JP2016149031A - 警報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】発光駆動する際の回線電流の増加を抑制して電源容量の低減と回線電圧の低下を防止して光の点滅による光警報を可能とする。
【解決手段】火災受信機10から感知器回線12−1〜12−nとは別に引き出した光警報回線15−1〜15−nに回線電圧制御部32を設けて光警報装置18を接続し、光警報回線15−1〜15−nには所定の回線電源電圧を定常的に供給している。火災受信機10で火災感知器14の火災発報を検出した場合、光警報回線15−1〜15−nに供給している所定の回線電源電圧に、所定のパルス幅を持つ高電圧パルスを所定の発光周期毎に重畳する。光警報装置18は、所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に、高電圧パルスによりコンデンサを放電して発光部を発光制御し、光の点滅による光警報を報知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信機により火災感知器の火災発報を受信した場合に、点滅する光により火災の発生を防火対象物の在館者に報知する光警報装置を設けた警報システムに関する。
従来、オフィスビル、店舗ビル、病院、ホテル等の建物には、火災を監視し、火災が発生した場合に、建物内の人々に異常の発生を報知するための警報システムとして、自動火災報知システムが設置されている。このような自動火災報知システムにおいては、火災発生の報知はブザー、ベル、メッセージ等の音響により行なわれるのが一般的である。また、この音響による報知と共に、LEDや赤色ランプ等を用いた表示報知も適宜行われる。
ところで、近年、火災発生を音響とともに視認性の高い高光度の白色光(フラッシュ光)を点滅することにより火災の発生を報知する警報システムも提案されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。このような警報システムによれば、音響だけでなく強い光の点滅により火災発生を報知するため、例えば聴覚不自由者にも、災害の発生を早期に、且つ確実に認識させることができる。
以下、火災信号を受信して、点滅する光により火災の発生を報知する警報を光警報といい、そのため装置を光警報装置という。
実用新案登録第3113946号公報 特開2005−165740号公報 特開2011−198194号公報
ところで、近い将来、従来の音響警報に加え、光警報を行なう光警報装置の義務化が想定されており、光警報を導入する場合には、例えば自動火災報知システムの受信機から警戒区域毎に光警報回線を引き出して光警報装置を接続し、受信機で火災発報を検出して火災警報を出力した場合に、受信機から光警報回線に所定の発光周期毎に光警報制御信号を出力して光警報装置を発光駆動し、光の点滅による光警報を報知することが考えられる。
しかしながら、受信機からの光警報制御信号を出力して光警報装置を発光駆動するようにした場合には、光警報回線に接続している複数の光警報装置が一斉に発光駆動することで受信機から流れる電流が大きくなり、受信機側に設ける電源装置の容量が増加し、ストアップになる。また、光警報回線等のインピーダンスにより、光警報装置を一斉に発光駆動した場合に流れる大きな電流により回線電圧が降下してしまうと、十分な強さの光を発光できなくなる場合もある。
本発明は、発光駆動する際の回線電流の増加を抑制して電源容量を低減すると共に、回線電圧の低下を防止して光の点滅による光警報を確実に行うことを可能とする警報システムを提供することを目的とする。
(光警報制御機能を受信機内蔵)
本発明は、受信機から引き出された感知器回線に火災感知器を接続し、受信機により火災感知器の火災発報を検出して火災警報を出力する警報システムに於いて、
受信機に設けられ、定常監視状態で警戒区域に引き出された光警報回線に所定の回線電源電圧を供給し、受信制御部から光警報を制御する制御信号を受信した場合に、光警報回線に所定のパルス幅を持つ所定の電圧パルスを所定の発光周期毎に重畳する回線電圧制御部と、
光警報回線に接続され、回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に所定の電圧パルスによりコンデンサを放電して発光部を発光制御する光警報装置と、
を設けたことを特徴とする。
(光警報制御装置の外付け)
本発明の別の形態にあっては、受信機から引き出された感知器回線に火災感知器を接続し、受信機により火災感知器の火災発報を検出して火災警報を出力すると共に火災移報信号を出力する警報システムに於いて、
受信機の外部に設けられ、定常監視状態で警戒区域に引き出された光警報回線に所定の回線電源電圧を供給し、受信機から受信制御部から光警報を制御する制御信号を受信した場合に、警報回線に所定のパルス幅を持つ所定の電圧パルスを所定の発光周期毎に重畳する回線電圧制御部を備えた光警報制御装置と、
光警報回線に接続され、回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に所定の電圧パルスによりコンデンサを放電して発光部を発光制御する光警報装置と、
を設けたことを特徴とする。
(高電圧パルス)
回線電圧制御部は、光警報回線に供給する所定の回線電源電圧に、当該所定の回線電源電圧より高い電圧の高電圧パルスを重畳し、
光警報装置は、所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に高電圧パルスが得られた場合にコンデンサの放電により発光部を発光駆動する回路部を備える。
