JPH08273086A - 同期化可視・音響警報方式 - Google Patents

同期化可視・音響警報方式

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JPH08273086A
JPH08273086A JP7305993A JP30599395A JPH08273086A JP H08273086 A JPH08273086 A JP H08273086A JP 7305993 A JP7305993 A JP 7305993A JP 30599395 A JP30599395 A JP 30599395A JP H08273086 A JPH08273086 A JP H08273086A
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JP
Japan
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alarm
signal
audible
power
alarm unit
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JP7305993A
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English (en)
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Joseph Kosich
コシッチ ジョセフ
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Cooper Wheelock Inc
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Wheelock Inc
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    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
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    • G08B25/01Alarm systems in which the location of the alarm condition is signalled to a central station, e.g. fire or police telegraphic systems characterised by the transmission medium
    • G08B25/04Alarm systems in which the location of the alarm condition is signalled to a central station, e.g. fire or police telegraphic systems characterised by the transmission medium using a single signalling line, e.g. in a closed loop
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通ループ内で火災警報制御パネルおよび相
互接合制御回路に接続した多重連マイクロプロセッサ制
御警報ユニット群を備えた音響・可視警報方式におい
て、相互接合制御回路が、警報ユニット相互間に単一の
共通ループ接続のみを用いることによって音響および可
視の警報の制御を可能にするために、 【解決手段】 相互接合制御回路は、警報ユニット群に
供給する電力を反復瞬断させることにより、警報ユニッ
ト群の動作を同期させるとともに、警報制御信号として
も使用し得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子的火災警報装
置や他の緊急警報装置に可視および音響の警報を提供す
るに用いるような電子的警報方式用の回路、特に、沈黙
を特徴とする一方では単一の信号線ループを用いて可視
および音響の警報信号を当該方式に提供し得る制御回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストロボ光やホルン音は、潜在的障害の
警報を提供し、あるいは、事件や活動に注目させるのに
用いられる。かかる信号を送る装置の重要な用途は電子
的火災警報方式である。ストロボ警報回路は、典型的に
は、閃光管と、その閃光管に並列に接続したコンデンサ
から供給する閃光用エネルギーによってその閃光管の点
火を始めさせるトリガ回路とを含んでいる。ある従来方
式では、閃光ユニット、すなわち、閃光管および組合わ
せたトリガ回路に加わる電圧がトリガ回路を駆動するに
必要な閾値電圧を超えたときに閃光が生じ、他の従来方
式では、タイミング回路によって閃光がトリガされる。
閃光管がトリガされると、閃光管は、導通状態になり、
並列コンデンサに蓄えられたエネルギーを急速に放電さ
せ、終には、閃光管の両端電圧が低下し、閃光管が消灯
して非導通状態になる電圧値まで下る。
【0003】典型的な警報方式においては、幾つもの閃
光ユニットのループが、警報条件が在るときにそのルー
プ内の閃光ユニット全部に電力を供給する電源を含む火
災警報制御パネルに接続されている。各閃光ユニット
は、それぞれの充電トリガ回路によって決まった率で互
に独立に点火する。保険業者研究所明細書では、かかる
可視信号装置の閃光点滅率が毎分20乃至120閃光で
あることが必要としている。
【0004】上述のような点滅警報を有することに加え
て、危険状態にある人に警報を発するための付加的手段
を提供するための音響警報信号も有するのが望ましい。
かかる警報方式では、沈黙による特徴が屡々利用され、
最初の警報からある時間の周期が経過した後に、自動も
しくは手動で音響信号を沈黙させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、可視警報信号と
音響警報信号との両方を有する警報ユニットを完備して
いる警報方式では、火災警報制御パネルと警報ユニット
群との間に可視警報用と音響警報用との二つの制御ルー
プを必要としていた。
【0006】上述のような警報方式においては、電源電
圧が12ボルトもしくは20乃至31ボルトであり、電
池もしくは両波整流電源から供給する直流電圧とするこ
とができる。保険業者研究所明細書では、電源電圧が公
称値の80%ほどに下ったとき、および、公称値の11
0%に上ったときにも装置の動作が継続しなければなら
