JP2014134937A - 棒金開封装置及び商品取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装端部を切り離すことなく包装材を剥がすことで棒金を開封し、包装端部が取り出した硬貨とともに釣銭機内に混入するのを回避する。
【解決手段】棒金の包装材から硬貨を取り出すときに使用される棒金開封装置50である。棒金開封装置は、棒金を長手方向に沿って支持する基台部材51と、基台部材の側部に配置されて棒金の包装材と係合するプレート53と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、棒金の包装材から硬貨を取り出すときに使用される棒金開封装置及びこの棒金開封装置を備えた商品取引装置に関する。
例えば、発券機等の商品取引装置には、商品の売買が行なわれた際に客に釣銭を払い出すための釣銭機が備えられており、釣銭機には予めの所定量の釣銭を貯留している。釣銭が不足する場合には予備の硬貨を補充することが必要になる。予備の硬貨の補充は、通常、複数枚の硬貨がビニールや紙等の包装材で包装された棒金と呼ばれるものを介して行なわれる。すなわち、棒金を開封することにより包装材から複数枚の硬貨を取り出して、釣銭機に補充している。
棒金を開封して硬貨を取り出すときに使用される棒金開封装置として、下記特許文献1には、鈎状に形成されるとともに下面部に向けて刃部を備えるカッタ部材が、その基部を商品取引装置の基台に回転可能に取り付けられ、このカッタ部材が、通常、付勢部材により付勢されて商品取引装置の基台の収納位置に収納される構造のものが提案されている。
この棒金開封装置によって棒金を開封する場合には、カッタ部材を付勢部材に抗して上方へ所定角度となるまで引き上げ、商品取引装置の基台とカッタ部材との間に隙間を形成する。そして、この隙間に棒金を挟み込ませることで、カッタ部材の下面部に設けた刃部により棒金の包装材を切断し、硬貨を包装材から分離して取り出していた。
特開2009−48478号公報
特許文献1の棒金開封装置にあっては、カッタ部材の刃部によって包装材を切断することで硬貨の包装を解く構成であるため、包装材を切断するときに棒金の端部を固定支持する包装端部が切り離され、この切り離された包装端部が取り出した硬貨とともに釣銭機内に混入するおそれがあった。
そして、包装端部が釣銭機内に混入すると、発券機などの商品取引装置で釣銭を払い出すときに、混入した包装端部が硬貨通路に止まり、硬貨詰まり等の問題を引き起こす。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、包装端部を切り離すことなく包装材を剥がすことで棒金を開封することができ、包装端部が取り出した硬貨とともに釣銭機内に混入するのを回避できる棒金開封装置及びこの棒金開封装置を備えた商品取引装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の棒金開封装置は、前記棒金を長手方向に沿って支持する基台部材と、前記基台部材の側部に配置されて前記棒金の包装材と係合する剥離部材と、を有することを特徴とする。
本発明の棒金開封装置によって棒金から硬貨を取り出すときには、まず、棒金を基台部材上にセットする。そして、この状態で、棒金を長手方向と直交する面に沿って、つまり棒金の軸線回りに適宜角度回転させて、例えば、棒金の包装材を剥離部材に係合させる。
このように包装材を剥離部材に係合させた状態のまま、棒金を軸線回りに所定方向へ回転させる。このとき、包装材は、剥離部材に係合されてその位置に保持されたままであるため、棒金が回転する都度、棒金から包装材が巻き解かれる。棒金を所定角度まで回転させると、包装材による包装が解かれることとなり、硬貨を包装材から分離させたばらばらの状態で取り出すことができる。
このように、棒金の包装材は、開封されるときに、背景技術で説明したようにカッタで包装材端部が当該包装材と一緒に硬貨から剥がされるので、包装材端部が切断されて取り出された硬貨に混入することがない。
また、前記棒金開封装置が、前記棒金の包装材を開封して取り出した硬貨を投入する投入口近傍に組み付けられて商品取引装置が構成されていても良い。