(低電圧パルス)
回線電圧制御部は、光警報回線に供給する所定の回線電源電圧に、当該所定の回線電源電圧より低い電圧の低電圧パルスを重畳し、
光警報装置は、所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に、低電圧パルスが得られた場合にコンデンサの放電により発光部を発光駆動する回路部を備える。
(転極パルス)
回線電圧制御部は、所定の回線電源電圧を転極した転極電圧パルスを光警報回線に重畳し、
光警報装置は、所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に、転極電圧パルスが得られた場合にコンデンサの放電により発光部を発光駆動する回路部を備える。
(通常監視状態で回線電圧を0ボルトとする光警報制御)
回線電圧制御部は、通常監視状態で光警報回線に対し0ボルトの回線電源電圧を供給しており、受信機で火災発報が検出された場合に光警報回線に0ボルト以外の所定の回線電源電圧を供給した後に、回線電源電圧より高い電圧の高電圧パルスを重畳し、
光警報装置は、所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に高電圧パルスが得られた場合にコンデンサの放電により発光部を発光駆動する回路部を備える。
また、回線電圧制御部は、通常監視状態で光警報回線に対し0ボルトの回線電源電圧を供給しており、受信機で火災発報が検出された場合に光警報回線に0ボルト以外の所定の回線電源電圧を供給した後に、回線電源電圧より低い電圧の低電圧パルスを重畳し、
光警報装置は、所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に低電圧パルスが得られた場合にコンデンサの放電により発光部を発光駆動する回路部を備える。
また、回線電圧制御部は、通常監視状態で前記光警報回線に対し0ボルトの回線電源電圧を供給しており、受信機で火災発報が検出された場合に光警報回線に0ボルト以外の所定の回線電源電圧を供給した後に、回線電源電圧を転極した転極電圧パルスを重畳し、
光警報装置は、所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に転極電圧パルスが得られた場合にコンデンサの放電により発光部を発光駆動する回路部を備える。
(光警報制御機能を受信機内蔵とした場合の効果)
本発明は、受信機から引き出された感知器回線に火災感知器を接続し、受信機により火災感知器の火災発報を検出して火災警報を出力する警報システムに於いて、受信機に設けられ、定常監視状態で警戒区域に引き出された光警報回線に所定の回線電源電圧を供給し、受信制御部から光警報を制御する制御信号を受信した場合に、光警報回線に所定のパルス幅を持つ所定の電圧パルスを所定の発光周期毎に重畳する回線電圧制御部と、光警報回線に接続され、回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に所定の電圧パルスによりコンデンサを放電して発光部を発光制御する光警報装置とを設けるようにしたため、定常監視状態又は電圧パルスの空き時間に光警報回線に供給されている回線電源電圧で光警報装置に設けたコンデンサを充電し、光警報回線に所定の電圧パルスを重畳して行う発光部の発光は、コンデンサに充電した電荷を放電して発光部を発光駆動することで行い、光警報回線に接続している複数の光警報装置を一斉に発光駆動しても、受信機から光警報回線に流れる電流は増加せず、発光駆動に伴うピーク電流を抑制し、受信機側に設ける電源装置の容量増加を低減してコストダウンを可能とする。
(光警報制御装置の外付けとした場合の効果)
また、本発明の別の形態にあっては、受信機から引き出された感知器回線に火災感知器を接続し、受信機により火災感知器の火災発報を検出して火災警報を出力すると共に火災移報信号を出力する警報システムに於いて、受信機の外部に設けられ、定常監視状態で警戒区域に引き出された光警報回線に所定の回線電源電圧を供給し、受信機から光警報を制御する制御信号を受信した場合に、警報回線に所定のパルス幅を持つ所定の電圧パルスを所定の発光周期毎に重畳する回線電圧制御部を備えた光警報制御装置と、光警報回線に接続され、回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に所定の電圧パルスによりコンデンサを放電して発光部を発光制御する光警報装置とを設けるようにしたため、この場合にも、定常監視状態又は電圧パルスの空き時間に光警報回線に供給されている回線電源電圧で光警報装置に設けたコンデンサを充電し、光警報回線に所定の電圧パルスを重畳して行う発光部の発光は、コンデンサに充電した電荷を放電して発光部を発光駆動することで行い、光警報回線に接続している複数の光警報装置を一斉に発光駆動しても、光警報制御装置から光警報回線に流れる電流は増加せず、発光駆動に伴うピーク電流を抑制し、光警報制御装置側に設ける電源装置の容量増加を低減してコストダウンを可能とする。
また、建築物に設置済みの光警報制御機能を持たない受信機を使用して光警報システムを増設することができるため、建築物の用途変更等により光警報システムが必要になった場合の施工の手間を減らすことができる。
(高電圧パルスによる効果)
