JP3870826B2 - 文章提供装置、文章提供方法、及びプログラム - Google Patents

文章提供装置、文章提供方法、及びプログラム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示と音声(合成音)で文章などの情報を提供する文章提供装置、及びそれを利用した文章提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスプレイ表示と音声(合成音)出力によって文章などの情報を提供する機能が携帯情報端末に組み込まれるようになってきた(文章提供装置)。従来の文章提供装置においては、ディスプレイの表示画面に複数行の文章が表示され、その複数行の文章の最終行が読み上げられると、その最終行の次の1行を新たにディスプレイに表示すべく表示内容が1行スクロールされていた。例えば、図5(a)の最終行が読み上げられると、図5(c)に示すようにその次の1行がディスプレイに表示されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようにディスプレイの表示画面の表示内容を1行ずつスクロールさせた場合、ディスプレイの表示画面の表示内容が頻繁に変更されることになる。このため、そのディスプレイの表示画面に表示された文章を読んでいるユーザに疲労を生じさせる恐れがあった。
【0004】
本発明は、ディスプレイの表示内容の切り換わる回数が少ない文章提供装置、文章提供方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の文章提供装置は、表示手段と、文章データの1頁分の内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御する表示制御手段と、前記表示手段に表示された前記1頁分の文章データの内容を順次読み上げる読み上げ手段と、前記読み上げ手段により前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたか否かを判定する頁読み上げ終了判定手段とを備えており、前記表示制御手段は、前記頁読み上げ終了判定手段により前記1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたと判定されると前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの次の1頁分の文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を切り換える制御を行い、前記頁読み上げ終了判定手段が、前記文章読み上げ手段により読み上げられることになる文章が前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの最後の文であるか否かを判定する最後文判定手段と、前記最後文判定手段により前記読み上げられることになる文章が最後の文であると判定されると、前記最後の文がその先頭から前記表示手段に表示されている最後まで前記読み上げ手段により読み上げられるのに要する時間を想定する時間想定手段と、前記読み上げ手段により前記最後の文の読み上げが開始されてから前記時間想定手段により想定された時間が経過したか否かを判定する経過時間判定手段とを備えており、前記頁読み上げ終了判定手段は、前記最後の文の読み上げが開始されてから前記時間想定手段により想定された時間が経過したと前記経過時間判定手段により判定されたきに、前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの内容が前記読み上げ手段により最後まで読み上げられたと判定することを特徴とする。
【0006】
請求項に記載の文章提供方法は、文章データの1頁分の内容が表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御するとともに、前記表示手段に表示された前記1頁分の文章データの内容を順次読み上げる表示読み上げステップと、前記表示読み上げステップにおいて前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたか否かを判定する頁読み上げ終了判定ステップと、前記頁読み上げ終了判定ステップにおいて前記1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたと判定されると前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの次の1頁分の文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を切り換える表示内容切り換えステップとを有し、前記頁読み上げ終了判定ステップが、前記文章読み上げステップにおいて読み上げられることになる文章が前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの最後の文であるか否かを判定する最後文判定ステップと、前記最後文判定ステップにおいて前記読み上げられることになる文章が最後の文章であると判定されると、前記最後の文がその先頭から前記表示手段に表示されている最後まで読み上げられるのに要する時間を想定する時間想定ステップと、前記最後の文の読み上げが開始されてから前記時間想定ステップにおいて想定された時間が経過したか否かを判定する経過時間判定ステップとを含んでおり、前記頁読み上げ終了判定ステップでは、前記最後の文の読み上げが開始されてから前記時間想定ステップにおいて想定された時間が経過したと前記経過時間判定ステップにおいて判定されたきに、前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたと判定することを特徴とする。
【0007】
