JP7477332B2 - 棒金開封装置 - Google Patents

棒金開封装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7477332B2
JP7477332B2 JP2020053150A JP2020053150A JP7477332B2 JP 7477332 B2 JP7477332 B2 JP 7477332B2 JP 2020053150 A JP2020053150 A JP 2020053150A JP 2020053150 A JP2020053150 A JP 2020053150A JP 7477332 B2 JP7477332 B2 JP 7477332B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
bar
coins
packaging material
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020053150A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021151887A (ja
Inventor
耕一 蛭田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2020053150A priority Critical patent/JP7477332B2/ja
Publication of JP2021151887A publication Critical patent/JP2021151887A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7477332B2 publication Critical patent/JP7477332B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Description

本発明の実施形態は、棒金開封装置に関する。
従来から、同一金種の硬貨を厚み方向に複数枚積層して紙やフィルムなどの包装材で包装した円柱状の棒金が知られている。硬貨を包装した棒金は、POS端末や硬貨釣銭機の近傍に保管されていることが多く、店員は、硬貨を収納するドロワや硬貨釣銭機において硬貨が不足した場合に、当該棒金を開封して硬貨を補充する。
従来、これら棒金を容易に開封するものが提案されている(例えば、特許文献1)。この従来技術は、切断装置の挿入部に棒金を挿入して軸方向に押し付けると、カッターが棒金側面の包装材を軸方向に沿って切断する。上記挿入部の先端には斜面が形成されており、側面が切断された棒金をさらに押し付けると、包装された硬貨は斜面によって径方向に押圧されて、切断された側面から硬貨が排出される。
しかしながら、上記従来技術のものは、棒金を軸方向に押し付ける力によって硬貨を径方向に排出させるものであることから、包装材がつぶされながら硬貨を排出する。このため、上記従来技術のものは、つぶされた包装材が硬貨に引っ掛かるなどして硬貨の排出を阻害しやすいものであった。
本発明が解決しようとする課題は、棒金を開封した際に硬貨を包装材から容易に排出することが可能な棒金開封装置を提供することである。
実施形態の棒金開封装置は、硬貨を厚み方向に積層して包装した棒状の棒金を軸方向の両端を挟持して支持する棒金支持部と、前記棒金の包装材を前記軸方向に沿って切断して当該包装材を開封する切断部と、前記棒金に対して前記軸方向と交差する方向に相対的に移動して、前記切断部で開封された側に前記棒金を押圧する押圧部と、前記棒金支持部を収容する収容部と、前記収容部に形成され、前記棒金支持部が前記軸方向に移動することで前記収容部への挿入を可能とする挿入口と、前記棒金支持部の前記収容部への挿入に伴って、前記切断部を前記挿入口に向けて前記軸方向に移動させる移動機構と、を備える。
図1は、実施形態に係る棒金開封装置の外観を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る棒金開封装置の断面を模式的に示した図で、棒金支持部および排出トレイが収容されていない状態を示す図である。 図3は、実施形態に係る棒金支持部の上面図である。 図4は、図3におけるA-A断面図である。 図5は、実施形態に係る移動機構の一部を示す図である。 図6は、実施形態に係る棒金開封装置の断面を模式的に示した図で、棒金支持部および排出トレイが収容された状態を示す図である。 図7は、実施形態に係る切り込みが入った状態の棒金の包装材を示す図である。 図8は、実施形態に係る棒金開封装置がドロア上に配置された図である。