ない、としている。しかしながら、電源電圧が公称値の
80%になると、点滅閃光は、火災時に決定的と判る強
さを失うことになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の最も重要な目的
は、警報ユニット群の相互間に単一の制御信号線ループ
のみを用いるとともに、音響信号を沈黙させる能力を与
えて、互に同期した音響警報信号と可視警報信号との両
方を警報方式に提供し得るようにする制御回路を提供す
ることにある。
【0008】本発明の他の目的は、入力電圧の低下を検
出したときに閃光点滅の周波数を低下させて適切な輝度
の閃光を確保する能力を提供することにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、現存の警報方
式がコード3の能力をすでに備えていると否とに拘わり
なく、現存の警報システムがコード3の音響警報を発し
得るようにする警報相互接合回路を提供することにあ
る。
【0010】本発明のさらに他の目的は、かかる特性を
有するとともに、(a)直流および両波整流電源の両
方、(b)全火災警報制御パネル、並びに、(c)混合
警報ユニット、すなわち、音響信号を伴うと否とに拘わ
らぬ110燭光と15燭光とを併わせ備えて作用する回
路を提供することにある。
【0011】本発明によれば、単一の二線制御ループに
よって互に接続され、警報状態が生じたときに互に同期
して駆動される音響および可視の多重化回路を可能にす
る制御回路を備えた警報方式が提供される。この制御回
路は音響警報の解除などの他の制御機能も備えて、単一
の制御ループのみを用いてかかる機能を遂行することが
できる。この制御回路は、一時にほぼ10乃至30ミリ
秒間警報ユニットへの電力を中断することによってかか
る機能を提供することができる。好ましくは、各警報ユ
ニットが、この電力の瞬断すなわち欠落を、その欠落の
タイミングに応じ、同期信号あるいは機能制御信号とし
て演ずるようにプログラムしたマイクロ制御器を備える
ようにする。マイクロ制御器は、電力欠落の連続状態を
変えて、音響警報の復活などの他の機能を果すための制
御信号として演ずるようにプログラムすることもでき
る。
【0012】この警報ユニットは、入力電圧の低下を検
出することができる。検出した電圧が所定の閾値以下に
低下すると、警報ユニットは、可視警報信号、好ましく
は、ストロボ光の周波数を低下させて、ストロボ閃光管
が、確実に、適切な輝度で閃光を発するのに十分なエネ
ルギーを受け取るようにする。
【0013】この警報ユニットは、制御回路からの如何
なる同期信号とも独立に機能することもできる。同期信
号を受け取らない場合には、内部タイマが適切な率で閃
光管に閃光をおこさせる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の目的、特徴および効果
は、以下に図面を参照して詳細に行なう実施例の説明に
よって明らかになり、その構成および動作がさらによく
理解されよう。
【0015】可視および音響の両方の警報信号を提供す
る図1に示す従来の警報方式においては、1乃至Nの番
号を付した多重連警報ユニット4,8および12が、そ
れぞれ線路抵抗20,22で普通に終端した二つの共通
ループ16,18によって接続されている。これらの警
報ユニットは音響および可視の両方の信号を発する能力
を有している。第1制御ループ16は、火災警報制御パ
ネル24から警報ユニット群への出力である可視制御信
号を取扱い、第2制御ループ18は、火災警報制御パネ
ル24から警報ユニット群への出力である音響制御信号
を取扱う。
【0016】図2は、本発明警報方式の構成例を示すブ
ロック線図であり、図1と比べると、1乃至Nの番号を
付した多重連警報回路5,9および11が、線路抵抗4
2で普通に終端した単一の制御ループ40によって接続
されている。本発明によれば、全警報ユニットが、相互
接合制御回路44および単一制御ループ40を用いて閃
光および音響を同期して発生させられる。相互接合制御
回路44は、一次入力ループ46および二次入力ループ
48を介して火災警報制御パネル25に接続されてい
る。警報制御パネル25と相互接合制御回路44とは、
二つの別個の装置とすることも、単一のユニットとする
こともできる。
【0017】相互接合制御回路44は、二次入力ループ
48を介して火災警報制御パネル24から「沈黙」制御
信号を受けたときに、共通ループ40上の警報回路1乃
至Nに信号を出力することによって音響警報を沈黙させ
る能力を備えている。
【0018】本発明によれば、ほぼ10乃至30ミリ秒
の期間の単独の電力中断すなわち「欠落」は、警報ユニ
ット群を互に同期させるための同期すなわち「シンク」
として用いられる。「沈黙」制御信号は、同期パルスに
極めて近接した第2の「欠落」によって警報回路群のそ
れぞれに伝えられる。以下にさらに詳細に説明するよう
に、「欠落」を用いて警報ユニット群に数多の機能をい
ずれをも信号することができ、「沈黙」は正にその一つ
である。
【0019】警報方式に用い得る音響および信号構成は
無数にある。本物および擬似のベル、ホルン、チャイム
および低いホウという音は、予め録音した音声メッセー
ジとともに、すべて、音響警報信号として用いられる。
人気のある音響信号構成の一つは、国民火災保護庁72
における排気信号であり、この信号は、コード3として
も知られている。コード3信号は、半秒間の沈黙で分れ
て1 1/2秒間の沈黙が後に続く半秒間ずつ3回のホルン
吹音からなっている。現在用いられている警報方式は、
コード3の能力を備えており、かかる警報方式に対して
は、現存の火災警報制御パネル25から相互接合制御回
路44へコード3信号を送るための二次入力ループ48
を用いて本発明が実施され、今度は、相互接合制御回路
44が警報ユニット群へコード3信号を送出する。火災
警報方式がコード3の能力を備えていないものであれ
ば、相互接合制御回路44がコード3信号そのものを発
生させることができる。説明のためであるが、何ら制限
を加えることなく、以下に、コード3信号を本発明の信
号構成として説明する。
【0020】今度は可視警報に転ずると、説明のため
に、ここに述べるストロボ閃光率は、正常状態で約1.
02Hzとする。詳細に後述するように、製造明細書の
規定以下の入力電圧では、閃光率を0.5Hzまで下げ
ることができ、保険業者研究所は、0.33Hz程度の
低い閃光率を認めている。
【0021】図3は、各警報ユニット5,9および11
の構成例を示す回路図である。図示の警報ユニットは、
本発明で利用し得る特徴の全域を表示する役をするマイ
クロプロセッサ制御の音響・可視警報ユニットである。
