する操作電
極と信号電極が導通され、押下されなければ非導通を維
持する。キースキャン制御は、図13の(B)に示され
るようなキーストローブ信号KST0〜KST4をキー
マトリクス回路に供給し、これに同期して信号電極に与
えられるキー操作情報を1行単位でキースキャンレジス
タ回路に貯えて行く動作をサイクリックに繰り返す。貯
えられたキー操作情報はデータプロセッサからの指示に
従ってCPUインタフェースが外部に読出す。キースト
ローブ信号KST0〜KST4によるキースキャン周期
はmsecのオーダであり、CPUインタフェースによ
る読出し周期はμsecのオーダとされる。
【0003】一般的にキースイッチが操作されるとチャ
タリングなどによるノイズが発生することがある。ノイ
ズの程度によっては誤ったキー操作情報がキースキャン
レジスタ回路に取込まれる場合がある。これに対処する
ためには、キー操作情報の読出しを2度以上行って相互
に一致する場合にだけ正常なキー操作情報として採用す
るようにできる。但し、その場合に2度以上読出すキー
操作情報は相互に異なるキースキャン周期のものでなけ
ればならない。尚、キー入力用回路について記載された
文献の例としては特開昭52−58423号公報があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キース
キャンのためのキーストローブ信号はデータプロセッサ
とは非同期信号とされるため、換言すれば、キースキャ
ン制御のための装置は自走的にキーストローブ信号を発
生するため、データプロセッサは2度以上読み込んだキ
ー操作情報が相互に異なるキースキャン周期のものであ
るかを容易に判定し難い。これに対処するには、図14
及び図15に示されるように、あるキー操作情報を読み
込んだ後、キースキャン周期を考慮してそれよりも長い
一定の期間ウェートを挿入し、その期間の経過を待って
次の読み込みを行うようにすればよいが、これをデータ
プロセッサのソフトウェアで実現する場合にはウェート
期間中データプロセッサは他の仕事をしていてもよい
が、確実に、異なるスキャン周期のデータを読み込める
ウェート期間を設けるため、キー入力に対する応答時間
が長くなる虞のあることが本発明者によって明らかにさ
れた。キーストローブ信号によるキースキャン周期はm
secのオーダであり、CPUインタフェースによる読
出し周期はμsecのオーダであることを考えれば当該
ウェート期間は無視し得る時間でないことは明らかであ
る。更にプログラムの作成という点においても負担が大
きくなり、しかもプログラムの自由度をも制限すること
になって、キースキャン制御装置の使い勝手を著しく低
下させてしまうことが明らかにされた。
【0005】本発明の目的は、キースキャンによって逐
次取得した情報の誤りを外部で容易に判定可能にするキ
ースキャン制御装置を提供することにある。本発明の別
の目的は、データプロセッサに比べて処理速度の遅いキ
ースキャン制御装置から効率的にキー操作情報を複数回
に亘って取得できるキースキャン制御システムを提供す
ることにある。本発明の更に別の目的は、データプロセ
ッサに比べて処理速度の遅いキースキャン制御装置から
のキー操作情報によるキー操作の判定を能率的に行うこ
とができるキースキャン制御システムを提供することに
ある。
【0006】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0008】本発明のキースキャン制御装置は、複数個
のキースイッチに共通化されたストローブ信号の所定状
態毎に同期してそれら複数個のキースイッチから当該ス
イッチの操作の有無に応じたキー操作情報を取込む記憶
手段と、上記ストローブ信号の単周期又は一定の複数周
期毎に計数動作を行う計数手段と、上記記憶手段に格納
されたキー操作情報とそれに応ずる上記計数手段の計数
値を外部からの指示に従って外部に出力する外部インタ
フェース手段とを備えて成る。
【0009】キースイッチにおけるチャタリングなどに
よるノイズ発生の特性や機械的構成に負うようなスイッ
チング特性に合わせて最適化するには、上記ストローブ
信号を出力すると共に該ストローブ信号の周期を変更可
能なタイミング制御回路を採用できる。
【0010】本発明の更に具体的な態様を持つキースキ
ャン制御システムは、XY方向にマトリクス配置された
複数個のキースイッチ(SW1〜SW25)を備え、夫
々のキースイッチの一方の電極がX方向毎に各別の走査
電極(Psc0〜Psc4)に共通接続されると共に、
夫々のキースイッチの他方の電極がY方向毎に各別の信
号電極(Psi0〜Psi4)に共通接続され、各走査
電極に与えられるストローブ信号(KST0〜KST
4)が順次異なるタイミングで且つサイクリックに変化
される当該所定の変化毎に同期して走査電極を共有する