また、回線電圧制御部は、光警報回線に供給する所定の回線電源電圧に、当該所定の回線電源電圧より高い電圧の高電圧パルスを重畳し、光警報装置は、所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に高電圧パルスが得られた場合にコンデンサの放電により発光部を発光駆動する回路部を備えるようにしたため、光警報回線に所定パルス幅と周期の高電圧パルスを重畳することで、光警報装置に設けた充電中のコンデンサを放電に切り替え、大きな放電電流を短時間に発光部に流して発光駆動することで、十分な強さの光を発光して、この繰り返しにより光を点滅して火災の発生を報知する光警報を可能とする。
(低電圧パルスによる効果)
また、回線電圧制御部は、光警報回線に供給する所定の回線電源電圧に、当該所定の回線電源電圧より低い電圧の低電圧パルスを重畳し、光警報装置は、所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に、低電圧パルスが得られた場合にコンデンサの放電により発光部を発光駆動する回路部を備えるようにしたため、光警報回線に所定パルス幅と周期の低電圧パルスを重畳することで、光警報装置に設けた充電中のコンデンサを放電に切り替え、大きな放電電流を短時間に発光部に流して発光駆動することで、十分な強さの光を発光して、この繰り返しにより光を点滅して火災の発生を報知する光警報を可能とする。
また、低電圧パルスは充電中のコンデンサを放電に切り替えるための光制御信号として機能するものであり、低電圧であってもコンデンサの放電電流とは無関係であり、放電電流が低下するといった問題は起きない。
また、発光制御時に光警報回線から各光警報装置が消費する電流が大きくなり、光警報装置の電源電圧の低下が起こったとしても、電圧低下により発光を制御するため、発光制御自体は問題なく行える。
(転極電圧パルスによる効果)
また、回線電圧制御部は、所定の回線電源電圧を転極した転極電圧パルスを光警報回線に重畳し、光警報装置は、所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に、転極電圧パルスが得られた場合にコンデンサの放電により発光部を発光駆動する回路部を備えるようにしたため、光警報回線に所定パルス幅と周期の転極電圧パルスを重畳することで、光警報装置に設けた充電中のコンデンサを放電に切り替え、十分に大きな放電電流を短時間に発光部に流して発光駆動することで、十分な強さの光を発光して、この繰り返しにより光を点滅して火災の発生を報知する光警報を可能とする。
また、転極電圧パルスは充電中のコンデンサを放電に切り替えるための光制御信号として機能するものであり、逆極性の電圧であってもコンデンサの放電電流とは無関係であり、放電電流が低下するといった問題は起きない。
(通常監視状態で回線電圧を0ボルトとする光警報制御の効果)
また、回線電圧制御部は、通常監視状態で光警報回線に対し0ボルトの回線電源電圧を供給おり、受信機で火災発報が検出された場合に光警報回線に0ボルト以外の所定の回線電源電圧を供給した後に、回線電源電圧より高い電圧の高電圧パルスを重畳し、光警報装置は、所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に高電圧パルスが得られた場合にコンデンサの放電により発光部を発光駆動する回路部を備えるようにしたため、通常監視状態では、回線電圧制御部から引き出した光警報回線の回線電圧は0ボルトとなっており、通常監視状態での光警報装置18の誤動作防止や消費電流低減を図ることができる。
また、光警報回線に所定パルス幅と周期の高電圧パルスを重畳することで、光警報装置に設けた充電中のコンデンサを放電に切り替え、大きな放電電流を短時間に発光部に流して発光駆動することで、十分な強さの光を発光して、この繰り返しにより光を点滅して火災の発生を報知する光警報を可能とする。
この効果は、受信機で火災発報が検出された場合に光警報回線に所定の回線電源電圧を供給した後に、低電圧パルスまたは転極パルスを重畳し手光警報装置を発光駆動するようにした場合も同様である。
受信機内に光警報制御機能を設けた警戒システムの実施形態を示したブロック図 光警報制御に高電圧パルスを重畳する場合の図1のシステム動作を示したタイムチャート 回線電源電圧によりコンデンサを充電した後に高電圧パルスにより放電して発光部を発光駆動する光警報装置の実施形態を示した回路図 通常監視状態で回線電圧を0ボルトとする図1のシステム動作を示したタイムチャート 光警報制御に低電圧パルスを重畳する場合の図1のシステム動作を示したタイムチャート 回線電源電圧によりコンデンサを充電した後に低電圧パルスにより放電して発光部を発光駆動する光警報装置の実施形態を示した回路図 光警報制御に転極圧パルスを重畳する場合の図1のシステム動作を示したタイムチャート 回線電源電圧によりコンデンサを充電した後に転極電圧パルスにより放電して発光部を発光駆動する光警報装置の実施形態を示した回路図 受信機に対し光警報制御装置を外付けした警戒システムの他の実施形態を示したブロック図 図9の光警報制御装置の詳細を示したブロック図
[警報システム]
(警報システムの構成)
図1は受信機内に光警報制御機能を設けた警戒システムの実施形態を示したブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の警報システムは、P型の自動火災報知システムを例にとっており、火災受信機10からは警戒区域に向けて電源供給線を兼ねたL線とC線からなる感知器回線12−1,…12−nを引き出しており、複数の火災感知器14を接続し、回線終端には終端装置(終端抵抗)16を接続している。なお、感知器回線12−1〜12−nを区別する必要がない場合は、単に感知回線12とする場合がある。