当業者には、可視のみ、もしくは、音響のみの警報能力
を備えた警報ユニットも、所望の警報方式を組立て得る
ことがよく判るであろう。各警報ユニットは、制御パネ
ル25に備えた直流電源から付勢される。金属酸化物バ
リスタRV1が直流入力の両端間に接続されて、当該入
力における過渡変化に対する保護をする。電圧調整回路
が、必要な電圧降下を与えてマイクロ制御器U1を付勢
する。抵抗R6およびR17が、ダイオードD3 の陰極
とこの場合トランジスタとするスイッチQ2 のベース電
極との間に直列に接続されるとともに、マイクロ制御器
U1の端子VddとVssとの間に5.00ボルト±5%ボ
ルトを与えるツェナーダイオードD6の陰極にも接続さ
れている。マイクロ制御器U1の端子VddとVssとの間
に接続されたコンデンサC3は、フィルタとして作用す
るとともに、警報方式に制御信号として用いられる電力
欠落の期間中マイクロ制御器U1の両端電圧を維持す
る。
【0022】マイクロ制御器U1に対するリセット回路
には、スイッチQ2 のエミッタ電極に直列に、抵抗R1
8に並列に接続したダイオードD1およびコンデンサC
6、並びに、ダイオードD1に並列に接続した抵抗R1
が含まれる。ダイオードD1とコンデンサC6との接合
点は、マイクロ制御器U1の「CLEAR」端子4に接
続されている。4MHzの周波数の振動が、発振器Y1
並びに電圧源の負側と第1および第2の発振器入力端と
の間に接続した一対のコンデンサC1およびC2からな
る共振回路により、マイクロ制御器U1の端子OSC1
およびOSC2にそれぞれ印加される。
【0023】抵抗R7およびR15並びにコンデンサC
8は、全波整流(FWR)入力電圧と相互接合モジュー
ル44からの同期もしくは制御のパルスとのいずれかの
存在を示す入力電力の間隙もしくは欠落を検出する手段
をマイクロ制御器入力端子12に提供する。
【0024】図3の警報回路においては、閃光回路部
が、入力電圧を閃光管の点火に充分な電圧にするための
直流−直流変換に光発振器を利用する。その光発振器に
おいては、閃光管DS1に並列に接続したコンデンサC
4が、ダイオードD2および抵抗R5を介し、直流電源
の両端間に周期的に接断されるインダクタL2から歩進
的に充電される。
【0025】その接断周期の始端では、光結合器U2内
の発光ダイオード(LED)およびトランジスタがとも
にオフであり、スイッチQ4がオンであって、インダク
タL2と直流電源との接続が完成している。インダクタ
L2中の電流が時間とともに増加するにつれ、光結合器
U2内のLEDが付勢されて、光学的に結合しているト
ランジスタをオンに転じさせ、今度はスイッチQ4をオ
フにするので、インダクタL2を直流電源から切離す。
スイッチQ4のオフ期間中、インダクタL2に蓄えられ
たエネルギーがダイオードD2および抵抗R5を介して
コンデンサC4に転送される。コンデンサC7および抵
抗R13が光結合器U2内のダイオードD2とトランジ
スタのベースとの間に直列に接続されている。インダク
タL2が蓄積エネルギーをコンデンサC4に放電してし
まうと、光結合器U2内の発光ダイオードLEDが発光
を止め、トランジスタがオフに転じて、今度はスイッチ
Q4をオンに転じさせるので、再び接断周期が始まるこ
とになる。
【0026】スイッチQ4のオンとオフ、したがって、
エネルギーの増分がインダクタL1からコンデンサC1
に転送される率は、光結合器U2のスイッチング特性、
抵抗R10,R11,R12の値、インダクタL2の値
および直流電源の電圧によって決まり、3,000Hz
乃至30,000Hzの範囲の周波数で繰返されるよう
になる。結局、スイッチQ4の反復開閉により、その両
端電圧が閃光管を点火させるのに要する閾値に達する点
までコンデンサC4が充電される。コンデンサC4の過
充電は、光結合器U2内のトランジスタのベース電極と
蓄積コンデンサC4の正電極との間に直列に接続した抵
抗R14とツェナーダイオードD4およびD7とによっ
て避けられる。これらの構成要素の値は、コンデンサC
4の両端電圧が閃光管DS1の点火閾値電圧に達したと
きに、正電位が光結合器トランジスタのベース電極に印
加されて、今度はスイッチQ4をオフに転じさせるとと
もにインダクタL2を直流電源から切離すように選定す
る。
【0027】光結合器に加えて、閃光回路は、閃光管D
S1をトリガするための回路を含んでいる。このトリガ
回路は、コンデンサC5と自己変圧器T1の一次巻線と
の直列組合わせに並列に接続した、この実施例ではSC
RとするスイッチQ3の組合せに直列に接続した抵抗R
4を含んでいる。自己変圧器T1の二次巻線は、閃光管
DS1のトリガ帯に接続してある。スイッチQ3がオン
に転ずると、コンデンサC4は、変圧器T1の一次巻線
を介して充電され、二次巻線に高電圧を誘起し、コンデ
ンサC4の電圧が閃光管の点火閾値に等しければ、その
高電圧が閃光管を導通させてコンデンサC4を急速に放
電させる。スイッチQ3は、マイクロ制御器出力ピン1
により、抵抗R8およびR9からなる分圧器を介してオ
ンに転ずる。
【0028】図3に示した警報ユニットは、抵抗R2、
トランジスタ・スイッチQ1、ダイオードD14、イン
ダクタL1および圧電気素子50を図示のように接続し
て構成した音響警報回路をも含んでいる。図示の警報ユ
ニットにおいては、音響および可視の両警報信号がマイ
クロ制御器U1によって制御され、音響信号は出力端子
17を介して操作され、可視信号は出力端子1を介して
トリガされる。しかしながら、当業者には明らかなとお
り、関連のある内容を参考までにここで示す出願中の共
有米国特許第08/133,519号明細書に開示され
ているように制御ユニット44内のマイクロ制御器U1
に同期信号を送出し損じさせる該動作の場合には、タイ
マ回路手段が、マイクロ制御器とは独立にストロボ閃光
を起こさせることができる。
【0029】例を示せば、図3に示した警報回路は、2
4ボルトの直流電源を用いた場合に、上述のスイッチン
グ周期を得るためにつぎの表に示すパラメータを用いる
ことができる。
【0030】
【表1】
【0031】以上に述べたように、警報ユニットのマイ
クロ制御器U1は、ホルン音響警報の付勢と去勢とを所
望の系列をなして繰返し、全波整流もしくは直流の電圧
を検出し、さらには、ストロボ可視警報を閃光率を下げ
て入力電圧の低下に適応させることに対して責を負うも
のである。図4乃至図9のフローチャートは、図3に示
した警報ユニットのマイクロ制御器のソフトウエア・ル
ーチンを表わしたものである。
【0032】図4は、警報ユニット・マイクロ制御器の
主プログラムを表わしたものである。この部分は、ホル
ン警報に対して責を負うものであり、ここでは約3,5
