JP2014134281A - 回転機構および搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転方向の剛性を高め得る回転機構および搬送装置を提供すること。
【解決手段】この回転機構1は、第一シャフト22を有する第一回転ユニット2と、第二ハウジング31と、第一シャフト22に対して固定して連結される第二シャフト32と、この第二シャフト32を第二ハウジング31に対して回転可能に支持する第二軸受33とを有する第二回転ユニット3と、第二ハウジング31を弾性変位可能に支持する弾性部材41とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、回転機構および搬送装置に関し、さらに詳しくは、回転方向の剛性を高め得る回転機構および搬送装置に関する。
図10は、従来の搬送装置を示す説明図である。同図は、従来の搬送装置の一例として、ステージ駆動装置100を示している。
ステージ駆動装置100は、真空チャンバ内に配置されたステージを所定の方向に移動させて位置決めするための装置であり、例えば、半導体露光装置などに用いられる。このステージ駆動装置100は、ワークを載せるステージ101と、ステージ101を移動させるボールネジ102と、ボールネジ102に連結されたトルク伝達機構103と、トルク伝達機構103に連結された駆動モータ104と、ステージ101を収容するチャンバ105とを備える。また、ボールネジ102は、チャンバ105内にて軸受ユニット106により軸方向に回転移動可能に支持される。また、トルク伝達機構103は、チャンバ105の壁面に開けられた開口部1051に挿入され、ベース部材109を介して開口部の縁部に固定される。また、駆動モータ104は、チャンバ105の壁面に取り付けられて固定される。
このステージ駆動装置100では、駆動モータ104が駆動力を発生すると、この駆動力がトルク伝達機構103を介してボールネジ102に伝達され、ボールネジ102が回転してステージ101を軸方向に送る。これにより、ステージ101が移動できる。また、例えば、一組のステージ駆動装置100がx軸方向およびy軸方向(図示省略)にそれぞれ設置されることにより、ステージ101がxy平面方向に移動できる。
ここで、図10の構成では、トルク伝達機構103のシャフト1032とボールネジ102とが、例えば、ベローズ構造を有するフレキシブルなカップリング108を介して連結される。同様に、トルク伝達機構103のシャフト1032と駆動モータ104のシャフト1041とが、フレキシブルなカップリング108を介して連結される。これにより、トルク伝達機構103のシャフト1032の偏心、偏角、エンドプレイなどのミスアライメントが吸収される。
かかる構成を採用する従来のステージ駆動装置として、特許文献1に記載される技術が知られている。
特開2006−66457号公報
しかしながら、従来のステージ駆動装置では、上記のように、トルク伝達機構103のシャフト1032とボールネジ102とがフレキシブルなカップリング108を介して連結されるため、回転方向の剛性が低いという課題がある。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、回転方向の剛性を高め得る回転機構および搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる回転機構は、第一シャフトを有する第一回転ユニットと、第二ハウジングと、前記第一シャフトに対して固定して連結される第二シャフトと、前記第二シャフトを前記第二ハウジングに対して回転可能に支持する第二軸受とを有する第二回転ユニットと、前記第二ハウジングを弾性変位可能に支持する弾性支持構造とを備えることを特徴とする。
この発明にかかる回転機構では、第一回転ユニットの第一シャフトと第二回転ユニットの第二シャフトとが相互に固定して連結されるので、回転機構の回転方向の剛性が高まる利点がある。また、第二回転ユニットの第二ハウジングが弾性変位可能に支持されるので、第二シャフトの偏心、偏角、エンドプレイなどのミスアライメントが吸収される利点がある。また、熱膨張による第一シャフトおよび第二シャフトの伸縮を弾性支持構造により吸収できる利点がある。