請求項に記載のプログラムは、コンピュータに、文章データの1頁分の内容が表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御するとともに、前記表示手段に表示された前記1頁分の文章データの内容を順次読み上げる表示読み上げステップと、前記表示読み上げステップにおいて前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたか否かを判定する頁読み上げ終了判定ステップと、前記頁読み上げ終了判定ステップにおいて前記1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたと判定されると前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの次の1頁分の文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を切り換える表示内容切り換えステップとを実行させ、前記頁読み上げ終了判定ステップが、前記文章読み上げステップにおいて読み上げられることになる文章が前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの最後の文であるか否かを判定する最後文判定ステップと、前記最後文判定ステップにおいて前記読み上げられることになる文章が最後の文であると判定されると、前記最後の文がその先頭から前記表示手段に表示されている最後まで読み上げられるのに要する時間を想定する時間想定ステップと、前記最後の文の読み上げが開始されてから前記時間想定ステップにおいて想定された時間が経過したか否かを判定する経過時間判定ステップとを含んでおり、前記頁読み上げ終了判定ステップでは、前記最後の文の読み上げが開始されてから前記時間想定ステップにおいて想定された時間が経過したと前記経過時間判定ステップにおいて判定されたときに、前記表示手段に表示されている1頁分の文章デ ータの内容が最後まで読み上げられたと判定することを特徴とする。
【0008】
請求項1、請求項、請求項によると、表示手段に表示された1頁分の文章データの内容の読み上げが終了したときに次の1頁分の文章データの内容が表示手段に表示されるため、表示内容が度々切り換わることがなくなり、ユーザが文章提供を受ける際の疲れが軽減されることがある。また、表示手段の表示内容を切り換えるタイミングをその表示内容の読み上げの終了のタイミングに合わせることが可能になる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
請求項に記載の文章提供装置は、前記表示制御手段が、前記文章読み上げ手段により読み上げられることになる文章をそれ以外の文章と区別可能に前記文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御することを特徴とする。請求項3によると、読み上げられることになる文章がそれ以外の文章と区別可能に表示手段に表示されるため、読み上げ箇所が容易に把握することが可能になる。
【0014】
請求項に記載の文章提供装置は、表示手段と、文章データの1頁分の内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御する表示制御手段と、前記文章データの内容を順次読み上げる読み上げ手段と、前記読み上げ手段により読み上げられることになる文章が前記表示手段に表示された前記1頁分の文章データとその次の1頁分の文章データとに含まれている頁間の文章であるか否かを判定する頁間文章判定手段と、前記頁間文章判定手段により前記読み上げられることになる文章が前記頁間文章であると判定されると前記頁間文章の内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御する頁間文章表示制御手段とを備えており、前記表示制御手段は、前記頁間文章の内容の全てが前記頁間文章表示制御手段の制御により前記表示手段に表示された後に前記次の1頁分の文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を切り換える制御を行うことを特徴とする。
【0015】
請求項に記載の文章提供方法は、文章データの1頁分の内容が表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御するとともに前記文章データの内容を順次読み上げる表示読み上げステップと、前記表示読み上げステップにおいて読み上げられることになる文章が前記表示手段に表示された前記1頁分の文章データとその次の1頁分の文章データとに含まれている頁間の文章であるか否かを判定する頁間文章判定ステップと、前記頁間文章判定ステップにおいて前記読み上げられることになる文章が前記頁間文章であると判定されると前記頁間文章の内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御する頁間文章表示ステップと、前記頁間文章表示ステップにおいて前記頁間文章の内容の全てが前記表示手段に表示された後に前記次の1頁分の文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を切り換える表示内容切り換えステップとを有することを特徴とする。
【0016】
請求項に記載のプログラムは、コンピュータに、文章データの1頁分の内容が表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御するとともに前記文章データの内容を順次読み上げる表示読み上げステップと、前記表示読み上げステップにおいて読み上げられることになる文章が前記表示手段に表示された前記1頁分の文章データとその次の1頁分の文章データとに含まれている頁間の文章であるか否かを判定する頁間文章判定ステップと、前記頁間文章判定ステップにおいて前記読み上げられることになる文章が前記頁間文章であると判定されると前記頁間文章の内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御する頁間文章表示ステップと、前記頁間文章表示ステップにおいて前記頁間文章の内容の全てが前記表示手段に表示された後に前記次の1頁分の文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を切り換える表示内容切り換えステップとを実行させることを特徴とする。
【0017】
請求項、請求項、請求項によると、読み上げられる文章が頁をまたがる文章(頁間文章)以外の文章の場合には表示手段の表示内容が変更されないため、表示内容のレイアウトを可能な限り保存することが可能になる。また、頁間文章が読み上げられる場合と頁間文章が読み上げられた場合を除いて表示手段の表示内容が変更されないので、表示内容が度々切り換わることがなく、ユーザが文章提供を受ける際の疲れが軽減される。
