JP2005202740A - マトリクス式入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 マトリクス式入力装置において、キーの組み合わせによる入力の自由度を高める。
【解決手段】 タッチされることにより入力を受け付けるキーを複数備えたマトリクス式入力装置であって、いずれかのキーがタッチされたことを検出する検出手段と、それぞれのキーのタッチの有無の状態を取得するスキャン処理を行なうスキャン手段と、前記スキャン手段のスキャン結果に基づいて、タッチされたキーが変化したかを判別する比較手段と、前記比較手段がタッチされたキーが変化したと判別した場合に、前記スキャン結果にしたがってタッチされているキーを認識する認識手段とを備え、前記検出手段は、いずれかのキーがタッチされたことを検知すると、所定の第1の周期で前記スキャン手段に、スキャン処理を行なわせることを特徴とするマトリクス式入力装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タッチされたこと(押下、押圧、ポインティング等を含む)を検出可能な検出点がマトリクス状に配置されたマトリクス式入力装置に関するものである。
マトリクス式入力装置として代表的なタッチパネル型入力装置は、入力を表示する表示体と入力装置を一体にできるので、スペース効率が良く、さらに、入力項目を明瞭に示すことができるので、銀行のATM、コピー機、プリンタ等の様々な装置の入力装置として多用されている。このようなタッチパネル型入力装置としては、入力区画を指示するための区画表示を行う液晶表示装置等の表示体と、その表面に配置され、タッチされたことを検出できる検出点がマトリクス状に配置されたタッチパネルとを有するものが知られている。このタッチパネル型入力装置では、表示体の特定の入力区画(キー)を指等でタッチすると、その入力区画に属する検出点がそれを検出し、あらかじめそのキーに関連付けられている所定の処理が実行される。
このようなタッチパネル型入力装置では、例えば、特許文献1に記載されているように、1つのキーのみがタッチされることが前提となっており、複数のキーがほぼ同時にタッチされた場合には、いずれかのキーのみが有効になるように設定されている。
特開平11−305941号公報
ところで、タッチパネル型入力装置でも、複数のキーの組み合わせによる入力ができれば便利である。特に、表示領域が狭く、少ないキーしか設けられない場合等に有効である。
しかし、上述のように、タッチパネル型入力装置では、1つのキーのみがタッチされることが前提となって設計されているため、同時に複数のキーがタッチされた場合に限り、それぞれのキーを検出することができる程度であった。
このため、例えば、あるキーをタッチしている状態で、他のキーにタッチをしても、両方のキーがタッチされていることを検出することはできなかった。また、複数のキーにタッチしている場合に、あるキーから指を離した場合も、キーの状態が変化したことを検出することができなかった。したがって、キーの組み合わせによる入力の認識に制限があった。
本発明は、マトリクス式入力装置において、キーの組み合わせによる入力の自由度を高めることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明によるマトリクス式入力装置は、
タッチされることにより入力を受け付けるキーを複数備えたマトリクス式入力装置であって、
いずれかのキーがタッチされたことを検出する検出手段と、
それぞれのキーのタッチの有無の状態を取得するスキャン処理を行なうスキャン手段と、
前記スキャン手段のスキャン処理結果に基づいて、タッチされたキーが変化したかを判別する比較手段と、
前記比較手段がタッチされたキーが変化したと判別した場合に、前記スキャン結果にしたがってタッチされているキーを認識する認識手段とを備え、
前記検出手段は、いずれかのキーがタッチされたことを検知すると、所定の第1の周期で前記スキャン手段に、スキャン処理を行なわせることを特徴とする。
本発明によれば、第1の周期毎にタッチされているキーの変化を判定するため、複数のキーのタッチ状態が変化した場合も、その変化を検知することができ、変化後のキーの状態を取得することができる。
ここで、「タッチ」は、キーへの接触に限られず、押下、押圧、ポインティング等を含む広い概念である。