図1は、この発明の実施の形態にかかる回転機構を示す構成図である。 図2は、図1に記載した回転機構における第二回転ユニットの弾性支持構造を示す拡大図である。 図3は、図1に記載した回転機構の変形例を示す説明図である。 図4は、図1に記載した回転機構の変形例を示す説明図である。 図5は、図1に記載した回転機構の変形例を示す説明図である。 図6は、図1に記載した回転機構の変形例を示す説明図である。 図7は、図1に記載した回転機構の適用例を示す説明図である。 図8は、図1に記載した回転機構の適用例を示す説明図である。 図9は、図7に記載したステージ駆動装置の変形例を示す説明図である。 図10は、従来の搬送装置を示す説明図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
[回転機構]
図1は、この発明の実施の形態にかかる回転機構を示す構成図である。同図は、回転機構1の軸方向断面図を示している。また、図中の一点鎖線Oは、回転機構1の回転軸を示している。
回転機構1は、回転を伝達する機械要素であり、例えば、真空チャンバなどの特殊環境下で使用される搬送装置、半導体製造装置、フラットパネルディスプレイ製造装置などに適用される。ここでは、一例として、回転機構1が、スピンドルを回転軸として備えるスピンドルユニットであり、第一室A1と第二室A2とを区画する隔壁Wに設置される場合について説明する(図1参照)。
この回転機構1は、第一回転ユニット2と、第二回転ユニット3とを備える(図1参照)。また、図1の構成では、第一回転ユニット2が回転出力側となり、第二回転ユニット3が回転入力側(回転導入器)となる。
第一回転ユニット2は、第一ハウジング21と、第一シャフト22と、第一軸受23と、ベース部材24と、ホルダ42とを備える。第一ハウジング21は、第一シャフト22および第一軸受23を収容する部材である。第一シャフト22は、回転機構1の出力軸を構成する。第一軸受23は、第一ハウジング21と第一シャフト22との間に介在して第一シャフト22を回転可能に支持する。ベース部材24は、第一ハウジング21を隔壁Wに固定するための部材である。
例えば、図1の構成では、第一ハウジング21が、円筒部材から成り、また、小径部211および大径部212から成る段付きの内周面形状を有している。また、第一ハウジング21が、小径部211を第一室A1側に向け、大径部212を第二室A2側に向けて配置されている。また、第一ハウジング21が、大径部212側にてベース部材24に固定されて支持されている。また、ベース部材24が、プレート状部材から成り、隔壁Wの開口部W1を第一室A1側から塞いで配置されて、開口部W1の縁にボルト締結により固定されている。また、一対の第一軸受23、23が、ボールベアリングであり、第一ハウジング21の小径部211に嵌め込まれて固定されている。また、第一シャフト22が、第一ハウジング21の小径部211に挿入されて、一対の第一軸受23、23により回転軸O上で回転可能に支持されている。また、第一シャフト22が、第一ハウジング21の小径部211側の開口部から第一室A1に出力側端部221を突出させて配置されている。この第一シャフト22の出力側端部221には、例えば、後述する搬送装置10の駆動軸が連結される(図7参照)。
第二回転ユニット3は、第二ハウジング31と、第二シャフト32と、第二軸受33とを有する。第二ハウジング31は、第二シャフト32および第二軸受33を収容する部材である。第二シャフト32は、回転機構1の入力軸(回転導入軸)であり、外部の駆動源(図示省略)に連結される。第二軸受33は、第二ハウジング31と第二シャフト32との間に介在して第二シャフト32を回転可能に支持する。
例えば、図1の構成では、第二ハウジング31が、円筒部材から成り、第一回転ユニット2の第一ハウジング21の大径部212に挿入されて、後述する弾性支持構造4により支持されている。また、一対の第二軸受33、33が、ボールベアリングであり、第二回転ユニット3の第二ハウジング31の内周面に嵌め込まれて固定されている。また、第二シャフト32が、第二ハウジング31に挿入されて、一対の第二軸受33、33により回転軸O上で回転可能に支持されている。また、第二回転ユニット3の第二シャフト32が、第一回転ユニット2の第一シャフト22に対して同軸上に配置され、出力側端部321にて、第一回転ユニット2の第一シャフト22の入力側端部222にボルト締結により固定されて連結されている。また、第二シャフト32が、入力側端部322をベース部材24の開口部241に挿通して、第二室A2側に突出している。この第二シャフト32の入力側端部322には、例えば、ベルト駆動装置、サーボモータ、ダイレクトドライブモータなどの動力装置(図示省略)が連結される。
