JP2002327815A - 回転駆動装置 - Google Patents

回転駆動装置

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JP2002327815A JP2001131793A JP2001131793A JP2002327815A JP 2002327815 A JP2002327815 A JP 2002327815A JP 2001131793 A JP2001131793 A JP 2001131793A JP 2001131793 A JP2001131793 A JP 2001131793A JP 2002327815 A JP2002327815 A JP 2002327815A
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俊男 若松
Masahiro Shibuya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速度検出機構を内部に収容した回転駆動装置
において、減速装置と速度検出機構との間のシール機能
を少ない部品点数で実現する。 【解決手段】 回転駆動装置1において、伝動手段4
は、減速装置3から被動装置側に延びる出力軸7を有
し、減速装置3の出力を被動装置に伝える。速度検出機
構8は、減速装置3の被動装置側に配置され、出力軸7
の回転速度を検出するための機構である。ハウジング3
1は、出力軸7及び速度検出機構8の周囲を覆う外壁部
32と、外壁部32の被動装置側に一体に形成され出力
軸7が貫通する第1隔壁部33と、外壁部32の減速装
置3側に一体に形成され出力軸7が貫通する第2隔壁部
34とを有する。第2隔壁部34は、第1隔壁部33及
び外壁部32とともに速度検出機構8が設置される収容
空間部35を形成し、減速装置3と速度検出機構8とを
軸方向に分離している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転駆動装置、特
に、被動装置を回転駆動するとともに、出力回転速度を
検出して駆動回転速度をフィードバック制御可能な回転
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置や印刷機械等に
おいては、感光体ドラムやフィルムの送りのためのロー
ラを比較的低速度かつ高精度で回転するための回転駆動
装置が必要となる。特開平10−161752号に開示
された回転駆動装置は、モータと、モータの回転を減速
する遊星方式の減速装置と、伝動手段と、速度検出機構
と、フィードバック制御手段とを備えている。
【0003】そして、遊星方式の減速装置としては、歯
車式の減速装置と、トラクションすなわち摩擦伝達方式
による減速装置とがある。減速装置は、モータの出力軸
に形成された太陽ローラ、遊星ローラと及びキャリアか
らなる。伝動手段は、主に、減速機側から被動装置側に
延びる出力軸を有している。この出力軸はボールベアリ
ング等の軸受を介してハウジングに回転自在に支持され
ている。
【0004】速度検出機構は、例えば、パルス板とパル
ス板を検出する光検出器とからなるロータリーエンコー
ダから構成されている。フィードバック制御手段は、速
度検出機構によって検出された回転速度に基づいて、モ
ータの制御を行う。
【0005】ここで、速度検出機構は、減速装置のハウ
ジングの出力側に配置されることになるが、そのため回
転駆動装置の軸方向の寸法が長くなっている。ところ
が、例えば、カラーコピー装置に回転駆動装置を使用し
た場合、省スペース化要求が強くなり、軸方向に短い回
転駆動装置の要求が強くなった。そこで、本願出願人
は、特願2000−262539号において速度検出機
構を減速装置のハウジング内に配置し、かつ減速装置の
付勢部材をモータ側の壁面に移動した。これによって従
来にない軸方向に短縮された回転駆動装置が実現され
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】回転駆動装置への要求
は、軸方向への短縮化のみではない。他の用途、つまり
スペースよりコスト低減と長期間の安定動作を求める要
求もあり、これに対応できる回転駆動装置も必要とな
る。
【0007】そこで、本願出願人は、特願2000−2
62540号において、速度検出機構を減速装置のハウ
ジング内に配置するとともに、キャリアと遊星ローラと
の間にシール部材を設ける構造を発明した。この減速装
置では、減速装置のハウジング内の潤滑油や摩耗粉等が
速度検出機構側に侵入してパルス板や光検出器が汚染す
るのを防止している。これにより、この回転駆動装置の
軸方向の短縮化に加えて、正確な回転速度の検出が行
え、長期間にわたる安定動作が実現された。
【0008】しかし、速度検出機構と減速装置が同じハ
ウジング内に収納されることで、速度検出機構やシール
部材を配置するために構造的に複雑になり、部品点数が
多くなっている。
【0009】本発明の課題は、軸方向への短縮化を犠牲
にしてでも、従来より部品点数及び加工工数が少なく、
かつ長期間安定に動作する回転駆動装置を実現すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の回転駆
動装置は、回転駆動源としてモータを使用し、被動装置
を回転駆動するとともに、出力回転速度を検出して、モ
ータの駆動回転速度をフィードバック制御する回転駆動
装置であって、減速装置と伝動手段と速度検出機構とハ
ウジングと第1軸受と第2軸受とを備えている。減速装
置はモータによって駆動される。伝動手段は、減速装置
から被動装置側に延びる出力軸を有し、減速装置の出力
を被動装置に伝える。速度検出機構は、減速装置の被動
装置側に配置され、出力軸の回転速度を検出するための
機構である。ハウジングは、出力軸及び速度検出機構の
周囲を覆う外壁部と、外壁部の被動装置側に一体に形成
され出力軸が貫通する第1隔壁部と、外壁部の減速装置
側に一体に形成され出力軸が貫通する第2隔壁部とを有
