JP2014135008A - 警報システムおよび警報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
この発明は、光過敏性発作を引き起こすことなく、聴覚障害がある人にも火災発生を知らせて避難を促すことができる、フラッシュ光を用いた警報システムおよび警報装置を得ることを目的とする。
【解決手段】
自動火災報知設備からの火災信号に基づいてフラッシュ発光する複数の警報装置を有する警報システムにおいて、避難経路毎に警報装置をグループ編成し、警報装置に同期手段を設けるとともに、警報装置の同期手段の脱調を防止する同期補正手段を設け、火災信号によって警報装置が同時に始動するとともに、共通の発光周期でフラッシュ発光するようにし、少なくとも同一グループの警報装置が安定的に同期してフラッシュ発光を繰り返すようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、火災等の非常事態発生時に避難を促す警報システムおよび警報装置に関し、特に光によって警報を発する警報システムおよび警報装置に関する。
従来、自動火災報知設備は、所定の間隔で配設した警報用音響装置を所定の音量で鳴動させ、あるいは、連動動作させた非常放送設備によって音声メッセージを流し、火災発生を警報して避難を促すものであった。
しかしながら、火災等の非常事態発生時に避難するべき人に聴覚障害があるような場合、光等の聴覚以外の感覚に働きかけて非常事態を知らせる警報装置の普及が望まれている。そして、強烈な閃光を発するストロボ(登録商標)に代表されるエレクトロニック・フラッシュや、大光量のLEDランプ、等を光源に用い、フラッシュ光を発する警報装置が実用化されている。
特開平08−161679号公報
http://www.hochiki.co.jp/webcatalog/pdf/hc_ssfa1208.pdf http://www.saxa.co.jp/product/business/pdf/SHW-101.pdf
従来、平常時は消灯し、火災等の非常事態発生時にフラッシュ光を発する警報装置は、その発光周期を各警報装置自体で制御するものであった。そのような警報装置を、自動火災報知設備の警報用音響装置のように所定の間隔で多数設置し、火災発生時に同時に作動させると、多数の警報装置それぞれがバラバラのタイミングで発光する。このような人工的な強い光刺激は、人に光刺激性癲癇などの光過敏性発作を引き起こす場合があることが知られている(例えば、平成9年12月16日に某民間テレビ放送局が放送した、強い光刺激シーンのあるテレビアニメの視聴者が光過敏性発作などを起こした事件は大きく報道され、周知である)。
この発明は、光過敏性発作を引き起こすことなく、聴覚障害がある人にも火災等の非常事態発生を知らせて避難を促すことができる、フラッシュ光を用いた警報システムおよび警報装置を得ることを目的とする。
(1)この発明の警報システムは、火災発生時に火災感知手段からの火災感知信号に基づいて火災信号を送出する火災受信機と、避難経路毎にグループ編成され、前記火災受信機からの前記火災信号に基づいて共通の所定周期でフラッシュ発光する発光手段を有する複数の警報装置と、を具備する警報システムにおいて、前記警報装置は、前記火災信号を受信する火災信号受信手段と、該火災信号受信手段が前記火災信号を受信してから計時を開始して前記所定周期で初期化される同期タイマと、該同期タイマの計時値が初期値と異なる所定値となったときに前記発光手段をフラッシュ発光させる発光制御手段と、を有し、火災発生時、前記火災信号を受信した前記警報装置のグループは、前記所定周期で同時にフラッシュ発光を繰り返すことを特徴とする。
(2)また、この発明の警報システムは、(1)において、前記火災受信機と前記警報装置との間に介在して前記警報装置それぞれが有する前記同期タイマの脱調を補正する同期補正信号を出力する同期補正手段と、前記警報装置に備わって前記同期補正信号を受信する同期補正信号受信手段と、をさらに備え、前記同期補正手段は、前記所定周期の整数倍の時間間隔で前記同期補正信号を前記警報装置に送出し、これを受信した前記警報装置は、少なくとも前記グループ毎に同期タイマを同期することを特徴とする。