この回転機構1では、動力装置(図示省略)からの駆動力により、第二回転ユニット3の第二シャフト32が回転し、駆動力が第一回転ユニット2の第一シャフト22に伝達されて、第一回転ユニット2の第一シャフト22が回転する。また、動力源が第二シャフト32への駆動力の入力を調整することにより、第一回転ユニット2の第一シャフト22の回転速度、回転方向などが自在に制御される。
[第二回転ユニットの弾性支持構造]
図2は、図1に記載した回転機構における第二回転ユニットの弾性支持構造を示す拡大図である。同図は、回転機構1の回転軸Oの片側領域を示している。
図1および図2に示すように、この回転機構1は、弾性支持構造4を備える。この弾性支持構造4は、第二回転ユニット3の第二ハウジング31を第一回転ユニット2の第一ハウジング21に対して弾性変位可能に支持する。具体的には、弾性支持構造4が、第二ハウジング31を弾性変位可能に支持する弾性部材41を備える。
例えば、図2の構成では、弾性支持構造4が、弾性部材41と、ホルダ42とを備えている。また、ホルダ42が、係止部421を有する円筒部材から成り、第一回転ユニット2の第一ハウジング21の大径部212に嵌め込まれて固定されている。また、第二回転ユニット3の第二ハウジング31が、ホルダ42に挿入されて配置されている。また、上記のように、ホルダ42がベース部材24に固定され、第一ハウジング21がベース部材24に固定され、ベース部材24が慣性系である隔壁Wに固定されている。このとき、第二ハウジング31とホルダ42およびベース部材24との間には、第二ハウジング31が回転軸Oの軸方向および径方向に変位できるように、隙間が空けられている。
また、弾性部材41が、ゴム製のOリングであり、第二ハウジング31の軸方向端部の縁部に形成された段差部に嵌め合わされて配置されている。また、一対の弾性部材41、41が、第二ハウジング31の軸方向の両端部に配置されている。また、一方の弾性部材41が、第二ハウジング31の一方の軸方向端面とホルダ42の係止部421との間に挟み込まれて配置されている。また、他方の弾性部材41が、第二ハウジング31の他方の軸方向端面とベース部材24との間に挟み込まれて配置されている。したがって、一対の弾性部材41、41が、第二ハウジング31と慣性系(隔壁W、ホルダ42およびベース部材24)との間に介在して配置されることにより、第二ハウジング31が、一対の弾性部材41、41により軸方向から挟み込まれて保持されている。
図1および図2の構成では、上記のように、第二回転ユニット3の第二シャフト32が、第一回転ユニット2の第一シャフト22に対して固定して連結されている。このため、回転機構1の駆動時には、第一シャフト22と第二シャフト32とが一体となって同位相で回転する。このとき、第一回転ユニット2では、第一シャフト22が、第一軸受23を介して慣性系である第一ハウジング21に支持されて、回転軸O上にて安定的に回転する。
一方、第二回転ユニット3では、第二シャフト32が、第二軸受33を介して第二ハウジング31に支持され、また、第二ハウジング31が、一対の弾性部材41、41と、慣性系であるホルダ42およびベース部材24とに支持されている。かかる構成では、第二シャフト32に外力が作用したときに、一対の弾性部材41、41が弾性変形することにより、第二シャフト32が軸方向に弾性変位できる。また、一対の弾性部材41、41が滑ることにより、第二シャフト32が径方向および周方向に変位できる。これにより、第一シャフト22と第二シャフト32との偏心および偏角、第二シャフト32のエンドプレイなどのミスアライメントが吸収される。また、熱膨張による第一シャフトおよび第二シャフトの伸縮を弾性支持構造により吸収できる。
なお、図1および図2の構成では、一対の弾性部材41、41が、第二ハウジング31を軸方向から挟み込んで支持している。
しかし、これに限らず、第三の弾性部材41が、第二ハウジング31を径方向から支持しても良い(図示省略)。これにより、第二シャフト32の偏心、偏角、エンドプレイなどのミスアライメントが効果的に吸収される。また、熱膨張による第一シャフトおよび第二シャフトの伸縮を弾性支持構造により吸収できる。
図3〜図6は、図1に記載した回転機構の変形例を示す説明図である。これらの図は、第一ハウジング21およびホルダ42の取付構造を示している。
また、図1および図2の構成では、第一ハウジング21とホルダ42とが別部品から成り、ホルダ42が第一ハウジング21に嵌め込まれてベース部材24に固定されている。
しかし、これに限らず、第一ハウジング21とホルダ42とが以下の構造を有しても良い。
図3の構成では、ホルダ42が、第一ハウジング21に挿入されて嵌め合わされ、また、第一ハウジング21が、ベース部材24との間にホルダ42を軸方向から挟み込んで保持している。これにより、ホルダ42が径方向および軸方向に位置決めされて固定されている。