00Hzとするホルンの所望中心周波数で実施される。
【0033】このプログラムは、ブロック402でスタ
ートし、ブロック406で初期化される。ブロック41
0では、コード3信号が目下半秒もしくは1 1/2秒の沈
黙期間にあるか、すなわち、「沈黙」の特徴が活かされ
ているかのように、ホルン音が目下弱められているか否
かについて質問がなされる。「弱音」機能が活かされて
いない場合には、ブロック414において、マイクロ制
御器端子17からスイッチQ1をオンに転ずる高信号を
送出することにより、マイクロ制御器U1がホルンをオ
ンにする。本発明の好適な実施例においては、ホルン
は、実際のホルンにさらによく似せるために、3,20
0Hzと3,800Hzとの間で変化する周波数を有す
るようにプログラムされ、設定した最低と最高との周波
数の間で上下する。この実施例では、ブロック418に
おける「ホルン・オンの遅延」時間は一定であり、ほぼ
0.120ミリ秒に選定してある。ホルン周波数の変化
は、「ホルン・オフの遅延」時間を立上らせ、立下げる
ことによってなし遂げられる。「ホルン・オンの遅延」
に引続き、ブロック422で、スイッチQ1をオフにす
ることにより、ホルンがオフに転ずる。
【0034】ブロック426においては、制御プログラ
ムNo.1が行なわれる。制御プログラムNo.1は、
同期もしくは制御のパルス群、以下では同期/制御パル
ス群として、警報ユニットに作用する電圧欠落の検出お
よび説明の責に任ずるものであり、図5乃至図6にフロ
ーチャートの形で表わしてある。図5乃至図6について
は、図4の説明に引続いて詳細に説明する。
【0035】制御プログラムNo.1を離れた後、ブロ
ック638において、主プログラムは「ホルン・オフの
遅延」を始める。前述したように、「ホルン・オフの遅
延」時間は、実際のホルンによりよく似せるように変化
する。ブロック642において、プログラムは、立止っ
て遅延が目下立上っているか、立下っているかを調べ、
ついで、ブロック646もしくは650において、主プ
ログラムの一つおきの周期毎に、それぞれ立下りもしく
は立上りを繰返す。ブロック654もしくは658にお
いて、この例ではそれぞれ3,200Hzおよび3,8
00Hzとする最低および最高の特定ホルン周波数に達
していない場合には、プログラムは、ループを描いてブ
ロック410に戻り、「弱音」機能が活かされているか
否かを判定する。最低もしくは最高の周波数に達してい
ると、ブロック662もしくは666で変化の極性を変
え、その後図7乃至図9に示す制御プログラムNo.2
に移る。
【0036】今度は図5乃至図6に移り、制御プログラ
ムNo.1のスタートに引続き、ソフトウエアは、ブロ
ック430に示すように、入力電圧の欠落を探す。欠落
の検出は、同期/制御パルスもしくは全波整流入力電圧
を示し、欠落の前縁の検出は、カウンタにおける「欠落
量」を始動させる。欠落が存在すると、ブロック431
で「欠落量」が増大し、欠落が存在しないと、ブロック
432でカウンタが零にリセットされる。欠落は、マイ
クロ制御器の入力端子12で検出される。
【0037】つぎに、ブロック434において、プログ
ラムは、立止まって、「欠落量=1」であるか否かを質
すことにより、欠落の始まりであるか否かを調べる。欠
落の始まりであれば、プログラムは、ブロック438で
カウンタにおける「欠落数」を増大させ、欠落の個数の
変化を見守る。ブロック442で、プログラムは、カウ
ンタの「欠落量」を用いて同期/制御パルスの存在を調
べる。欠落が十分に広ければ、同期/制御パルスが存在
していることになる。
【0038】当業者にはよく判るように、警報方式用の
制御信号として多重連パルス群を用いることができる。
本発明によれば、あらゆるかかる構成において、第1パ
ルスは新たな同期周期の始端を示す。ここで、例えば、
第1の同期パルスに直ぐ引続く第2パルスの存在は、警
報方式中の「沈黙」の特徴を活かして、鳴っている音響
警報を止めることになる。第1および第3のパルス位置
にパルスが存在すると、「沈黙」の特徴を解除してホル
ンを活かし、鳴らすことになる。
【0039】これらの機能を果すに要するソフトウエア
は、図5乃至図6のブロック442に引続くフローチャ
ートに示すようになる。同期/制御パルスが検出される
と、ブロック446で、プログラムは、最終パルスから
どの位時間が経過しているかを調べることにより、同期
パルスであるか否かを決定する。「同期タイマ」が0.
5秒以上経過していることを示すと、そのパルスは同期
の第1パルスである。0.1秒経過していないと、ブロ
ック450で、そのパルスは、第2パルス位置にあると
決まり、ブロック454で、「沈黙」および「弱音」の
特徴が活かされる。この例では、パルス位置は3個だけ
用いているので、「同期タイマ」が他の値であれば、ブ
ロック458で、そのパルスは第3パルス位置にある、
と決まり、ブロック462で、「沈黙」の特徴が解除さ
れる。
【0040】そのパルスが同期パルスであれば、ブロッ
ク466は複数の機能を設定する。「モード」は「同
期」に設定され、コード3はオンに転じ、「弱音」はオ
ンに転じ、「同期タイマ」は零に設定され、「閃光」は
オンに転じ、ホルン周波数はその始動位置に戻される。
【0041】ブロック470では、プログラムは立止っ
て、「跳ばし」機能がオフであるか否かを調べる。「跳
ばし」機能および「跳ばし閃光」変数は、入力電圧がこ
の例では20Vとする許容可能のレベル以下に落ちたと
きに、閃光率を半分に下げるのに用いられる。「跳ば
し」機能が活かされると、変数「跳ばし閃光」は、閃光
周期毎に1回オンとオフとの間で移動し、1周期おきに
閃光を発する。これはフローチャートのブロック474
で見られ、「跳ばし」がオフでないときには、1周期お
きに「跳ばし閃光」がオンになっているか否かをプログ
ラムが立止って調べる。一方、ブロック470で「跳ば
し」がオフであれば、プログラムはブロック478に移
り、20ミリ秒遅らせてストロボが閃光を発し、SCR
3 をオンにし、さらに5ミリ秒遅延させる。ブロック
474で「跳ばしパルス」がオンであれば、ブロック4
78を跳ばし、ストロボは閃光を発しない。
【0042】ブロック482で始まる次頁のプログラム
は、コンデンサC4 が閃光管DS1を充分に発光させる
だけ高電圧に充電させているか否かを調べている。ブロ
ック482では、変数「音響周波数値」が増大する。
「音響周波数値」は、音響警報信号の音響周波数に対応
する制御プログラムNo.1の周期数を計数するのに用
いられる。
【0043】ブロック484では、「発振器停止」機能
を指示する制御変数「発振器停止」の状態を質す。「発
振器停止」変数がオンであれば、光発振器が停止してい