(3)また、この発明の警報システムは、火災発生時に火災感知手段からの火災感知信号に基づいて火災信号を送出する火災受信機と、避難経路毎にグループ編成され、前記火災受信機からの前記火災信号に基づいて共通の所定周期でフラッシュ発光する発光手段を有する複数の警報装置と、前記火災受信機と前記警報装置との間に介在して前記火災信号に前記所定周期で同期信号を重畳させて前記警報装置に送出する同期手段と、を具備する警報システムにおいて、前記警報装置は、前記同期手段からの前記火災信号を受信する火災信号受信手段と、前記火災信号に含まれる前記同期信号を受信すると初期値から計時を開始する遅延タイマと、該遅延タイマの計時値が初期値と異なる所定値となったときに前記発光手段をフラッシュ発光させる発光制御手段と、を有し、火災発生時、前記火災信号を受信した前記警報装置のグループは、前記所定周期で同時にフラッシュ発光を繰り返すことを特徴とする。
(4)また、この発明の警報システムは、(1)〜(3)において、前記警報装置は、火災信号受信手段が受信した火災信号より自機を駆動する電力を得ることを特徴とする。
(5)また、この発明の警報装置は、避難経路毎にグループ編成され、火災発生時に火災感知手段からの火災感知信号に基づいて火災信号を送出する火災受信機からの前記火災信号に基づいて共通の所定周期でフラッシュ発光する発光手段を有する警報装置において、前記警報装置は、前記火災信号を受信する火災信号受信手段と、該火災信号受信手段が前記火災信号を受信してから計時を開始して前記所定周期で初期化される同期タイマと、該同期タイマの計時値が初期値と異なる所定値となったときに前記発光手段をフラッシュ発光させる発光制御手段と、を有することを特徴とする。
(6)また、この発明の警報装置は、避難経路毎にグループ編成され、火災発生時に火災感知手段からの火災感知信号に基づいて火災信号を送出する火災受信機からの前記火災信号に基づいて共通の所定周期でフラッシュ発光する発光手段を有する警報装置において、前記警報装置は、同期信号が重畳された前記火災信号を受信する火災信号受信手段と、前記火災信号に含まれる前記同期信号を受信すると初期値から計時を開始する遅延タイマと、該遅延タイマの計時値が初期値と異なる所定値となったときに前記発光手段をフラッシュ発光させる発光制御手段と、を有することを特徴とする。
複数の警報装置が同期して同じタイミングでフラッシュ発光し、バラバラのタイミングでフラッシュ発光しないので、光過敏性発作を引き起こすことなく、聴覚障害がある人にも火災発生を知らせて避難を促すことができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る警報システムの構成図である。 本発明の実施の形態1に係る警報装置の構成図である。 本発明の実施の形態1に係る警報システムのタイムチャート図の一例である。 本発明の実施の形態2に係る警報システムの構成図である。 本発明の実施の形態2に係る警報装置の構成図である。 本発明の実施の形態2に係る警報システムのタイムチャート図の一例である。 本発明の実施の形態2に係る警報システムのタイムチャート図の他の例である。 本発明の実施の形態3に係る警報システムの構成図である。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1について、図1乃至3に基づいて説明する。
まず、図1を参照して本実施の形態に係る警報システムの構成を説明する。
火災感知器2は、火災発生時に火災を感知する火災感知手段である。
火災感知器2と電路Lsを介して接続された火災受信機1は、火災感知器2からの火災感知信号Dを受信し、この火災感知信号Dに基づいて火災判断を行い、火災と判断したときに、火災受信機1の備わる表示灯や音響装置等によって火災表示および火災音響警報を行う周知の火災受信機である。