本実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の実施形態では、マトリクス式入力装置として、タッチパネル型入力装置を用いた場合を例に説明するが、本発明は、タッチパネル型入力装置に限られず、タッチされたこと(押下、押圧、ポインティング等を含む)を検出可能な検出点がマトリクス状に配置されたマトリクス式入力装置全般に適用することができる。
図1は本発明の第1の実施形態であるタッチパネル型入力装置を備えたプリンタの概略構成を示すブロック図である。図2は区画表示を行う液晶表示体とタッチパネル上の入力区画との関連を示す図である。
図1に示すように、プリンタ1は、本発明を適用したタッチパネル型入力装置10と、このタッチパネル型入力装置10により印刷項目等の設定値を変更可能な制御装置20と、この制御装置20により制御されるレーザ方式等の印刷機構30とを有しており、タッチパネル型入力装置10を操作することにより、印刷枚数、印刷倍率、用紙選択等の設定を行うことができるようになっている。
タッチパネル型入力装置10および制御装置20は、バス2に接続されており、相互にデータの授受を行えるようになっている。また、印刷機構30は、ビデオインターフェース3を介してバス2に接続されている。
タッチパネル型入力装置10は、タッチパネル11と、スキャン部101と、スキャンモード判定部102と、比較部103と、レジスタ部104とを備えている。
タッチパネル11は、図2(a)に示すように、タッチされたことを検出可能な48個の検出点18が縦方向(Y方向)に6ポイント、横方向(X)方向に8ポイントのマトリクスに配置された検出部16を備えている。
検出部16は、走査信号が入力される6行の入力ラインY1、Y2、・・・、Y6と、この入力ラインY1〜Y6に対して垂直に設けられている8列の出力ラインX1、X2、X3・・・、X8とを有しており、入力ラインと出力ラインの交差点によって検出点18が構成されている。検出点18は、入力区画IF(Y、X)のほぼ中央にそれぞれ配置されている。
これらの検出点18はタッチすることにより接触して導通するスイッチとして働く。本例では、入力区画IF(Y、X)の所定の領域をタッチすることにより、その入力区画IF(Y、X)に属する検出点18が導通状態となり、その検出点18を構成している出力ラインX1〜X6からキー入力信号が出力される。
スキャン部101は、このタッチパネル11の検出部16の上の領域を、図2(b)に示すように48個の入力区画IF(以下、「キー」とする)として認識し、それぞれのキーがタッチされているかどうかを判別する処理を行なう。判別した結果は、キーステータスとして、キーステータスレジスタ101aに一時的に格納する。キーステータスは、それぞれのキーのタッチの有無を1/0で表わした48ビットのビット列とすることができ、キーステータスレジスタ101aは、48ビットの記憶領域とすることができる。
スキャンモード判定部102は、出力ラインX1〜X6からのキー入力信号に基づくswi信号を監視し、いずれかのキーがタッチされたこと(有タッチ状態)を検出すると、タッチパネル型入力装置10をスキャンモードに遷移させ、スキャン部101にトリガー信号を送り、どのキーがタッチされているかの判別を行なわせる。
本実施例において、スキャンモード判定部102は、タッチパネル型入力装置10の動作クロックを分周した分周クロックを用いて有タッチ状態の検出処理を行なうようにしている。有タッチ状態の検出処理では、いわゆるチャタリング除去を行なっており、3分周クロック連続して有タッチ状態を検出した場合にいずれかのキーがタッチされたものと判断するようにしている。
また、スキャンモード判定部102は、スキャンモード中に、すべてのキーともタッチされていないこと(無タッチ状態)を検出すると、タッチパネル型入力装置10のスキャンモードを終了させ、スキャン部101に通知する。ここでも、チャタリング除去を行なっており、3分周クロック連続して無タッチ状態を検出した場合に、すべてのキーともタッチされていないものと判断するようにしている。
これらの処理を行なうため、スキャンモード判定部102は、連続する4分周クロック分のタッチ状態の履歴を格納するレジスタdswi1〜dswi4を備えている。すなわち、最新のタッチ状態がdswi1に格納され、dswi2、dswi3、dswi4には、それぞれ、1分周クロック前、2分周クロック前、3分周クロック前のタッチ状態が格納される。