する。第1軸受は第1隔壁部の内周面と出力軸との間に
配置されている。第2軸受は第2隔壁部の内周面と出力
軸との間に配置されている。第2隔壁部は、第1隔壁部
及び外壁部とともに速度検出機構が設置される収容空間
部を形成し、減速装置と速度検出機構とを軸方向に分離
している。
【0011】この回転駆動装置では、モータの回転が減
速装置によって減速され、伝動手段の出力軸から出力さ
れて被動装置が駆動される。このとき、減速装置の出力
回転速度は速度検出機構によって検出され、この検出結
果に基づいて、出力回転速度が所望の設定速度になるよ
うにモータの回転速度がフィードバック制御される。
【0012】この回転駆動装置では、従来、複数の部品
で構成していたハウジングを一体成形により構成するこ
と、第2隔壁部と第2軸受により速度検出機構への不純
物を防止するためだけの部材(シール部材)が不要とな
ることで、全体としての部品点数及び加工工数を低減で
き、加えてハウジングの剛性及び組立精度の向上が図れ
る。さらに、第2隔壁部及び第2軸受が減速装置と速度
検出機構とを軸方向に分離しているため、速度検出機構
部分にグリス等の潤滑剤や減速機構部分で発生した摩耗
粉等が侵入するのが防止でき、正確な速度検出によって
長期間安定に動作することができる。
【0013】請求項2に記載の回転駆動装置では、請求
項1において、ハウジングには、速度検出機構を収容空
間部に設置するための窓部が形成されている。この回転
駆動装置では、ハウジングに形成された窓部を利用して
速度検出機構の設置を行うことができるため、ハウジン
グが一体成形されていても組立作業が容易である。
【0014】請求項3に記載の回転駆動装置では、請求
項2において、窓部は外壁部を出力軸の径方向に貫通し
ている。窓部の中心軸は貫通方向に延びて出力軸に直交
している。
【0015】請求項4に記載の回転駆動装置では、請求
項3において、速度検出機構は、検出手段と、出力軸と
一体回転し検出手段によって検出される被検出部材とか
らなる。窓部は、被検出部材を収容空間部内に設置する
ための第1窓部と、検出手段が配設される第2窓部とを
有する。
【0016】請求項5に記載の回転駆動装置では、請求
項4において、第1窓部は外壁部を出力軸の第1径方向
に貫通している。第1窓部の中心軸は第1径方向に延び
て出力軸に直交している。第2窓部は外壁部を出力軸の
第2径方向に貫通している。第2窓部の中心軸は第2径
方向に延びて出力軸に直交している。
【0017】請求項6に記載の回転駆動装置では、請求
項4又は5において、ハウジングには、検出手段を配設
する際に取付位置を調節するための調整用窓部が設けら
れている。
【0018】この回転駆動装置では、調整用窓部がある
ことによって、ハウジングが一体成形されていても検出
手段を所望の位置に精度良く取り付けることができる。
請求項7に記載の回転駆動装置では、請求項6におい
て、調整用窓部は第1隔壁部を出力軸の軸方向に貫通し
ている。調整用窓部の中心軸は貫通方向に延びて出力軸
に平行である。
【0019】請求項8に記載の回転駆動装置では、請求
項4〜7のいずれかにおいて、速度検出機構は磁気セン
サである。検出手段は磁束の変化を検出する少なくとも
1つの磁気的検出手段であり、被検出部材は着磁部を有
する被磁気的検出部材である。
【0020】請求項9に記載の回転駆動装置では、請求
項4〜7のいずれかにおいて、速度検出機構は光学セン
サである。検出手段は光学的な変化を検出する少なくと
も1つの光学的検出手段であり、被検出部材は被光学的
検出部材である。
【0021】請求項10に記載の回転駆動装置では、請
求項4〜9のいずれかにおいて、被検出部材は、出力軸
に対して軸方向に移動可能に嵌合する中心孔を有する略
円板状である。出力軸は第1係合部を有している。被検
出部材は、第1係合部に対して相対回転不能に係合しか
つ軸方向に着脱自在である第2係合部を有している。回
転駆動装置は、第1係合部と第2係合部が互いに係合す
るように被検出部材を軸方向に付勢する弾性部材をさら
に備えている。
【0022】この回転駆動装置では、軸方向に着脱自在
な第1係合部と第2係合部とを弾性部材の付勢力によっ
て係合させているため、被検出部材の取付が簡単であ
る。請求項11に記載の回転駆動装置では、請求項10
において、第2係合部は被検出部材の減速装置側の面に
形成され、弾性部材は第1軸受と被検出部材との間に配
置されている。
【0023】この回転駆動層装置では、弾性部材を支持
する部材として第1軸受を利用しているため、特別な部
材が不要となり、部品点数が少なくなる。請求項12に
記載の回転駆動装置では、請求項1〜11において、減
速装置は、モータの回転が入力される太陽車と、太陽車
と同心に配置されたインタナルリングと、太陽車に当接
し、インタナルリングから付勢力を受けながら当接する
複数の遊星車と、複数の遊星車を支持し出力軸に連結さ
れたキャリアとを有している。
【0024】この回転駆動装置では、減速装置は、イン
タナルリングから遊星車が圧接され、摩擦(トラクショ
ン)によるトルク伝達を行う。請求項13に記載の回転
駆動装置では、請求項12において、モータの出力軸
は、減速装置の太陽車を構成する。
【0025】請求項14に記載の回転駆動装置では、請
求項12又は13において、第2隔壁の減速装置側の面
には付勢部材を収容する凹部が形成されている。凹部の
底面は、第2軸受の減速装置側端面よりさらに被動装置
側に位置している。
【0026】この回転駆動装置では、第2隔壁部に凹部
を設けることで、付勢部材と第2軸受が径方向に重なる
軸方向寸法だけ、回転駆動装置の軸方向寸法を短縮でき
る。請求項15に記載の回転駆動装置では、請求項1〜
14のいずれかにおいて、ハウジングは、外壁部から一
体に形成され減速装置の周囲を覆う第2外壁部をさらに
有している。
【0027】この回転駆動装置では、ハウジングは、伝
動手段及び減速装置の両方を覆う一体の部材として機能
しているため、構造が簡単になっている。請求項16に