火災感知器2と火災受信機1とを接続する電路Lsは、図示したように火災感知器2の系統毎に個別の電路で接続するP型システムであっても良いし、多重伝送によって共通の電路で接続するR型システムであっても良い。火災受信機1が火災と判断したときは、電路Lfを介して後述する警報装置4に向けて火災信号Fを送出する。なお、後述する警報装置4への電力の供給は火災受信機1から行い、電力供給には図示したように火災信号Fを伝達する電路Lfを共用しても良いし、別途専用の電源線(図示せず)を設けても良い。前者の場合、火災受信機1から後述する警報装置4に電力を供給する電源線でもある電路Lfに送出する火災信号Fを電力源として用いる。
警報装置4は、火災受信機1から送出される火災信号Fに基づいてフラッシュ発光するものである。警報装置4は、複数が避難経路毎にグループ編成され、間隔を空けて並列接続されて配設され、便宜上、それぞれを警報装置4−1〜4−n(nは自然数、n=1,2,3,・・・)と火災受信機1側から順に番号を付して区別する。
次に、図2を参照して本実施の形態に係る警報装置4の構成を説明する。
警報装置4は、電路Lfを介して火災受信機1からの火災信号Fを受信する火災信号受信手段である受信部4bを有する。
また、警報装置4は、受信部4bが火災受信機1からの火災信号Fを受信したときに計時を開始する計時手段である同期タイマ4eを有する。同期タイマ4eはすべての警報装置4−1〜4−nに共通である所定周期T毎に初期化され、初期化後は再び計時を継続する。また、同期タイマ4eの計時値が予め定めた初期値と異なる所定値、すなわち閾値に達したとき、後述する制御手段である制御部4dにフラッシュ発光のタイミングを指示する。
また、このフラッシュ発光のタイミングの指示を受けて、後述する発光部4dをフラッシュ発光させる発光制御手段である制御部4cを有する。
また、警報装置4は、火災受信機1から電力の供給を受けて警報装置の各部に電力を供給する電源部4aを有する。
発光部4dには、強烈な閃光を発するストロボ(登録商標)に代表されるエレクトロニック・フラッシュ、あるいは、大光量のLEDランプを発光手段として用いることができる。なお、発光部4dに用いる発光手段はこれらに限定されるものではなく、光で警報するに足る一定以上の光量を発することができ、断続制御できる可視光の光源であれば良い。
発光部4dは、図示したように制御部4cを介して電力の供給を受けても良いし、電源部4aから直接電力の供給を受け(図示せず)、発光部4dを発光させるためのトリガ信号を制御部4cから受けるようにしても良い。後者の構成は、発光手段にエレクトロニック・フラッシュを用い、これに電源部4aから放電開始に至らない高電圧を予め印加しておき、このときのエレクトロニック・フラッシュを放電させて発光を開始させるトリガ電極に制御部4cからトリガ信号を送出する用途に適している。
次に、更に図3を参照して、本実施の形態に係る警報システムの動作を説明する。
火災感知器2は、火災を感知すると電路Lsを介して接続された火災受信機1へ火災感知信号Dを送出する。この火災感知信号Dを受信した火災受信機1は、火災受信機1に備わる蓄積機能等の火災判断手段によって火災と判断すると、電路Lfを介して接続された警報装置4−1〜nへ火災信号Fを送出する。
警報装置4は、火災受信機1からの火災信号Fを受信部4bが受信すると、同期タイマ4eが計時を開始し、所定周期T毎に初期化し、初期化後は同期タイマ4eの初期値より再び計時を行う動作を繰り返す。この動作は、警報装置4が火災信号Fを受信している間に継続され、火災信号Fを受信しなくなると同期タイマ4eは計時を停止し、初期化される。そして、同期タイマ4eの計時値が予め定めた所定値、すなわち閾値に達すると、制御部4cに対してフラッシュ発光を指令し、これを受けた制御部4cは発光部4dをフラッシュ発光させるように制御する。
なお、同期タイマ4eが初期値から計時を開始して前記閾値に達するまでの時間を遅延時間tと定めたとき、0<<t<<Tとなるように設定する。このように遅延時間tを設定することにより、外来ノイズや発光部4dのフラッシュ発光に伴うフラッシュ電流による電源変動が発生しても、S/N比を大きくとることができる。すなわち、前記閾値を同期タイマ4eの初期値よりも大きくすることによって、制御部4cは発光部4dを誤ってフラッシュ発光させない。