比較部103は、スキャン部101が判別したキーステータスと、前回のキーステータスとを比較し、キーステータスに変化があったかどうかを判断する。キーステータスに変化があったと判断した場合には、制御装置20のCPU21に対して、レジスタ部104に格納されたキーステータスを読み取らせるためのINT信号を送信する。このため、比較部103は、前回のキーステータスを格納するための前回キーステータスレジスタ103aを備えている。
また、プリンタ1は、図2(b)に示したように、キー、すなわち、入力区画IF(Y、X)を指示するための区画表示DF(Y、X)を表示できる液晶表示体(LCD)40を有している。本例のタッチパネル型入力装置10は、入力区画IF(Y、X)と液晶表示体40による区画表示DF(Y、X)のサイズがほぼ一致した小型のタッチパネル型入力装置10となっている。
制御装置20は、CPU21を中心に構成されており、このCPU21の実行プログラムやデータ等が記憶されているROM22と、入力信号の一時記憶領域、あるいは印刷機構30によって実際に印刷されるビットマップイメージの印刷データを作成するための作業領域等として使用されるRAM23とを有している。
次に、本実施形態における処理動作について図3のフロー図および図4のタイミング図を参照して説明する。
本処理では、スキャンモード判定部102が、いずれかのキーがタッチされたことの検知を、タッチが検出されるまで繰り返す(S101)。この検出処理は、タッチパネル型入力装置10の動作クロックを分周した、分周クロックによって行なわれる。なお、この状態においてタッチパネル型入力装置10は、スキャンモードではないものとする。
タッチパネル型入力装置10では、タッチパネル11のいずれのキーもタッチしていないときには、各入力ラインY1〜Y6には低レベル信号が供給された状態にある。また、出力ラインX1〜X8はいずれも高レベル状態にある。ここで、出力ラインX1〜X8のすべてが高レベルの状態のswi信号をFFとする。また、少なくとも1つの出力ラインが低レベルになった状態のswi信号をvalidとする。
いずれかのキーがタッチされると、そのキーに対応する検出点18が導通状態となり、その検出点18を構成している出力ラインXnの出力が低レベル状態となる。このような状態になると、swi信号がFFからvalidになる。
本実施例では、チャタリングを除去するため、FFであったswi信号が、3分周クロック続けてvalidになった場合に、いずれかのキーが押されたものと判断する(S101:Y)。一方、swi信号が、3分周クロック続けてvalidとならずにFFに戻った場合には、いずれものキーもタッチされていないと判断し(S101:N)、再度、検出処理を繰り返す。
すなわち、図4に示すように、時刻t1において、第1のキーがタッチされるとswi信号がFFからvalidになる。次の分周クロックの立ち上がりt2でこの値がdswi1に格納される。以降分周クロック毎に、dswi2、dswi3が順次validに変化していく。
そして、t3で、dswi1〜dswi3のすべてがvalidになると、いずれかのキーがタッチされたと判断して、スキャン部101にトリガ信号を出力する。これによってタッチパネル型入力装置10は、スキャンモードに遷移する。なお、ここでは、dswi4は参照しない。
スキャンモードでは、スキャン部101が、以下の処理により、いずれのキーがタッチされたかを判別するキースキャン処理を行なう(S102)。この処理は、タッチパネル型入力装置10の動作クロックで行なわれる。
すなわち、キースキャン処理では、入力ラインY1〜Y6のすべてをいったん高レベル状態とする。そして、その後の動作クロック毎に、各入力ラインY1からY6までについて、順次、その入力ラインYnのみを低レベルとし、他の入力ラインをハイインピーダンス状態Zにしていく。
タッチパネル11は、負荷容量成分を含んでいるため、入力ラインY1〜Y6は急に状態を遷移することができず、図4下段に示すような波形となる。入力ラインYnを低レベルから直接ハイインピーダンス状態Zにするには長時間を要するので、出力ラインYnの状態を低レベルから高レベルにしてからハイインピーダンス状態Zにすることが行われる。
低レベルとした入力ラインが安定し、出力ラインX1〜X8が確定すると、所定のタイミングで、出力ラインX1〜X8の状態がスキャン部101により読み出される。読み出した状態は、出力ラインYnのキーのタッチ状態を示し、キーステータスレジスタ101aの対応するビットに格納される。
このような処理が入力ラインY1〜Y6のすべてのラインについて順次行なわれることにより、キーステータスレジスタ101aには、48個それぞれのキーのタッチ状態が格納される。もちろん、複数のキーが同時にタッチされた場合も検知することができる。