ることを示す。「発振器停止」変数がオフであれば、プ
ログラムはブロック486に移り、「音響周波数値」に
基づき、すなわち、音響信号周期が幾つ経過したかに基
づいて、ルックアップ・テーブルの指針を設定する。ル
ックアップ・テーブル値「表値」は、光発振器に対する
予定の最小所望周期数であり、閃光管DS1を発光させ
るエネルギーを与えるコンデンサC4の充電が速過ぎる
か否かを判定するのに用いる。しかしながら、まず、ブ
ロック488で、プログラムは入力電圧Vinが全波整流
電圧であるか、直流電圧であるかを判定し、それがどち
らであるかに応じ、ブロック490で全波整流用ルック
アップ・テーブルを用い、あるいは、ブロック492で
直流用ルックアップ・テーブルを用いて「表値」を決定
する。
【0044】ついで、ブロック494においては、コン
デンサC4の充電に対応した光発振器の接断周期数と
「表値」を比較するが、これは、光発振器の発振回数を
保持したマイクロ制御器入力ピンRTCCおよび抵抗R
16における実時間計数値を用いて行なう。この計数値
が「表値」より大きいと、光発振器は、ブロック496
で、「発振器停止」をオンにし、「発振器」をオフにす
ることによってオフになる。
【0045】ブロック502においては、変数「計数
値」が増大するが、この「計数値」は、警報ユニットが
適切な入力電圧を受けているか否かを決めるのに用い
る。その意味は、すぐ後で詳述する。
【0046】しばしブロック484に戻って、「発振器
停止」がオフでなく、したがって、「発振器停止」機能
がオンであれば、プログラムはブロック504に移り、
「計数値」は増大しない。以下に説明するように、「発
振器停止」は、一旦オンに転ずると、制御プログラムN
o.2が実施されるまで、再びオフにならない。警報ユ
ニット主プログラムについて前述したように、制御プロ
グラムNo.2は、ホルン周波数掃引の頂点と底点とだ
けに実行され、これが起る回数は、ホルン周波数の増減
のステップの大きさによって制御される。目下の例にお
いては、これは毎秒120回起り、1秒がほぼ閃光間の
周期となる。したがって、「参照」変数が閃光相互間で
到達し得る最高値は120となるが、これは、ブロック
498および500においては、「跳ばし」機能がオフ
であるか、もしくは、「跳ばし」機能がオンであってホ
ルン周波数が掃引して増大したときにのみ、変数「計数
値」が増大し得るのであるから、「跳ばし」機能が活か
されて閃光周期が2秒となる、すなわち、制御プログラ
ムNo.2 が閃光相互間で240回実施されるときに成
立つ。
【0047】ブロック494に戻り、RTCCの計数値
が「表値」を超えていないと、プログラムはブロック5
04に移り、変数「計数値」は増大しない。ブロック5
04では、プログラムが立止って、「発振器停止」機能
がオンであるか否かを調べ、オンでないと、ブロック5
06で光発振器がオンに転じ、制御プログラムは終結す
る。また、「発振器停止」がオンであれば、制御プログ
ラムは、光発振器がオンになることなしに、終結する。
【0048】さて、制御プログラムNo.2のフローチ
ャートを表わす図7乃至図9に移り、プログラムは「閃
光」機能が活かされているか否かを調べ、活かされてい
なければ、ブロック578で、警報ユニットのSCRQ
3をマイクロ制御器のピン1によってオフに転じさせる
とともに、入力電圧の設定に関連した次のプログラム機
能の幾つかを通過させる。
【0049】「閃光」機能がオンであれば、プログラム
は、ブロック538,542および546で、変数「欠
落数」で表わされる欠落の個数が、全波整流入力電圧が
用いられていることを示しているか否かを調べ、変数
「入力電圧Vin」を適切な入力電圧型、全波整流と直流
とのいずれかに設定する。
【0050】マイクロ制御器のソフトウエアが行なう次
の機能は、以上に簡単に述べた特徴に関するものであ
り、警報ユニットは、閃光周波数を下げることにより、
公称値以下の入力電圧を補償している。特に、入力電圧
が20V以下であると判定したときには、閃光周波数を
半分のほぼ0.5Hzに切下げ、2秒毎に1閃光にす
る。入力電圧の判定は、光発振器が停止されておらず、
変数「RTCC」で表わされる実時間計数器が「表値」
を超えている場合には、前述したように、制御プログラ
ムNo.1に従って増大する変数「計数値」を用いて完
結される。
【0051】しかしながら、かかる機能を実施する前
に、プログラムは、ブロック548で、変数「跳ばし閃
光」がオフであるか否かを調べ、オフでなければ、電圧
調査を跳ばして、プログラムはブロック562に進む。
他方、現下の閃光が跳ばされていない場合には、ブロッ
ク550で、変数「計数値」を予定の定数「基準」変数
と比較する。
【0052】前述したように、変数「計数値」は、閃光
相互間の期間内では120を超えて増大することはない
が、入力電圧が20Vを超えると、変数「計数値」は、
各閃光周期内でつねに120まで増大するはずであり、
入力電圧が20V以下では、変数「計数値」は零である
はずである。目下の例では、「基準」変数の値は、30
に選定して、閃光相互間の切換えを円滑にする。
【0053】ブロック550で、変数「計数値」が変数
「基準」を超えると、入力電圧は少なくとも20Vであ
ると判定され、ブロック554で、「跳ばし」機能は停
止する。また、変数「計数値」が変数「基準」より小さ
いと、入力電圧が20Vより低いと判定され、ブロック
558で「跳ばし」機能がオンに転ずる。かかる比較の
後に、変数「計数値」は零にリセットされ、ブロック5
62で、「閃光」機能がオフに転ずる。
【0054】つぎに、ブロック566で、プログラム
は、「跳ばし」機能がオンであるか否かを判定し、オン
であれば、ブロック570で「跳ばし閃光」が反復さ
れ、オンでなければ、ブロック574で「跳ばし閃光」
はオフに転ずる。ブロック578で、プログラムは、
「跳ばし」機能がオンであるか否かを再度調べて、オン
でなく、オフであれば、プログラムは、「RTCC」お
よび「音響周波数計数値」を零にリセットし、制御変数
「発振器停止」をブロック586でオフにし、「跳ば
し」がオンであれば、ブロック582で、ホルン周波数
が目下上方に掃引されているときにのみブロック586
が実行されるのを確実にする。
【0055】このソフトウエアは、引続き、ブロック5
88で、「沈黙」機能がオフであって「コード3」機能
がオンであるか否かを判定し、そのとおりでなければ、
コード3ホルン信号の維持である次の機能を跳ばして、
プログラムは直接にブロック618に進む。
【0056】条件がブロック588の判定に適合すれ
ば、「同期タイマ」として表わされる最終同期パルス以
後の時間がブロック592で点検され、その時間が0.