以下、実施形態の棒金開封装置について図面を参照して説明する。なお、この実施形態によって発明は限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る棒金開封装置を示す斜視図、図2は、棒金開封装置の断面を模式的に示した図で、棒金支持部および排出トレイが収容されていない状態を示す図である。棒金開封装置1は、本体部10、排出トレイ20、および棒金支持部30を備える。本体部10は、排出トレイ20、および棒金40を支持する棒金支持部30を着脱可能に収容する。
本体部10は、全体として直方体状に形成され、棒金支持部30を収容する収容部11、排出トレイ20を収容するトレイ収容部13、および排出部15を備える。図1、2等の図面において、X軸方向は本体部10の長手方向(棒金の軸方向)を示し、Y軸方向は本体部10の幅方向を示し、Z軸方向は上下方向を示す。収容部11は、本体部10の上部に位置する。収容部11は、本体部10の長手方向(以下、単に長手方向ともいう)一端面に挿入口111を備え、挿入口111から挿入される棒金支持部30を着脱可能に収容する。挿入口111には、一対の切欠き112(図1参照)が形成されている。切欠き112は、収容部11の内側面に形成されたガイド溝113と繋がっている。
収容部11内には、挿入口111と対向する壁面114側(以下、奥側ともいう)から挿入口111側(以下、手前側ともいう)に向かって移動可能なカッター115が設けられている。カッター115は、手前側に向けた刃面を有する。また、カッター115は、収容部11内において、Y軸方向である幅方向の中央部に位置するようカッター支持部116に支持されている。カッター支持部116は、収容部11の幅方向の両内側面、すなわち長手方向に沿って伸びる面の内側に形成されたカッターガイド117で案内されて、長手方向に移動可能となっている。カッター支持部116は、後述する移動機構Bによって、棒金支持部30の収容部11内への移動に連動して奥側から手前側に向かって移動する。カッター115は、棒金の包装材をその軸方向に沿って切断して当該包装材の下部を開封する切断部の一例である。包装材は、図2において上下方向を示すZ軸方向における下側部分を開封される。
また、収容部11の上面内側には上下に移動可能な押圧部118が設けられている。押圧部118は、棒金40の軸方向と交差する方向である、上方から下方に向かう方向に棒金40の長手方向中央部を押圧する。押圧部118は、包装材が切断された棒金を上方から押圧して、包装材の内部に積層された硬貨を包装材から押し出すことができる強度を備えている。なお、本明細書において、硬貨とは、貨幣に限らず遊戯用メダルなどを含む板状の金属をいう。押圧部118は、剛性を有する支持部材119によって支持される。支持部材119は、図示しないモータによって巻き取り、巻き出しされることで収容部11内への突出量が変化し、これによって、押圧部118は、収容部11内で上下に移動する。
壁面114には、収容部11内に位置する感圧式の検知スイッチ120が設けられている。検知スイッチ120は、収容部11内に収容された棒金支持部30によって押されることでオンし、棒金支持部30が収容部11内に収容されたことを検知する。モータは、検知スイッチ120がオンすると動作し、支持部材119を巻き出して収容部11内への突出量を増やす。すなわち、検知スイッチ120がオンすると、押圧部118は収容部11内で下降する。なお、上記のとおり、押圧部118は、カッター115が棒金の包装材に切り込みを入れる動作と連動して上下動することが望ましいが、上記動作と連動せずに独立して上下動してもよい。
収容部11の底面には第1開口121が形成されている。第1開口121は、収容部11の幅方向両側面間にわたって形成される。第1開口121は、カッター115の長手方向への移動を許容するとともに、包装材から排出された硬貨を通過させる。
トレイ収容部13は、長手方向一端面に挿入開口131を備え、挿入開口131から挿入される排出トレイ20を着脱可能に収容する。排出トレイ20を載置するトレイ収容部13の底面には第2開口132が形成されている。第2開口132は、トレイ収容部13の下面に形成されるとともに、包装材から排出された硬貨が通過可能となっている。第2開口132は、排出トレイ20を使用しない場合に、第1開口121を通過した硬貨を通過させて排出部15に導く。排出部15は、第2開口132と連なる漏斗状の案内部151を備えている。案内部151の下端には排出口152が形成されている。排出口152は、第2開口132を通過した硬貨を外部、例えば、キャッシュレジスタのドロアに排出する。