記載の回転駆動装置は、請求項1〜15において、減速
装置を回転駆動するモータをさらに備えている。
【0028】請求項17に記載の回転駆動装置は、請求
項1〜16のいずれかにおいて、速度検出機構からの検
出に基づいて、モータの駆動速度をフィードバック制御
するフィードバック制御手段をさらに備えている。
【0029】
【発明の実施の形態】1.第1実施形態 (1)構成 図1は本発明の一実施形態による回転駆動装置1を示し
たものである。この回転駆動装置1は例えば画像形成装
置に用いられる。回転駆動装置1は、モータ2と、モー
タ2からの回転を減速して出力する遊星方式の減速装置
3と、減速装置3の出力を被動装置としての画像形成装
置に出力するための伝動手段4とから構成されている。
伝動手段4は、出力軸7や、その出力回転速度を検出す
るための速度検出機構8を有している。またこの回転駆
動装置1は、速度検出機構8からの出力が入力されるコ
ントローラ5と、コントローラ5からの制御信号に従っ
てモータ2の回転速度を制御するドライブ装置6とをさ
らに有している。
【0030】なお、図1に示すO−Oが回転駆動装置1
の回転軸線である。以後、説明の便宜のため、回転軸線
が延びる方向を軸方向として、図1右側を軸方向入力側
とし、図1左側を軸方向出力側とする。回転軸線に対し
て回転する方向を回転方向又は円周方向とする。回転軸
線を中心に描く円半径の方向を径方向とする。
【0031】モータ2は、ドライブ装置6からのドライ
ブ信号により駆動され、回転駆動装置1の回転駆動源と
して機能する。モータ2は、ブラケット10と、ステー
タ11と、ロータ12とから主に構成されている。
【0032】ブラケット10は、筒状部10aと、その
一端から外周側に延びるフランジ10bとから構成され
ている。さらに、フランジ10bの一方の側面には、ベ
ース基板10cが取り付けられ、他方の側面にはベース
基板10cを支持する支持部材10dが取り付けられて
いる。なお、モータ2は減速装置3の側面に固定されて
おり、具体的には支持部材10dがボルト9によって伝
動手段4のハウジング31(後述)に固定されている。
【0033】ステータ11は、複数枚の磁性板を積層し
てなる鉄心コアにコイルが巻設されてなり、ブラケット
10の筒状部10aの外周に固定されている。ロータ1
2は、ロータヨーク15と、ロータマグネット16とか
ら構成されている。ロータヨーク15は、磁性材料から
なる薄板形状であり、均一の厚みを有している。具体的
には、ロータヨーク15は、円板状の垂直壁15aと、
その外周縁から減速装置3側に延びる筒状の環状壁15
bとから構成されている。
【0034】ロータマグネット16は、円周方向に並ん
だ複数の極を有する円筒状の部材であり、環状壁15b
の内周面に固定されている。このようにして、ロータマ
グネット16はステータ11に径方向に対向してかつ同
心に配置されている。
【0035】回転駆動軸14は、モータ2の出力軸であ
り、ブラケット10の筒状部10a内を延び、軸方向に
並んだ複数の軸受18,19によって筒状部10aに回
転自在に支持されている。なお、軸受18,19はそれ
ぞれシール機能付きの軸受であり、減速装置3からの潤
滑剤がモータ2側に漏れ出ること、及び当該軸受の潤滑
剤が減速装置3側へ浸入することを防止している。回転
駆動軸14の先端(減速装置3側)は、減速装置3内に
進入して、減速装置3の入力軸である太陽ローラ20を
構成している。回転駆動軸14の端部(減速装置3の反
対側)はロータヨーク15の垂直壁15aの内周部に固
定されている。
【0036】減速装置3は、1段系であり、さらには差
動遊星方式を採用している。さらに具体的には、減速装
置3は、金属ローラを圧接駆動するトラクション式であ
り、歯車を使った減速装置に比べて、角速度変動が少な
く、さらには低騒音・低振動・低バックラッシといった
優れた機能を有している。
【0037】減速装置3は、モータ2の回転を例えば1
回転/秒程度に減速するものであり、前述の太陽ローラ
20と、インタナルリング21と、複数の(本実施形態
では、3個)遊星ローラ22と、遊星ローラ22を支持
するキャリア23とを有している。そして、太陽ローラ
20、インタナルリング21、複数の遊星ローラ22及
びキャリア23は、潤滑剤としてのグリスが充填された
ハウジング(後述)内に収納されている。なお、減速装
置3を構成する各部材の材質あるいは仕様によっては、
潤滑剤なしのドライタイプで使用される場合もある。
【0038】インタナルリング21はそれぞれ円環状の
固定リング21a及び可動リング21bを有しており、
両リング21a及び21bは遊星ローラ22を挟むよう
に対向して設けられている。固定リング21aは支持部
材10dに対して軸方向及び回転方向に移動不能に固定
されている。また、可動リング21bは、ハウジングに
対して軸方向に移動自在で、かつ相対回転不能に装着さ
れている。そして、両リング21a,21bの内周部の
対向する面は、それぞれテーパ状に形成されている。
【0039】遊星ローラ22は、ロッド23aによりキ
ャリア23に対して片持ちで回転自在に支持されてお
り、大径ローラ部22aと小径ローラ部22bとから構
成されている。大径ローラ部22aの外周面は太陽ロー
ラ20の外周面に当接している。小径ローラ部22b
は、大径ローラ部22aの両側面中央部から大径ローラ
部22aと同心でかつ円錐台状に突出して形成されてい
る。そして、この小径ローラ部22bのテーパ面に固定
リング21a及び可動リング21bの内周面に形成され
たテーパ面が当接している。このような構成によって、
各遊星ローラ22は太陽ローラ20の回りを公転しなが
ら自転することが可能である。キャリア23は、リング
状の部材であり、中心部の孔には出力軸7が挿入されて
互いに相対回転不能に固定されている。なお、キャリア
23と出力軸7とは一体に形成することも可能である。
【0040】次に、伝動手段4について説明する。伝動
手段4は、ハウジング31、出力軸7、速度検出機構8
等を有している。ハウジング31は、主に、出力軸7の