【0018】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態
以下、本発明の第1の実施の形態に係る文章提供装置について図面を参照しつつ説明する。
【0019】
まず、本発明の第1の実施の形態に係る文章提供装置の構成について図1を参照しつつ説明する。図1は、文章提供装置の概略を示す模式図である。図1に示すように、文章提供装置1は、文字や画像などが表示される液晶ディスプレイ(LCD)6と、ユーザが各種操作を行うための操作キー7aと、ユーザがスタイラスなどを利用して入力するために液晶ディスプレイ6の表面に貼付されたタッチパネル7bとを備えている。
【0020】
さらに、図1に示した文章提供装置1の装置構成について図2を参照しつつ説明する。図2は、図1に示した文章提供装置の構成を示すブロック図である。
【0021】
文章提供装置1は、図2に示すように、CPU2と、ROM3と、SRAM4と、DRAM5と、上述した液晶ディスプレイ(LCD)6と、上述した操作キー7a及びタッチパネル7bを含む入力部7と、音声出力部8と、スピーカ/イヤホン9と、タイマ10とを備えている。タイマ10は時間を計測するためのものである。
【0022】
ROM(Read Only Memory)3には、コンピュータに文章提供処理(図3、図4参照)を実行させるためのプログラムなどCPU2を動作させるための各種プログラムが格納されている。また、ROM3には、言語処理用の辞書や音声合成用の音声データなどが格納されている。さらに、ROM3には、夫々の音節の後述する継続時間長を算出するために利用される夫々の音節の平均的な値の継続長が格納されている。
【0023】
SRAM(Static Random Memory)4には、文章提供装置1で読み上げられることになる文章データ(テキストデータ)が記憶されている。また、DRAM(Dynamic Random Access Memory)5には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどがあり、このDRAM5には、SRAM4に記憶されている文章データからCPU2によって作成された音声合成データが一時的に記憶される。
【0024】
CPU(Central Processing Unit)2は、制御および演算を行うものであり、表示制御部21と、音声合成部22と、一文抽出部23と、頁読み上げ終了判定部24などとして機能する。
【0025】
表示制御部21は、SRAM4に格納されている文章データの内容が液晶ディスプレイ6に表示されるように液晶ディスプレイ6の表示内容を制御する。そして、表示制御部21は、文章提供装置1が次に読み上げることになる一つの文章(後述する一文抽出部23によって抽出された一つの文章)を、それ以外の文章と区別可能にするために反転表示する(図5参照)。この表示制御部21は、文章提供開始時に文章データの1頁分の内容を液晶ディスプレイ6の表示画面に表示する処理を行い、また、液晶ディスプレイ6の表示画面に表示された内容の全てが読み上げられた時に文章データの次の1頁分の内容を液晶ディスプレイ6に表示する処理を行う。
【0026】
音声合成部22は、ROM3に記憶されている言語処理用の辞書や音声合成用の音声データを利用して、SRAM4に記憶されている文章データから音声合成データを作成し、作成した音声合成データをDRAM5に格納する。一文抽出部23は、液晶ディスプレイ6の表示画面に表示された複数の文章の中から次に読み上げられることになる一つの文章(抽出文)を抽出する。
【0027】
頁読み上げ終了判定部24は、最後文判定部31と、時間想定部32と、経過時間判定部33などとして機能する。最後文判定部31は、一文抽出部23によって抽出された抽出文が液晶ディスプレイ6に表示されている文章中の最後の文であるか否かを改ページタグに基づいて判定する。
【0028】
時間想定部32は、一文抽出部23によって抽出された抽出文が液晶ディスプレイ6に表示されている文章中の最後の文であると最後文判定部31によって判定された場合、その抽出文の先頭の文字から液晶ディスプレイ6に表示されている最後の文字までの各文字の逆かな漢字変換後の各音節の継続時間長T(発生速度係数αROM3に格納されている音節の継続長Lとを乗算することによって得られるもの:T=α×L)を加算してその総和を演算することによって、その先頭の文字からその最後の文字までを読み上げるのに要する想定時間を算出する。尚、発生速度係数(読み上げ速度に対応するもの)αは文章提供装置1のユーザによって与えられるものである。そして、発生速度係数αの基準値が1とされており、文章の読み上げ速度が速くなるように設定された場合発生速度係数αの値は小さくなり、逆に、文章読み上げ速度が遅くなるように設定された場合発生速度係数αの値は大きくなる。
【0029】
経過時間判定部33は、最後文判定部31によって最後の文であると判定された抽出文の読み上げが開始されてから(タイマ10をスタートさせてから)の経過時間が時間想定部32によって算出された想定時間になったか否かを判定する。この経過時間判定部33によって経過時間が想定時間になったと判定されたときに、液晶ディスプレイ6の表示画面に表示されている1頁分の内容の全てが読み上げられたと判定されることになる。
【0030】
音声出力部8は、DRAM5に一時的に記憶されているデジタルの音声合成データをアナログの音声合成データに変換する。この音声出力部8により変換されたアナログの音声合成データがスピーカ/イヤホン9へ出力され、スピーカ/イヤホン9から合成音が出力される。この音声出力部8とスピーカ/イヤホン9とがCPU2の音声合成部22と一体となって1頁分の文章データの内容を順次読み上げる読み上げ手段として機能する。
【0031】
次に、上述した構成の文章提供装置1の文章提供処理について図3及び図4を参照しつつ説明する。図3及び図4は、文章提供装置の文章提供処理の手順を示すフローチャートである。
【0032】
ステップS101において、CPU2の表示制御部21は、SRAM4に格納されている文章データの1頁分の内容が液晶ディスプレイ6の表示画面に表示されるように液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容を制御する。これによって液晶ディスプレイ6の表示画面に1頁分の内容が表示されることになる。