次に、排出トレイ20について説明する。排出トレイ20は、凹状に形成されている。排出トレイ20は、トレイ収容部13に収容された状態で、第1開口121を通過した硬貨を受ける受皿として機能する。
次に、棒金支持部30について説明する。棒金支持部30は、硬貨を厚み方向に積層して包装した棒状の棒金40を軸方向の両端を挟持して支持する。棒金40は、一般によく知られているように、厚み方向に積層された硬貨41と、硬貨41を包装して棒状に保つ包装材42とからなる。包装材42の両端部は、硬貨41が軸方向から抜けないように抑える抑え部43となっている。抑え部43は、包装材42の両端部を硬貨の径方向内側に巻くことで円環状に形成されている。
図3は棒金支持部30の上面図、図4は図3におけるA-A断面図である。なお、図中破線は、棒金支持部30に支持された棒金40を示す。棒金支持部30は、枠状部31と、枠状部31内に配置される一対の挟持部32と、を備える。
枠状部31は、上面視が長方形状の周面部33と、周面部33の下端に形成される開口部34と、を備える。周面部33は、一対の長手方向の側面331と、これら側面331の長手方向両端間を連結する一対の端面332とからなる。両側面331は、長手方向に沿って伸び、かつ外側に突出する一対のガイド凸部333を備える。ガイド凸部333は、棒金支持部30が収容部11内に挿入される際に、挿入口111と連続する切欠き112を通過した後、収容部11のガイド溝113に案内される。また、側面331は、長手方向に沿って伸び、かつ内側に突出する一対の案内凸部334を備える。
両側面331は、開口部34の領域内に突出する複数の係止部335を備えている。係止部335は、両側面331から互いに対向するように突出する。互いに対向する係止部335の先端間は離れており、移動するカッター115は、係止部335の先端間を通過することができる。これら係止部335は、長手方向に沿って複数個所に設けられている。係止部335の先端間の離間距離は、棒金開封装置1で扱う最も短い棒金、例えば、1円硬貨を包装した棒金の径よりも小さい。このため、係止部335は、棒金40を一対の挟持部32で挟持する際に、棒金40を一時的に載置可能である。また、係止部335は、棒金40が開封されて硬貨41が開口部34から落下する際に包装材42を係止して、包装材42が硬貨41とともに開口部34から落下することを抑制する。これにより、硬貨41と包装材42との分離が促進される。
開口部34は、長方形状をなしている。開口部34の長手方向の長さは、棒金開封装置1で扱う最も長い棒金、例えば、500円硬貨を包装した棒金よりも長く形成されている。また、開口部34の幅方向の長さは、棒金開封装置1で扱う硬貨で最も径の大きいもの、例えば、500円硬貨の径よりも長く形成されている。これにより、開封された棒金40の硬貨41が支障なく開口部34から落下できるようにしている。
一対の挟持部32は、それぞれ支持板35と付勢部材36とを備える。支持板35は、長手方向の中央側に内側に突出する円柱部351と、幅方向の内側に凹む案内凹部352とを備える。円柱部351は、一対の支持板35で棒金40を挟持する際に、棒金40の円環状の抑え部43内に入り込むことが可能である。すなわち、円柱部351の径は、棒金開封装置1で扱う硬貨のうち、最も径の小さい1円硬貨の径よりも小さい。また、円柱部351は、棒金40の抑え部43を係止して挟持された棒金40の落下を防止する機能を有する。加えて、円柱部351は、棒金が開封されて硬貨41が開口部34から落下する際に包装材42を係止する機能も有する。案内凹部352は、枠状部31の側面331に設けられた案内凸部334に嵌り合う。これによって、支持板35は、長手方向に円滑に移動することができる。
付勢部材36は、例えばコイルばね等で構成され、一端が端面332に、他端が支持板35にそれぞれ支持されている。付勢部材36は、一対の支持板35を互いに近づく方向に付勢する。付勢部材36に付勢された一対の支持板35は、棒金40を挟持する。付勢部材36は、自然状態、すなわち棒金40を挟持していない状態で、一対の支持板35間の距離を、棒金開封装置1で扱う最も短い棒金、例えば、1円硬貨を包装した棒金の長さよりも短くなるよう付勢している。例えば、付勢部材36の自然状態における一対の支持板35間の距離は、1円硬貨の棒金の長さより1センチメートル程度短い。これにより、一対の支持板35で各種棒金を挟持することができる。付勢部材36の付勢力は、扱う棒金40の長さ、および付勢部材36の付勢力に抗して棒金40を支持板35間に挟持させるための操作力などを考慮して適宜設定される。