スキャンモードに遷移して最初のキースキャン処理(S102)によりキーステータスが取得されると、キーステータスレジスタ101aの値をCPU21に通知する必要がある。このため、キーステータスレジスタ101aの値は、レジスタ部104に転送され、比較部103は、CPU21に対してINT信号を送信する(S103)。
この信号に基づいて、CPU21は、レジスタ部104の値を読み取り、タッチされたキーの内容を取得することができる。したがって、第1のキーがタッチされていることを把握できる。なお、INT信号は送信後クリアする。
そして、スキャン部101は、キーステータスレジスタ101aの値を比較部103の前回キーステータスレジスタ103aに退避させる(S104)。
キースキャンモードでは、上記のキースキャン処理(S102)と同様のキースキャン処理(S105)を分周クロック毎に繰り返す。この分周クロックは、検出処理(S101)と同じ分周クロックを用いることが望ましい。
そして、キーステータスレジスタ101aに格納されたキーステータスと前回キーステータスレジスタ103aに退避されたキーステータスとを比較して、キーステータスが変化したかどうかを毎回判断する(S106)。
その結果、変化があった場合には(S106:Y)、変化後のキーステータスレジスタ101aの値をCPU21に通知する必要がある。このため、キーステータスレジスタ101aの値は、レジスタ部104に転送され、比較部103は、CPU21に対してINT信号を送信する(S107)。
この信号に基づいて、CPU21は、レジスタ部104の値を読み取り、タッチされたキーの内容を取得することができる。
そして、スキャン部101は、キーステータスレジスタ101aの値を比較部103の前回キーステータスレジスタ103aに退避させる(S108)。
このように、本実施形態によれば、スキャンモード中には、分周クロック毎にキーステータスの変化を判定するため、複数のキーのタッチ状態が変化した場合も、その変化を検知することができ、変化後のキーステータスを取得することができる。
例えば、図4に示すように、t4において、第1のキーに加え、さらに第2のキーがタッチされたとする。
すると、次の分周クロックt5の際に、比較部103により、キーステータスが変化したことが検知され、CPU21は、変化したキーステータスを取得することができる。したがって、第1のキーと第2のキーとがタッチされていることを把握できる。
また、t6で、第1のキーのタッチが終了した場合にも、次の分周クロックで、キーステータスが変化したことが検知され、CPU21は、変化したキーステータスを取得することができる。したがって、第2のキーのみがタッチされていることを把握できる。
一方、スキャンモード中に、スキャンモード判定部102では、swi信号を監視し、いずれのキーともタッチされていない無タッチ状態の検出を、分周クロック毎に行なう(S109)。
swi信号がvalidであり、無タッチ状態が検出されない場合には(S109:N)、スキャンモードを継続し、分周クロック毎のキースキャン処理(S105)を繰り返す。
一方、swi信号がFFとなり、無タッチ状態が検出された場合には(S109:Y)、いったんスキャンモードを終了して、スキャン部101に通知する。これにより、次回分周クロック以降のキースキャン処理(S105)は行なわれない。
そして、スキャンモード判定部102は、チャタリング除去を行ない、すべてのキーのタッチが終了したかどうかを判断する(S110)。
ここでは、有タッチ状態の後、3分周クロック連続して無タッチ状態を検出した場合に、すべてのキーがタッチされていないものと判断するようにしている。すなわち、dswi4がvalidで、dswi1〜dswi3がFFの状態である。
例えば、図4に示すように、t7において、第2のキーのタッチが終了して、すべてのキーがタッチされていない状態になったとする。すると、swi信号はFFとなるので、次の分周クロックt8において、スキャンモード判定部102は、スキャンモードを終了させる。
そして、t9で、dswi4がvalidで、dswi1〜dswi3がFFの状態を検出すると、すべてのキーのタッチが終了したと判断する。
これ以外の状態の場合には、swi信号の監視を続け、dswi4がvalidで、dswi1〜dswi3がFFの状態になるまで待つ。ただし、この間に、dswi1〜dswi3がvalidの状態になった場合には、いずれかのキーがタッチされていることを意味するため、再度、スキャンモードに移行し(S110:N)、キースキャン処理(S102)を再開して、以降の処理を繰り返すようにする。