火災受信機10は、受信制御部20を備え、受信制御部20に対し感知回線12−1〜12−nに対応した回線受信部22、表示部24、操作部26、警報部28及び移報部30を設けている。
受信制御部20は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
回線受信部22は火災受信機10に内蔵した電源から所定の直流電圧、例えばDC24ボルトを火災感知器14に電源電圧として供給する。ここで、火災受信機10から感知器回線12に供給する電源電圧を回線電源電圧VNといい、例えばVN=24ボルトを供給している。
また、回線受信部22は、感知器回線12に流れる回線電流を検出して回線電流検出信号を受信制御部20に出力する。回線受信部22で検出する回線電流には、発報電流と断線監視電流がある。火災感知器14で火災を検出した場合には、回線受信部22からの回線電流検出信号は、火災発報動作により感知器回線12に流れる発報電流となり、受信制御部20は、このときの回線電流検出信号から火災発報を検出する。
また、感知器回線12には通常状態(非発報状態)において終端装置16で決まる所定の回線監視電流が流れており、感知器回線12が断線すると回線監視電流が流れなくなり、受信制御部20は、このときの回線受信部22からの回線電流検出信号が所定値以下に低下したことを検知して断線障害を判定する。
表示部24には、火災代表灯、地区表示灯、その他火災監視に必要な各種の表示灯や液晶ディスプレイ等を設けている。操作部26には、主音響停止スイッチ、地区音響停止スイッチ、移報停止スイッチ等の火災監視に必要な各種のスイッチを設けている。警報部28はブザーやスピーカを備え、音響警報やメッセージ警報を出力する。移報部30は他の機器に火災移報信号を出力する。
(光警報制御機能)
このような自動火災報知システムの構成及び機能は、従来システムと同じであるが、これに加えて本実施形態にあっては、火災受信機10に、光警報制御部として機能する回線電圧制御部32を複数設け、それぞれから警戒区域に対し光警報回線15−1〜15−nを引き出して複数の光警報装置18を接続し、回線終端には終端装置(終端抵抗)16を接続している。なお、光警報回線15−1〜15−nを区別する必要がない場合は、単に光警報回線15とする場合がある。
光警報装置18は、火災受信機10で火災発報を検出した場合に、高輝度LEDやフラッシュライト等を用いた発光部を点滅し、点滅する光により火災の発生を報知する光警報を行う。光警報装置18による光警報は、設置場所に対応した所定の光度をもつ白色光又は赤色光を点滅し、点滅周波数は0.5Hz以上、2Hz以下(周期Tfは0.5以上、2.0秒以下)であり、発光パルス幅Twは0.2秒(200ms)を超えないようにしており、複数の光警報装置18は同じ周期で同時に点滅する同期発光を行う。
回線電圧制御部32は光警報制御装置として機能し、通常監視状態では感知器回線12の場合と同様に、受信機10の電源装置により得られた回線電源電圧VNを光警報回線15に供給している。
また、回線電圧制御部32は、受信制御部20で火災発報を判断した場合に光警報を行うための制御信号を受信し、光警報回線15に供給していた回線電源電圧VNに、光警報装置18の点滅に必要な所定のパルス幅Twをもつ所定の電圧パルスを所定の発光周期Tf毎に重畳する制御を行う。
また、火災受信機10の操作部26で光警報装置18の点検操作を行った場合、受信制御部20は回線電圧制御部32に光警報を制御するための制御信号を送信することから、これを受信した回線電圧制御部32は、火災発報の場合と同様、光警報回線15に供給していた回線電源電圧VNに、光警報装置18の点滅に必要な所定のパルス幅Twをもつ所定の電圧パルスを所定の発光周期Tf毎に重畳する制御を行う。
本実施形態の回線電圧制御部32にあっては、火災発報を判断した受信制御部20から光警報を制御する制御信号を受信した場合、光警報回線15に供給している回線電源電圧VN=24ボルトに、それより高い高電圧VH、例えばVH=30ボルトの高電圧パルスP1を重畳する。
高電圧パルスP1の周期及びパルス幅は、光警報装置18による光警報の周期とパルス幅に対応しており、周期Tfは例えばTf=2秒、パルス幅Twは例えばTw=100ミリ秒とする。
回線電圧制御部32による光警報回線15に対する高電圧パルスP1の重畳は、受信制御部20から周期Tfで光警報制御指示を受ける毎に、回線電源電圧VNの光警報回線15に対する供給を、高電圧VHの供給にTw時間のあいだ切り替える動作を行う。
また、回線制御部32の他の実施形態として、通常監視状態では0ボルトとし、発報時に回線電源電圧VNを印加し、充電時間後に電圧パルスを発光周期毎に印加するようにしても良い。この構成により通常監視状態における誤動作防止や消費電流低減ができる。
受信制御部20は、火災発報の検出による警報動作に加え、発報した感知器回線12に対応して設けた光警報回線15の回線電圧制御部32に光警報制御を指示して高電圧パルスを光警報回線15に重畳させる制御を行い、これにより光警報装置18を点滅駆動して光警報を報知させる。
この場合、地区音響装置による音響警報に対応し、火災発生階及び直上階に対応した光警報回線15に高電圧パルスを重畳して光警報装置18による光警報を行い、その後の火災の拡大に伴う全館一斉鳴動に対応して、全ての光警報回線15に高電圧パルスを重畳して光警報装置18についても全館一斉光警報を行う。
[高電圧パルスの重畳による光警報制御]
(光警報制御の動作)