複数個のキースイッチから当該スイッチの操作の有無に
応じたキー操作情報が信号電極に出力されるキーマトリ
クス回路(3)と、上記信号電極に供給されるキー操作
情報を対応するストローブ信号の1周期毎に保持する記
憶手段(20)と、上記各走査電極に供給されるストロ
ーブ信号の順次変化の単周期又は一定の複数周期毎に計
数動作を行う計数手段(40)と、上記記憶手段に格納
されたキー操作情報とそれに応ずる上記計数手段の計数
値を外部からの指示に従って外部に出力する外部インタ
フェース手段(50)と、を備えて成る。
【0011】上記ストローブ信号、上記記憶手段に対す
るキー操作情報情報記憶のための制御信号、及び計数手
段に対する計数動作の制御信号を内部で生成するタイミ
ング制御回路(30)を採用できる。
【0012】上記インタフェース手段に接続され、上記
記憶手段に格納されたキー操作情報とそれに応ずる上記
計数手段の計数値を読出す指示を該インタフェース手段
に与え、このインタフェース手段を介して連続的に又は
所定時間間隔を置いて複数回に亘って読み込んだ前後の
情報に含まれる計数値の差が一定以上であり、且つキー
操作情報をキースイッチ毎に対応させて比較した結果が
一致である場合に、当該一致に係るキースイッチが操作
されたと判定するデータプロセッサ(4)を更に採用で
きる。例えば、上記計数手段が各走査電極に供給される
ストローブ信号の順次変化の単周期毎に計数動作を行う
ものであるとき、上記データプロセッサは、キースイッ
チが操作されたと判定するための上記計数値の差を2以
上とするものである
【0013】
【作用】上記した手段によれば、上記記憶手段に格納さ
れたキー操作情報とそれに応ずる上記計数手段の計数値
は、外部のデータプロセッサなどからの指示に従って、
記憶手段へのキー操作情報の取込み周期(キースキャン
周期)とは非同期の任意のタイミングで読出し可能にさ
れ、データプロセッサは複数回に亘って読出したキー操
作情報が相互に異なるスキャン周期のものであるか否か
を上記計数値に基づいて判定することができる。
【0014】したがってデータプロセッサは、複数回キ
ー操作情報を読出してキー操作状態を判定するとき、換
言すれば複数回の読出しによって得られるキー操作情報
から同一のキー操作状態を確認したときに当該キー操作
が行われたと判定するときに、キーマトリクス回路で何
れのキースイッチが操作されてもその操作が記憶手段に
反映されるには少なくとも1キースキャン周期に応ずる
時間を経過しなければならないという点を満足するため
の判断を、上記計数値に基づいて行うことができる。
【0015】このことが種々のキー操作状態に対してキ
ー操作を正確に判定でき且つノイズやチャタリングなど
の影響による誤った判定を行わないようにすることを達
成する。
【0016】そのときデータプロセッサは、キー操作情
報と計数値を読み込んだとき、以前に読み込んだ計数値
に対するの増分を判定してキー操作情報の比較動作に移
行できるので、キー操作情報と計数値の複数回に亘る読
み込み間隔の設定を全く制約なく任意に決定でき、これ
がデータプロセッサのためのプログラム開発の容易化を
実現し、さらに、その間隔時間が長過ぎることによるシ
ステム効率低下を容易に防止できる。
【0017】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係るキースキャ
ン制御システムが示される。このシステム1は、キース
キャン制御装置2、キーマトリクス回路3、及びデータ
プロセッサとしてのマイクロコンピュータ4から成る。
上記キースキャン制御回路2は、キースキャンレジスタ
回路20、タイミング制御回路30、スキャン周期カウ
ンタ40、及びCPUインタフェース50から成る。
【0018】上記キーマトリクス回路3は、図1に示さ
れるように、XY方向にマトリクス配置された複数個の
キースイッチSW1〜SW25を備え、夫々のキースイ
ッチの一方の電極がX方向毎に各別の走査電極Psc0
〜Psc4に共通接続されると共に、夫々のキースイッ
チの他方の電極がY方向毎に各別の信号電極Psi0〜
Psi4に共通接続され、各走査電極Psc0〜Psc
4に与えられるキーストローブ信号KST0〜KST4
が順次異なるタイミングで且つサイクリックに変化され
るときそのローレベルの期間毎に同期して走査電極を共
有する複数個のキースイッチから当該スイッチの操作の
有無に応じたキー操作情報(スキャンデータとも記す)
が信号電極Psi0〜Psi4に出力される。キースイ
ッチが押下されれば対応する操作電極と信号電極が導通
され、押下されなければ非導通を維持する。尚、夫々の
キースイッチSW1〜SW25は対応するキーストロー
ブ信号によって活性化されてその期間キー操作に応ずる
電流を流すドライバを備えることができる。キーストロ
ーブ信号KST0〜KST4の波形は図5に示される。