5秒に等しければ、コード3信号の各周期毎に同期パル
スを追跡する変数「コード3計数値」がブロック596
で減少する。
【0057】「コード3計数値」における同期パルスと
音響コード3ホルン信号との関係を図12に示す。各同
期パルスは、「コード3計数値」が1に等しいときの他
は、半秒の第2ホルン吹鳴が引続く半秒の沈黙をトリガ
する。その同期周期の間、ホルン吹鳴は弱められる。
【0058】「コード3計数値」を低減した後に、プロ
グラムは、ブロック600で、「コード3計数値」が零
であるか否かを調べ、零でなければ、「コード3計数
値」を4に設定するブロック604を跳ばす。ついで、
ブロック608で、「コード3計数値」が1より大きい
か否かを調べ、1より大きいときには、「弱音」機能を
ブロック612でオフにし、1より大きくなければ、ブ
ロック612を跳ばして、プログラムは次の仕事に移
る。
【0059】ブロック618においては、プログラム
は、警報方式が現在いずれのモード、すなわち、自動も
しくは同期のモードのいずれにあるかを調べ、同期モー
ドにあれば、ブロック622で「同期タイマ」を増大さ
せる。ブロック626では、警報方式が続いて同期モー
ドにあり得る予定の最大時間、「同期限度」と「同期タ
イマ」を比較する。「同期タイマ」が「同期限度」より
小さくなければ、同期パルスに問題があり、モードはブ
ロック630で自動に切換えられ、そうでなければ、モ
ードは同期のままであり、制御プログラムNo.2は、
ブロック634で退出させられる。
【0060】警報方式が自動モードにあり、警報ユニッ
ト群が互に独立して動作しておれば、自動モードにある
ときに最終閃光からの時間を追跡する変数「周波数タイ
マ」はブロック638で減少し、「コード3計数値」は
その初期値「コード3初期値」に設定される。ブロック
642では、「周波数タイマ」が零まで低下していない
と、制御プログラムNo.2は退出させられ、「周波数
タイマ」が零であれば、ブロック646で、「周波数タ
イマ」はその初期値「周波数初期値」に設定され、「閃
光」機能はオンに転ずる。ついで、ブロック650で、
「跳ばし」機能がオフであるか否かを調べ、オフでなけ
れば、ブロック654で、「跳ばし閃光」機能がオンで
あるか否かを調べる。その際、「跳ばし閃光」機能がオ
ンであれば、制御プログラムNo.2は退出させられ、
オンでなければ、プログラムは、ブロック658で、S
CRQ3をオンにすることにより、閃光管を発光させ
る。また、ブロック650に戻り、「跳ばし」機能がオ
フであれば、プログラムは、ブロック658に跳んで閃
光管を発光させたうえで、退出させられる。
【0061】つぎに、本発明による相互接合制御回路4
4に戻ると、入力電圧Vinを供給する直流電圧源の両端
に接続するようにした好適な実施例を図10に示す。入
力電圧は、一次ループ46を介して相互接合回路に入
り、通常は、単極単投リレーK1を通過して相互接合回
路から方式制御ループ40に出て行く。直流電圧源は、
典型的には火災警報制御パネル25に装着し、入力電圧
inは通常24ボルトとする。前述したように、この入
力電圧は広い範囲の電圧値をもつことができ、本発明に
おいては、警報方式を上述した1.02Hzの閃光率で
動作させるのに必要な値以下に予期せず降下した電圧を
補償し得るようにしている。
【0062】電源電圧Vinは、典型的には0.7ボルト
の電圧降下を生ずるダイオードD8を介し、抵抗R23
およびR24、トランジスタ・スイッチQ5、並びに、
ツエナーダイオードD11を図示のように接続して、調
整済み5.00±5%ボルトの電圧をマイクロ制御器U
3のVdd入力端に与えるように各値を選定した調整回路
にも供給される。抵抗R23は、一端におけるダイオー
ドD8のカソードと他端における抵抗R24およびスイ
ッチQ5のコレクタとの間に接続されており、抵抗R2
4の他端は、スイッチQ5のベースに接続されている。
マイクロ制御器U3のVddおよびVssの両端子間に接続
されたコンデンサC12はフィルタとして作用する。
【0063】抵抗R26およびR27、コンデンサC1
1並びにダイオードD10は、マイクロ制御器U3に対
するリセット回路をなしている。抵抗R27は、スイッ
チQ5のエミッタ、ダイオードD10のカソードおよび
抵抗R26に一端を接続するとともに、他端を、マイク
ロ制御器U3の「クリヤ」端子4、コンデンサC11の
陽極端およびダイオードD10のアノードに接続してあ
る。抵抗26の他端は、コンデンサC11の陰極端に接
続してある。抵抗28は、一端におけるスイッチQ5の
エミッタと他端におけるマイクロ制御器U3の端子6お
よび光結合器U4との間に接続されて、任意のさらに所
望の機能のための制御入力をマイクロ制御器U3に与え
る。
【0064】4MHzの周波数の発振出力が、発振器Y
2並びに第1および第2の発振器入力端にそれぞれ接続
された一対のコンデンサC9およびC10からなる共振
回路により、マイクロ制御器U4の端子OSC1および
OSC2に印加される。
【0065】好適な実施例においては、二次ループ48
が制御信号に対する入力端として用いられている。目下
の例では各警報ユニットにおける音響警報をオフに転
じ、一方、可視警報は継続させる「沈黙」の特徴に関す
るものである。二次ループ48は、火災警報制御パネル
からの音響警報制御信号を多重連警報ユニット群に伝え
るのにも用いることができる。後者の機能は、火災警報
方式が所望の警報過程、好適例ではコード3を提供する
能力をすでに備えており、必要な制御信号を警報方式に
与える場合に発揮される。警報方式がコード3の能力を
有していない場合には、相互接合ユニットは、以下に説
明するように、コード3制御信号を警報ユニット群に提
供するようにプログラムすることができる。
【0066】相互接合制御回路の二次入力ループ48
は、直流電源の両端間に接続されており、制御パネルか
らの入力は、電力中断すなわち電力欠落の形をなして、
マイクロ制御器U3のピン6で検出される。通常、電圧
は、二次ループにおけるダイオードD13、抵抗R29
および光結合器U4の直列接続の両端間に印加される。
光結合器U4の発光ダイオードは、光結合器U4のトラ
ンジスタをオンにすることによって抵抗R28に電流を
流し、マイクロ制御器U3のピン6に電圧を加える。直
流電源の中断は、光結合器U4のトランジスタをオフに
し、マイクロ制御器U3のピン6を電圧Vddすなわち5
Vにする。
【0067】一次ループ入力46から制御ループ出力4
0への直接接続は、スイッチQ6をオンにすることによ
って仕遂げられるリレーK1の活性化により中断するこ
とができる。スイッチQ6は、マイクロ制御器U3の出
力ピン1からスイッチQ6のゲートに接続した抵抗21
とそのゲート電極から電源の負側に接続した抵抗22と
からなる電圧分割器を介してスイッチQ6のゲートに供
給されるマイクロ制御器U3の出力によりオンに転ず
る。
【0068】スイッチQ6が閉成されると、好ましくは
ダーリントン対からなるスイッチQ7の出力エミッタの