この場合、棒金開封装置が例えば、ドロアーや釣銭機の硬貨を投入する投入口近傍に組みつけられているので、操作者が棒金開封装置を例えばドロアーや釣銭機まで移動させて釣銭を補充する作業や、使用後、棒金開封装置を再びもとの位置に片付けるといった作業が不要になるので棒金の開封作業が容易になる。
本発明によれば、包装端部を包装材と一緒に剥がすことで棒金を開封することができる。このため、包装端部が取り出した硬貨とともに釣銭機内に混入するのを回避できる。この結果、包装端部の混入が原因で、釣銭を払い出すときに硬貨詰まり等を生じさせることがなくなる。
本発明の第1実施形態の棒金開封装置の斜視図である。 同棒金開封装置の平面図である。 同棒金開封装置の正面図である。 同棒金開封装置の右側面図である。 同棒金開封装置の分解斜視図である。 同棒金開封装置の使用状態を説明する斜視図である。 (a)〜(f)はそれぞれ同棒金開封装置の剥離部材の他の例を示す正面図である。 本発明の第2実施形態の棒金開封装置の斜視図である。 本発明の第3実施形態の棒金開封装置の斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
〈第1実施形態〉
図1は本発明の第1実施形態の棒金開封装置の斜視図、図2は同棒金開封装置の平面図、図3は同棒金開封装置の正面図、図4は同棒金開封装置の右側面図、図5は同棒金開封装置の分解斜視図である。
棒金開封装置は、商品取引装置のコインホッパの近傍、つまり棒金から包装材を開封して取り出した硬貨を投入する投入口近傍に組みつけられる。商品取引装置の例としては、食堂等に導入される発券システムの発券機が挙げられる。
図1、図5において符号51は、棒金Bを長手方向に沿って支持する長方形状の基台部材を示す。基台部材51の長手方向の両端部には一組の付勢部材52、52が取り付けられている。基台部材51の左右側部には一対のプレート(剥離部材)53,53が立設されている。
基台部材51の一端は基台部材51の中央側に対して鋭角をなすように斜めに折り曲げられて、起立部51Aが形成されている。基台部材51の他端には該基台部材51の長さ方向に沿って長孔51Bが2個形成されている。なお、基台部材51は、金属や樹脂材からなる板状のもの、又は、角柱のもので構成されている。
一組の付勢部材52は、それぞれ側面視V字状となるように板材が折り曲げられた形状となっている。付勢部材52は、基台部材51側に取り付けられる基端板部52Aと、棒金の端部に当接する先端板部52Bとを備える。付勢部材52は、適宜弾性を持つ材料例えば金属や樹脂材から構成される。
これら一組の付勢部材のうち一方(図1、図5において左側)の付勢部材52は、基台部材51の起立部51Aに、適宜固定手段例えば止めねじ54を介して取り付けられる。止めねじ54は基端板部52Aに形成された貫通孔52Aaを貫通し、その先端が起立部51Aに形成されたねじ孔51Aaにねじ合わされる。他方(図1、図5において右側)の付勢部材52は、基台部材51の他端に適宜固定手段例えば止めねじ55を介して中間連結部材56に取り付けられる。中間連結部材56は、板材が適宜角度をなすように折り曲げられた形状をなし、適宜固定手段例えば長孔51Bに挿入される止めねじ57を介して基台部材51の長さ方向に移動調整可能に取り付けられている。
つまり、一組の付勢部材52は、棒金Bの種類に対応して互いの離間距離が調整可能になっている。
また、付勢部材52は、基台部材51に正規に組みつけられたとき、下方に向かうに従い左右の先端板部52Bの先端側が基台部材51の内側に近づくように、斜めに傾斜して配置されている。これにより、一組の付勢部材52への棒金Bの挿入が容易になる。
また、先端板部52Bの先端には円弧部52Baが形成されており、この円弧部52Baが棒金Bの端部を固定保持する包装端部Baに係合可能になる。
なお、止めねじ55は基端板部52Aに形成された貫通孔52Aaを貫通し、その先端が中間連結部材56に形成されたねじ孔56Aにねじ合わされる。また、止めねじ57は前記長孔51Bを貫通し、その先端が中間連結部材56に形成されたねじ孔56Bにねじ合わされる。