このように、同期タイマ4eは、火災信号Fによって警報装置4−1〜nで同時に計時を開始し、警報装置4−1〜nに共通の所定周期Tで動作し、警報装置4−1〜nに共通の前記閾値でフラッシュ発光を指令するので、避難経路毎に編成されたグループのうち、少なくとも同じグループに属する警報装置4−1〜nは同じタイミングでフラッシュ発光を繰り返すことができる。
ところで、警報装置4−1〜nの個々において、実際には所定周期Tや前記閾値には誤差や温度特性等があり、長い時間運転を継続しているとフラッシュ発光のタイミングがずれてくる。すなわち、同期タイマ4eの同期がずれ、脱調と呼ばれる現象が生ずる。これを防ぐには、同期タイマ4eの計時基準となる発振子に高精度な水晶発振子等を用い、さらに温度補償回路を設けるなどの対策をとることは可能である。しかしながら、高価な水晶発振子等と複雑な回路追加は製造原価の上昇を招く。
そこで、警報装置4それぞれが有する同期タイマ4eの脱調を補正する同期補正信号を出力する同期補正手段として、火災受信機1と警報装置4との間に介在するように図示しない同期補正用中継器を設け、この同期補正用中継器から同期補正信号を出力することによって、少なくともグループ毎に同期タイマ4eを同期させるようにすると良い。このため、警報装置4には前記同期補正信号を受信する同期補正信号受信手段を受信部4bに設け、例えば、前記同期補正信号を受信したときに同期タイマ4eを初期化するように制御し、警報装置4―1〜nの同期タイマ4eを同期させる。また、前記同期補正手段は火災受信機1内に設けても良い。
なお、前記同期補正信号は、所定周期Tの整数倍に相当する時間間隔で前記同期補正手段から警報装置4−1〜nに送出するようにする。すなわち、同期タイマ4eの同期精度が維持できる程度で補正すれば済むのであり、所定周期Tの何倍毎に補正するかは、同期タイマ4eの精度によって適宜決定される。
前記同期補正信号は、同期補正手段としての同期補正用中継器から図示しない専用の電路で警報装置4−1〜nへ送出しても良いし、電路Lfを共用して火災信号Fに重畳させて送出するようにしても良い。前記同期補正信号は、振幅変調された複数のパルス列であっても良いが、これに限るものではなく、パルス列は単数でもよい。また、変調方式は周波数変調、パルス幅変調、位相変調等の他の方式であっても良い。ただし、単数パルスではノイズによって誤作動する虞があるので望ましいものではなく、パルス列を複数としたり、コード化したり、複数のコード化されたデータ列としたり、冗長性を持たせた同期補正信号とすることが望ましい。
上記のように図示しない同期補正手段としての同期補正用中継器と警報装置4−1〜nとを追加で設けることにより、既存の自動火災報知設備を容易にリニューアルし、安定に同期してフラッシュ発光する警報システムを容易に構築することが可能となる。
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2について、図4乃至7に基づいて説明する。
本実施の形態が実施の形態1と異なる点は、火災受信機1からの火災信号Fが電路Laを介して受信されると、同期信号Sを、電路Lfを介して警報装置へ送出する同期手段である中継器3を新たに設けた点と、実施の形態1における警報装置4が同期信号Sに基づいてフラッシュ発光する警報装置40に代わった点とにある。これに伴って、警報装置40からは同期タイマ4eが除かれる。その他の構成、動作は、実施の形態1と同じであり、同一の構成には同一の符号を付し、その説明が準用される。
まず、図4を参照して本実施の形態に係る警報システムの構成を、実施の形態1と異なる点について説明する。
火災受信機1が火災と判断したときは、電路Laを介して後述する中継器3に向けて火災信号Fを送出する。