電位は、電源の負側の電位になって、スイッチQ7を導
通させる。ダーリントン対Q7の一方のトランジスタの
ベース電極に印加される電圧は、ダイオードD12のカ
ソードとスイッチQ6に接続されたリレーK1のコイル
の終端との間の直列接続における抵抗R25とツエナー
ダイオードD9とによって調整される。スイッチQ7が
導通すると、リレーK1のコイルに電流が流れて、その
リレーを通常の位置から他方の接点に切換える。かかる
リレーの作用により、通常は被制御警報ユニット群に供
給される直流電圧の中断が生ずる。
【0069】かかる電源の欠落は、前述した「沈黙」を
例とする幾多の制御機能の任意のものに用いることがで
きる。以上に説明した構成のもとに、同期/制御パルス
群の位置に基づいた諸種の指令が各警報ユニットに同時
に送出される。パルス位置符号より融通の効く代案はパ
ルス列2進符号である。当業者にはよく判るように、例
えば8パルス位置のパルス列を用いると、パルス列中の
複数のパルス位置を個々の警報ユニットに指令群を指し
向ける仕事に割当てることができる。特定の階の警報を
解除する一方では、他の階の警報を断続されるように、
かかるパルス符号が有利な状態を想像することができ
る。
【0070】相互接合制御回路44は、3とおりの異な
ったモードで動作することができ、かかる3モードのい
ずれもが、現存の方式の能力に応じて動作する。相互接
合制御回路は、コード3すなわち沈黙機能を備えていな
い警報方式ではモード1で動作する。モード1の動作に
ついては、相互接合制御回路は一次ループを備えてお
り、コード3信号化は、火災警報制御パネルではなく、
前述したように相互接合制御回路によって行なわれる。
モード1においては、沈黙の特徴は利用されていない。
【0071】モード2は、現在の警報方式が沈黙の特徴
は有してはいるが、コード3の能力は有していない場合
に用いられる。かかる場合には、相互接合制御回路は、
一次および二次の両入力ループを備えており、二次入力
ループは制御パネルからの沈黙信号用に用いられる。モ
ード1におけると同様に、コード3は相互接合制御回路
によって実施される。
【0072】最後に、モード3は、コード3および沈黙
の両機能をすでに有している警報方式に使用される。こ
こで、相互接合制御回路は、一次および二次の両入力ル
ープを備えており、コード3制御信号は沈黙制御信号と
同様に、制御パネルで発生する。
【0073】例として、図10に示して説明した相互接
合制御回路は、24ボルト直流電源から付勢する場合、
次表のパラメータを用いることができる。
【0074】
【表2】
【0075】図10に示した相互接合制御回路のマイク
ロ制御器U3は、スイッチQ6を閉成して、前述したよ
うに警報ユニットが演ずる電力欠落を伝送することに責
を負うものである。マイクロ制御器U3のかかるソフト
ウエアのルーチンを示す図11において、ブロック70
3および706では、プログラムが始動して初期化され
る。ブロック710では、モード1を仮定して、同期周
期の限度を0.98秒に設定する。ブロック714で
は、警報方式に二次ループが存在するか否かについて質
問し、存在すれば、ブロック718でモードをモード2
に設定する。ブロック722および726では、同期パ
ルスとして動作する30ミリ秒期間の電圧欠落が出力制
御ループに送出される。警報方式がモード2もしくは3
で動作している場合には、プログラムは、ブロック73
0で、二次ループに対し、制御パネルからの沈黙信号を
示す1秒以上の電力中断があったか否かに関して質問
し、あったときには、ブロック734で、ほとんど直ち
に第2の「電圧欠落」を警報ユニット群に送出する。図
11には示してないが、当業者には判るように、二次ル
ープに対するかなりの期間の他の入力によって沈黙の特
徴を同様に解消し、その後に、例えば第3パルス位置に
おける電圧欠落を相互接合制御回路に送出することがで
きる。
【0076】ついで、ブロック738において、プログ
ラムは、二次ループにおける制御パネルからのコード3
を表わす入力を求める。一つの入力が検出されると、ブ
ロック742では、モード番号を3に設定し、同期周期
の限度を1.10秒に設定し、同期計数値を限度値1.
10秒に設定する。このように同期周期をわずかに増大
させることにより、相互接合制御回路44よりも寧ろ制
御パネル25からコード3信号が発生している場合に適
切なコード3動作を確保するようにしてある。コード3
入力が検出されない場合には、ブロック746で同期計
数値が増大する。つぎに、ブロック750では、同期計
数値が、設定されている限度に達しているか否かを求
め、達している場合には、ブロック754で同期計数器
を初期状態にするとともに、ブロック722に戻って電
圧欠落を送出する。一方、限度に達していない場合に
は、プログラムはブロック738に戻る。
【0077】以上に好適な実施例を参照して本発明を説
明したが、これらの実施例は、開示した発明的概念から
逸脱することなく変形や変更を施し得ることは明らかで
ある。例えば、付記した特許請求の範囲では、異なる機
能を完成する手段は、上述したように警報ユニットや相
互接合制御回路の中の単一マイクロプロセッサとする他
に、複数個のマイクロプロセッサや機能的回路を用いる
ことができる。したがって、かかる変更や変形は、付記
した請求範囲の精神内に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】可視および音響の両警報信号を用意する従来の
警報方式を示すブロック線図である。
【図2】本発明警報方式の構成例を示すブロック線図で
ある。
【図3】本発明に用いる警報ユニットの構成例を示す回
路図である。
【図4】図3に示した警報ユニットのマイクロ制御器の
ソフトウエア・ルーチンを順次に示すフローチャートで
ある。
【図5】図3に示した警報ユニットのマイクロ制御器の
ソフトウエア・ルーチンを順次に示すフローチャートで
ある。
【図6】図3に示した警報ユニットのマイクロ制御器の
ソフトウエア・ルーチンを順次に示すフローチャートで
ある。
【図7】図3に示した警報ユニットのマイクロ制御器の
ソフトウエア・ルーチンを順次に示すフローチャートで
ある。
【図8】図3に示した警報ユニットのマイクロ制御器の
ソフトウエア・ルーチンを順次に示すフローチャートで
ある。
【図9】図3に示した警報ユニットのマイクロ制御器の
ソフトウエア・ルーチンを順次に示すフローチャートで
ある。
【図10】本発明による相互接合制御回路の構成例を示
す回路図である。
【図11】図10に示した相互接合制御回路のマイクロ
制御器のソフトウエア・ルーチンを示すフローチャート
である。
【図12】本発明の実施例における方式同期信号と音響
警報信号との関係を示す信号波形図である。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と少なくとも一つの所定制御信号を
    発生させる手段とを有する警報制御パネルと、 それぞれ互に独立に警報信号をトリガするとともに、同
    期信号を受信したときには互に同期して警報信号をトリ