基台部材51の左右両側には、連結板部59、59が、基台部材51から下方へ突出するように、かつ下方に向かうに従いそれら連結板部59の間隔が狭まるように、基台部材51に対して傾斜して取り付けられている。連結板部59には前記プレート53が、基台部材51の上方へも突出するように、適宜固定手段例えば止めねじ60を介して固定されている。止めねじ60はプレート53に形成された貫通孔53Aを貫通し、その先端が連結板部59に形成されたねじ孔59Aにねじ合わされる。
連結板部59が基台部材51に対し斜めに傾斜して取り付けられているため、プレート53も上方に向かうに従い、左右のプレート53、53の間の間隔が広がるように、基台部材51に対し斜めに傾斜して取り付けられている。なお、連結板部59及びプレート53の基台部材51に対する左右の傾斜角度は、それぞれ同じ角度に設定されている。
プレート53の上部の左右両端部には円弧状に突出する爪部61がそれぞれ形成されており、棒金Bが当該棒金開封装置50にセットされたときに、爪部61が棒金Bの包装材の周方向端部Bbに係合可能になっている。
なお、プレート53の上部に円弧状に突出する爪部61を設けず、例えばプレート53の上端部に該プレート同一平面状をなし鋭角状にとがったエッジ部を形成し、このエッジ部が棒金Bの包装材の周方向端部Bbに係合可能に構成してもよい。
次に、上記構成の棒金開封装置50を用いた棒金Bの開封方法について説明する。
図6は棒金開封装置の使用状態を説明する斜視図である。棒金開封装置によって棒金Bから硬貨Cを取り出すときには、まず、棒金Bを基台部材51上にセットする。このとき、棒金Bの両端をそれぞれ一組の付勢部材52に係合させて棒金Bを挟持させる。これと同時に、先端板部52Bの先端の円弧部52Baを棒金Bの包装端部Baに係合させる。
そして、この状態で、図6に示すように、セットした棒金Bを長手方向と直交する面に沿って、つまり棒金Bの軸線回りに適宜角度回転させて、棒金Bの包装材の周方向端部Bbをプレート53の左右の爪部61に係合させる。
このように棒金Bの包装材の周方向端部Bbをプレート53の爪部61に係合させた状態のまま、棒金Bを軸線回りに所定方向へさらに回転させる。このとき、包装材の周方向端部Bbは、プレート53の爪部61に係合されてその位置に保持されたままであるため、棒金Bが回転する都度、この棒金Bから包装材が巻き解かれる。棒金Bを所定角度まで回転させると、包装材による包装が解かれることとなり、硬貨Cを包装材から分離させてばらばらの状態で取り出すことができる。
このように棒金Bの包装材は、開封されるときにカッタで包装端部を切断して切り離されることなく一体のまま硬貨Cから剥がされるので、包装端部が切断されて取り出された硬貨Cに混入することがない。このため、包装端部の混入が原因で、釣銭を払い出すときに硬貨詰まり等を生じさせることがなくなる。
また、この第1実施形態では、付勢部材52の棒金Bに当接される先端に円弧部52Baを設け、この円弧部52Baを棒金Bの包装端部Baに係合させているので、硬貨Cが包装材から分離されてばらばらの状態となったときでも、円弧部52Baを包装端部Baに係合させた状態を維持することができる。この点においても、包装材の小片部例えば包装端部Baが、取り出した硬貨Cとともに釣銭機内に混入するのを防止できる。
また、この第1実施形態では、基台部材51の左右両側にそれぞれプレート53を取り付けており、このプレート53がガイドとして機能して、棒金Bが基台部材51の左右側方へ移動するのを規制するので、棒金Bを安定して基台部材51上にセットすることができる。また、棒金Bを基台部材51上にセットしたまま、軸線回りに回転させる場合にも、安定して回転させることができる。
また、このようにプレート53が基台部材51の左右両側にある場合、棒金Bの当該棒金開封装置50へのセット方向が異なる場合でも、棒金Bを軸線方向周りの何れか回転させるときに、左右のプレート53のいずれかの爪部61に、棒金Bの包装材の周方向端部Bbを係合させることができ、このため、棒金Bの棒金開封装置50上へのセット作業が容易になる。
加えて、この第1実施形態では、プレート53の上端の左右に円弧状に突出する爪部61を形成し、この爪部61を包装材の周方向端部Bbに係合させるようにしているので、包装材の周方向端部Bbをプレート53に係合させる作業が容易になる。