周りに配置された外壁部32と、その内部に形成された
第1隔壁部33及び第2隔壁部34とから構成されてい
る。図2及び図3に示すように、外壁部32は概ね四角
筒形状である。外壁部32の軸方向出力側(被動装置
側)には、磁気ホイル25をハウジング31内部に収容
するための被検出部材挿入用窓部32aと、センサ26
を取り付けるための2つの検出手段挿入用窓部32bが
形成されている。なお、磁気ホイル25及びセンサ26
は速度検出機構8を構成する部材であり、詳細は後述す
る。
【0041】被検出部材挿入用窓部32aは外壁部32
の一壁面に円周方向に長く形成された矩形形状である。
検出手段挿入用窓部32bは、外壁部32の被検出部材
挿入用窓部32aが形成された壁面とは別の壁面で互い
に対向する二壁面にそれぞれ円周方向に長く形成された
矩形形状である。被検出部材挿入用窓部32aの開口幅
寸法は、磁気ホイル25が挿通しやすいように磁気ホイ
ル25の外形寸法より幾分大きい。検出部材挿入用窓部
32bの開口幅寸法は、センサ26を取り付けるために
センサ26の外形寸法とほぼ同一である。各検出手段挿
入用窓部32bは、被検出部材挿入用窓部32aに比べ
れば円周方向に短くなっている。なお、被検出部材挿入
用窓部32aと検出手段挿入用窓部32bとは、とも
に、径方向に開口している。
【0042】より詳細に説明すると、被検出部材挿入用
窓部32aは外壁部32を出力軸7の第1径方向に貫通
している孔であり、この孔の中心軸(孔の円周方向及び
軸方向の中心を第1径方向に延びる軸)は出力軸7に直
交している。また、検出手段挿入用窓部32bは外壁部
32を出力軸7の第2径方向に貫通している孔であり、
この孔の中心軸(孔の円周方向及び軸方向の中心を第2
径方向に延びる軸)は出力軸7に直交している。
【0043】外壁部32の被動装置側端には第1隔壁部
33が一体的に形成されている。第1隔壁部33は、略
矩形で、出力軸7が貫通する円形の中心孔33aが形成
されている。第1隔壁部33の各角部には、その取付孔
は被動装置に固定するための取付孔が形成されている。
第1隔壁部33の中心孔33a内周面には、出力軸7を
回転自在に支持する第1軸受27が設けられている。第
1軸受27は、当該軸受内から外へ潤滑剤が流出するこ
と、及び当該軸受外から内へ異物が侵入するのを防止す
るシール機能を有するボールベアリングである。また、
第1軸受27は、そのアウターレースが中心孔33aに
嵌合され、軸方向入力側が中心孔33aに形成されたフ
ランジ33cによって支持されている。そして、第1軸
受27のインナーレースには、これの軸方向出力側に出
力軸7に装着されたスナップリング42が係止してお
り、これによりインナレースの軸方向出力側への移動が
禁止されている。
【0044】さらに、第1隔壁部33において、中心孔
33aの両側には一対のセンサ調整用窓部33bが形成
されている。各センサ調整用窓部33bは、外壁部32
に形成された2つの検出手段挿入用窓部32bにそれぞ
れ近接している。センサ調整用窓部33bは、第1隔壁
部33を出力軸7の軸方向に貫通する孔であり、その孔
の中心軸は出力軸7に平行である。この調整用窓部33
bは、その中に位置決め用治具を挿入し、磁気ホイル2
5に対するセンサ26を正確に位置決めするために使用
される。
【0045】第2隔壁部34は、外壁部32に一体的に
形成されているが、第1隔壁部33から軸方向入力側
(減速装置側)に離れている。したがって、第1隔壁部
33と第2隔壁部34との軸方向間には、外壁部32に
覆われた矩形の収容空間部35が確保されている。前述
の被検出部材挿入用窓部32a,検出手段挿入用窓部3
2b及び調整用窓部33bは、収容空間部35に連通し
ており、その意味でそれら窓部は収容空間部35の一部
を構成していると考えても良い。
【0046】第2隔壁部34は、略矩形で出力軸7が貫
通する円形の中心孔34aが形成されている。第2隔壁
部34の中心孔34aの内周面には、出力軸7を回転自
在に支持する第2軸受28が設けられている。第2軸受
28も第1軸受27と同じシール機能を有するボールベ
アリングである。第2軸受28は、そのアウターレース
が中心孔34aによって支持され、軸方向出力側が中心
孔34aに形成されたフランジ34cにウェーブワッシ
ャ36を介して支持されている。また、第2軸受28の
インナーレースは軸方向入力側がキャリア23に当接し
ており、これによりインナーレースの軸方向入力側への
移動が規制されている。
【0047】以上に述べたように、第2隔壁部34及び
第2軸受28によって収容空間部35と減速装置3側の
空間とを軸方向に分離し、さらに第2軸受28にシール
機能を持たせている。したがって、減速装置3内部にグ
リス等の潤滑剤が充填されている場合には、この潤滑剤
が速度検出機構8側に侵入するのを抑えることができ
る。また、減速装置3内で発生したダスト(ドライタイ
プの場合)や摩耗粉が速度検出機構8側に侵入するのを
抑えることができる。したがって速度検出を精度良く行
うことが可能になる。
【0048】前述のように、第1軸受27と第2軸受2
8とは、それぞれ、第1隔壁部33と第2隔壁部34の
内周面に装着され、出力軸7を回転自在に支持してい
る。ここで、第1軸受27と第2軸受28は、磁気ホイ
ル25等(後述)を軸方向に挟んでいるため、軸方向に
互いに離れている。そのため、同じ2個の軸受が軸方向
に近接して配置された構造に比べて、出力軸7のラジア
ル剛性が高くなる。
【0049】第2隔壁部34の減速装置3側には、円周
方向に等間隔で並んだ複数(本実施形態では、6個)の
収納用凹部34bが形成されている。収納用凹部34b
は軸方向出力側に長く延びている。収納用凹部34bに
はコイルスプリング29が配置されている。コイルスプ
リング29は、ワッシャ29aを介して可動リング21
bを常に固定リング21a側に付勢している。これによ
り、各遊星ローラ22の大径ローラ部22aと太陽ロー
ラ20との各接触面と、各小径ローラ部22bと固定リ
ング21a及び可動リング21bとの各接触面とに、所