【0033】
ステップS102において、CPU2の一文抽出部23は、液晶ディスプレイ6の表示画面に表示された複数の文章の中から次に読み上げられることになる一つの文章(抽出文)を抽出する。続いて、ステップS103において、CPU2の表示制御部21は、図5(a)に一例を示すように、ステップS102で一文抽出部23によって抽出された抽出文を、それ以外の文章と区別可能にするために反転表示する。
【0034】
ステップS104において、CPU2の最後文判定部31は、ステップS102で抽出された抽出文が液晶ディスプレイ6に表示されている文章中の最後の文であるか否かを改ページタグに基づいて判定する。抽出文が最後の文でないと判定された場合(S104:NO)、ステップS105の処理へ移行する。一方、抽出文が最後の文であると判定された場合(S104:YES)、S107の処理へ移行する。
【0035】
ステップS105において、CPU2の音声合成部22は、ステップS102で抽出された抽出文のデータから音声合成データを作成し、作成した音声合成データをDRAM5に格納する。続いて、ステップS106において、CPU2は、ステップS105でDRAM5に格納された音声合成データの再生を開始する処理を行い、これによってスピーカ/イヤホン9からステップS102で抽出された抽出文の内容が音声で出力され始める。
【0036】
ステップS107において、CPU2はステップS102で抽出された抽出文に含まれる改ページタグを削除するなどして抽出文を1文に整形する(改ページ処理)。続いて、ステップS108において、CPU2の音声合成部22は、ステップS102で抽出された抽出文のデータから音声合成データを作成し、作成した音声合成データをDRAM5に格納する。また、CPU2の時間想定部32は、ステップS102で抽出された抽出文の先頭の文字から液晶ディスプレイ6に表示されている最後の文字までを読み上げるのに要する想定時間を算出する。尚、ステップS108の処理内容の詳細については図4を参照しつつ後述する。
【0037】
ステップS109において、CPU2は、ステップS108でDRAM5に格納された音声合成データの再生を開始する処理を行い、これによってスピーカ/イヤホン9からステップS102で抽出された抽出文の内容が音声で出力され始める。続いて、ステップS110において、CPU2はタイマ10をスタートさせる。
【0038】
ステップS111において、CPU2の経過時間判定部33は、ステップS110でタイマ10をスタートさせてからの経過時間がステップS108で算出された想定時間になったか否かを判定する。想定時間になっていないと判定された場合(S111:NO)、ステップS111での処理が繰り返される。一方、想定時間になったと判定された場合(S111:YES)、ステップS112の処理へ移行する。
【0039】
ステップS112において、CPU2の表示制御部21は液晶ディスプレイ6の表示画面に現在表示されている文章データの1頁分の次の1頁分の内容が液晶ディスプレイ6の表示画面に表示されるように液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容を制御する。つまり、ユーザが液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容の変更を指定するような場合を除くと、この場合にのみ表示内容が切り換わることになる。続いて、ステップS113において、CPU2の表示制御部21は、図5(b)に一例を示すように、ステップS102で一文抽出部23によって抽出された抽出文を、それ以外の文章と区別可能にするために反転表示する。
【0040】
ステップS114において、CPU2は、ステップS105又はステップS108でDRAM5に格納された音声合成データの再生が終了したか否かを判定する。音声合成データの再生が終了していないと判定された場合(S114:NO)、音声合成データの再生が継続して行われる。一方、音声合成データの再生が終了したと判定された場合(S114:YES)、ステップS115の処理へ移行する。
【0041】
ステップS115において、CPU2は、文章提供装置1が読み上げている例えば小説などの文章データの全ての内容(全文)が読み上げられたか否かを判定する。全文が読み上げられていないと判定された場合(S115:NO)、ステップS102の処理へ移行する。一方、全文が読み上げられたと判定された場合(S115:YES)、文章提供処理を終了する。
【0042】
以下、上述したステップS108の詳細について図4を参照しつつ説明する。ステップS201において、CPU2の音声合成部22は、ステップS102で抽出された抽出文に対して逆かな漢字変換を行う。つまり、抽出文に対して読みを付与する。例えば、抽出文が”昔々、・・・”であれば、逆かな漢字変換によって”ムカシムカシ、・・・”が得られる。続いて、ステップS202において、CPU2の音声合成部22は、逆かな漢字変換されたものに対してアクセント型を付与する(アクセント処理)。例えば、”ムカシムカシ”に対してはアクセント型として0(ゼロ)型が付与される。
【0043】
ステップS203において、CPU2の音声合成部22は、ステップS202でアクセント型が付与された後の夫々の音節の継続時間長Tを発声速度係数αとROM3に格納されているその音節の継続長Lとを乗算することによって算出する(T=α×L)。
【0044】
ステップS204において、CPU2の音声合成部22は、夫々の音節の基本周波数を算出する。続いて、ステップS205において、CPU2の音声合成部22は、夫々の音節の音量を算出する。例えば、アクセントが高くなる音節に対して、その音節の基本周波数が高くなるように基本周波数を制御する(ステップS204)とともに、音量が大きくなるように音量を制御する(ステップS205)。これらの処理はアクセントに対応して文章の読み上げに抑揚をつけるために行なう処理である。
【0045】
ステップS206において、CPU2の時間想定部32は、ステップS102で抽出された抽出文(液晶ディスプレイ6の表示画面に表示されている文章の中の最後の文)の先頭の文字から液晶ディスプレイ6に表示されている最後の文字(改ページタグの直前の文字)までのステップS203で算出された夫々の継続時間長を加算することによって想定時間(頁切り換えまでに要する時間)を算出する。
【0046】