中継器3は、火災受信機1と後述する警報装置40との間に介在するように設ける。この中継器3は、後述する警報装置40に電力を供給するとともに、火災受信機1から電路Laを介して火災信号Fを受信し、この火災信号Fに基づいて電路Lfを介して後述する警報装置40に発光を指令する同期信号Sを所定周期Tで送出する中継手段である。
後述する警報装置40への電力の供給は中継器3から行い、電力供給には図示したように同期信号Sを伝達する電路Lfを共用しても良いし、別途専用の電源線(図示せず)を設けても良い。前者の場合、中継器3から後述する警報装置40に電力を供給する電源線でもある電路Lfに同期信号Sを重畳させて用いる。
警報装置40は、中継器3から送出される所定周期Tの同期信号Sに基づいてフラッシュ発光するものである。警報装置40は複数が間隔を空けて並列接続されて配設され、便宜上、それぞれを警報装置40−1〜40−n(nは自然数、n=1,2,3,・・・)と中継器3側から順に番号を付して区別する。
次に、図5を参照して本実施の形態に係る警報装置40の構成を説明する。
警報装置40は、電路Lfを介して中継器3からの同期信号Sを受信する火災信号受信手段である受信部4bを有する。また、警報装置40は、受信部4bが中継器3からの同期信号Sを受信したときに発光部4dをフラッシュ発光させる発光制御手段である制御部4dを有する。また、警報装置40は、中継器3から電力の供給を受けて警報装置の各部に電力を供給する電源部4aと、を有する。
次に、更に図6を参照して、本実施の形態に係る警報システムの動作を説明する。
中継器3が電路Lfを介して警報装置40へ送出する同期信号Sは、平常時は警報装置40の発光を意味しない状態Pnを保つ。状態Pnは、発光させない信号を積極的に送出しても良いし、信号をまったく送出しないものであっても良い。
そして、中継器3は、火災受信機1から火災信号Fを受信すると、電路Lfを介して警報装置40へ送出する同期信号Sを、警報装置40の発光を指令する意味の状態Ptへと変化させ、警報装置40を発光させる所定周期T毎に状態Ptを繰り返す。なお、状態Ptの持続時間を発光指令時間tと定めたとき、t<<Tとなるようにする。警報装置40の発光を開始させてからは、状態Ptでない期間は再び状態Pnへ戻すか、あるいは、警報装置40の次の発光を指令する状態Ptまでの間を待機させるような、状態Ptとも状態Pnとも異なる状態としても良い。
警報装置40は、避難経路毎にグループ編成され、中継器3からの同期信号Sで発光を指令する状態Ptを受信すると、フラッシュ発光する。すなわち、警報装置40の受信部4bが同期信号Sの発光を指令する状態Ptを受信すると、制御部4cへ発光を指令する状態を検出した旨を送出し、これを受けた制御部4cは発光部4dをフラッシュ発光させるように制御する。
なお、制御部4cは図示しない遅延手段を更に備え、受信部4bから発光を指令する状態を検出した旨の信号を受けてから、予め定めた所定の遅延時間の後に、発光部4dをフラッシュ発光させるように制御しても良い。この所定の遅延時間は、発光を指令する状態Ptの持続時間tよりも長く、発光周期である所定周期Tより発光部4d自体のフラッシュ発光時間を減じた時間よりも短く設定するものとする。このように遅延時間を設定することにより、電路Lfの電路抵抗に起因して発光部4dのフラッシュ発光に伴うラッシュ電流によって電圧降下が発生しても、発光を指令する状態Ptとは異なるタイミングで発生するので、警報装置40の受信部4aが電路Lfの電圧降下によって誤作動することがないようにできる。つまり、発光部4dのフラッシュ発光に伴う電圧降下が発生しても、同期信号Sにおける状態Ptの信号は影響を受けることがないようにできる。
次に、図7を参照して、実際の同期信号Sの一例を説明する。図7において、同期信号S以外の信号や動作は図6に示したものと同じである。
ここで、電路Lfは中継器3が警報器4に電力を供給する電源線を兼ね、ここに同期信号Sを重畳させるものとする。図示した例では、火災が発生していない平常時に、中継器3は警報装置40に電力を供給しないようにしている。すなわち、中継器3からの同期信号Sはまったく出力されていない状態である。そして、中継器3は火災受信機1からの火災信号Fを受信すると、警報装置40への電力を供給し始め、加えて、所定周期T毎に発光を指令する状態Ptとして、振幅変調された複数のパルス列を送出する。