キーストローブ信号KST0〜KST4の変化が一巡す
る期間をスキャン周期と称する。
【0019】上記キースキャンレジスタ回路20の一例
は図2に示される。キースキャンレジスタ回路20はキ
ーマトリクス回路3の信号電極Psi0〜Psi4に結
合されるデータ入力端子KIN0〜KIN4、CPUイ
ンタフェース50に結合されるデータ出力端子D0〜D
4を備え、タイミング制御回路30からはキーストロー
ブ信号KST0〜KST4の反転信号KST0−B〜K
ST4−Bとキースキャン基本クロックCLK0が供給
され、CPUインタフェース50からはレジスタ選択信
号SC0〜SC4が供給される。
【0020】上記キースキャンレジスタ回路20はキー
スイッチSW1〜SW25の数に等し数のラッチ回路F
Lを5行5列分備える。各ラッチ回路FLは図4の
(A)に示される論理構成を備え、ノン・オーバラップ
2相クロック信号の入力端子CLKS,CLKS−B、
データ入力端子D、データ出力端子Qを備える。この論
理構成は公知の構成であるからその詳細な説明は省略す
る。
【0021】図2にしたがえば、上記ラッチ回路FLの
データ入力端子Dは列毎に、対応するデータ入力端子K
IN0〜KIN4が結合される。各ラッチ回路FLのデ
ータ出力端子Qには2入力型ナンドゲートNAND1の
一方に入力が結合され、ナンドゲートNAND1の他方
の入力には行毎に、対応するレジスタ選択信号SC0〜
SC4が供給される。同一列に配置された5個のナンド
ゲートNAND1の出力は列毎に5入力型のナンドゲー
トNAND2の当該入力に結合され、各ナンドゲートN
AND2の出力が対応すデータ出力端子D0〜D4に与
えられる。ラッチ回路FLのクロック入力端子CLKS
とCLKS−Bには行毎に、スキャンデータラッチ信号
G0〜G4とその反転信号が供給される。各信号G0〜
G4は上記キーストローブ信号KST0−B〜KST4
−Bとキースキャン基本クロックCLK0とが2入力と
されるナンドゲートNAND3の出力を反転させて形成
される。
【0022】キーストローブ信号KST0〜KST4、
キースキャン基本クロックCLK0、及びスキャンデー
タラッチ信号G0〜G4の波形は図5にその一例が示さ
れる。同図の波形から明らかなように、キーストローブ
信号KST0〜KST4のローレベル期間毎にキーマト
リクス回路3から1行単位で出力されるスキャンデータ
は、スキャンデータラッチ信号G0〜G4のハイレベル
からローレベルへの変化に同期して行単位でラッチ回路
FLにラッチされる。即ち、ラッチ回路FLによるラッ
チ動作はキーストローブ信号KST0〜KST4の立上
がり変化に同期して順次行単位で繰返し且つ連続的に行
われる。レジスタ選択信号SC0〜SC4の波形は図6
にその一例が示されており、排他的に何れか一つがハイ
レベルにされ、当該ハイレベルが選択レベルとされ、選
択レベルを受けるナンドゲートNAND1は対応するラ
ッチ回路FLの出力を反転して出力する。したがって、
ナンドゲートNAND2はレジスタ選択信号で選択され
たラッチ回路の出力論理値を出力する。
【0023】上記スキャン周期カウンタ40は特に制限
されないが2ビットのバイナリカウンタとされ、信号K
ST4の立上がり変化に同期して計数動作を行う。
【0024】CPUインタフェース50の一例は図3に
示される。これは、キースキャンレジスタ回路20から
の5ビットのスキャンデータとスキャン周期カウンタ4
0からの2ビットの計数値とをラッチする並列入力用の
7個のラッチ回路FETを備える。各ラッチ回路FET
は図4の(B)に示される論理構成を備え、ノン・オー
バラップ2相クロック信号の入力端子CLK,CLK−
B、データ入力端子D、データ出力端子Qを備える。こ
の論理構成はマスタ記憶段とスレーブ記憶段を有する公
知の構成であるからその詳細な説明は省略する。7個の
ラッチ回路FETのデータ入力端子Dにはキースキャン
レジスタ回路20のデータ出力端子D0〜D4、スキャ
ン周期カウンタ40の計数値出力端子S1,S2が各別
に結合され、クロック端子CLK−BとCLKにはデー
タラッチ信号LTCLKとその反転信号が供給される。
以下、データ出力端子D0〜D4から出力されるスキャ
ンデータを単にスキャンデータD0〜D4とも称し、ス
キャン周期カウンタ40の計数値出力端子S1,S2か
ら出力される計数値を単にスキャン周期カウント値S
0,S1とも称する。
【0025】データラッチ信号LTCLKの波形の一例
は図6に示されており、マイクロコンピュータ4から供
給される転送クロックSCLKの7周期に一度当該転送
クロックSCLKに同期して変化される。ラッチ回路F
ETはそのデータラッチ信号LTCLKの立ち下がり変
化に同期してラッチ動作を行う。このデータラッチタイ
ミングにおいて上記レジスタ選択信号SC0〜SC4は