図4の構成では、ホルダ42および第一ハウジング21が、ベース部材24に対してボルト締結によりそれぞれ独立して固定されている。また、ホルダ42が、第一ハウジング21に挿入されて嵌め合わされることにより、ホルダ42の径方向の位置決めがなされている。
また、図5および図6の構成のように、第一ハウジング21とホルダ42とが一体構造を有しても良い。したがって、弾性部材41が、第一ハウジング21(42)と第二ハウジング31との間に直接的に介在して配置されても良い。
例えば、図5の構成では、ホルダ42が第一ハウジング21に挿入され、第一ハウジング21とホルダ42とがボルト締結、溶接などにより相互に固定されて一体化されている。そして、この第一ハウジング21およびホルダ42の一体構造物21(42)が、ベース部材24に対してボルト締結(図示省略)により固定されている。かかる構成では、第一ハウジング21とホルダ42とを予め一体化した後にベース部材24に設置できるので、ホルダ42の位置決め精度が向上する点で好ましい。
また、例えば、図6の構成では、第一ハウジング21とホルダ42とが、当初から一体成形されて単一部材により構成されている。そして、この第一ハウジング21およびホルダ42の一体成形物21(42)が、ベース部材24に対してボルト締結(図示省略)により固定されている。かかる構成では、図5の構成と比較して、部品点数を低減でき、また、第一ハウジング21とホルダ42とを一体化する工程を省略できる点で好ましい。
また、図1の構成では、第一シャフト22と第二シャフト32とが別部品から成り、ボルト締結により一体化されている。
しかし、これに限らず、第一シャフト22と第二シャフト32とが単一部品から成り、当初から一体成形されても良い(図示省略)。
[シール構造]
図1の構成では、上記のように、第一室A1と第二室A2とが、隔壁Wを介して区画される。また、第一室A1と第二室A2とは、相互に異なる雰囲気を有する。例えば、半導体製造装置では、第一室A1に特殊環境(例えば、減圧環境、真空環境、プロセスガス充填環境など)が形成され、第二室A2に外気が導入される。
このため、図1の構成では、回転機構1が、第一室A1と第二室A2とを区画するために、次のシール構造を備えている。
まず、図1および図2に示すように、シール部材51が、第二ハウジング31と第二シャフト32との隙間に配置されて、これらの隙間を封止している。具体的には、シール部材51が、回転軸Oの軸方向に隣り合う一対の第二軸受33、33の間に配置されて、第二ハウジング31と第二シャフト32との隙間を封止している。このシール部材51は、例えば、磁性流体シール、オイルシール、Oリングなどから構成され得る。
また、隔壁Wとベース部材24との接合面に、シール部材であるOリング52が配置されて、これらの接合面の隙間を封止している。
また、弾性部材41が、弾性部材41の配置位置の隙間を封止するシール部材を兼ねている。すなわち、一対の弾性部材41、41が、ゴム製のOリングから成り、第二ハウジング31とホルダ42との隙間に挟み込まれて配置されて、この隙間を封止している。かかる構成では、一対の弾性部材41、41がシール部材を兼ねるので、回転機構1の部品点数を低減できる点で好ましい。
しかし、これに限らず、弾性部材41が、例えば、コイルバネ、板バネ、空気バネなどから構成されても良い(図示省略)。かかる構成としても、第二シャフト32の偏心、偏角、エンドプレイなどのミスアライメントを吸収できる。一方で、かかる構成では、例えば、弾性部材41、41の配置位置の隙間(図2における第二ハウジング31とホルダ42との隙間)に、別途、シール部材を配置することにより、この隙間を封止できる。
[適用例]
図7および図8は、図1に記載した回転機構の適用例を示す説明図である。これらの図において、図7は、回転機構1がステージ駆動装置10に適用された例を示し、図8は、図7のステージ駆動装置10における回転機構1の拡大図を示している。
ステージ駆動装置10は、真空チャンバ内に配置されたステージを所定の方向に移動させて位置決めするための装置であり、例えば、半導体露光装置などに用いられる。
図7に示すように、このステージ駆動装置10は、ワークを載せるステージ11と、ステージ11を移動させるボールネジ12と、ボールネジ12に連結されたトルク伝達機構13と、トルク伝達機構13に連結された駆動モータ14と、ステージ11を収容するチャンバ15とを備える。また、ボールネジ12は、チャンバ15内にて軸受ユニット16により軸方向に回転移動可能に支持される。また、トルク伝達機構13は、チャンバ15の隔壁151に開けられた開口部152に挿入されて設置される。また、駆動モータ14は、チャンバ15の隔壁151に取り付けられて固定される。