なお、ここでは振幅変調された複数のパルス列を例示したが、これに限るものではなく、パルス列は単数でもよく、変調方式は周波数変調、パルス幅変調、位相変調等の他の方式であっても良い。ただし、単数パルスではノイズによって誤作動する虞があるので望ましいものではなく、パルス列を複数としたり、コード化したり、複数のコード化されたデータ列としたりして、同期信号Sにおいて発光を指令する状態に冗長性を持たせるようにすることが望ましい。
上記の如く、火災発生によって中継器3から警報装置40に電力が供給され始めると、警報装置40の電源部4aが警報装置40内の各部に電力を供給し始め、電源部4aはコンデンサ等によって平滑し、振幅変調等による発光を指令する状態Ptによって出力が変動しないように安定化できるようにしておく。これによって、警報装置40は安定に動作できるようになる。
次に、発光を指令する状態Ptを表す複数のパルス列を受信部4bが検出すると、これを制御部4cへ伝達し、制御部4cは発光部4dをフラッシュ発光するように制御する。そして、この状態は所定周期T毎に繰り返されるので、電路Lfに並列接続された複数の警報装置40、すなわち警報装置40−1〜警報装置40−nは、所定周期T毎に、同期信号Sの発光を指令する状態Ptに同期して、同じタイミングで同時にフラッシュ発光させることができる。
なお、上記のように中継器3と警報装置40とを追加で設けることにより、既存の自動火災報知設備を容易にリニューアルしてフラッシュ発光で警報する警報システムを容易に構築することが可能である。
[実施の形態3]
本発明の実施の形態3に係る警報システムについて、図8に基づいて説明する。
本実施の形態が実施の形態2と異なる点は、実施の形態2における火災受信機1と中継器3とが一体化されて火災受信機10となった点である。その他の構成、動作は、実施の形態2と同じであり、その符号、説明が準用される。
すなわち、警報装置40へ供給する電力を火災受信機10が供給し、警報装置40をフラッシュ発光させる同期信号Sを火災受信機10が送出する。つまり、火災受信機10は、警報装置40を用いた警報システムに電力を供給できるように、また同期制御できるように、設計、製作される。
このような火災受信機10とすることにより、新規に自動火災報知設備を設置する場合は、実施の形態1に示した中継器3を新たに設ける必要が無く、フラッシュ発光させる警報システムを構築することができる。また、既存の自動火災報知設備にフラッシュ発光させる警報システムを増設する際には、実施の形態1に示したような既存の火災受信機1をこの火災受信機10に置き換えることによって、新たなスペースを必要とせずに容易にリニューアル工事することが可能となる。
なお、上記の実施の形態の他に、様々な形態を実施可能である。例えば、警報装置4または40に警報用の音響装置を内蔵し、従来の地区音響装置に代えて配設するようにしても良い。
また、警報装置4または40に警報用音声メッセージを出力する音響装置を内蔵しても良い。この場合、各警報装置4または40がバラバラのタイミングで警報用音声メッセージを流すと、まったく聞き取れなくなるので、同期信号Sと同期させて複数の警報装置4−1〜nまたは警報装置40−1〜nから同時に警報用音声メッセージを流すようにする。この警報用音声メッセージの長さがフラッシュ発光の所定周期Tよりも長い場合は、発光を指令する状態Ptを計数するカウンタを警報装置40の制御部に備え、複数の状態Ptをカウントして音声メッセージを出力するように制御する等して、すべての警報装置4または40が同期して同じタイミングで警報用音声メッセージを流すようにすると良い。
また、各警報装置40へ、同時動作する系統毎に識別番号を付し、この識別番号を指定して中継器3または火災受信機10から送出する同期信号Sに付して制御するような多重伝送システムとしても良い。
1、10 火災受信機、 2 火災感知器、 3 中継器、