図6のように排他的に何れか一つがハイレベルにされて
いる。したがって、データラッチ信号LTCLKによる
ラッチタイミング毎に1行分のスキャンデータD0〜D
4とスキャン周期カウント値S0,S1が並列的に7個
のラッチ回路FETにラッチされる。
【0026】7個のラッチ回路FETのデータ出力端子
Qには出力ゲートとして夫々クロックドインバータCI
NVの入力が結合され、各クロックドインバータCIN
Vの出力はシリアル出力用のラッチ回路SOLATの入
力に共通接続される。7個のクロックドインバータCI
NVは出力選択信号OUTS1〜OUTS7により順次
何れか一つが排他的に出力動作可能にされる。夫々の出
力可能期間は、図6の波形図に示されるように、転送ク
ロックSCLKの一周期毎に訪れる当該出力選択信号O
UTS1〜OUTS7のローレベル期間とされる。上記
ラッチ回路SOLATの論理構成は上記ラッチ回路FE
Tと同じである。該ラッチ回路SOLATのクロック端
子CLKとCLK−Bには上記転送クロックSCLKと
その反転信号が供給される。したがって、転送クロック
SCLKの7周期毎に並列的にラッチされたスキャンデ
ータD0〜D4とスキャン周期カウント値S0,S1は
出力選択信号OUT1〜OUT7によって時分割的にシ
リアル出力用のラッチ回路SOLATに供給され、これ
が転送クロックSCLKの立ち下がりに同期して順次ラ
ッチされて出力端子SODIからシリアルに出力され
る。尚、上記レジスタ選択信号SC0〜SC4、データ
ラッチ信号LTCLK、及び出力選択信号OUTS1〜
OUTS7は、特に制限されないが、CPUインタフェ
ース50に内蔵された図示しない回路が転送クロックS
CLKに同期して生成する。
【0027】上記タイミング制御回路30は、キースキ
ャン制御装置2がパワーオンリセットなどによって動作
可能にされた後、キースキャン基本クロックCLK0、
これに基づくキーストローブ信号KST0〜KST4の
生成を行ってキースキャンレジスタ回路20に供給し、
また、キーストローブ信号KST4をスキャン周期カウ
ンタ40に供給する。したがって、キースキャン動作と
キースキャン周期のカウント動作は自走的に行われる。
ここで、キースキャン動作はキースイッチの操作に応じ
た情報をサンプリングする動作であるから、スキャン周
期はmsecオーダとされ、その速度は基本クロックC
LK0の周波数に基づいて決定される。これに対し、マ
イクロコンピュータ4による読出し動作の周期はμse
cオーダとされ、その動作速度は転送クロックSCLK
の周波数に基づいて決定される。図6に示されるCPU
インタフェース側の動作波形と図5に示されるキースキ
ャン動作の波形とでは、時間軸にその様な大差があると
理解されたい。尚、キースキャン基本クロックCLK0
は外部からクロック信号を受け、或は内部の図示しない
自励発振回路を用いて生成することができる。
【0028】上記キースキャン制御装置2においてマイ
クロコンピュータによるスキャンデータD0〜D4とス
キャン周期カウント値S0,S1の読出し指示は、転送
クロックSCLKと同期信号SYNCとによって与えら
れる。即ち、図6に示されるように、マイクロコンピュ
ータ4から転送クロックSCLKが与えられた状態で同
期信号SYNCがローレベルに変化されるタイミングに
同期してデータラッチ信号LTCLKの変化が開始さ
れ、その変化は合わせて5回繰り返される。斯る変化は
同期信号SYNCがローレベルであることを条件に同様
に繰り返される。その制御はCPUインタフェース50
が行うが、それを実現する論理構成は特に制限されず、
少数の論理回路を用いることによって容易に実現できる
のでここではその具体的な論理構成の説明を省略する。
したがって、転送クロックSCLKが与えられた状態で
同期信号SYNCがローレベルに変化されると、転送ク
ロックSCLKの1周期分遅れたタイミングに同期して
順次スキャンデータD0〜D4及びスキャン周期カウン
ト値S0,S1がCPUインタフェース50からシリア
ルに出力される。同期信号SYNCの変化をトリガとし
て5回のデータラッチ動作とラッチデータのシリアル出
力が行われると、キースキャンレジスタ回路20に格納
されている全てのスキャンデータが1回読出され、且つ
当該読出されたスキャンデータが属するスキャン周期を
示すためのスキャン周期カウント値S0,S1が読出さ
れる。
【0029】例えば図7に示されるように、キースキャ
ン制御装置2において順次スキャン動作が行われ、それ
に同期してスキャン周期カウント値が変化されていくと
する。このとき時刻t1においてキースキャンレジスタ
回路20のデータが図8に示される状態であるとする。
SCAN0はキーストローブ信号KST0によってスキ
ャンされたスキャンデータ、SCAN1はキーストロー
ブ信号KST1によってスキャンされたスキャンデー