定の圧接力を与えることができる。したがって、各当接
部はトラクション方式によってトルク伝達され、各遊星
ローラ22は太陽ローラ20の回りを自転しながら公転
することが可能である。
【0050】このように、コイルスプリング29をモー
タ2側ではなく第2隔壁34側に配置し、さらに第2隔
壁34内に配置しているため、回転駆動装置1の軸線方
向寸法が短くなっている。より具体的に説明すると、収
納用凹部34bの底面は、第2軸受28の減速装置3側
端面よりさらに軸方向出力側に長く延びている。このこ
とは、第2軸受28と凹部34bは少なくともその一部
同士が同一の軸方向位置にあり、両者が径方向に重なっ
ていることを意味する。つまり、コイルスプリング29
と第2軸受28が径方向に重なる軸方向寸法分だけ、回
転駆動装置1の軸方向寸法を短縮することができる。
【0051】なお、付勢部材としてコイルスプリングを
用いているため、常に安定した圧接力が得られる。付勢
部材としてはウェーブスプリングを用いても良く、その
場合はコイルスプリングに比較して軸方向寸法が更に短
くなる。また、付勢部材を省略して、インタナルリング
自体が遊星ローラ22に付勢力を作用するような構成で
あってもよく、例えば、コの字断面のリングが遊星ロー
ラを付勢力を作用しながら挟持する構成や、遊星ローラ
の外径部に径方向内方に付勢力を作用するリング部材に
てなる構成等をあげることができる。
【0052】ハウジング31は、さらに、外壁部32か
ら軸方向入力側に延びる筒状の第2外壁部39を有して
いる。第2外壁部39は外壁部32と一体に形成され、
減速装置3の周囲を覆っている。つまり、第2外壁部3
9は減速装置3のハウジングを構成している。第2壁部
39の外壁面は、外壁部32と同じ四角筒形状で、その
内壁面は減速装置3の遊星ローラ22の公転軌道に沿っ
た大径の円筒形状と、キャリア23の外径に沿った小径
の円筒形状とからなる。第2外壁部39の先端(モータ
2側)は、ブラケット10の支持部材10dに当接し、
前述のボルト9によって互いに固定されている。以上の
ように、伝動手段4のハウジングと減速装置3のハウジ
ングが一体形成されているため、部品点数が少なくなる
とともに構成が簡単になる。
【0053】出力軸7は、減速装置3から被動装置側に
延びる軸であり、減速装置3側端にはキャリア23が固
定されている。出力軸7はモータ2の回転駆動軸14と
同心に配置されている。出力軸7は、前述のように、ハ
ウジング31内で第1隔壁部33及び第2隔壁部34を
貫通している。より詳細には、出力軸7は、第1隔壁部
33においては中心孔33aに装着された第1軸受27
によって回転自在に支持され、第2隔壁部34において
は中心孔34aに装着された第2軸受28によって回転
自在に支持されている。
【0054】速度検出機構8は、ハウジング31の収容
空間部35内に配置され、減速装置3の出力回転速度を
検出するための機構である。速度検出機構8は、磁気式
ロータリー形エンコーダであり、出力軸7の外周面に回
転不能に係止された磁気ホイル25と、磁気ホイル25
の外周面と径方向に所定の間隙をあけて配置された1対
の磁気センサ26とを有している。磁気ホイル25は、
概ね円板状のプラスチックマグネットであり、出力軸7
が貫通する中心孔25aを有している。磁気ホイル25
の外周部には、円周方向に例えば650個程度のN極、
S極が交互にかつ等間隔に着磁されて形成されている。
【0055】磁気ホイル25と出力軸7の係止構造につ
いて説明する。図4に示すように、磁気ホイル25のモ
ータ2側面には、中心孔25aの径方向に対向する2箇
所に径方向に直線で延びる1対の溝25bが形成されて
いる。また、出力軸7の軸方向中間付近には径方向に貫
通する孔7aが形成され、その中に回り止めピン30が
嵌められている。回り止めピン30の両端は、出力軸7
の外側に突出し、1対の溝25bにはまり込んでいる。
そのため、係合状態では磁気ホイル25は出力軸7と一
体回転するようになっている。また、回り止めピン30
の長さは、1対の溝25bの径方向外側端同士の間の長
さより短く、また、第2隔壁部34の中心孔34aの径
より短くなっている。
【0056】回り止めピン30と1対の溝25bとは軸
方向に容易に係合及び離脱が可能であり、取付性が向上
している。また、第1軸受27と磁気ホイル25との間
にはウェーブワッシャ41が配置され、ウェーブワッシ
ャ41は磁気ホイル25を回り止めピン30側に付勢し
ている。このため、磁気ホイル25は回り止めピン30
に係合した状態を維持している。
【0057】なお、磁気ホイル25を出力軸7に一体回
転不能に固定する方法としは、セットボルトを用いて磁
気ホイルを出力軸にネジ止めすることもできる。その場
合には、ネジ孔を確保するために一定の軸方向寸法を有
する肉厚部分を確保することが必要となってしまう。そ
のため、軸方向寸法が限定されている場合にはネジ孔の
形成が困難になるという問題が生じる。また、回り止め
ピン30と溝25bを互いに係合させる部材としてウェ
ーブワッシャの代わりにスナップリングを用いることも
できる。しかし、その場合には、磁気ホイルに掛ける予
圧が安定せず、磁気ホイルの幅公差を精密に設定しなけ
ればならない。また、部材が熱膨張しても、ウェーブワ
ッシャは磁気ホイル25に常時所定の予圧が付与される
ので取付精度に歪みが生じにくい。以上の点において、
本実施形態の構造は優れている。
【0058】1対の磁気センサ26は、それぞれ磁気抵
抗効果素子(MR素子)からなるものであり、互いに対
向する位置(180°間隔)に配置されている。より詳
細には、各磁気センサ26は、各検出手段挿入用窓部3
2bに配設されている。各磁気センサ26のMR素子は
磁気ホイル25に近接しており、その近接部分はセンサ
調整用窓部33bに対応している。
【0059】コントローラ5は、水晶発振器、分周器、
位相差検出手段、駆動パルス出力手段等を含む制御回路
であり、2つの磁気センサ26からの検出出力に基づい
て、出力回転速度が所望の設定値になるようにモータ駆