ステップS207において、CPU2の音声合成部22は、ROM3に記憶されている言語処理用の辞書や音声合成用の音声データ、ステップS203で算出された夫々の音節の継続時間長、ステップS204で算出された夫々の音節の基本周波数、ステップS205で算出された夫々の音量を利用して、ステップS102で抽出された抽出文の音声合成データを作成する。
【0047】
以上説明した第1の実施の形態の文章提供装置1によれば、ユーザが液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容の変更を指定するような場合を除くと、液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容はその表示内容の全てが読み上げられた場合にのみ切り換わる。このため、液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容が度々切り換わることがなくなり、ユーザが文章提供を受ける際の疲れが軽減されることがある。
【0048】
また、液晶ディスプレイ6の表示画面に表示されている1又は複数の文章の中から表示画面に表示されている最後の文が抽出された場合、その最後の文の先頭から液晶ディスプレイ6の表示画面に表示されている最後の文字までを読み上げるのに要する時間を想定し、その最後の文の読み上げが開始されてから想定された時間が経過したときに、液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容を切り換えている。このため、液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容を切り換えるタイミングをその表示内容の読み上げの終了のタイミングに合わせることができる。
【0049】
さらに、一文抽出部23によって抽出された文章(次に読み上げられることになる文章)が反転表示されてからその文章が読み上げられるため、読み上げられている文章を容易に把握することができる。
【0050】
第2の実施の形態
以下、本発明の第2の実施の形態に係る文章提供装置について図面を参照しつつ説明する。
【0051】
まず、本発明の第2の実施の形態に係る文章提供装置の構成について図6を参照しつつ説明する。図6は、第2の実施の形態に係る文章提供装置の構成を示すブロック図である。尚、第1の実施の形態と実質的に同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0052】
文章提供装置60は、図6に示すように、CPU61と、ROM3aと、SRAM4と、DRAM5と、液晶ディスプレイ(LCD)6と、操作キー7a及びタッチパネル7bを含む入力部7と、音声出力部8と、スピーカ/イヤホン9とを備えている。
【0053】
ROM3aには、コンピュータに文章提供処理(図7参照)を実行させるためのプログラムなどCPU61を動作させるための各種プログラムが格納されている。また、ROM3aには、言語処理用の辞書や音声合成用の音声データなどが格納されている。
【0054】
CPU61は、制御および演算を行うものであり、第2の実施の形態に係る文章提供装置60においては、音声合成部22と一文抽出部23と頁間文章判定部62と行数算出部63と表示制御部64などとして機能する。
【0055】
頁間文章判定部62は、一文抽出部23によって抽出された次に読み上げられることになる文章(抽出文)が液晶ディスプレイ6の表示画面に表示された1頁分の文章データとその次の1頁分の文章データとに含まれている頁間の文章(頁間文章)であるか否かを改ページタグに基づいて判定する。行数算出部63は、一文抽出部23によって抽出された抽出文が頁間文章であると頁間文章判定部62によって判定された場合、抽出文を構成する複数の行のうち液晶ディスプレイ6の表示画面に表示されている頁の次の頁に含まれている行の行数を算出する。
【0056】
表示制御部64は、SRAM4に格納されている文章データの1頁分の内容が液晶ディスプレイ6に表示されるように液晶ディスプレイ6の表示内容を制御する。そして、表示制御部21は、文章提供装置60が次に読み上げることになる一つの文章(一文抽出部23によって抽出された一つの文章)を、それ以外の文章と区別可能にするために反転表示する。また、表示制御部64は、一文抽出部23による抽出文が頁間文章であると頁間文章判定部62によって判定された場合、行数算出部63によって算出された行数分液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容をスクロールさせる(図8(a)、(b)参照)。従って、表示制御部64は、表示制御手段と頁間文章表示制御手段として機能する。
【0057】
次に、上述した構成の文章提供装置60の文章提供処理について図7を参照しつつ説明する。図7は、文章提供装置の文章提供処理の手順を示すフローチャートである。
【0058】
ステップS301において、CPU61の表示制御部64は、SRAM4に格納されている文章データの1頁分の内容が液晶ディスプレイ6の表示画面に表示されるように液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容を制御する。これによって液晶ディスプレイ6の表示画面に1頁分の内容が表示されることになる。
【0059】
ステップS302において、ステップS102と実質的に同様の処理が行なわれ、液晶ディスプレイ6の表示画面に表示された複数の文章の中から次に読み上げられることになる一つの文章(抽出文)が抽出される。続いて、ステップS303において、ステップS103と実質的に同様の処理が行なわれ、図8(a)に一例を示すように、ステップS302で抽出された抽出文がそれ以外の文章と区別可能にするために反転表示される。
【0060】
ステップS304において、CPU61の頁間文章判定部62は、ステップS302で抽出された抽出文が液晶ディスプレイ6の表示画面に表示された1頁分の文章データとその次の1頁分の文章データとに含まれている頁間の文章(頁間文章)であるか否かを改ページタグに基づいて判定する。抽出文が頁間文章でないと判定された場合(S304:NO)、ステップS305の処理へ移行する。一方、抽出文が頁間文章であると判定された場合(S304:YES)、S308へ移行する。
【0061】