タ、SCAN2はキーストローブ信号KST2によって
スキャンされたスキャンデータ、SCAN3はキースト
ローブ信号KST3によってスキャンされたスキャンデ
ータ、SCAN4はキーストローブ信号KST4によっ
てスキャンされたスキャンデータを夫々総称する。図7
の時刻t1にマイクロコンピュータ4よりデータの読出
しが指示されると、CPUインタフェース50からは図
8に示されるように、1読出し周期分のデータSCAN
0,S0,S1〜SCAN4,S0,S1がCPUイン
タフェース50から出力され、それ以降も同期信号SY
NCによって読出し指示を継続する場合には同様の読出
し周期単位でデータが出力される。
【0030】次に、そのようにして読出されるデータと
キースキャン周期との関係を図7を参照しながら説明す
る。上述の時刻t1における1読出し周期分のスキャン
データデータSCAN0〜SCAN4に対し、時刻t2
における1読出し周期分のスキャンデータSCAN0〜
SCAN4はスキャンデータSCAN4に関して相違さ
れる場合があり、時刻t3における1読出し周期分のス
キャンデータSCAN0〜SCAN4はスキャンデータ
SCAN4,SCAN0に関して相違される場合があ
り、時刻t4における1読出し周期分のスキャンデータ
SCAN0〜SCAN4はスキャンデータSCAN4,
SCAN0,SCAN1に関して相違される場合があ
り、時刻t5における1読出し周期分のスキャンデータ
SCAN0〜SCAN4は、スキャンデータSCAN
4,SCAN0,SCAN1,SCAN2に関して相違
される場合があり、時刻t6における1読出し周期分の
スキャンデータSCAN0〜SCAN4は全てのスキャ
ンデータSCAN4〜SCAN1に関して相違される場
合がある。夫々の時刻において新たなデータラッチタイ
ミングが訪れるからである。スキャン周期カウント値S
0,S1は該読出しデータが属するスキャン周期に従っ
た値に変化されていることは言うまでもない。このこと
から明らかなように、キーマトリクス回路3で何れのキ
ースイッチが操作されてもその操作がキースキャンレジ
スタ回路20に反映されるには少なくとも1キースキャ
ン周期に応ずる時間を経過しなければならない。
【0031】マイクロコンピュータ4によるキー操作の
判定においては、上述の点を考慮すると共に、種々のキ
ー操作状態に対してキー操作を正確に判定し且つノイズ
やチャタリングなどの影響による誤った判定を行わない
ようにするために、図9に示される判定手法が採用され
る。即ち、マイクロコンピュータ4が任意のタイミング
でCPUインタフェース50から1読出し周期分のスキ
ャンデータ及びスキャン周期カウント値(SCAN0,
S0,S1〜SCAN4,S0,S1)を読み込んでこ
れを図示しないワーク領域に保持し(ステップS1)、
その後、連続して或は所望の時間を置いて(ウェートス
テップWAIT)、再度1読出し周期分のスキャンデー
タ及びスキャン周期カウント値を読み込み(ステップS
2)、読み込んだスキャン周期カウント値がステップS
1で読み込んだカウント値に対して2以上カウントアッ
プしているかを判定し(ステップS3)、2以上になる
まで任意のウェートステップ、データ読出し(ステップ
S2)、判定(ステップS3)を繰返す。2以上である
場合には、その時のスキャンデータとステップS1で読
み込んだスキャンデータとを比較し(ステップS4)、
相互に論理値1で一致しているデータに対応されるキー
に対しては押されたと判定し、それ以外のデータに対応
されるキーに対しては押されていないと判定する。読出
し周期に対するウェート挿入状態は図10にその一例が
示される。
【0032】したがって、例えば図7の時刻t1でステ
ップS1の読み込みを行った場合、ステップS4での比
較対象とされるスキャンデータは図7の時刻t7以降の
読み込みデータ、即ちスキャン周期カウント値が”0
0”から2以上カウントアップして”10”にされてい
るスキャンデータとされる。これにより、2回の読出し
によってキー操作状態を判定するシステムにおいて、キ
ーマトリクス回路3で何れのキースイッチが操作されて
もその操作がキースキャンレジスタ回路20に反映され
るには少なくとも1キースキャン周期に応ずる時間を経
過しなければならないという点を満足でき、種々のキー
操作状態に対してキー操作を正確に判定でき且つノイズ
やチャタリングなどの影響による誤った判定を行わない
ようにすることを達成する。
【0033】さらに、マイクロコンピュータ4はスキャ
ン周期カウント値の増分を判定してスキャンデータ比較
動作に移るので、図9のウェイトステップWAITの要
否、ウェートステップWAITを挿入する場合における
ウェート時間は全く制約なく任意に決定できる。これが
プログラム開発の容易化を実現する。さらに、ウェート
時間が長過ぎることによるシステム効率低下を容易に防