上記構成に基づく棒金開封装置1の動作を説明する。使用者は、棒金40を開封するにあたり、まず、収容部11から棒金支持部30を取り出す。棒金支持部30は、本体部10から取り出しやすいように手前側の端面332に凸状または凹状の把手を設けておくとよい。次いで、使用者は、付勢部材36の付勢力に抗して支持板35間の距離を押し広げた後、棒金40を支持板35間に位置させて、これら一対の支持板35で棒金40を挟持する。使用者が付勢部材36の付勢力に抗して支持板35間を押し広げている際に、棒金40を係止部335上に載置できるので、棒金40を挟持する操作がしやすい。また、棒金40を挟持するにあたって、円柱部351は、棒金40の抑え部43を係止するので、棒金支持部30は、確実に棒金40を支持できる。なお、棒金40を支持した状態では、支持板35は、付勢部材36の付勢力により抑え部43を軸方向に押圧している。
次に、使用者は、棒金支持部30を挿入口111から収容部11に挿入する。使用者は、ガイド凸部333を切欠き112に位置合わせした後、棒金支持部30を収容部11内に押し込む。棒金支持部30を収容部11内に押し込む動作に連動して、カッター115は奥側から手前側に移動する。
具体的には、ガイド凸部333を収容部11の切欠き112に位置合わせして棒金支持部30を押し込むと、図5に示すように、棒金支持部30に設けられたラック44が収容部11内に軸支されたピニオン122に嵌合する。ピニオン122は、カッター支持部116に設けられたラック123と嵌合している。このため、棒金支持部30を奥側に押し込むと、この押し込む動作に連動して、カッター支持部116に支持されたカッター115は、手前側に移動する。ラック44、ピニオン122、およびラック123は、棒金支持部30の収容部11への挿入に伴って、カッター115を挿入口111に向けて棒金40の軸方向に移動させる移動機構Bの一例である。なお、この移動機構は、モータ等によって構成してもよい。上記のように、奥側から手前側に移動することによって、カッター115は、棒金支持部30に支持された棒金40の包装材42の下端を切断して開封する。
図6は、棒金支持部30が収容部11に収容された状態を模式的に示している。上述のように、カッター115は、棒金支持部30に支持された棒金40の包装材42の下端を切断しながら移動する。棒金支持部30が収容部11に完全に収容された状態になると、包装材42の下端は、軸方向の一端から他端にかけて切り込みが入れられて開封される。そして、図6に示すように、棒金支持部30の奥側に位置する端面332が検知スイッチ120を押圧する。検知スイッチ120が押圧されることによって、図示しないモータが駆動して支持部材119を巻き出す。支持部材119に支持された押圧部118は、下降して棒金40の軸方向中央部を上側から下側に向かって押圧する。支持部材119は、押圧部材118が棒金40を押圧する際に変形しない程度の十分な剛性を備えている。
押圧部118に押圧された棒金40は、軸方向中央部に位置する硬貨41が包装材42外に押し出されて落下する。この状態の包装材42を図7に示す。軸方向中央部の硬貨41が落下すると、落下した硬貨41の厚み分だけ包装材42内の硬貨41が積層された長さは短くなる。棒金40が支持板35によって挟持されていることも相まって、カッター115によって入れられた切り込みは、軸方向中央部が広がる。一部の硬貨41が落下すると包装材42内の硬貨41は、積層状態が保てなくなり硬貨41は、切り込みが広がった軸方向中央部から続けて落下していく。落下した硬貨41は、開口部34、第1開口121を順次通過し、排出トレイ20内に排出される。このとき、上方から見た開口部34の投影面は棒金40の投影面を含んでいるので、硬貨41は排出トレイに円滑に排出される。係止部335は、1枚ずつの硬貨41を載置できるものではないため、包装材42から排出された硬貨41の落下を阻害するものではない。
一方、硬貨41が押し出された後の包装材42は、挟持部32による挟持状態から開放されて下方に落下しようとする。しかしながら、包装材42は、軸方向の一端から他端にわたって切り込みは入っているものの、一体的につながっているため、係止部335に引っ掛かって棒金支持部30に残留する。加えて、円柱部351が包装材42の抑え部43に入り込んでいるので、抑え部43が円柱部351に引っ掛かるため、包装材42は、より確実に棒金支持部30に残留する。このように、棒金40の硬貨41は、排出トレイ20に非出され、包装材42は、棒金支持部30に残留するので、開封後の硬貨41と包装材42とを分離することが可能となる。