また、この第1実施形態では、プレート53を、上方に向かうに従い左右のプレート53、53の間の間隔が広がるように、基台部材51に対し斜めに傾斜して取り付けられており、一組の付勢部材52を基台部材51の長孔51Bを利用することで、それら付勢部材52の間隔調整が可能になっていることと相俟って、硬貨の種類が異なる棒金Bに対しても共通して使用することができる。
図7(a)〜(f)はそれぞれ同棒金開封装置の剥離部材の他の例を示す正面図である。図7(a)は基台部材51の左右両側のうち少なくとも一方に、正面視長方形状の剥離部材70を取り付けた例である。この剥離部材70の上部両端には角部70aが形成され、この角部70aが棒金の包装材の周方向端部に係合可能である。
図7(b)は基台部材51の左右両側のうち少なくとも一方に、正面視三角形状の剥離部材71を取り付けた例である。この剥離部材71の上部中央には角部71aが形成され、この角部71aが棒金の包装材の周方向端部に係合可能である。
図7(c)は基台部材51の左右両側のうち少なくとも一方に、該基台部材51の長さ方向両端部にそれぞれ板状突起72,72からなる剥離部材を取り付けた例である。これら板状突起72、72の上端72aが棒金の包装材の周方向端部に係合可能である。
図7(d)は基台部材51の左右両側のうち少なくとも一方に、正面視略長方形状で上部にジクザグ状の突起73aを有する剥離部材73を取り付けた例である。ジクザグ状の突起73aが棒金の包装材の周方向端部に係合可能である。
図7(e)は基台部材51の左右両側のうち少なくとも一方に、正面視略長方形状で上部が逆三角形状に切り欠かれた剥離部材74を取り付けた例である。この剥離部材74の上側両端部にはそれぞれ角部74aが形成され、この角部74aが棒金の包装材の周方向端部に係合可能である。
図7(f)は基台部材51の左右両側のうち少なくとも一方に、正面視略長方形状で上部の両側角部が円弧状に切り欠かれたかまぼこ状の剥離部材75を取り付けた例である。この剥離部材75の上部には円弧状縁部75aが形成され、この円弧状縁部75aが棒金の包装材の周方向端部に係合可能である。
図8は、本発明の第2実施形態の棒金開封装置の斜視図である。
この第2実施形態では上面視長方形状の基板80を備えており、基板80の一端は当該基板自体が上方に折り曲げられて固定起立部81が形成されている。また、基板80の長さ方向中央部分には、可動起立部82が基板80の長さ方向に沿って移動可能に取り付けられている。さらに、基板80の他端には板材を断面コ字状に折り曲げられたロッド支持部83がネジ止めされて取り付けられている。
ロッド支持部83には基板80の長さ方向に沿ってロッド84が回転可能かつ軸線方向に移動可能に取り付けられている。ロッド84の一端は可動起立部82を貫通し、この可動起立部82に軸線方向への相対移動を規制されつつ回転可能に取り付けられている。また、ロッド84の外周側であってロッド支持部83と可動起立部82との間にはスプリング85が介装され、このスプリング85の付勢力によって可動起立部82はロッド84とともに固定起立部81側へ付勢される。
固定起立部81の可動起立部82への対向面には、円板部材86Aが基板80の幅方向に適宜間隔をあけて配置され、また、これら円板部材86Aの間に剥離部材87Aが取り付けられている。剥離部材87Aは上側に起立部を有するよう板材を断面コ字状に折り曲げられて形成され、起立部は上方に向かうに従い漸次外方へ拡がるように形成されている。固定起立部81の可動起立部82への対向面には、棒金の端部を回転可能に支持する棒金当接部88Aが、回転可能、かつ基板80の幅方向中央部分つまりロッド84の延長上に位置するように取り付けられている。
可動起立部82の固定起立部81への対向面には、円板部材86Bが基板80の幅方向に適宜間隔をあけて配置され、これら円板部材86の間に前記剥離部材と同形状の剥離部材87Bが取り付けられている。また、可動起立部82の固定起立部81への対向面には、棒金の端部を回転可能に支持する棒金当接部88Bが、ロッド84の先端に取り付けられて、可動起立部82に対し回転可能に取り付けられている。
ここで、互いに対をなす前記円板部材86A、86Bは、棒金を長手方向に沿って支持する基台部材を構成し、互いに対をなす前記剥離部材87A、87Bは棒金の包装材と係合する剥離部材を構成している。