止できる。例えばウェイトステップWAITの時間を1
キースキャン周期よりも僅かに長い時間に設定した場
合、ステップS1による最初のデータ読出しタイミング
が特定のキースキャン周期の最初の方であろうが後の方
であろうがステップS4のスキャンデータ比較動作は殆
ど同じタイミングで行うことが可能になり、無駄な待ち
時間を要しない。図15で説明したようにウェイト時間
を一定にして対処しようとすると如何なる場合にも2キ
ースキャン周期分の待ち時間が一律に必要とされる。1
キースキャン周期はmsecオーダの時間であることを
考慮すればそれは無視し得る短い時間ではない。
【0034】図11にはキースキャン周期をプログラマ
ブルに設定可能な実施例の要部が示される。(A)のよ
うにCPUインタフェース50にキースキャン周期レジ
スタ51を設け、マイクロコンピュータ4によって設定
された周期データに従って、キーストローブ信号KST
0〜KST4の周期を選択してキースマトリクス回路な
どに供給するように構成する。例えば(B)に示される
ように直列多段の分周器DIV1〜DIVnに基本クロ
ックCLK0を供給し、各分周器DIV1〜DIVnの
出力をセレクタSELで選択する。その選択のためのデ
ータがスキャン周期レジスタ51の周期データとされ
る。セレクタSELの出力は波形成形回路31に供給さ
れ、先ず入力信号に対してキーストローブ信号として必
要なデューティが変更され、これを利用してローレベル
期間が相互に重ならない5相のキーストローブ信号KS
T0〜KST4が生成される。
【0035】キースイッチはその接点の機械的特性など
によってチャタリングを含めたオン・オフ特性が相違さ
れる。例えば1回のキースイッチの押下によって図12
の(A),(B)のような相違があるものに着目した場
合、(A)のものはキースキャン周期をCYC1にする
ことにより1回のキー押下が2回とは判断され難いもの
とする。すなわち、最後の部分でチャタリングの影響が
大きく出ているが、キースキャン周期CYC1との関係
で第4周期目と第5周期目のキースキャン周期でチャタ
リングの影響によるスキャンデータが取得されてもキー
スイッチ押下とは判断され難い。(B)の特性を有する
ものの場合、キースキャン周期はCYC1よりも長いC
YC2にしなければ1回のキースイッチ押下であっても
2回以上の押下として判断される虞があり、チャタリン
グの影響によっても更に不所望にキースイッチ押下が判
定される虞がある。1回のキー押下操作が2回以上の押
下と判断されると、キー操作の意味合いが異なることに
なる。このように、オン・オフ特性が相違されるキース
イッチに適用することを考慮した場合には、その特性に
応じてキースキャン周期を決定することが必要になる。
この点において、図11の実施例はキースイッチの特性
に最適化したキースキャン制御装置を提供できる。
【0036】上記実施例によれば以下の作用効果を得
る。 (1)キースキャンレジスタ回路20に格納されたスキ
ャンデータD0〜D4とスキャン周期カウント値S0,
S1は、マイクロコンピュータ4からの同期信号SYN
Cに従って、キースキャン周期とは非同期の任意のタイ
ミングで読出し可能にされ、マイクロコンピュータ4は
複数回に亘って読出したスキャンデータD0〜D4が相
互に異なるスキャン周期のものであるか否かを上記スキ
ャン周期カウント値S0,S1に基づいて判定すること
ができる。 (2)したがってマイクロコンピュータ4は、複数回に
亘ってスキャンデータD0〜D4を読出してキー操作状
態を判定するとき、換言すれば複数回の読出しによって
得られるスキャンデータD0〜D4から同一のキー操作
状態を確認したときに当該キー操作が行われたと判定す
るときに、キーマトリクス回路3で何れのキースイッチ
が操作されてもその操作が記憶手段に反映されるには少
なくとも1キースキャン周期に応ずる時間を経過しなけ
ればならないという点を満足するための判断を、上記ス
キャン周期カウント値S0,S1に基づいて行うことが
できる。 (3)このことが種々のキー操作状態に対してキー操作
を正確に判定でき且つノイズやチャタリングなどの影響
による誤った判定を行わないようにすることを達成す
る。 (4)そのときマイクロコンピュータ4は、スキャンデ
ータD0〜D4とスキャン周期カウント値S0,S1を
読み込んだとき、以前に読み込んだスキャン周期カウン
ト値S0,S1に対するの増分を判定してスキャンデー
タD0〜D4の比較動作に移行できるので、スキャンデ
ータD0〜D4とスキャン周期カウント値S0,S1の
複数回に亘る読み込み間隔の設定を全く制約なく任意に
決定でき、これがマイクロコンピュータ4のためのプロ
グラム開発の容易化を実現し、更に、その間隔時間が長
過ぎることによるシステム効率低下を容易に防止でき
る。 (5)また、マイクロコンピュータ4によって設定され