一方、dswi4がvalidで、dswi1〜dswi3がFFの状態となり、すべてのキーがタッチされていないと判断した場合には(S110:Y)、このキーステータス、すなわち、すべてのキーから指が離されたことをCPU21に通知する必要がある。
このため、このキーステータスを取得するためのキースキャン処理(S111)を行ない、キーステータスレジスタ101aの値をレジスタ部104に転送して、CPU21に対してINT信号を送信する(S112)。
この信号に基づいて、CPU21は、レジスタ部104の値を読み取り、すべてのキーともタッチされていないことを把握できる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、第2の実施形態におけるプリンタのタッチパネル型入力装置50の構成を示すブロック図である。なお、プリンタのその他の構成については、上述の第1の実施形態と同様とすることができる。
第2の実施形態において、タッチパネル型入力装置50は、タッチパネル11と、スキャン部201と、ラッチ部202と、チャタリング除去部205と、比較部103と、レジスタ部104とを備えている。なお、タッチパネル11と比較部103とレジスタ部104とは、第1の実施形態と同様とすることができる。
スキャン部201は、第1の実施形態同様に、キースキャンの結果取得したキーステータスを一時的に格納するキーステータスレジスタ201aを備えている。スキャン部201の処理については後述する。
ラッチ部202は、出力ラインX1〜X6からのキー入力信号に基づくswiを監視し、いずれのキーもタッチされていない無タッチ状態から、いずれかのキーがタッチされた有タッチ状態に変化したことを検出すると、タッチパネル型入力装置10をスキャンモードに遷移させ、スキャン部101にトリガー信号を送り、どのキーがタッチされているかの判別を行なわせる。このためラッチ部202は、前回の分周クロックにおけるタッチ状態を格納するレジスタdswiを備えている。
チャタリング除去部205は、スキャン部201が取得したキーステータスの履歴を監視して、チャタリングを除去する処理を行なう。なお、チャタリングが除去されたキーステータスを有効なキーステータスと称するものとする。チャタリング除去では、3分周クロック連続して同じキーステータスを得た場合に、キータッチが有効であると判断する。このため、チャタリング除去部205は、キーステータスの連続する2分周クロック分の履歴を格納するレジスタdks1、dks2を備えている。本実施形態では、レジスタdks1、dks2は、それぞれ48ビットの記憶領域で構成される。
比較部103は、チャタリング除去部205により有効とされたキーステータスと、前回の有効なキーステータスとを比較し、キーステータスに変化があったかどうかを判断する。有効なキーステータスに変化があったと判断した場合には、制御装置20のCPU21に対して、レジスタ部104に格納された有効なキーステータスを読み取らせるためのINT信号を送信する。このため、比較部103は、前回の有効なキーステータスを格納するための前回キーステータスレジスタ103aを備えている。
次に、第2の実施形態における処理動作について図6のフロー図および図7のタイミング図を参照して説明する。
本処理では、ラッチ部202が、いずれかのキーがタッチされたことの検知を、タッチが検出されるまで繰り返す(S201)。この検出処理は、タッチパネル型入力装置50の動作クロックを分周した、分周クロックによって、第1の実施形態と同様に行なわれる。なお、この状態においてタッチパネル型入力装置50は、スキャンモードではないものとする。
ラッチ部202が、いずれかのキーがタッチされたことを検出すると(S201:Y)、タッチパネル型入力装置50は、スキャンモードに遷移する。
スキャンモードでは、まず、dks1レジスタの値をdks2レジスタに移し、キーステータスレジスタ201aの値をdks1レジスタに移して、キーステータスレジスタ201aの履歴を作成する(S202)。そして、スキャン部201が、キースキャン処理を行なう(S203)。キースキャン処理は、第1の実施形態と同様に行なうことができる。