動パルスを出力する回路である。また、ドライブ装置6
は、コントローラ5からの駆動パルスに基づいてモータ
2を駆動するための装置である。コントローラ5及びド
ライブ装置6を構成する部品等はベース基板10cに実
装されている。
【0060】上述したコントローラ5及びドライブ装置
6は、速度検出機構8の速度検出結果に基づいてモータ
2の駆動状態を制御する機能を実現するためのフィード
バック制御手段である。
【0061】(2)動作 モータ2において、ステータ11に所用電力が通電され
ると、ステータ11とロータ12のロータマグネット1
6との電磁的作用により、ロータ12が回転駆動され
る。この結果、回転駆動軸14が回転し、この回転は減
速装置3に入力される。この回転は、太陽ローラ20、
遊星ローラ22及びインタナルリング21のそれぞれの
外径、内径によって決まる減速比によって減速され、キ
ャリア23及び出力軸7を介して出力される。
【0062】磁気ホイル25及び1対の磁気センサ26
によって出力軸7の回転速度がパルス信号として検出さ
れ、このパルス信号はコントローラ5に入力される。コ
ントローラ5では、2つの磁気センサ26の検出信号を
比較演算することにより、磁気ホイル25が正しく取り
付けられている状態での出力軸7の回転信号を合成す
る。そしてこの合成信号と、回転基準パルス(出力軸7
の均一回転に対応するパルス)との位相差を検出し、こ
の位相差がなくなるような制御信号がドライブ装置6に
入力される。なお、この制御に関しては、特開平11−
341854号公報に詳しく記述されている。そして、
ドライブ装置6からの駆動信号によってモータ2の回転
速度が増減される。
【0063】このようなフィードバック制御によって、
減速装置3の出力回転速度が所望の設定速度になるよう
にモータ2の回転速度が制御される。 (3)組立 次に、図3を用いて、伝動手段4の組立動作について説
明する。なお、図3は各部材の関係を説明するための概
略図であり、形状等を単純化している。
【0064】出力軸7には、あらかじめ第2軸受28及
びウェーブワッシャ36を組み付け、さらに回り止めピ
ン30を嵌入しておく。次に、磁気ホイル25を被検出
部材挿入用窓部32aから矢印Yの方向に案内し収容空
間部35に仮配置する。そして、出力軸7をハウジング
31内に第2隔壁部34から第1隔壁部33に向けて挿
入していく。出力軸7の先端は、第2隔壁部34の中心
孔34aを貫通し、次に磁気ホイル25の中心孔25a
内を貫通し、さらに、第1隔壁部33の中心孔33a内
を貫通し、第1隔壁部33の外部に突出する。このと
き、回り止めピン30は、第2隔壁部34の中心孔34
aを通過し、磁気ホイル25の溝25b内に入り込む。
次に、ウェーブワッシャ41を出力軸7の先端からはめ
込んで第1隔壁部33の中心孔33a内に挿入する。さ
らに、第1軸受27を出力軸7の先端からはめ込んで、
中心孔33aのフランジ34cに当接するまで押し込ん
で、スナップリング42を出力軸7の外周面に取り付け
る。なお、ウェーブワッシャ41は、第1軸受27のイ
ンナーレースと、磁気ホイル25の内周部との間で軸方
向に圧縮されている。そのため、磁気ホイル25は、回
り止めピン30に回転方向の移動が規制され、しかも、
回り止めピン30とウェーブワッシャ41とに挟まれて
軸方向移動が規制されて、出力軸7に固定されている。
【0065】続いて、磁気センサ26を検出手段挿入用
窓部32bに取り付ける。その際に、磁気センサ26の
MR素子と磁気ホイル25外周面との間の距離を正確に
設定する必要がある。そこで、調整用窓部33bから位
置決め用治具(その微小間隙幅と同寸法の肉厚の隙間ゲ
ージ)を挿入し、磁気ホイル25とMR素子との間に治
具を挟み付けるように磁気センサ26を第2径方向に移
動させる。磁気センサ26がその治具に当接した状態で
この磁気センサ26を固定し、治具を抜き取ると、磁気
ホイル25とMR素子との間に所望の微小隙間が確保さ
れている。この結果、一体成形されたハウジング31の
内部に速度検出機構8を収容することとなっても磁気セ
ンサ26の取付を極めて高い精度で、かつ、簡単に行う
ことができる。なお、磁気ホイル25とMR素子との間
は例えば数十μmである。この後、被検出部材挿入用窓
部32a、検出部材挿入用窓部32b及び調整用窓部3
3bは、収容空間部33内に埃等が浸入するのを防止す
るために封止用テープ(図示なし)が貼り着けられる (4)作用効果 本願発明の特徴は「ハウジングが一体成形されているこ
と」であり、これにより以下の効果が生じる。
【0066】部品点数の低減 従来、複数の部品で構成していたハウジングを一体成形
により構成すること、第2隔壁部と第2軸受により速度
検出機構への不純物を防止するためだけの部材(シール
部材)が不要となることで、全体としての部品点数を低
減できた。
【0067】ハウジング製造コストの低減 一体成形であるため、高精度の複雑な形状を短い工数で
製造できるようになり、製造コストが低減できた。
【0068】部品取付の容易化 一体成形で比較的複雑な形状のハウジングとなり、速度
検出機構や軸受等の取付性を損なう恐れがあるが、本願
発明で各窓部を適切に配置することで、速度検出機構や
軸受等の部品の取付性を損なうことなく容易にすること
ができた。
【0069】組立工数の低減 従来に比べ部品点数が少なくなったこと、及び部品取付
を容易にする窓等の追加形状をハウジングに用意したこ
とから、全体としての組立工数が少なくなった。
【0070】組立精度の向上 従来の複数部品の構成では、個々の部品誤差に加えて組
立誤差が蓄積され全体として精度向上は困難であった
が、ハウジングを一体成形することで組立誤差がなくな
った。これによりハウジング面を基準に組み立てること
が容易にでき、組立精度が向上した。
【0071】部品自体の性能向上 ハウジングの表面精度と剛性の向上により、組立精度と
強度が向上した。その結果高い回転精度及び長期間の運
転に耐えうる強度を実現できた。加えて速度検出機構へ
の防塵性が向上し、長期間の安定運転が可能になった。