た周期データに従ってキーストローブ信号KST0〜K
ST4の周期を選択してキースマトリクス回路などに供
給するタイミング制御回路30を採用することにより、
キースイッチの特性に最適化したキースキャン制御装置
を容易に提供できる。
【0037】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0038】例えば、キーマトリクス回路のキースイッ
チの数は上記実施例に限定されず適宜変更可能であり、
一つのキーストローブ信号が供給される1行構成であっ
てもよい。CPUインタフェースはシリアル出力に限定
されずキースキャンデータなどをパラレル出力する形式
であってもよい。計数手段による計数はキースキャン周
期毎に限定されず複数スキャン周期毎にしてもよい。ま
た、複数回の読出しによって得られるキー操作情報から
同一のキー操作状態を確認した時に当該キー操作が行わ
れたと判断するための、当該同一のキー操作状態の確認
回数は、上記実施例のような2回に限定されず適宜の回
数を採用することができる。また、ウェートを挿入する
ときのウェート時間は一切自由である。
【0039】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0040】すなわち、上記記憶手段に格納されたキー
操作情報とそれに応ずる上記計数手段の計数値は、外部
のデータプロセッサなどからの指示に従って、キースキ
ャン周期とは非同期の任意のタイミングで読出し可能に
され、データプロセッサは複数回に亘って読出したキー
操作情報が相互に異なるスキャン周期のものであるか否
かを上記計数値に基づいて判定することができる。した
がってデータプロセッサは、複数回の読出しによって得
られるキー操作情報から同一のキー操作状態を確認した
ときに当該キー操作が行われたと判定するときに、キー
マトリクス回路で何れのキースイッチが操作されてもそ
の操作が記憶手段に反映されるには少なくとも1キース
キャン周期に応ずる時間を経過しなければならないとい
う点を満足するための判断を、上記計数値に基づいて行
うことができる。このことが種々のキー操作状態に対し
てキー操作を正確に判定でき且つノイズやチャタリング
などの影響による誤った判定を行わないようにすること
を達成する。そのときデータプロセッサは、キー操作情
報と共に計数値を読み込んだとき以前に読み込んだ計数
値に対するの増分を判定してキー操作情報の比較動作に
移行できるので、キー操作情報と計数値の読複数回に亘
る読み込み間隔の設定を全く制約なく任意に決定でき、
これがデータプロセッサのためのプログラム開発の容易
化を実現し、さらに、その間隔時間が長過ぎることによ
るシステム効率低下を容易に防止できる。それらによ
り、データプロセッサに比べて処理速度の遅いキースキ
ャン制御装置から効率的にキー操作情報を複数回に亘っ
て取得して、キー操作情報によるキー操作の判定を能率
的に、且つチャタリングやノイズの影響を考慮して正確
に行うことができる。さらに、ストローブ信号の周期を
選択してキースマトリクス回路などに供給するタイミン
グ制御回路を採用することにより、キースキャン制御装
置を容易にキースイッチの特性に最適化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るキースキャン制御シス
テムのブロック図である。
【図2】キースキャンレジスタ回路の一例ブロック図で
ある。
【図3】CPUインタフェースの一例ブロック図であ
る。
【図4】キースキャンレジスタ回路及びCPUインタフ
ェースに含まれるラッチ回路の一例論理図である。
【図5】キースキャンに関する一例タイミング図であ
る。
【図6】スキャンデータ及びスキャン周期カウント値の
読出しに関する一例タイミング図である。
【図7】複数のキースキャン周期を示すタイミング図で
ある。
【図8】CPUインタフェースから読出された1読出し
周期分のスキャンデータ及びスキャン周期カウント値の
説明図である。
【図9】マイクロコンピュータによるキー操作判定手順
のフローチャートである。
【図10】読出し周期に対するウェート挿入状態を示す
タイミング図である。
【図11】キースキャン周期をプログラマブルに設定可
能な実施例の要部を示すブロック図である。
【図12】キースイッチのオン・オフ特性の一例説明図
である。
【図13】本発明者が検討したキースキャン制御の説明
図である。
【図14】図13の制御手法を示すフローチャートであ
る。
【図15】図13の制御におけるスキャンデータ読出し