ロッド84の可動起立部82の逆側はロッド支持部83を貫通しており、その端部には、ロッド84をスプリング85の付勢力に抗して可動起立部82とは逆側へ引っ張って移動するときに利用する大径部89が取り付けられ、この大径部89にはロッド84を回転操作するときに利用するハンドル90が、大径部89の中心から偏心した位置に取り付けられている。
次に、第2実施形態の棒金開封装置を用いた棒金の開封方法について説明する。
まず、スプリング85の付勢力に抗してロッド84を介して可動起立部82を固定起立部81から離間する方向へ移動させて、棒金当接部88Aと棒金当接部88Bとの間隔を適宜拡げ、それら棒金当接部88A、88Bの間に棒金をセットする。ロッド84への引っ張り力を解除すると、可動起立部82及びロッド84がスプリング85の付勢力によって固定起立部81側へ移動し、棒金当接部88A、88Bの間に棒金を適宜押圧力をもって回転可能に挟み込む。
そして、棒金を軸線回りに適宜角度回転させて、棒金の包装材の周方向端部を剥離部材87A、87Bの先端に係合させる。この状態で、ハンドル90を回転操作し、セットした棒金をロッド84とともに軸線回りに適宜角度回転させて、棒金Bから包装材が巻き解く。このように、ハンドル90の回転操作によって、棒金から包装材が巻き解き、硬貨を包装材から分離させてばらばらの状態で取り出すことができる。
図9は、本発明の第3実施形態の棒金開封装置の斜視図である。
この第3実施形態では、直方体の上部が半パイプ状をなすようにくり貫かれて断面円弧部100を有する基台部材101が形成され、この基台部材101が断面円弧部100によって棒金を長手方向に沿って支持する。また、基台部材101の左右両側側には先端が鋭角にとがったエッジ部102が形成され、このエッジ部102が棒金の包装材と係合する剥離部材として機能する。つまり、この第3実施形態では、基台部材101と剥離部材とが一体に形成されている。
この第3実施視形態の棒金開封装置においても、エッジ部102に棒金の包装材の周方向端部を係合させ、この状態で、棒金を軸線回りに所定方向へ回転させることで、包装材を部分的に切り離すことなく一体のまま該棒金から巻き解くことができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、第1実施形態では、商品取引装置として発券機を例に挙げて説明したが、本発明に係る棒金開封装置は、これに限られることなく、釣銭機を備えるPOSレジスタ等の他の商品取引装置にも組み付け可能である。
また、第1、3実施形態では、剥離部材を基台部材の左右両側にそれぞれ設けているが、これに限られることなく、左右いずれか一方にのみ剥離部材を設けても良い。
また、第1実施形態では、左右の付勢部材52がいずれも弾性を有して、棒金Bの端部を付勢しているが、これに限られることなく、片方は弾性を有することなく固定的に配置し、他方にのみ弾性を持たせて片側のみから棒金Bの端部を付勢することで、棒金Bを回転可能に挟持する構成にしても良い。また、付勢部材は必ずしも必要な構成要素ではなく、なくても本発明を構成することができる。
10…発券機(商品取引装置), 20…ネットワーク, 30…本部装置, 106…貨幣払出部, 106A…釣銭機, 50…棒金開封装置, 51…基台部材, 51B…長孔, 52…付勢部材, 52Ba…円弧部, 53…プレート(剥離部材), 56… 中間連結部材, 59…連結板部, 61…爪部, B…棒金, Ba…包装端部, Bb…棒金の包装材の周方向端部,70,71,72,73,74,75…剥離部材,86A、86B…円板部材(基台部材),87A、87B…剥離部材,101…基台部材,102…エッジ部(剥離部材),

Claims (2)

  1. 棒金の包装材から硬貨を取り出すときに使用される棒金開封装置において、
    前記棒金を長手方向に沿って支持する基台部材と、
    前記基台部材の側部に配置されて前記棒金の包装材と係合する剥離部材と、
    を有することを特徴とする棒金開封装置。
  2. 前記棒金の包装材を開封して取り出した硬貨を投入する投入口近傍に、請求項1に記載の棒金開封装置が組み付けられていることを特徴とする商品取引装置。
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