キースキャン処理を終えると、キースキャン処理で得られたキーステータスが有効かどうかを判断する(S204)。本実施形態では、3分周クロック連続して同じキーステータスを得た場合に、キータッチが有効であると判断するようにしているため、キーステータスの値と、dks1の値とdks2の値とがすべて一致している場合に、そのキーステータスが有効であると判断する。これによりチャタリングが除去される。
一方、一致していない場合には、キーステータスレジスタ201aの履歴作成処理(S202)、および、キースキャン処理(S203)を、キーステータスが有効であると判断されるまで分周クロック単位で繰り返す。
すなわち、図7に示すように、時刻t1において、第1のキーがタッチされるとswi信号がFFからvalidになる。次の分周クロックの立ち上がりt2でこの値がdswiに格納され、タッチパネル型入力装置50は、スキャンモードに遷移する。
キースキャン処理では、キーステータスとして第1のキーのタッチに対応する48ビットのD1が得られたものとする。そして、t3において、キーステータスレジスタ(kst)201aの値:D1と、kst1の値:D1とkst2の値:D1とが一致するため、このD1が有効なキーステータスであると判断される。
キーステータスが有効であると判断されると(S204:Y)、有効と判断されたキーステータスの値と、前回キーステータスレジスタ103aの値とを比較して、有効なキーステータスに変化があったかどうかを判断する(S205)。
変化がなかった場合には(S205:N)、再度、キーステータスレジスタ201aの履歴作成処理(S202)、および、キースキャン処理(S203)を、キーステータスが有効であると判断されるまで繰り返す。このため、第2の実施形態では、キースキャンモード中にキーステータスが変化する場合にもチャタリングを除去することができる。
例えば、図7に示すように、時刻t4において、第1のキーに加え、さらに第2のキーがタッチされたとする。このキータッチが有効であると判断されるのは、次の分周クロックから3分周クロック後のt6の時点となる。t6において、キーステータスレジスタ(kst)201aの値:D2と、kst1の値:D2とkst2の値:D2とが一致するためである。
一方、t5において第1キーのタッチが終了したことは、第2キーのタッチが終了したt7との間隔が極めて短いため、チャタリングと判定される。このため、第2キーのみがタッチされた状態に対応するD3は検出されない。したがって、第1キーのタッチ終了と、第2キーのタッチ終了とは、t9において同時に扱われる。t9において、キーステータスレジスタ(kst)201aの値:D4と、kst1の値:D4とkst2の値:D4とが一致するためである。
有効なキーステータスが変化したと判断した場合には(S205:Y)、キーステータスレジスタ201aの値をCPU21に通知する必要がある。このため、キーステータスレジスタ201aの値は、レジスタ部104に転送され、比較部103は、CPU21に対してINT信号を送信する(S206)。
この信号に基づいて、CPU21は、レジスタ部104の値を読み取り、タッチされたキーの内容を取得することができる。
そして、スキャン部201は、キーステータスレジスタ201aの値を比較部103の前回キーステータスレジスタ103aに退避させる(S207)。
次に、有効と判断されたキーステータスがいずれのキーもタッチされていないものであるか、すなわち、すべてのキーから指が離されたかどうかを判断する(S208)。この判断は、キーステータスレジスタ(kst)201aの値(有効なキーステータスであるので、kst1の値とkst2の値とも同じである)がキーオフの状態を示しているかどうかにより行なうことができる。
この結果、有効と判断されたキーステータスがいずれのキーもタッチされていないことを示していると判断した場合には(S208:Y)、スキャンモードを終了し、次のキータッチを待つ。
一方、いずれかのキーがタッチされていると判断した場合には(S208:N)、再度、キーステータスレジスタ201aの履歴作成処理(S202)、および、キースキャン処理(S203)を、キーステータスが有効であると判断されるまで繰り返す。
なお、タッチパネル型入力装置を用いた例としてプリンタを説明したが、コピー機や銀行のATM等の様々な装置に本発明を適用したタッチパネル型入力装置を適用することができる。
また、上述した制御方法は、オペレーティングプログラム等の制御プログラムによって実現可能である。この制御プログラムはROMやCD−ROM等の記録媒体に記録して流通させることができ、プリンタには、パソコン等のホストを介してインストールすることができる。