ステップS305において、ステップS105と実質的に同様の処理が行なわれ、ステップS302で抽出された抽出文の音声合成データが作成されDRAM5に格納される。続いて、ステップS306において、ステップS106と実質的に同様の処理が行なわれ、DRAM5に格納された音声合成データの再生を開始する処理が行われて、スピーカ/イヤホン9から抽出文の内容が音声で出力され始める。
【0062】
ステップS307において、CPU61は、ステップS305でDRAM5に格納された音声合成データの再生が終了したか否かを判定する。音声合成データの再生が終了していないと判定された場合(S307:NO)、音声合成データの再生が継続して行われる。一方、音声合成データの再生が終了したと判定された場合(S307:YES)、ステップS315の処理へ移行する。
【0063】
ステップS308において、ステップS107と実質的に同様の処理が行なわれて、ステップS302で抽出された抽出文に含まれる改ページタグを削除するなどして抽出文が1文に整形される(改ページ処理)。続いて、ステップS309において、CPU61の行数算出部63は、ステップS309で抽出された抽出文であるところの頁間文章を構成する複数の行のうち液晶ディスプレイ6の表示画面に表示されている頁の次の頁に含まれている行の行数を算出する。
【0064】
ステップS310において、CPU61の表示制御部64は、ステップS309で行数算出部63によって算出された行数分液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容をスクロールさせるとともに、ステップS302で抽出された抽出文であるところの頁間文章を反転表示させる。この表示画面の表示内容のスクロールによって、例えば図8(a)の表示内容が図8(b)のように変更される。
【0065】
ステップS311において、ステップS105と実質的に同様の処理が行なわれ、ステップS302で抽出された抽出文の音声合成データが作成されDRAM5に格納される。続いて、ステップS312において、ステップS106と実質的に同様の処理が行なわれ、DRAM5に格納された音声合成データの再生を開始する処理が行われて、スピーカ/イヤホン9から抽出文の内容が音声で出力され始める。
【0066】
ステップS313において、CPU61は、ステップS311でDRAM5に格納された音声合成データの再生が終了したか否かを判定する。音声合成データの再生が終了していないと判定された場合(S313:NO)、音声合成データの再生が継続して行われる。一方、音声合成データの再生が終了したと判定された場合(S313:YES)、ステップS314の処理へ移行する。
【0067】
ステップS314において、ステップS112と実質的に同様の処理が行われ、図8(c)に一例を示すように、液晶ディスプレイ6の表示画面に表示されていた文章データの1頁分の次の1頁分の内容が液晶ディスプレイ6の表示画面に表示される。
【0068】
ステップS315において、ステップS115と実質的に同様の処理が行われ、文章提供装置1が読み上げている例えば小説などの文章データの全ての内容(全文)が読み上げられたか否かが判定される。全文が読み上げられていないと判定された場合(S315:NO)、ステップS302の処理へ移行する。一方、全文が読み上げられたと判定された場合(S315:YES)、文章提供処理を終了する。
【0069】
以上説明した第2の実施の形態の文章提供装置60によれば、ユーザが頁切り換えの処理をした場合を除いて読み上げられる文章が頁をまたがる文章(頁間文章)である場合とその頁間文章の読み上げが終わった場合のみ液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容が切り換わる。このため、液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容が度々切り換わることがなくなり、ユーザが文章提供を受ける際の疲れが軽減されることがある。また、頁間文章以外の文章を読み上げる場合には液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容が変更されないため表示内容のレイアウトを可能な限り保存することが可能になる。さらに、液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容を変更するタイミングを文章を読み上げるタイミングに同期させる必要がないので、表示内容の変更の制御が容易になる。
【0070】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、第1の実施の形態において、文章提供装置によって読み上げられることになる文章(抽出文)を反転表示している場合であるが、抽出文にアンダーラインを付加してもよく、また、抽出文をそれ以外の文章と異なる色で表示するようにしてもよい。
【0071】
また、第1の実施の形態においては文章提供装置が読み上げることになる文章(抽出文)が液晶ディスプレイ6の表示画面に表示された文章の最後の文である場合には、その最後の文の先頭からその最後の文の表示画面に表示された最後の文字までを読み上げるのに要する時間を想定して、最後の文を読み上げ始めてから想定した時間が経過したときに液晶ディスプレイ6の表示画面の表示内容を切り換えている場合であるが、以下のようにして表示内容を切り換えるようにしてもよい。最後の文の先頭から表示画面に表示された最後の文字までを読み上げるのに要する音声出力部8から出力されるデータのバイト数を算出し、最後の文を読み上げ始めてから算出されたバイト数が音声出力部8から出力されたときに表示内容を切り換えるようにしてもよい。あるいは、最後の文の先頭から表示画面に表示された最後の文字までを読み上げるのに要する音声出力部8から出力されるデータのブロック数を算出し、最後の文を読み上げ始めてから算出されたブロック数が音声出力部8から出力されたときに表示内容を切り換えるようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】
請求項1、請求項、請求項によると、表示手段に表示された1頁分の文章データの内容の読み上げが終了したときに次の1頁分の文章データの内容が表示手段に表示されるため、表示内容が度々切り換わることがなくなり、ユーザが文章提供を受ける際の疲れが軽減されることがある。また、表示手段の表示内容を切り換えるタイミングをその表示内容の読み上げの終了のタイミングに合わせることが可能になる。