【0072】ラジアル荷重の強化 速度検出機構を出力側に設けたため、出力軸を支える一
対のベアリング間隔を広くすることができた。これによ
り先行例に比較して高いラジアル荷重性が実現できた。
【0073】本が発明では軸方向に短くする狙いは少
ないと考えられる。 2.第2実施形態 前記実施形態では磁気センサは2つ設けられていたが、
図5に示すように一方の磁気センサを省略し、磁気セン
サ26を1つとしてもよい。これに伴い、一方の検出手
段挿入用窓部32b及び一方の調整用窓部33bも省略
できるが、その他の基本的な構造は前記実施形態と同様
である。
【0074】3.第3実施形態 前記実施形態では、何れも、被検出部材挿入用窓部32
a及び検出手段挿入用窓部32bが別々に設けられてい
たが、図6及び図7に示すように、磁気センサ26を被
検出部材挿入用窓部32aに取り付けて、検出手段挿入
用窓部32bを省略しても良い。従って、被検出部材挿
入用窓部32aは、磁気ホイル25を収容空間部35内
に挿入する機能と、磁気センサ26を配設する機能とを
有していることになる。また、調整用窓部33dは、磁
気センサ26に対応させて第1隔壁部33の上部に設け
られている。この場合、被検出部材挿入用窓部32aは
磁気センサ26に比べて十分大きい寸法なので、磁気セ
ンサ26の取付には、窓部32aとの間にスペーサ等を
介在させるなどするとよい。
【0075】4.第4実施形態 前記実施形態では何れも検出手段用窓部33eが外壁部
32に設けられていたが、図8に示すように、ハウジン
グ31の第1隔壁部33に磁気センサを取り付けるため
の検出手段挿入用窓部33eを設けても良い。検出手段
挿入用窓部33eはこの孔の中心軸が出力軸7に対して
平行となるよう開口している。調整用窓部を設ける場合
は外壁部に設けるとよい。勿論、磁気センサを一対設け
て検出精度の向上を図ってもよい。
【0076】5.第5実施形態 前記実施形態の磁気的検出機構の代わりに、光学的検出
機構を用いても良い。図9に示すように、速度検出機構
51は、光学式ロータリー形エンコーダであって、パル
ス円板52と、投光器及び受光器を含む光検出器53と
を有している。パルス円板52の外周部には、複数のス
リット等の光透過部が円周方向に等間隔に並べて配置さ
れている。光検出器53はコ字状であり、その隙間にパ
ルス円板52の光透過部が形成された部分が侵入してい
る。パルス円板52はホイル55に固定されている。ホ
イル55の構造及び他の部材との関係は前記実施形態の
磁気ホイルと外形寸法が小さい以外は同様であるのでこ
こでは説明を省略する。光検出器53は被検出部材挿入
用窓部32aに固定され、装置内部に入り込むように組
み込まれている。
【0077】6.他の実施形態 ハウジングの外壁部は、概ね四角筒形状に限定されず円
筒形状であってもよい。
【0078】窓部の形状は、矩形に限定されず、円形等
各種形状であってよい。前記実施形態では、減速装置を
構成する部材をローラ等の摩擦車とし、太陽ローラと各
遊星ローラとの間、各遊星ローラとインタナルリングと
の間をトラクション方式としたが、トラクション方式は
その一部でもよい。さらに、親子型と呼ばれる減速装置
や特願2000−307496号で開示された減速装置
でもよい。
【0079】
【発明の効果】本発明に係る回転駆動装置では、従来、
複数の部品で構成していたハウジングを一体成形により
構成すること、第2隔壁部と第2軸受により速度検出機
構への不純物を防止するためだけの部材(シール部材)
が不要となることで、全体としての部品点数及び加工工
数を低減でき、加えてハウジングの剛性及び組立精度の
向上が図られ、更に速度検出機構が汚染されないため長
期間安定に動作することができる。また、速度検出機構
の配置に絡む各種窓部をハウジングに設けることで、一
体成形されたハウジングであっても速度検出機構を高精
度かつ簡単に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による回転駆動装置の断
面構成図。
【図2】図1のII矢視図で、当該回転駆動装置の正面
図。
【図3】伝動手段の分解斜視図。
【図4】磁気ホイルと出力軸の係合状態を示す図。
【図5】第2実施形態による回転駆動装置の正面図。
【図6】第3実施形態による回転駆動装置の断面構成
図。
【図7】図6のVII矢視図。
【図8】第4実施形態による回転駆動装置の正面図。
【図9】第5実施形態による回転駆動装置の断面構成
図。
【符号の説明】
1 回転駆動装置 2 モータ 3 減速装置 4 伝動手段 5 コントローラ 6 ドライブ装置 7 出力軸 8 速度検出機構 25 磁気ホイル(被検出部材) 25b 溝(第2係合部) 26 磁気センサ(検出手段) 27 第1軸受 28 第2軸受 29 コイルスプリング(付勢部材) 30 回り止めピン(第1係合部) 31 ハウジング 32 外壁部 32a 被検出部材挿入用窓部(第1窓部) 32b 検出手段挿入用窓部(第2窓部) 33 第1隔壁部 33b 調整用窓部 34 第2隔壁部 35 収容空間部 39 第2外壁部 41 ウェーブワッシャ(弾性部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若松 俊男 京都府長岡京市神足寺田1番地 日本電産 シンポ株式会社内 (72)発明者 渋谷 正洋 京都府長岡京市神足寺田1番地 日本電産 シンポ株式会社内 Fターム(参考) 3J051 AA01 BA04 BB06 BC01 BD02 BE03 EA02 EB04 FA10 5H550 AA04 AA14 BB04 BB08 CC06 DD01 GG03 HA06 HB07 JJ02 JJ30 LL05 LL08 LL56 PP02 5H607 AA06 AA12 BB01 BB14 BB17 BB26 CC03 CC07 DD19 EE33 HH03 HH08 HH09

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動源としてモータを使用し、被動装