このステージ駆動装置10では、駆動モータ14が駆動力を発生すると、この駆動力がトルク伝達機構13を介してボールネジ12に伝達され、ボールネジ12が回転してステージ11を軸方向に送る。これにより、ステージ11が移動できる。また、例えば、一組のステージ駆動装置10がx軸方向およびy軸方向(図示省略)にそれぞれ設置されることにより、ステージ11がxy平面方向に移動できる。
ここで、図7および図8に示すように、トルク伝達機構13のシャフト132とボールネジ12とは、ボルト締結部17により固定状態で連結される。また、トルク伝達機構13のシャフト132と駆動モータ14のシャフト141とは、例えば、ベローズ構造を有するフレキシブルなカップリング18を介して連結される。このため、図7および図8の構成では、ボールネジ12が、図1の回転機構1における第一回転ユニット2の第一シャフト22に該当する。また、トルク伝達機構13のハウジング131が、第二回転ユニット3の第二ハウジング31に該当し、トルク伝達機構13のシャフト132が、第二シャフト32に該当する。また、ボールネジ12の軸受ユニット16が、第一回転ユニット2の第一ハウジング21および第一軸受23に該当する。
また、図8に示すように、チャンバ15の隔壁151が開口部152の内部に中空部153を有している。また、トルク伝達機構13のハウジング131が、チャンバ15の中空部153に収容され、また、中空部153の内部にて回転軸Oの軸方向、径方向および周方向に変位可能に配置されている。また、トルク伝達機構13のシャフト132が、チャンバ15の開口部152に挿入されて隔壁151を貫通して、また、両端部にてボールネジ12および駆動モータ14にそれぞれ連結されて回転可能に支持されている。また、トルク伝達機構13のハウジング131の軸方向の両端部の縁部に、弾性部材41、41がそれぞれ嵌め合わされている。また、これらの弾性部材41、41が、ハウジング131の軸方向の端面と、中空部153の軸方向の内壁面との間に挟み込まれて配置されている。したがって、ハウジング131が回転軸Oの軸方向に弾性変位可能に配置されている。また、一対の弾性部材41、41が、トルク伝達機構13のハウジング131とチャンバ15の中空部153の内壁との隙間を封止するシール部材を兼ねている。
また、図7および図8の構成は、図1の構成と比較して、ボールネジ12(第一シャフト22)がチャンバ15の底面(チャンバ15内の隔壁151の近傍)に設置され、トルク伝達機構13のシャフト132(第二シャフト32)がチャンバ15の隔壁151の内部に配置される点で相異する。したがって、図7および図8の構成と図1の構成とは、ボールネジ12(第一シャフト22)とシャフト132(第二シャフト32)との取付基準面が異なる。
これにより、ボールネジ12(第一シャフト22)とトルク伝達機構13のシャフト132(第二シャフト32)との偏心および偏角、シャフト132のエンドプレイなどのミスアライメントが吸収される。また、トルク伝達機構13のシャフト132とボールネジ12とがボルト締結部17により固定状態で連結されるので、回転方向の剛性が高まる。また、熱膨張によるボールネジ12(第一シャフト22)およびシャフト132(第二シャフト32)の伸縮を弾性支持構造により吸収できる。また、チャンバ15の変形によるミスアライメントを弾性支持構造により吸収できる。
図9は、図7に記載したステージ駆動装置の変形例を示す説明図である。
図7の構成では、上記のように、トルク伝達機構13のシャフト132とボールネジ12とが、ボルト締結部17により固定状態で連結され、また、トルク伝達機構13のシャフト132と駆動モータ14のシャフト141とが、フレキシブルなカップリング18を介して連結されている。
しかし、これに限らず、トルク伝達機構13のシャフト132とボールネジ12とが、フレキシブルなカップリング18を介して連結され、一方で、トルク伝達機構13のシャフト132と駆動モータ14のシャフト141とが、ボルト締結部17により固定状態で連結されても良い。かかる構成では、駆動モータ14のシャフト141が、図1の回転機構1における第一回転ユニット2の第一シャフト22に該当する。また、トルク伝達機構13のハウジング131が、第二回転ユニット3の第二ハウジング31に該当し、トルク伝達機構13のシャフト132が、第二回転ユニット3の第二シャフト32に該当する。