タッチパネル型入力装置を備えたプリンタの構成を示すブロック図。 液晶表示体とタッチパネル上の入力区画との関連を示す図。 第1の実施形態の処理動作を説明するフロー図。 第1の実施形態の処理動作を説明するタイミング図。 第2の実施形態のタッチパネル型入力装置の構成を示すブロック図。 第2の実施形態の処理動作を説明するフロー図。 第2の実施形態の処理動作を説明するタイミング図。
符号の説明
1…プリンタ、3…ビデオインターフェース、10…タッチパネル型入力装置、11…タッチパネル、16…検出部、18…検出点、20…制御装置、30…印刷機構、40…液晶表示体、50…タッチパネル型入力装置、101…スキャン部、101a…キーステータスレジスタ、102…スキャンモード判定部、103…比較部、103a…前回キーステータスレジスタ、104…レジスタ部、201…スキャン部、201a…キーステータスレジスタ、202…ラッチ部、205…チャタリング除去部

Claims (8)

  1. タッチされることにより入力を受け付けるキーを複数備えたマトリクス式入力装置であって、
    いずれかのキーがタッチされたことを検出する検出手段と、
    それぞれのキーのタッチの有無の状態を取得するスキャン処理を行なうスキャン手段と、
    前記スキャン手段のスキャン処理結果に基づいて、タッチされたキーが変化したかを判別する比較手段と、
    前記比較手段がタッチされたキーが変化したと判別した場合に、前記スキャン結果にしたがってタッチされているキーを認識する認識手段とを備え、
    前記検出手段は、いずれかのキーがタッチされたことを検知すると、所定の第1の周期で前記スキャン手段に、スキャン処理を行なわせることを特徴とするマトリクス式入力装置。
  2. 請求項1に記載のマトリクス式入力装置において、
    前記検出手段は、所定の第2の周期でいずれかのキーがタッチされたかを検査し、
    所定回数連続していずれかのキーがタッチされたことを検知した場合に、いずれかのキーがタッチされたと判断することを特徴とするマトリクス式入力装置。
  3. 請求項1に記載のマトリクス式入力装置において、
    前記検出手段は、いずれかのキーがタッチされたことを検出すると、すべてのキーのタッチが終了したことを検査し、
    すべてのキーのタッチが終了したことを検出すると、前記スキャン手段に、スキャン処理を終了させることを特徴とするマトリクス式入力装置。
  4. 請求項3に記載のマトリクス式入力装置において、
    前記検出手段は、所定の第2の周期ですべてのキーのタッチが終了したかを検査し、
    所定回数連続してすべてのキーのタッチが終了したことを検知した場合に、すべてのキーのタッチが終了したと判断することを特徴とするマトリクス式入力装置。
  5. 請求項3に記載のマトリクス式入力装置において、
    前記検出手段は、すべてのキーのタッチが終了したことを検出すると、前記スキャン手段に、さらに一回、スキャン処理を行なわせることを特徴とするマトリクス式入力装置。
  6. 請求項1に記載のマトリクス式入力装置において、
    前記比較手段は、同じスキャン結果が所定の回数連続した場合に、タッチされたキーが変化したかを判別することを特徴とするマトリクス式入力装置。
  7. 請求項6に記載のマトリクス式入力装置において、
    前記スキャン手段は、前記比較手段がタッチされたキーが変化したと判別した場合であって、すべてのキーのタッチが終了しているスキャン処理結果を得ている場合には、スキャン処理を停止することを特徴とするマトリクス式入力装置。
  8. タッチされることにより入力を受け付けるキーを複数備えたマトリクス式入力装置におけるキー認識制御方法であって、
    いずれかのキーがタッチされたことを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで、いずれかのキーがタッチされたことが検出された場合に、所定の第1の周期で、それぞれのキーのタッチの有無の状態を取得するスキャンステップと、
    前記スキャンステップの結果に基づいて、タッチされたキーが変化したかを判別する比較ステップと、
    前記比較ステップにおいてタッチされたキーが変化したと判別した場合に、前記スキャンステップの結果にしたがってタッチされているキーを認識する認識ステップとを有することを特徴とするマトリクス式装置におけるキー認識制御方法。
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