続いて、使用者は、排出トレイ20をトレイ収容部13から抜き出し、硬貨41を取り出し、例えば、取り出した硬貨の金種に対応するドロアの硬貨収納部に収納する。また、使用者は、棒金支持部30を収容部11から抜き出し、残っている包装材42を取り出して廃棄する。この際、上述した移動機構Bによって、カッター115は挿入口111から離れた奥側の壁面114側に移動する。
次に、棒金開封装置1の他の使用例について説明する。この使用例は、排出トレイ20を使わず、開封された棒金40から押し出された硬貨を直接収納したい場所に収納できるようにしたものである。
図8は、棒金開封装置1がドロア50上に配置された図である。ドロア50は、その上にキャッシュレジスタ60を載置している。キャッシュレジスタ60は、顧客との取引に関する会計処理を行うもので、顧客が購入する商品の商品登録、合計金額の算出、釣銭の算出等を行う。ドロア50は、キャッシュレジスタ60からの指示に基づいて開閉する。また、ドロア50は、金種別に硬貨を収納する硬貨収納部51を複数備えている。
例えば、ドロア50内の100円硬貨が不足した場合、キャッシュレジスタ60の使用者は、ドロア50に100円硬貨を補充する。その際、使用者は、棒金開封装置1を100円硬貨の硬貨収納部51上に載置する。そして、使用者は、排出トレイ20をトレイ収容部13から取り出す。続いて、使用者は棒金支持部30を収容部11から取り出して、棒金支持部30に100円硬貨が包装された棒金40を支持させる。その後は、上述した使用例と同様に棒金支持部30を収容部11内に挿入させることで、棒金開封装置1は、棒金40を開封して100円硬貨を包装材42から押し出す。
排出トレイ20がトレイ収容部13から取り出されているので、包装材42から押し出された100円硬貨は、開口部34、第1開口121、および第2開口132を順次通過し、案内部151に案内されて排出口152から排出される。棒金開封装置1が100円硬貨の硬貨収納部51に載置されているので、排出口152から排出された100円硬貨は、そのままドロア50の100円硬貨の硬貨収納部51に収納される。このため、排出トレイ20からドロア50の100円硬貨の硬貨収納部51に100円硬貨を入れ直す必要がない。
以上説明したとおり、本実施形態の棒金開封装置1は、カッター115によって軸方向に沿う切り込みが入れられた棒金40に対して、押圧部118が軸方向と直交する方向に移動して切り込みの反対側から切り込み側に棒金40を押圧する。このため、棒金開封装置1は、包装材42を必要以上に押しつぶさずに、包装された硬貨41を開封された切り込み側に押圧することができる。したがって、棒金開封装置1は、硬貨41が押し出される際に包装材42に引っ掛かることを抑制して、硬貨41の包装材42からの排出を円滑に行うことができる。
また、棒金開封装置1は、水平状態に支持された棒金40の下端を開封するとともに、押圧部118が上から棒金を押圧して硬貨41の一部を落下させる。硬貨41の一部が落下すると、重力の作用により積層状態が崩れて、硬貨41は包装材42から次々と排出される。このため、棒金開封装置1は、押圧部118が棒金40の一部分を押圧すれば硬貨41の排出が可能となるので、より容易に硬貨の排出を行うことができる。
また、押圧部118は、切り込みが最も広がる軸方向中央部を押圧するので、硬貨41を包装材42から容易に押し出すことができる。しかも、硬貨41が排出された包装材42は、係止部335によって排出トレイ20に落下することが抑制される。加えて、硬貨41が排出された包装材42は、支持板35の円柱部351が包装材42の抑え部43内に入り込んでいるので、排出トレイ20に落下することが抑制される。このため、棒金開封装置1は、硬貨41と包装材42との分離をより容易に行うことができる。
本実施形態の棒金開封装置1は、棒金支持部30の収容部21への挿入に伴って、カッター115を挿入口111に向けて軸方向に移動させる移動機構を備えている。このため、棒金開封装置1は、棒金支持部30を収容部21に挿入するだけで包装材42に切り込みを入れることができる。しかも、棒金開封装置1は、棒金支持部30が収容部11に収容されていない状態、すなわち、挿入口111が開放している状態では、カッター115は、挿入口111から離れた位置に位置する。したがって、本実施形態によれば、使用者にとって安全性の高い棒金開封装置を提供することができる。