4、40、4−1〜n、40−1〜n(nは自然数) 警報装置、
4a 電源部、 4b 受信部、 4c 制御部、 4d 発光部、 4e 同期タイマ

Claims (6)

  1. 火災発生時に火災感知手段からの火災感知信号に基づいて火災信号を送出する火災受信機と、避難経路毎にグループ編成され、前記火災受信機からの前記火災信号に基づいて共通の所定周期でフラッシュ発光する発光手段を有する複数の警報装置と、を具備する警報システムにおいて;
    前記警報装置は、前記火災信号を受信する火災信号受信手段と、該火災信号受信手段が前記火災信号を受信してから計時を開始して前記所定周期で初期化される同期タイマと、該同期タイマの計時値が初期値と異なる所定値となったときに前記発光手段をフラッシュ発光させる発光制御手段と、を有し、
    火災発生時、前記火災信号を受信した前記警報装置のグループは、前記所定周期で同時にフラッシュ発光を繰り返すことを特徴とする警報システム。
  2. 前記火災受信機と前記警報装置との間に介在して前記警報装置それぞれが有する前記同期タイマの脱調を補正する同期補正信号を出力する同期補正手段と、前記警報装置に備わって前記同期補正信号を受信する同期補正信号受信手段と、をさらに備え、
    前記同期補正手段は、前記所定周期の整数倍の時間間隔で前記同期補正信号を前記警報装置に送出し、これを受信した前記警報装置は、少なくとも前記グループ毎に同期タイマを同期することを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
  3. 火災発生時に火災感知手段からの火災感知信号に基づいて火災信号を送出する火災受信機と、避難経路毎にグループ編成され、前記火災受信機からの前記火災信号に基づいて共通の所定周期でフラッシュ発光する発光手段を有する複数の警報装置と、前記火災受信機と前記警報装置との間に介在して前記火災信号に前記所定周期で同期信号を重畳させて前記警報装置に送出する同期手段と、を具備する警報システムにおいて;
    前記警報装置は、前記同期手段からの前記火災信号を受信する火災信号受信手段と、前記火災信号に含まれる前記同期信号を受信すると初期値から計時を開始する遅延タイマと、該遅延タイマの計時値が初期値と異なる所定値となったときに前記発光手段をフラッシュ発光させる発光制御手段と、を有し、
    火災発生時、前記火災信号を受信した前記警報装置のグループは、前記所定周期で同時にフラッシュ発光を繰り返すことを特徴とする警報システム。
  4. 前記警報装置は、火災信号受信手段が受信した火災信号より自機を駆動する電力を得ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の警報システム。
  5. 避難経路毎にグループ編成され、火災発生時に火災感知手段からの火災感知信号に基づいて火災信号を送出する火災受信機からの前記火災信号に基づいて共通の所定周期でフラッシュ発光する発光手段を有する警報装置において;
    前記警報装置は、前記火災信号を受信する火災信号受信手段と、該火災信号受信手段が前記火災信号を受信してから計時を開始して前記所定周期で初期化される同期タイマと、該同期タイマの計時値が初期値と異なる所定値となったときに前記発光手段をフラッシュ発光させる発光制御手段と、を有することを特徴とする警報装置。
  6. 避難経路毎にグループ編成され、火災発生時に火災感知手段からの火災感知信号に基づいて火災信号を送出する火災受信機からの前記火災信号に基づいて共通の所定周期でフラッシュ発光する発光手段を有する警報装置において;
    前記警報装置は、同期信号が重畳された前記火災信号を受信する火災信号受信手段と、前記火災信号に含まれる前記同期信号を受信すると初期値から計時を開始する遅延タイマと、該遅延タイマの計時値が初期値と異なる所定値となったときに前記発光手段をフラッシュ発光させる発光制御手段と、を有することを特徴とする警報装置。
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