図2は光警報制御に高電圧パルスを重畳する場合の図1のシステム動作を示したタイムチャートであり、図2(A)は火災発報を示し、図2(B)は光警報回線の回線電圧を示し、図2(C)は光警報回線に接続している光警報装置の点滅発光を示す。
図2(A)に示すように、時刻t1で、ある感知器回線12に接続している火災感知器14で火災を検出して火災発報したとすると、火災受信機10で火災発報を検出し、音響や表示による火災警報に加え、図2(B)に示すように、時刻t2から発報した感知器回線12に対応した警戒区域の光警報回線15にパルス幅Tw、周期Tf、高電圧VHをもつ高電圧パルスP1を重畳する。
ここで、高電圧パルスP1を重畳する光警報回線15に接続している光警報装置18は、時刻t2までに、光警報回線15に供給されている回線電源電圧VNによりコンデンサの充電を完了した状態にあり、時刻t2で高電圧パルスP1が得られるとコンデンサを放電に切り替え、高電圧パルスP1のパルス幅Twの間に亘りコンデンサの放電電流により発光部を発光駆動してパルス光を発光し、図2(C)に示すように、これを繰り返すことで光の点滅による光警報を報知する。
図3は回線電源電圧によりコンデンサを充電した後に高電圧パルスにより放電して発光部を発光駆動する光警報装置の実施形態を示した回路図である。
図3に示すように、まずコンデンサ36の充電回路として、光警報回線となるF−C線間に抵抗34を介してコンデンサ36を直列接続している。また、コンデンサ36の放電回路は、F線側の抵抗34に続いてC線との間に、ツェナーダイオード42と抵抗46を直列接続し、また、これと並列に、抵抗48、発光部40及びNPN型のトランジスタ38の直列回路を接続し、ツェナーダイオード42と抵抗46の間をトランジスタ38のベースに接続している。ツェナーダイオード42は高電圧パルスを重畳した場合にオンするようにツェナー電圧Vzを選択している。
図3の光警報器18の動作は次のようになる。F−C線間に回線電源電圧VN(=24ボルト)が供給されている定常監視状態では、回線電源電圧VNにより抵抗34を介してコンデンサ36を充電している。このときツェナーダイオード42はオフであり、トランジスタ38もオフしている。
F−C線間に高電圧パルスが重畳すると、ツェナーダイオード42がオンし、トランジスタ38にベース電流が流れてオンし、充電状態にあるコンデンサ36からコンデンサのプラス側、抵抗48、発光部40、トランジスタ38及びコンデンサ36のマイナス側となる経路で放電電流が流れ、発光部40をパルス発光する。この繰り返しにより発光部40を点滅発光して光警報を報知する。
なお、高電圧パルスP1の重畳でパルス発光する図3の回路は一例であり、同様の機能を持つ適宜の回路が適用可能である。
(通常監視状態で回線電圧を0ボルトとする光警報制御の動作)
図4は通常監視状態で回線電圧を0ボルトとする図1のシステム動作を示したタイムチャートであり、図4(A)は火災発報を示し、図4(B)は光警報回線の回線電圧を示し、図4(C)は光警報回線に接続している光警報装置の点滅発光を示す。
図4(B)に示すように、通常監視状態では、回線電圧制御部32から引き出した光警報回線15の回線電圧は0ボルトとなっており、通常監視状態での光警報装置18の誤動作防止や消費電流低減を図っている。
図4(A)に示すように、時刻t1で、ある感知器回線12に接続している火災感知器14で火災を検出して火災発報したとすると、火災受信機10で火災発報を検出し、音響や表示による火災警報に加え、図4(B)に示すように、回線電圧制御部32から引き出した光警報回線15の回線電圧は0ボルトから回線電源電圧VNとなり、光警報装置18に対する電源供給を開始する。
このため光警報回線15に接続している光警報装置18は、時刻t1から回線電源電圧VNにより図3に示したように抵抗34を介してコンデンサ36の充電を開始し、コンデンサ36の充電が完了した後の時刻t2から発報した感知器回線12に対応した警戒区域の光警報回線15に回線電圧制御部32がパルス幅Tw、周期Tf、高電圧VHをもつ高電圧パルスP1を重畳する。
ここで、高電圧パルスP1を重畳する光警報回線15に接続している光警報装置18は、時刻t2までに、光警報回線15に供給されている回線電源電圧VNによりコンデンサ36の充電を完了した状態にあり、時刻t2で高電圧パルスP1が得られるとトランジスタ38のオンによりコンデンサ36を放電に切り替え、高電圧パルスP1のパルス幅Twの間に亘りコンデンサ36の放電電流により発光部40を発光駆動してパルス光を発光し、図4(C)に示すように、これを繰り返すことで光の点滅による光警報を報知する。
また、図4は高電圧パルスで駆動する場合を例にとっているが、後述する図5及び図7に示す
[低電圧パルスを重畳する光警報制御]
(光警報制御の動作)
図5は光警報制御に低電圧パルスを重畳する場合の図1のシステム動作を示したタイムチャートであり、図5(A)は火災発報を示し、図5(B)は光警報回線の回線電圧を示し、図5(C)は光警報回線に接続している光警報装置の点滅発光を示す。
図5(A)に示すように、時刻t1で、ある感知器回線12に接続している火災感知器14で火災を検出して火災発報したとすると、火災受信機10で火災発報を検出し、音響や表示による火災警報に加え、図5(B)に示すように、時刻t2から発報した感知器回線12に対応した警戒区域の光警報回線15にパルス幅Tw、周期Tf、低電圧VLをもつ低電圧パルスP2を重畳する。