【0073】
【0074】
請求項によると、読み上げられることになる文章がそれ以外の文章と区別可能に表示手段に表示されるため、読み上げ箇所が容易に把握することが可能になる。
【0075】
請求項、請求項、請求項によると、読み上げられる文章が頁をまたがる文章(頁間文章)以外の文章の場合には表示手段の表示内容が変更されないため、表示内容のレイアウトを可能な限り保存することが可能になる。また、頁間文章が読み上げられる場合と頁間文章が読み上げられた場合を除いて表示手段の表示内容が変更されないので、表示内容が度々切り換わることがなく、ユーザが文章提供を受ける際の疲れが軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る文章提供装置の概略を示す模式図である。
【図2】 図1に示した文章提供装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 図2に示した文章提供装置の文章提供処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】 図2に示した文章提供装置の文章提供処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】 液晶ディスプレイの表示画面の一例を示す図である。
【図6】 第2の実施の形態に係る文章提供装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 図6に示した文章提供装置の文章提供処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】 液晶ディスプレイの表示画面において抽出文がそれ以外の文章と区別可能に表示された状態を示す図である。
【符号の説明】
1 文章提供装置
2 CPU
3 ROM
4 SRAM
5 DRAM
6 液晶ディスプレイ
7 入力部
7a 操作キー
7b タッチパネル
8 音声出力部
9 スピーカ/イヤホン
10 タイマ
21 表示制御部
22 音声合成部
23 一文抽出部
24 頁読み上げ終了判定部
31 最後文判定部
32 時間想定部
33 経過時間判定部

Claims (7)

  1. 表示手段と、
    文章データの1頁分の内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御する表示制御手段と、
    前記表示手段に表示された前記1頁分の文章データの内容を順次読み上げる読み上げ手段と、
    前記読み上げ手段により前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたか否かを判定する頁読み上げ終了判定手段とを備えており、
    前記表示制御手段は、前記頁読み上げ終了判定手段により前記1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたと判定されると前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの次の1頁分の文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を切り換える制御を行い、
    前記頁読み上げ終了判定手段は、
    前記文章読み上げ手段により読み上げられることになる文章が前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの最後の文であるか否かを判定する最後文判定手段と、
    前記最後文判定手段により前記読み上げられることになる文章が最後の文であると判定されると、前記最後の文がその先頭から前記表示手段に表示されている最後まで前記読み上げ手段により読み上げられるのに要する時間を想定する時間想定手段と、
    前記読み上げ手段により前記最後の文の読み上げが開始されてから前記時間想定手段により想定された時間が経過したか否かを判定する経過時間判定手段とを備えており、
    前記頁読み上げ終了判定手段は、前記最後の文の読み上げが開始されてから前記時間想定手段により想定された時間が経過したと前記経過時間判定手段により判定されたきに、前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの内容が前記読み上げ手段により最後まで読み上げられたと判定する
    ことを特徴とする文章提供装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記文章読み上げ手段により読み上げられることになる文章をそれ以外の文章と区別可能に前記文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御することを特徴とする請求項に記載の文章提供装置。
  3. 表示手段と、
    文章データの1頁分の内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御する表示制御手段と、
    前記文章データの内容を順次読み上げる読み上げ手段と、
    前記読み上げ手段により読み上げられることになる文章が前記表示手段に表示された前記1頁分の文章データとその次の1頁分の文章データとに含まれている頁間の文章であるか否かを判定する頁間文章判定手段と、
    前記頁間文章判定手段により前記読み上げられることになる文章が前記頁間文章であると判定されると前記頁間文章の内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御する頁間文章表示制御手段とを備えており、
    前記表示制御手段は、前記頁間文章の内容の全てが前記頁間文章表示制御手段の制御により前記表示手段に表示された後に前記次の1頁分の文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を切り換える制御を行うことを特徴とする文章提供装置。
  4. 文章データの1頁分の内容が表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御するとともに、前記表示手段に表示された前記1頁分の文章データの内容を順次読み上げる表示読み上げステップと、