本実施形態の棒金開封装置1は、棒金支持部30を収容する収容部11の下方に排出トレイ20を着脱可能に収容するトレイ収容部13を設けるとともに、トレイ収容部13の下面に第2開口132を形成している。このため、例えば、ドロア50から離れた場所で棒金40を開封する場合には、開封された棒金40の硬貨41を排出トレイ20に収容することができる。一方、ドロア50のある場所で棒金を開封する場合には、ドロア50上に棒金開封装置1を載置し、排出トレイを使用せずに棒金40を開封することで、硬貨41を直接ドロア50に収容することができる。このように、棒金開封装置1は、状況に応じた使い分けができ、使用者にとって使い勝手がよいものである。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、棒金支持部30の収容部11への挿入動作に連動してカッター115を移動させたが、これに限らない。例えば、カッター115を挿入口111側に固定して設けてもよい。また、棒金支持部30が収容部11内に収容された後、カッター115を手動または自動で移動させてもよい。
また、上記実施形態では、押圧部118は、棒金40の軸方向中央部に位置して、棒金40の軸方向と直交する下方向に向けて棒金40を押圧するようにしたが、これに限らない。例えば、棒金支持部30を上方に移動させることで、棒金40に対して下側に向けた力を作用させるようにしてもよい。このような構成であっても、包装材42を軸方向に押しつぶすものでないため、硬貨41と包装材42との分離を容易とすることが可能だからである。また、押圧部118は、必ずしも棒金の軸方向中央部を押圧する必要はなく、例えば、カッター115が包装材42を切断した後、棒金40を押圧しながら軸方向一端から他端まで移動するようにしてもよい。このように、棒金40の軸方向一端から他端にわたって、押圧部118が棒金40を開封された側に押圧する構成であれば、棒金40は、必ずしも水平状態に支持されていなくてもよい。
1、61 棒金開封装置
11 収容部
13 トレイ収容部
20 排出トレイ
111 挿入口
115 カッター(切断部)
118 押圧部
132 第2開口(開口)
B 移動機構
特開平11-91747号公報

Claims (4)

  1. 硬貨を厚み方向に積層して包装した棒状の棒金を軸方向の両端を挟持して支持する棒金支持部と、
    前記棒金の包装材を前記軸方向に沿って切断して当該包装材を開封する切断部と、
    前記棒金に対して前記軸方向と交差する方向に相対的に移動して、前記切断部で開封された側に前記棒金を押圧する押圧部と、
    前記棒金支持部を収容する収容部と、
    前記収容部に形成され、前記棒金支持部が前記軸方向に移動することで前記収容部への挿入を可能とする挿入口と、
    前記棒金支持部の前記収容部への挿入に伴って、前記切断部を前記挿入口に向けて前記軸方向に移動させる移動機構と、
    を備えた棒金開封装置。
  2. 前記押圧部は前記棒金の軸方向中央部を押圧する
    ことを特徴とする請求項1に記載の棒金開封装置。
  3. 前記収容部の下方に排出トレイを着脱可能に収容するトレイ収容部さらに備え、
    前記押圧部は、前記棒金の上方から当該棒金を押圧する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の棒金開封装置。
  4. 前記トレイ収容部の下面に形成されるとともに、前記包装材から排出された硬貨が通過可能な開口
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の棒金開封装置。
JP2020053150A 2020-03-24 2020-03-24 棒金開封装置 Active JP7477332B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020053150A JP7477332B2 (ja) 2020-03-24 2020-03-24 棒金開封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020053150A JP7477332B2 (ja) 2020-03-24 2020-03-24 棒金開封装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021151887A JP2021151887A (ja) 2021-09-30
JP7477332B2 true JP7477332B2 (ja) 2024-05-01

Family