低電圧パルスP2を感知回線に重畳するため、図1の火災受信機10に設けた回線電圧制御部32は、受信制御部20から周期TfでTw期間に亘る光警報を制御する制御信号を受信する毎に、回線電源電圧VNの光警報回線15に対する供給を停止して回線電圧例えばVL=0ボルトに切り替える動作を行うように構成する。なお、低電圧パルスP2の低電圧VL2は、発報電流により低下する回線電圧VL1より低ければ良く、0ボルト以外の値も含む。
ここで、低電圧パルスP1を重畳する光警報回線15に接続している光警報装置18は、時刻t2までに、光警報回線15に供給されている回線電源電圧VNによりコンデンサの充電を完了した状態にあり、時刻t2で低電圧パルスP2が得られるとコンデンサを放電に切り替え、低電圧パルスP2のパルス幅Twの間に亘りコンデンサの放電電流により発光部を発光駆動してパルス光を発光し、図5(C)に示すように、これを繰り返すことで光の点滅による光警報を報知する。
(低電圧パルスにより動作する光警報装置)
図6は低電圧パルスにより発光部を発光駆動する光警報装置の実施形態を示した回路図である。
図6に示すように、まずコンデンサ36の充電回路として、光警報回線となるF−C線間に抵抗34とコンデンサ36の直列回路を接続し、低電圧パルスP2を重畳する前の回線電圧VNの供給を受け、抵抗34を介してコンデンサ36を充電するようにしている。
コンデンサ36の放電を利用した発光駆動回路は、コンデンサ36と並列に、PNP型のトランジスタ50、発光部36及び抵抗52の直列回路を接続し、トランジスタ50のベース側にダイオード54、抵抗56,58及びコンデンサ60を含むバイアス回路を設けている。
図6の光警報装置18の動作は次のようになる。F−C線間に低電圧パルスP2が重畳する前の状態で加わる回線電源電圧VNにより、抵抗34を介してコンデンサ36を充電している。このとき抵抗34を流れる充電電流による電圧降下で、トランジスタ50のエミッタはベースより低い電位にあり、トランジスタ50はオフしている。
続いて、低電圧パルスP2が重畳されると回線電圧は例えばVL=0ボルトに低下し、コンデンサ36の充電電圧が回路の電源電圧として機能し、トランジスタ50のエミッタ・ベース間に抵抗34を通る放電電流による電圧降下分がバイアス電圧として加わり、ベース電流が抵抗58を通して流れ、トランジスタ50がオンする。トランジスタ50がオンすると、コンデンサ36のプラス側、トランジスタ50、発光部40及び抵抗52及びコンデンサ36のマイナス側となる経路で放電電流が流れ、発光部40をパルス発光する。この繰り返しにより発光部40を点滅発光して光警報を報知する。
なお、低電圧パルスP2の重畳でパルス発光する図5の回路は一例であり、同様の機能を持つ適宜の回路が適用可能である。
また、図5についても、図4の場合と同様、回線電圧制御部32は、通常監視状態で光警報回線15に対する回線電源電圧の供給を停止して0ボルトとしており、火災受信機10で火災発報が検出された場合に光警報回線に所定の回線電源電圧を供給した後に、回線電源電圧より低い低電圧パルスまたは転極パルスを重畳して駆動するようにしても良い。
[転極電圧パルスを重畳する光警報制御]
(光警報制御の動作)
図7は光警報制御に転極電圧パルスを重畳する場合の図1のシステム動作を示したタイムチャートであり、図7(A)は発報電流を示し、図7(B)に光警報回線の回線電圧を示し、図7(C)に光警報回線に接続している光警報装置の点滅発光を示す。
図7(A)に示すように、時刻t1で、ある感知器回線12に接続している火災感知器14で火災を検出して火災発報したとすると、火災受信機10で火災発報を検出し、音響や表示による火災警報に加え、図7(B)に示すように、時刻t2から発報した感知器回線12に対応した警戒区域の光警報回線15にパルス幅Tw、周期Tf、転極電圧−VNをもつ転極電圧パルスP3を重畳する。
ここで、光警報回線15に転極電圧パルスを重畳する、ということは、光警報回線15の回線電圧を所定の転極電圧に反転することを意味する。
このように転極電圧パルスP3を光警報回線15に重畳するため、図1の火災受信機10に設けた回線電圧制御部32は、受信制御部20から周期TfでTw期間に亘る光警報を制御する制御信号を受信する毎に、光警報回線15に対する回線電源電圧VNの供給を反転してマイナス極性の転極電圧−VNに転極する切替え動作を行うように構成する。
ここで、転極電圧パルスP3を重畳する光警報回線15に接続している光警報装置18は、時刻t2までに、光警報回線15に供給されている回線電源電圧VNによりコンデンサの充電を完了した状態にあり、時刻t2で転極電圧パルスP3が得られるとコンデンサを放電に切り替え、転極電圧パルスP3のパルス幅Twの間に亘りコンデンサの放電電流により発光部を発光駆動してパルス光を発光し、図7(C)に示すように、これを繰り返すことで光の点滅による光警報を報知する。
(転極電圧パルスにより動作する光警報装置)
図8は回線電源電圧によりコンデンサを充電した後に転極電圧パルスにより放電して発光部を発光駆動する光警報装置の実施形態を示した回路図である。
図8に示すように、まずコンデンサ36の充電回路として、光警報回線となるF−C線間にダイオード62、抵抗34及びコンデンサ36の直列回路を接続している。また、コンデンサ36の放電回路として、ダイオード62と抵抗64の直列回路と並列に、抵抗64と発光部40の直列回路を、電流方向が相互に逆方向となるように接続している。
図8の光警報装置18の動作は次のようになる。光警報回線15となるF−C線間に転極電圧パルスP3が重畳する前の状態で加わっている回線電源電圧VNによりダイオード62がオンし、抵抗34を介してコンデンサ36を充電している。