    前記表示読み上げステップにおいて前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたか否かを判定する頁読み上げ終了判定ステップと、
    前記頁読み上げ終了判定ステップにおいて前記1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたと判定されると前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの次の1頁分の文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を切り換える表示内容切り換えステップとを有し、
    前記頁読み上げ終了判定ステップは、
    前記文章読み上げステップにおいて読み上げられることになる文章が前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの最後の文であるか否かを判定する最後文判定ステップと、
    前記最後文判定ステップにおいて前記読み上げられることになる文章が最後の文章であると判定されると、前記最後の文がその先頭から前記表示手段に表示されている最後まで読み上げられるのに要する時間を想定する時間想定ステップと、
    前記最後の文の読み上げが開始されてから前記時間想定ステップにおいて想定された時間が経過したか否かを判定する経過時間判定ステップとを含んでおり、
    前記頁読み上げ終了判定ステップでは、前記最後の文の読み上げが開始されてから前記時間想定ステップにおいて想定された時間が経過したと前記経過時間判定ステップにおいて判定されたきに、前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたと判定する
    ことを特徴とする文章提供方法。
  5. 文章データの1頁分の内容が表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御するとともに前記文章データの内容を順次読み上げる表示読み上げステップと、
    前記表示読み上げステップにおいて読み上げられることになる文章が前記表示手段に表示された前記1頁分の文章データとその次の1頁分の文章データとに含まれている頁間の文章であるか否かを判定する頁間文章判定ステップと、
    前記頁間文章判定ステップにおいて前記読み上げられることになる文章が前記頁間文章であると判定されると前記頁間文章の内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御する頁間文章表示ステップと、
    前記頁間文章表示ステップにおいて前記頁間文章の内容の全てが前記表示手段に表示された後に前記次の1頁分の文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を切り換える表示内容切り換えステップとを有することを特徴とする文章提供方法。
  6. コンピュータに、
    文章データの1頁分の内容が表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御するとともに、前記表示手段に表示された前記1頁分の文章データの内容を順次読み上げる表示読み上げステップと、
    前記表示読み上げステップにおいて前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたか否かを判定する頁読み上げ終了判定ステップと、
    前記頁読み上げ終了判定ステップにおいて前記1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたと判定されると前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの次の1頁分の文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を切り換える表示内容切り換えステップとを実行させ、
    前記頁読み上げ終了判定ステップは、
    前記文章読み上げステップにおいて読み上げられることになる文章が前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの最後の文であるか否かを判定する最後文判定ステップと、
    前記最後文判定ステップにおいて前記読み上げられることになる文章が最後の文であると判定されると、前記最後の文がその先頭から前記表示手段に表示されている最後まで読み上げられるのに要する時間を想定する時間想定ステップと、
    前記最後の文の読み上げが開始されてから前記時間想定ステップにおいて想定された時間が経過したか否かを判定する経過時間判定ステップとを含んでおり、
    前記頁読み上げ終了判定ステップでは、前記最後の文の読み上げが開始されてから前記時間想定ステップにおいて想定された時間が経過したと前記経過時間判定ステップにおいて判定されたときに、前記表示手段に表示されている1頁分の文章データの内容が最後まで読み上げられたと判定する
    ことを特徴とするプログラム。
  7. コンピュータに、
    文章データの1頁分の内容が表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御するとともに前記文章データの内容を順次読み上げる表示読み上げステップと、
    前記表示読み上げステップにおいて読み上げられることになる文章が前記表示手段に表示された前記1頁分の文章データとその次の1頁分の文章データとに含まれている頁間の文章であるか否かを判定する頁間文章判定ステップと、
    前記頁間文章判定ステップにおいて前記読み上げられることになる文章が前記頁間文章であると判定されると前記頁間文章の内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を制御する頁間文章表示ステップと、
    前記頁間文章表示ステップにおいて前記頁間文章の内容の全てが前記表示手段に表示された後に前記次の1頁分の文章データの内容が前記表示手段に表示されるように該表示手段の表示内容を切り換える表示内容切り換えステップとを実行させることを特徴とするプログラム。
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