    ガする手段を備え、少なくとも一つは、音響警報信号を
    発生させるとともに可視警報信号を発生させる手段をさ
    らに備えた多数の警報ユニットと、 第1複導線電力分配線を介して前記警報制御パネルの前
    記電源に接続した第1入力端、制御信号群を発生させる
    ために第2複導線電力分配線を介して前記警報制御パネ
    ルに接続した第2入力端および出力端を有し、前記第1
    入力端から前記出力端に電力を導く手段、正規の間隔で
    出力電力信号を中断して同期パルスを発生させる手段お
    よび第1所定制御信号が前記第2複導線電力分配線に沿
    って前記警報制御パネルにより発生したときに所定の態
    様で前記出力電力信号を中断する手段を備えた警報制御
    回路と、 前記多数の警報ユニットを、それぞれの前記トリガする
    手段を介してそれぞれ接続するとともに、前記警報制御
    回路の前記出力端を接続した第3複導線電力分配線とを
    備えた警報方式。
  2. 【請求項2】 前記音響警報信号がコード3信号を備え
    ている請求項1記載の警報方式。
  3. 【請求項3】 前記正規の間隔が1秒である請求項1記
    載の警報方式。
  4. 【請求項4】 前記第1所定制御信号が所定期間の電圧
    欠落である請求項1記載の警報方式。
  5. 【請求項5】 電源を備えた火災警報制御パネルと、互
    に独立に警報信号をトリガする第1タイマ手段、同期パ
    ルスを受信したときに互に同期して警報信号をトリガす
    る手段、音響警報信号を発生させる手段および可視警報
    信号を発生させる手段を備えた少なくとも一つの警報ユ
    ニットとを有する警報方式に用いるために、 2組の入力端子群のうち電源から各警報ユニットに供給
    する電力を受ける第1組の入力端子群と1組の出力端子
    群との間に直列に接続したスイッチング手段、 前記スイッチング手段を駆動して、所定の率で、各警報
    ユニットに同時に可視警報を発生させるための同期パル
    スを発生させるとともに、直前の同期信号に引続く所定
    周期の経過後に同期パルスが到着しない場合に、各警報
    ユニットの前記第1タイマ手段をリセットして当該第1
    タイマ手段に当該警報ユニットをトリガさせるために、
    前記警報ユニット群への電力を中断する第2タイマ手
    段、および、 前記2組の入力端子群の第2組で前記警報制御パネルか
    ら所定の制御信号を受信したときに前記スイッチング手
    段を所定の態様で駆動する制御手段を備えた警報制御回
    路。
  6. 【請求項6】 当該警報ユニットおよび正規の時間間隔
    で当該警報ユニットへの電力を中断する警報制御回路に
    電力を供給する電源を有する警報制御パネルを備えた警
    報方式に用いるために、 可視警報信号を発生させる手段と、 音響警報信号を発生させる手段と、 可視警報信号を発生させる手段および音響警報信号を発
    生させる手段の双方に接続した当該警報ユニットへの電
    力の中断を検出するとともに、第1の所定時間期間にお
    ける第1の電力中断を正規の時間間隔内で検出したとき
    に、可視警報信号を発生させる手段および音響警報信号
    を発生させる手段の双方をトリガする手段を含む検出手
    段と、 正規の時間間隔にほぼ等しい時間周期の経過後に電力中
    断が検出されない場合に、可視警報信号をトリガするタ
    イマ手段とを備えた警報ユニット。
  7. 【請求項7】 電力の中断を検出する手段が、電力中断
    の第1の所定の連続を検出したときに音響警報信号を沈
    黙させる手段をさらに備えている請求項6記載の警報ユ
    ニット。
  8. 【請求項8】 電力の中断を検出する手段が、電力中断
    の第2の所定の連続を検出したときに、音響警報の沈黙
    に引続いて当該音響警報を復活させる手段をさらに備え
    ている請求項7記載の警報ユニット。
  9. 【請求項9】 音響警報信号が、音響の周期を3周期お
    きに沈黙の周期に置換する他に、正規の時間間隔の半分
    の期間を有する音響の周期に先行して正規の時間間隔の
    半分の期間を有する沈黙の周期を備えている請求項6記
    載の警報ユニット。
  10. 【請求項10】 正規の時間間隔が1秒である請求項9
    記載の警報ユニット。
  11. 【請求項11】 電力の中断を検出する手段が、第1の
    電力中断に引続く正規の時間間隔内の電力中断のタイミ
    ングを測定するとともに、その測定に基づく所定の動作
    をする手段をさらに備えている請求項6記載の警報ユニ
    ット。
  12. 【請求項12】 前記所定の動作が音響警報を沈黙させ
    ることである請求項11記載の警報ユニット。
  13. 【請求項13】 第1の所定時間期間が10ミリ秒から
    30ミリ秒までの範囲であるとともに、正規の時間間隔
    が1秒である請求項6記載の警報ユニット。
  14. 【請求項14】 電源が供給する入力電力レベルを決定
    する手段と、入力電力レベルを所定の最低レベル以下に
    決定する手段によって入力電力レベルを決定したときに
    可視警報信号の周波数を低減する手段とをさらに備えた
    請求項6記載の警報ユニット。
  15. 【請求項15】 音響警報信号がベルの音調を備えてい
    る請求項6記載の警報ユニット。
  16. 【請求項16】 音響警報信号がホルンの音調を備えて
    いる請求項6記載の警報ユニット。
  17. 【請求項17】 音響警報信号がチャイムの音調を備え
    ている請求項6記載の警報ユニット。
  18. 【請求項18】 音響警報信号が低いホウという音を備
    えている請求項6記載の警報ユニット。
  19. 【請求項19】 音響警報信号が予め録音した音声メッ
    セージを備えている請求項6記載の警報ユニット。
  20. 【請求項20】 当該警報ユニットに電力を供給する電
    源を有する警報制御パネルを備えた警報方式に用いるた
    めに、 圧電気素子を備えて音響警報信号を発生させる手段、 閃光管、電源から供給したエネルギーを蓄積する第1手
    段および前記閃光管に並列に接続してエネルギーを蓄積
    する第2手段を備えて可視警報信号を発生させる手段、 第2の蓄積手段が第2の所定率でトリガしたときに第1
    の所定率で第1の蓄積手段から第2の蓄積手段へエネル
    ギーを転送するスイッチング手段、並びに、 第2の所定率で閃光管をトリガするために、前記スイッ
    チング手段のスイッチングの第1の所定率を制御する手
    段および所定の連続をなして音響警報信号を起動させる
    手段をさらに備えたマイクロ制御器手段を備えた警報ユ
    ニット。
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