続いて、転極電圧パルスP3が重畳されると、C線側がプラス、F線側がマイナスとなることでダイオード62がオフしてコンデンサ36の充電が停止し、一方、転極電圧−VNとコンデンサ36の充電電圧により発光部40が順バイアスを受けて導通し、コンデンサ36のプラス側から、抵抗64、発光素子40、F−C線及びコンデンサ36のマイナス側となる経路で発光部40に放電電流が流れ、発光部40をパルス発光し、この繰り返しにより発光部40を点滅発光して光警報を報知する。
なお、転極電圧パルスP3の重畳でパルス発光する図7の回路は一例であり、同様の機能を持つ適宜の回路が適用可能である。
また、図7についても、図4の場合と同様、回線電圧制御部32は、通常監視状態で光警報回線に対する回線電源電圧の供給を停止して0ボルトとしており、火災受信機10で火災発報が検出された場合に光警報回線に所定の回線電源電圧を供給した後に、転極パルスを重畳して駆動するようにしても良い。
[光警報制御装置を外付けした警報システム]
図9は受信機の外部に光警報制御装置を設けた警戒システムの他の実施形態を示したブロック図である。
図9に示すように、本実施形態の警報システムは、P型の自動火災警報システムを例にとっており、火災受信機10から引き出した感知器回線12−1〜12−nに複数の火災感知器14を接続し、回線終端には終端装置(終端抵抗)16を接続している。火災受信機10は、受信制御部20を備え、受信制御部20に対し感知回線12−1〜12−nに対応した回線受信部22、表示部24、操作部26、警報部28及び移報部30を設けている。
この点は図1の警報システムと同じであるが、光警報制御機能を火災受信機10に内蔵せず、火災受信機10の外部に、感知器回線12−1〜12−nを引き出した警戒区域に対応して複数の光警報制御装置100を設け、それぞれから警戒区域に対し光警報回線15−1〜15−nを引き出して複数の光警報装置18を接続し、回線終端には終端装置(終端抵抗)16を接続している。
光警報制御装置100に対しては、火災受信機10に設けた移報部30からの移報信号線を接続し、光警報を制御する制御信号を入力可能としている。また、移報部30からは、感知器回線12−1〜12−nに対応して個別に移報信号線を接続し、回線発報単位の光警報制御を可能としている。
また、本実施形態の移報部30は、火災発報を検出した場合、又は、操作部26で光警報装置18の点検操作を行った場合に、受信制御部20の指示に基づき光警報を制御する制御信号を出力する。
また、光警報制御装置100に対しては、2本の電源供給線とコモン線により、回線電源電圧VNおよびそれより高い高電圧VHを図示しない専用の電源装置から供給している。なお、回線電源電圧VNおよび高電圧VHの供給は火災受信機10の電源部から行うようにしても良い。また、光警報制御装置100に対して、図示しないACまたはDCの電源の供給を行い、この電源から回線電源電圧VN及び高電圧VHを光警報制御装置100内で生成するようにしても良い。
図10は図9の光警報制御装置の詳細を示したブロック図である。図10に示すように、光警報制御装置100は、光警報制御部102と回線電圧制御部104を備える。
光警報制御部102は、火災発報の検出に基づき火災受信機10の移報部30から光警報を制御する制御信号を受信した場合、所定のパルス幅Twをもつ光警報制御信号を所定の発光周期Tf毎に回線電圧制御部104に出力する制御を行う。光警報制御信号のパルス幅Twは例えばTw=100ミリ秒であり、周期Tfは例えばTf=2秒となる。
また、火災受信機10の操作部26で光警報装置18の点検操作を行った場合に移報部30から光警報を制御する制御信号を送信してくることから、これを受信した光警報制御部102は、火災発報の場合と同様、光警報の点検に必要な所定のパルス幅Twをもつ光警報制御信号を所定の発光周期Tf毎に回線電圧制御部104に出力する制御を行う。
回線電圧制御部104は、光警報制御部102からの光警報制御信号に基づき、光警報回線15となるF−C線に対し高電圧パルスP1を重畳する制御を行い、感知器回線12に接続している光警報装置18に光警報を行わせる。
また、回線電圧制御部104の他の実施形態として、警報制御部102からの光警報制御信号に基づき、光警報回線15となるF−C線に対し低電圧VLの低電圧パルスP2を重畳する制御を行うようにしても良いし、転極電圧−VNの転極電圧パルスP3を重畳する制御を行うようにしても良い。
図9の警報システムに設けた光警報制御装置100による光警報制御の動作は、F−C線に高電圧パルスP1を重畳する場合は図2又は図4に示したと同じになり、F−C線に低電圧パルスP2を重畳する場合は図5に示したと同じになり、F−C線に転極電圧パルスP3を重畳する場合は図7に示したと同じになり、それぞれの電圧パルスの重畳による点滅発光する光警報装置18の構成は、図3、図6及び図8に示したと同じになる。
[本発明の変形例]
上記の実施形態は、感知器回線単位に火災を監視するP型の火災受信機を例にとっているが、伝送回線にアドレスを設定した火災感知器を接続し、アドレス単位に火災を監視するR型の火災受信機であっても良い。
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:火災受信機
12−1〜12−n:感知器回線
14:火災感知器
15−1〜15−n:光警報回線
16:終端装置
18:光警報装置
20:受信制御部
22:回線受信部
24:表示部
26:操作部
28:警報部
30:移報部
32,104:回線電圧制御部
36:コンデンサ
40:発光部
100:光警報制御装置
102:光警報制御部

Claims (8)