かかる構成としても、駆動モータ14のシャフト141(第一シャフト22)とトルク伝達機構13のシャフト132(第二シャフト32)との偏心および偏角、シャフト132のエンドプレイなどのミスアライメントが吸収される。また、トルク伝達機構13とボールネジ12とがボルト締結部17により固定状態で連結されるので、回転方向の剛性が高まる。また、熱膨張によるシャフト141、132の伸縮を弾性支持構造により吸収できる利点がある。
[効果]
以上説明したように、この回転機構1は、第一シャフト22を有する第一回転ユニット2と、第二ハウジング31と、第一シャフト22に対して固定して連結される第二シャフト32と、この第二シャフト32を第二ハウジング31に対して回転可能に支持する第二軸受33とを有する第二回転ユニット3と、第二ハウジング31を弾性変位可能に支持する弾性支持構造4(弾性部材41)とを備える(図1および図2参照)。
かかる構成では、第一回転ユニット2の第一シャフト22と第二回転ユニット3の第二シャフト32とが相互に固定して連結されるので、回転機構1の回転方向の剛性が高まる利点がある。また、第二回転ユニット3の第二ハウジング31が弾性変位可能に支持されるので、第二シャフト32の偏心、偏角、エンドプレイなどのミスアライメントが吸収される利点がある。また、熱膨張による第一シャフト22および第二シャフト32の伸縮を弾性支持構造により吸収できる利点がある。
また、この回転機構1では、弾性支持構造4が、第二ハウジング31に付勢して第二ハウジング31を支持する弾性部材41を備える(図2参照)。これにより、弾性支持構造4が実現される利点がある。
また、この回転機構1では、弾性部材41が、弾性部材41の配置位置の隙間を封止するシール部材を兼ねる(図2参照)。これにより、部品点数を低減できる利点がある。
また、この搬送装置(図7〜図9ではステージ駆動装置10)は、上記の回転機構1を備える(図7〜図9参照)。これにより、搬送装置の回転方向の剛性が高まる利点があり、また、回転機構1の偏心、偏角、エンドプレイなどのミスアライメントが吸収される利点がある。また、熱膨張によるボールネジ12(第一シャフト22)およびシャフト132(第二シャフト32)の伸縮を弾性支持構造により吸収できる利点がある。また、チャンバ15の変形によるミスアライメントを弾性支持構造により吸収できる利点がある。
1:回転機構、2:第一回転ユニット、21:第一ハウジング、211:小径部、212:大径部、22:第一シャフト、221:出力側端部、222:入力側端部、23:第一軸受、24:ベース部材、241:開口部、3:第二回転ユニット、31:第二ハウジング、32:第二シャフト、321:出力側端部、322:入力側端部、33:第二軸受、4:弾性支持構造、41:弾性部材、42:ホルダ、421:係止部、51:シール部材、52:Oリング、10:ステージ駆動装置、11:ステージ、12:ボールネジ、13:トルク伝達機構、131:ハウジング、132:シャフト、14:駆動モータ、141:シャフト、15:チャンバ、151:隔壁、152:開口部、153:中空部、16:軸受ユニット、17:ボルト締結部、18:カップリング、A1:第一室、A2:第二室、W:隔壁、W1:開口部

Claims (5)

  1. 第一シャフトを有する第一回転ユニットと、
    第二ハウジングと、前記第一シャフトに対して固定して連結される第二シャフトと、前記第二シャフトを前記第二ハウジングに対して回転可能に支持する第二軸受とを有する第二回転ユニットと、
    前記第二ハウジングを弾性変位可能に支持する弾性支持構造とを備えることを特徴とする回転機構。
  2. 前記弾性支持構造が、前記第二ハウジングに付勢して前記第二ハウジングを支持する弾性部材を備える請求項1に記載の回転機構。
  3. 前記第一回転ユニットが、第一ハウジングと、第一シャフトと、前記第一シャフトを前記第一ハウジングに対して回転可能に支持する第一軸受とを有し、且つ、
    前記弾性支持構造が、前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとの間に介在して前記第一ハウジングを支持する弾性部材を有する請求項1または2に記載の回転機構。
  4. 前記弾性部材が、前記弾性部材の配置位置の隙間を封止するシール部材を兼ねる請求項2または3に記載の回転機構。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の回転機構を備えることを特徴とする搬送装置。
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