状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 キースキャン制御システム 2 キースキャン制御装置 3 キーマトリクス回路 SW1〜SW25 キースイッチ Psc0〜Psc4 走査電極 Psi0〜Psi4 信号電極 KST0〜KST4 キーストローブ信号 4 マイクロコンピュータ 20 キースキャンレジスタ回路 FL ラッチ回路 30 タイミング制御回路 40 スキャン周期カウンタ 50 CPUインタフェース D0〜D4 スキャンデータ S0,S1 スキャン周期カウント値 FET,SOLAT ラッチ回路
フロントページの続き (72)発明者 樋口 和久 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のキースイッチに共通化されたス
    トローブ信号の所定状態毎に同期してそれら複数個のキ
    ースイッチから当該スイッチの操作の有無に応じたキー
    走査情報を取込む記憶手段と、 上記ストローブ信号の単周期又は一定の複数周期毎に計
    数動作を行う計数手段と、 上記記憶手段に格納されたキー操作情報とそれに応ずる
    上記計数手段の計数値を外部からの指示に従って外部に
    出力する外部インタフェース手段と、を備えて成るもの
    であることを特徴とするキースキャン制御装置。
  2. 【請求項2】 上記ストローブ信号を出力すると共に該
    ストローブ信号の周期を変更可能なタイミング制御回路
    を備えて成るものであることを特徴とする請求項1記載
    のキースキャン制御装置。
  3. 【請求項3】 XY方向にマトリクス配置された複数個
    のキースイッチを備え、夫々のキースイッチの一方の電
    極がX方向毎に各別の走査電極に共通接続されると共
    に、夫々のキースイッチの他方の電極がY方向毎に各別
    の信号電極に共通接続され、各走査電極に与えられるス
    トローブ信号が順次異なるタイミングで且つサイクリッ
    クに変化される当該所定の変化毎に同期して走査電極を
    共有する複数個のキースイッチから当該スイッチの操作
    の有無に応じたキー操作情報が信号電極に出力されるキ
    ーマトリクス回路と、 上記信号電極に供給されるキー操作情報を対応するスト
    ローブ信号の1周期毎に保持する記憶手段と、 上記各走査電極に供給されるストローブ信号の順次変化
    の単周期又は一定の複数周期毎に計数動作を行う計数手
    段と、 上記記憶手段に格納されたキー操作情報とそれに応ずる
    上記計数手段の計数値を外部からの指示に従って外部に
    出力する外部インタフェース手段と、を備えて成るもの
    であることを特徴とするキースキャン制御システム。
  4. 【請求項4】 上記ストローブ信号、上記記憶手段に対
    するキー操作情報情報記憶のための制御信号、及び計数
    手段に対する計数動作の制御信号を生成するタイミング
    制御回路を備えて成るものであることを特徴とする請求
    項3記載のキースキャン制御システム。
  5. 【請求項5】 上記インタフェース手段に接続され、上
    記記憶手段に格納されたキー操作情報とそれに応ずる上
    記計数手段の計数値を読出す指示を該インタフェース手
    段に与え、このインタフェース手段を介して連続的に又
    は所定時間間隔を置いて複数回に亘って読み込んだ前後
    の情報に含まれる計数値の差が一定以上であり、且つキ
    ー操作情報をキースイッチ毎に対応させて比較した結果
    が一致である場合に、当該一致に係るキースイッチが操
    作されたと判定するデータプロセッサを備えて成るもの
    であることを特徴とする請求項4記載のキースキャン制
    御システム。
  6. 【請求項6】 上記計数手段は各走査電極に供給される
    ストローブ信号の順次変化の単周期毎に計数動作を行う
    ものであるとき、上記データプロセッサは、キースイッ
    チが操作されたと判定するための上記計数値の差を2以
    上とするものであることを特徴とする請求項5記載のキ
    ースキャン制御システム。
JP6154222A 1994-06-13 1994-06-13 キースキャン制御装置、及びキースキャン制御システム Withdrawn JPH07334285A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014135091A (ja) * 2014-04-23 2014-07-24 Casio Comput Co Ltd キースキャン回路及びデータ処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014135091A (ja) * 2014-04-23 2014-07-24 Casio Comput Co Ltd キースキャン回路及びデータ処理装置

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