ID=77887124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020053150A Active JP7477332B2 (ja) 2020-03-24 2020-03-24 棒金開封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7477332B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006065606A (ja) 2004-08-27 2006-03-09 Takano Co Ltd 棒金用硬貨取出装置
JP2014134937A (ja) 2013-01-09 2014-07-24 Teraoka Seiko Co Ltd 棒金開封装置及び商品取引装置
JP2018037004A (ja) 2016-09-02 2018-03-08 日本電気株式会社 処理機、精算装置、精算機及び硬貨ロールを処理する処理方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006065606A (ja) 2004-08-27 2006-03-09 Takano Co Ltd 棒金用硬貨取出装置
JP2014134937A (ja) 2013-01-09 2014-07-24 Teraoka Seiko Co Ltd 棒金開封装置及び商品取引装置
JP2018037004A (ja) 2016-09-02 2018-03-08 日本電気株式会社 処理機、精算装置、精算機及び硬貨ロールを処理する処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021151887A (ja) 2021-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3865295A (en) Toilet paper roll holding device
US3180697A (en) Storage container for slide magazines
HUT59882A (en) Tablet-feeding device
RU2006115546A (ru) Раздаточное устройство для выдачи одноразовых столовых приборов, обвязанный комплект одноразовых столовых приборов и способ выдачи отдельных предметов из числа столовых приборов
RU2724594C2 (ru) Устройство для укладки и подачи листов бумаги
JP6350141B2 (ja) 紙葉類搬送装置及び紙葉類取扱装置
JP7477332B2 (ja) 棒金開封装置
DK2686262T3 (en) AN ANTI-USE SYSTEM FOR A FOLI DISPENSER
CN105980738B (zh) 人工操作的平衡配重分配器
WO2016136320A1 (ja) 媒体束収納装置及び媒体処理装置
JP6102487B2 (ja) 媒体収納装置及び媒体取引装置
US2789727A (en) Cartridge dispenser
US5555790A (en) Mechanical interface assembly, container incorporating a mechanical interface assembly and transportation tape for single-portions of ground coffee
US2400104A (en) Dispensing machine
JP2008059109A (ja) 棒金収容トレイおよび棒金収納ドロワ
US5503298A (en) Bagel dispenser
TWM306075U (en) Distributing and vending mechanism
JPH04304977A (ja) 電動ホッチキス用カートリッジに対するステープル装填装置
JPH0121393Y2 (ja)
JP4068288B2 (ja) 棒金開封装置
JP7318404B2 (ja) 載置台および電子機器
JP6060806B2 (ja) 媒体収納装置及び媒体取引装置
JP2003267520A (ja) 収納棚装置
JPH0121394Y2 (ja)
JP2023125678A (ja) 硬貨供給補助具及び硬貨区画ガイドプレート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7477332

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150