  1. 受信機から引き出された感知器回線に火災感知器を接続し、前記受信機により前記火災感知器の火災発報を検出して火災警報を出力する警報システムに於いて、
    前記受信機に設けられ、定常監視状態で警戒区域に引き出された光警報回線に所定の回線電源電圧を供給し、受信制御部から光警報を制御する制御信号を受信した場合に、前記光警報回線に所定のパルス幅を持つ所定の電圧パルスを所定の発光周期毎に重畳する回線電圧制御部と、
    前記光警報回線に接続され、前記回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に前記所定の電圧パルスにより前記コンデンサを放電して発光部を発光制御する光警報装置と、
    を設けたことを特徴とする警報システム。
  2. 受信機から引き出された感知器回線に火災感知器を接続し、前記受信機により前記火災感知器の火災発報を検出して火災警報を出力すると共に火災移報信号を出力する警報システムに於いて、
    前記受信機の外部に設けられ、定常監視状態で警戒区域に引き出された光警報回線に所定の回線電源電圧を供給し、前記受信機から光警報を制御する制御信号を受信した場合に、前記警報回線に所定のパルス幅を持つ所定の電圧パルスを所定の発光周期毎に重畳する回線電圧制御部を備えた光警報制御装置と、
    前記光警報回線に接続され、前記回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に前記所定の電圧パルスにより前記コンデンサを放電して発光部を発光制御する光警報装置と、
    を設けたことを特徴とする警報システム。
  3. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、
    前記回線電圧制御部は、前記光警報回線に供給する前記所定の回線電源電圧に、当該所定の回線電源電圧より高い電圧の高電圧パルスを重畳し、
    前記光警報装置は、前記所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に前記高電圧パルスが得られた場合に前記コンデンサの放電により前記発光部を発光駆動する回路部を備えたことを特徴とする警報システム。
  4. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、
    前記回線電圧制御部は、前記光警報回線に供給する前記所定の回線電源電圧に、当該所定の回線電源電圧より低い電圧の低電圧パルスを重畳し、
    前記光警報装置は、前記所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に、前記低電圧パルスが得られた場合に前記コンデンサの放電により前記発光部を発光駆動する回路部を備えたことを特徴とする警報システム。
  5. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、
    前記回線電圧制御部は、前記所定の回線電源電圧を転極した転極電圧パルスを前記光警報回線に重畳し、
    前記光警報装置は、前記所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に、前記転極電圧パルスが得られた場合に前記コンデンサの放電により前記発光部を発光駆動する回路部を備えたことを特徴とする警報システム。
  6. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、
    前記回線電圧制御部は、通常監視状態で前記光警報回線に対し0ボルトの回線電源電圧を供給しており、前記受信機で火災発報が検出された場合に前記光警報回線に0ボルト以外の所定の回線電源電圧を供給した後に、前記回線電源電圧より高い電圧の高電圧パルスを重畳し、
    前記光警報装置は、前記所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に前記高電圧パルスが得られた場合に前記コンデンサの放電により前記発光部を発光駆動する回路部を備えたことを特徴とする警報システム。
  7. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、
    前記回線電圧制御部は、通常監視状態で前記光警報回線に対し0ボルトの回線電源電圧を供給しており、前記受信機で火災発報が検出された場合に前記光警報回線に0ボルト以外の所定の回線電源電圧を供給した後に、前記回線電源電圧より低い電圧の低電圧パルスを重畳し、
    前記光警報装置は、前記所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に前記低電圧パルスが得られた場合に前記コンデンサの放電により前記発光部を発光駆動する回路部を備えたことを特徴とする警報システム。

  8. 請求項1又は2記載の警報システムに於いて、
    前記回線電圧制御部は、通常監視状態で前記光警報回線に対し0ボルトの回線電源電圧を供給しており、前記受信機で火災発報が検出された場合に前記光警報回線に0ボルト以外の所定の回線電源電圧を供給した後に、前記回線電源電圧を転極した転極電圧パルスを重畳し、
    前記光警報装置は、前記所定の回線電源電圧によりコンデンサを充電すると共に前記転極電圧パルスが得られた場合に前記コンデンサの放電により前記発光部を発光駆動する回路部を備えたことを特徴とする警報システム。
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