    置を回転駆動するとともに、出力回転速度を検出して、
    モータの駆動回転速度をフィードバック制御する回転駆
    動装置であって、 前記モータによって駆動される減速装置と、 前記減速装置から前記被動装置側に延びる出力軸を有
    し、前記減速装置の出力を前記被動装置に伝える伝動手
    段と、 前記減速装置の前記被動装置側に配置され、前記出力軸
    の回転速度を検出するための速度検出機構と、 前記出力軸及び前記速度検出機構の周囲を覆う外壁部
    と、前記外壁部の前記被動装置側に一体に形成され前記
    出力軸が貫通する第1隔壁部と、前記外壁部の前記減速
    装置側に一体に形成され前記出力軸が貫通する第2隔壁
    部とを有するハウジングと、 前記第1隔壁部の内周面と前記出力軸との間に配置され
    た第1軸受と、 前記第2隔壁部の内周面と前記出力軸との間に配置され
    た第2軸受とを備え、 前記第2隔壁部は、前記第1隔壁部及び前記外壁部とと
    もに前記速度検出機構が設置される収容空間部を形成
    し、前記減速装置と前記速度検出機構とを軸方向に分離
    していることを特徴とする、回転駆動装置。
  2. 【請求項2】前記ハウジングには、前記速度検出機構を
    前記収容空間部に設置するための窓部が形成されてい
    る、請求項1に記載の回転駆動装置。
  3. 【請求項3】前記窓部は、前記外壁部を前記出力軸の径
    方向に貫通しており、 前記窓部の中心軸は、前記貫通方向に延びて前記出力軸
    に直交している、請求項2に記載の回転駆動装置。
  4. 【請求項4】前記速度検出機構は、検出手段と、前記出
    力軸と一体回転し前記検出手段によって検出される被検
    出部材とからなり、 前記窓部は、前記被検出部材を前記収容空間部内に設置
    するための第1窓部と、前記検出手段が配設される第2
    窓部とを有する、請求項3に記載の回転駆動装置。
  5. 【請求項5】前記第1窓部は、前記外壁部を前記出力軸
    の径方向に貫通しており、 前記第1窓部の中心軸は、前記貫通方向に延びて前記出
    力軸に直交しており、 前記第2窓部は、前記外壁部を前記出力軸の径方向に貫
    通しており、 前記第2窓部の中心軸は、前記貫通方向に延びて前記出
    力軸に直交している、請求項4に記載の回転駆動装置。
  6. 【請求項6】前記ハウジングには、前記検出手段を配設
    する際に取付位置を調節するための調整用窓部が設けら
    れている、請求項4又は5に記載の回転駆動装置。
  7. 【請求項7】前記調整用窓部は、前記第1隔壁部を前記
    出力軸の軸方向に貫通しており、 前記調整用窓部の中心軸は、前記貫通方向に延びて前記
    出力軸に平行である、請求項6に記載の回転駆動装置。
  8. 【請求項8】前記速度検出機構は磁気センサであり、 前記検出手段は、磁束の変化を検出する少なくとも1つ
    の磁気的検出手段であり、 前記被検出部材は、着磁部を有する被磁気的検出部材で
    ある、請求項4〜7のいずれかに記載の回転駆動装置。
  9. 【請求項9】前記速度検出機構は光学センサであり、 前記検出手段は、光学的な変化を検出する少なくとも1
    つの光学的検出手段であり、 前記被検出部材は被光学的検出部材である、請求項4〜
    7のいずれかに記載の回転駆動装置。
  10. 【請求項10】前記被検出部材は、前記出力軸に対して
    軸方向に移動可能に嵌合する中心孔を有する略円板状で
    あり、 前記出力軸は第1係合部を有し、 前記被検出部材は、前記第1係合部に対して相対回転不
    能に係合しかつ軸方向に着脱自在である第2係合部を有
    し、 前記第1係合部と前記第2係合部が互いに係合するよう
    に前記被検出部材を軸方向に付勢する弾性部材をさらに
    備えている、請求項に4〜9のいずれかに記載の回転駆
    動装置。
  11. 【請求項11】前記第2係合部は前記被検出部材の前記
    減速装置側の面に形成され、 前記弾性部材は前記第1軸受と前記被検出部材との間に
    配置されている、請求項10に記載の回転駆動装置。
  12. 【請求項12】前記減速装置は、 前記モータの回転が入力される太陽車と、 前記太陽車と同心に配置されたインタナルリングと、 前記太陽車に当接し、前記インタナルリングからの付勢
    力を受けながら当接する複数の遊星車と、 前記複数の遊星車を支持し、前記出力軸に連結されたキ
    ャリアと、を有している、請求項1〜11に記載の回転
    駆動装置。
  13. 【請求項13】前記モータの出力軸は、前記減速装置の
    前記太陽車を構成する、請求項12に記載の回転駆動装
    置。
  14. 【請求項14】前記第2隔壁の前記減速装置側の面には
    前記付勢部材を収容する凹部が形成されており、 前記凹部の底面は、前記第2軸受の前記減速装置側端面
    よりさらに前記被動装置側に位置している、請求項12
    又は13に記載の回転駆動装置。
  15. 【請求項15】前記ハウジングは、前記外壁部から一体
    に形成され前記減速装置の周囲を覆う第2外壁部をさら
    に有している、請求項1〜14のいずれかに記載の回転
    駆動装置。
  16. 【請求項16】前記減速装置を回転駆動するモータをさ
    らに備えている、請求項1〜15に記載の回転駆動装
    置。
  17. 【請求項17】前記速度検出機構からの検出に基づい
    て、前記モータの駆動速度をフィードバック制御するフ
    ィードバック制御手段をさらに備えている、請求項1〜
    16のいずれかに記載の回転駆動装置。
JP2001131793A 2001-04-27 2001-04-27 回転駆動装置 Expired - Lifetime JP4695287B2 (ja)

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